2009年04月30日

不調のセスク、引きこもるナスリ

Manchester United 1-0 Arsenal
【M:17.John O’Shea】
ユナイテッドがとどめを刺し切れませんでした。逆に言うと、ギリギリのラインでアーセナルが耐えきった、という事になるのですが。

ふ~む。先週末のボロ戦を見ていないので何とも言い難いのですが、やっぱりこのゲームを見る限り、復帰したセスクはまだまだコンディションが上がっていない&90分やるのはキツそうな感じ。せっかく中盤の後ろをナスリとソングに任せてトップ下のポジションをやっていたにも関わらず、良い時には見られるFWとのコンビネーションでの縦への動きだとか、ミドルレンジからのシュートだとかが、ほとんど見られませんでした。

もちろんそれは全くボールを収められなかったアデバヨールの不調だとか、こちらも中盤を厚くしてきたユナイテッドのプレッシャーに拠るところも大きかったのですが、それにしてもセスクの良さが消されていたなぁ、と。結局ウォルコットに有効な形でなかなかボールが出なかったというのも、それだけ今日のガナーズはプレイメイクが機能していなかった、という事になるわけですし。

ナスリは適性はともかく中盤の底で使われ始めたのはつい最近ということで、この大舞台で多少苦しんでしまうのは無理のない話でしょう。ただ結局それでセスクがこのような状態では、なかなかアーセナルとしては厳しい状態だったわけで。

ソングは状況によりけりですがけっこう高めのポジションを取っていて、それが悪かったとは言いませんが、代わりにナスリが中盤の底にべったりだったのは、ちょっと問題だったかも。リーグ戦のこの対戦で2得点を挙げていることからも分かるように、ナスリの魅力の1つはその高い得点能力ですからね。ディアビはそこまでシュートが上手いとも思えない選手ですし、何より今日はセスクがその役割を果たせていなかった以上、ナスリが低いポジションに貼りついていて前線に顔を出す機会が無かったのは残念でありました。そういうときに頼りになるアルシャフィンは、使えないわけですし。


・・・・と、ガナーズの事を書いただけでこんなに長くなってしまったのでこれくらいにしておきますが、何にせよアルムニアの獅子奮迅の活躍もあって、1失点に抑えたわけですから、まだまだエミレーツに戻ってからでもチャンスありなわけです(勿論どちらかと言えば、ユナイテッドの方に分がありそうな気はしますが)。

週末はポーツマスまで遠征ということで、さてこの試合での選手起用等が見ものですね。とりあえずセスクは相当コンディションが悪そうなので、連戦となる中で、「良いイメージを植え付けつつ、疲労がたまらない程度の時間帯に下げる」というのが理想的なのですが、果てそう上手くいくかどうか。

ボロ戦でそれを実行した上でのこのユナイテッド戦でのパフォーマンスだったわけで、今度も上手くいくとは限らないのですが、ただ現状取り得るオプションってこれくらいだろうからなぁ。もしかしたら逆に90分プレイさせたほうが良いのかもしれませんが、その辺りはもう外部からは推し量りかねる領域での話ですし、どちらにせよ結果論になってしまいそう。

あと、やっぱりベントナーのサイド起用は無理があるというか、やめた方がいいと思うんですけどねぇ(苦笑) 彼が最終ラインまで下がって守備したって、何のメリットも無いじゃないですか・・・・ やっぱり前にいてナンボの選手だと思うんだけどなぁ。アデバヨールの状態にもよりますが、セカンドレグでは普通に前線で起用してあげれば良いんじゃないでしょうか。


そういや負傷交代したリオは、病院に直行したようで。検査の結果が気になるところです。しかしそんな中でもプレイしたがって、あの交代時のアクションですからね・・・・ いやはや、あの気迫は大したものです。流石、トップアスリートだなぁ。

posted by Alan Hetarade |10:37 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年04月29日

勝者も敗者も低調な内容 【横浜Fマリノスvsジュビロ磐田】

Yokohama F. Marinos 1-0 Júbilo Iwata
【Y:46.Kazuma Watanabe】
GWはとりあえず行けるだけ観戦に行こうという算段で、本日はこのゲームを見てまいりました。なお週末は横浜vs川崎の神奈川ダービー、来週のミッドウィークは国立にて柏vs浦和を観戦予定です。

写真は本来であれば後半のキックオフ時にでも撮影するのですが、今日は母親と見に行っていたので、すっかりそれを失念してしまいました。なので、試合終了後に横浜の選手がスタンドに挨拶に向かう途中という、何とも微妙なシーンになってしまいましたが、いちお証拠としては機能するって事でご容赦ください(笑)

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横浜の布陣は3-4-2-1。GKは榎本がベンチに座り、今シーズン初出場となる飯倉がスタメン。またしても栗原を欠くことになったバックラインは右からキム・クンファン、松田、中澤。中盤は右に田中、左に小宮山が入ってCHは今日は兵藤と狩野。トップ下に坂田と山瀬が入り、CFは渡邉。 対する磐田は4-4-2。GKは川口、最終ラインはRBが駒野、LBに山本脩斗が入り、CBは那須と茶野。中盤は右に太田、左に西、センターにロドリゴと京都戦で活躍を見せた山本康裕を起用。2トップは前田とイ・グノ。 なおゲーム前の選手紹介では、横浜OBの川口と那須、とりわけ那須に対しては痛烈なブーイングが見舞われておりました(笑)


