2006年10月26日

アドマイヤムーンが天皇賞をどうしても勝ちたい理由

いろいろありましたが、今週は天皇賞です。

一連のディープ騒動で、競馬のイメージは地に堕ちた感が。その上、期待してた三冠馬も生まれなかったし。嗚呼……

ディープインパクトが悪いんじゃないし、サムソンの問題でもないのはいうまでもありません。ですが、取り巻く人間たちの様々な問題で、せっかく盛り上がった競馬熱が廃れていくのは、非常に寂しい限り。「日ハムの新庄が大活躍するも日本シリーズ最終戦で負け、引退したあとに女性&金銭問題が発覚」みたいなカンジでしょうか(あ、ちがう?)。

ともあれ、ディープの行く末はジックリ見守るとして、今週は混戦天皇賞を楽しみましょう。

さて、注目はやはりユタカさんが乗る3歳馬・アドマイヤムーン。
「ディープが天皇賞に出走することになっても、ユタカさんはアドマイヤムーンに乗らざるを得ないだろう」という話を以前に書きましたが、これで晴れてアドマイヤムーンに乗れることになりましたね。

このアドマイヤムーンは近藤利一氏の持ち馬ですが、以前近藤氏を取材させてもらった際、こうした話をうかがいました。

昨年の天皇賞秋に、天皇陛下が東京競馬場にご来場になったのを覚えていらっしゃるでしょうか? 松永幹夫騎手が手綱を取ったヘヴンリーロマンスが勝ったレースです。
実はこの「天覧競馬」実現に向け、近藤氏はずいぶん前から様々な働きかけをしていたそう。ですから「天覧競馬」の実現が決まったとき、「天覧・天皇賞を勝ちたい」と心底願ったというのです。

そんな大役を背負わされたのがアドマイヤグルーヴ。当時、ゼンノロブロイが圧倒的な力を誇示していたとはいえ、あのエアグルーヴ(97年の天皇賞秋で優勝!)の仔だけに、オーナーも大きな期待を持って送り出したのでしょう。しかし突然の新潟中越地震の発生で、天覧競馬は一年延期に。アドマイヤグルーヴも、この天皇賞秋は3着に敗れました。

そんな近藤氏だけに、天皇賞に賭ける思いは格別。今日の『日刊スポーツ』には「ダービー2勝と、天皇賞のどちらか、って聞かれても、天皇賞が欲しいぐらいなんだから」という近藤氏の言葉が紹介されています。
奥さん名義の馬を除けば、近藤氏の馬の天皇賞秋出走はアドマイヤムーンで2頭目。
これは狙ってますよ!(^^)!


■編集S(♀)


追伸●昨日、吉田隼人ジョッキーのインタビューをしてきました。

hayato

もちろん端正な顔立ちはお兄さんと似ていますが、かなり負けず嫌いの性格のようですね。今年は重賞も制し、乗れてるので、インタビューの冒頭で「最近頑張ってますね!」と始めたら、「頑張ってる、という意味なら、2年前のほうがずっと頑張ってました。人は結果しか見ないから、成績が上がっていくると『頑張ってるな』って思う。ホントは結果がついてこない時期のほうがずっと頑張っていたのに……」と、寂しい目をされてしまいました(T_T)/~~~

この模様は来月号の『最強の法則12月号』でお届けしますので、お楽しみに!!


posted by 編集S(♀) |16:56 | GⅠレース | トラックバック(8)
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2006年10月20日

ディープ騒動でもっとも腹立たしいこと

昨日夕方のニュースは衝撃でした。
「ディープから禁止薬物反応」という報道は、オリンピックのメダリストにおけるドーピング違反級の扱い。

今日の日刊スポーツにはこんな記述があります。
『インパクトにはあまり知られていない弱点があり、気管支が炎症気味のとき、イプラトロピプムに似たぜんそく薬(日本では禁止されていない)を吸引させていた。気管支が拡張されて呼吸が楽になり、走るスピードが増す。……』

