2008年09月02日

妥当な移籍、サプライズな移籍・・・

週末はちょっと音楽のイベントに出かけていたってのと、PCがクラッシュしてブルースクリーンが出まくった(一応メモリを換えて今のところ落ち着いてますが)のとで、記事が書けませんでした。試合は見ましたよ。ラファは勝つ気が無かっただろ、っていう(笑)

そんなこんなですが、いよいよ移籍市場が閉まりました。やっぱり最終日でけっこう動きましたね・・・・


◆シティーがロビーニョを獲得◆
ま~何と言っても、一番のサプライズはこれでしょうね。誰もがチェルシーに行くものだと思っていましたから・・・ 私もそう思っていましたし、そういう点では「え?シティー?交渉してたんだ」という感想です。

ただ後出しじゃんけんにはなりますが、まったく不可解な移籍ではないのかな、と。以前から何度か書いていますが、タクシンがオーナーに就任してからシティーはブラジル人選手への傾倒がこれ著しく、昨シーズンはエラーノとジオヴァンニ、今シーズンもジョーを獲得している。さらにはロナウジーニョ獲得も狙っていたわけです。そう考えると、ロナウジーニョを取るために用意しておいた資金を、売り手に出されていたロビーニョに突っ込んだというのも、自然な流れでしょう。

で、あとシティーはサバレタを取りましたね。前の記事で「右ばっか取ってどーするの」と書きましたが、まさかチョルルカを出すとは思いませんでした。なんかシティーも選手の構成だけみると、不思議なチームになってきたような・・・

これでシティーのフォーメーションは4-3-3がスタンダードになるのでしょうが、その場合エラーノの立場が微妙になりそうな気が。サンダランド戦でも途中出場でしたが、前線はローテーションしつつフォーメーションもいじる、みたいな事になるのかなぁ?これはちょっと継続的に見てみないと分かりませんね。


◆落ち着くところに落ち着いたスパーズ◆
結局ベルバトフを出して、パヴリュチェンコとチョルルカを取ったスパーズ。いやホント、最終的にこうなるんだったら何でもっと早く話をつけなかったんでしょう。開幕の躓きに少なからず影響していると思いますよ、このベルバトフ問題は。

しかしスパーズって、相変わらずFW登録の選手が少ないというか・・・ ベント、パヴリュチェンコ、ドス・サントスに、ユナイテッドからローンのキャンベルですか。う~ん、こりゃあホント、パヴリュチェンコがフィットしないと悲惨なことになりかねないですね。

そしてチョルルカを取ったのはちょっと意外でしたが、これでハットン不在の穴も埋められるということで、良い補強だと思います。ハットンが戻ってくれば“守れるMF”として中盤の底で使うのもアリかと。そこまで考えての獲得であれば良いのですが・・・・


◆さようならフィナン◆
で、最後に我らがリヴァプール。フィナンを放出しました。

事実上ラファの構想外だったことを考えると放出自体は至極納得なのですが、行き先がエスパニョールってのは意外と言いますか、え?なんで?って感じですね。普通にイングランドかスコットランドのチームへ移籍するのだと思っていましたから。とにかく、頑張ってほしいものです。言葉とか文化とか、色々壁がありそうですが。

ヴォロニンはヘルタ・ベルリンへのローンだそうで、これも落ち着くところに落ち着いたのかな?加入してすぐの時期こそ“頑張っている”とされたヴォロニンでしたが、同じ路線にシフトしてきたカイトが大活躍してしまい、次第に影が薄くなっていったという感じでしたね。たぶんそのままブンデスリーガに留まる事になるでしょうが、本来の自分の庭とも言えるステージでしょうし、良い移籍になることを期待しています。

posted by Alan Hetarade |11:53 | FAプレミアリーグ | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年08月29日

“かけこみ移籍”本格化

さて、年に2日の宿題の提出日のうちの1つ、8月31日が近づいてまいりました(笑)

この時期はまさに駆け込みという言葉がふさわしいようにどどーっと移籍話がまとまりますが、ついに一昨日あたりから堰を切ったように色んな話が進行しております。


まずここまで一向に新戦力を獲得出来ていなかったエヴァートンが、ついにDFのラルス・ヤコブセンを獲得。さらにセグンド・カスティージョを1年間のローンでレッドスターから譲り受けました。ただこのほかにチアゴの獲得を狙っていたものの、彼はモナコへのローンが決まってしまいこちらはおじゃんに。とはいえ、たぶんあと3日のうちにもう何人か、エヴァートンは取ることでしょう。

そしてやっぱりというか何というか、ショーン・ライト・フィリップスがマンチェスター・シティーに復帰しました。これがロビーニョ獲得への布石という事になるんでしょうかね。ま、ロビーニョだとマルーダよりは得点力がありそうですからフィットすれば面白そうですが・・・・

それよりシティーに戻ったライト・フィリップスの方ですが、どうなりますかね。今は右サイドに入っているアイルランドがかなり機能しているので、個人的には当面は彼を使ったほうが良いと思うのですが、マーク・ヒューズはどうしますかね。もっとも選手層が厚いチームとは言えないですし、UEFAカップも戦うことを考えれば、確実にプラスにはなるでしょうけど。

