2009年09月25日
・・・・と、また更新が開いてしまいましたが、自転車の世界選手権が始まりました。まずは、エリート男子の個人T.T.。今回はスイスでの開催という事で、地元のカンチェラーラの奮起が期待されておりました。
ひとまずセカンドグループで良いタイムを出したのが、アメリカのジーベル、イタリアのピノッティといった辺り。今回は走行中に視聴者からの応援メッセージが表示されていましたが、やっぱりピノッティを応援する声が多かったといいますか、彼の人柄は日本でも支持されているんだなぁ、と。最終的に目標としていた1桁順位を達成したということで、何かその控え目な目標の立て方も、またピノッティらしいなぁ、と(笑)
さて、いよいよ第3グループがスタート。カザフスタンのヴィノクロフ、ドイツのマルティン、イギリスのウィギンズ、スウェーデンのラーション、そしてスイスのカンチェラーラら、有力選手が次々にスタート。最後は前年度のチャンピオン、ドイツのグラブシュがスタート!
・・・・と、この辺りで優勝者予想クイズの締切が迫ってきたので、応募することに(笑)
まぁまず間違いなくカンチェラーラだろうなぁ、と思ったのですが、ここでカンチェラーラって予想してもつまらないだろうなぁと思い、敢えてラボンの優勝を予想。しかし、第1計測の時点で絶望的に。そしてそこのカンチェラーラの通過タイムがあまりにも早すぎて、爆笑。なんじゃこりゃ。
その後、暫定2位で走っているラーションに対し、スタート時の1分の差を追いついて抜かしたり、そこそこキツい上り区間があるコースを1周したのに平均時速が50kmを超えてなおスピードが上がり続けていたりと、何かもうやりたい放題。それまで暫定トップだったマルティンのタイムを2分以上上回ったりと、もう何が何やら。1人だけ別のレースを走っているかのよう。
そしてゴール前へ!というか、もうトップだということは分かり切っているのですが、残り300mでジャージを整え、残り200mでガッツポーズ。その後は観客の声援に応え、胸のスイス国旗をアピールしながらゴールという、T.T.としては前代未聞のゴールシーンを演出しました。
うーん、まぁ強いことは分かっていたのですが、ここまでとは。何というか、もうレース中ずーっと笑ってましたよ、TVの前で。あそこまで強いのは呆れるか笑うかどっちかかと。もう他の選手が頑張ってどうこうできる次元の走りではないですからね。ラーションもかなり健闘したとは思いますが、もうあれはカンチェラーラと同じ世代に生まれたことを呪うしかないかと(いや、実際はラーションも2位でニコニコしてましたけどね)
さて3位争いはマルティンとウィギンズの一騎打ちになっていたわけですが、何とレース終盤で自転車から降りてしまうという件もあり(結局あれはなんだったんですかね?その後すごーく萎えてましたけど)、そんなこともあって労せずマルティンが3位に。そして昨年度のチャンピオン、グラブシュは、予想どおりコースとの相性が悪くて10位に終わりました。
まぁとにかく、一にも二にもカンチェラーラに尽きますね、うん。もう圧巻とか圧倒的とか、そういう問題じゃなかった。世界が違いました(笑)
ある程度予想はされていましたが、終わってみれば文字通り「カンチェラーラ劇場」。演出から主演まで、文字通り1人でこなしてしまいました。しかも地元スイスでのこのような圧勝劇ということで、日本で例えるならば、東京オリンピックで北島が金メダルを取るような快挙と言えるでしょう。いやぁ、本当に凄かった。
さてカンチェラーラはこれで勢いにのって、ロードでの優勝も狙ってくる・・・・という事になるでしょう。実際コースも彼向きのものでしょうし、ツール・ド・スイスで総合優勝を果たしたことからも分かるように、彼は地元でのレースでは燃えますからね。アシストという点では不安が残りますが、そういうのをはねのけて単騎でどうにかしてしまう力強さも持っていますし、可能性はあるでしょう。
ただ優勝候補となると、やはり世間的にも圧倒的な支持を受けているであろうクネゴが、やはり最有力でしょうか。徐々に彼自身もクラシックレーサーとして、良い意味で“開き直って”きている感がありますし、直近のヴエルタでも好調を維持。コースも彼向きの厳しい登りが多いコースですし、可能性はあるでしょう。逆にスプリンター系の選手にとっては、厳しいかなぁ。
他だとベタなところですが、ベルギーのジルベール、あとは出るかどうかわかりませんが、出るのであればチェコのクロイツィゲルにもチャンスはあるんじゃないかと。クラシカ・サンセバスチャンでは良い走りをしてワンデーレースでも通用するところを見せつけましたし、今回は例年に比べてかなり斜度が厳しい登りがあるので、どちらかというとクライマー系のワンデーレーサーに有利なコース。そういう点では、登坂力を生かしてクロイツィゲルがスパート、という展開も存分に考えられます。
