2008年02月27日

CL1回戦の2試合 イングランド勢対ミラノ勢

 最近、仕事が忙しく、夜中家に帰るとすぐに眠ってしまいます。と言うことでこのところサッカーはあまり観れてません。

 CL1回戦はようやく、リバプール×インテルとアーセナル×ミランを見たところです。

 この2試合4チームで4人のセンターバックが試合中に交替するという波乱の展開でした。

 前半はリバプールの攻撃を封じたインテルでしたがマテラッツィ(退場)とコルドバ(負傷)の2人が交替し、ビエラ投入後に何かがおかしくなり、リバプールの横の揺さぶりに翻弄されてました。
 試合はリバプールが終盤にカイトとジェラードのゴールで2-0の勝利を収めました。

 もう一方の試合はアーセナルのトゥーレとミランのネスタが負傷交替。ミランはマルディーニとカラーゼのコンビで、よくボールの動くアーセナルの攻撃についていけるか心配でしたが、なんとか守りきりました。オッド、カラチ、ガットゥーゾが頑張ったと思います。
 アーセナルのセスクは最も輝いていたと思います。
 試合は0-0に終わりましたが、両チームの持ち味が存分に発揮された好ゲームでした。

 ホームのイングランドの2チームは運不運もあって明暗が分かれた結果となりました。
 ジェラードのゴールとアデバヨールのロスタイムのシュートミスが、準々決勝進出なるかどうかの分かれ目となるのでしょうか。

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posted by サッカーニョ |02:45 | チャンピオンズリーグ | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年11月08日

シャフタールvsミラン

UEFAチャンピオンズリーグ第4節・グループD

 勝点6で並ぶ両チーム。前節の対戦ではホームのミランが快勝しましたが、シャフタールもまずまずの攻めを見せていたので、今回はシャフタールがホームでどんな攻撃を見せてくれるか楽しみに観ました。

 ミランのスタメンは、怪我のオッドとヤンクロフスキーに代わって両サイドバックにボネーラとセルジーニョが入りました。マルディーニはベンチスタートです。
 またロナウドがミラン移籍後初めてCLでベンチ入りしました。
 シャフタールは中盤底にレワンドフスキーではなくヒュブシュマンを起用しました。

 立ち上がりのシャフタールの攻撃は、ブランドンが右に流れイウシーニョ&スルナと組んで仕掛けます。この日はセルジーニョのところを徹底的に狙うのかと思いきや、その後は左からアーリークロスを入れたり、守りの堅い中央から攻めたり...
 中央からの攻撃ではジャヂソンが良い働きを見せました。常にいいポジションでボールを受け、余裕を持って捌きますが、あまり怖さはありません。

 23分のシャフタールのFK。ジャヂソンの蹴ったボールにチグリンスキーが頭で合わたシュートはGKヂーダの真正面でした。

 33分にはミランのお株を奪う中央での速い攻撃、ヒュブシュマンからフェルナンジーニョ→イウシーニョ→ルカレッリと繋ぎゴール前にボールを運ぶが、ルカレッリとスルナのシュートはいずれもネスタの好守に阻まれました。

 前半は両チーム無得点で折り返します。シャフタールはここまで良い攻撃を見せながらも決定的なシュートはひとつも撃てませんでした。

 しかし後半5分に、相手のミスにつけ込む形でようやく決定的なシュートを放ちます。
 カラーゼの中途半端なクリアボールをジャヂソンがトラップしてフェルナンジーニョにシュートを撃たせましたが、シュートは僅かに右に外れました。
 シャフタールの決定機はこれだけ。

 ミランがジラルディーノに替えてインザーギを投入してからは、ミランがゴールを重ねます。

 まずは後半21分、シャフタールがカウンターを仕掛けようとしたところを、あっさりとボールを奪ったピルロがすかさずゴール前のインザーギに正確なパスを送り、インザーギがボレーでゴールを奪いました。

 27分にはロングボールからゴール前でインザーギが珍しくポストプレーをし、パスを受けたカカがゴールを挙げました。

 そしてロスタイムには再びインザーギとカカのコンビでダメ押ししました。

 終わってみれば、またしてもミランの完勝。シャフタールに攻められ続けましたが、これも自分達のペースだったということでしょうか?前節も確かこんな感じの展開でした。

 しかしアンブロジーニの守備はよく効いているんですが、悪質なファウルが多すぎ。イエローカード1枚しか貰わなかったのが不思議なくらい。次節はイエロー累積のため出場できません。

 シャフタールはいつもと同じように良い攻撃を見せましたが、メリハリがありません。冒頭に書いたように右サイドを徹底的に攻めるのかと思ったのですがそうでも無く、2点取られてからも同じでした。ここまでの4試合で、ルチェスク監督が状況に応じて何か策を講じる場面は全くありませんでした。


シャフタール 0-3 ミラン

RSCオリンピスキー・スタジアム


■シャフタール

   99   25
      8
  7       11
      3
26         33
   27   55
     30

 3 トマシュ・ヒュブシュマン
 7 フェルナンジーニョ
 8 ジャヂソン
11 イウシーニョ
25 ブランドン ("84 OUT)
26 ラズバン・ラト ("73 OUT)
27 ドミトロ・チグリンスキー
30 アンドリー・ピアトフ
33 ダリヨ・スルナ
55 ウォロジーミル・エゼルスキー
99 クリスティアーノ・ルカレッリ ("77 OUT)
控え選手
 4 イゴール・ドゥリャイ
 9 ネリー・カスティージョ ("77 IN)
18 マリウシュ・レワンドフスキ
19 オレクシー・ガイ
21 オレクサンドル・グラドキー ("84 IN)
22 ウィリアン ("73 IN)
35 ユーリー・ビルト
監督
ミルチェア・ルチェスク


■ミラン

     11
   10   22
 23        8
     21
27         25
   13    4
     16

 4 カハ・カラーゼ
 8 ジェンナーロ・ガットゥーゾ
10 クラレンス・セードルフ ("79 OUT)
11 アルベルト・ジラルディーノ ("63 OUT)
13 アレッサンドロ・ネスタ
16 ジェリコ・カラッチ
21 アンドレア・ピルロ
22 カカ
23 マッシモ・アンブロジーニ
25 ダニエレ・ボネーラ
27 セルジーニョ ("85 OUT)
控え選手
 3 パオロ・マルディーニ ("79 IN)
 9 フィリッポ・インザーギ ("63 IN)
16 ジェリコ・カラツ
20 ヨアン・グルクフ
32 クリスティアン・ブロッキ ("85 IN)
44 マッシモ・オッド
99 ロナウド
監督
カルロ・アンチェロッティ


■主審
ペーター・フィンク



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posted by サッカーニョ |06:37 | チャンピオンズリーグ | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年10月29日

ローマvsスポルティング

UEFAチャンピオンズリーグ第3節・グループF

 このグループの首位マンチェスターUは勝点6で抜け出しており、ローマとスポルティングは勝点3でそれに続いています。
 この2連戦で勝ち越した方がグループリーグ突破に向けて優位に立つだけに、両チームともに気合が入るところ。特にこの試合はホームのローマにとっては絶対に負けられない試合です。

 しかしローマは試合開始早々にいきなりエースのトッティが負傷してしまいます。
 前半5分、ローマのフリーキックの場面。ボールを少し動かした後、トッティがシュートにいった際にリエヂソンのタックルをモロに受けて右足首を痛めました。
 リエヂソンはボールから3mくらいの位置でシュートブロックと壁に当たった場合のルーズボールを狙っていましたが、ボールに近すぎたためボールから離れるようにと主審から促されました。しかしリエヂソンは離れず...
 壁に入っているわけではないのでプレーに影響がないと判断したのか、主審はそのまま笛を鳴らしました。しかし、リエヂソンはホイッスルと同時にボールに向かって突進し、猛烈なタックルをボールではなくトッティの右足に見舞いました。
 イエローカードが出てもおかしくない場面でしたが、リエヂソンには何の御咎めもありませんでした。

 試合は一時中断しますが、トッティはピッチサイドで治療を受けた後、すぐにピッチに戻りプレーを続けます。
 そのトッティのヒールパスからローマにチャンスが訪れます。パスを受けたピサロがシュートを放ち、これで獲得したフリーキックからローマが先制します。
 前半15分、左からのコーナーキック、やはり足の状態が思わしくないのかキッカーはトッティではなくピサロです。このコーナーキックからのボールに対してGKチアゴが飛び出すが間に合わず、フアンのヘディングシュートがゴールネットを揺らしました。

 スポルティングの正GKストイコビッチは、代表戦後にチーム合流が遅れたためにメンバーから外されました。また、CBのアンデルソン・ポウガも不在でしたが、こちらの理由は発表されていないとのことでした。この2人が居れば防げたかもしれない失点でした。