そういえば現在発売中の本誌『競馬最強の法則11月号』の企画では「JRA現役ノド鳴り危険場警告一覧」という企画をやっています。


20061020-03.JPG

ディープの今回の一報を聞いて、思い出したのはこの企画のことでした。まさかディープはノド鳴りではないでしょうが(ノド鳴りの馬は、呼吸をするときに大きな音がするので、調教中の馬に近づけばだいたいわかるそうです。ですが、なかなか厩舎陣営はカミングアウトしてくれないので、本誌企画では調教現場での「音」をたよりに「ノド鳴り疑惑馬リスト」を掲載しています。お見逃しなく!)、それらの馬にも同じ効果が得られる薬が使われているようです。

なぜディープがその薬を使ったかは定かではありません。上記の「気管支が炎症気味のとき」というのはどんな状態かわからないし、「フランス到着時に風邪を引いていた」という関係者もいます。とにかく、何でこの薬が体に入っちゃった(新聞では「吸引」ともありますが)んでしょうか?

フランスの競馬関係者の陰謀? なんて説もあるようですが、この日刊スポーツにあるように「薬物への意識甘い陣営」ということはいえるでしょう。初の欧州遠征だったわけですから、池江厩舎陣営の経験や準備が足りなかったことは充分に考えられます。
でも、ディープ・クラスの馬の海外遠征なんだから、過去に遠征経験のある厩舎関係者やJRAが全面バックアップしてこうした事態を防ぐべきだったのではないか、と編集部で話題になりました。

そしてもう一点。昨日のJRA幹部の会見はお粗末でした。「ザ・官僚」的な答弁を繰り返し、「厩舎陣営の問題で、こちらには一切責任はない」という姿勢はあきれるを通り越して、怒りさえ感じました。
昨年のダービー・デーには、まだ勝ってもいないのにディープインパクトのポスター付きレープロを競馬場内で配ったり、等身大フィギュアを登場させたり。遂には、この凱旋門賞用にテレビCMを流したりしていました。

JRAが、ここまで一頭の馬に固執したプロモーションを展開したことがかつてあったでしょうか? それを悪いとはいいません。ただ「公正競馬」を掲げるJRAにしては、かなり思い切った「偏りある」プロモーションだなぁ、と個人的に感じていました。

結果的に、ディープインパクトの人気は大きなムーブメントになり、一般ファンにも知れ渡ることになりました。ですが、こうしたことができたのも、すべて馬主、そして厩舎関係者の理解と協力があったから。
それなのに、問題が起きた途端「JRAとしてはコメントできる立場にありません」を連発するとはホントにヒドイ。ったく、JRAのお役所体質、ここに極まれりといったところ。確かにフランスでの事件だし、日本では禁止薬物ではないのでしょうが、これだけのビッグ・ニュースです。JRAは看板馬としてディープを散々利用したこともあるんだし、今回の真相究明には積極的に動くべきだと考えます!


そういえば昨日、あるカメラマンがいっていました。「ディープとサムソンでは、同じ三冠挑戦でも扱いに差がありすぎる」って。確かに「無敗の三冠馬」と「6敗の三冠馬」には差があって当然かもしれませんが、去年のディープ・フィーバーを思い起こすと、寂しい気がしてなりません。


■編集S(♀)

追伸●ノド鳴り馬の話が出ましたが、ノド鳴りをカミングアウトし、手術を乗り越えたダイワメジャーが毎日王冠を勝ちました。

20061020-02.JPG

東京競馬場の検量室前には、走り終わった直後の同馬の大きな息遣いが響いていました。手術をしたといいますが、完全に治ったわけではないようで、ホントに苦しそう。それでも一生懸命走った馬に、涙が出そうになりました。

