2007年02月26日

それぞれの引退式に思うこと

先週の競馬は、少し寂しいイベントが多かったですね。

まずは土曜日。アタシはターザン山本さんと岐阜・笠松競馬場へアンミツさんのインタビューに出かけました。

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翌日に笠松競馬場での引退式を控えたアンミツさんは、JRAへ移籍する喜びと笠松に別れを告げる寂しさとが交錯した、複雑な表情をしていました。
どれほど厳しい「受験対策」をして合格をもぎとったのか、は次号の「競馬最強の法則4月号」をご覧頂くとして、ここではそんなアンミツさんを送り出す笠松けいばのお話を。

ご存知の通り、笠松けいばはあのオグリキャップやオグリローマン、アンカツなどを生みなした競馬場です。その後も園田へ所属替えした川原Jや、一生懸命勉強して一次試験からJRA騎手試験を突破した”超性格のいい”柴山Jなど、数多くの名手を送り出しています。
そして今回、ふたたびアンミツJのJRA入り……存廃問題に揺れる笠松にとって、また宝がひとつ流出することになりました。

そんな笠松けいばが、アンミツさんのJRA入りを心から祝福するコメントを発表しています。→コチラ

このコメントの中にある「名手のふる里」ってネーミング。実は取材に行く前、「なんて自虐的なフレーズなんだろう」と思ったのですが、実際に笠松けいばへ行き、主催者やスタッフの方々にお会いしてみると、それは立派な「潔さ」なんだ、と感じました。

つい先日、ようやく今年度予算案が決まり、当面の存続が決まった笠松けいば。とはいえ、売り上げの減少に歯止めはかかっておらず、来年はどうなるのか先行きはまったくわかりません。
アンミツさん自身も「笠松がこのまま存続するなら、JRAへ行くことはまったく考えなかったと思う」と心情を吐露していました。アンミツさんは「より高いステージで競馬がしたい」と考えてJRA入りした弟・アンカツさんとは考え方が少し違うようです。これほど地元を愛したアンミツさんでさえ、先行きの不安から、JRA入りを決意してしまう……地方競馬のおかれた現状は、それほど厳しいということです。

とはいえ、笠松けいばも自助努力を続けています。そのひとつが女性専用特別席「ドリームルーム」の登場。素人にもわかりやすく馬券の買い方を教える教室やお弁当がついていて、特等席で競馬が見られるとのこと(予約制。希望日の2日前までに電話058・387・3278へ申し込みを)。
また、今回取材を担当してくださった広報担当者は「アンミツさんはいつも地元を大事にしてくれていた。そんな人がJRAに行ってしまうのは寂しいけれど、笠松けいばの出身者が一流どころと対戦するのを見るのは、とても誇らしい」とおっしゃっていました。
さすが笠松、フトコロが深い!

さて最終日。アンミツさんの笠松でのラストランは7R「安藤光彰JRA騎手合格おめでとう3歳5」で、1番人気でしたが3着に(^^ゞ 
31年もの笠松けいば人生の終止符を打ったのですが、レース後に行なわれたセレモニーは非常に温かな雰囲気で、よかったです。その模様はコチラで。

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写真提供・笠松けいば

サインをねだるファン全員にサービスしている姿は、これまでの笠松への感謝が滲んでいました。感動(T_T)/~~~


さてほかにも、この週末は引退騎手・調教師が相次ぎました。

アタシが8年間連載を担当した伊藤雄二調教師も、遂に定年。この4月には伊藤雄二師の最後の単行本「調教師伊藤雄二の[確かな目]FINAL」を刊行予定。昨日まで現役最多勝調教師だった伊藤雄二師の競馬観のすべてを詰め込みたいと思っています。

そして、もうひとり。常石勝義Jが、落馬の後遺症から騎手復帰を断念しました。大好きなジョッキーだったので、本当にショックです……
今日は長くなったので、この話は明日、改めて書きたいと思います。

■編集S(♀)


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posted by 編集S(♀) |16:44 | 競馬ニュース | トラックバック(0)
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