 ローマの先制ゴールにより、静かな立ち上がりから一転して試合が動き始めます。そしてスポルティングがすぐに同点に追いつきました。
 18分、右サイドでジャロ→モウチーニョ→アベウとボールを繋いで切り崩し、アベウからのクロスボールをゴール前でフリーとなったリエヂソンが難なくヘディングシュートを決めました。
 リエヂソンの周りをローマの選手が取り囲んでいたのですが、誰も体を寄せず、あわててカセッティが競りにいきますが間に合いませんでした。

 スポルティングの攻撃はほとんどが右サイドからでした。ジャロ、イズマイロフ、モウチーニョ、アベウが絡みます。ロマニョーリとブクチェヴィッチはまったく目立ちません。右サイド前線では良いリズムを生み出しますが、時折バックラインからの無謀なロングボールなど拙さが目立ちます。

 トッティは右足でシュートを放つなど元気そうにプレーしていたのですが、自ら交替を申し出て35分にピッチを退きました。
 代わってトップに入ったヴチニッチが後半開始早々にペナルティエリア内で頑張ってPKを獲得しますが、マンシーニの蹴ったシュートはコースを読んだチアゴに阻止されました。頭を抱えるマンシーニ。ローマにとって嫌なムードが漂い始めます。

 トッティが退いた後のローマは攻撃のリズムを失います。ボールを持ちすぎるマンシーニがボールを奪われるシーンが目立ちます。
 スポルティング攻勢の時間帯が続きますが、ローマはGKドニの活躍でこれを凌ぎます。前半は軽率なプレーを見せたドニでしたが、後半には安定感を取り戻しました。

 そして、後半25分にローマがカウンターアタックで勝ち越しゴールを奪います。
 左サイドでボールを受けたヴチニッチがドリブルでペナルティエリア内に突入。アベウの執拗なボディコンタクトを振り切り、さらにシュートコースに飛び込んできたトネウを2タッチで右にかわして、右足でゴール右上にシュートを決めました。
 ヴチニッチはゴールを決めた後、ピッチサイドで興奮したデロッシに気合いのこもったビンタを受け、さらにユニフォームを脱いだことによりイエローカードまで受けました。

 その後の20分間は焦りの見えるスポルティングの攻撃をフアン、メクセス、ドニらがことごとく跳ね返し、ローマがホームで2勝目を挙げました。
 ローマはこの勝利で勝点6とし、勝点9のマンUに続いて単独2位に踊り出ましたが、次節のスポルティングとの再戦では、トッティの出場が微妙となっています。
 トッティが欠場となれば、この試合で手ごたえを感じているスポルティングが優位に試合を運び、ローマは守備を固めてカウンターでスポルティングの脆い守備を突く展開が予想されます。


ローマ 2-1 スポルティング

スタディオ・オリンピコ


■ローマ

     10
30    14    77
    7   16
22          2
    4    5
     32

32 ドニ
 2 クリスティアン・パヌッチ
 4 ジュアン
 5 フィリップ・メクセス
 7 ダビド・ピサーロ
10 フランチェスコ・トッティ
14 ルドビク・ジュリ
16 ダニエレ・デロッシ
22 マックス・トネット
30 マンシーニ
77 マルコ・カセッティ
控え選手
 1 ジャンルカ・クルチ
 3 シシーニョ
 9 ミルコ・ブチニッチ
15 アントゥネス
21 マッテオ・フェラーリ
29 アーメド・アピマー・バルッソ
33 マッテオ・ブリーギ
監督
ルチアーノ・スパレッティ


■スポルティング

   31   20
     30
 10        7
     28
 8         78
   24   13
     16

16 チアゴ
 7 マラト・イズマイロフ
 8 ロニー
10 シモン・ブクチェヴィッチ
13 トネウ
20 ヤニック・ジャロ
24 ミゲウ・ベローゾ
28 ジョアン・モウチーニョ
30 レアンドロ・ロマニョーリ
31 リエヂソン
78 アベウ
控え選手
 1 ルイ・パトリシオ
 3 マリアン・ハド
 5 カルロス・パレデス
 6 アドリエン・シウバ
 9 ミラン・プロビッチ
26 グラヂストン
88 セウシーニョ
監督
パウロ・ベント

■主審
テリエ・ハウゲ



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2007年10月27日

ミランvsシャフタール

UEFAチャンピオンズリーグ第3節・グループD

 2連勝で単独首位のシャフタールを、1勝1敗のミランがホームに迎えての一戦。
 ミランは、前節セルティック戦での行為によりジダが出場停止のため、カラッチがゴールマウスを守ります。

 試合はミランのペースで進みます。シャフタールにはある程度攻めさせておいて、お得意の縦へのスピードに乗った攻撃を繰り出す、というパターン。

 先制点はミランのコーナーキックからでした。前半6分、右からのコーナーキックをジラルディーノがニアポスト付近からヘディングで流し込みます。
 14分には左サイドからセードルフが上げたクロスを、再びジラルディーノがゴール前でヘディングで合わせました。
 ジラルディーノのこの2ゴールは、いずれもDFと激しく体をぶつけ合ってポジション争いをしながら相手より一瞬早く頭を出して当てたヘディングシュートで、コントロールも見事でした。

 シャフタールも得意のサイド攻撃とブラジル人プレーヤーの個人技&連携プレーでチャンスを創ります。
 2点ビハインドの後半6分、オッドのクリアボールをカットしたブランドンのシュートはカラッチにブロックされるが、ボールが落ちてきたところをルカレッリがボレーで叩き込みました。

 この後も攻め続けたシャフタールはシュート数、ボールポゼッションともにミランを上回りましたが、これもミランのゲームプラン通りだったように思います。
 ミランはコーナーキックから2点を追加し、勝利を決定付けました。

 後半17分のピルロの右CKはゴール前の混戦を抜け、これを拾ったセードルフの放ったシュートがゴール前の密集地帯をすり抜けて決まりました。
 24分には、ピルロの右CKをGKピヤトフがパンチングで前にはじき出したボールをセードルフがボレーで叩き返し、ゴールを決めました。

 カカにも何度かゴールチャンスが訪れましたが、それを決めることはできませんでした。カカはいいプレーをしていたのですが、どこかピリッとしませんでした。

 この試合はミランの余裕の勝利に終わり、この結果、両チームが勝点6で並びました。次節はホームのシャフタールにも勝機は十分にあると思うので、どちらが勝って単独トップに立つのか見ものです。


ミラン 4-1 シャフタール

スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ


■ミラン

     11
   10   22
 23        8
     21
19         44
   13    4
     16

 4 カハ・カラーゼ
 8 ジェンナーロ・ガットゥーゾ
10 クラレンス・セードルフ
11 アルベルト・ジラルディーノ ("75 OUT)
13 アレッサンドロ・ネスタ
16 ジェリコ・カラッチ
19 ジュゼッペ・ファバッリ ("61 OUT)
21 アンドレア・ピルロ
22 カカ
23 マッシモ・アンブロジーニ ("83 OUT)
44 マッシモ・オッド
控え選手
 2 カフー
 5 エメルソン ("83 IN)
 9 フィリッポ・インザーギ
25 ダニエレ・ボネーラ ("61 IN)
27 セルジーニョ ("75 IN)
29 バレリオ・フィオーリ
32 クリスティアン・ブロッキ
監督
カルロ・アンチェロッティ


■シャフタール

   99   25
      8
  7       11
     18
26         33
   27    5
     30

 5 オレクサンドル・クチェル ("17 OUT)
 7 フェルナンジーニョ
 8 ジャヂソン ("63 OUT)
11 イウシーニョ
18 マリウシュ・レワンドフスキ
25 ブランドン ("75 OUT)
26 ラズバン・ラト
27 ドミトロ・チグリンスキー
30 アンドリー・ピアトフ
33 ダリヨ・スルナ
99 クリスティアーノ・ルカレッリ
控え選手
 3 トマシュ・ヒュブシュマン ("17 IN)
 4 イゴール・ドゥリャイ
 9 ネリー・カスティージョ ("63 IN)
21 オレクサンドル・グラドキー ("75 IN)
22 ウィリアン
35 ユーリー・ビルト
55 ウォロジーミル・エゼルスキー
監督
ミルチェア・ルチェスク


■主審
ルイス・メディーナ・カンタレホ



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2007年10月25日

レンジャーズvsバルセロナ

UEFAチャンピオンズリーグ第3節・グループE

 ここまで2連勝の両チーム。勝った方はグループリーグ突破がほぼ確実となる試合です。
 ホームのレンジャーズは、前節アウェイでリヨンに3-0と勝利。国内リーグでも首位セルティックを相手に3-0で勝利して勝点で並び、勢いに乗っています。
 一方のバルサは、前節アウェイでシュツットガルトに2-0で勝利しましたが、内容は今ひとつ。リーガではビジャレアルに1-3で敗れ2位から4位に転落しました。
 このところバルサの守備が危機的状況に陥っているだけに、壮絶な撃ち合いになるかと期待していたのですが...