まぁ何より、個人的にラボンで外した予想の分を取り返してほしい、ってのがあるんですけどね(笑)
posted by Alan Hetarade |12:37 |
サイクルロードレース |
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2009年09月18日
Panathinaikos FC 1-3 Galatasaray AŞ
何だかずいぶんと久々になってしまいました。と言いつつ、じつは明日からまた3日ほど家を空けるので、たぶんその間も更新できないのですが(苦笑)
基本けっこうやる気に左右されているところはあるので、ぶっちゃけここ2週間ほどは、フットボールはちょくちょく見ていてもあまり書く気が起きなかった、と言ったところです。まぁここ2,3日ほど、また書くかーという気になってきたので、たぶんシルバーウィークが終わってからは、普通に毎日更新すると思いますが・・・・・
いちおう、書きたいことはあったんですけどね。絶望先生で「俊輔は走れない」ってネタが出てきたこととか(何
さて、昨晩はパナシナイコスvsガラタサライを観戦。以前からUEFAカップは「CLより面白いんじゃないか?」と私の近辺では言われていたのですが、今シーズンからUEFAヨーロッパリーグとなったことで、スカパー!でも見られるようになりました。もっとも、UEFAが全試合のハイライトをサイトで配信してくれる(それもfotbalziveと違ってサクサク動く!)ので、それも有難いのですが。
ぶっちゃけ番組表を見た時は「なんでこのカードなの?」と思ったんですが、監督がテン・カーテvsライカールトという元バルサなお2人ということで、納得。どちらにせよチェコのファンとしては、ガラタサライでバロシュが出場しているということで、見どころがありました。
で、結果とか得点の入り方はこんな感じ(手抜き)
結論としては、バロシュ大活躍ってことですかね。1点目のシーンはマリノスのクリアーミス(って書くとなんか違う国の試合に見えそうですが、パナシナイコスのRBマリノス選手のことです)でのごっちゃんゴールとしても、その後もお得意の速さを見せて再三パナシナイコスのDFの裏を取っていました。
まぁしかし、シュートに関してはたくさん打った割にはけっこう不正確だったというか、正直そこまで驚異的な決定力があるとは感じませんでした。が、何にせよストライカーとして相手に脅威を与えるだけの動きはしていましたし、こうしてゴールも奪っていることを考えると、やっぱりシュペルリギ得点王の肩書は伊達では無いし、まだまだ代表でも当然レギュラーだよなぁ、と。
それにしてもガラタサライ、前線にバロシュ、エラーノ、ケイタ、キューウェルと揃えているということで、これはもうヨーロッパでも十分に通用する破壊力を持っているでしょう。半ば都落ちした感が否めない選手たちと言ってしまえばそれまでですが、4人とも何だかのびのびとやっている感じでしたし、エラーノをトップ下にしての3トップ制はライカールトがバルセロナを指揮して結果を残していた頃とけっこう近い形でしょうから、そういう点では今後もこのアタッカー陣は脅威になるかもしれません。
ただ反面、ゲームの大半の時間帯ではパナシナイコスに押されていたことは事実。最終的にパナシナイコス側のミスと決定力不足に救われていましたが、外国人中心のアタッカー陣と異なりトルコ人選手で構成されているDFラインは、あまりに不安定。レトやペトロプロスに簡単に裏を取られるなり個人技でかわされるなりしていましたし、サルピンギディスあたりにも結構やられていた感が。何というか、特に陣形を崩されているわけでもないのに、CB2人の間に入ったFWに簡単に裏を取られるってのは、かなり重傷だと思うんですが・・・・
う~ん、正直ライカールトってのはそこまで守備面での手腕を発揮するタイプの指揮官では無いと思いますし、いくら攻撃陣が点を取ったところで、この最終ラインが足を引っ張っているようでは、決勝Tに残ったとしてもベスト8くらいが限界だろうなぁ、と。決してポテンシャルが低いチームではない、というか上述したとおり攻撃陣の豪華さという点では間違いなくトップも狙える陣容なだけに、ここを何とかしてほしいなぁと思った次第です。
因みに、キューウェルとバロシュのコンビネーションがやたらと良いなぁと思いながら試合を見ていたのですが、考えてみればこの2人、以前レッズで同時期にプレイしていたんですよね。何だかもう、遠い過去の話のように思えてしまうのですが・・・・
posted by Alan Hetarade |18:03 |
欧州サッカー全般 |
