2008年02月12日

セビージャvsバルセロナ リーガ・エスパニョーラ第23節

 パエリアを食べながらスパニッシュ気分で観戦。パエリアと言っても米と一緒に炊き込むだけのレトルトですけど...

 バルサのライカールト監督は、プジョル&ザンブロッタが不在の右SBにオレゲールを、アンカーにはマルケスではなくエヂミウソンを起用しました。
 CBはミリートとテュラム、MFはイニエスタとシャビ、FWはメッシ、アンリ、ジオヴァニ。ロナウヂーニョはベンチ。

 セビージャは、オレゲールのところをカペルが果敢に攻めまくります。スピードとキープ力があるカペルですが技術的にはまだまだと言ったところ。しかし思い切りの良さは素晴らしい。彼の何者をも恐れないプレー振りは見ていてホントに気持ち良いです。
 ここにアドリアーノが絡んでいけば完全にキリキリ舞いに出来たのですが、不慣れなSBでプレーするアドリアーノは相手がバルサということもあってか自重ぎみ。
 一方、逆サイドはダニエウ・アウヴェスがいつものようにオーバーラップしまくりです。

 バルサはアウヴェスへの対応として、イニエスタが中盤左サイドで奮闘しましたが、本来なら先にサイド攻撃を仕掛けてアウヴェスの攻撃参加を封じ込めなければならないところ。
 杉本さんの予想通りメッシを左で起用したにも関わらず、前半はメッシにいつものキレが無く、相手にプレッシャーを与えられません。アンリとの関係もハッキリしません。前半のバルサの攻撃には意図が見えず、混沌としてました。

 前半のセビージャは両サイドのカペルとアウヴェスを起点にファビアーノとカヌーテの最強2トップがバルサゴールに迫ります。バルサと違って攻撃の意図は見え見えすぎるほど丸見えです。
 ファビアーノとカヌーテは常にお互いの位置を把握しながらプレーし、良いコンビネーションを見せましたが、詰めが甘かった。
 テュラムの対応も良かったと思います。特にポジショニング。カヌーテにボールが入る前にはゴールとの間に入って待ち構えていましたから。

 カペルのクロスをカヌーテがボレーシュートしたシーンでは、カペルが2人、ニアサイドのファビアーノが1人DFを引き付けてくれたので、カヌーテ自身は完全にフリーの状態だったのですが、シュートはGKの正面だったために決まりません。
 しかし、すぐにセビージャが先制点を挙げます。前半34分、アウヴェスのパスを受けたナヴァスのクロスに飛び込んだのはファビアーノとカペルでしたが、ファビアーノの足は僅かに届かず、カペルが押し込みました。

セビージャ 1-0 バルセロナ

 後半の頭からバルサは選手を2人入れ替えます。テュラムとエヂミウソンがアウトで、マルケスとロナウヂーニョがイン。マルケスはテュラムのポジションにそのまま入ります。ロナウヂーニョはトップ下です。3トップは左からアンリ、ジオヴァニ、メッシにポジションチェンジしました。

 前半とは打って変わって攻勢を仕掛けるバルサ。その後方に生まれた大きなスペースを突くセビージャ。お互いにリスクを犯しながら攻め合い、見ているほうはハラハラドキドキ。このまま試合終了までいって欲しかったのですが...

 セビージャはロナウヂーニョ対策として、カヌーテをレナトに替えて3ピヴォーテに変更。追加点を奪うよりリスク回避に走りました。
 それでもバルサの攻撃を封じることは出来ず同点ゴールを許します。ゴールを挙げたのは、前半から再三にわたりミドルシュートを狙っていたシャビでした。

 バルサのカウンターでしたが遅攻のためセビージャの守備は7人揃っており、十分なスペースが無い状況。
 足を痛めたアンリに替わって入ったグジョンセンがシャビからパスを受けるが、前後からプレスを受けて、すぐにメッシに預けます。メッシはワントラップした後、グジョンセンを囮に、その後方に走り込むシャビに絶妙のスルーパスを送ります。最後はシャビがダイレクトに蹴り込みました。

セビージャ 1-1 バルセロナ

 メッシに預けた後のグジョンセンはもっと斜めに大きく走り込んで、もっとDFを引き付けるべきでしたが、動きが少なかったため大きなスペースは得られませんでした。それでもメッシとシャビには十分なスペースでした。

 同点とした後もバルサは守勢にまわることなく攻め続けます。ここがバルサとセビージャの違うところです。
 同点アシストで気を良くしたのか、メッシのプレーにも本来の輝きが戻り、鋭いドリブルでケイタに2枚目のイエローカードを与えてピッチの外に追いやります。
 この日はアウヴェスもイエローカードを貰っており次節は出場停止のはずで、セビージャにとっては大きな痛手です。
 このあとドラゴもイエローカードを受けました。

 ロスタイムには、自陣でボールを奪ったカペルが独走。長いドリブルでペナルティエリア付近まで持ち込みましたが、シュートは僅かに右に逸れました。
 試合は同点のままタイムアップ。

セビージャ 1-1 バルセロナ

 ホームで前半優位だったセビージャにとってはもちろんのことですが、首位R.マドリーに勝点を離されることとなったために両チームにとって痛い引き分けとあいなりました。



barcabarcabarca

バルサ、バルサ、バルサ! - スペイン現代史とフットボール 1968-78




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posted by サッカーニョ |05:29 | スペイン/リーガエスパニョーラ | コメント(16) | トラックバック(0)
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2008年01月30日

レアル・マドリーvsビジャレアル リーガ・エスパニョーラ第21節

 修理に出していたビデオデッキがようやく帰ってきたので、久々にゲームを堪能。
 首位R.マドリーが3位のビジャレアルに3-2で勝利したゲーム。アウェーのビジャレアルもなかなかのシブトサを見せてくれましたが、結局は力及ばずでした。

 ペペ、エインセに加えマルセロまでが故障したR.マドリーのDFラインは、右からサルガド、セルヒオ・ラモス、カンナヴァーロ、ミゲル・トーレスと並びます。それでもビジャレアルのDFラインよりはマシかな?
 ビジャレアルではピレスがウイルス性腸炎で欠場。私も去年コレに罹りましたが、高熱も伴い3日間寝込みました。

 試合は前半9分にR.マドリーが先制。この時ビジャレアルのDFは、R.マドリーの3人のFWに対してマンツーマンで守りますが、相手の動きに釣られて、ぽっかり空けてしまったスペースに、ロビーニョに走り込まれてしまいました。ロビーニョに付いていたのはハビ・ベンタだったでしょうか?最後まで付き切れてませんでした。

