2010年02月09日

浦和レッズ 啓太x柏木

補強を中心に今季のJ1クラブの戦力レビュー。

NFLも終了したことだし、テンポを上げて
J1開幕までに全クラブをレビューしたい。

そんなこのシリーズも、折り返しの第9回。

今回は、日本のビッグクラブ、浦和レッズ。


オフシーズンの動向を一言では、
「即戦力志向への転換」


高原、三都主、梅崎、エジミウソン、と活発に動いた一昨シーズン。

下部組織から4人(飛び級の原口を入れれば5人?)
を一気に昇格させた、はえぬき志向の昨シーズン。

これらと比べ今季は、監督主導で適所に即戦力を追加する、着実な冬になった印象。

移籍で層が薄くなったポジションや、スタメンの高齢化が進むポジション、
への補充の意図が大きそうだ。

スターの柏木を除いて。


IN
 宇賀神 友弥 (流通経済大)
 柏木 陽介 (広島)
 高崎 寛之 (水戸 レンタル→復帰)
 スピラノビッチ (1.FCニュルンベルク(ドイツ))
 ウィルフリード・サヌ (1.FCケルン(ドイツ) レンタル)
OUT
 橋本 真人 (栃木)
 赤星 貴文 (山形からレンタル復帰→未定)
 近藤 徹志 (岡山)
 田中 マルクス闘莉王 (名古屋)
 小池 純輝 (水戸)


やはり、柏木の存在感は大きい。

ACL出場権を持った広島から、意を決して移籍してきた彼には、
是非とも成功して欲しいと思うが、その可能性は高いと予測する。


私見だが、ここ数シーズン、レッズの好不調の波は、
鈴木啓太のコンディションの良し悪しと、極めて高い相関があったと考える。

守備が巧いのはもとより、彼が特に素晴らしいと思うのは、
その守備力をベースとした、守→攻への切り替え。

いいときの彼は、高い位置でボールを奪い、そのあとが速い。

だから、広大なスペースを使った3対3、といったような、
前線の攻撃陣がその能力を存分に発揮できる状況を作り出す。

阿部はマイボールの状況に、細貝は相手ボールの状況に、優れているが、
チームのギアチェンジの役割としては、啓太が素晴らしい。

彼がよくない時には、必然的にボールを奪う位置が下がり、
レッズが攻撃を始める頃には、相手の守備は整ってしまうことが多々あった。


柏木の獲得は、そのチームのコア部分を助ける意味で、正解に近い選択と思う。

もちろん啓太に代わって同じ役目をする、という意味ではなく、
彼の前の位置で、抜群の運動量を活かしたプレーが、ギアに油を差す。

高い位置でボールを奪うため、相手のボールを運ぶコースを限定し、
啓太が突っかけた結果、生まれたルーズボールをいち早く拾う。
レッズに不足していたパーツかもしれない。

さらに、柏木ならば、マイボールにしてからの速攻にも参加してくる。
それが技術とアイディアに富んでいるから、相手にとっては脅威だ。


啓太が07年までの状態に戻れないとしても、
柏木がチームにフィットすれば、レッズは生まれ変わると思う。

逆に言えば、それまでにどの程度の時間を要するか、
今季の序盤はそれ次第ではないだろうか?

posted by sakasama |23:44 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(1)
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