続きを読む...

posted by Alan Hetarade |21:42 | Jリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年04月29日

守りきったチェルシー、攻めきれなかったバルサ

Barcelona 0-0 Chelsea
という事に尽きるファーストレグでありました。

ふ~む、チェルシーがよく守っていたというのもありますが、互いに決定機がまったく無かったわけではないですからね。それをお互い決められなかったというのは、ストライカーがいまいちゲームに入りきれていなかったからなのかな、という気がします。もっともこういう試合で、ポンッと1回か2回チャンスが来て、そこではい決めてね・・・・ってのも、相当難しい話ではあるのですが。

チェルシーは前半ドログバが抜け出したシーン、あれはヴァルデスのスーパーセーブでした。で、バルサの方も後半、エトーが完全に抜け出しかけたシーンもありましたし、あとは終了間際のボヤンのヘッド、そしてフレブの突破ですか・・・・ あのあたりはゴールになってもおかしくなかったですし、監督からすれば決めてほしかったシーンでしょうが。


試合を通じて、メッシvsボシングワ、アンリvsイヴァノヴィッチというサイドでのマッチアップが注目されていたわけですが、結果からすればある程度チェルシー側の思うように抑えられたのかな、という気がします。

解説の柱谷氏が言っていたことまんまになってしまうのですが、13分にメッシが縦のスピードでボシングワをぶっちぎったシーン以降、ボシングワは完全に縦を切ってメッシを中へ誘い込み、そこでMFらと人数をかけてドリブルのコースを塞ぐ、という作戦にシフトしました。これ以降まったくメッシがチャンスを作れなかったわけではないですが、ゴールに迫る決定的な動きが出来なかったことは確かでしょう。

その辺り、逆に言うとせっかくメッシがマークを引きつけてくれるわけですから、もう少し周りがそれをうまく利用する動きがあっても良かったのでは、と。前半1度、その形でメッシがパスを出して誰かが右サイドで抜け出したシーンがあった(ちょっと誰だったか覚えておりませんが)のですが、後半に入るとそういうサポートがあまり見られなくなったのは残念というか。

逆サイドのイヴァノヴィッチのところにしても然りなのですが、結局バルサは3トップが個の力でチェルシーのDFを振り切れるシーンというのが殆ど無く、結果サイドをえぐってもボールを戻さざるを得ず、ボックス内からシュートを打てないという状態になってしまいました。バルサ、シュートは多かったですが、ミドルレンジからのものが非常に多かった気がします。

そこら辺が、CLで戦う上でのバルサの課題ということになりそうですね。リーグ戦では圧倒的な能力差でもって、ある程度簡単に相手を崩せてしまう、フリーのスペースを突けるという事はあるのですが、相手がチェルシーのようなチームになると、なかなか個人の勝負では勝ちきれない。そうなった場合、じゃあどうやって手を変え品を変えて相手の堅い守備組織に風穴を開けるか、そのイマジネーションとバリエーションを、スカッド全体で共有できるかどうか。この辺が、まだまだチェルシーを崩しきるには至らなかった要因なのかなと思います。


しかしあそこまで徹底的に守備を固めてきたということは、ヒディンクはスタンフォード・ブリッジでバルサを抑え込める自信があるって事なんでしょうね・・・・

うーん。カンプ・ノウとスタンフォード・ブリッジのピッチを比較すると、横幅はカンプ・ノウの方が1m広いのですが、縦となるとスタンフォード・ブリッジの方が5m狭い。要するにここで、今日見せたような縦への素早い展開でもって、なおさらドログバのフィジカルを前面に押し出した強引な攻撃でゴールを奪おうという算段なのでしょうか。アシュリー・コールが使えることでボシングワも本来の右に戻せて、言い方はおかしいですがまさに一石二鳥のような状態、これだけでファーストレグのチェルシーとはまるで別物のチームになるでしょうし。

マルケス負傷(今シーズン絶望との速報も)、プジョールが出場停止ということで、アビダルかカセレスがCBをやるのでしょうが、パートナーが経験不足のピケであることを考えても、ちょっとこのCBは心もとない。おそらくアネルカも出てきて、近頃好調のマルーダと合わせてチェルシー本来の3トップを形成してくるでしょうから、これはバルサとしては恐いでしょう。

・・・・という事で、チェルシー有利かなぁと思わざるを得ませんが、さてどうなりますやら。

posted by Alan Hetarade |09:22 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(19) | トラックバック(1)
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2009年04月27日

日本マラソン界の大いなる一歩 【ロンドンマラソン】

◆“春の世界選手権”ロンドン◆
今年のロンドンも、豪華なメンバーがそろった。

男女とも世界記録保持者のゲブレセラシエ、ラドクリフこそ出場しなかったが、北京オリンピックのメダリストが一堂に会することとなった。このうち男子のワンジル、ガリブ、ケベデの3人は最後までデッドヒートを見せ、ガリブとケベデの順番こそ入れ替わったものの、トップ3でゴール。力を見せた格好となった。