因みにシティーはこのほかにも、エスパニョールのパブロ・サバレタも狙ってるんだとか・・・・って、また右サイドかよ(笑) むしろ左サイドの人が足りてないように思えるんですがね。

ブラックバーンはオーストラリア代表のヴィンチェンツォ・グレッラ、そしてポール・インスが指揮を執っていたMKドンズからキース・アンドリュースを獲得、いずれも中盤の選手です。


とりあえずまとまっているのはこんなところですが、じゃあ逆にまだ決まってないのは?というと、パヴリュチェンコだったりベルバトフだったり。ロビーニョもそうですけど。

なんかスパーズがここに来てお金を出すのを渋っているというか、ちょっと迷走気味な気がしますね。一時はアルシャーフィン獲得間近まで行きながら交渉がまとまらなかったみたいですし、ベルバトフも移籍がほぼ確実になっていて本人も完全にその気になっているのにも関わらず、ぐだぐだと長引いて結局リミット直前ですよ。

モチベーションが上がらないせいでベンチ入りすらさせてもらえず、サポーターの心も完全に離れている選手をわざわざチームに残しておく必要なんて無いと思うんですけど、何を渋っているのでしょうね。腹括ってさくっと売っちゃって、そのお金でパヴリュチェンコを買えばいい、ってだけの話だと思うんだけどなぁ。

・・・まったく、大人の事情ってヤツは厄介ですね(苦笑)

posted by Alan Hetarade |12:39 | FAプレミアリーグ | コメント(10) | トラックバック(0)
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2008年08月28日

リヴァプール“辛勝”

Liverpool 1-0 Standard Liège
【L:117.Dirk Kuijt】
いやー、もうちょっと楽に勝てないものですかね、このチームは(笑)

もちろんリエージュは良いチームでしたし、予備予選敗退にするには勿体ないくらい、個々の選手の技術、またチームとしてのまとまりがあった。それを差っ引いても、ねぇ、何せこのゲームをやったのはアンフィールドなんですから・・・・

もっともこれがリヴァプールの勝ち方、と言ってしまえばそれまでなんですけれどね。トーレス、キャラガー&ジェラードと来て今回はカイト、日替わりヒーローってのも良いじゃないですか。もうそう思わないと見ちゃおられませんよ、このチームの試合は(苦笑)

しかしホント、これは確かにぐだぐだな勝ち方ですが、運がついてきていると見ることもできると思います。できればその運が尽きないうちに流れに乗りたいんですけれどね・・・・ なんかキーンは相変わらずフィットしないし、それ以上に本人のメンタルの状態が良くないというか、どうもスパーズにいたころの自信満々の彼とは表情が違う気がするんですよね。まぁさすがにそろそろ焦りだす頃なんでしょうけど。

あと、ジェラード辺り、シーズン序盤ですがだいぶ疲れてきていますよね。スタンダール戦の第1レグは怪我明けで途中出場でしたが、そこから2週間で5試合こなしていますからね。でも次はヴィラ・パークだし、その次はユナイテッド戦・・・・ 9月20日のストーク戦まで彼は休めませんね。この点はトーレスなんかもそうですけど、もうちょっと踏ん張るしか無いなぁ。頑張ってほしいものです。




さて、その他の試合についてさらっと。

チェコ勢は2チームとも敗退・・・・まぁこれについてはまたあとで書こう。

そのほかの主だったところでは、アトレティコ・マドリーがシャルケを粉砕。アグエロは元気ですねぇ、リヴァプールのバベルなんか明らかに「身体重たいよ~」って感じなのに(苦笑) マスチェラーノとルーカスなんかベンチ外ですからね。まぁなんてタフなんでしょ。

あとバテがベラルーシのクラブとしては初めての本戦出場決定。相手がレフスキ・ソフィアと比較的簡単な部類に入るほうだったのでしょうが、前半で退場者を出しながらそこから凌いで引き分けに持ち込んだのは見事です。ま、本戦のことを考えると・・・・って感じではありますが、正直。

フェネルバフチェとパルチザンのトルコ勢対決はフェネルバフチェが勝利。

えー、何を血迷っていたのでしょう(苦笑) 間違ってますね、はい。訂正いたします。

ただガラタサライがステアウア・ブカレストに負けてしまったのでトルコ勢はフェネルバフチェのみに・・・・ 昨年の経験を生かしてどこまでいけるでしょうか。

他は大体順当なところですかねー。中田浩二がいなくなった途端にバーゼルが本戦出場決めたりしてますが・・・・

posted by Alan Hetarade |07:53 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年08月26日

理解できないアーセナルの強化方針

このところ真面目にゲームに関すること以外の“コラム”を書く機会が無かったのですが、久々にやってみようと思います。正直、アーセナルのファンの方は若干不快な思いをされるかもしれませんが、そこら辺はご容赦ください、べつに怨みとかがあるわけではないんで(笑)