 怪我人続出のバルサは先のビジャレアル戦でデコまでが負傷してしまい、グジョンセンをスタメン起用しました。グジョンセンはロナウジーニョと共にトップ下、アンリは左サイドに張り出して、CF不在の変則的なフォーメーション。(トップがいないのにトップ下ってのも変ですね...)
 右サイドバックに入ったプジョルは果敢にオーバーラップしまくり...というか完全に右ウイングのようなプレーをしていました。後半には左のアンリと絡んだりもしました。

 バルサはアウェイでポゼッション66%、シュート17本とデータの上ではレンジャーズを圧倒しましたが、高ポゼッションはバルサ陣内でレンジャーズが全くプレスをかけてこなかっただけのことで、実際のところバルサは攻撃の歯車が上手く噛み合っていませんでした。
 これはグジョンセンが入ったことでフォーメーションが変わったことが大きく影響していると思います。攻撃は調子良かっただけにフォーメーションはいじらずに、例えばアンカーにクロサスを入れてデコのところにイニエスタを持ってくるとか、

 ロナ    アンリ   メッシ
    イニ    シャビ
       クロ

変えるにしても、こんな感じ(↓)にしてはどうかと思うのですが。(ジオヴァニ・ドス・サントスはどこがベストポジションなのかよく判りませんが...前3人は流動的に。)

 アンリ   ジオ   メッシ
       ロナ
    イニ    シャビ

 とにかくグジョンセンのポジションは中途半端。グジョンセンがトップに張っていればロナウジーニョももっと自由に動けただろうし、グジョンセンを活かすことも出来たと思うのですが...
 その前にグジョンセンのプレースタイルはバルサ(スペイン)に合っていないのかも知れません。

 それからメッシ。これまでのバルサならチームとして攻撃が機能していなくても、メッシが1人で何とかしてくれたのですが、この日のメッシはとっても大人しく、存在感ゼロでした。

 ともかく攻めまくったバルサの17本のシュートの内、枠内シュートはたったの3本でした。
 1本目はロナウジーニョのFK。その前のFKは大きく吹かしましたが、ここはしっかりゴールマウスに鋭く蹴り込みました。しかしGKマクレガーが右手の先でボールに触れてゴールを守りました。

 2本目もロナウジーニョ。右コーナーキックからゴール前にこぼれたボールをシュートするが、DFハットンが右手でボールを叩き返しました。明らかにハンドでしたがバルサにペナルティキックは与えられませんでした。

 最後はグジョンセンのグラウンダーのミドルシュートがゴール左隅に飛びましたが、GKマクレガーが飛びついて防ぎました。

 プランどおり防戦一方のレンジャーズも「今日はいけるぞ」と思ったのか、後半20分くらいから攻勢に出ます。この時間帯に何本かシュートを放ちましたが全てゴール枠外に飛びました。一番惜しかったのは35分のクザンのシュートでしたが、このシュートもわずかに枠を外しました。
 このシュートが決まっていれば、アイブロックスはもの凄い盛り上がりになったに違いないのですが...

 試合は両チーム無得点のドローに終わりましたが、その瞬間レンジャーズ・サポーターは皆ガッツポーズで喜び、選手達を拍手で称えました。
 ホームで防戦一方の結果のスコアレスドローとくれば、普通ならサポーターが怒ってブーイングの嵐、または試合終了前にほとんど帰ってしまうものですが、相手が現在のバルサとくれば話しは別でした。
 そんな常識を覆すほどに、現在(ちょっと前まで)のバルサは規格外のモンスターチームだということですね。次節はカンプノウでモンスターぶりを発揮できるのでしょうか...


■レンジャーズ

     29

27  11    6  10
      8
 5   3   24   2
      1

 1 マグレガー
 2 ハットン
 3 ウィア
 5 パパッチ
 6 ファーガソン
 8 トムソン
10 ノボ ("72 OUT)
11 アダム
24 クエジャル
27 マッカロフ
29 クザン
控え選手
25 キャロル
 9 ボイド
20 ビーズリー ("72 IN)
21 ブロードフット
28 ウィタカー
38 ネイスミス
39 ファエ
監督
ウォルター・スミス


■バルセロナ

14         19
   10    7
    8    6   5
22         
    3   21
      1

 1 ヴァルデス
 3 ガブリエル・ミリト
 5 プジョル
 6 シャビ
 7 グジョンセン
 8 イニエスタ
10 ロナウジーニョ
14 アンリ ("72 OUT)
19 メッシ
21 テュラム
22 アビダル
控え選手
25 ホルケラ
16 シウビーニョ
17 ジオヴァニ・ドス・サントス ("82 IN)
18 エスケロ
23 オレゲル
26 クロサス
27 ボージャン
監督
フランク・ライカールト

■主審
コンラト・プラウツ



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2007年10月21日

ラツィオvsR.マドリー

UEFAチャンピオンズリーグ第2節・グループC

 予想外に面白い白熱した試合でした。ラツィオが良く頑張りました。

 R.マドリーは序盤からパスミスの連続。スナイデルとロッベンの関係はギクシャク。ラウルとグティは消えてしまってました。しかし8分、FKからゴール前のファン・ニステルローイの足に当たったボールがゴールインして、R.マドリーが先制しました。0-1。
(注)ファン・ニステルローイはシュートしてません。足にボールが当たっただけです。

 この得点で冷めてしまった私は、続きを見るの止めようかとも思いましたが、ラツィオの奮起に期待して、見続けることにしました。

 30分にパンデフのシュートが外れると、呆然とするサポーターの顔が画面に大写しになりましたが、直後にパンデフがゴールを決めると、ラツィオサポーターはスタンドで大興奮し、歓喜の大暴れ。この映像を見た時、自宅でのんびりと録画映像を観て、えらそーにブログでマッチレポとか書いてる自分が何だかバカらしくなってきました。贔屓チームのゴールと同時に隣の男と抱き合ったり、拳を突き上げたり、暴れ回ったり...これぞカルチョの正しい観戦方法です。

 この後はラツィオの選手達も俄然やる気になり、アドレナリン全開で激しいプレスと攻撃を見せ、ハーフタイムにも興奮は冷めることなく、後半に入っても、その勢いは止まりませんでした。
 ラツィオのGKバロッタ(43歳)も奮闘します。後半6分、中盤に下がったラウルからのスルーパスを受けたファン・ニステルローイが、リフティングしてオーバーヘッド気味にシュートを放つが、これをバロッタが横っ飛びでキャッチしました。いいぞっ、オヤジ!

 後半16分には、またしてもラウルのスルーパスがファン・ニステルローイに通ります。DFラインの裏に抜け出したファン・ニステルローイは、バロッタと1対1となり、落ち着いてゴールを決めました。今度ばかりはバロッタもどうすることも出来ませんでした。1-2。

 前半から地に足のつかないマドリーでしたが、後半20分頃からは流石に落ち着いてきました。しかし30分には、またしてもパンデフがゴールを決めてラツィオが同点に追いつきました。2-2。

 試合はこのまま引き分けに終わりました。結果だけ見ればアウェイで勝点を挙げたマドリーは喜ぶべきかもしれませんが、その内容からはとても喜べません。逆にラツィオにとっては勝利に値する引き分けでした。少なくともスタンドのサポーターはそう感じていると思います。

 マドリーは全体的に悪かったですが、特にカンナバーロの出来が良くありませんでした。1年前のワールドカップ時の面影は全く見られませんでした。左SBのマルセロは何度も長いパスを狙って相手にボールを渡しましたし、右のセルヒオ・ラモスはいつもよりも攻撃参加し過ぎで守備をおろそかにしてました。中盤の4人はいずれも水準未満で、合格点が与えられるのは、後半からポジションを下げたラウルと2ゴールを挙げたファン・ニステルローイだけでした。

 ラツィオではバロッタ、パンデフの他、右SBのベーラミやCBのクリバリなども良かったです。
 クリバリはフェイスガードをしてましたが、このフェイスガードがブラジル国旗を模したド派手なデザインで、遠めから見ると〇〇クラブの女王様かと思ってしまいました。
(注)○○クラブ、行ったこと無いです。


ラツィオ 2-2 R.マドリー

■ラツィオ
 2 グリエルモ・ステンダルド
 5 マッシモ・ムタレッリ
 8 ルチアーノ・ザウリ
11 ステファーノ・マウリ
18 トンマーゾ・ロッキ
19 ゴラン・パンデフ
24 クリスティアン・レデスマ
25 エミルソン・サンチェス・クリバリ
26 ガビ・ムディンガイ
32 マルコ・バロッタ
85 ファロン・ベーラミ
控え選手
 1 ネストル・フェルナンド・ムスレラ
 3 アレクサンダル・コラロフ
 6 リオネル・スカローニ
20 スティーブン・マキンワ
23 ムラド・メグニ
68 クリスティアン・マンフレディーニ
81 シモーネ・デル・ネロ
監督
デリオ・ロッシ