近年のロンドンには、以前にもまして有力ランナーが終結する傾向がある。優勝で5万5,000ドルという高い賞金もそうだが、男子は1997年以降優勝タイムが2時間8分を越えたことが無く、男女合わせてこれまで11回の世界記録が樹立されたことが示すように、記録を出しやすいレースであることが、特に賞金やスポンサーフィーで生計を立てる海外のプロランナーたちをひきつける要素となっている。また4月下旬という開催時期も、冬のマラソンシーズンの締めくくりとして、調整しやすいタイミングだ。緯度の高いロンドンであれば、この時期でも気候はマラソンに最適である。

昨年はベルリンマラソンで、男子はゲブレセラシエが世界最高記録を樹立し、女子ではこの大会でも優勝したミキテンコが、2時間20分切りを達成した。記録の面では、ベルリンも世界を“リード”してきた。だがやはり、ロンドンマラソンに出場するメンバーの豪華さ、そのプライオリティというものは、他の大都市マラソンとは一線を画する。下手をすれば国別の出場制限枠が無い分、世界選手権よりも豪華なメンバーが集まるのだ。

私は以前から、この“世界基準”のロンドンマラソンに、日本人選手が挑戦するよう、またその環境を日本陸連が整えるよう、提唱してきた。そしてついに今年、男女ともに、日本の有力ランナーがこのマラソンに挑んだ。


◆これからも下げるべき、“敷居”◆
この夏、ベルリンで行われる世界陸上。日本陸連はその代表選考にあたり、その1枠については海外で行われるレースについても選考の対象とする決定を下した。これは大きな一歩と言えよう。

これまで日本国内のレースのみを選考対象としてきた日本のマラソン界は、必然的に欧米の大都市マラソンにおける実地経験が不足し、世界的なスピード化の流れに乗り遅れてきた。まずは選手が海外のマラソンに挑むハードルを低くするためにも、代表選考に海外の大都市マラソンを含めていく流れは持続すべきである。

今回の佐藤や森本のように、海外のレース1発のみで代表を得ようとする選手は、まだ少ないだろう。しかしこのように徐々ににしろ、海外のレースへ日本人が出場しやすい環境を整えていくことで、年が経つにつれ日本人選手にも海外のマラソンがより身近に感じられ、チャレンジするためのハードルも低くなっていくであろう。そのためには、「まず1枠」という陸連の代表選考における海外マラソンが対象となる設定は、適切であると言える。

もちろん世界的なスピード化の流れからすると、まだまだ日本人選手の対応は不足しており、海外マラソンでの経験も圧倒的に不足している。だが海外マラソンへの敷居を低くする取り組みの一方で、日本の国内マラソンの活性化という事も、同時に考えていかなければならない。幸い日本には伝統あるマラソンレースが幾つか存在し、好記録も生まれている。

単純に敷居を下げるといっても、日本の選手が海外へ出ていく動きを加速させるだけではなく、日本のマラソンに海外の有力な選手をより多く招待すべきだ。世界的な流れに、日本のマラソン界全体として乗っていく必要がある。それには、選手を出すだけでは不十分だ。

日本のマラソンのプライオリティは、意外と高い。それは世界選手権やオリンピックで上位に入った選手が、その前後にかなりの割合で日本のレースに参加し、良い成績を残していることでも分かる。あとは陸連や大会の主催者らが、賞金の設定や選手へのアピールなど、一層の努力を重ねていくべきだ。


◆佐藤敦之の“再挑戦”始まる◆
さて今回のロンドンマラソンには、上でも少し触れたとおり、日本の有力ランナーも出場した。男子は北京オリンピックで残念なレースとなってしまった佐藤、女子はすでに世界選手権の代表を決めている加納に加え、森本、奥永が最後の1枠を手にするために、レースに臨んだ。

女子の選手たちは残念ながらイマイチな結果となってしまったが、2時間9分16秒というタイムで8位に入った佐藤は、まずまず評価できる走りだっただろう。

佐藤は以前から、当ブログでも盛んに訴えてきた「世界基準でのマラソンへのチャレンジ」を実行してきた、数少ない日本人選手だった。いち早くスピード化の流れに対応しようとし、直前の調整の段階で断念したものの、2年前にもこのロンドンに出場しようとしていた。その後はハーフマラソンでスピードを磨き、日本記録を樹立。北京オリンピックでの結果は上述したとおりだが、その後年明けからはほぼ毎週といっていいペースで駅伝やクロスカントリー、ハーフマラソンなど、様々なレースに出場。「レースをこなしながら調整する」という、これまでの日本人選手には見られなかったスタイルで徐々に調子を上げてきた。

ある意味ではその1つの通過点でありゴールであるといえたのが、今回のロンドンマラソンだ。年明けから数多くこなしてきたレース群の、最後にして最大のレースが、このロンドンマラソン。しかし選考レースとしての結果を求めつつもそれでいて集大成ではない、まだ世界選手権へ向けての過程の1つとして捉えていたのもまた、このロンドンマラソンである。

