2009年05月31日

ヒディンクの置き土産 【FAカップ決勝】

Chelsea 2-1 Everton
【C:21.Didier Drogba, 72.Frank Lampard】
【E:1.Luis Saha】
いや~、開始25秒でサハが叩き込んだときは、これはエヴァートンに何かが舞い降りたかと思ったのですが、最終的にはチェルシーの勝負強さが光りましたね。

ゴールの形には納得、というかこのゲームでのチェルシーとエヴァートンの関係を象徴するような形で2ゴール決まったかな、と。

まずはチェルシーの左サイドvsエヴァートンの右サイドというマッチアップ。ここでチェルシーが圧倒しておりました。MOMに選ばれたアシュリー・コールは勿論、マルーダも含めて攻守にわたってエヴァートンを圧倒。オズマンは躍動感を発揮できずスピーディなオーバーラップが持ち味のヒバートもすっかり最終ラインにべったりで、完全にチェルシー側が勝利しておりました。そこのマルーダから上がったクロスに、プレミアのトップスコアラー、アネルカのヘッドということで、いやぁさまになってるなぁ、と。

結局モイーズ監督も、交代枠3つのうち2つはその右サイドで使ったわけですからね(ヒバート→ヤコブセン、オズマン→ゴスリング)。それだけ監督自身、圧倒されているということを感じていたのでしょう。マルーダのシーズン後半の爆発っぷりは凄まじかったですからねぇ、それがこの試合位でも見事に出たと言ったところでしょうか。


あともう1つ、前半からどうも2列目でランパードがフリーになるという事が気になっておりました。ディフェンスラインの前、フィル・ネヴィルとフェライニというところですが、どちらかというとフェライニがやや高めのポジションを取るために、フィル・ネヴィルが1人でそこを見なければならなかった。

で、アネルカやドログバ、エッシェン辺りも彼は見なければならないわけで、そうなったときにふっとランパードが空く瞬間というものが結構あったんですよね。そこから彼がシュートを打つなりアネルカやマルーダにスルーパスを出すなりしていたので、ちょっとここで彼を捕まえきれていないのは危ないかなぁ・・・・と思ったのですが、そしたら決めてしまいました。

あのシーンに関してはフィル・ネヴィルがゴール後に頭を抱えていましたが、決して悪い寄せでは無かったけれど完全にランパードを潰し切れなかったという点で、後悔があったのでしょう。軽かったとまでは言いませんが、少しネヴィルの方が身体が流れてしまって、対してランパードは手こそピッチについたものの踏みとどまりましたからね。レスコットやベインズがあれ以上シュートブロックで寄せることも不可能だったでしょうから、そう考えるとやはりネヴィルの対応は痛恨だったという事になるのでしょう。まぁ、そんなに責められるプレイでもありませんでしたが・・・・・


という事で、トフィーズはタイトルへの厳しさを思い知った、という事になるのでしょうか。うーん、遂にモイーズがタイトルを取るかと思ったんですが、本当に厳しいですね・・・・ 来シーズン以降のチャレンジに期待したいものです。


そしてヒディンクはこれでラストゲームという事でしたが、ヒディンクは最後までヒディンクだったというか、終了のホイッスル直後にレイ・ウィルキンスが彼に飛びついていったのが印象的でした。

さらにカップを掲げるときにも、ウィルキンスは片方の“耳”をヒディンクに握らせて、一緒に掲げたという・・・・ なんかスタッフ同士でああいう光景を見た事もあまりない気がするのですが、就任後の半年でウィルキンスとあそこまでの信頼関係を築けるヒディンクの人心掌握術というべきか人の良さというべきなのか、とにかくそういう辺りに流石名将たる所以のようなものを見た気がして、何かえらく感じ入ってしまいました。あと、もちろん監督と選手間の信頼関係というのも重要だけれども、それ以上にコーチング・スタッフ同士での信頼関係もしっかりしていると、チームというのは締まるものだなぁと思いましたね。

まぁグラントも良い監督でしたが、やはりヒディンク体制のこの半年というのは、モウリーニョ以来初めてチェルシーというチームにまとまりが感じられた期間でありました。あとは彼が残したものを引き継ぐ、次の優秀な指揮官を・・・・という事になるわけですが、その辺りまったく信用できないのがチェルシーがチェルシーたる所以でもあるわけで(苦笑)

posted by Alan Hetarade |19:14 | FAプレミアリーグ | コメント(1) | トラックバック(2)
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2009年05月30日