◆相次ぐ放出、選手は足りているのか?◆
ご存知のとおり、フィリップ・センデロスのミランへのローン移籍が発表された。これで今オフ、アーセナルから離脱した主な選手は、完全移籍したのがアレクサンドル・フレブ、マチュー・フラミニ、イェンス・レーマン、ジウベルト・シウヴァ、ジャスティン・ホイト、ローン移籍がアルマンド・トラオレ、そしてこのセンデロスという事になる。しかもトラオレとセンデロスは昨シーズンのヨアン・ジュルーとは異なりシーズンローンである。今シーズンに関しては戦力外にされた、ということだ。

このブログで常々警鐘を鳴らしているのはアーセナルの最終ラインについてだが、トラオレとセンデロスの離脱は、さらにその層を薄くしたことになる。ミカエル・シルヴェストルを獲得したことは大きい。確かに彼は、CBとLBのバックアッパーになり、またジュルーもいる。しかし、RBのバックアッパーは相変わらず居ない。アルセーヌ・ヴェンゲル監督がエマニュエル・エブエで充分と考えているのか定かではないし、その気になればコロ・トゥーレを回すことも可能だろう。だが彼らでは、決してバカリ・サニャの代役は務まらない。

中盤に関してもそうで、セスク不在時にプレイメイカーがおらず、試合展開によってはチームが苦しくなってしまうことが、早くもフラム戦で表面化してしまった。アーロン・ラムジー、キーラン・ギブスといった選手がどのような特徴を持っているか私は把握していないのでとやかくはいえないが、少なくともここまでの試合でヴェンゲル監督が彼らを起用していないところを見ると、どうやらプレイメイクはセスクに依存する状態が、今シーズンのアーセナルは続きそうである。


◆選手を育てても、出してしまう◆
先日 J Sports でアーセナル戦の中継を見ていた際に、「アーセナル/ヴェンゲルの補強に対する姿勢を、通常の感覚で考えてはならない」という旨の発言をコメンテイターがしていた。確かにそうだろう、彼らの方針は特殊だ。チェルシー、リヴァプールといったチームのそれとは明らかに異なるし、それはそれで一つのやり方ではあろう。

しかし、だ。果たしてアーセナル、そしてヴェンゲル監督は、彼らの方針を最後まで全うしているのだろうか?私はここに、疑問を抱かざるを得ない。

彼らが若手を育て、それらを戦力にするチームを目指しているのであれば、なぜ“育ってきた”段階にあるホイトやトラオレを放出しなければならないのか。過去にアーセナルを離れた、ラッサナ・ディアラ、デイヴィッド・ベントリー、ジャーメイン・ペナントあたりにしてもそうである。今のアーセナルであれば、彼らは充分にレギュラーとして活躍できる実力を備えている。もちろん残った戦力もいるが、チームのために育ててきたはずの若手選手がチームに興味を失い新天地を求める思いは、常にアーセナルにいる一定の割合の選手が持ち続けている。

今残っている選手たちにしても、今後どうなるか分かったものではない。テオ・ウォルコットは昨シーズン終盤に移籍をほのめかす発言をしていたし、フラミニとフレブが離脱したということは、セスク・ファブレガス、トマーシュ・ロシツキー、エマニュエル・アデバヨールといった主軸選手が他のビッグクラブから引き抜かれてもおかしくないことを示している。何よりアーセナルがタイトル争いに加われないような状態になれば、彼ら力を備えた選手はよりコンペティティブなチームへと移籍したいと思うようになるだろう。

確かにアーセナルという名前は偉大で、選手を引き付けるものがある。だが、ここ数年でどれほどのビッグネームが、アーセナルから離れていっただろうか?それを考えてみても、現状のアーセナルがその名前だけで選手を残留させられるチームでない事は、明らかである。今後も戦力の流出は続くことが予想される。


◆チームとしての“目標”はどこに?◆
こういったアーセナルの動きは、とても頂点を目指すチームのものとは思えない。百歩譲って、彼らが自チームで育てた選手たちで勝利を目指しているとしても、矛盾が多すぎるのだ。

たしかに今オフに放出した若手選手は、アーセナルというチームで戦うには実力不足、と判断されたのかもしれない。ホイトやトラオレはSBとしては守備が不安で、センデロスも昨シーズンはスランプだった。若手選手が淘汰されていくのであれば、彼らの放出は致し方ない、と取ることもできよう。

しかしアーセナルの場合は、“戦力になる選手”までも放出しているのだ。これを矛盾と言わずして何と言おう。フラミニ、フレブは若手選手を放出するのであれば、“絶対に出してはならない主力選手”だ。その彼らを放出した上で若手選手まで放出している。今いる20歳前後の選手にしたって、あと1,2年後に芽が出てきたところで他クラブに放出してしまっては、何の意味も持たない。そのくせシルヴェストルのような“完成された選手”も獲得するのだから、これはまるで矛盾しているとしか言いようが無い。

もっともこれはアーセナルが頂点を目指していると思うからこその矛盾であって、彼らが2部リーグのチームであり、若手選手や有名になった選手を他クラブに売ることで資金を得、生き残るチームであれば理解できる事だ。だがアーセナルはトップリーグのチームであり、その持っている戦力を考えれば、あと少し踏ん張れば頂点に手が届きそうなところにいるチームである。