 R.マドリーの3トップは、バルサの3トップと違い、ポジションが流動的で、ビジャレアルのDFはなかなか捕まえきれない様子。
 味方のMFにとっても、こういう3トップを使いこなすのは難しいと思うのですが、R.マドリーの場合は空いたスペースに簡単に蹴り込んでいきます。「後は任せたぞ」ってな感じで。
 このいい加減さが良いのでしょう。天才パサーなど必要なし。

 その後も調子に乗って攻め続けるR.マドリー。グティやサルガドまでが前線のスペースに飛び出していきます。
 ファン・ニステルローイがDFラインの裏を取った場面は決定的でしたが、ここはDFが背中にエルボーをかまして潰しました。ペナルティエリア内でしたがファウルも取られず、ビジャレアルはなんとかピンチを脱しました。

 よく耐えたビジャレアルは、数少ないチャンスから前半16分に同点に追いつきます。
 ロッシにパスが渡るところをカンナヴァーロに読まれはしましたが、カンナヴァーロのプレスが緩く、ロッシがこれをなんとか交わして、ゴールを決めました。

 前半を終わってみれば1-1の同点。ビジャレアルにしては上々の結果でしょう。
 ハーフタイム中に、グティのインタビューが入りました。「カシージャスのユニの色は悪趣味」的な発言をしてましたが、あんたのヒゲヅラもあんま似合ってないよ!とツッコミたくなりました。元アイドルの3枚目役者みたいだし。

 さて、ゲームは後半に突入し、前半と同じような展開となります。まずはR.マドリーがリードです。
 ビジャレアルのコーナーキック後のR.マドリーの速いカウンターでした。ラウルとグティのシュートはキーパーが良くブロックしましたが、最後はロビーニョがこの日2点目となるゴールを決めました。
 ロビーニョくん、あんまりゴールを決め過ぎると親指がふやけちゃいますよ~

 この後、またもや粘るビジャレアルが追いつきます。コーナーキックからカプデビラが今季初ゴールを挙げました。
 しかし悲しいかな、その直後にR.マドリーに三度目のリードを奪われてしまいます。途中出場したばかりのスナイデルに最終ラインの裏に走り込まれてしまいました。
 オフサイドのアピールも虚しく、このゴールで遂にビジャレアルは力尽きてしまいました。

 個人的にはピレスが見れなかったのが残念なゲームでした。

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posted by サッカーニョ |06:37 | スペイン/リーガエスパニョーラ | コメント(17) | トラックバック(0)
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2007年12月27日

クラシコで久々UP

長らく更新してませんでしたが、杉本さんからのご要望にお応えして久々に更新しました。

クラシコです。

毎回劇的なクラシコですが、しかしながら今回は期待外れな内容でした。
メッシが居ないので面白さは半減かなぁ、と予想はしてましたが、メッシ離脱の影響は予想以上に大きかったようです。

ホームのバルサは試合の入り方に失敗、特別な試合だとはいえ、序盤は慎重になり過ぎてました。
右SBに入ったプジョルは最初30分くらいは全く攻め上がらず、右WGのイニエスタは消え、左のロナウジーニョもセルヒオ・ラモスに仕事をさせてもらえず。
序盤は攻撃よりも守備の良さが目立ったくらいです。中盤の3人は猟犬のごとく果敢にプレスをかけてました。

一方のレアルは最終ラインをがっちり固めてカウンター狙い。
ロナウジーニョにはセルヒオ・ラモスorペペがしっかりマークにつき、中央ではゴール前のスペースをきっちり埋め、その前でディアラとスナイデルがパスコースを消していました。

ペペは常に最良のポジショニングで、パスカット、シュートブロック、ドリブル阻止と大活躍。
ペペの絶妙のポジショニングは計算?それとも偶然?
前半終了間際にはロナウジーニョのフェイントにも釣られず見事ドリブル突破を阻みましたが、我慢して動かなかったのか?単に動けなかったのか?
ペペって今まで全く注目していなかったし、数試合しか見たことなかった(レアルの試合自体久しぶりに観ました)のですが、こんな良い選手だったんですね。

バルサは前半30分くらいからようやくプジョルが攻撃参加。イニエスタが中央にシフトし、ようやく攻撃の歯車が噛み合い始めました。
この時間帯にイニエスタのクロスから生まれたロナウジーニョ&デコの連続シュートシーンは実に惜しかった。

しかし、その直後にバチスタにゴールを奪われちゃいました。
レアルのリードで前半終了。

「しかしクラシコ。このまま終わるわけがない。後半、ドス・サントスとボージャンが1点ずつとってバルサの逆転勝利」
...と期待したのですが、結局0-1で終わっちゃいました。

期待のドス・サントスとボージャンも出場したのですが、代わりにデコとシャビを下げてどうする?
ロナウジーニョが攻撃のリズムを崩していたのが明らかだっただけに、???な選手交替でした。

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posted by サッカーニョ |05:25 | スペイン/リーガエスパニョーラ | コメント(14) | トラックバック(0)
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2007年11月02日

バレンシアvsレアル・マドリー

リーガ・エスパニョーラ第10節

 遂にキケ・フローレス監督を解任し、オスカル・フェルナンデスが暫定監督として指揮をとる5位バレンシアが、メスタージャに首位レアル・マドリーを迎えました。
 R.マドリーはCL・オリンピアコス戦でロビーニョが活躍。前節デポルティーボ戦はダイジェストしか観てませんが、何やらグティが大活躍したみたいですね。チーム状態は一時の低調ぶりから脱却したみたいです。

 そのマドリーが好調ぶりを発揮。試合開始早々のゴールに始まり、前半だけで4得点を挙げました。

 まずは1分、ロビーニョからパスを受けたラウルがペナルティエリア外から左足でゴール左隅にシュートを決めました。遠い距離からの威力の無いシュートでしたがコースが完璧だったためGKヒルデブラントは止められませんでした。

 9分にはファン・ニステルローイがフリーでシュートを放つが、ここはヒルデブラントとアルベルダ?にブロックされました。
 しかしファン・ニステルローイは25分にしっかりゴールを決めます。
 中央でボールを受けたファン・ニステルローイはエルゲラと激しく体をぶつけ合いながらペナルティエリア内に突入し、飛び出してきたヒルデブラントをかわすために浮かせたボールがそのままゴールインしました。
 背後のエルゲラにボールを奪われないように体でブロックしながらの繊細なボールタッチはさすがでした。

