2008年11月29日

スラヴィア、リーグでは快走も・・・ 【ガンブリヌス・リーガ】

今日はJリーグを見ていたのですが、見事に途中で寝コケてしまいました(苦笑)

という事で、まずはミッドウィークに行われたUEFAカップの結果から。



MŠK Žilina (1) 0-0 SK Slavia Praha (1)
うおーい、スラヴィア何やってんだー(;´Д`)

まぁMSKジリナのことを格下だとは言いませんよ。言いませんけど、でもグループ突破のためには3ポイントがほしい、というか3ポイント取らなきゃいけない試合だっただけに、このスコアレスドローあまりにも痛すぎる・・・・

いやホント、国内ではあんなに強いのに、何でヨーロッパに出るとこうなっちゃうんでしょうね?それでも昨シーズンはまだステアウアにホームとアウェイで勝ったわけだし、セヴィージャ相手にもアウェイで点取ったりはしてたわけで、守備は崩壊したけどそこそこゴールは奪えていたはずなんですがね。今シーズンはまったく逆で、アストン・ヴィラ相手に1失点だし今回も無失点だし守れちゃいるんだけど、逆にサッパリ点が取れない・・・・

これでアストン・ヴィラとハンブルガーが抜きん出てアヤックスがスラヴィアに付き合ってくれる展開だったらおいしかったのですが、アヤックスが無駄にハンブルガーに勝っちゃったりしてるから、けっこう厄介。とりあえずスラヴィアとしては次のホームのハンブルガー戦、そしてラスト、アウェイのアヤックス戦で連勝するしかなくなったわけで。

アヤックスとは昨シーズンの事もあるので、そこでトントンの勝負に持ち込めれば行けるんじゃないかと思っていたのですが、それだけにこのジリナ相手のドローはあまりにも痛すぎる・・・・ アストン・ヴィラは次がホームのジリナ戦で、ラストはアウェイのハンブルガー戦ですが、おそらくここは手を抜いてくるはず。なのでスラヴィアとしては、次のハンブルガー戦で引き分けでもアウト、という事になりそうです。

う~ん、なんか厳しい気がしてきたぞ(苦笑) もうとにかく点を取らないことには始まらないので、ネツィトがんばってね、って感じですわな。



では、ガンブリヌス・リーガの結果を以下で。

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posted by Alan Hetarade |08:51 | ガンブリヌス・リーガ | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年11月27日

髪型変えて気分一新?

一応今朝はリヴァプールvsマルセイユの試合を見たのですが、正直あの内容で記事を書くにはやる気も出ないので、雑談系エントリーで(笑)


フットボールの選手というと様々な国、様々な体格の選手がいてそれぞれに個性があるわけですが、ヘアースタイルもまた千差万別。あんまり気を使っていない人もいれば、それこそジブリル・シセやデイヴィッド・ジェイムズのように、見るたびに髪型が変わっている人なんてのもいるわけです。

そういう人ならまだしも、それまで長らくおなじみだった髪型を捨てて、新たな髪形にチャレンジする選手もいるわけで。近ごろそういうのが気になったりするのです。


「坊主頭(スキンヘッド)」


にする、なんてのはその最たる例で、これが今最も気になっている髪型だったり。具体的に誰がやったかというと、マンチェスター・シティーのスティーヴン・アイルランド。元々ショートヘアーに童顔という組み合わせだった彼が、新シーズンが始まってみたらきれいさっぱりのスキンヘッドになっていました。しかも白人のスキンヘッドですから、それこそ白色電球のように頭がよく光る光る(笑)

こうなるとまるで人相まで変わってしまうのですが、アイルランドの場合、元々童顔だっただけにこの変化によってずいぶんと大人っぽくなりました。かつてリュングベリがゲイに人気だったということですが、いかにもそちらの方々にウケそうな気がする・・・・のは自分だけだろうか。あ、いや、自分は決してそちらの趣味があるわけではアッーーーーーーーーー

・・・・なんてふざけるのはこれくらいにして(笑) とにかくこうしてスキンヘッドにした今シーズン、アイルランドは絶好調。大型補強で多くの古参組がレギュラーを奪われたシティーにあって試合に出続け、しかも要所でゴールを挙げるなど大活躍しています。彼にとって、この変化は吉と出た模様。