08~09プレミアリーグ総括 【ウェスト・ブロムウィッチ】

West Bromwich Albion(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)
勝ち点32 8勝8分22敗 36得点67失点 得失点差-31

監督:トニー・モウブレイ


      フォルテュネ

ヴァレロ   ブラント   モリソン
     コレン  グリーニング

ロビンソン        ザイフェルローン
    オルソン  メイテ

        カーソン

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posted by Alan Hetarade |21:11 | FAプレミアリーグ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年05月30日

再びのサストレと、熾烈極める総合争い 【ジロ・デ・イタリア第18ステージ】

いよいよフィナーレが近づいてきたジロですが、とにかくものすごい大接戦になっております。

火山活動で有名なヴェスヴィオへの頂上ゴールとなった第19ステージ、制したのはサーヴェロのサストレ!登りに入ってすぐのところでアタックを決め、その後は付いてきたバッソを振り切って単独逃げ、見事に優勝を遂げました!

ブロックハウスの上りで遅れていたサストレですが、ステージ2勝はお見事。何というか、もうすっかりこのスタイルでの勝利が板についちゃっている感が(笑) 登り口でサストレのアタックを容認してはいけない感じですね、これだと。

サストレは総合については3位のペッリツォッティと1分1秒の差があるということで諦めているようですが、しかしブロックハウスでの失速が悔やまれるとはいえ、ツール覇者としての存在感を十分に見せつけた今回のジロだったと言えるでしょう。少なくとも、ライプハイマーやバッソが成し遂げられなかったステージ優勝を、それも2度も達成しているわけで、これは素晴らしい。サーヴェロとしても、そこそこ満足できるジロになったのではないでしょうか。


さてその後方、メイン集団では、メンショフ、ディ・ルーカ、ペッリツォッティの3人による熾烈な総合順位争いが行われておりました。特にディ・ルーカとメンショフのマッチアップは完全に消耗戦だったというか、ディ・ルーカもレース後に語っていますがどちらもまさに限界で走っていたという状態。結局最後はペッリツォッティが単独で飛び出してステージ2位、ディ・ルーカがスプリントでメンショフを封じ込めてステージ3位に入り、ボーナスタイムを手にしました。

しかしサストレも最後だいぶ後ろとのタイム差を詰められましたが、ペッリツォッティもブロックハウスほどのキレはありませんでしたし、ディ・ルーカ、メンショフといいバッソといい、やはり総合上位陣はここにきて疲労が著しい状態。昨年もそうでしたが、ジロは山岳ステージがあまりに過酷すぎるために、最後は総合トップを争う選手たちは相当フラフラになりますねぇ。この辺り、ツールよりもかなり色濃く疲労が出ている気がします。

でも何だかんだで、ステージ優勝がサストレで2位がペッリツォッティ、以下ディ・ルーカ、メンショフ、バッソ、ライプハイマー・・・・と、順番は多少違えどステージ6位までの顔ぶれは総合上位の6人と同じですからね。この辺の選手の精神力には、ただただ頭が下がるばかりです・・・・


さて、残すところジロもあと2ステージ。総合争いは最終ステージのT.T.が注目されるわけですが、今日の第20ステージでもディ・ルーカが攻撃を予告するようなコメントを出していて、気が抜けないレースとなりそうです。

ディ・ルーカは現にそういうレースをして、第10ステージを制していますからね・・・・ いやはや、またまた目が離せないステージとなりそうです。

posted by Alan Hetarade |20:17 | サイクルロードレース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年05月29日

私が選ぶ08~09プレミアシップ・ベストイレブン

監督:ホジソン

            アネルカ

カイト         ジェラード     レノン

       キャリック  ケイヒル

コール ファーディナンド テリー チョルルカ

         シュウォーツァー

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posted by Alan Hetarade |17:48 | FAプレミアリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年05月28日