管理している上原師も喜びひとしお。「長かったぁ」と破顔一笑。


posted by 編集S(♀) |13:10 | ディープインパクト | トラックバック(6)
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2006年10月19日

なぜサムソンは人気が出ないのか

いい天気が続いていますね。

週間天気予報を確認しましたが、週末の淀競馬場もお天気→くもりの予報ですので、気持ちのいい菊花賞が見られそうです。とはいえ、サムソンは重馬場上手。少々湿っていたほうがいいだけに、土曜日に雨が降れば……。とはいえ、土曜日も晴れ予報です(ーー;)

サムソン

さて、サムソンに三冠馬になって欲しいひとつ目の理由を前回書きましたが、今回はもうひとつ。ポイントはサムソンのお父さんにあります。

アタシはこの業界において多分もっとも血統を知らない競馬雑誌編集者だと思うので、偉そうなことはいえませんが、サムソンのお父さんがオペラハウスだ、というくらいは知ってます。
オペラハウスの仔といえば、やっぱテイエムオペラオー。和田竜ジョッキーと皐月賞を制したのは、もう7年前。引退までにGIを7勝したスーパー・ホースでした。クラシックはナリタトップロードとアドマイヤベガ、古馬になってからはメイショウドトウと、好敵手に恵まれて競馬が大いに盛り上がりましたね。

でも正直、一般世間においてテイエムオペラオーは、あんまり認知度は高くありませんでした。当時、OLをしていた友人には、この名前を知っている人間はほとんどいませんでしたから。「こんなに強い馬なのに、やっぱ競馬はマイナーなんだな……」。そう感じたのを覚えています。

今年、ディープインパクトの出現に世間は沸きました。トシ喰ったアタシの友人たちですら「ディープは次、いつ走るの?」と聞いてくるように。まさに劇的な変化でした。でも「菊花賞っていつなの?」と聞かれることはありません。
ディープ人気で少し競馬が話題になり、そこへ三冠馬が誕生しようとしています。なのに、イマイチ盛り上がらない。一体、この差は何なのでしょう?

ディープは海外遠征をしたし、鞍上は伊達男・武豊だし、社台グループ生産馬だし……人気をあおる要素が詰まっています。
でも、やっぱりこの大きな差を作っている要素は、個人的には「出自」、つまり血統にあるのではないかと考えています。

サムソンの父オペラハウスは「大穴一発屋」タイプ。オペラオーのほかにもアクティブバイオとかオペラシチーなんかも輩出していますが、やっぱり三振かホームランかというタイプの種牡馬に思えます。方やディープは、一斉を風靡したサンデーサイレンスの仔(くしくもディープはその父・サンデーサイレンスが死んだ日に生まれているだけに「SSの生まれ変わり」と表現する人もいます)。良血のお坊ちゃんなのです。

血統に裏打ちされたディープインパクトと、一発屋の父から生まれたメイショウサムソン。
競馬はギャンブルなんだから、後者を応援したくなるのは当然ですよね(^^ゞ

長くなりましたが、そんな理由でアタシはメイショウサムソンを応援しています。
「格差社会」などといわれる世知辛い世の中だし、良血・ディープインパクトに憧れるのは当然の感情。でも、競馬はギャンブル。一発逆転の夢を追わないで、どうする!
と、強く主張します!!

有馬で、この2頭のガチンコ対決が見たいものです。

■編集S(♀)



posted by 編集S(♀) |13:44 | GⅠレース | トラックバック(1)
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2006年10月16日

三冠馬誕生は、もはや必要不可欠なもの 

菊花賞が迫ってきました。

ようやくディープ・ショックが抜けたのはいいのですが、来年の競馬のためにも、ここで三冠馬が生まれなければ……という切羽詰った状況になってきました(T_T)/~~~

もうご存知でしょうが、ディープインパクトの前に誕生したに三冠馬も、二年連続でした。シンボリルドルフです

※ こう書きましたが、たった今読者の方からご指摘が。ディープの前は「ナリタブライアン」でした。スイマセン! 修正して続けます ※

もうご存知でしょうが、ディープインパクトの前に誕生したに三冠馬はナリタブライアン。その前は二年連続でした。シンボリルドルフです
前年にミスターシービーが三冠馬となり、翌年には「無敗の」三冠馬・シンボリルドルフが現れたのです。この流れで行けば、今年も三冠馬が拝めそうですね!