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2009年09月06日
このエントリーは、コミックマーケット76で“スコログ”が発行した「2009-2010 Premier League レフェリー名鑑」と「2009-2010 Gambrinus Liga 選手名鑑」の自家通販ページです。
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posted by Alan Hetarade |23:59 |
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2009年09月06日
ということで、昨晩から今朝にかけてけっこうワールドカップ予選の試合を見た(これだけまとめてフットボールの試合を見たのは今シーズン初めてです・・・・)ので、簡単にそれぞれについて感想をば。
Denmark (17) 1-1 Portugal (10)
【D:42.Nicklas Bendtner】
【P:86.Liedson】
後半しか見ておりませんが、後半のデンマークはあまり強引にゲームを支配しにいかず、前半にベントナーのゴールが決まった時点で、引き分けでもOK、くらいのテンションで戦っていた気がします。勿論リエジソンのゴールが決まったのは86分ということで、勝てればそれに越したことは無かったのでしょうが、1-1でもスタッフは十分に喜んでいましたし。
とにかくデンマークにとっては、大きな引き分け。これで次、アウェイのアルバニア戦で勝てればほぼ当確と言って良いでしょうし、仮にそこでしくじったとしても、ハンガリーかスウェーデンのどちらかを直接対決で叩けば、問題なし。限りなく本大会出場に近づきました。
逆にポルトガルは・・・・う~ん。ロナウドは勿論スーパーな選手なんですけど、けっこう気難しいところがあって一たびストッパーがかかっちゃうとなかなかそこから前に行き難いというか、そういった部分がありますからね。それは逆サイドのシモンにしても然りなわけで、ストライカーのクオリティという点を考慮しても、やはりフィーゴ、パウレタという両者は実力もさることながら、安定感があったんだろうなぁ、と。
勿論監督してのケイロスの手腕とかそれ以外のポジションの選手の質とか、色々な要素があるのでしょうが、やはりこの2人がいた頃とそれ以降とでは、少々ポルトガル代表への印象が異なってくることは確かでしょう。一応まだハンガリーとの直接対決を残しているわけで、予選突破の可能性はあるのですが、ただどちらにせよスウェーデンがコケてくれないことには、もうムリなわけで。ハンガリーに勝てたとしても、厳しいよなぁ。
因みにですが、ブラジル出身のリエジソンは31歳にして代表初キャップ、そしてその試合でゴールを決めたということになるそうで。ワールドカップに行くには、やはり彼がシンデレラボーイになる、くらいのセンセーショナルな出来事が欲しいところであります。
Spain (21) 5-0 Belgium (7)
【S:41,68.David Silva, 49,85.David Villa, 50.Gerald Pique】
なんというか、スペイン代表にしろバルセロナにしろ、展開が余裕になったと判断する基準が“ピケの攻撃参加”として定着つつあるというのが、何だか末恐ろしいなぁという気がします。しかもそれでピケはゴールを決めてしまうのですから、すごい。
これで代表9キャップで3ゴールだそうで、このままいけばDFの歴代最多得点記録とか作れてしまいそうなくらい、超ハイペースであります(笑)
いやま、ゴールをそれなりに取るDFというのは世の中けっこういて、以前はマテラッツィがヘッドとPKでセリエAで10ゴールを挙げた、なんてシーズンもありましたが、ピケの場合ナチュラルにボックス内まで上がってきて、流れの中から普通にシュートを決めてしまいますからね。いやもう、ホントどんなDFだよ・・・・ ピケが日本代表だったら、間違いなくエースストライカーですね。
だから、ホラ、やっぱり闘莉王もCBばかりやってないで(以下略
Slovakia (16) 2-2 Czech Republic (9)
【S:60.Stanislav Šesták, 73(PEN).Marek Hamšík】
【C:68.Daniel Pudil, 84.Milan Baroš】
あー、流石にこのドローはあまりにも痛すぎる・・・・
チェコは一応この後残り3試合、全てホームゲームなので、まだ可能性が無いわけではないです。少なくとも監督がハシェクになってだいぶマシになった(というか前任者のラダがあまりにもアレだっただけなんですが・・・・)事は確かですし、ネツィト、バロシュといった途中から入れた選手がゴールに絡んでいることは、評価すべきでしょう。