結果は、上々だった。10kmを28分30秒というトップ集団のペースは、いくらなんでも速すぎる。冷静に第2集団で待機し、終盤までペースを保った。タイムとしては平凡なものだが、5kmごとのラップが1度も16分を超えなかった安定したレース運びは、評価すべきである。順位も8位だが、終盤に並走したアテネ銀メダリストのケフレジギをはじめ、2006年の覇者リモ、北京9位のリッツェンハインらに先着しての8位だ。胸を張るべきであるし、世界で戦える力を示したと言えよう。

かつてただ1人、世界で戦えることを示した高岡が引退した今、佐藤にかかる期待は大きい。実際、ここまで徹底して世界の基準で戦おうとしている日本人ランナーは今のところ彼以外にはいないし、本人がそれを理解し、積極的に自らを高めていっているのが頼もしい。本人も今回のレースに手ごたえを感じていたようだが、それはまさに春先からの取り組みの成果を確認するとともに、夏への通過点としても上々の感触を得られたからであろう。

北京で止まっていた佐藤の世界への挑戦が、再び始まった。

posted by Alan Hetarade |09:11 | 陸上競技 | コメント(3) | トラックバック(1)
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2009年04月24日

イワノフが執念で勝利! 【アムステルゴールドレース】

細切れでちょっとづつ見ていたので、見終わるのが昨日になってしまったアムステルゴールドレース。


優勝したのはカチューシャのイワノフ!ヴァルヴェルデ、クネゴ、フレイレ、レベリンといった優勝候補が伸び悩む中、抜け出したのはラボバンクのゲーシンク、サクソバンクのクローン、そしてイワノフの3人。

最後はカウベルク勝負になり、まずゲーシンクが遅れ、最後はイワノフが力づくでクローンを抑え込みました。ゲーシンクはその前からちょっとキツそうな感だったので遅れても仕方ないかな、といった感じでしたが、イワノフとクローンの勝負は、どちらもこういう重要な局面での“勝負”を見たことが無いだけに、逆にハラハラしました・・・・いやはや。

でもイワノフ、強かったですよね。レース終盤にアタックをかけていた回数は間違いなく彼が一番多かったですし、他の選手の逃げにもしっかりリアクション出来ていました。そういう点では、このレースに関しては順当な勝利だったのかな、と思います。ゴール後の嬉しそうな表情なんか見てると、本当に良かったな~と思いましたね。


そしてなんと言っても、ブイグテレコムの新城が逃げを決めました!

最後はスーパーな走りを見せたミルラムのテルプストラがものすごいインパクトを残したので、新城は逃げのメンバーで一番目立っていたというわけではありませんでしたが、間違いなくテルプストラの次には頑張っていましたね。いやぁ、良いなぁ。やっぱり日本人選手が活躍してくれると、こちらも盛り上がりますね。“いない”のが普通である舞台だけに。

その後という事になりますが、フレーシュ・ロワンヌで今度はスキルシマノの別府史之も逃げを決めたそうで。本人曰く、石畳のレースのために鍛えたところからまだまだ身体を絞りきれていないとの事で、同じく逃げたモローにかなり早い段階でちぎれてしまったとの事ですが、春のクラシックに照準を合わせてきた別府と、ツールに向けてという事でコンディションを上げてきているモローとでは、仕上がりにだいぶ差があるのでしょう。

で、ブイグテレコムとスキルシマノは両方ともツールに出場するわけで、フレーシュ・ロワンヌで完走した土井雪広も含め、3人の日本人選手にツール出場の“可能性がある今年。

脚質からすれば土井が有力で、クラシックレーサーの別府と新城は厳しいかなぁ・・・・と思われていたのですが、ここにきてビッグレースで2人が活躍したことで、期待は高まるわけです。勿論スキル・シマノ、ブイグテレコムのそれぞれのチーム内における日本人選手の立場はそんなに高くないのでしょうが、こうして“結果”を残し続けることで、チャンスも出てくるわけですからね。3人には、今後の活躍も期待したいものです。


因みにチェコのクロイツィゲルですが、レース終盤でアタックを決めるも、最終的には遅れてしまいました。

リクイガスはアニョーリ、ニーバリといったクロイツィゲルのほかにアタックをかけた選手も最後は遅れてしまいましたが、春先に比べれば、ジロ、そしてツールに向けて徐々に画面に映る機会が増えてきたかな、といった印象。クロイツィゲルもビッグレースでどんどん前に出てきてほしいですね。

posted by Alan Hetarade |00:01 | サイクルロードレース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年04月22日

レッズとガナーズ、伯仲のドロー

Liverpool 4-4 Arsenal
【L:49,72.Fernando Torres, 56,90.Yossi Benayoun】
【A:36,67,70,90.Andrey Arshavin】
トーレス!ベナユン!トーレス!ベナユン!
アルシャフィン!アルシャフィン!アルシャフィン!アルシャフィン!