ペッリツォッティの意地、ディ・ルーカの意地 【ジロ・デ・イタリア第17ステージ】

ということで、総合争いが大きく動くことが予想された、登り1発の第17ステージ。

山に入ったところでアタックを決めてトップの座を譲らずに逃げきったのは、リクイガスのペッリツォッティ!そしてゴール後には思わせぶりな発言もしたそうで、やっぱりバッソに対して敵意とまでは言わないけど、自分の立場が軽んじられていることにたいして「よし、目に物見せてくれるわ」くらいのことは思っていたようです。

まぁ確かにここまでのバッソとペッリツォッティを比べると、山での走りはあっちが立ったりこっちが立ったりという感じでどっこいでしたが、ここにきて完全にペッリツォッティの方が上向きですからね。バッソは復帰明けということで、やはりグランツールを走る中でのコンディショニングやT.T.への対応に四苦八苦している印象があります。

とにかくこれで完全に総合ではペッリツォッティがバッソを振り切ったということで、リクイガスもペッリツォッティを優先する体制に切り替えるはず。これは今年も勿論ですし、バッソ、ペッリツォッティともまだ来シーズンどうなるかは分かりませんが、今後のチーム体制にも大きく影響を与えてくるのではないでしょうか。

ま、個人的にはペッリツォッティ好きなんで、ぜんぜん構わないんですけど(笑)


そして熾烈を極めたステージ2位争いの集団からは件のバッソが遅れ、最後はディ・ルーカ、メンショフ、ガルゼッリの争いに。

しかしこの集団でのディ・ルーカは本当に凄かった。気合いが入った時の彼の走りは本当に違うというか、小手先の理屈云々を抜きにして完全に自分の力で勝負をしてきますからね。一見すれば無謀とも思えるような勝負でも躊躇なく仕掛けてくる、とことんアグレッシヴ。一昨年、昨年とまさにその走りで彼はジロで勝負してきましたし、その姿勢は今年も変わらない。まさいその象徴のようなレースを、昨日はしてくれました。

まぁでも、最後そのディ・ルーカを差し切ってしまったガルゼッリも凄かったですけどね。一度離れかけてたやん、と(笑) 彼なんか一番ひーひー言いながらディ・ルーカについて行ったような感じだったのに、最後の凄まじい根性でもってそれをかわすのですから。いやはや、どこにあのパワーが残っているのやら・・・・

という争いの中で、最後少しだけタイムを失ってしまったメンショフ。ただメンショフの側からすれば、これで良いわけですからね。ペッリツォッティとのタイム差を気にするほどではありませんでしたし、ディ・ルーカから致命的な遅れさえ取らないようにしておけば、最終日のT.T.で何とかなるわけですから。その辺り、メンショフもクールなメンショフらしい走りをしていたと思います。


結論:みんなカッコイイ(笑)


そんな感じでいよいよ盛り上がってまいりましたよ!今日はこれから第18ステージ。総合争いは動かないと見られていますが、細かいアップダウンを繰り返すコースという事で、ゴール前でディ・ルーカが出てくる可能性もゼロではないのでは?なんてニラんでおります。

posted by Alan Hetarade |21:29 | サイクルロードレース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年05月28日

サイドでリズム作れたバルサ、ぎこちなかったユナイテッド

Barcelona 2-0 Manchester United
【B:10.Samuel Eto’o, 70.Lionel Messi】
「勝ったチームからバロンドールが出る」と言われた対決でしたが、バルセロナが勝利。ということで、これでイニエスタはバロンドールにまた一歩近づいたわけですね(笑)


・・・・というのはともかく。事前には書きませんでしたが、やはり私も大勢と同じような予想をしつつ決勝戦を迎えました。で、8分でロナウドがシュートを3本放ったときはどうなることかと思いましたが、一方で最初のFK以外のシュートはすべてショッツ・オフだったので、「あれ?これはひょっとしたら・・・・」という思いもふっと脳裏をよぎりつつ・・・・とやっていたら、あのエトーのゴールが入ったわけです。

その後の試合については、完全にバルセロナが支配していました。ポゼッションの数字自体はユナイテッドもそこそこだったのですが、ゲームのテンポという点では圧倒的にバルサだった。即ちボールを持つ時は一方のチームが長い時間ポゼッションをして、その中でどちらが崩していくか、というリーガ・エスパニョーラ風の試合内容になっていました。プレミアの、こういう表現があるかはわかりませんが、それこそボックス・トゥ・ボックスで激しく展開するというのは、後半ほんの少しだけ見られましたが、ゲームを通じてあまり見られませんでした。