このシンボリルドルフの競馬は、アタシ自身、残念ながらライブで見ていないのですが、いまもこの馬を「最強馬」と挙げる調教師さんはとても多いのが印象的です。

例えば大久保洋吉調教師。メジロドーベルやショウナンカンプを育て、その父も調教師という名門家系です。その大久保師は若い頃サラリーマンで、1級建築士だったというから驚き。そんな彼が調教師である父上に「頼まれて」競馬サークルに入り、76年に開業。その後、シンボリルドルフが野平厩舎に来たのをみて、直感的に「恐ろしくキレイな馬だ。走るんじゃないか」と感じたそうです。
で、結果的にこの馬が後に最強の三冠馬となり、大久保師は自分の相馬眼の確かさに嬉しくなったといっていました。

ほかにも、国枝調教師や藤原英調教師、武豊ジョッキーと同級生だった池江泰寿調教師など、東西、老若を問わず「シンボリルドルフ最強馬説」を語る人は多いのです。
そういえば、シンボリルドルフはあの藤沢和雄師が調教助手を務めていたことでも有名ですね。

今年の三冠馬候補は、メイショウサムソン。
無敗じゃないし、決して良血馬とはいい難いし、鞍上もメジャーじゃない……けど、この馬には、三冠馬になって欲しいと思わせる様々なポイントがあります。
まずひとつは、調教師。

オグリキャップははるか昔ですが、瀬戸口厩舎は近年、これまた二冠馬・ネオユニヴァースやラインクラフトなど、クラシックを賑わす有力馬をたくさん輩出しています。その手腕には栗東の若手調教師さんがみな注目しているそうで、ある調教師さんは「なかなか盗めない」と嘆いていました。ま、チーム瀬戸口といわれるだけあって、瀬戸口先生だけでなく、そのスタッフの腕も天下一品なのでしょう。
今年で定年を迎えるなんて、ホントに惜しい! ここは、とにかく三冠馬を出してもらって、JRAの定年規定を変更してもらえるように抗議しましょう!!


ディープなき古馬戦線は、三冠馬誕生なしには語れません!
サムソンを応援したいそのほかのポイントは、この次に。


■編集S(♀)

追伸:ドリームパスポートは、またまた乗り替わりなんですね。マツパク先生の頑固さには驚くやら、あきれるやら。ま、ノリさんはあの馬にあっていそうなんだけど、またもや2、3着の予感(^^ゞ

posted by 編集S(♀) |18:31 | GⅠレース | トラックバック(4)
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2006年10月13日

ディープインパクトに岩田が騎乗!?

秋華賞です。

……とはいっても、ディープ・ショックのあとでは、牝馬クラシックのG1も少々色あせてしまいますね。

おっと、大事なニュースを先に。本日我が『最強の法則11月号』が発売になりました。コンビニ、書店で是非手に取ってください!!

20061013-01.jpg

さて、ディープの引退については一通り報道がされました。突然ケータイで引退通告された池江先生の気持ちを思うと「それって、どうなの」ってカンジですが、こればっかりはオーナーの意向ですから仕方ないですね。

金子オーナーはこれまで数々の馬をお持ちですが、有力馬の多くをノーザンFの吉田勝己さんと共同所有していました。ですが、ディープインパクトに限っては金子オーナーの単独所有。どんな思惑があってそうなったのかは不明ですが、これが運だけというなら、本当にスゴイこと。
ぶっちゃけ、世界的名馬に成長したディープは、吉田勝己さんからすれば「逃がした魚は大きかった」ということになるんでしょう。
ま、最終的に社台SSに繋養できることになったんだから、ひと安心か。

さて、そのディープ。
天皇賞へ出走する意思は、どのくらいあるのでしょうか?