っていう試合でした。いや、ご覧になった方には理解していただける・・・・と思いたい(笑)

またしても例によって寝坊して55分くらいからしか見られなかったのですが、もうそれだけで十分おなかいっぱいになりましたよ・・・・ いやはや、本当にすごいゲームでした。朝っぱらから大声を上げてしまいました、それも何度も。

いやー、たびたび書いていることではありますが、今シーズンは本当にこういった面白い試合が多い。エヴァートンvsアストン・ヴィラの壮絶な攻防を見た時は、シーズンのベストゲームはあれで決まりかと思っていたのですが、この試合も本当に凄かった・・・・・

というかいつも思うんですが、この手の“大熱戦”の試合って、どうして必ずスコアーが4-4になるんですかね(笑) 先日にリヴァプールvsチェルシー然り、今シーズン序盤のアーセナルvsスパーズ、昨シーズンになってしまいますが、チェルシー、アストン・ヴィラ、スパーズがそれぞれの対戦で4-4をやったりと、なぜかこの「4点取りあう」というのが、撃ち合いゲームの不文律のようになっている気がします。特に理由とか無いんでしょうが。


アーセナルの失点に関してはもちろん、トーレスの技術力(あの2点目の、トラップからシュートへの動作とか)、ベナユンの粘りは素晴らしかったのですが、それ以上に以前からあった傾向でここ数試合特に顕著に表れている、ビルドアップの危うさみたいなものからのものが多く見られました。アーセナルの信条は繋ぐフットボール、ところが最終ラインからトコトンそれを徹底してしまうがために、高い位置でボールをカットされるシーンが多くなってしまいます。

この辺りはなにもここ数試合に限った話ではなくて、以前から指摘されていたことではありますが、やはり前線からのハイプレッシャーにかけてはお手の物といった感じのレッズには、見事にそこを突かれてしまったなーという印象。


とはいえアーセナルのゴールも、リヴァプールのビルドアップのパスをインターセプトするなり、クリアランスし切れなかったボールを拾ったりしてのゴールが複数ありました。まぁ、アーセナルのゴールというより“アルシャフィンのゴール”なんですけど。

いやはや、すごいインパクトでした・・・・ 冬の移籍でやはりコンディションとしてはまだまだかな・・・・といった感じだったアルシャフィンですが、突如大爆発。さすがに4点も取ると自分でも驚きといった感じの笑顔を見せていましたが、やっぱりこの人の縦への突進力、そこからのシュートの勢い、精度というのは、凄まじいものがありますね。

また4点目となったゴールでは、スピードも見せました。普通の選手のフリーランニングよりよっぽど速いドリブルをするウォルコットとそん色ないスピードを見せて逆サイドを駆け上がり、パスを受けてそのままスピードを落とすこと無くどかーん、ですからね。よくあの時間にあれだけ全力で走ってきて、力強く且つコントロールの利いたシュートが打てるものですよ(ウォルコットは途中出場)。

サイドでプレイしようが中央でプレイしようが、改めてこの人のセカンドトップとしてのクオリティの高さというか、そういうものがいかんなく発揮された4ゴールでありました。アンフィールドで4点取ったアウェイの選手って、これ以前だといつになるんですかね・・・・

あと、ここ数試合でのギブスの進歩ぶりというか、プレイの進化については、目を見張るものがあると思います。もちろんまだまだ足りない部分は多いのですが、シーズン当初に見た時と比べると、トップチームでのゲームに慣れてきたということもあるのでしょうが、かなり良くなっています。この分だとレギュラー奪取とまではいかなくとも、クリシーの負担を軽減させる働きはできそう。


とにかく、レッズとしては優勝争いという点では非常に痛いゲームだったのですが、まぁ面白かったからOKでしょう。アーセナルはこの後まだチェルシー戦も残していますし、マンチェスター・ユナイテッドとはCLを含めて3回対戦しますからね。シーズン残り7試合のうち、3試合がユナイテッド戦ですよ、凄いなぁ(笑)

そのユナイテッドは明日、オールド・トラッフォードでポーツマスと対戦。さすがに勝つとは思いますが、ポンペイもポール・ハート体制下ではチェルシー以外には負けていませんからね。クラウチのアシストに、期待したいものです。

posted by Alan Hetarade |07:10 | FAプレミアリーグ | コメント(12) | トラックバック(0)
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2009年04月21日

勝者の貫録見せたヴェッテル、ハミルトンのスランプ 【中国GP決勝】

実況でも触れられていましたが、一昨年の富士を彷彿とさせるような豪雨の中でのレースでした。

終わってみればヴェッテル、ウェーバーという順でレッドブルが1-2を達成。ヴェッテルは新たな“雨男”としての地位を完全に確立した格好です。ブラウンのマシンがテスト不足でやや雨に弱かった(と言っても、3-4には入ってるんですが・・・)ことはあるにせよ、レッドブルの2人、特にヴェッテルは安定していました。

ブエミとの一件ではまだまだ“若さ”を見せたというか、一昨年の富士でのウェーバーとの接触、そして先日のオーストラリアでのクビサとの一件と、どうも当たり屋的なイメージがありますが、まぁそれもご愛敬のうちというか(笑) 雨のセーフティーカーラン中は、注意が必要でしょうねぇ。