財政的にアーセナルよりも困窮しており、新戦力を1人取ることすらままならないようなエヴァートンですら、現有戦力の流出は最小限に食い止めようとしている。そのような努力を、果たしてアーセナルはしているのだろうか。彼らの移籍市場での動きは、何を意図してのものかまったく理解できない。


◆嫌われるヴェンゲル◆
もっともその理解不能な動きに対する一つの答えを見出すことは、可能だ。あくまでも憶測になってしまうが、このような矛盾した動きの要因になっているのは、ヴェンゲル監督その人だ、と仮定すれば、だいたいの説明はつく。

はっきり言ってアーセナルを出て行った選手から、ヴェンゲルは好かれていないし、またヴェンゲル自身も、アーセナルを離れた選手には好感を持っていない。彼はディアラの移籍について「ユーロを控えて彼はパニックになっていた」と発言し、ディアラがそれに反論する異例の事態となった。この他にフレドリク・リュングベリも公然とヴェンゲルを批判し、ベントリーもあまり快くは思っていなかったような旨の発言をしている。

またジョゼ・モウリーニョも、常にヴェンゲルに対しては手厳しい発言をしている。ライバル関係にあったチェルシー監督時代ならともかく、チェルシーを離れ無職となった時でも、インテルの監督になった後でも、彼は一貫してヴェンゲルを批判する姿勢を貫いている。

「アーセナルは奇妙なチームだ。あそこの監督はもう何年もタイトルを取っていないのに、未だにアイドルであり続けている」

とモウリーニョは言う。古巣のチェルシーはもちろん、リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドに対して、チェルシー離脱後のモウリーニョがこの手の発言をしたことは、私には無いように思われる。

敗戦後にレフェリーのジャッジに皮肉を言うなどするヴェンゲルの性格を考えれば、各方面での人間関係があまり上手くいっていないであろうことは、容易に想像がつく。それは選手、若手であろうが主力であろうが、彼らに対しても同様で、スカッド内には常にヴェンゲルに不満を持ち、密かに移籍を希望している選手がいる・・・・ こう考えれば、これだけの戦力が一同にアーセナルを離れることにも、説明がつく。


結局のところ、今のままのアーセナルでは頂点を狙うことは不可能だし、数年間のスパンで戦力を向上させることもできないだろう。ヴェンゲルが監督になってから13年目のシーズンに入ったが、以上のような点が、彼の“限界”なのではないか。

今のままの地位、即ちヨーロッパのカップ戦への争いをするだけであれば、監督はヴェンゲルのままでも良いだろう。だがもしアーセナルが本気で優勝を目指すのであれば、思い切った決断をすべき時が来ている。少なくとも今のままでは、リヴァプールはともかくチェルシー、そしてマンチェスター・ユナイテッドとの差は、開く一方だ。


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posted by Alan Hetarade |18:08 | FAプレミアリーグ | コメント(34) | トラックバック(0)
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2008年08月24日

北京オリンピックの思ひ出

結局水泳のレビューも尻切れトンボ、マラソンについても書けずにオリンピックが終わってしまいました。当ブログ的には悔いが残りますが、まぁとにかく終わりました。殺人事件があったりとかはありましたが、運営としては概ね上手くいったのではないでしょうか。

自分が見ていたのは競泳と陸上の中盤以降(最初の3日くらい見逃した・・・)、あとは男子トライアスロンに男女マラソン、サッカーを日本戦少しずつと男子決勝、野球を流し見程度に・・・ということになりますが、その中での感想をば。


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posted by Alan Hetarade |23:48 | 陸上競技 | コメント(10) | トラックバック(2)
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2008年08月24日

ばかヅキが続くリヴァプール 【FAプレミア】

今日はかる~い感じで。


Liverpool 2-1 Middlesbrough
【L:85.Jamie Carragher, 90.Steven Gerrard】
【M:70.Mido】
いやー、暫定とはいえ首位ですよ、首位。あの内容で(苦笑)

同点ゴールはキャラガーの半ば苦し紛れのシュートがポガテツにディフレクトしてのラッキーゴールですし、ジェラードの逆転ゴールにしたってウィーターが落としたのがキーンに当たったのかキーンのトラップミスなのかは微妙なところですが、とにかくこぼれ球を拾ってのシュートですからね。もちろんそこに詰めていたのはジェラードの動きがあってこそのゴールですし、あのシュート力はさすが、ですが。

ロビー・キーンですが、シャビ・アロンソのスルーパスに反応できなかったりと、戦術的に云々以前にまだ各選手の個性を把握しきれていないのかな、という印象を持ちました。それは他の選手のキーンに対する認識にしてもそうですけど。ようするに、互いにまだ互いを生かす術を見出せていない、ってことでしょうね。システム云々以前のところかなぁ。

ただ楽観的に見るのであれば、39分に1つ惜しいシーンがありましたよね。キーンがDFを3人、4人くらい引き寄せて、そこで空いたトーレスにパスして、トーレスがシュート。惜しくもポガテツにブロックこそされましたが、あの2人が互いにああいう動きが出来るようになると、得点力がある2人のこと、良い結果に繋がるでしょう。