■レアル・マドリー
 1 イケル・カシージャス
 4 セルヒオ・ラモス
 5 ファビオ・カンナバーロ
 6 マアマドゥ・ディアラ
 7 ラウール・ゴンサレス
11 アリエン・ロッベン
12 マルセロ
14 グティ
16 ガブリエル・エインセ
17 ルート・ファン・ニステルローイ
23 ベスレイ・スナイデル
控え選手
 2 ミチェル・サルガド
 8 フェルナンド・ガゴ
15 ロイストン・ドレンテ
18 ハビエル・サビオラ
19 ジュリオ・バチスタ
20 ゴンサロ・イグアイン
25 イエジ・デュデク
監督
ベルント・シュスター

■主審
フランク・デ・ブリーカー



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2007年10月20日

ステアウアvsアーセナル

UEFAチャンピオンズリーグ第2節・グループH

 アーセナルはアウェイでも、いつも通りの綺麗な攻撃を展開しました。中盤でのダイレクトパス、スペースの作り方、そこへの走り込み、などはとても良いお手本。「フォーメーション・基礎編」って感じです。
 ただし、アデバヨルのプレーだけは独特のリズム感があります。

 そのアデバヨルは、体型を活かしたボールキープは素晴らしいのですが、前半は少しボールを持ち過ぎていました。さらにアデバヨルとファン・ペルシが左右に流れ過ぎたためか、前半は決定的な場面が少なかったです。この2つの癖は他の試合でも見られます。
 左右に流れるのは癖ではなく、中央にスペースを開けさせて、そこをセスクに使わせる、というベンゲルの意図なのかもしれませんが...
 センターフォワードはゴールしてナンボ。真ん中で勝負してもらいたいです。

 後半はアデバヨルがよりシンプルにプレーし、ファン・ペルシも中央でボレーシュートを撃つなどしてチャンスが多く生まれました。この2人は横よりも縦の関係になった方が良さそうです。もちろん基本はアデバヨルが前でファン・ペルシが後ろ。時にはアデバヨルがマーカーを引き連れてポジションを下げ、前方の開いたスペースにファン・ペルシが飛び込むとか。こういう基本的なプレーをまとめれば、ビデオ・テキストとして発売できそう。

 アーセナルの得点は後半31分。アデバヨルが左サイドをえぐって、中央にマイナス45度のパス。セスクは前に飛び出し過ぎたため合いませんでしたが、その後ろにいたファン・ペルシがゴールを決めました。後半のアデバヨルとファン・ペルシの良さが出た場面でした。

 ステアウアはホームですが、力量を考えて慎重なカウンター戦法。しかし、試合後に表示されたスタッツでは、なんとボールポゼッション67%!アーセナルは33%なのにシュートが21本!!ホンマかいな!!!
 ...と思っていたらUEFA公式サイトではボールポゼッションがステアウア49%、アーセナル51%、アーセナルのシュート数は13本となっており、こちらの方が正しそう。

 ステアウアの10番ディカという選手は、典型的なゲームメイカー。英雄ゲオルゲ・ハジには遠く及ばないが、なかなかのオーガナイザー。スペインリーグ辺りでプレーして欲しいと思います。
 そう言えばステアウアの監督、シーズン当初はハジだったはずなのに、この試合の前に辞めちゃったんですね。残念!

 ステアウアの最も決定的な場面は後半12分。アルムニアがペナルティエリアを飛び出してヘディングでクリアしたボールがディカに渡り、ディカが無人のゴールへループシュートを放つが、コロ・トゥーレがこれをカバーし、落ち着いてクリアしました。
 トゥーレはこのカバーリングの他、前半には正確なロングフィードも見せました。いつの間にか、かなり上手くなってます。
 一方、GKのアルムニアはこのシーン以外にも危険な場面がいくつかありました。やっぱりアーセナルのアキレス腱はGKなんですね。


ステアウア 0-1 アーセナル

■ステアウア
 1 ロビンソン・サパタ
 5 ヨヌーツ・ラダ
 8 オビディウ・ペトレ
 9 バレンティン・バデア
10 ニコラエ・ディカ
13 イフィーニ・エメガーラ
16 バネル・ニコリツァ
17 エウゲン・バチウ
18 ペトレ・マリン
25 アドリアン・ネアガ
84 ロメオ・スルドゥ
控え選手
12 コルネル・チェルネア
14 バシリカ・クリストチェア
15 ミハイ・ネシュ
19 ビクトラシュ・ヤコブ
26 マリウス・クロイトル
29 バレンティン・バドイ
30 ドレル・ザハリア
監督
マッシモ・ペドラツィーニ

■アーセナル
 3 バカリ・サニャ
 4 セスク・ファブレガス
 5 コロ・トゥーレ
 6 フィリップ・センデロス
11 ロビン・ファン・ペルシ
13 アレクサンドル・フレブ
16 マティウ・フラミニ
22 ガエル・クリシー
24 マヌエル・アルムニア
25 エマニュエル・アデバヨル
27 エマヌエル・エブエ
控え選手
 2 アブ・ディアビー
 8 ラサナ・ディアラ
15 デニウソン
19 ジウベルト
21 ウカシュ・ファビアニスキ
26 二クラス・ベントナー
32 テオ・ウォルコット
監督
アーセン・ベンゲル

主審
テリエ・ハウゲ


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2007年10月18日

ベンフィカvsシャフタール

UEFAチャンピオンズリーグ第2節・グループD

 シャフタールが前半に奪った1点を守りきって、アウェイで勝点3をもぎ取りました。

 前半42分、ラトが出した縦パスをフェルナンジーニョがペナルティエリア内で受け、GKキムが飛び出して来たところを、中央後方のジャジソンにパス。ジャジソンが無人のゴールにシュートを叩き込んで、シャフタールが1点を挙げました。

 ベンフィカは4-5-1、カルドーソのワントップ。1点ビハインドの前半終了間際にネウソンが負傷し、ヌノ・ゴメスを入れて2トップにしましたが、最後までシャフタールからゴールを奪い返すことは出来ませんでした。

 シャフタールは中盤のブラジル人トリオが攻撃面で活躍、中盤の底レワンドフスキーは守備面で貢献しました。GKピヤトフも好セーブを見せましたが、CKに対する不用意な飛び出しでゴールをガラ空きにし、ピンチを招くシーンもありました。

 シャフタールは2連勝でグループ首位。ベンフィカは2連敗で最下位。


■ベンフィカ

      7
   10   20
 26       14
      8
 5         22
    3    4
     12

12 キム
 3 エジカルロス
 4 ルイゾン
 5 レオ
 7 オスカル・カルドソ
 8 コンスタンティノス・カツラニス
10 ルイ・コスタ
14 マクシ・ペレイラ
20 アンヘル・ディ・マリア ("61 OUT)
22 ネウソン ("45 OUT)
26 クリスチャン・ロドリゲス
控え選手
24 ヨルク・ブット
 2 ルイス・フィリペ
17 マルク・ゾロ
18 アウグスティン・ビニャ(ジル) ("61 IN)
21 ヌノ・ゴメス ("45 IN)
25 ヌノ・アシス
30 フレディ・アドゥ

監督
ホセ・アントニオ・カマチョ


■シャフタール

   25   99
      8
  7       11
     18
26         33
    5   27
     30

30 アンドリー・ピヤトフ
 5 オレクサンドル・クチェル
 7 フェルナンジーニョ
 8 ジャドソン ("77 OUT)
11 イウシーニョ ("79 OUT)
18 マリウシュ・レワンドフスキー ("87 OUT)
25 ブランドン
26 ラズバン・ラト
27 ドミトロ・チグリンスキー
33 ダリヨ・スルナ
99 クリスチアーノ・ルカレッリ
控え選手
 1 ボフダン・シュスト
 3 トマシュ・ヒュブシュマン ("87 IN)
 4 イゴール・ドゥリャイ ("79 IN)
 9 ネリー・カスティージョ ("77 IN)
10 ズボニミル・ブキッチ
21 オレクサンドル・グラドキー
55 ウォロジーミル・エゼルスキー
監督
ミルチェア・ルチェスク


■主審
ウォルフガング・シュタルク 



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2007年10月17日

セルティックvsミラン

UEFAチャンピオンズリーグ第2節・グループD

 雨が降りしきる中でのゲーム。ミランは序盤からパスミスの連続。前半はほぼ互角。ポゼッションではセルティックがやや上回るが、なかなかシュートまでは持っていけない。
 セルティックは怪我の中村をベンチに置き、マクギーディを右ハーフに、ヤロシクを左ハーフに起用。スコット・ブラウンはトップ下というかシャドーストライカーの役目。そのブラウンが序盤からラフプレーを続け、30分には警告を受けました。
 ブラウン、カカ、セードルフらのミドルシュートは決まらず、前半は両チーム無得点で終えました。

