2009年12月17日

プロ選手にとって年俸とは?

蹴球愛文は、強い興味を持った話題には、
サッカーを離れて他の競技界についても触れていきたい。
特にスポーツビジネスについては。

メジャーリーガーの松井秀喜選手が、
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと
年俸650万ドルの1年契約を結んだことについて。

これは、ニューヨーク・ヤンキースが払っていた額の約半分。
それも4年契約だった。

選手としての価値が下がったわけではない。
ヤンキースは昨年までと同等の額を提示することが予想されていた。

松井選手の決断は、エンゼルスの起用方針が、
指名打者に加え週1、2試合は左翼手のポジションで出場させる意向であること、
によってもたらされた。
(ヤンキースは、あくまで指名打者での起用を名言していた。)


レフトを守ること、が松井選手のキャリアにとって
それほど大きな意味を持つこと、は正直よく理解できない。

しかし、少なくともそのこだわりには、
彼が思い描くプレースタイルが、他の選手と年俸の額面を競うよりも
大事なことである、そんなメッセージを感じる。


その姿にはプロを感じる。


プロは金銭を受け取ってプレーすることは必須だが、
その額面が評価の全てではない、と思う。

そもそも、チームの経営状況によっても異なるし、
一定の目標額が満たされれば、他の条件を
チームやファンやスポンサーに認めてもらうことの方が、周りの全ての人にとって有意義だ。

それは、今回の松井選手のようにプレースタイルかもしれないし、
チーム強化のあり方や、ファンサービスのあり方かもしれない。

「よそのあの選手がいくらもらったから」といった理屈は、
ある程度は基準として用いる指標ではある。しかし、
その主張を当たり前のようにしている選手に、ちょっと首を傾げたくなることがある。

昨日、パ・リーグを代表する投手が、球団の提示した額を保留、
「沢村賞のすごさがわかっていない」
「よその球団のエースはそれなりの待遇をされている」
と会見で話したそうだ(全てのコメントを聞いたわけでないけど)。

それなら彼は、鉄道員や販売員として毎日働いて、
赤字事業を補填している親会社の社員さんたちのすごさをわかっているのだろうか?

  • 共通ジャンル:

posted by sakasama |23:02 | スポーツビジネス | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/sakasama/tb_ping/13