試合全体を通してはまだまだでしたが、前半のあの時間帯の動きがヒントになることは間違いないでしょう。あとはそこにジェラードをどう絡めて行くか、ということでしょうね。

しかしまぁ、最後はエル・ザールを投入してフォーメーションがぐちゃぐちゃになった辺り、ベニテスもこういう采配をするんだー、なんて思いました。とにかくこの拾った勝利で得たポイントを生かして欲しいですね、彼には。まるで神様がチャンスをくれているかのような運のよさで、ここまで3試合来ているわけですから・・・・

対するボロですが、ディフェンス面もなかなか充実していましたし、やっぱり良かったですね。まず何と言っても空中戦に強い。特にウィーター。中盤のハイボールでの競り合いでは全勝と言って良いくらいの圧倒的な強さでしたね。フートといいポガテツといい、あの最終ラインは色んな意味で威圧的過ぎるだろ・・・(笑)

そしてミドのコンディションが凄いことになってますね。理屈を抜きに、完全に“はまっている”と思います。彼に関しては最初から使うのが良いのかスーパーサブにしたほうが良いのかは微妙なところですが、元気印のトゥンジャイもユーロの流れを引き継いでノリノリですし、4-3-3もなかなか面白かったですね。パフォーマンスを安定させられるかどうかが鍵になるでしょうが、今シーズンは一味違うぞ、という期待どおりのプレイをここまではしていると思います。あとはアウヴェスが爆発すれば・・・


Fulham 1-0 Arsenal
【F:21.Brede Hangeland】
やるじゃないか、ソル・ギヒョン(え、そっちかよ?という苦情は一切受け付けません[笑])

昨シーズンは契約で決められた試合数を消化した後は自カト状態といった感じでしたが、今シーズンはプレシーズンからレギュラーとして試合に出て、開幕戦でゴール、このアーセナル戦でも良いキープ力を見せました。現状アンディ・ジョンソン、ディオマンシー・カマラが怪我で、ネヴランドはスーパーサブ、そしてザモラのコンディションが上がりきっていないところを見ると、前線では彼が一番頼りになる、という感じですからね。

この勢いで最後までレギュラーとしてやれるのか、はたまた今シーズンも途中から自カト状態になるのか、けっこう興味があります(笑)


さて一方アーセナルの方ですが、今シーズンうまく行かないときはこんなものなのかな、という気がします。やっぱりセスクがいないと中盤でゲームを作れる選手がいないですね。デニウソンはアーセナルには合ってないんじゃないかと常々思っているのですが、セスクがいるときはともかく彼がいなくてちょっと骨のある相手と当たっちゃうと、こんなにも上手くいかないものなのか、というのはさすがに予想外でした。

アデバヨールが得点感覚を取り戻してセスクが戻ってくればこういう試合ばかりではないとは思いますが、時折ある“うまく行かない試合”になってしまった場合、やっぱりまだアーセナルの選手たちは経験不足、パワー不足なのかな、という気がします。一発でゲームをどうにかしてしまう、という選手が中盤にいるチームでは無いですからね。

とりあえず、アデバヨールかファン・ペルシーに1発ほしいですね、ゴールが。開幕戦でのWBAから1点しか取れませんでしたが、ストライカーの彼らに頼る比率が今シーズンは大きくなるでしょうから、早くコンディションを上げてもらいたいところでしょう。

ただシルヴェストルを取ったのは良い事だと思います。彼がアーセナルに馴染むのかという点は問題でしょうが、とにかく最低限の選手層を整える必要はありますからね。あとはRBのバックアッパーを取れれば良いと思うのですが、ヴェンゲルはエブエで充分って思ってるのかなぁ?

posted by Alan Hetarade |20:13 | FAプレミアリーグ | コメント(9) | トラックバック(1)
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2008年08月21日

やるじゃないか、シルル 【イングランドvsチェコ】

ちょっとこれから外出するので、ガンブリヌス・リーガについてとコメントレスはまた後で書きます。とりあえず、この試合の感想だけ。


England 2-2 Czech Republic
【E:45.Wes Brown, 90.Joe Cole】
【C:22.OG(Ashley Cole), 48.Marek Jankulovski】
はっきり言ってエンターテインメント性は皆無と言って良い試合でしたね(苦笑) 観客も途中からウェーブなんてやってましたし。おそらく“面白さ”だけで言ったら、日本vsウルグアイのほうが上だったと思います。ここら辺は仕方ない部分もあるでしょうけどね。

まずチェコから書きますが、スタメンが意外なほどまともだったというか、普通にラダやるじゃん、って思いました。それだけにホント人選が勿体ないんですが・・・ ってか試合でこれだけまともにやれるんだから、なんで人選があんなおかしな事になったんだ、ってのが本当に疑問なのですが。

