2012年02月07日
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◎ 共同通信杯(2月12日 東京芝1800m 3歳 別定 G3)
3歳G1に直結する重要なレース。データは中山開催だった03年を除く02年以降の過去10年を参考。過去9回で3着以内に好走した全27頭は以下のランクにあてはまる。
1.前年11月以降に芝1800m以上の重賞で連対
09年 1番人気1着ブレイクランアウト(東スポ杯2歳S2着)
07年 1番人気1着フサイチホウオー(ラジオNIKKEI杯2歳S1着)
07年 3番人気3着フライングアップル(東スポ杯2歳S2着)
06年 2番人気1着アドマイヤムーン(ラジオたんぱ杯2歳S2着)
06年 1番人気2着フサイチリシャール(東スポ杯2歳S1着)
2.前年10月以降に芝1600m以上の重賞で連対
08年 5番人気2着タケミカヅチ(デイリー杯2歳S2着)
05年 1番人気1着ストーミーカフェ(朝日杯FS2着)
02年 1番人気1着チアズシュタルク(シンザン記念2着)
3.前年12月以降に芝1600m以上の重賞で3着以内
10年 2番人気2着ダノンシャンティ(ラジオNIKKEI杯2歳S3着)
09年 9番人気3着トップカミング(シンザン記念3着)
05年 4番人気3着マルカジーク(シンザン記念3着)
04年 1番人気2着アポインテットデイ(朝日杯FS3着)
04年 5番人気3着ナムラシーザー(シンザン記念3着)
4.東京スポ杯2歳Sで5着以内、かつ過去に500万クラス以上の芝・ダ1800mで連対
02年 6番人気3着セイコーアカデミー(東スポ杯2歳S4着/きんもくせい特別2着 ※新潟芝1800)
5.前走(前年12月以降)500万クラス以上の芝1600m以上で1着(ただし芝1800m以上で勝利経験あり)
10年 1番人気3着アリゼオ(ホープフルS1着)
09年 2番人気2着トーセンジョーダン(ホープフルS1着)
08年 6番人気1着ショウナンアルバ(若竹賞1着)
04年 4番人気1着マイネルデュプレ(ひいらぎ賞1着)
6.前走(前年12月以降)500万クラス以上の芝1600m以上で1着
10年 3番人気1着ハンソデバンド(ジュニアC1着)
06年 4番人気3着マッチレスバロー(ひいらぎ賞1着)
05年 5番人気2着ダイワアプセット(若竹賞1着)
7.過去にOPクラスの芝・ダ1400~2000mで3着以内
11年 3番人気1着ナカヤマナイト(ホープフルS2着)
11年 6番人気2着ユニバーサルバンク(若駒S2着)
08年 11番人気3着マイネルスターリー(萩S3着)
02年 7番人気2着サンヴァレー(いちょうS1着ほか)
8.過去に東京芝・ダ1400m以上で1着
11年 5番人気3着ディープサウンド(百日草特別1着)
07年 5番人気2着ダイレクトキャッチ(新馬1着 ※東京芝1600)
日本ダービーやNHKマイルCを占う一戦。基本的には重賞好走実績馬が強いレースだ。
ランク1は前年11月以降に芝1800m以上の重賞で連対実績がある馬。具体的には東スポ杯2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳S、京成杯の3レースの連対馬ということになる。
レースレベルではラジオNIKKEI杯2歳Sが上位になることが多いのだが、昨年はダノンバラードが1番人気で9着、08年はサダムイダテンとサブジェクトが飛んで大波乱となった。フサイチホウオーのように人気に応えるケースは当然あるものの、近年1番人気に支持されて馬券圏外に消えたのはラジオNIKKEI杯2歳S連対馬という点は少し気になる。
したがって次のランク2はランク1と同等レベルの評価となる。前年10月以降に芝1600m以上の重賞で連対実績がある馬。
ここではデイリー杯2歳S、朝日杯FS、シンザン記念連対馬が該当している。特に年明けのシンザン記念は隠れた好ステップ。
ランク3ではシンザン記念3着馬が3頭馬券に絡んでいる。いずれもここでは3着だが、人気よりも走っており、配当妙味がありそうだ。
ランク4は人気の盲点になりやすい。近年は好走馬が出ていないが、過去に同一コースの重賞で5着以内の実績がある馬に注意。
要は前年の東京スポーツ杯2歳Sで掲示板に乗った馬だ。なおかつ過去に500万クラス以上の芝・ダート1800mで連対の実績があれば期待できる。
ランク5のは前走500万クラス以上の芝1600m以上で勝ち星があり、なおかつ芝1800m以上で勝利経験がある馬。
中山の500万特別を勝っていた馬でも十分頭から狙える。
ランク6はランク5より少し落ちるタイプ。距離経験がない馬。
ランク7はOPクラスで上位の実績があった馬。
最後にランク8で芝・ダートを問わず東京1400m以上で1着の実績がある馬を穴でマーク。
posted by saikyokeiba |17:48 |
今週の重賞レース |
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2012年02月07日