昨日の『日刊スポーツ』は「天皇賞行きを表明しないと東京競馬場で検疫を受けられないので、とりあえずそうしているだけ」という内容を伝えていて、暗に天皇賞は回避の方向とのことでした。ですが、本当のところはどうなんでしょう?

実は、ディープ天皇賞出走への大きなネックは鞍上事情にもあります。

ディープの主戦は武豊ジョッキーですが、この天皇賞にはユタカさんのお手馬・アドマイヤムーンも出走予定です。前走・札幌記念は強い勝ち方でしたし、メンバー的に薄い印象の天皇賞なら、間違いなく人気の一角でしょう。

「ディープとアドマイヤムーンなら、当然ディープに乗るでしょう」と思う方は多いはずですが、ところがドッコイ、ここには難しい人間関係があるのです。

アドマイヤの近藤利一オーナーは「武くんとは個人的に深いつながりを持っている」と公言していて、これまでもアドマイヤ軍団の有力馬のほとんどは、ユタカさんが手綱をとってきました。
かつて、あのファインモーションとアドマイヤグルーヴの出走がエリザベス女王杯でかち合ったとき、誰もがファインモーションを選ぶと思っていましたが、ユタカさんはアドマイヤグルーヴに。仕方なく、ファインモーションはマイルCSに回りました(その結果、エリザベス女王杯はアドマイヤグルーヴがV)。

つまり、今回もディープが出走するためには鞍上確保が非常に重要なポイントになります。
「岩田康成騎手はどうか?」という提案に、金子オーナーが乗り気でないという噂も聞こえてきます。果たして、ホントのところは?

とにかく、年内のスケジュールがハッキリしない中で突然発表されたディープ引退は、様々な憶測を呼ぶ結果となりました。

突然引退発表をしなければならなった理由は、一体なんだったんでしょう。  


追伸■先週の日曜日、毎日王冠の騎乗後、検量室で京都で行なわれていた京都大賞典の映像を見上げるジョッキーたち。

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中でもユタカさんは、スイープの追い込みに「オオーッ!」と声をあげ、食い入るように見つめていました。ちなみに、その前の最前列で観戦している森先生は、アルファフォーレス(10着)を出走させていました。
やっぱりライバル馬が気になるんでしょうね。

■編集S(♀)




posted by 編集S(♀) |19:23 | ディープインパクト | トラックバック(5)
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2006年10月11日

ディープ引退発表の裏事情

ディープの引退ニュースが飛び込んできました。

来年も凱旋門賞に挑戦して欲しかっただけに残念なニュースです。池江厩舎陣営もそうしたかったのかもしれませんが、ディープを取り巻く状況は、それを許してくれなかったのかな、と感じました。

昨日テレビ東京系で放映していた「ガイアの夜明け」をご覧になりましたでしょうか? 
実は私、ビデオを録ったままでまだキチンと内容を見ていませんが、新聞のラテ欄には「知られざる競走馬ビジネス ~始まったディープインパクト争奪戦~」とあり、アラブの王様=ダーレーが、ディープを種牡馬にしようと食指を伸ばしている、といった内容が書いてありました。
この番組を見た方は「ディープインパクトが高額な価格で海外に輸出されてしまうかも」という危機感を抱いたかもしれません。もはや日本競馬界の宝、いや、もしかするとその人気から「日本の宝」とされるディープインパクトが、商業的に取引されるのは、もはや許されない状況にあると思います。

これは私の憶測でしかありませんが、ディープインパクトの馬主である金子氏や、生産者であるノーザンFを中心とする社台グループが、こうしたうさんクサイ憶測を呼ぶ報道に危機感を感じたのではないでしょうか。正直、引退→社台SS入りの発表が、いまこのタイミングで行なわれるのはちょっと不思議な感じがするのです……。