最初にバロシュが入れたゴールは結局オウンゴール扱いになったみたい(ホントついてないな、バロシュは・・・)ですが、あのシュートまで持って行く動作というか、そこはさすがバロシュだな、と思いました。毎試合あれをやってくれれば間違いなくストライカーとしてレギュラー張れるんですが、如何せん彼は何も出来ないときは本当に何も出来ないからなぁ。素質はあるだけに、勿体ないんですが・・・

そしてタイトルにもあるとおり、この試合最大の収穫は何と言ってもラデク・シルルでしょう。7分あたりの最初のチャンスも、先制点も彼のクロスが起点となっていますし。ヤンクロフスキとの相性も良さそうでしたし、ワールドカップ予選の左サイドは彼に任せれば良いんじゃないかな。しかしゼニートには良い選手がいるものですね。

今日はシオンコが出られませんでしたが、彼が戻ってくれば左右はこれで行けるでしょう。ヴルチェク不発は残念でしたが、バックアッパーはフェニン、ストシェシュティークあたりで良いんじゃないのかな?まぁ彼ら若手をラダが選ぶか、という点は問題でしょうが・・・


さて対するイングランドですが、やっぱりカペッロはウォーノックを呼ばなかったことを後悔したんじゃないのかな(笑)

トップの形も変えたり中盤も色々いじったりと試行錯誤を重ねていましたが、未だに良い形が見えてこないような感じですね。最後はごちゃごちゃっとした中から根性で1点もぎ取りましたが、攻撃面に関して言えば最後まで型を見出せたとは言えないような出来でしたし。

一番よかった時間帯となると、やっぱり前半の30分以降ですかね?あの時間帯は唯一、デフォーが前線で上手くボールを引き出せていた時間帯でしたし、ジェラード左サイド起用も有効になっていました。ルーニーは放っておくとずるずると下がってきてリヴァプールのチーム状態が悪いときのジェラードみたいなボール捌きをしちゃうのですが、要するに中盤からしっかりボールが前線に供給できる状態をMFたちが作って、ルーニーとデフォーが適切な距離感でもってプレイできる、という事をやらないと苦しいでしょうね。

あとやっぱり、ベッカムってどうなんだろうな・・・ 個人的には、全盛期の彼ならともかく今のベッカムであれば、ベントリーの方が面白いと思う(もっともこの試合はイマイチでしたが)のですが、年齢的にもあのメンバーでは一つ抜けたような感じですし、カペッロとしても扱い難そうにしているように思えるのですが。

まぁ何にせよ、繰り返しになりますが、ウォーノックを呼んでください。これに尽きますね(笑)

posted by Alan Hetarade |16:18 | その他国際大会【サッカー】 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年08月18日

コミックマーケット74 一人反省会

という事で、できれば当日帰ってすぐに書きたかったのですが、疲労で爆睡→2日目参戦→オリンピック観戦→睡眠→プレミア観戦→ブログ更新→オリンピック観戦→3日目参戦→爆睡→プレミア観戦・・・・とやっていたら、時間が取れるのが今になってしまったという次第でして(苦笑)

コメントレスはこれからやりますので、明日までお待ちください。溜めてしまって申し訳ありません。

では本題について、以下で書きたいと思います。


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posted by Alan Hetarade |23:06 | イベント | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年08月18日

縦への意識が強いチェルシー 【FAプレミア】

昨日と同じような感じで~。

その前に一つ。マンチェスター・シティーのヴァレリ・ボジノフといえば、昨シーズン加入早々に全治6ヶ月となる膝の大怪我を負ったわけです。で、そこからリハビリして今年の2月くらいに復帰したのですが、何と今シーズンも開幕戦のウォーミングアップ中にアキレス腱をやっちゃったとかで、またも全治6ヶ月みたいです。これで2年連続でとんでもない怪我をしたことに・・・・

う~ん、というか彼、まだ22歳なんですよね?この歳で2年続けてこんな大怪我に見舞われちゃうと、その後のキャリアにも影響を及ぼしそうで・・・・ 気の毒としか言いようがないですが、次に見るときこそピッチで躍動してほしいものです。

べつにシティーのファンでもボジノフのファンってわけでもないのですが、これはさすがにかわいそうな気がしたので、ちょっと取り上げました。では、本題へ。



Chelsea 4-0 Portsmouth
【C:12.Joe Cole, 26.Nicolas Anelka, 45(PEN).Frank Lampard, 89.Deco】
現地の記事の見出しでも“パーフェクト・スタート”とあるが、これ以上ない素晴らしいスタートをチェルシーは切った。バラックの怪我がやや不安ではあるが、それを補って余りあるポジティブな内容だったと言える。

今日目だったのが、チェルシーの縦への意識の強さだ。素早くボールを繋ぎ、隙が出来たところで相手ディフェンスラインの裏へ一気にパスを通し、決定的なチャンスを演出するという狙いが見て取れた。先制点のシーンなどはその典型で、バラックやアネルカらがワンタッチでテンポ良くパスを繋ぎ、ポーツマス守備陣が混乱したところでジョー・コールが見事に裏へ走り出した。