 さらに30分にはグティからパスを受けたセルヒオ・ラモスがペナルティエリア内右の角度の無いところから右足で豪快に叩き込んでリードを広げました。セルヒオ・ラモスの縦への走り出しはまるでフォワードの動きでした。

 そして最後は36分。中央グティが右前方でフリーのロビーニョへパス。ロビーニョがダイレクトに折り返しファン・ニステルローイが右足を伸ばして合わせました。

 バレンシアは後半14分に1点を返すのが精一杯でした。唯一の得点はホアキンからのパスを受けたアングロのゴールでした。

 後半20分にはロビーニョのゴールでマドリーが再び4点のリードを奪います。ロビーニョはペナルティエリア内左でボールを受け、ボールを後方に切り替えしてDFをかわし、右足でゴールを挙げました。

 バレンシアは終盤にホアキンとヴィセンテのワイド攻撃で反撃しますが、2点目を奪えないまま試合終了。

 R.マドリーは開始早々からあれよあれよと得点が決まるという幸運もありましたが、ファン・ニステルローイとラウルの決定力にロビーニョのテクニックが加わった現在の攻撃陣は驚異的です。チーム状態が悪くても、この3人が居ればしっかり得点してくれそうです。
 このゲームではガゴとディアラの2枚ボランチのため、攻撃の枚数こそ少なかったですが、決定力は十分あるし、攻守のバランスは良かったと思います。
 特に最近、ガゴを中盤底に置くようになってから周囲の選手のプレーも安定してきたようにも思えます。

 バレンシアのディフェンスは特にダメダメってことも無かったのですが、試合の流れが序盤から相手に傾き、早い時間帯に流れを引き寄せることに失敗しました。結局、ビジャの不在が言い訳にならないくらい酷い結果となってしまいました。
 ホームでコテンパンにやられてしまいましたが、フローレスをようやく解任に追い込んだサポーターは、さすがに文句を言う訳にはいかんでしょう。しばらくは我慢してなさい。
 フローレスの後任監督としては、本日、正式にロナルド・クーマンと契約するそうですが、すぐにこの状況から脱却できるわけもないでしょう。
 ビジャの早期復活が待たれるところですが、見通しは立っているのでしょうか?



バレンシア 1-5 レアル・マドリー

スタジオ・メスタージャ


■バレンシア

    9   10
11    21    17
      8
24         23
    4   15
     13

 4 アルビオル
 8 アルベルダ
 9 モリエンテス
10 アングロ
11 ガヴィラン
13 ヒルデブラント
15 エルゲラ
17 ホアキン
21 シルヴァ
23 ミゲウ
24 モレッティ
控え選手
 2 サニー
12 カネイラ
14 ヴィセンテ
16 マタ
18 ジギッチ
25 モラ
34 モントーロ
監督
オスカル・フェルナンデス


■R.マドリー

    7   17
 10       14
    8    6
12          4
   21    5
      1

 1 カシージャス
 4 セルヒオ・ラモス
 5 カンナヴァーロ
 7 ラウル
 6 ディアラ
 8 ガゴ
10 ロビーニョ
12 マルセロ
14 グティ
17 ファン・ニステルローイ
21 メツェルダー
控え選手
16 エインセ
18 サビオラ
19 バチスタ
22 ミゲル・トーレス
23 スナイデル
24 バルボア
25 デュデク
監督
ベルント・シュスター



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2007年10月23日

ビジャレアルvsバルセロナ

リーガ・エスパニョーラ第8節

 2位バルセロナ(勝点17)と3位ビジャレアル(15)の対戦。ビジャレアルが勝てば順位逆転となる試合です。
 バルセロナはロナウジーニョ、ビジャレアルは好調ロッシが、それぞれお休み。そして新星ボージャンが初めてスタメンに名を連ねました。

■前半
 3分にいきなりビジャレアルが先制します。左サイドからサンティ・カソルラがギジェ・フランコとのワンツーでオレゲールとプジョルを抜きます。ギジェのパスは左足で軸足の後ろを通す技ありパス。そしてサンティがGKと右ゴールポストのわずかな隙間にシュートを決めました。(1-0)

(熱い場内アナウンス)
「ゴ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ゥルッ
 ゴ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ゥルッ
 #$%&△☆
 サンティサンティサンティサンティサンティサンティサンティサンティサンティ~
 カソルラ~カソルラ~カソルラ~カソルラ~カソルラ~カソルラ~
 カ~~ソ~~ルラ~ッ!」

 バルサのディフェンスは緩いと言うか、デコ以外は仕掛けるのが遅く、ビジャレアルの攻撃をファウルでしか止められません。そして13分には追加点を奪われます。
 右サイドでカニがアビダルの裏のスペースにボールを出すと、これに反応したピレスが裏に抜け出します。ピレスがペナルティエリアに入ったところでアビダルが後ろから足をかけてPK。このPKをセナがゴール右隅に決めました。(2-0)

(再び場内アナウンス)
「ゴ~~~(中略)~~~ゥルッ
 ゴ~~~(中略)~~~ゥルッ
 #$%&△☆
 マルコス、マルコス、マルコス、マルコス、マルコス、マルコス、
 セナ、セナ、セナ、セナ、セナ、セナ」

 この後バルサも反撃しますが、カプデヴィラの対応の良さもあって、メッシが右ウィングとしての仕事をさせてもらえません。そこでポジションを下げたメッシは中央にドリブルしながらルックアップ。次の瞬間にはボールはゴール前へ。相手選手4人の合間を縫う見事なスルーパスがボージャンに渡り、ボージャンのクラブ史上最年少ゴール(17歳1ヶ月22日)でバルサが24分に1点を返しました。(2-1)
 ボージャンのトラップ&シュートは申し分ありませんでした。

 しかしバルサの喜びもつかの間。35分にはまたもゴールを奪われます。GKヴィエラの蹴ったボールがピレスに渡ります。ピレスはG.ミリトのアタックをかわし、さらにはプジョルをも抜き去ります。ペナルティエリアのライン付近でミリトが後ろからピレスに接触し、再びビジャレアルがPKを獲得します。これをセナが今度はゴール真ん中に決めて、再びビジャレアルがリードを拡げました。(3-1)

(場内アナウンス)
「ゴ~~~(省略)」

■後半
 ライカールト監督はオレゲールをドス・サントスに替えて、フォーメーションを3-4-3に変更します。アビダルとプジョルもがんがん上がっていき、リスクを背負って猛攻を仕掛けます。