「ディープインパクトが凱旋門賞を勝ったら、その価値は100億にもなる」という報道に、ダーレー・ジャパンの高橋力代表は、その法外な額を聞いて「100億は高い。80億でも高い。事業としてペイできるか難しいし、それだけの高額になると保険会社も受けてくれない」と話したと新聞で読みました。つまり、高橋氏はディープ獲得にかなり具体的に動いていたフシがあります。

シンジケートはだいたい60口で組まれるので、今回組まれた総額51億円では、その60分の1で8500万円になります。さすがにあのフサイチペガサスほどは高くはなりませんでしたが、この高額なシンジケート、果たしてどんなメンバーが顔を揃えているのかが気になります。


追伸★月曜日、藤田ジョッキーのインタビュー取材を行ないました。1番人気のアサクサデンエンで毎日王冠に臨みましたが、13着に惨敗。その理由をツッコむと「原因はオレが知りたいよ!」とオカンムリでした(^^ゞ
とはいえ、取材は円満に終了。終わったあと、先日出版した自叙伝にサインを頂きました。この模様は、11月6日発売の「競馬最強の法則DIGITAL」に掲載します!


fujita


posted by 編集S(♀) |21:40 | ディープインパクト | トラックバック(2)
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2006年10月06日

凱旋門賞前夜、テレビで「ディープは99%負ける」といった馬券師

この2日の間に、何人かのライター&予想家さんたちと会いました。
やっぱり、どの場合も会話の最初は「そうそう、ディープ見ました?」でした(^^ゞ

面白かったのは、亀谷敬正さん。
血統ビームなどの馬券作戦などで有名な予想家さんですが、彼は凱旋門賞前夜、フジテレビで放送した『うまっチ』に出演していたそうです(スイマセン、アタシ見逃しました)。
で、彼はこの番組で「99%、ディープは負ける」と断言したそうで、しかも「勝つのは3歳馬・レイルリンクだ!」と予想していたそうです……。

完璧な読みにも恐れ入りましたが、それよりもテレビで「ディープインパクトは負ける!」と言い切った勇気に感服しました。日本中がディープインパクトの勝利を祈っているというのに。
で、そんな彼はフランスへ飛んだ友人に「レイルリンクの馬券を買ってくれ」と国際電話をしたそうなんですが、その友人は「信じられない……」といってドン引きしたそう。フランスでディープ・フィーバーのど真ん中にいる人には、亀谷君の言葉が相当ショックだったんでしょうね。

もうひとり、本誌で『伊藤雄二の確かな目』を連載している作家・鶴木遵さんの言葉も、印象に残りました。

「ディープインパクトが負けたのはぶっつけ本番だったから、という話が出ているけど、前哨戦を使いたくても使えなかったんだよ、検疫問題で。1カ国、60日までの遠征なら5日間+3週間の着地検査だけで済むけど、それ以上の滞在になると帰国後3カ月は牧場にいなくちゃならない。それでディープがJCや有馬に出られなくなるとなったら、JRAは困るもんねぇ」

忘れていましたが、今年ドバイWCへの遠征の際にも検疫問題が取りざたされましたね。日本には、動物の輸入に関しては伝染病の進入防止などのために厳密な検疫規定があるようです。
何となく、今期のディープには「今年の有馬で引退」というシナリオが用意されていたフシがあります(ここにきて「来年も現役続行」という報道がでてきましたが)。ディープがフランスに長期滞在して、結果的に有馬記念に出られなくなることは、そうした意味からも許されなかったのではないでしょうか。
かつてエルコンドルパサーが凱旋門賞を最後に引退したとき、日本で走って欲しいというリクエストは多かったですよね。

「検疫問題をクリアにすることでディープが勝つ可能性があったなら、JRAが(特例措置の施行に)積極的に動くべきだったのでは」

というのが、鶴木さんの見解です。
いやはや、こうした観点から見ると、ディープ陣営はずいぶんJRAに気を使って海外遠征したんだなぁ、と思います。

さて最後に、今週がラスト・ウィークになった限定企画を再度ご紹介します!