 後半に入ってからは、ミランは徐々に落ち着いてきましたが、セルティックは相変わらずシュートまで持っていけません。

 しかし、後半6分にセルティックがセットプレーから先制しました。左からのコーナーキックに対し、GKジダ以下ミラン選手がニアポストに引き釣られたところ、ファーポスト付近でマクマナスが押し込みました。

 その後ミランが攻勢に出て、セルティックがカウンターを狙う試合展開となります。ミランの両サイドバックが積極的に攻撃参加するようになり、インザーギにもボールが集まり始めますが、セルティックが良く守りました。特にネイラーは前半と後半に1回ずつインザーギにボールが入ったところをしっかりとカバーリングしました。

 後半10分にはセードルフが負傷したためグルクフと交替しましたが、後半22分に、そのグルクフが左からクロスボールを入れたところ、受け手のアンブロッジーニをネイラーがホールディングしたため、ミランにPKが与えられます。受け手と言ってもボールはアンブロッジーニのはるか頭上を飛んでいってましたから、ネイラーは何もしなくても良かったのですが...。このPKをカカが決めてミランが同点に追いつきました。

 その後もミランが優勢に試合を運び、終盤は完全にミランのペースでした。セルティックは後半40分に両サイドハーフを交替。ようやく中村が登場しました。そして44分、遂にセルティックが勝ち越します。まず、中村がペナルティエリア右のライン上でフェイントを入れてDFをかわし、中央のブラウンに入れます。ブラウンはワントラップして、迷わず後ろに叩きます。後方から走りこんできたコールドウェルがダイレクトにゴール右隅を狙ったシュートを放ち、飛びついたジダが前にこぼしたところをマクドナルドが押し込みました。

 このときジダはシュートに対してしっかり反応しながらも、ボールを前に弾くという失策をしました。ゴールポスト付近だったので、キャッチ出来ないならゴールラインの外に出せば良かったのに...
 しかもゴールが決まった後、乱入したセルティックサポーターに右頬(首?)の辺りを触れられたジダは、いったん追いかけようとしたが、すぐにその場に倒れこみ、そのままタンカで運び出されました。この迫真の演技はすでにサッカーファンの批判に晒され、UEFAからも処分が下されたところですが、何よりも終盤に1点リードされ、再び同点に追いつくために一刻も早く試合を再開しなければいけない時に、長い時間を潰したジダの行為に対しては、一体何を考えているんだ?とツッコミを入れたくなります。
 その場の思いつきで倒れたフリをしてしまったのはサッカー選手の習性として仕方がないとしても、状況を考えれば、すぐに起き上がってボールをセンターマークに送るべきだったと思います。

 しかし、序盤のミランも良くなかったですが、ホームで自分達のペースの時間帯に得点できなかったセルティックも酷いです。中村が居なければ何も出来ないのか?
 ミランが負け、シャフタールが頑張っているので、このグループは混沌としてきましたが、当初から私がこのグループに期待していたよりも低いレベルでの団子状態となりました。次節以降はベンフィカ、ルイ・コスタにも奮起していただきたい。


■セルティック

     27
20     8    46
   18   11
 3         24
   44    5
      1

 1 アルトゥル・ボルツ
 3 リー・ネイラー
 5 ガリー・コールドウェル
 8 スコット・ブラウン
11 ポール・ハートリー
18 マッシモ・ドナーティ
20 イジー・ヤロシーク ("84 OUT)
24 ジャン・ジョエル・ドゥンベ ("79 OUT)
27 スコット・マクドナルド
44 スティーブン・マクマナス
46 エイデン・マクギーディー ("84 OUT)
控え選手
14 デレック・リオーダン
15 エファンデル・スノ
21 マーク・ブラウン
25 中村俊輔 ("84 IN)
33 クリス・キレン ("84 IN)
41 ジョン・ケネディ ("79 IN)
48 ダレン・オデー
監督
ゴードン・ストラカン


■ミラン

      9
   10   22
 23        8
     21
18         44
   13   25
      1

 1 ジダ ("94 OUT)
 8 ジェンナーロ・ガットゥーゾ
 9 フィリッポ・インザーギ ("77 OUT)
10 クラレンス・ードルフ ("55 OUT)
13 アレッサンドロ・ネスタ
18 マレク・ヤンクロフスキー
21 アンドレア・ピルロ
22 カカ
23 マッシモ・アンブロジーニ
25 ダニエレ・ボネーラ
44 マッシモ・オッド
控え選手
 5 エメルソン
11 アルベルト・ジラルディーノ ("77 IN)
16 ジェリコ・カラッチ ("94 IN)
17 ダリオ・シミッチ
19 ジュゼッペ・ファバッリ
20 ヨアン・グルクフ ("55 IN)
32 クリスティアン・ブロッキ
監督
カルロ・アンチェロッティ


■主審
マルクス・メルク



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2007年10月14日

CSKAモスクワvsフェネルバフチェ

UEFAチャンピオンズリーグ第2節・グループG

 ブラジル人が攻撃の核となっている両チームの対戦。前節フェネルバフチェはホームでインテルに勝利。一方のCSKAモスクワはアウェイでPSVに0-1で負けています。

 序盤はホームのCSKAモスクワがゾーンを高く保ち、攻勢をかけます。
 ラブとジョーの2トップは特に活発に動いていましたが、2人ともボールを受けるとゴールに向かってまっしぐらの猪突猛進タイプで、あまり周りが見えていません。少々遠目からでもシュートを撃っていきます。
 2列目中央のドゥドゥは周囲は見えているが、あまり活かせていません。トップ下というよりはセンターハーフと言った方がしっくりくる位の低いポジションで、あまり2トップとは絡みません(パスは出すがフォローはしないという意味です)。おそらく本来のトップ下はダニエウ・カルバーリョ(またはラモン)ですが、今回は出番はありませんでした。
 これでは両サイドのクラシッチとジルコフを起点にした方がチャンスは多く創れそう。クラシッチはキープ力がありますし、ドゥドゥよりは周囲を活かせそう。クロスの精度はジルコフの方が上です。

 問題は攻撃よりも守備です。CSKAモスクワの最終ラインは今どき珍しい3バックですが、ペナルティエリア内では彼らが余りにもオタオタしてしまいます。そして守備のミスから先制点を奪われてしまいました。
 9分、ペナルティーエリア内中央のこぼれ球を、焦ったDFがスライディングしながらサイドへクリアします。しかし、これがアレックスの頭上に飛び、アレックスはジャンプ一番、ヘディングシュートをします。GKは前に出てきていたために、どうすることも出来ず、あっさりゴール。

 しかしフェネルバフチェも負けじとDFのミスで同点ゴールを献上します。
 後半4分、エドゥがGKにバックパスをするが、このボールをクラシッチに奪われ、クラシッチとキーパーの1対1となります。GKに向かって行きながら放ったクラシッチのシュートはGKデミレルの右手に当たるが、粘るクラシッチがゴールラインを割る寸前でボールに追いつきゴールに押し込みました。

 さらに後半7分にはエドゥがペナルティエリア内でラブを倒してPKを与えます。このPKをラブが自ら決めて、CSKAモスクワが逆転に成功。2度の失策をしたエドゥは、このあと交替させられますが、前半のフェネルバフチェの守備はとても安定していました。最終ラインは広がり過ぎず狭まり過ぎず、ちょうど良いくらいの間隔で網を張って相手を囲い込んでいきます。中盤のプレスも激しくはないですが、まずまず効果的でした。

 その後はフェネルバフチェが直接FKやミドルシュートで同点ゴールを狙うが、GKマンドリキンの好セーブの前にゴールを決めることが出来ません。ジーコは後半27分と32分にセンターバック2人とボランチ1人を交替する思い切った采配を振るいますが、これも効果は現れず...
 このままCSKAモスクワの勝利かと思われた後半40分に、ディヴィッジのロングシュートが決まり、フェネルバフチェが遂に同点に追いつきました。ディヴィッジのロングシュートは速く無回転だったため、ペナルティエリア内で急速に落ち、マンドリキンの手の下をすり抜けました。

 このままドローで試合終了。フェネルバフチェは相手DFのミスとディビッジのロングシュートでなんとか勝点1をもぎ取ったという感じでしたが、前半の、アレックスからのパスをアウレリオがスルーして前のスペースに走り込みパスを受けてシュートしたシーンなんかは、かなりいい感じだったし攻守両面で持ち味を発揮できていました。
 ケジュマンだけは別に居なくてもいいような気がするのですが...他にマシなFWも居なさそうなので我慢するしかないか...
 CSKAモスクワも攻撃面ではなかなかの好チームです。トップ下と最終ラインさえ何とかすれば、決勝トーナメントに勝ち進む可能性も少しはありそうなのですが...最終ラインは無理か?