 しかし、この変更が裏目に出て、バルサは後半5分に絶対的ピンチを招きます。最後尾アビダルのミスパスをカットをされて速攻を喰らいます。ボールを持ったピレスはGKヴァルデスと1対1。後ろからはプジョルが猛追、サンティもフォローに来ます。ピレスはシュートを撃つチャンスが十分にありながら何故かシュートを撃たず、ペナルティエリア内に入るところでサンティにヒールキックでバックパスを送ります。しかしこのパスが合わずにアビダルに奪われました。バルサはピレスの判断ミスに救われました。

 バルサは14分にもオープンスペースを突かれて危機に陥りますがプジョルがファウルで阻止します。ここではイエローカードは出ませんでしたが、この後、デコとシャビにはイエローカードが出されました。ミリトにもカードが出そうな場面がありました。
 26分にはデコが負傷し、ウォーミングアップしていたグジョンセンと交替をします。グジョンセンはおそらくアンリかボージャンと交替させるつもりだったと思うのですが、悪循環にはまったバルサは予定外の交替を強いられました。

 この後バルサはボージャンをシウヴィーニョに替えて再び4バックに戻しますが、得点は奪えず試合終了。この結果、3位に転落しました。

 後半のバルサのフォーメーションチェンジは悪あがきとしか言いようがありませんでした。バルサなら通常のフォーメーションでもアウェイで後半に2点を獲ることは現実的だし、3-4-3に変えたところでリスクが高くなる割に得点の確率がそれほど上がるとは思えません。獲れる時は獲れるし、獲れない時は何をやっても獲れないもの。無理をしなければデコの負傷も、無駄なイエローカードを受けたりも無かったのではないか。そう考えれば、長いリーグ戦においては、このような試合展開になった場合は潔く負けた方が良いのかも知れません。もちろんホームでは何が何でも勝たないといけませんが...

 負けるときは美しく。クライフが怒っていそうなゲームでした。


ビジャレアル 3-1 バルセロナ


■ビジャレアル
      9
 8     7    10
   19   21
 5         17
   12   20
      1
 1 ヴィエラ
 5 カプデヴィラ
 7 ピレス
 8 サンティ・カソルラ
 9 ギジェ・フランコ
10 カニ
12 シガン
17 ハヴィ・ヴェンタ
19 マルコス・セナ
20 フエンテス
21 ブルーノ・ソリアーノ
控え選手
 4 ゴディン
11 トマソン
13 ディエゴ・ロペス
14 マティアス・フェルナンデス
15 ニハト
18 アンヘル
24 マヴバ
監督
マヌエル・ペゲグリーニ

■バルセロナ
~前半~
 27   14   19
   20    6
      8
22         23
    3    5
      1
~後半~
 27   14   17
     19
    8   20
      6
22          5
      3
      1
~最終~
  14     17
      7
    8   19
16     6
           5
   22    3
      1
 1 ヴァルデス
 3 ガブリエル・ミリト
 5 プジョル
 6 シャビ
 8 イニエスタ
14 アンリ
19 メッシ
20 デコ
22 アビダル
23 オレゲール
27 ボージャン
控え選手
 7 グジョンセン
16 シウヴィーニョ
17 ドス・サントス
18 エスケーロ
21 テュラム
25 ホルケラ
26 クロサス
監督
フランク・ライカールト



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2007年10月22日

エスパニョールvsレアル・マドリー

リーガ・エスパニョーラ第8節

 1位R.マドリー(勝点19)と5位エスパニョール(13)の対戦。エスパニョールはセビージャ、デポルティーボ、バレンシアと強豪相手に3連勝で波に乗っています。
 エスパニョールのタムード&リエラとマドリーのセルヒオ・ラモスは10月17日のユーロ予選デンマーク戦で得点を挙げる活躍を見せました。マドリーのラウルも好調を維持しており、代表復帰の期待も高まっていますが、アラゴネス代表監督からは声がかからず、このゲームで活躍してアピールしたいところ。
 エスパニョールのデ・ラ・ペーニャはシーズン前からの怪我からようやく復帰してベンチ入りしました。

 試合はいきなりエスパニョールの先制ゴールで幕を開けます。前半2分、右CKからのボールがゴール前に落ちてきたところを好調リエラがヘディングショートでゴールを挙げました。(1-0)

 エスパニョールの攻撃陣はトップにタムード、2列目左にリエラ、右にヴァルド、中央にルイス・ガルシアが並びます。ガルシアは左右にも顔を出し、エスパニョールは中央と左右からバランス良く攻めます。
 両サイドバックの攻撃参加はリエラとヴァルドのフォロー程度で、あまり高くは上がりません。相手ボールの時は、右のサバレタは早めにスナイデルをチェックし、左のクレメンテ・ロドリゲスは最終ラインで中央に絞ります。この時、左サイドはリエラが下がります。

 マドリーはイグアインとセルヒオ・ラモスによる右からの攻撃がほとんどで、左はグティ、ディアラ、マルセロのフォローが無いためスナイデルが孤立することが多かったです。スナイデルは、ヴァルド、モイセス、サバレタの素早いチェックにかなり苦しめられていました。

 前半は、エスパニョールが優勢でしたが、シュートチャンスはマドリーの方が多かったように思います。しかし両チームともに決定的なチャンはほとんどありませんでした。30分あたりからは徐々に荒れ始め、マドリーのファウルやマドリー寄りのジャッジの際にはスタンドから激しいブーイングが起こりました。

 後半に入ると完全にエスパニョールのペースとなり、8分にはエスパニョールが追加点を奪います。ヴァルドが右から中央にドリブルして行き、DFを引き付けてから前方のタムードにパス。タムードがループシュートを決めました。(2-0)
 ヴァルドにはスナイデルが付いていましたが、寄せが甘く、見かねたカンナヴァーロがタムードを離れてフォローに行ったために、タムードをフリーにしてしまいました。メツェルダーとセルヒオ・ラモスのカバーも遅く、間に合いませんでした。

 2点ビハインドのマドリーは、スナイデルに替えてドレンテを投入。この辺りからグティが前に出て行きますが、それでも決定機は創れず、後半45分に、右CKからのボールをセルヒオ・ラモスが足を高く上げて押し込んで、1点を返すのが精一杯でした。(2-1)

 後半もファウルが多く荒れた展開だったことと、2点リードしていたこともあり、デ・ラ・ペーニャは登場しませんでした。

 終盤のマドリーは、悪質なファウルを犯したり、レフェリーに対する不満を露にするなど、王者らしからぬ醜態を晒していました。
 シュスター監督は思うような展開が出来ず、終始、苦虫をかんだ表情でした。