ただこの試合、75分にハムシクが退場になっていますし、プディルのゴールは右サイドからネツィトらが速攻で攻め上がったとき、逆サイドに「なんじゃこりゃあ!」と思わず声を挙げたくなるくらいポッカリと穴が空いていて、そこをちゃんと突いたプディルがゴールを決めたわけです。まぁ確かに、なまじっか10人になったのでその後スロヴァキアが守りを固めたという事も考えられますが、イングランド戦を見ていても正直スロヴァキアの守備のレベルってどうなの?ということは感じたので、その相手に押しきれなかったとなると、正直ちょっとなぁ・・・・
とりあええずアレだ、次のサンマリノを出来るだけ叩いて少しでも得失点を稼いでおくってことと、あとはひたすらスロヴァキアに頑張って、北アイルランド、ポーランド、スロヴェニアに勝ってほしいところですね(笑) いやもう、ほんとスロヴァキアに祈るしかない・・・・
Argentina (22) 1-3 Brazil (30)
【A:66.Jesús Dátolo】
【B:24.Luisão, 30,68.Luís Fabiano】
う~む。結果もさることながら、アルゼンチンにとってはあまりに救いが無い内容だったというか、ここまで完膚無きまでに叩きのめされると、単なるスコアー以上にショックが大きいのでは、と思ってしまうくらい、全てにおいてブラジルが上回っていた試合でした。
アルゼンチンも気合を入れていたことは分かったのですが、とにかく攻守において、約束事が無いのでは、と思えてしまう内容。ニュース等で映像が流れるでしょうからそちらを見ていただければと思いますが、1点目のセットプレイからのルイゾンのヘッドは「えーっ、なんでそこに?」というところにスペースが出来て、ルイゾンがどフリーになってしまいました。
ファーサイドにいたブラジルの選手にアルゼンチンの選手2人が引っ張られてしまった事が原因ですが、マンツーマンであれば1人の選手に誤って2人ついてしまうというあり得ないミスでしたし、ゾーンであれば本当に怠慢・・・・・いや、どちらにせよ本当にあり得ないミスなのですが。わざわざルイゾンさん決めてください、と言わんばかりに、さーっと彼の周りから離れていったような状態でしたからね。
もはや勝つ必要も無かったブラジルが、4バック&ジウベルト・シウヴァを完全に自陣に残し堅実な戦いをしたことで、アルゼンチンは攻め手が無くなってしまいました。解説の風間氏が指摘していましたが、パスコースが無いからドリブルを突っかけざるを得ず、さすれば網にかかって捕えられてしまう。
ヴェロンはしきりにサイドから裏を取るべくロングパスを放ってメッシやアグエロを走らせていましたが、そもそもSBがあんまり上がっていないのでそこも対応されてしまい、完全にアルゼンチンは為す術が無い状態。そういう点ではアルヘンがどうこう以前にブラジルが巧妙だったのですが、うーんこれはマラドーナ監督に対する是非論といのが噴出するのは避けられないなぁ、という内容でした。
ただとにかく言えるのは、ヘスス・ダトロのゴールは凄まじかった、と言う事ですがね。あの瞬間だけブラジルのプレスが弱まったとはいえ、凄まじいシュートでした。もっともその直後、カウンターからカカが放ったルイス・ファビアーノへの針の穴を通すスルーパス1発で、再びスタンドは黙らされたわけですけど・・・・ この2つのプレイは、本当に素晴らしかったです。
posted by Alan Hetarade |14:09 |
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2009年09月05日
交流のあるブロガーさんが冒頭に自分の印象とまったく同じことを書いておられて、何だか後だしじゃんけん的になってしまい申し訳ないのですが、自分も全く同じ事を思ったので書かせていただきます。今日の試合を見て、あぁやっぱりオランダのワールドカップ優勝は無いな、と思いました(笑)
とりあえず後半、日本の疲労と選手交代でどうにかなったから良かったようなものの、それを差し引いても前半の内容のひどさは目を覆うものがありました。元々オランダは選手個々人の力は素晴らしく、06年のワールドカップでも08年のユーロでもそれが爆発するととてつもない試合をするのですが、一方で守備にコンセプトが感じられなかったり結局は個人技すごいっていうゴールばっかりだったりで、ひとたびそれを封じられてしまうと手も足も出ない、という状態になりかねないんですよね。