さてそんな感じでアイルランドが大人っぽくなった一方で、こちらも今シーズンからスキンヘッドにしたのは、エヴァートンに移籍したルイ・サハ。こちらは髪の毛を生やしていたころはK-1のレミー・ボンヤスキーにくりそつでけっこういかつい感じだったのですが、スキンヘッドにしたところその迫力が一気に無くなり、なにやら寺の小僧のようなかわいい風貌になってしまいました。何だかなぁ。

そういやかつてフェルナンド・トーレスやズラタン・イブラヒモヴィッチなんかも坊主頭にしていた時期があった気がしますが、どちらもあんまり似合ってなかった上、プレイのほうまで精彩を欠いてしまった気が。結局両者とも現在は以前と同じような長髪に近い髪型に戻していますが、この辺りひょっとしたら、ゲン担ぎとか関係あったりするかもしれません。


あと坊主じゃありませんが、ポーツマスのグレン・ジョンソンも今シーズン、髪型を変えた選手の1人。“コーンロウ”という例の髪を巻いて編みつけるような髪型にしたのですが、その途端イングランド代表に呼ばれるわ、日本でも民放の一ニュース番組でも取り上げられるようなすごいゴールを決めるわで、絶好調。アイルランド同様、イメチェンが吉と出ているみたいです。

・・・・日本人であんまりスキンヘッドにする人はいませんしど派手な髪型にする人もいませんが、そういや以前トゥーリオがストパーかけたときは「やめてくれ」って思いましたね。なんか落ち武者のように見えて仕方が無かったです(苦笑)

posted by Alan Hetarade |21:21 | FAプレミアリーグ | コメント(14) | トラックバック(0)
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2008年11月26日

ユナイテッド、2試合連続ノーゴール

Villareal 0-0 Manchester United
とはいえ、その理由はとなると今日に関してはディエゴ・ロペスが神だったから、という事になりそうですが。

ユナイテッドはベルバトフを怪我で使えないために、ルーニーを1トップ気味に前線に張らせて、右にロナウド、左にナニで4-3-3、或いはアンデルソンをトップ下にしての4-2-3-1か、というような布陣。確かにベルバトフ不在時でテヴェスもローテーションで休ませたいときのオプションとしてこれはありでしょうが、でも昨年くらいまでだったら、むしろギッグスをトップ下においての4-4-1-1だったんじゃないか、という気もするわけで。

この辺りちょっと気になっている事なのですが、ギッグスの出場時間が昨シーズン中盤あたりからどんどん減っているんですよね。先日もCHで起用されて味のあるプレイをしていましたが、逆に言うと本職であるウィングで使われる機会もどんどん無くなってきているわけですし。今シーズンに関しては、あったかな?というくらいで。

代表引退していて先週のミッドウィークはお休みできたのにも関わらずこの試合では結局ベンチのままだったわけですから、やっぱり年齢のせいで、スピードのみならず回復力も相当落ちているのでしょうね。

こればっかりは仕方の無いことではあるのですが、ギャリー・ネヴィルも大怪我から復帰したはいいもののアーセナル戦でなんだこれはとビックリするくらいひどい出来だった後はサッパリ姿を見ませんし、スコールズはもうすぐ復帰しますが近年かなり怪我がちですし。ユナイテッドを長年支えてきたベテラン勢も、いよいよという時が来つつあるのかなぁ、と思わざるを得ません。


・・・・と話が脱線してしまいましたが、そんなこんなで4-3-3のユナイテッド。やっぱり良いときに比べるとギクシャクしていた感は否めませんが、それでもルーニーのコンディションは一時期よりだいぶ上向いているようで、ロナウドの突破もオールド・トラッフォードでの試合よりは生きていたかなーという印象。

ただここのところあまり良くなかったらしいヴィジャレアルも押し込まれはしたものの、それなりに持ちこたえました。やっぱりこの日一番のヒーローは冒頭にも書いたとおり、ロナウドの無回転FKを難なくキャッチするという驚愕のプレイを見せ、その後もフレッチャーの至近距離からのシュートやロナウドの弾丸ミドルを止めるという獅子奮迅の働きを見せたGKのディエゴ・ロペスでしょうが、他にも最終ラインまで戻ってよく粘りきったエグレン、寸でのところでOGを防ぐナイスクリアーを見せたカプデヴィラといったあたりが、非常に頑張っていました。