 一方のエスパニョールは、シュートチャンスこそ少なかったものの、自分達が思い描いている攻撃が出来ていたと思います。
 サポーターも非常に熱く、バルセロナとのダービーマッチがとても楽しみです。


エスパニョール 2-1 レアル・マドリー

■エスパニョール

     23
11    10     7
   25   22
 6          8
   21   19
      1

 1 カメニ
 6 クレメンテ・ロドリゲス
 7 ヴァルド
 8 サバレタ
10 ルイス・ガルシア
11 リエラ
19 トレホン
21 ハルケ
22 モイセス
23 タムード
25 スミリャニッチ
控え選手
 4 ラクルス
 9 デ・ラ・ペーニャ
13 ラフエンテ
16 ジョナタス
17 モハ
20 コロ(コロミナス)
24 ホナタン
監督
エルネスト・ヴァルヴェルデ

■R.マドリー

    7   17
23         20
    6   14
12          4
   21    5
      1

 1 カシージャス
 4 セルヒオ・ラモス
 5 カンナヴァーロ
 7 ラウル
 6 ディアラ
12 マルセロ
14 グティ
17 ファン・ニステルローイ
20 イグアイン
21 メツェルダー
23 スナイデル
控え選手
 2 サルガド
 8 ガゴ
 9 ソルダード
15 ドレンテ
18 サビオラ
25 デュデク
監督
ベルント・シュスター



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2007年10月20日

クライフvsネッツァー・伝説?のクラシコ

 1974年2月17日のR.マドリーvsバルセロナの一戦です。マドリーには西ドイツ代表のギュンター・ネッツァーが、バルサにはオランダ代表のヨハン・クライフが在籍しています。この両スーパースターはこのシーズンに母国からスペインに移籍したばかりです。

 映像は白黒。前半4分からスタート。

 序盤はマドリー優勢の展開。ネッツァーは不調みたいですが、マドリーは両サイド前方のスペースを突いて攻撃を仕掛けます。
 ネッツァーは時折、中長距離のパスを通しますが、ボールを持ってからパスを出すまでに少し時間が掛かり過ぎでした。球離れが悪いと言うよりはパスの出し所がなかなか見つからないといった感じです。

 前半31分、流れは急にバルサに移ります。レシャックが中央でDFをかわして右に展開。マルシアールがドリブルでペナルティエリア内ゴールライン際まで持ち込み、ニアポストのアセンシにパス。アセンシがボレーで押し込みました。0-1。
 レシャックは試合を通して、中央または右サイドで広範囲に上下動を繰り返してボールを前に運んでいました。

 39分には、中央左寄りのガラ空きのスペースをソティールがドリブルで持ち運び、中央のクライフにパスを出します。クライフは3人のマークをかわしてゴールを決めました。0-2。

☆★☆クライフのスーパープレー☆★☆
 バルサの2点目。クライフはゴール前、右から左に走りながらソティールからのパスを受けましたが、この時2人のマーカーがクライフに付いて来ます。クライフは最初のトラップでボールを自分のマイナス方向(ゴールの正面)にコントロールしてマークを外します。マーカーの1人はすぐにUターンしてスライディングタックルにきますが、ボールに軽くタッチし自らもジャンプして、これを交わします。着地点に3人目がタックルに来ますが、これもボールを逸らして交わした後、すぐに体勢を入れ替えてゴールに向き直し、すかさず左足でシュートを撃ちました。
 相手のマークを交わすのと同時にシュートを撃ち易い位置にボールを運ぶ一連の動作はとても速くてスムーズで無駄がありませんでした。ボールタッチも実に繊細だし、ボディバランスも非常に優れています。

 前半は0-3で終了。マドリーは後半からアギラールに替えてサンティジャーナを入れます。

 後半は完全にバルサのペース。前半には無かった高い位置でのプレスとパスによる崩しを見せます。
 後半9分、金子×倉敷の「モーレツ」談議の最中にアセンシがドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア内でDFをかわしてシュート。GKとファーポストのわずかな隙間に叩き込み、バルサが3点目をゲットしました。0-3。

 19分にはバルサがカウンターから4点目を奪います。バックラインまで下がったクライフがJ.C.ペレスへロングフィード。ドリブルでペナルティエリア内まで持ち込んだペレスがゴール左上隅にシュートを決めました。0-4。
 23分にもクライフのパスからチャンスが生まれますが、マルシアールのシュートは、レモンがかろうじて右手で跳ね返しました。

 しかし、その直後の24分、ペナルティエリア右外からのFKをクライフがゴール前に入れ、ソティールがヘディングシュートを決めます。0-5。
 このときソティールには誰もマークに付いていませんでした。
 32分にもクライフの右からのクロスにソティールがヘッドで合わせますが、ここはマークがしっかり付いていたためにシュートは枠を外しました。

 マドリーは後半に3度バルサゴールのネットを揺すりますが、いずれもオフサイドの判定でノーゴール。この内2回はネッツァーのパスによるものでした。試合はこのまま終了し、マドリーがホームで歴史的大敗を喫しました。


R.マドリー 0-5 バルセロナ

■R.マドリー
 1 ガルシア・レモン
 2 モルガード
 3 ルビニャン
 4 ピルリ
 5 ベニート
 6 ソーコ
 7 アギラール (⇔サンティジャーナ 後半0分)
 8 ベラスケス
 9 アマンシオ
10 ネッツァー
11 マカナース
監督 ルイス・モロウニー

■バルセロナ
 1 モーラ
 2 リフェー
 3 トーレス・ガルシア
 4 コスタス
 5 デラクルス
 6 ファン・カルロス・ペレス
 7 レシャック
 8 アセンシ
 9 クライフ
10 ソティール
11 マルシアール (⇔トメ 後半27分)
監督 リヌス・ミケルス



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2007年10月11日

バルセロナvsアトレチコ・マドリー

リーガ・エスパニョーラ第7節

 久しぶりにリーガの試合を観ました。

 チャンピオンズリーグで負傷したプジョルですが、どうやら大した事は無かったみたいで、序盤には相手の危険なパスをインターセプトするなど元気にプレーしていました。
 ザンブロッタが故障のため、このところスタメンに入っているオレゲールは、ほとんど効果のないオーバーラップをするよりも守備に専念した方が良さそうです。
 アビダルは、序盤こそ積極的に攻撃参加していましたが、やはりこの試合でも守備面で貢献していました。経験さえ積めばセンターバックとしても一流になると思います。