まぁ何にせよ、この若さで2勝目ですか・・・・ バトンなんかのように、1勝こそするもののその後は苦労するドライバーも少なくありませんが、こうして早くに2勝目を挙げられたのは大きいというか、近い将来彼がチャンピオンになれる可能性を示した2勝目と言えるでしょう。若くしてチャンプになるには、やはり勢いというものも必要ですからね。

さ、次はウェーバーの番だぞっ(笑)


さて、レッドブル、ブラウンに続く5-6位はマクラーレンの2台が入りました。何だかんだでボロクソのフェラーリに比べると、まだマシな結果。

ただハミルトンは、ウェットということはあったにせよじつに3回ものスピンオフを喫し、コヴァライネンにポジションを譲って6位となってしまいました。件の発言問題の決着もまだ見えていませんし、どうも走りにも精彩が無いというか、こうして何度もミスを繰り返して順位を落としてしまうのは彼らしくないところ。

以前にも書きましたが他ドライバーを中心にF1界でもかなりのヒールとして立場を築いているわけで、これで走りまで悪くなるようでは、本当におしまいですからね。それこそ、「おれはヒールだが走りだけでは誰にも負けないぜ」みたいなのを実際にやれていれば良いんですけど、嫌われた上に走りも伴わないとなると、チームの側としても扱いが変わってくるかもしれませんし・・・・

まだ3年目ではありますが、ドライバーとしても1人の人間としても、ハミルトンは真価を問われるときが来ていますね。


・・・まぁ前から言ってることではありますが、とりあえずどうにかすべきはふぁざk(ry

posted by Alan Hetarade |03:01 | F1 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年04月20日

エヴァートンの執念、ユナイテッドの5冠を阻止

Manchester United 0-0 (PEN 2-4) Everton
いやー、痺れる決着でした。最後ジャギエルカのキックがネットを揺らし、ウェンブリーの半分を占めたエヴァトニアンが歓喜に沸き、グディソン・パークでお馴染みの“Z Cars”が流れた瞬間は・・・・本当に鳥肌モノというか、別にエヴァートンのファンというわけではないのですが思わず涙腺が潤んでしまいました。

試合の内容は典型的な消耗戦で、レベルの高い1つ1つのプレイというよりはお互いが神経まですり減らすくらいすべてを削りながらぶつかり合うという展開。好みは分かれるでしょうが、個人的にはこういうカップ戦ならではの根性勝負というのも、嫌いではありません。

そして何より、その時のエヴァトニアンのサポートがすごかった。あれをスタジアムで体感できた実況陣が本当に羨ましい(笑) ある程度予想されていたことではありましたが、とにかくファンを含めた“クラブ”として、エヴァートンがこのFAカップのタイトルに賭けてきた並々ならぬ決意、執念のようなものを感じました。最終的にユナイテッドを上回ったとすれば、そこですかね。もう完全に目に見えない部分の話なのであまり論理的ではないのですが、今回はそれでいいよ(笑)


両チームとも、出た選手は本当に頑張っていたと思います。ヴィディッチとフェライニのゴリゴリとしたマッチアップは見ごたえがありましたし、一進一退の素晴らしい攻防でした(おかげでヴィディッチは最後相当キツそうでしたが)。ケイヒルとアンデルソンの体力には感心させられましたし、ピーナールやギブソン辺りは、延長戦に入ってからはボールが彼らのところに行くと「ああっ、気の毒に・・・・」と思ってしまうくらい疲弊していましたが、最後までちゃんとプレイしていましたしね。

それは途中で下がったマケーダ然り、またエヴァートンのロッドウェル辺りにも言えることですが、若い選手が数多く、このような試合を経験したことは、今後に向けて大きな糧となるでしょう。と共に、改めてFAカップの伝統、イングランドのフットボール界におけるプライオリティを感じる、良い機会となったのではないでしょうか。


しかし、トフィーズはこれでついに決勝ですか・・・・

アストン・ヴィラ、リヴァプール、ミドルズブラ、そしてこのマンチェスター・ユナイテッドと、蒼々たる面々を破っての決勝進出。しかもリヴァプール戦は延長戦の劇的な決勝ゴール、マンチェスター・ユナイテッド戦はサー・アレックスの準決勝不敗ジンクスをぶち破ってのPK戦での勝利ということで、上述したクラブ一体となってのFAカップ奪取への気運と合わせても、決勝には尋常ならざる精神状態で臨んでくることになるのでしょうね。

最後にPKを決めたジャギエルカがカップを持つジェスチャーをしていましたが、エヴァートンはついに悲願のタイトルに王手。う~む、トフィーズがモイーズ政権下でタイトルを取る日が来ますかどうか・・・・ チェルシーには申し訳ないですが、決勝戦は心境的にエヴァートン応援、となってしまいそうです(笑)

posted by Alan Hetarade |14:50 | FAプレミアリーグ | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年04月19日

ヴェンゲル、ウェンブリーのピッチを批判

Arsenal 1-2 Chelsea
【A:18.Theo Walcott】
【C:33.Florent Malouda, 84.Didier Drogba】
両者ともミッドウィークにCLを戦い、FAカップへのモチベーションが不安視されていたが、予想以上にヒートアップした試合となった。