CSKAモスクワ 2-2 フェネルバフチェ


■CSKAモスクワ

    10     9
 18    20     17
    25     2    
  6     4     24
       1

 1 ベニアミン・マンドリキン
 2 デイビダス・シェンベラス
 4 セルゲイ・イグナシェヴィッチ
 6 アレクセイ・ベレズツキー
 9 バグネル・ラブ
10 ジョー
17 ミロシュ・クラシッチ
18 ユーリ・ジルコフ
20 ドゥドゥ ("90 OUT)
24 ワシリー・ベレズツキー
25 エルビル・ラヒミッチ
控え選手
33 エフゲニー・ポマザン
 5 ラモン
 7 ダニエウ・カルバーリョ
19 ダウィド・ヤンチク
21 エドゥアルド
22 エフゲニー・アルドニン ("90 IN)
88 ジャネル・エルキン
監督
バレリー・ガザエフ


■フェネルバフチェ

    99    9
  6         20
    24   15
  3         19
    36    2
       1

 1 ボルカン・デミレル
 2 ルガーノ ("77 OUT)
 3 ロベルト・カルロス
 6 ギョクチェク・ベデルソン
 9 マテヤ・ケジュマン
15 メフメト・アウレリオ
19 オンデル・トゥラジュ
20 アレックス
24 デニズ・バリュシュ ("72 OUT)
36 エドゥ ("72 OUT)
99 ディビッジ
控え選手
88 ボルカン・ババジャン
 5 ヤシン・チャクマク ("72 IN)
 7 ケマル・アスラン
 8 カズム・カズム(=コリン・カズム・リチャーズ) ("72 IN)
18 アリ・ビルギン
21 セルチュク・シャーヒン
77 ギョクハン・ギョニュル ("77 IN)
監督
ジーコ

主審
クヌート・キルヒャー



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2007年10月09日

アウェイでポゼッション60% シュツットガルトvsバルセロナ

UEFAチャンピオンズリーグ第2節・グループE

 昨季ブンデスリーガの覇者シュツットガルトは前節アウェイでレンジャーズに1-2で負けており、一方のバルセロナはホームでリヨンに3-0と圧勝しています。

 バルサは現在メッシと共に絶好調ですが、ロナウジーニョの去就に注目が集まっています。そんな中、ロナウジーニョが怪我から復帰しスタメン入りしました。
 中盤ではヤヤ・トゥーレが負傷欠場し、アンカーにイニエスタを起用。これにより、いつも以上に中盤が活性化され、アウェイにも関わらず高いボールポゼッションをキープしました。最終データは60%(UEFA公式HPより)ですが、前半はもっと高かったはずです。

 バルサの攻撃の中心はやはりメッシでした。
 まずは5分にフリーのデコへバックパスを出しシュートを撃たせます。デコのミドルシュートはポストに当たり、惜しくもゴールにはなりませんでした。
 18分にはデコとのワンツーから自ら突破を図りますが、ここはボカに競り負けてクリアされてしまいました。
 21分にもロナウジーニョとのワンツーから突破し、今度はシュートまで持ち込みますが、角度の無いところからのシュートはシェーファーにブロックされました。

 試合はバルサが主導権を握り、多くのシュートを撃ちましたが、前半はシュツットガルトの方が、より決定的なチャンスを創りました。

 シュツットガルトの攻撃の中心はゴメスでした。
 まずは9分に、ぎこちないフェイントでテュラムをかわしてシュートを撃ちますが、これはゴール左に外れました。
 33分には決定的なチャンスが生まれます。ボカのアーリークロスから強烈なヘディングシュートを放つがクロスバーに当たり、落ちてきたところを再びヘディングで押し込もうとするが、これはバルデスに防がれました。
 更に45分には、ケディラからのスルーパスでDFラインの裏に抜け出すと、ゴール右30度くらいからシュートを放ちますが、またもバルデスに弾かれます。こぼれ球をファーポスト付近でファルネルドが足を伸ばして押し込もうとするがジャストミートせず、体制を崩していたバルデスへのイージーパスとなってしまいました。
 ゴメスは高さだけでなくスピードもあるとのことですが、このゲームでは高さだけが目立っていました。

 シュツットガルトで最も活きが良かったのは左サイドバックのボカでした。メッシのドリブルに対して注意を配り、粘りのある守備を見せながらも、攻撃の際には相手陣内に攻め上がり、ゴメスに何本もクロスを出していました。


 バルサは開始早々にマルケスが負傷したため、前半7分にプジョルと交替しましたが、そのプジョルが先制ゴールを挙げました。
 後半8分、シャビの右CKをファーサイド後方のロナウジーニョが遠目からヘディングシュート。ワンバウンドしたボールをシェーファーが弾き、前にこぼれたボールをプジョルが倒れながら蹴り込みました。
 しかし後半18分には、そのプジョルまでもが負傷してしまいます。バルサはシウビーニョを左サイドバックに入れて、アビダルをセンターバックに移す措置をとりました。

 そんな後方の不安を感じさせることなく、その後もバルサは攻めつづけ、22分には追加点を奪います。
 メッシからのスルーパスを受けたアンリがDFのタックルを受けながらも突破して、右から中央へマイナス方向にグラウンダーで折り返し、これをメッシが蹴り込みました。
 前半はアンリからメッシへの数本のパスがタイミング外れていましたが、ここはバッチリ合いました。アンリは中央を全く見ていませんでしたが、出すべきところにアンリがパスを出し、居るべき所にメッシが走りこんだ結果でした。

 バルサは後半28分にも決定的なチャンスを創ります。ロナウジーニョのパスを受けたシウビーニョが左サイドを突破して中央のアンリにショートパス。これをアンリがヒールキックでスルーし、右サイドに流れそうになったボールをデコが再びヒールキックで中央に折り返し、最後はメッシが体を入れ替えて左足でシュートを撃つが、ゴールラインの前でタスチに蹴り出されてしまいました。

 終盤に途中出場したクルキッチには、ロスタイムにGKと1対1になるチャンスが訪れました。ペナルティエリアの左隅付近からシェーファーの右を抜いてゴール右隅を狙うシュートを放ちましたが、シェーファーが左手で触ったため、惜しくもポストの外に外れました。

 後半はシュツットガルトは決定的なチャンスが創れず、0-2で2連敗を喫しました。


■シュツットガルト

     33
  8   18   19
   28   13    
15          3
    6    5
      1

1 ラファエル・シェーファー
3 リカルド・オソリオ("63 OUT)
5 バルダル(セルダール?)・タスチ
6 フェルナンド・メイラ
8 アレクサンデル・ファルネルド("76 OUT)
13 パベル・パルド
15 アルトゥル・ボカ
18 カカウ
19 ロベルト・ヒルベルト
28 サミ・ケディラ("76 OUT)
33 マリオ・ゴメス
控え選手
12 ミヒャエル・ランガー
2 アンドレアス・ベック
4 グレヂソン
7 シルビオ・マイスナー("76 IN)
9 エベルトン
20 チプリアン・マリカ("63 IN)
21 ルドビク・マニャン("76 IN)
監督
アルミン・フェー

■バルセロナ

 10   14   19
   20    6 
      8
22         23
    4   21
      1

1 ビクトル・バルデス
4 ラファエル・マルケス("7 OUT)
6 シャビ・エルナンデス
8 アンドレス・イニエスタ
10 ロナウジーニョ("82 OUT)
14 ティエリ・アンリ
19 リオネル・メッシ
20 デコ
21 リリアン・テュラム
22 エリック・アビダル
23 オレゲル・プレサス
控え選手
25 アルベルト・ホルケラ
5 カルレス・プジョール("7 IN、"64 OUT)
7 エイドゥル・グジョンセン
16 シウビーニョ("64 IN)
17 ジオバニ・ドス・サントス
26 マルク・クロサス
27 ボヤン・クルキッチ("82 IN)
監督
フランク・ライカールト


■主審
マルティン・ハンソン



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2007年10月07日

ここはホントにアンフィールド? リバプールvsマルセイユ

UEFAチャンピオンズリーグ第2節・グループA

 リバプールは第1節アウェイで1-1の引き分け。
 マルセイユは第1節ホームでベジクタシュに2-0と勝利したが、国内リーグでは9試合でわずか1勝しか挙げておらず16位に低迷中。エモン監督が更迭され、1週間前に就任したばかりのゲレツ新監督が初采配を振るいました。
 元リバプールのゼンデンはスタメンだが、もう1人の元リバプール、シセはベンチスタートです。

 リバプールは序盤からトラップミスやパスミスを続出。7分にはヒーピアが自陣でボールを奪われてペナルティエリア内への侵入を許すが、レイナが素早く飛び出してクリアしました。
 12分にもファビオ・アウレリオのトラップミスからジアニにボールを奪われると、DF2人の裏に抜け出したニアングにパスを通され、今度はシュートを撃たれるが、レイナがコースを防ぎました。