ユナイテッドはミスでボールを失いまくっていましたし、シャヴィ、イニエスタ、メッシらに対しては、彼らの圧倒的なキープ力の前に委縮してしまって、タックルにいけませんでしたよね。試合途中に彼らの実力をまざまざと見せつけられたというのが大きかったのでしょうが、そのあたり、彼らをいかに組織的に潰していくかというコンセンサスがとれていなかった点では、事前のプランニングにも問題があったのかもしれません。その辺の意図は、チェルシーの方が強く持っていたでしょう。

あと、ルーニーをサイドに置くというのはサー・アレックスが近頃よくやる手ですが、もともとサイドの選手ではないルーニーのこと、特にポジショニングの柔軟性という点では、トップに置いたときのそれとは明らかに悪い意味での違いが出ていたと思います。ロナウドがサイドをやる時なんかはその点慣れていますから、けっこう攻撃面では自由にポジションをとれるのですが、ルーニーは「サイドでいくぞ」と言われたら、彼の生真面目な気質もあるのでしょうが、それに拘っちゃうんでしょうね。

それで結局ロナウドが孤立してしまって、後半はそれを解消するためにテヴェスを入れたのでしょうが、終始ルーニーはサイドのまま。そこの判断は、ちょっと「?」でした。


さてバルサの方ですが、上述したシャヴィ、イニエスタらは勿論、レギュラーの2人が欠場してどうかと言われた両SB、プジョールとシウヴィーニョの活躍がとにかく素晴らしかった。

プジョールはまずは守備面でがっちりとユナイテッドのアタックを封印。的確なポジショニングとフィジカルの強さでもってキャリックからのロングボールを何度も跳ね返していた姿が、印象的でした。2点目の起点も、ファン・デル・サールのフィードに対しユナイテッドの選手がお見合いしてしまったところを見逃さず、彼がそれをカットしたことでしたからね。いやはや。

正直チェルシー戦でダニ・アウヴェスが散々な出来だったことと、昨年のユーロ決勝でのプジョールの不安定極まりなかったパフォーマンスからするに、大舞台では彼がRBをやればいいんじゃないかとつい思ってしまいました(笑)

またシウヴィーニョも、こちらは攻守のバランスをよくとって、ちょうどユナイテッドの選手がボールを取りに行けないような絶妙なポジショニングからボールを展開するいやらしさが光っていました。バルサの選手というと足元に目が行きがちなのですが、そうして左サイドにスペースができるとそこにすっとシウヴィーニョが上がってきて、クロスを上げる。バルサの他の選手とは少し違った形での攻撃を演出していましたし、それが故にユナイテッドの選手としても手こずっていた印象があります。

結局前述したルーニーのように、ユナイテッドが常にぎこちない印象だったのに対し、バルサのサイドは代役の選手たちでもしっかり機能していて、そのあたりの差がゲームの展開にも影響したのかな、という気がします。もっともそれを言ったら、中央もそうなんですけどね。

メッシやエトーについては、さすがとしか言いようがないですね。エトーのあのゴールに直結したテクニックもそうですし、メッシは得点シーンでは完全に身体が流れながらも、彼の柔軟性と運動能力でもってしっかりゴールの隅を狙ったヘッドを放ちました。ひたすら脱帽、としか言いようがないです。


・・・・とまぁ、こんなところですかね、だいたい。バルセロナの素晴らしい勝利でありました。

まぁこれがバルサの美学の勝利だとか攻撃的な姿勢が報われただとかなんだとかいう人がいますが、べつにゲームをどう見ようがその人の勝手だとは思いつつも、正直くだらないことをのたまってるなぁと思いますね、そういうのを見たり聞いたりするたびに。

放送中でも少しふれられていましたが、別にバルセロナは美しいフットボールをする為にピッチに立っているのではなくて、勝つためにフットボールをやっていて、勝つためにあのようなフットボールをしているのですからね。それはマンチェスター・ユナイテッドもチェルシーも同じですし。彼らなりに勝とうとした結果やったフットボール、彼らの選手で勝つためにやったフットボールがあれだったというだけで。それだけの、単純な話だと思うんですがね。