 A.マドリーは開始早々からセイタリディスのオーバーラップで積極的に仕掛けていきます。序盤のA.マドリーの攻撃はなかなか良かったです。DFラインを高めにとり、中盤から前線にパスで繋いでいき、チーム全体で攻めようという姿勢が見られました。
 新加入のラモン・ガルシアとシモンは既にチームに溶け込んでいる様子でした。
 ペルニアは攻撃参加もしますが、メッシがボールを持った時には激しくチャージに行ってました。この守備は結構効いてましたが、思ったとおり直ぐに警告を受けてしまい、その後は大人しくなりました。

 16分には、牙の抜けたペルニアをあっさりと交わしたメッシが入れたグラウンダーのクロスをアッビアーティがファンブルし、これをデコが押し込んでバルサが先制しました。ここまで良い展開だっただけにアトレチコにとっては悔やまれるミスでした。
 アッビアーティは38分にもキックミスをして、よりによってメッシにボールを渡してしまい、ゴールを危険に晒しました。

 この失点で萎縮したアトレチコは攻撃のリズムを失い、すぐに追加点を奪われます。
 20分、ペナルティエリアの左隅、メッシがロナウジーニョとの素早いワンツーパスでDFを抜いてフリーとなります。ロナウジーニョのパスが少し弱かったが右足トラップでシュートレンジまで持っていき、思いっきり左足を振り抜いてゴール右のネットへグラウンダーのシュートを突き刺しました。

 追加点を奪われたアトレチコは完全にDFラインを下げてしまい、中盤と前線の間が間延びしたため、カウンターでしかチャンスが創れなくなりました。後半は選手交代を使って立て直してきましたが、序盤のように上手くはいかず、ミドルシュートが多くなっていきました。マキシ・ロドリゲスのシュートはもう少しでゴールしそうでした。マニシェは前半からミドルを撃ってましたが、ちょっと強引過ぎるかな...

 実況と解説の2人はG.ミリトの展開力とフィードの精度を絶賛してましたが、この試合では月並みだったように思います。マルケスの方が凄いんじゃ...と思いながら観ていました。

 展開力とパスの精度で言えば、この試合ではシャビが良かったです。時間帯によっては中盤の底でゲームメイクをしてました。
 デコも前線でチャンスに絡んだり、少し下がってスルーパスを出したりと活躍していました。

 90分にはこの2人が絡んだゴールでアトレチコを突き放します。メッシ→デコ→ドス・サントスと繋ぎ、最後は左からのクロスをシャビが決めて、3-0としました。

 ロナウジーニョは創造性豊かなプレーをするのですが、体調が万全でないのか、スルーパスの精度は低かったです。

 ペルニアの警告とアッビアーティのミスで一気に流れが変わってしましましたが、序盤のアトレチコの攻撃には期待が持てたので、次回のホームゲームが楽しみです。


[バルセロナ]
 ロナウジーニョ  アンリ     メッシ
       デコ     イニエスタ
          シャビ
 アビダル             オレゲール
       ミリト    プジョル
          バルデス
控え ホルケラ、シウビーニョ、テュラム、クロサス、グジョンセン、ドス・サントス、ボージャン

[A.マドリー]
       フォルラン  アグエロ
 シモン                レジェス
      R.ガルシア  マニシェ
 ペルニア              セイタリディス
      ゼ・カストロ   パブロ
         アッビアーティ
控え ファルコン、A.ロペス、エレル、クレベル・サンタナ、マキシ・ロドリゲス、フラド、L.ガルシア



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2007年09月29日

兄弟対決どうでしたか? バルセロナvsサラゴサ リーガ・エスパニョーラ第5節

この試合、私は観なかったのですが、ディエゴとガブリエルのミリト兄弟のマッチアップはどうでしたか?熱かったですか?

チームの勝負はバルサの圧勝だったみたいなので、あまりマッチアップする機会は無かったでしょうか?

あと、ロナウジーニョは、やはり出てませんよね?



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posted by サッカーニョ |17:34 | スペイン/リーガエスパニョーラ | コメント(9) | トラックバック(0)
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2007年09月25日

CLの流れを引きずって... バルセロナvsセビージャ リーガ・エスパニョーラ第4節

チャンピオンズリーグ第1節で明暗を分けた両チームの対決。


■スターティング・メンバー
 スタメンは以下のとおり。
 やはりセビージャはメンバーを変えてきましたが、カペルがベンチにも居ないのはターンオーバーだからか?
 バルセロナはロナウジーニョのところにイニエスタが入ります。

[バルセロナ]
GK バルテス
DF ザンブロッタ、マルケス、ミリト、アビダル
MF トゥーレ、シャビ、デコ
FW メッシ、アンリ、イニエスタ

[セビージャ]
GK パロップ
DF D.アウベス、ブラルーズ、エスキュデ、ドラグティノビッチ
MF ポウルセン、ケイタ、J.ナバス、レナト、アドリアーノ
FW カヌテ


■前半
 ロナウジーニョのポジションに入ったイニエスタが左サイドからいきなり仕掛けます。イニエスタは2列目中央からもチャンスメイクをしました。メッシも7分にDF3人をかわすドリブルでゴールに近づくなどして相手を脅かします。
 セビージャは基本的にカヌテのワントップですが、攻撃時は右からナバス、中央からレナト、そして左からはドラグティノビッチが飛び出します。J.ナバスにはアビダルが付き、1対1の攻防を激しく繰り広げていましたが、ドラグティノビッチへのマークは甘く、21分には、アドリアーノからのパスを前方のスペースで受けたドラグティノビッチがクロスを上げ、レナトがヘディングシュートを放ちます。このシュートはポストに当たりゴールにはなりませんでした。
 主導権を握りながらもセビージャの守りをなかなか崩せないバルセロナは、次第にミドルシュートを狙います。44分にデコが中央からドリブルで持ち込みミドルシュートを撃つが、これはゴール右に外れました。アンリがもっと早く走り出していればスルーパスが出せたかもしれないシーンでした。