カブラヤオー
逃げるバケモノ――その裏に隠された真相
文=瀬戸慎一郎 写真=JRA
※馬齢表記ほか、文章は掲載当時のままです
『競馬 最強の法則』1998年8月号収録
【最強ヒストリー】バックナンバー
目次
- 生年月日:1972年6月13日
- 調教師:茂木為二郎、森末之助
- 引退日:-
- 主戦騎手:菅原泰夫、菅野澄男、赤羽秀男
- 性別/毛色:牡/黒鹿毛
- 馬主:加藤よし子
- 戦績:13戦11勝
- 生産:十勝育成牧場
- 主な勝鞍:
- 1975年:東京4歳ステークス、弥生賞、皐月賞、NHK杯、東京優駿[日本ダービー]
- 代表産駒:マイネルキャッスル、ミヤマポピー、シオフネ、グランパズドリーム
posted by saikyokeiba |16:41 |
最強ヒストリー |
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2012年02月07日
※馬齢表記ほか、文章は掲載当時のままです
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昭和47年6月13日「当歳のカブラヤオー」カブラヤオーは新冠の十勝育成牧場で産まれた。父ファラモンド、母カブラヤという血統であった。遅生まれで、見栄えのしない平凡な馬だったという。
昭和50年2月9日「東京4歳ステークス」(東京芝1800)
同世代で牡馬・牝馬戦線の天下を取ることになるカブラヤオー(中、青帽)とテスコガビー(手前、赤帽)の夢の対決が実現。菅原泰夫騎手はテスコガビーに乗り、初めて重賞レースに挑戦するカブラヤオーには後輩の菅野澄男騎手が騎乗。
昭和50年2月9日「東京4歳ステークス」(東京芝1800)
カブラヤオーVSテスコガビーのドリームマッチの結果は、牡馬の意地を見せたカブラヤオーが直線でテスコガビーを競り落とし、勝利を手中にした。
昭和50年3月1日「弥生賞」(中山芝1800)
カブラヤオーは再び菅原泰夫とコンビを組んで弥生賞に出走し、関西の雄ロングホークらを相手に難なく逃げ切って見せた。
昭和50年3月1日「弥生賞」(中山芝1800)
弥生賞で5連勝と挙げたカブラヤオー。2着のロングホークはこの直後にスプリングステークスを制する。カブラヤオーが皐月賞の大本命となることは疑いの余地がなかった。
昭和50年4月13日「皐月賞」(中山芝2000)
史上空前の超ハイペースで逃げたカブラヤオー。ほとんどのファンには“暴走”と映っていたが、カブラヤオーの脚は一向に衰える気配がなかった。
昭和50年4月13日「皐月賞」(中山芝2000)
力強い脚で中山競馬場の直線の坂を駆け上がったカブラヤオーは、ゴール前で二の脚を使い迫ってきたロングホークに2馬身半も差をつけて悠々と先頭でゴールインした。
昭和50年4月13日「皐月賞」(中山芝2000)
勝ちタイムの2分2秒5はレースレコード。カブラヤオーは恐るべき内容の競馬で皐月賞を制した。レース後、菅原泰夫はダービーの勝利を確信していた。
昭和50年5月4日「NHK杯」(東京芝2000)
“逃げる”と考えられていた大方の予想を裏切り、カブラヤオーは2番手からの競馬をした。距離のロスを全く度外視して終始大外を回り、事情を知らないファンには奇妙な戦術といえるものだった。
昭和50年5月4日「NHK杯」(東京芝2000)
距離のロスもカブラヤオーにとって問題ではなかった。道悪の直線で鋭い脚を使い2着ロングホークに6馬身もの差をつけて圧勝。エンジンの違いは歴然だった。
昭和50年5月25日「日本ダービー」(東京芝2400)
カブラヤオーの前半1000メートルの通過タイムはなんと58秒6。史上空前のハイペースといわれた皐月賞をさらに上回っていた。さすがのカブラヤオーにもきつい流れだったらしく、直線に入ったときに後続との差は1馬身程に詰まっていた。
昭和50年5月25日「日本ダービー」(東京芝2400)
カブラヤオー危うし……そう直感したものは決して少なくなかった。しかし、カブラヤオーは脅威の底力を発揮した。恐るべき二の脚を使い、2着のロングファスト以下に1馬身4分の1の差をつけ、堂々とダービーのゴールを駆け抜けた。
昭和50年5月25日「日本ダービー」(東京芝2400)
テスコガビーで桜花賞、オークスを勝った菅原泰夫騎手にとって、カブラヤオーの2冠達成は、春の4歳(*現在の馬齢表記で3歳)クラシック4冠という前人未到の大記録だった。「どんなレースになっても、強い馬は強いんです」それは、壮絶なレースを乗り切った愛馬に対する最高の褒め言葉だった。カブラヤオーは問答無用の競馬で4歳(*現在の馬齢表記で3歳)最強馬の座についた。
昭和51年7月25日「短距離ステークス」(札幌ダート1200)
前年の年度代表馬カブラヤオーは、赤羽秀男騎手を背にして、夏の札幌競馬の平場オープン戦、短距離ステークスを圧勝。この後、東京競馬の平場オープン戦にも楽勝。本番の天皇賞を控えた1週間前、カブラヤオーは屈けん炎を再発し引退することとなる。