たとえばバルサのフットボールをチェルシーやユナイテッドがやれと言われてもそれは不可能な話ですし、逆にバルセロナにプレミア勢のような戦いをやれと言っても、それは不可能でしょう。またスペクタクルをどこに見出すかなんてのも人それぞれの話で、べつにバルセロナが悪だとは言いませんが、決して正義でもない。そういうのは、個人の心の問題です。

私などはあのリヴァプールの豪快なフットボール、ジェラードとトーレスの縦への突進力、マスチェラーノのカマのように鮮烈なタックル、シャビ・アロンソのピッチをいっぱいに使った展開力などに、スペクタクルを感じます。別にそれがバルサやアーセナルのようなパス回しであってもいいし、ユナイテッドの剃刀のように鋭い攻撃であってもいいし、チェルシーのドログバのようなゴツゴツしたものであってもいい。某解説者の方がやっているサイトでの話まんまになってしまいますが、スペクタクルなんてのはその人の心の中にあるものなんですよ。それを他人に、世間に押し付けるなっての。

私がビッグ・サムを批判しているのは、べつに放り込みが嫌いだからというわけではなくて、彼がスカッドを無視してそういうフットボールをやっているから、ですからね。そのチームがどういうフットボールをやるかということは、監督の指導、スカッドにいる選手、そこから組める陣容やベンチのオプション、さらに相手のやってくるであろうフットボール等々を総合的に判断して決めるものであり、それをピッチでどう体現していくか、という事なのですから。ここを適切にやれなかったチームは弱いし、やっているチームは強い。強いチームってのはそういうことだと思いますし、その点を無視して単純にバルサのフットボールが面白いわーこれはいい、みたいな風潮になると、これはちょっと嫌だなぁと思わざるを得ません。

・・・・と、今まで書いてこなかったチェルシーvsバルサでの一件に関する見解なんかも書きつつ、今シーズンのCLの結びといたします(笑)

posted by Alan Hetarade |15:06 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(14) | トラックバック(0)
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2009年05月27日

サストレ、山での強さ見せ浮上 【ジロ・デ・イタリア第16ステージ】

ということで、少し遅れてしまいましたがジロの第16ステージについて。

優勝はサーヴェロのカルロス・サストレ!昨年のツールで総合優勝を決定づけたラルプデュエズでの走りと同じように、大会で一番キツイ山岳ステージにて集団をぶっちぎっての独走を見せ、最後は逃げるアスタナのポポヴィッチをとらえてかわし、優勝を飾りました。

いや~、やはりこの選手のヒルクライム能力はすごいですね。もちろん以前から凄かったのではありますが、昨年のツールで開眼したというか、照準を合わせてきたステージレースで、しかもいずれも後半のステージでこれだけの走りを出来るというのは、本当に強みだろうと思います。しかも彼は、独力でそれをやってしまいますからね。すごいなぁ。

しかしそんなサストレも、今大会は序盤の出遅れもあってか、ツールの時のようにリーダージャージをゲットするにはいたらず。ラボバンクのメンショフが最後、先行するリクイガスのバッソをとらえ、さらに並走していたLPRのディ・ルーカを置き去りにしてステージ2位に入り、総合首位の座を堅持しました。

最後の局面でディ・ルーカがいっぱいいっぱいかなぁという事は薄々感じてはいましたが、それにしても最後のメンショフのスプリントはすごかった。クラシックレーサーとしての一面も持ち、今大会ここまででもゴール前での強さを再三見せつけてきたディ・ルーカに対し、涼しい顔をしてそれをはねのけてしまったのですからねぇ。前日に続き、メンショフは強さをアピールしたと言えるでしょう。


う~ん、ここにきてメンショフの強さが目立ちます。ディ・ルーカとしてはなんとか最終日のT.T.までにメンショフをリードしておきたいわけですが、このステージでは逆にタイム差をつけられてしまいました。

ディ・ルーカのコンディションが極端に落ちているとは思いませんが、むしろメンショフの充実ぶりが目立つあまり、ディ・ルーカがそれに押されているなぁという印象。マリアローザを着用してから、強さが際立っております。