この裏への走り出しという点で、ジョー・コールとアネルカの働きは素晴らしかった。ジョー・コールはともかく、アネルカが周囲と見せた連携という点では、彼がチェルシーに来てから一番と言っていいのではないか。ドログバはどちらかというと前線にどっしり構えているタイプのストライカーだが、アネルカは自ら動き回るタイプである。このような縦へのスピーディな攻撃が求められるスタイルの場合、ドログバよりもスピードのあるアネルカの方が適しているだろう。

となると、ドログバ復帰後のポジション争いが注目される。プレシーズンからアネルカが好調だったことは周知のとおりであり、この試合でもきっちり結果を残した。またスコラーリ監督もアネルカの実力を高く買う発言をしており、ドログバが戻ってきてもアネルカを使い続ける可能性は否定できない。

昨シーズンはいまいち攻撃の形が見えてこなかったチェルシーだが、この日の彼らのプレイからは、縦へのボール、人の動きを意識する意図が明確に見て取れた。小気味良いパス回しからの展開はスピード感に溢れ、“面白い”と言えるものだった。このスタイルだと、ドログバよりもアネルカの方がしっくり来るのではないか。

もちろんドログバをまったく使わないということは無いだろうが、昨シーズンも充分な働きが出来たとは言えなかったドログバが新体制下でレギュラーを失う可能性は、充分にある。


Manchester United 1-1 Newcastle United
【MU:24.Darren Fletcher】
【NU:22.Obafemi Martins】
正直なところ、ニューキャッスルがここまでやるとは思っていなかった。特に合流後間もないにも関わらずレベルの高いパフォーマンスを見せたコロッチーニは素晴らしかった。彼の安定したプレイのおかげで、最終ラインがぐっと締まって見えた。だいぶ獲得までには手間が掛かったが、それでもニューキャッスルにとっては必要な人材だったことは、1試合観ただけでも明らかだった。

またもう1人の新戦力、ホナス・グティエレスも、その可能性を見せた。そのスピードを生かして攻守に渡ってピッチを走り回り、攻撃のテンポを作った。さすがに後半はやや息切れしてしまったが、エヌゾグビアとの連携を深められれば、この左サイドは脅威となるだろう。補強について色々と言われるニューキャッスルだが、少なくとも今までに獲得した選手たちについては、有望だと言えそうだ。

対するマンチェスター・ユナイテッドの方だが、補強もまだで怪我人だらけのスカッドであることを考えると、今日のニューキャッスルの出来からすれば、この結果は仕方ないのではないか。アンデルソンがオリンピックに出ていて、ベルバトフの獲得もまだ(既に秒読み段階には入っているようだが)。ナニをサスペンション、、ロナウド、ハーグリーヴス、パク・チソン、サハを怪我で欠いた。これでさらにテヴェスがおらず、キャリックも試合序盤で怪我をしたとあっては、それはベストなパフォーマンスを望むのは酷というものだ。

思えば昨シーズンの序盤戦も似たような状況だったが、おそらく今シーズンも同じく、すぐに立ち直るだろう。ただ今年に関しては12月にクラブ・ワールドカップも控えており、怪我人の有無はより一層、チームに影響を及ぼす。今日使われたキャンベル、ポセボン、ダ・シウヴァ兄弟といった若手選手も、使わざるを得ない試合が出てくるはずだ。その際彼ら若手選手がどのようなパフォーマンスを示せるかということは、今シーズンのユナイテッドにおいて、一つのポイントになるかもしれない。

戦力的に充実していても、今シーズンはよりタイトな戦いになる。そんな事を予感させる、ユナイテッドの船出だった。

posted by Alan Hetarade |18:45 | FAプレミアリーグ | コメント(4) | トラックバック(1)
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2008年08月17日

距離感悪いリヴァプール 【FAプレミア】

疲労等もあってさすがにプレイ・バイ・プレイでメモを取っていないのであんまり詳しいレビューはできませんが、とりあえず3試合観たので感想みたいなものを書きます。


Arsenal 1-0 West Bromwich Albion
【A:4.Samri Nasri】
セスク不在ながら危なげなく勝利を収めたアーセナル。やはりそのポテンシャルの高さを見せ付けた。早速新加入のナスリがゴールを挙げたが、彼がチームにフィットするかという憂いは早くも解消されたと言っていいだろう。試合を通じて、特に違和感のある動きはなかった。

ただその一方、序盤明らかに浮き足立っていたウェストブロムから1点を取ったは良いものの、その後とどめを刺せなかったこともまた事実である。プレシーズンでは評判が良かったベントナーだが、やはりアデバヨールとの2トップでどこまで機能するかという事については、シーズンを通して見極めて行く必要があるだろう。中盤にしてもパワー不足で、得点力が低い感は否めない(とはいえ、これは毎年指摘されていることではあるが)。

ひとまず注目されるのが、9月13日のブラックバーン戦だろう。ここで初めて“骨のある”相手と当たると言えるだけに、攻めきれるのか守りきれるのか。今日は完封できたから良かったが、勝てる試合ではきっちり勝つ“勝負強さ”を若いスカッドが発揮できるかどうか、今後真価が問われる戦いが訪れるだろう。