とっておきお宝情報 【ケータイ版】読者無料サービス!
qcode ※パソコンでも携帯でもご覧になれます。

この夏、期間限定で本誌に登場して活躍している予想家の”大穴馬”を紹介したところ大好評をいただき、1カ月間だけ期間を延長してお届けしています! 今週末が最後ですのでお見逃しなく!!

■編集S(♀)



posted by 編集S(♀) |18:19 | ディープインパクト | トラックバック(1)
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2006年10月04日

ディープ馬券が届きました!

ディープが負けて3日。ようやく静かに現実が見られるようになりました。
ま、これでディープが走れなくなったわけじゃなし、有馬で再度、元気に飛ぶ姿が見られればそれでいいか、と(^。^)

「JCには凱旋門賞を勝ったレイルリンクや、ハリケーンランが参戦するかも」というニュースが飛んでいます。メンバー的に好勝負が期待できるのはハーツクライぐらい。三冠馬(になっているであろう)メイショウサムソンもJCは日程的に厳しいし、またもや外国勢にヤラれるのは悔しいですね。
こうなったら、秋の天皇賞組に期待するしかありません!

さて昨日、フランスへ飛んだカメラマン・上手賀津雄さんが編集部に写真とお土産を持ってきてくれました! もちろん、もっとも目玉はディープ馬券と「争奪戦になった」と報道された当日のレーシングプログラムです。

deep_baken

これは欲しがる方が相当多いのでは? ほかにも、凱旋門賞グッズをたくさん買ってきてくださったので、本誌では次号の読者プレゼントで放出しますので、ドシドシご応募ください!

現地の新聞もたくさん買ってきてもらいました。フランス語なんかまったくダメなアタシですが、慶大仏学科卒の我が編集長(事実です!)によるとかなり面白い内容だそう。武豊騎手とファーブル師を模したかなりシュールな風刺イラストが載っていたりと凝っています。日本の競馬マスコミも、しっかりしないとダメですね!(とはいえ、ウチの編集長がホントに内容を理解しているかどうかは???)

上手カメラマンによると、すんごい数の日本人が押し寄せていて、競馬場ではまったく異国情緒を楽しめなかったとのこと。しかも、ディープが負けたあとは、泣き出す女性まで! しかも海外メディアは着ぐるみ姿の人や、尋常でない大騒ぎをしている集団ばかり追いかけて撮影していたので、「いまごろ日本の競馬ファンはみんはアホだと伝わっているはず」といっていました。嗚呼……

日本でも生中継の視聴率はスゴイ数字が出たようですし、オグリキャップの頃とはいいませんが、少し競馬の機運が盛り上がってくれるといいですね。

実は本日、我ら編集部は校了日。残りのディープ・ネタは金曜日に!

■編集S♀


posted by 編集S(♀) |17:16 | ディープインパクト | トラックバック(0)
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2006年10月02日

ディープインパクト、敗北の原因は?

凱旋門賞、深夜の観戦はいかがでしたか?