ディ・ルーカとすれば、今日の第17ステージ、登り1発だけのステージがチャンスでしょうね。T.T.はメンショフの方が得意でしょうが、クラシックレースで強いディ・ルーカとしては、1ステージの中でのゆさぶりや駆け引きで勝負をつけたいところ。そうなると、休養日明けで変則的ともいえる第17ステージは、大きなチャンスでしょう。逆に、ディ・ルーカ自身がタイムを失う可能性もあるわけですが。


さて、総合争いから後退してしまったのが、アスタナのライプハイマー。上りで完全に脚が止まってしまい、ランス・アームストロングのアシストを受けてなんとかゴールしました。しかし逆に言うと、ライプハイマーよりアームストロングの方が、登りを登れてたって事なんですよね・・・・ いや、ホント着実にコンディションを上げてきている、ランスの恐ろしさを感じる走りでした。

バッソ、ペッリツォッティのリクイガス勢も厳しくなってきましたかね~。バッソは勝負に出ましたが、メンショフとディ・ルーカが“無視”したからこそ一時的に前に出られただけで、結局は追いつかれてしまいましたし。対して総合で上位に近かったペッリツォッティはタイムを失ってしまったわけで、この辺りなんだかちぐはぐだなぁという気がします。

そしてさりげなくではありますが、ロヴクヴィストはトップから20分以上遅れたグルペットでゴールしておりました(笑)

posted by Alan Hetarade |15:28 | サイクルロードレース | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年05月25日

さらばニューキャッスル、ボロ、サミ・ヒーピア

そして「また会う日まで」となるのでしょうか。リーズ、チャールトン、サウサンプトンあたりの転落っぷりをみると、これから暗黒時代が・・・・という可能性も否定できない気がしますが。


Aston Villa 1-0 Newcastle United
【V:37.OG(Damien Duff)】
最終節を前にバソングの出場停止取り消しのアピールが認められず、さらにキャロル、ベイといった主力選手を欠いてしまったマグパイズ。仕方なく一度は戦力外状態だったオーウェンをベンチに入れたりしましたが、終盤戦に復調してきたヴィラを相手にベイの代役エドガーが対アシュリー・ヤングでチンチンにやられてしまい、最後は退場。マルティンスは奮闘しましたがヴィドゥーカは気迫に身体が付いてこず、アメオビのシュートはてんで枠に飛ばず、オーウェンはまぁいつものとおり。

で、為す術なくヴィラに躍進のシーズンを締めくくられてしまい、あっさり降格が決まってしまいました。

う~ん、ハルがマンチェスター・ユナイテッドに負けていただけに、試合終盤も「1点取れば、マグパイズ大脱出」というシチュエーションだったのですが、まったく盛り上がりませんでしたね。なんかただただ、悲壮感のみがあったというか・・・・

結局モチベーターとして機能することが期待されたシアラー監督で、実際彼は彼なりに一生懸命やろうとはしたのでしょうが、あのボロとのダービーマッチを除けば、ここ数戦で気持ちが感じられた選手ってダフとマルティンス、ヴィドゥーカ、あとはキャロルくらいなんですよね。

そういう点では個人的に意外と大きかったと思うのが、キャロルの欠場。ホームグロウンの彼であればモチベーションという点に関してはまず疑いようが無かったわけで、そんな彼がいなくてアメオビとオーウェンを、あの最終局面で使わざるを得なかったのが、最後の最後にも運が残っていなかったという事なのかなぁ、なんて気がしました。もっともアメオビは頑張っていましたけどね、如何せんシュートが枠に飛ばないんだけど・・・・

彼らが駄目だった要因についてはシーズンレビューにてまとめたいと思いますが、2部降格でチームを立て直すといっても戦力が大幅に入れ替わるであろうことが予想されますから、下手をすればそれこそ上述したサウサンプトンやチャールトンのように、がたがたっとリーグ1まで落ちかねない、そういう点では本当に危機感を持つべき事態だと思います。言い方は変ですが、逆にウェストブロムやバーミンガムのようなエレベータークラブの方が、こういう場合クラブが崩れない気がするんですよね。なまじっか長い間トップリーグにいたクラブが落ちるという事ほど、危ないことはないのではないか、と思うわけで。