ウェストブロムは前半の開始20分くらいは地に足をつけてプレイすることが出来なかったが、その後はまずまず彼らなりに出来るプレイをしたのではないか。トップを務めたミラーはなかなかに身体能力があるところを見せたので、やはりキム・ドゥヒョンとのコンビネーションから彼がチャンスに絡む形をどこまで作れるか、といったところが今後の戦いの鍵となりそうだ。


Everton 2-3 Blackburn Rovers
【E:45.Mikel Arteta, 64.Yakubu Aiyegbeni】
【B:22.David Dunn, 66.Roque Santa Cruz, 90.Andre Ooijer】
ブラックバーンはなかなか興味深い試合をした。ポール・インス監督が初めて指揮を執る試合となったが、人もボールもよく動く躍動感溢れる攻撃が、非常に目を引いた。昨シーズンまではサイドからウィンガー、あるいはSBが個人で状況を何とかしてクロスを上げ、中央でストライカーがあわせる、という形が多かった。個の力に頼る攻撃は不安定で、上手く行くときはいいもののなかなかムラが大きかった。

だがこの試合では前述のとおり、人がよく動いていた。攻撃に移る際にはサンタ・クルスがやや下がってきてボールをはたき、そこからMFがボールを左右に散らした。またSBの選手の運動量が増え、前の選手との連携が増したほか、これまで中盤の底に篭りがちだったダン、モコエナ、リードといった選手が積極的に前線に顔を出すようになった。全体での運動量の増加が連携のバリエーション増につながり、結果ボールがよく動いて、攻撃に厚みが加わっていた。もちろん1試合だけで判断するのは早計だが、なかなかどうして、ポール・インスには期待していいのかもしれない。

また、スティーヴン・ウォーノックがとにかく絶好調である。運動量、クロス及びプレイスキックの精度、そしてシュートにいたるまで、まさに「俺は調子が良いぞ!」とでも言わんばかりのはつらつぶりだ。現状ではイングランド代表のLBは彼に任せるのが最適なのではないか。

対するエヴァートンだが、やはり苦しい出だしとなってしまた。ロッドウェル、バクスターといった日本では高校生にあたる年齢の選手は健闘した。確かに、上手い。上手いのだが、開幕戦から彼らを使わざるをえないというのが、今のエヴァートンなのだろう。

また昨シーズンはトップ4に匹敵する力を見せていた守備陣がいきなり3失点したというのも、不安だ。レスコットのプレイはCBとしては不安定で、サンタ・クルスを簡単にフリーにしてしまったブラックバーンの2点目などは、完全に彼のミスだ。他にも危なっかしいシーンは多々あった。他にも中盤の底に入らざるを得なかったジャギエルカのプレイもちぐはとしたもので、ヒバート欠場によってフィル・ネヴィル、ジャギエルカ、レスコットのポジションが一つずつスライドしたことによって生じた歪が、顕著に現れていた。


Sunderland 0-1 Liverpool
【L:83.Fernando Torres】
ロビー・キーンとフェルナンド・トーレスの2トップを採用しているリヴァプールだが、どうにも攻撃の形を見出せない。CL予備予選のスタンダール・リエージュ戦を見ていたときにも薄々感じていたことではあるが、どうもキーンとトーレスの2トップにすると、各選手の“距離感”が悪くなってしまっているように思える。

トーレスのシュートをキーンがブロックしたシーンがそうだが、トーレスとキーンが近いポジションでプレイしてしまい、互いの長所を消してしまうことが多いように思われる。その2人の距離がおかしなことになっているために、他の選手たちのポジション取り、またはスペースに対する感覚に微妙なずれが生じ、それが膨大な数の細かなパスミスを生んでいるのではないか。足元にピタッと収まるパスが、あまりにも少なすぎる。シーズン開幕直後ということでコンディションが上がりきっていないこともあるのだろうが、どうもそれだけとは思えない。

それはキーンが引っ込み、カイトとトーレスの2トップになったとたんにトーレスが生き生きとしてきたことからも分かる。一応2トップということにはなっていたが、縦の関係という点ではカイトとトーレスは優劣、というより互いの役割が明確になっていて、トーレスが前線に張りカイトはその下で動き回る、という“型”があった。キーンが出ていたときはトーレスとキーンが並び立つような格好になってしまい、互いの領分を食い合っているように思えた。

トーレスという選手は、よりスペースがあったほうが自由に動け、力を発揮できる選手であるように見える。即ち、自分が一番前にいて、目の前に広大なスペースがありそこを自由に動き回れる、という状態にあってこそ、力が出せる。キーンとの2トップでは、そのスペースを味方選手が狭めてしまっている、という状態にあるのではないか。

この辺り、どう折り合いをつけて各々の役割を作って行くか、ということがリヴァプールの当面の課題となりそうだ。マスチェラーノとルーカスはもう少しオリンピックの試合があるため、次週もおそらく今回と同じ布陣になるだろう。幸いこのゲームでは勝利を収め、結果オーライ。この運を次に繋げられるかは、まさしくベニテス次第だ。

posted by Alan Hetarade |07:30 | FAプレミアリーグ | コメント(9) | トラックバック(0)
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