結果こそ3-0となっていましたし、最終的に押しきれたのは明らかに日本よりオランダの方が力が上だったからでしょうが、それにしてもこれまでの国際大会で露呈してきた問題に関して、現状ではファン・マルヴァイク監督は何ら具体策を見出していないな、と。選手交代の妙という点では岡田監督があんまりなのと、試合結果が良かったのとで面子を保ったように見えるでしょうがう、少なくとも戦術家としての手腕と言う点では、私は岡田監督とファン・マルヴァイク監督とでは、岡田監督の方が上だと思いました。
とにかくオランダに関しては、もっと中盤でゲームを作れる選手が出てこないと、どうにもならないなぁ、と。メンデス・ダ・シウヴァがスタートで、デ・ゼーウが後から出てきたという事に日本が救われたという要素はあったにせよ、ロッベン、カイト、ファン・ペルシーをそれぞれ孤立させて封じ込めることに日本は成功していましたし、じゃあそこでスナイデルが司令塔の役割を果たしてその問題を打破できるかというと、それも無いということがはっきりしてしまったわけで。
そういう点では、確かに日本は06年のワールドカップと同じような試合をしてしまったという事はあるでしょうが、オランダもそれと同等、あるいはそれ以上に悪い意味でこれまで通りの試合をしてしまったと思います。むしろなまじっか結果が良くて問題の解決が先延ばしされているという点では、ジーコ体制でアディショナルタイムやら何やらでしきりに帳尻合わせをしていた日本にも通ずる部分があるように感じられたわけで、少なくともこうして問題が議論されている分、日本の方がオランダよりも有意義な試合をしたと言えるのではないでしょうか。
オランダもヨーロッパでは最速で予選突破を決めたわけですが、やっぱりあのグループの面子が前提にあってのものなのね・・・・ってのが、ハッキリしちゃったからなぁ。う~ん、優勝候補として赤マル、というわけにはいかないですよねぇ。
・・・・と、そんな感じで書いていたら日本代表についてもだいたい書きたいことは書いた気がします(笑)
とりあえず前半やろうとしていた事は間違っていないですし、現状オランダの攻撃を封じ込め、そして点を取って勝とうとするならば、あの戦い方しか無かったと思います。あとは体力と順応性の問題といいますか、後半から出てきたエリア、フンテラール、デ・ゼーウ辺りへの対応がスタメンで出ていた選手たちと比べスムーズに出来なかったという事と、体力の問題。
ただ体力に関しては日本に若干エクスキューズもあると思います。というのも、Jリーグの選手たちは日本の厳しい夏の試合をこなした後、ヨーロッパまで長いフライトをしてのゲームでした。一方オランダは当然ながらホームのアドバンテージがありますし、何より彼らはシーズンが始まったばかりで、当然コンディションは日本より良いわけで。
勿論それで100%日本の失点が不可抗力だったということは言えませんが、多少ならばそういった辺りも考慮してもいいのでは、と思います。やってる本人たちはともかく、外野からの目としては。
あとは、そうですね。フレンドリー・マッチなのに交代枠を2つしか使わなかった辺りは、やっぱり岡田監督だなぁと。ホント、交代枠を有効に使うことさえ出来れば、この監督はもっと評価されると思うんですけどね。毎回思いつきで交代しているような・・・・ ホント、その点は勿体ないと思います。今さら言ったところで、改善されるものとも思ってませんけど。
あと本大会を見据えるのであれば、4-2-3-1という布陣は悪くないにしろ、中村憲剛と遠藤のポジションを入れ替えた形を試してもいいのでは、と思います。それと本田の使い方。今日は本人の出来もあまり良くありませんでしたが、まだ監督も選手も彼の使い方をイマイチ理解できていないし、本田自身にもそれは言えるわけで、その辺りの相互理解をどう深めていくかということが、ひとまずガーナ戦に向けての課題と言えるのではないでしょうか。以上。
posted by Alan Hetarade |23:49 |
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2009年09月04日
スパーズの連載、コメントへのお返しは今日の深夜に行います。ご了承くださいませ。
さて、朝ネットをチェックしたら、とんでもないニュースが。
■Chelsea hit with shock transfer ban
既に日本でも話題になっていますが、チェルシーが2007年にランスからガエル・カクタを獲得した際に、移籍市場のルールに抵触する違反を犯したとの事。そのため今冬と来夏、2回の移籍市場で、チェルシーは国内、国外を問わず、一切選手を獲得できない、という処分がFIFAから発表されました。ランス側の主張によれば、チェルシーはカクタが16歳になる以前から、同選手に接触していたとの事。
同じような処分は5月、スイスのFCシオンにも下されていて、こちらはアル・アハリからエジプト人GKのエル・ハダリを獲得した件が対象となっており、処分は“1回”の移籍市場での選手獲得禁止。