もちろん両チームともベストのコンディションで無いことは確かではあったが、しかしこのような熱戦を産んだ要素の1つが、88,000人を超える観客を収容したウェンブリーの雰囲気であったことは間違いない。アーセナル、チェルシーというロンドンの両雄が激突した事もあるが、スタジアムの観客動員、熱気は素晴らしいものがあった。決勝はともかくFAカップ準決勝のテンションとしては、ここ数シーズンで最高だったのではないか。


さてゲームの内容に関しては今日は敢えて触れず、試合後アーセン・ヴェンゲルが発したコメントに、着目してみたい。


Wenger: Wembley pitch is a disaster
試合に敗れてしまったヴェンゲル監督だが、それとは別の問題として、ウェンブリーのピッチに対して不満を露わにしている。

「あのようなスタジアムに相応しいピッチではない。スタジアムには莫大な金が使われたが、ピッチには未だに使われていない。これは馬鹿げたことだ。ピッチの質は“めちゃくちゃ”だ」

記事ではこの後、「ピッチに問題は無い」と語るヒディンク監督のコメントも紹介されている。彼の主張では、ここより劣悪なピッチはヨーロッパ中いくらでもある、ピッチの事は問題にすべきではない、との事だ。


が、私はこの件に関しては、全面的にヴェンゲルの意見を支持したい。改装なった後のウェンブリーのピッチコンディションはこけら落とし当初から酷いもので、その後も一向に改善する気配が見られない。これは放置するべきではない事項だ。

新しいウェンブリーが施設、ホスピタリティーという点で充実していることは、昨晩の中継中でも紹介されていた。メインスタンドの裏にはレストラン等があり、試合を“観る”というよりは“楽しむ”ために来る、特等席のチケットを手に入れられる裕福なファンは、そこで食事を摂るなり酒をあおるなどする。ハーフタイムが終わりセカンドハーフが始まった後も、彼らが自らのシートになかなか戻ってこない光景は、全ての試合で見られる。

彼らの観戦スタイルがフットボールのそれに相応しいかどうかは別として、とにかく施設の面ではそれくらい、ゲームそのもの以外でも十分に満足できる要素を備えているのが、新ウェンブリー・スタジアムだ。


だが、肝心のピッチはどうか。当初から芝が緩く、試合終盤には芝がめくれ、ピッチがボコボコになるという光景が見られた。始めのうちは、新しいスタジアム故に、芝が根付いていないのはある程度仕方のない事・・・・とも取れたのだが、オープンから2年近くが経った現在でも、一向に改善する気配が見られない。

この日も、試合序盤にも関わらずグラウンダーのボールがイレギュラーなバウンドを繰り返し、ピッチがはがれるシーンが、中継でもクローズアップされていた。何もこの日だけが特別だったのではない。イングランド代表のゲームをご覧になっている方はご存知だろうが、ウェンブリーのピッチはいつもあんな感じだ。試合序盤から、良いとはいえない。

ウェンブリーでは、ボールが地面をすーっと這っていくシーンというのは殆ど見られない。常にぴょこぴょこと、細かいバウンドを繰り返している。そして選手が踏んばったりスライディングをするたびに、ピッチがめくれる。この試合でも序盤から滑る選手が続出し、アネルカらがゲーム中にスパイクを交換している。


勿論これには、現地の芝の全体的な傾向というものも関係しているだろうし、ヒディンクが語るように、ここより酷いピッチがヨーロッパではそこかしこに存在していることは間違いない。

だが、それで納得していいのだろうか?

ウェンブリーの歴史、そしてイングランドのフットボール界における位置づけを考えると、やはりそれ相応のクオリティが求められるのではないか。イングランドにおけるウェンブリーは、文字通り“聖地”である。

旧ウェンブリーは1923年にオープンし、フットボール発祥の地、イングランド代表の試合、また世界最古のカップ戦であるFAカップの決勝など、トップリーグとともにイングランドを体現するゲームを、77年間にわたって見守り続けてきた。そして新しいウェンブリーも、まだ出来て2年ではあるが、その重責を継承することになる。また2010-2011シーズンのCL決勝や2012年のロンドンオリンピックなど、世界が注目する舞台でウェンブリーが大きな役割を果たすことが、既に決まっている。

そのような位置づけのウェンブリーのピッチが、あのクオリティである。これはいくらなんでも、寂しいことではないか。最高のピッチであれとまでは言わないが、少なくとも今のウェンブリーのピッチが、このような時代の流れを、その時々の一瞬を演出するに相応しいものであるとは、私は思わない。さきのイングランド代表のゲームで試合中に怪我人が続出したのも、このピッチが無関係だったとは言えないかもしれない。


ウェンブリーは、普段のリーグ戦では使われることはない、“限られた”試合のみに使用される。上述したようなイングランド代表戦、FAカップの準決勝と決勝、リーグカップ決勝、チャンピオンシップのプレイオフ決勝といった程度だ。他にアメリカン・フットボールの試合が時々開催される他は、コンサートなどのイベントはあるものの、スポーツの会場としてピッチが踏まれることは無い。年間の開催試合数は、圧倒的に少ないのだ。

