2007年09月04日

サイキョウノオウジをご存知ですか?

馬インフル大騒動も、中央競馬ではひと段落というところでしょうか。
今日からは北海道を除けば馬の入れ替えもできることになるというし、何とか秋競馬のスタートに間に合った形です。ま、監督官庁の農水大臣はバンバン入れ替わってますが、アタシたちシモジモには関係ナシ。競馬開催が命です!

で、今回は表題のサイキョウノオウジという馬について書きたいと思います。
実はずいぶん前から「書きたい」と思っていたのに、様々なニュースと日々の雑事にかまけて書けずにきましたので、今回はドーンと行きます!

最強の法則を長年ご覧いただいている方には、懐かしく思われるかもしれません。初めての方は「ハンカチ王子」「ハニカミ王子」のパチモンか!? と思われるかもしれませんが……さにあらず。
なんと「サイキョウノオウジ」はいまから6年前、01年7月からのロング・ミッションなのです!

01年春、作家・高橋源一郎氏とともに、仲間たち(中尾茂幸カメラマン+ライター畠山直毅&田中貴英)とアタシは「ダビスタのようなバーチャル育成にはもう飽きた。リアルに競走馬を生産し育成して、賞金を稼ごう!」と画策。編集長に無理をいって、企画を通した。

とはいってもビンボー編集部ゆえ、加藤ステーブルの加藤さん(あのサンツェッペリンの馬主でもある)にお願いして、デルマディクタスという繁殖牝馬のお腹をタダでレンタルさせてもらった(もちろん毎月の飼葉料は支払う)。そして、この母馬に、当時源一郎氏が父ブレイエフ、母コルヴェヤ(へクタープロテクターやシャンハイを生んだ超ウルトラ名牝)という凄まじい血統を持つグレートサクセスを交配(当時は新種牡馬)。なんと、一発の種付けで02年4月に誕生した牡馬が、このサイキョウノオウジなのである!(実はこのときの種付け料も、高松調教師のお口添えで”お友達価格”にしてもらった。先生、本当にありがとうございました!)

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↑生まれて3日目くらいのサイキョウノオウジ

だが、ここからが大変だった。毎月の飼葉料の負担が想像以上に大きく、さすがに編集部でまかない切れなくなったのだ(03年9月)。

そこで我々はこの仔馬を手放すことにした。果たして買い手はつくのか?

……というとき、あの「日高の帝王(←本誌命名) 富岡眞治」氏が「買ってもいいぞ」と声をかけてくれた。富岡氏はチアズグレイスやシルクプリマドンナなどの発掘で名を馳せるエージェントであるが、自身で育成も手がけている相馬のプロ。彼の手にかかれば、この仔馬にもチャンスがあるかも……。

そして04年4月。2歳に成長した仔馬は、デビューを迎えるべく馬主さん探しをしなければならなった。すると、中央でも地方でも馬を持つ松本俊廣さんが名乗りをあげてくれた。しかも「編集部で名前をつけていいですよ」とおっしゃるではないか!

サイキョウノオウジ=最強の王子。
童話「幸福の王子」みたいに、周りの人をハッピーにさせてくれる馬になるようにと願いを込めた(ハンカチ王子、ハニカミ王子がヒットし、「サイキョウノオウジは先取りだったな」と褒められますが、まったくカンケーありません^^;)。

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さて、その後の戦績については、上記リンクをご覧いただくとして、今後の予定をお知らせしたいと思います。

現在、5歳になったサイキョウノオウジは大井競馬の山藤厩舎に在籍し、18戦3勝を挙げてC3クラスにいます(前走8月14日5Rは久々に勝利し、沸きました! レースビデオはコチラから)。
で、来る9月6日に出走が予定されています。
まだ出走レースは確定していませんが、ぜひとも応援してください!

足掛け6年にわたる壮大な競走馬生産企画は、一体どんなフィナーレを迎えるのでしょうか……アタシたちもまったくわかりません(-_-メ)


■編集S(♀)


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posted by 編集S(♀) |11:41 | 馬券師&本誌スタッフ | トラックバック(0)
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