それと比べ、チェルシーの方は“2回”ということで、若干処分の内容としては重くなっていますが、考えられる要因は2つ。まずはチェルシーとシオンとではフットボール界での立ち位置がまるで異なるわけで、ビッグクラブのチェルシーに対し、その影響力を考慮したうえで、やや処分を重くしたのでは、という事。もう1つは、チェルシーは以前にもアシュリー・コールをアーセナルから獲得した際、当時監督を務めていたモウリーニョとアシュリー・コールが罰金処分を受けており、いわば“前科”がある状態だったという事。
どちらにせよ、FIFAはかなり強い意志を持って、この処分を下したことは間違いありません。この処分が適切かどうかという是非論はあまりに情報が少なすぎるので判断しかねますが、何にせよ移籍市場のルールの徹底について、FIFAは強い態度を示したと言えるでしょう。
さてチェルシー側は、処分の内容を全て把握しておらず現時点ではあまりコメント出来ないとしながらも、「強く抗議する」ことを表明しています。当然ですが。
おそらくこの後、チェルシーがCAS(スポーツ仲裁裁判所)に訴えて、そこで最終的な判断が下されることになるでしょう。しかしCASがどのような裁定を下すかという事とは別次元の問題として、少なくとも今冬の移籍市場に関して、チェルシーが直ちに影響を受けるかどうかは、不透明です。
というのも、5月に処分を受けたシオンですが、7月にCASにより、ひとまず処分の執行を延期する裁定が下っています。おそらくこれは暫定的な措置で、CASで審議が尽くされた後、正式に処分が執行されるか、或いは却下されるか、判断が下るはずです。
シオンの件ですらこのように問題が長期化しているのですから、チェルシーともなればなおさらのはず。FIFA、チェルシーともかなり頑なに自らの主張を通そうとするであろうことは目に見えています。それにビッグクラブがこのような処分を受けるのは初めてかどうかは知りませんが、少なくとも近年無かったことだけは確かです。となると、CASとしても“判例”が無いだけに、より双方の主張をよく聞いて、慎重に判断する事になるでしょうし、世間もそれを求めるはずです。
そういった事を考えると、一番現実的な路線としては・・・・
この後CASによって処分の執行はひとまず凍結され、少なくとも冬の移籍市場に関しては、チェルシーは何のかせも無く動けるようになるのではないでしょうか。勿論今後の展開がどう転ぶかはまったく分からないわけですが、おそらく来年の初頭、或いは来シーズンいっぱいくらいまで、けっこう問題の解決は先延ばしにされるのではないか、と思います。
何にせよ、若い選手(もはや少年とも言えるような選手たち)の売買に関しては、どこかで線引きをしなければいけないことだけは確かです。カクタの移籍が是か非かと言う事とはまた別問題となりますが、これをキッカケにしてFIFAが本格的に移籍市場のルールを透明なものとして確立し、各クラブに順守するよう求める、という流れになることを望みます。
あとは、これはチェルシーだけの問題ではない、という事ですよね。チェルシーのみがやり玉に挙げられるのか、この後他の様々なクラブにも同様の処分が下されることになるのかという点についても、動向を注視していく必要があるでしょう。
因みに渦中のカクタですが、折しもフランスU-19のメンバーに選ばれて、9日から日本で開催される仙台カップに出場する予定となっておりました。
しかしカクタには4カ月の出場停止処分が下りましたが、これはクラブでの試合に限らず、国際試合にも適用されるんですかね?英語の記事だと表現が過去形になっているので、たぶん来日もおじゃんになるんでしょうが、いっそ来てほしかったなぁ。もうちょっと遅くて、彼が日本にいるときに処分が下されれば面白かったのに・・・・なんて(笑)
posted by Alan Hetarade |09:34 |
FAプレミアリーグ |
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2009年09月02日
・・・・っと、そんなこんなで何だか不定期連載みたいになってしまいましたが、スパーズの話題、第2弾です。今回は中盤のお話です。
あ、あとだいぶ遅れてしまいましたが、コミケで売った本の自家通販ページを作りました。そこにも書いてある通り、申し込みの期限が少々短くなっておりますので、ご注意ください。印刷の関係上、どうしても期限を設けなければならないものでして・・・・ もし購入をご希望される方がおられましたら、お早めにお申し込みください。
では、本題。スパーズの話に戻ります。
■“黄金のカルテット”は盤石?