まぁ何にせよ、イングランドの数あるフットボールのクラブの中でも“スペシャル”なクラブなわけですから、なんとか立て直して戻ってきてほしいものですね。それは本当に、心からそう思います。このままセント・ジェイムズ・パークがプレミアから消えるなんて、寂しすぎる。オフに適切な選手の放出、補強をすることを、願います。



Liverpool 3-1 Tottenham Hotspur
【L:31.Fernando Torres, 64.Dirk Kuijt, 82.Yossi Benayoun】
【T:77.Robbie Keane】
内容とかスコアーとかはともかくとして、ヒーピアのアンフィールドでのラストゲームでありました。もう後半が始まったあたりから「早く出せよ!」って感じでしたが、ラファは3減目が入った後の85分に、ようやく投入。焦らしたなぁ。

しかし、べナユンのゴールが決まった後“We want Sami”というチャントが聞こえた気がしたのですが、あれは私の気のせいだったでしょうか?あれっと思っている間に終わってしまったので、ちょっと微妙なところですが。

で、交代時にはジェラードがヒーピアの腕にキャプテンマークを巻いてあげるという、粋な計らいが。個人的にも彼に敬意を示そうと思って、録画放送ではありましたが、彼が出場している間は正座して見ておりました。もう何年かぶりの正座で、正直座っただけで膝がかなーり痛かったのですが、ぜんっぜん耐えられましたよ(笑)

う~ん、まぁ願わくば彼がピッチに立っている間に、1度プレミアのタイトルを取らせてあげたかったのですがね・・・・ ただ彼がレギュラーとしてバリバリやっている間にビッグイヤーを獲得できたというのは、今から思えば1つ幸福なことではありました。こうして盛大に送り出してもらえるという点でも、彼がチームメイト、またファンからいかに愛されていたかということ、彼が単なる10年間という年数以上に、その間アンフィールドで積み重ねてきたものの重みがあったかという、そういう事を実感させられる、ラストゲームでありました。

とにかく、レヴァークーゼンでの活躍に期待したいものです。そして再びアンフィールド(その頃には新スタジアムが出来てるかな?)にコーチング・スタッフとして戻ってくるその日を、楽しみにしたいと思います。


しかし川の果てさんのところで見かけてなるほどなぁと思いましたが、これでジェラード、キャラガーという“例外”を除けば、ラファ以前からアンフィールドにいた選手は全員チームを離れた、という事になるわけで・・・・ ふ~む、時代も変わりましたねぇ。

ということでラファ、タイトルが取れないのはべつに強化費用が足りないからというわけではないのですよ、なんて(笑)

posted by Alan Hetarade |15:20 | FAプレミアリーグ | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年05月24日

1プレイで引っくり返った勝敗 【FC東京vs川崎フロンターレ】

F.C. Tokyo 2-3 Kawasaki Frontale
【T:29.Yasuyuki Konno, 55.Naohiro Ishikawa】
【K:59(PEN).Juninho, 66.Hiroyuki Taniguchi, 69.Renatinho】
ということで先週のショックから何とか立ち直り(?)、味スタへ行ってまいりいました。

今日は多摩川クラシコということで、ゲーム前には東京スカパラダイスオーケストラの演奏が。

まぁ盛り上がって大変よろしかったとは思うのですが、You'll Never Walk Alone をスカパラが演奏してFC東京のサポーターが大合唱した直後、“Now, it's your turn”という声とともに、“いつもの”YNWAが流れてくるという一連の展開には、FC東京のサポーターの方々ともども笑わせていただきました。「えー。またやるのかよ」って、スタンドがどよめきましたからね(苦笑)

キックオフ
BSでも放送したことだしレビューは簡易にしようと思っていたのですが、なんか凄くいい加減なレビューを某所で目にしてしまったので、いちおう試合の展開をきちんと書くくらいの感じでいきます(笑) FC東京は、GKが権田。RBは徳永、LBは永友で、CBは今のとブルーノ・クアドロス。中盤は右に怪我明けの石川、左に羽生で、センターに米本と梶山。2トップはカボレと平山。 川崎はGKに川島。バックラインは森、井川、菊池、伊藤という4人。中盤は右から田坂、谷口、中村。3トップでジュニーニョ、、チョン・テセ、レナチーニョ。


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posted by Alan Hetaraade |18:41 | Jリーグ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年05月22日