 前半のリバプールの攻撃は、ジェラードが浅めにポジションをとってゲームメイクしましたが、両サイドアタッカーがペナントやバベルのように活発には動かず、必然的にクラウチやトーレスへのロングボールが徐々に多くなっていきました。
 最初のチャンスは28分、シソコが相手選手にプレスをかけてパスミスを誘うと、このルーズボールをジェラードがダイレクトに前戦のトーレスへグラウンドパスを送ります。しかし、いち早く危険を察知したジベがスライディングし、トーレスより早くボールに追いついてクリアしました。ジベは後半にもトーレスへのスライディングタックルでピンチを防ぎました。

 リバプールの守備は、縦の攻撃からワントップのニアングにボールが渡るとキャラガーが体を当てに行き、高いクロスボールに対してはヒーピアが強さを発揮しました。しかし34分には、低いクロスボールに対するルーズな対応を見せてしまいます。
 左サイドをオーバーラップしたタイウォからの低いクロスには誰も対応することが出来ず、DFラインの裏に飛び出したニアングにシュートを撃たれます。レイナが右手で跳ね返したボールをジアニがボレーシュートで押し込みゴールネットを揺らしましたが、その前のニアングの飛び出しの時点でオフサイドを採られたため、このゴールは認められませんでした。

 不甲斐ない攻撃を続けるリバプールは、後半7分にレトをリーセに替えるものの、なかなか攻撃の歯車は噛み合わず、遂にサポーターからブーイングが出る始末。
 後半25分にはファビオ・アウレリオをボロニンに替えて、リーセをサイドバックに下げます。またジェラードもポジションを上げますが、それでも大きな効果は表れませんでした。

 一方のマルセイユは、後半に入ってからも多くのシュートチャンスを創りました。18分のニアングのFKは強烈なシュートでしたが、これはレイナの正面でした。
 28分には交替したばかりのシセが強引にミドルシュートを放ちます。シセはウルトラマンみたいな髪型でしたが、いっそのことスキンヘッドにしてペイントしてはどうかと思います。
 更に32分、右サイドからゴールに向かって切れ込んできたバルビエナがファーサードに走りこんできたゼンデンにラストパスを送ろうとしますが、これはレイナに弾かれました。
 悔しがるバルビエナでしたが、直後に先制ゴールを挙げます。後半33分、シソコがボールコントロールを誤ったところをマルセイユが奪って横パスを繋ぎ、最後はバルビエナが右足でカーブをかけたミドルシュートをゴール右隅に決めました。

 リードを許したリバプールは無謀なクロスを放り込む攻撃を繰り返します。
 90分には右からのCKをボロニンがゴール前ではなく逆サイド後方のジェラードに送ります。ジェラードはダイレクトに得意の弾丸ミドルでゴールを狙うがコントロールミスしてしまい、ボロニンに向かって返してしまいました。
 リバプールはロスタイムに入ってようやく猛攻をかけるが、ロスタイム2分の連続シュートはマンダンダのファインセーブとゴールポストに阻まれ、遂に追いつくことは出来ませんでした。

 レト、ベナユン、シソコ、ファビオ・アウレリオ、そしてヒーピア。リバプールは最近試合に出慣れていない選手を多くスタメンに起用しましたが、出来が悪かったです。攻撃は終始消極的で、サポーターの後押しも無く、何だかアウェイで戦っているようでした。

 マルセイユでは、ニアング、ジアニ、ジベが良かったです。特に右サイドアタッカーのジアニが攻撃の起点になっていました。
 マルセイユは国内リーグでは不振ですが、チャンピオンズリーグでは2連勝と好スタートを切りました。次節のポルト戦でチームの真価が問われそうです。


■リバプール

   15    9
33         11
   22    8
12          3
    4   23
     25

 3 スティーブ・フィナン
 4 サミ・ヒーピア
 8 スティーブン・ジェラード
 9 フェルナンド・トーレス
11 ヨッシ・ベナユン
12 ファビオ・アウレリオ ("70 OUT)
15 ピーター・クラウチ ("75 OUT)
22 モハメド・シソコ
23 ジェイミー・キャラガー
25 ペペ・レイナ
33 セバスティアン・レト ("52 OUT)
控え選手
 6 ヨン・アルネ・リーセ ("52 IN)
10 アンドリー・ボロニン ("70 IN)
17 アルバロ・アルベロア
18 ディルク・カイト ("75 IN)
19 ライアン・バベル
20 ハビエル・マスケラーノ
30 シャルル・イタンジェ
監督
ラファエル・ベニテス

■マルセイユ

     11
10    28     6
    7   19
 3         24
   32    4
     30

 3 タイエ・タイウォ
 4 ジュリアン・ロドリゲス
 6 カリム・ジアニ
 7 ベノワ・シェイル
10 ボウデビン・ゼンデン ("88 OUT)
11 ママドゥ・ニアング ("70 OUT)
19 ロリク・サナ
24 ローラン・ボナール
28 マティウ・バルブエナ ("84 OUT)
30 スティーブ・マンダンダ
32 ガエル・ジベ
控え選手
 8 ウィルソン・オルマ ("84 IN)
 9 ジブリル・シセ ("70 IN)
13 サリム・アラシェ ("88 IN)
15 ロナルド・ズバル
16 セバスティアン・アメル
17 モデスト・ムバミ
21 マット・ムシルー
監督
エリック・ゲレツ

■主審
コンラト・プラウツ



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posted by サッカーニョ |03:41 | チャンピオンズリーグ | コメント(6) | トラックバック(1)
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2007年10月01日

シャフタールvsセルティック UEFAチャンピオンズリーグ第1節・グループD

この試合はすでに多くのブログで採り上げられていることと思いますが、第2節のセルティックvsミラン戦の予習も兼ねて遅ればせながらリポートします。

■スターティング・メンバー
 スタメンは以下のとおり。セルティック、中村は右ではなく左アウトサイドです。

[シャフタール]
GK ピヤトフ
DF スルナ、ヒュブシュマン、クチェル、ラト
MF レバンドウスキ、イウシーニョ、ジャジソン、フェルナンジーニョ
FW ルカレッリ、ブランドン

[セルティック]
GK ボルツ
DF ウィルソン、コルドウェル、マクマナス、ネイラー
MF S.ブラウン、ドナーティ、ハートリー、中村
FW マクドナルド、フェネホール・オフ・ヘッセリンク


■前半
 開始2分、スルナのクロスからフェルナンジーニョがヘディングシュート。これはゴール上へ外れました。
 6分には、DFがトラップミスしたボールをフェルナンジーニョが奪いブランドンにパス。ブランドンがゴール正面から左足でダイレクトシュートを決めて、シャフタールが先制しました。
 セルティックは、7分にも中央でスルーパスを通され、ルカレッリにシュートを撃たれます。このシュートはゴール上に外れましたが、すぐにシャフタールが追加点を奪います。
 8分、ラトからのクロスをルカレッリがヘディングでゴール右隅に決めて、2-0。
 その後、セルティックも相手陣内に攻め入るがチャンスは作れず、19分には逆にピンチを招きます。
 ジャジソンがフェルナンジーニョとのワンツーでDFの裏に飛び出します。そこにボルツがすかさず飛び出してくるが、ジャジソンは右に並走するブランドンにパス。これをブランドンがゴールに押し込みましたが、最後のパスがオフサイドと見なされてノーゴール。
 セルティックは中村とハートリーがポジションチェンジし、21分には、セルティックにようやく初シュートが出ました。中村のFKにフェネホールがゴール前で合わせようとするが、ゴール上に外しました。
 これ以降のセルティックは中盤で横に回すか、フェネホールを狙ったハイボールを出すことしか出来ません。
 40分、スルナのクロスからフェルナンジーニョが強烈なボレーシュートを放ちますが、ボルツがパンチングで弾き返して難を逃れました。


■後半
 2点リードで安心したのか、シャフタールは前半よりも大人しくなり、スルナ以外は積極的には攻めていきません。セルティックも中盤ではボールを回すが、拙攻のため、なかなかシュートまでは行けませんでした。
 8分、右サイドからペナルティエリア内に侵入したスルナのシュートは枠外のネットに、9分のブランドンのヘディングシュート(ルカレッリへのパス?)も枠外に外れました。その後、しばらくは膠着状態が続きます。
 20分、セルティックは中村に替えてマクギーディを、シャフタールはジャジソンに替えてカスティージョを投入します。カスティージョは左アウトサイドに入りました。この前後の時間帯はシャフタールがスルナを起点に攻め込みますが、セルティックも前半のように簡単にはシュートを撃たせませんでした。
 23分、セルティックがマクドナルドに替えてキレンを投入。25分にはシャフタールもルカレッリからグラドキーに選手交替をします。
 直後の26分、左サイドから放り込まれたボールを、ゴール前でフリーのフェネホールがヘディングシュートするが、左に外してしまいます。
 36分、フェルナンジーニョのミドルシュートをボルツが倒れながら右手でセーブ。こぼれ球をブランドンが詰めに行くがコルドウェルに阻まれました。
 40分、セルティックはフェネホールをジュラフスキに、シャフタールはフェルナンジーニョをドゥリャイに、交替しました。
 42分、ドナーティがペナルティエリアまでスルスルっと上がりシュートを撃つが左のネットに外します。
 セルティックの反撃もここまでで、2-0で試合終了。