残念な結果でしたが、フランスまで応援に行ったファンの方々の盛り上がりは、あの敗戦を経て、どんな風に収拾したのでしょうか。ちょっと気になりました(ホントのところは、帰国したスタッフに聞いておきます)。

NHKの生中継には、先日JRAとのアドバイザリー契約を発表した岡部元ジョッキーが解説として出演していました。引退後休養を経て、最新著『勝負勘』を上梓したりと、再び競馬を語り始めた岡部さんに注目しましたが、やっぱりコメントは全然面白くなかった。やっぱしテレビは相当緊張するんでしょうね、しかもNHKだし(^^ゞ 
乗り役には乗り役にしかわからない感覚があるはずで、そこのところを上手く言葉にして欲しい……名ジョッキーの今後の進化に期待したいところです。

とはいえ、そんな岡部さんでも、気持ちが全開になった瞬間がありました。それはディープが直線にさしかかり、残り300mというところで、
「まだまだ! まだまだ!」
と連呼。100m付近で抜かれたディープが再度相手に食い下がろうとクビを伸ばした瞬間も、
「大丈夫、大丈夫!」
と人馬を鼓舞。(コレを見て、オグリvsライアンの有馬記念で「ライアン!ライアン!」と声をあげた大川慶次郎さんがフラッシュバックしてしまったのは、アタシだけではないはず(#^.^#)
ホースマンとして海外競馬に常に思いを寄せていた岡部さんの気持ちが、思わず声に出た瞬間でした。
あ~岡部さん、すんごく残念だったろうなぁ。

ホントは、もっとユタカさんの乗り方に言及してほしかった。「まだまだ」といっていた段階で、ユタカさんはすでに追い出していたのですから。
ちなみに、ウチの編集長は「明らかに騎乗ミス。ユタカは追えない」と一刀両断していますが。
明日のサンスポコラム『(柴田)政人の目』に期待……と思っていたら、いま『東スポ』には「騎乗ミスだ!」という衝撃の文字が!

で、レース。
ディープインパクトは、なぜ勝てなかったのでしょうか?

先週末にも書きましたが、今回の凱旋門賞はディープにとって高いハードルであったことは確かで、負けるのが普通で、勝つには100%の力が出せることと、運が必要だったと思います。
では、昨日のディープは100%の力を出し切る状態にあったのでしょうか?
nikkan
今日の『日刊スポーツ』には、深夜のレースだったため、速報のみが記されています。ですが、気になったのは橋口調教師の観戦記です。

「ハーツのキングジョージは輸送後、帯同馬がいなかったため、余計な神経を使わせたことでカイ食いも落ちて、出走回避を考えたことさえありました」(10月2日『日刊スポーツ』より)
記事全文→http://www.nikkansports.com/race/horseracing/arc/p-rc-tp0-20061002-98262.html

ハーツクライはルメールの早や仕掛けが敗因のようにいわれていますが、誰もが「勝った!」と思った瞬間に差されたわけですから、力負けなのだろうと思っていました。ですが、事前に体調不良を抱えていたという事実があったとは……今回のディープにも、もしかするとこうした「報道されない事実」があるかもしれません。
明日以降の新聞に注目したいところですが、これまでの風潮をみると、こうした事実はなかなか表に出てこないもの。落ち着いた頃、ポロッと漏れてくるのを待つしかないですが。

もうひとつ、気になったのはユタカさん。すんごい緊張でしたね。あんな顔をしているユタカさんを初めて見ました。パドックから馬場へ出る際は、湧き立つ観客に向かって口に指を当て「シーッ」と静観を促していました。ユタカさんといえど、プレッシャーは凄かったんでしょうね。正直、周囲は「勝てる!」くらいの勢いでしたから、現実を知るユタカさんにとっては迷惑な話だったかもしれません。今後、ユタカさんのコメントにも注目です。

次回は、現地へ飛んだスタッフの帰国を待って、現地の裏情報をお届けします!

※追伸 札幌2歳S、皆さん獲りました? 先週末にご紹介したアドマイヤヘッド(2着)の頑張りは見事でした。今日、友道先生と電話で話をしたら「あそこまでいったら、勝ちたかったなあ~」と一言。「でも、いまの時点であいいう競馬ができることがわかって、収穫は大きい」と話していました。頭は1番人気でしたが、馬単が2390円もつくとはオイシかったですね~!!

■編集S♀


posted by 編集 |11:52 | ディープインパクト | トラックバック(2)
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