ここまでスパーズの試合をチェックされている方にはもうお馴染みだと思いますが、ここまでの4試合、レドナップ監督は中盤のスタメンを固定しています。モドリッチ、ハドルストーン、パラシオス、レノンの4人です。
モドリッチ、パラシオス、レノンの3人は昨シーズンの後半戦、レドナップ体制が落ち着き、パラシオスが冬の移籍市場で加入してからレギュラーとしてプレイし続けていたので、その頃から熟成を進めていたという事になります。残る1枚は、昨シーズンはジーナスだったのですが、今シーズンは彼が怪我で離脱している(んですよね?)ということで、ハドルストーンが入っているわけです。
この4人はシーズン序盤ながら、もはやある種の完成形とも言える形を見せていました。レノンはその突破力、シュート力に一層磨きがかかり、既に2試合で決勝ゴールを挙げる活躍。対照的に逆サイドのモドリッチは2トップへの決定的なパスや技術を生かしたボールキープに長け、自らゴール前にポジションを取り、レノンとは異なりパスを受けることによってシュートに持ち込む事も出来ます。
ハドルストーンは視野が広くなり、以前から定評のあったロングパスに磨きがかかっています。シャビ・アロンソがいなくなった今、プレミアで一、二を争うロングパサーと言って良いでしょう。そして著しい進化を見せているのがパラシオスで、元々守備力には定評があった選手ですが、今シーズンは随所で見せる鋭いスルーパスや、抑えが利くようになったミドルシュートなど、攻撃面でもオプションとなっています。
そんなこんなで、運動量という点が課題だったにせよ、この4人は開幕からスムーズに機能していました。ところが思わぬ形で、早々にこのカルテットは崩れる事になりました。
■モドリッチ負傷の穴埋め
別にこの事を見越して連載を先延ばししていたわけではないのですが、先週末のバーミンガム戦で、ボウヤーのタックルを食らったモドリッチが負傷してしまいました。足の骨折ということで、現段階ではどれくらいで復帰出来るか不透明との事。かなり深刻な状態のようで、心配であります。
そういうわけで、不慮のアクシデントにより、モドリッチがいなくなってしまいました。バーミンガム戦ではクラウチを投入するという策に打って出たレドナップ監督ですが、やはり本来は中盤の選手を使いたいはず・・・・
と思っていたら、左サイドでオプションの1つになると思われていたオハーラをローンとはいえポーツマスに放出してしまい、あれどうするの?なまま移籍期限最終日となりましたが、ここでクラニチャールを獲得しました。
今シーズンのクラニチャールはポーツマスであまりモチベーションが上がっていない状態でしたが、昨シーズンはレドナップ監督の下、けっこう頑張っていました。ただやはり気になるのは、素晴らしいパスを出しはするのですが、どうしても「出しっぱなし」になってしまい、そこで足が止まってしまう事。モドリッチはその点で、パスを出した後一気にゴール前まで駆け上がることが出来る選手でしたから、クラニチャールにもそういった動きが求められるという点では、彼自身がもう一皮むける必要があるという事です。
もっともクラニチャールも良いシュートは持っているわけですから、レドナップの下でしっかりやる気を出してプレイできれば、チームのためのみならず、やはりクラニチャール自身がプレイヤーとして脱皮する事になります。ぜひ、頑張ってほしいところです。
■異なる絵を描けるか
クラニチャールに関する課題は書きましたが、となると他の控え選手はどうなの?という話になってきます。
スパーズの場合ここが課題と言いますか、今のところレノンのバックアッパーに甘んじているのはベントリーですが、彼はだいぶレノンとはタイプが違います。
チームを構成する場合の考え方というのは色々ありますが、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルは、モロ被りはしないまでも、比較的似たタイプの選手たちを集めることにより、「誰が出ても同じ戦い方が出来る」スカッドを構成しています。それに対しリヴァプールなんかは、どちらかというと少し毛色の違う選手を集め、試合状況に応じてそれらの選手の組み合わせを変える、という手法を取っています。勿論かなり大雑把にいえば、という話ですし、その中には“代えが利かない選手”も何人かいるわけですが。