■感想
 シャフタールの前線のブラジル選手たちは、フェネルバフチェのブラジル選手に比べるとインパクトにかけますが、多くのチャンスを創り、ゴールも挙げました。個人技よりもシンプルなプレーを心がけているのは、ルチェスク監督の指示でしょう。
 チームの顔はやはりスルナでした。昨年のワールドカップでも活躍をしましたが、彼の右足から繰り出す正確なクロスがチーム最大の武器です。
 スルナは頭を使ってプレーしていました。例えば、自らサイドアタックをかけずに前線にボールを出した後、自分はいったん中に入る動きを見せ、再び右サイドに出てバックパスを受け、ノーマークの状態でクロスを入れる、とかいった感じです。
 時には、右サイド深く持ち込んで角度の無いところからGKの足元に落ちる低いシュート性のボールなど入れるなど、単純にクロスを入れるだけではありませんでした。
 セルティックはハーフライン付近ではスルナをフリーにし過ぎていましたが、スルナなら、このくらいの位置からでも危険なクロスを放り込んできます。前半はスルナに当てるために中村を左で起用したのかもしれませんが、ここはもっとハードワークのできる選手を当てるべきだったかも...。早々に2点を奪われて、中村はすぐ右に戻りました。
 セルティックには全く良いところがありませんでした。いつものようにボルツが失点を減らしましたが...
 シャフタールの攻撃は、ミランはともかく、ベンフィカ相手なら十分通用しそうです。問題はスルナが抑えられた時とアウェーでどの程度やれるか。セルティックも次回はアジャストしてくるはずですから。
 最後に...シャフタールのコーナーキックでイウシーニョがボールを少し転がしてからスルナがゴール前に上げたのですが、これって何か意味があるのでしょうか?スルナが直接蹴ったら、イウシーニョは中でプレーできたのに...



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posted by サッカーニョ |02:45 | チャンピオンズリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年09月26日

スポルティング・リスボンvsマンチェスター・ユナイテッド UEFAチャンピオンズリーグ第1節・グループF

プレミアリーグ・マンUvsチェルシーを観る前に、今日はチャンピオンズリーグのこの試合をチェックしました。スポルティング・リスボンがC.ロナウドとナニの古巣ということで見てみたかったからです。以下、簡単にリポートします。


スタメンは次のとおりです。

[スポルティング]
GK ストイコビッチ
DF アベウ、ドネウ、ポウガ、ロニー
MF ベローゾ、イズマイロフ、モウチーニョ、ロマニョーリ
FW ヤニック・ジャロ、リエジソン

[マンU]
GK ファン・デル・サール
DF ブラウン、ファーディナンド、ビディッチ、エブラ
MF キャリック、スコールズ、C.ロナウド、ギッグス、ナニ
FW ルーニー

スポルティング・リスボンは南米の香り漂うチームですが、選手は小粒揃いといった感じです。

マンUでは、ルーニーが怪我から復帰し先発出場しました。当初の情報より早い復帰でした。


試合は、ホームのスポルティング・リスボンの方がポゼッションではやや上回っていたかもしれませんが、チャンスは五分五分でした。といっても決定的なチャンスは少なかったです。初戦ということもあってか両チームとも慎重に戦っていました。

アウェイのマンUはギッグスがいつもよりも下がり目でした。C.ロナウドは古巣相手でやりにくかったのか、あまり仕掛けていきません。得意のシザーズを封印していたようにも思います。

得点は後半17分のマンUの1点のみ。右サイドのブラウンが挙げたクロスボールをC.ロナウドがダイビングヘッドで押し込みました。

試合中はC.ロナウドやナニがボールを持ってもブーイングも歓声も起こりませんでしたが、終盤にC.ロナウドが選手交替によりピッチを出る際にはスタンディングオベーションが起こりました。

C.ロナウドに替わって出場したのはテベスでした。チェルシー戦に備えて今日はお休みだとばかり思っていたので、この交替は理解に苦しみましたが、C.ロナウドへの拍手を呼ぶための計らいだったのでしょうか?それならナニも一緒に替えてあげれば良かったのに...と思います。

しかし、スタンドには『RONALDO』『7』といった垂れ幕が多く、C.ロナウドの方が人気が高そうでした。ナニの方がC.ロナウドよりも1年多く、しかも昨シーズンまで在籍していたのに...ちょっぴり可哀想なナニでした。


(注)「ナニの方がC.ロナウドよりも1年多く...」手元の資料ではナニが3年('04~'07)、C.ロナウドが2年('01~'03)となっていますが、これはトップチームの経歴だと思われるので、正確な在籍年数とは異なるかもしれません。ご了承ください。




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posted by サッカーニョ |05:31 | チャンピオンズリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年09月24日

遅すぎた猛攻? アーセナルvsセビージャ UEFAチャンピオンズリーグ第1節・グループH

■スターティング・メンバー

[アーセナル]
GK アルムニア
DF サニャ、トゥーレ、センデロス、クリシ
MF フレブ、セスク、フラミニ、ロシツキ
FW ファン・ペルシ、アデバヨル

[セビージャ]
GK パロップ
DF アウベス、ファシオ、エスキュデ、ドラグティノビッチ
MF ナバス、ポウルセン、マルティ、カペル
FW カヌテ、ファビアーノ


■前半
 ホームのアーセナルが中盤のパス回しで主導権を握りました。
 12分にファンペルシ、13分にフラミニがミドルシュートを放ったが、いずれもパロップがセーブ。
 27分、セスクの放ったミドルシュートがエスキュデの右肘に当たってコースが変わり、その結果パロップの動きの逆をついてゴール。セビージャにとっては不運な失点でした。
 その後、セビージャもナバス、カヌテがミドルシュートを放ちましたが決まらず。ナバスは6分にもミドルを撃ってましたが、どちらも吹かしてしまいました。カヌテのシュートは枠内でしたがアルムニアがパンチングで逃れました。
 う~ん、前半はミドルシュートばっかりだ。


■後半
 セビージャがファビアーノに替えてケルジャコフをピッチに送り込んで、後半開始。セビージャは前線からプレスを仕掛けます。
 しかし、14分にはアーセナルが追加点を奪いました。左コーナー付近からセスクがFKを蹴り、サニャがヘッドで逸らせようとするが当たらず、パロップの前でワンバウンドしたところをファン・ペルシが右足で合わせました。
 セビージャは攻撃をコーディネートする選手が居ないため守備的MFのマルティが積極的に前に出てましたが、21分にそのマルティとカペルに替えてケイタとレナトを投入。更にアウベスも前線に上がり、ようやく猛攻を仕掛けます。
 しかし25分に逆にアーセナルのカウンターを喰らいます。サニャのクロスからアデバヨルがヘディングシュートを放つが、わずかにゴール左に外れました。サニャは1分後にもゴール前にクロスを上げました。
 セビージャも、35分に右サイドでナバスのヒールキックからアウベスのクロスというコンビネーションを見せるなど、ようやく攻撃に形が出てきましたが得点は奪えず。
 ロスタイムには、DFからのフィードをカットしたフレブからセスク→ダシウバと繋ぎアーセナルが1点を追加。3-0で試合終了。試合後アーセナルはセスクとアデバヨルの呼びかけで円陣を組んでました。

■感想
 アーセナルが持ち味を発揮した試合でした。MF4人+ファン・ペルシがフィールドを広く使うパスワークを見せ、序盤は選手自身もよく動いてました。ただし、アデバヨルにはなかなか良い形でボールが渡りませんでした。ボールを受ける前のアデバヨルの動き出しが悪いせいか、それともアデバヨル自身が左サイドに流れたり、右後方に下がったりしていたせいなのか、いずれにしてもアデバヨルのせいだと思います。
 セビージャは、左サイドのカペルがよくボールに触ってました。活きのいい選手で、スピードはありそうですが技術はまだまだといった感じです。逆サイドはアウベスの攻撃参加が少なく、浅い位置からのクロスやミドルシュートが多かったです。
 ファビアーノもアデバヨルと同じでゴール前でボールを受けられませんでした。後半から入ったケルジャコフもです。カヌテは中盤に下がって捌いたりしてましたが...
 終わってから言うのも何ですが、結果的には、慎重にゲームに臨んだのが裏目に出ました。2点取られてからのセビージャの猛攻は凄かったので、最初から攻勢を掛けていたら、いや、せめて0-1から猛攻を掛けていたら...セビージャにも充分に勝機はあったと思います。



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