だからこそ、その数少ない試合において、ウェンブリーのピッチはそれに相応しいものであってほしい。くどいようだが、ここで開催されるゲームは、イングランドのフットボール界においてきわめて重要なゲームばかりだ。“聖地”の名が安売りされるほど、頻繁に試合が行われているわけではない。そのピッチが及第点以下という現状に、スタジアムのオーナーであるFAは、もっと留意すべきである。

posted by Alan Hetarade |13:32 | FAプレミアリーグ | コメント(10) | トラックバック(0)
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2009年04月18日

レッドブルの躍進とアロンソの意地 【中国GP予選】

この2つが際立っていたかな~という印象です。

ちょっと大寝坊をやらかしてしまいまして、フリー・プラクティスは見られなかったのですが、それでも単純に予選の攻防だけで楽しめました。


ヴェッテル、「1発に賭ける」ってマンガみたいな事をやって、見事にポール取っちゃいましたよ・・・・

普通はあれ、やっちゃいけないんですよね。F1の予選の場合、路面コンディションの変化、トラフィックの問題、タイヤの問題等々あるので、通常はリスクを分散させるために、まず1度はフライングラップを計測することが常識。ノータイムとなれば、ビリですからね。だから1回こっきりのアタックラップにすべてを託すってのは、リスキーなことこの上なく、本来であれば避けるべき選択肢なのですが・・・・

その1発で、本当にポールを取っちゃうんだもんなぁ。しかもQ2からそれをやって、ですからね。もちろんレッドブルのマシンの信頼性という問題があっての、そういった戦術のチョイスで、積極的な判断とは言えないかもしれませんが、ただ精神的に自らハンディを負うようなことをやって、それをはねのけてしまうんですから・・・・ いやはや、つくづくヴェッテルというドライバーの精神力、集中力はスゴイものがあります。

今シーズン、決勝レースではハードラックに見舞われているレッドブルですが、今度こそ行けますかねぇ。ウェーバーも“予選番長”と言われたころの速さを維持しつつベテランのドライバーとして成熟を見せてきているわけですから、アロンソやブラウンの2台にも、決勝で十分に対抗できそう。あとは信頼性がどうか、って事ですかね。


そして2位にはフェルナンド・アロンソ!燃料搭載量がかな~り怪しい感じではありますが(笑)、何にせよ再びこの人がトップ争いに絡んできてくれたというのは、レースを面白くするうえでは非常にうれしい事であります。

多少燃料が軽くて不利そうに見えようが、やはり勝負強いアロンソのこと、前の方で展開できれば多少きついシチュエーションだろうが、上位でフィニッシュに持ち込む腕は持っていますからね。経験値という点でもヴェッテルを大幅に上回っているわけで、そういったメンタルの強さが問われるレース展開になるよう、セカンドスティント以降でもヴェッテルにプレッシャーをかけていければ、面白いかもしれません。

優勝争いという点では、その後ろのバリチェロ、バトンのブラウン勢辺りまでが圏内なのかな?レッドブルとブラウンの燃料搭載量がどういう関係なのかという事が非常に興味深いところですが、少なくともポールは取れなかったわけで、これまでの2戦とは異なり追い上げていくことが求められるわけですからね。上海はちょっと油断すると、接触だのコースオフだので一瞬でレースを失いかねないコーナーが多いだけに、その辺りでの攻防が気になるところ。


それ以外だと・・・・ トヨタは予想外のレッドブルの躍進もありましたが、トゥルーリの7位というのは悪くない位置。ブラウンとは遜色ないタイムを出していますからね。優勝するには“運”も必要なわけですが、とりあえずその運さえあれば勝利が狙える位置にはつけていると思います。今回は厳しいかもしれないけど、この位置で常にレースをすることがまずは重要ですからね。グロックは残念でしたが。

中嶋はまたしてもロズベルグに水を開けられてしまったということで、こりゃあ頑張らないといよいよシートが危ういかも。まだ開幕3戦目ですが、あまりにもパフォーマンスの差が大きすぎますからね。新人ならばまだ多めに見てもらえる部分もあるかもしれませんが、2年目でロズベルグが上位争いをしているのに、Q1を突破するのがやっと・・・・という状況では、良からぬ噂が聞こえてくる日も遠くないかもしれません。ワトソンやラウダが走っていた頃とは違って、そうそう何台もパスして優勝、って事が出来る時代ではないですからね・・・・

フェラーリとマクラーレンは、8-9、12-13と仲良く並んでおります。ま、たまにはこういうシーズンがあってもいいんじゃないかな、なんて(笑) フリー走行ではだんだん良いタイムも出るようになってきたハミルトンですが、真剣勝負の予選ではまだまだですねぇ。


さて明日の決勝、あんまり期待されていないかもしれませんが、個人的にはウェーバーの走りが楽しみであります。特別ファンというわけでもないのですが、彼はやはり、F1キャリアの中で“勝利”を得るにふさわしいドライバーだと思いますので。ブラウンを後ろに抑え込んだ今回は、絶好のチャンスと言えるでしょう。

posted by Alan Hetarade |17:21 | F1 | コメント(4) | トラックバック(0)
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