■後半
 セビージャは、前半に脚を削られ動きが悪く積極的な攻撃を見せなかったアドリアーノに替えて、後半の頭からドゥダを入れました。
 10分、メッシの突破に対しドラグティノビッチがファウルでストップ。このFKにゴール前でアンリがヘディングを狙うが空振り。アンリは11分に左サイドでドリブル突破を図るが、ブラルーズを振り切れません。
 16分にジオバニ・ドス・サントスが交替の準備をすると、フィールド上のアンリは不安そうに横目で見るが、交替相手はシャビ。ドス・サントスが左アウトサイドに入り、イニエスタがポジションを下げました。
 26分にはマルケスのロングフィードにアンリが走り込みます。ボールより少し前に出過ぎるが、体の後ろで右足アウトサイドで2回タッチして何とかコントロール。右足インサイドキックでシュート。前にポジションを取っていたパロップが両手で弾き、その後ポストに当たったところをしっかり抑えました。
 攻めながら、なかなかゴールを奪えなかったバルセロナが、28分にようやくゴールを挙げます。アンリからのパスをメッシがトラップミスして浮かせてしまうが、落ち着いて軽やかに左足ボレーで叩き込みました。
 セビージャは、前半のようにドラグティノビッチをフリーにさせてもらえず(ザンブロッタが修正してきました)、J.ナバスもアビダルとの対決に消耗し始めました。
 33分にJ.ナバスに替えてケルジャコフを入れ、追い上げを図るセビージャですが、この後、出鼻を挫かれます。バルセロナの右CKの際にゴール前でドス・サントスが倒されたとしてバルセロナにPKが与えられます。このPKをメッシが決めてバルセロナが突き放しました。
 バルセロナは44分に17歳ボージャンを披露する余裕を見せますが、ロスタイムにオフサイドトラップを掛け損ないカヌテにゴールを許してしまいました。


■感想
 後半の途中まで動きが悪かったアンリでしたが、ドス・サントスが入ってからは何故か動きが良くなりました。アンリ→メッシというラインでチャンスが生まれたのは新発見。エトー、ロナウジーニョが不在でもこれだけチャンスを作ることが出来れば、攻撃は問題なしか?
 セビージャは、アーセナル戦と同様に、アウェイ戦法を用いて善戦し、失点後、巻き返しのチャンスを失いました。1失点後ケルジャコフを入れる際に守備的MFを削る勇気が出せず、2失点後は意気消沈しアーセナル戦のような怒涛の反撃は見せず終い。もっと攻撃的なところが見たかったです。
 左SBのドラグティノビッチは無謀にも積極的に前に出てましたが、メッシのドリブルには翻弄されっぱなしでした。この起用はミスでは?と思うが、プエルタがいなくなったから仕方ないのか?
 右はJ.ナバスがアビダルに抑えられていたので、D.アウベスの応援が欲しかった。



後は杉本さん、お願いします。



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posted by サッカーニョ |06:29 | スペイン/リーガエスパニョーラ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2007年09月04日

放送されました ビジャレアルvsレアル・マドリー

放送されて本当に良かったです。


■放送開始
 記念撮影する両チームのイレブンがユニフォームの上から着ているのは、先日亡くなったプエルタの顔写真がプリントされたTシャツ。顔写真の下には"SIEMPRE CON NOSOTROS"(この意味がわかる方、教えてください)、背中には"16"。


■スターティングメンバー
 ビジャレアルはピレスとサンティのポジションを入れ替えました。またロッシは少し下がり目で、トマソンのワントップとも言えるフォーメーションでした。レアルはディアラのワンボランチ(グティが下がってダブルボランチのようになってましたが、監督の構想がワンボランチであったことが、後半の選手交代により判明。)、ロビーニョとスナイデルは中央に絞ってプレーすることが多く、ワイドオープン攻撃が多かったフィーゴ-ベッカム時代から攻撃スタイルが変わりました。

ビジャレアル
GK ビエラ
DF ハビ・ベンタ、フエンテス、シガン、カプデビラ
MF サンティ、ホシコ、セナ、ピレス
FW トマソン、ロッシ

レアル・マドリー
GK カシージャス
DF セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メツェルダー、ドレンテ
MF ロビーニョ、ディアラ、グティ、スナイデル
FW ファン・ニステルローイ、ラウル


■試合開始
 開幕戦のビジャレアル凄く良かったので、この試合には期待していたのですが、期待通りの好ゲームになりました(後半5分までは...)。ビジャレアルは開幕戦ほどコンパクトではなかったです。両チームとも中盤でボールへの寄せが早かったですが、激しいタックルとかはほとんどありませんでした。おかげでボールが良く動いてたし、ファウルで流れが切れることもほとんどなかったです。非常にクリーンなゲームでした。攻守の切り替えも速く、見ごたえ充分で、あっという間に時間が過ぎていきました。


■試合結果(得点経過)
 ホームのビジャレアルが主導権を握る時間帯が多かったですが、ラストパスが繋がらなかったり、シュートが弱かったりして、結局ゴールには結びつきませんでした。一方のレアルは決定的なシュートを何度も撃ってました。
 まず前半39分、中盤左タッチライン際からスナイデルがゴール前にロビングパス。ペナルティエリア手前でワンバウンドしたボールにGKビエラが飛び出すが、ラウルの左足が一瞬早く、レアルが先制。
 後半3分にはペナルティエリアの少し手前、ゴールに向かって左45度からのフリーキックをスナイデルがインステップキック。5人の壁の上を越え、緩いカーブが掛かったボールは左ゴールポストの内側に当たってゴールイン。これは見事なフリーキックでした。
 さらに後半5分に、オーバーラップしたセルヒオ・ラモスがカットインしながら、ペナルティエリア内ファーサイドに絶好のグラウンダー・スルーパス。これをファン・ニステルローイが落ち着いて決め3-0とリードを拡げました。
 この後、ビジャレアルはMFを1人減らしてFWを増やしました。逆にレアルはラウルを下げて中盤を厚くしました。この交代で完全に中盤を制圧したレアルが更にリードを広げました。後半28分に中央のスナイデルが左のグティに預け、折り返しをスナイデルが決めると、後半35分にも同じように、中央のグティから左のファン・ニステルローイへ、折り返しをグティが決めました。5-0。


■総括(...というか感想)
 大差で負けましたがビジャレアルは良かったです。0-5という得点差ほど両チームに実力差はなかったと思います。しかしレアルはゴールシーン以外にも多くの決定的なチャンスを演出しており、もっと点差がついていてもおかしくない試合でした(3-0になってからは緊迫した試合ではなくなりましたから...)。最終的には選手個々の持つポテンシャルの差が如実に表れた。そんな試合でした。リケルメが居れば...