そしてスパーズの場合、このレノンとベントリーの例が代表的ですが、完全に「異なるタイプの選手たちでスカッドが構成されているチーム」という事になります。先述したようにアタッカーの4人はそれぞれ別の個性を持っていますし、レノンとベントリー、ハドルストーンとジーナス、モドリッチとドス・サントス・・・・は微妙ですが(ところで彼は残留しましたが、戦力としては計算されてるんですかね?)、このように、やや毛色の異なる選手たちで構成されています。
このようなチームをまとめるのは、けっこう大変です。タイプの違う選手、パズルのピースでいうとまるで大きさやら形やらが違う戦力というのは、上手くはまると色々なタイプの面白い絵が出来ますが、フィットしなければ非常に不揃いな、下手をすればそれがまったくはまらず、バラバラとチームが瓦解してしまう恐れすらあります。昨シーズンのアストン・ヴィラはその点で、シーズン後半に大失敗してしまいました。
しかし今シーズンのスパーズに関しては、希望が無いわけでもありません。ジーナスが入った形というのは昨シーズンからやっていましたし、懸念されるベントリーにとって好都合なのは、彼のクロスボールをゴールに直結させられるクラウチという新戦力が、新たにチームに加わった事です。昨シーズンのベント、パヴリュチェンコらとの相性は最悪だったベントリーですが、放出されるのではと言われていたところを敢えてレドナップ監督が残留させたというところには、少なからずクラウチ獲得の影響もあったのでは、と個人的にはニラんでいます。もちろん大前提として、ベントリー自身の復活が必要なわけですが。
またゾコラを放出してしまい守備的なMFが不足していると懸念されていますが、このポジションに関してはチョルルカに一定のパフォーマンスが期待できますし、そもそもパラシオスはあまり怪我をしない選手なので、心配はいらないでしょう。若いノートンという選手に関してはまだ出番が少ないので何とも言えませんが、どうやら最終ラインから中盤までけっこうマルチにこなせる選手のようですので、成長してくれれば面白いかもしれません。
■守備のコンセプトを徹底できるか
攻撃に関しては上記のとおり、異なる選手が出てきた時に異なる絵を描けるか、とい点がポイントとなります。しかし選手が変わっても同じ絵を描かなければならないのは、守備に関してです。
今シーズンのスパーズは、相手にボールを取られると、FW、MFの選手がポジションに関係なく素早く3人くらいでプレッシャーをかけ、相手の速攻を防ぐ。そこで苦し紛れに放り込んでくれば屈強なDFが跳ね返し、遅攻になればひとまず自陣に引いて陣形を整える、という守備を行っています。
これには運動量の問題というのが付きまとうわけで、現にウェストハム戦では終盤けっこうヘロヘロになっていたわけですが、この守備のスタイルは間違っていないと思います。スパーズの場合、以前は有能なDFがチームにいながら、かなり失点が多いチームでした。それはDFの能力に問題があるというよりは、チーム全体として守備意識の統一がなされておらず、中盤における守備がまるでざる状態で、簡単に相手の得意な形で最終ラインとの勝負を挑まれてしまう、と言う事に根本の原因がありました。
前線や中盤からの守備を徹底させるといっても、ただ単に全員がボールを追いかければ良いってものでもないですし、頭では理解していてもなかなか実際の厳しいゲームの中で、全員でそれを実践するのは難しい事です。そういう点では、リヴァプール戦やウェストハム戦でのスパーズのパフォーマンスは、素晴らしいものがありました。
ただ人が変わった場合、どうなるか。ハッキリ言ってポーツマスでのクラニチャールはあまり守備の意識が高くありませんでしたし、クラウチもデフォーやキーンほどチェイシングが出来る選手ではありません。この点に関しては、ベントリーにも不安は付きまといます。CHの選手に関しては、問題ないと思いますが。
チームによっては、あまり守備のことは考えさせず攻撃に専念させる選手を置く場合もありますが、少なくともスパーズの場合、“全員で守備をして、初めてコンセプトが実現される”というスタイルのように、開幕から数試合を見て思えました。点が取れたとしてももしこの点が置いてけぼりになってしまうと、また以前のように大雑把なフットボールしか出来ないスパーズになってしまう。モドリッチが負傷した今、この点が一番の懸念材料ではないでしょうか。
posted by Alan Hetarade |11:29 |
FAプレミアリーグ |
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