T.T.で順位変動、メンショフがマリアローザへ! 【ジロ・デ・イタリア】

近頃ぜんっぜんコメントレスが出来ていなくて、すみません。訪問も滞りがちですみません。ひたすら申し訳ないとしか言いようがありません。

とりあえずジロの観戦で生活習慣が無茶苦茶ってのと、あと学校の授業とか、あとは絵を描かなきゃいけなくなったりしているのだとかで、色々と家でもアタフタしております。時間を見つけて必ずお返しいたしますので、今しばらくお待ちください。へたれ管理人ですが、ご容赦いただけると幸いです。


さて、ジロはいよいよ胸突き八丁、60kmのタイムトライアルを迎えました。

面倒くさいので結論から書きましょう(笑) デニス・メンショフ渾身の走りでステージ優勝、マリアローザ奪取!ディ・ルーカは総合2位に後退!

いやー来ましたねぇ、メンショフ。第5ステージに続き今大会2勝目。見事にやってくれました。普段はディ・ルーカ応援な自分ですが、このじりじりとメンショフが差を縮めていく様子は本当にハラハラしたというか、やっぱりT.T.ならではの緊張感を感じましたね。

今のところメンショフは、今大会登りで唯一ディ・ルーカに勝っている選手。そしてT.T.でも結果を残せる選手ということで、総合2位にひたひたと順位を上げてきた時点でやや“予感”はあったのですが、ここにきて乾坤一擲、すばらしい走り。まさにオールラウンダーとしての強さをいかんなく発揮したと共に、最終第21ステージ、ローマでのT.T.に向けて、ライバルに対して大きくアピールした結果にもなりました。

そしてあの表彰台での嬉しそうな表情!やっぱり彼は今回のジロを“狙っていた”んですね!もうあの彼の笑顔だけでご飯3杯はおかわりいけますよ(笑) やっぱり今年のメンショフは意気込みが違う!


さて、それでも個人的にマリアローザが似合う男第1位のディ・ルーカは、メンショフから1分54秒遅れのステージ6位に終わり、総合では34秒遅れの2位に後退。しかし彼からすれば悪くない走りというか、順位もタイムもディ・ルーカのT.T.での力を考えると、十分に健闘したと言っていい数字ですからね。このタイム差も山岳で十分に逆転可能ですし、ローマのT.T.も距離は短いですからね。また強気のアタックを見せてくることでしょう。

メンショフに次ぐステージ2位の走りでそのディ・ルーカから6秒差の総合3位にジャンプアップしたライプハイマー、また山岳が強い総合4位のペッリツォッティ辺りまでが、総合争いでチャンスあり、でしょうか。ペッリツォッティは第10ステージでもディ・ルーカに先駆けてアタックを仕掛けたわけですし、スピードもありますからね。基本的にはメンショフ、ディ・ルーカ、ライプハイマーという3人を軸にレースが進んでいくでしょうが、遅れてきた選手を1人ずつキャッチアップしていけば、ペッリツォッティにもまだまだ勝機は巡ってくると思います。

ロヴクヴィスト、ロジャースのコロンビア勢は後退、近頃どうも調子も落ち気味ですし、今後の山岳での挽回は厳しいかなぁという印象。ブルセギンはようやくコンディションを上げてきましたが、こちらは逆にちょっと遅すぎましたかね~、ピークの時期が。サストレは今後の山岳で昨年のラルプデュエズを再現すれば、チャンスありですが・・・・

あとさり気に侮れないと思われるのが、バッソ。ペッリツォッティの1分後ろという事でやや脱落しかけている感がありますが、昨年のツールでフランク・シュレクを警戒するあまり有力選手がラルプデュエズでサストレの逃げを容認、結果としてそれが命取りになった・・・・という例もありますし、ペッリツォッティをシャドーに使いつつ大逃げを打てれば、まだまだ可能性はあるかと。山での調子は悪くないですから、この辺りも恐いところですね。


あー、まぁ何にせよますます楽しみになってくるジロ!しかしいよいよF1のモナコGPが始まったために、ダブルブッキングが・・・・ ああ、毎年これで苦労するんですよねぇ。本当にTVと身体が2つほしいorz

posted by Alan Hetarade |17:41 | サイクルロードレース | コメント(1) | トラックバック(0)
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