■リケルメ
 そのリケルメですが、9月に入り残留決定かと思ったら、ボカへの完全移籍に向けて3日間の移籍期限猶予を与えられたとか。この記事を書いている時点では未だ結果はわかりません。当然この試合でも、ベンチに入るどころかスタンドにも居ないようでした。


■バルサ、ロナウジーニョ、アンリ
 ハーフタイムにバルセロナvsビルバオのダイジェストが流れましたが、先制点となるフリーキックを見ただけでもロナウジーニョが絶好調であることが伺えました。
 PK獲得したアンリのランニングもなかなか。コンディションやチームメイトとの連携が懸念されてるようですが、ちゃんと勝利に貢献しましたね。エトーの戦線離脱で当分はポジション争いの心配もないだろうし、経験豊富なので実力の7~8割は確実に発揮するでしょう。



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posted by サッカーニョ |04:14 | スペイン/リーガエスパニョーラ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2007年08月28日

バレンシア対ビジャレアル観ました

無事、放送されて良かったです。と言うことは、レアル・マドリーとバルセロナの試合だけ放送してくれないのですかねぇ。

試合は、杉本さんからの情報どおり、カメラの位置が高くて見易かったです。

そして、開始5分くらいで思ったこと。「スペインサッカーっていつからこんなにコンパクトになったんだろう?」
常に画面内に17~8人の選手が収まっていました。
昔のスペインサッカーは最終ラインの前にかなりオープンスペースがありましたよね。
まぁ両チームともヨーロッパ戦に参加するので特にコンパクトになってるのでしょう。
下位のチームはもっと緩い、はずですよね。

ボスマン判決以降、外国人選手が増えましたが最近では外国人監督も増えたのではないでしょうか。それで各国リーグの特色が失われつつあるでは?チャンピオンズリーグ参加枠の変更(1ヶ国から最大4チームへ)にも関係ありか?

バレンシアは早々に中盤の潰し合いに嫌気が注したのか、最終ラインは徐々に下がり、攻撃も両サイドに逃げるように拡がっていきました。それでも短いドリブルとパスで両サイドからチャンスを作ってました。しかしビジャレアルのディフェンスの方が上手でした。肝心なところはきっちりと抑えてたし、マークの受け渡しもスムーズでした。

ボール保持率はバレンシアの方が上回っていたように思いますが、完全にビジャレアルのペースでした。コンパクトなサッカーをしていたビジャレアルよりも、徐々に引き気味になっていたバレンシアの方がボールポゼッションが上で、しかしボールポゼッションで劣るビジャレアルの方が優位に立つ...なんだか奇妙ですね。

カウンターサッカー⇔ポゼッションサッカーという意味ではないのか?この試合ではバレンシアの方がカウンターサッカーに近かったが...
ポゼッションサッカーとは、戦術や攻撃スタイルとは無関係で、単にボールポゼッション(=ボール保持率)が上回っている状態のことを指しているのか?
なんだかよく解からなくなってきました。

話を試合に戻しましょう。とにかくビジャレアルの優位で試合は進み、前半16分にトマソンが先制し39分にビジャが退場となった時点で、既にビジャレアルの勝利は決定的でした。

後半、バレンシアが3バックに移行するとビジャレアルの方も拡散してきました。「ん、スペインっぽくなってきたぞ。」

ビジャの退場、そして後半にはホアキンも...ホームのバレンシアに不利となるジャッジに対してスタンドは騒然となってました。

ビジャはシミュレーションで2枚目のイエローカードを受けて退場でした。レフェリーへの不服に対する1回目のイエローは厳しすぎたかな、と後になって思います。

ホアキンは...ペナルティエリア内で不正に抑えられたと主張(抗議)して1発レッド!ペナルティエリア内のプレーも抗議の様子もリプレイされなかったのでこの辺は良くわかりませんでした。

2人ともレフェリーへの抗議が仇となりました。抗議に対してレフェリーが厳しすぎた、と言うことですかね?杉本さん。

ジャッジに助けられたかもしれませんが、ビジャレアルの強さは本物だと思います。「相手が11人でも先制し勝っていた」とおっしゃるペジェグリーニ監督、私は疑ってませんよ~。次節はホームでレアル・マドリーを迎え撃つわけですね。楽しみです。放送されるかどうか...それだけが心配...


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posted by サッカーニョ |05:28 | スペイン/リーガエスパニョーラ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年08月26日

リーガ・エスパニョーラ開幕戦、放送中止!

リーガ・エスパニョーラ開幕戦が放送中止となりました。

リーガ・エスパニョーラは再放送が少ないので生中継を録画したのですが、こんなことならセリエAでも録画しとくんだった...と後悔してます。

WOWOWからは「現地権利元の都合により...」とだけ説明がありました。スペイン国内には配信されたが、スペイン以外の全世界には配信されなかったそうです。

だいたい「現地権利元の都合」って何なんでしょう?もっと具体的な説明があってもよろしいのではないでしょうか。『現地権利元』様は我々視聴者のことなど全く考えていないように感じます。

おそらく「配信契約を巡ってのトラブル」が原因ではないかと勝手に想像しているのですが、もしそうなら開幕(配信予定日時)までに契約を纏められなかったのは『現地権利元』様にも責任があるわけで、自分では一切責任を取ろうとせずに責任と損害を全て他者に被らせる、というのはあまりにも酷いです。
(勝手な想像ですが...)

日本にもこんな左団扇で商売してる大企業が数多くあるかと思いますが、それらが束になっても全くかなわないくらい「殿様」な『現地権利元』様。

我々視聴者や世界中の放送局、それ以外にも広告主(スポンサー)など多くの関係者の権利をないがしろにしてまで、己の権利を主張する『現地権利元』様には、サッカー界の『殿様キング』の称号がふさわしいかと思います。
(以上、あくまでも勝手な想像です)

『現地権利元』様へ
せめて、きちんと事情を説明して責任を取りましょう。


このブログでは他者への攻撃や誹謗中傷の記事は掲載しないつもりですし、そのようなコメントは削除させていただく方針ですが、この記事は視聴権利を買っている者の当然の主張として投稿させていただきました。

やり場のない怒りや悲しみなど言いたいことのある方は、遠慮なくコメントしちゃってください。なるべく削除はしないつもりです。

ただしWOWOW様にはほとんど責任はないようなので発言にはくれぐれもご注意ください。自分の発言には自分で責任を取りましょう。


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2007年08月26日

リーガ・エスパニョーラ開幕!応援コメントはこちらへ

いよいよリーガ・エスパニョーラ開幕ですね~

皆さんの好きなチームや選手に対する応援コメントなど、思うが侭にジャンジャン投稿してください。


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2007年08月26日

リーガの優勝チーム・得点王、予想コメントはこちらです。

いよいよリーガ・エスパニョーラ開幕ですね~

今シーズンの優勝チーム、得点王、ブレイクする選手などを大予想してどしどしコメントしてください。

※「予想なんて意味ねーじゃん」とか「当たるわけねーよ」とおっしゃる方はコメントしないでください。水を注すコメントは削除させていただきます。


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