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posted by saikyokeiba |16:28 |
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2012年02月07日
伝説の名馬がここによみがえる……
連綿とつながる日本競馬史のアルバムをひもとくと、一層厚いページが開く。
そこには、かつて一時代を築きいまや伝説となった数かずの名馬の激戦が記録されている。
“強さ”そのものを体現したかのような気高さを備えたむくな存在が、人々の心を打ち震わせ、それは大きなうねりとなった。
一人歩きする虚像に覆い隠された、伝説の名馬の実像に秘話で迫る。
闘争する魂は、子や孫へ世代を超えて脈々と受け継がれる……。
マックスビューティ (全10話)
究極の美と素材
ハギノカムイオー (全9話)
悲運の名マイラー
ハギノトップレディ (全7話)
美しく華麗に逃げる“芸術品”
サクラスターオー (全10話)
神がかりのサラブレッド
アンバーシャダイ (全8話)
偉大なるチャンピオン
タマモクロス (全10話)
君は芦毛対決を見たか? ――人知を凌駕(りょうが)した希有のサラブレッド
ホウヨウボーイ (全11話)
無限の可能性を感じさせてくれる馬
ニホンピロウイナー (全9話)
時代が必要とした英雄
アドマイヤムーン (全10話)
チャンピオンの意地とプライド
トウカイテイオー (全9話)
今、明かす真実“帝王神話”の謎に迫る――
ミホノブルボン (全11話)
無敵の“人造サラブレッド”
メジロラモーヌ (全12話)
史上初の3冠牝馬 強さの価値
ミスターシービー (全8話)
“最強”の名に値しない――なんて誰が言った!!
ビワハヤヒデ (全9話)
不運な巡りあわせ
アイネスフウジン (全13話)
史上最速でダービーを駆け抜けた馬の舞台裏
テンポイント (全11話)
頑ななまでに勝負に生きたサラブレッドの奇跡
ミホシンザン (全13話)
“最後の傑作”の苦難の道
オグリキャップ (全8話)
怪物に流した涙――ひとはそれを奇跡と言った……
メジロマックイーン (全10話)
名勝負なき名ステイヤー
ナリタブライアン (全8話)
人智を超えた馬
posted by saikyokeiba |16:27 |
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2012年02月07日
第10話 我が友よ
文=瀬戸慎一郎 写真=JRA
※馬齢表記ほか、文章は掲載当時のままです
『競馬 最強の法則』1998年8月号収録
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13戦11勝2着1回。カブラヤオーは2度敗れているが、そのうちの1回は、アクシデントによるものだけに、実質的に敗れたのはデビュー戦の2着だけ、ということになる。また、菅原泰夫が乗ったときに限っていえば、一度も負けたことのない馬であった。主な勝ち鞍は、皐月賞、ダービーの2冠のほか、東京4歳ステークス(*現、共同通信杯)、弥生賞、NHK杯の重賞5勝というものである。
以上がカブラヤオーが残した成績である。記録だけでいっても間違いなく世代を代表する名馬であり、文句なく最強馬候補に名を連ねる一頭といわねばならない。
ただ、カブラヤオーの真の価値が、単なる成績などで推しはかれるものでないことは明白である。皐月賞、ダービーという舞台で、まるで自滅の道を辿るような厳しいレースを強いられながら、強じんな粘りでライバルたちを完封したことは、2冠の重さを超越しているといってもいいほどだ。くどいようだが、春の2大クラシックを、あれほどの超ハイペースで逃げ切った馬は、後にも先にもカブラヤオーしかいないのである。
それを実現できたのは、鞍上の鞍下に対する信頼があってこそであった。菅原泰夫はこういう。
「ジョッキーとして生きてゆく上で、もっとも大切なことを教えてくれたのはカブラヤオーでした。もしあの馬と巡り会っていなければ、今の私はなかったでしょう。
人間の不安は馬にも伝わってしまうものです。カブラヤオーが教えてくれたことは、“自信を持って乗りなさい”“馬を信用しなさい”ということでした。カブラヤオーに乗ることで、身を持ってそれを知ることができたのです。彼は生涯忘れることのできない盟友です。私にとって最高の馬……そして最強の馬でした」
菅原泰夫といえばカブラヤオー、カブラヤオーといえば菅原泰夫。
競馬史上、このコンビほどお互いの存在に重要な意味を持つケースは見当たらない。カブラヤオーとは、人間の手によって輝き、人間を輝かせた最強馬だったのである(文中敬称略)。
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posted by saikyokeiba |16:26 |
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