まぁカプデヴィラは、あのレッドを喰らったロナウドへのタックルさえなければ、何も文句無いんですけど(苦笑) あれは危険なプレイでした。スパイクを受けたロナウドの左膝が腫れ上がっていましたが、打撲であれだけ内出血していたのですから、当たり所が悪かったらと思うと、あれくらいでよかったなぁ、と。

ヴィジャレアルもサンティ・カソルラやロッシが良さを生かして充分にチャンスを作っていましたが、あと一歩というところでロッシの頭がクロスボールに届かなかったり、マルコス・セナのミドルもクシュチャクにがっちりキャッチされたりで、ゴールならず。


ユナイテッドのCBというと近ごろジョニー・エヴァンスという若手選手が出てくるようになりましたが、彼がそこそこ堅実なプレイを見せるので、ヴィディッチやリオがムリをしなくても済むというのが良いですね。昨シーズンは現バルセロナのピケが活躍しましたが、エヴァンスもサンダランドへローンに出されていた頃にはけっこう試合に出場していたみたいですし、流石に大舞台ではまだ厳しいでしょうがこのような普通程度の位置づけの試合ならば、CLでも充分やってくれるわけで。これは頼もしいですね。

クシュチャクにしたって、今日は試合勘が鈍っていたために幾つか不安定なプレイがありましたが、本来はレギュラーでもおかしくない実力の持ち主。さすがのファン・デル・サールもそろそろ衰えが出てきているわけですが、とりあえず彼がいる分には、ユナイテッドはこのポジションにお金を使う必要はないかな、とも思うわけで。


そんなこんなで話をまとめられなくなってしまいましたが、まぁ色々とこんなことを思ったユナイテッドvsヴィジャレアルでしたとさ、ちゃんちゃん。




・・・あ、週末更新できなかったのは、学園祭で色々と忙しかったからです。部で作ったカレンダーを必死に売ってました(笑)

posted by Alan Hetarade |07:45 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年11月24日

「代表」「世界大会」とは、何か?

◆WBC問題は"レアケース"◆
現在、野球のWBCへの選手派遣に関する中日の落合博満監督の発言が、物議をかもしている。"日の丸"を軽視しているとの批判もあれば、選手の側に立てばシーズンを重視するのはやむをないという視点から、落合監督を擁護する意見もある。野球ファンの間でも、見解は真っ二つに割れているものと思われる。

この件は、普段あまり野球とは馴染みの無い私のような人間にとっても、非常に興味深い。というのも、その競技の"代表"の選出に関して、ここまで揉める事態は稀有だからだ。

野球以外のラグビー、バスケットボール、バレーボールといったメジャーな球技から、陸上、水泳、柔道といった各競技に至るまで、代表に関する選出で「誰が選出されるか」という事が話題になることはあれ、「代表を拒否する権利はあるか」という議論は、未だかつて聞いたことが無い。それも一個人の問題ではなく、集団の問題として語られているのだから、これはますますレアケースと言って良い。

唯一の例外は、相撲だ。近頃はモンゴルやロシア、ヨーロッパ諸国等を出身とする力士も増え、海外での認知度も向上しつつある相撲だが、それこそまさに"国技"としか言いようが無い、特殊な環境で発達してきた。鎖国時代の日本で養われた文化であるがために海外に普及する機会も長らく無く、その形がそのまま現在にも引き継がれているためだ。この相撲に関しては、各国の対抗戦という話はプロの世界では聞いたこともないし、おそらく実現は不可能であろう。

しかし日本が輸入した野球は、レベルの差はあれどそれなりの数の国で競技が行われており、とくに東アジア、北中米では各国がしっかりしたプロリーグの機構、或いはそれに順ずるリーグ戦の仕組みを確立している。"世界的"とは言えないまでも、充分"国際的"とは言える規模だ。

それほど各国に普及していながら、なぜその国の代表選出に関して、このような原則的な議論が交わされているのか。野球ファンの間ではスルーされがちなこの話題について、他のスポーツからの視点も混ぜつつ、改めて考えてみたい。


◆代表は名誉である◆
陸上や水泳といった個人競技に関しては、基本的にトップ選手は代表に入ることを目標に、競技を行っている。もちろんマラソンのゲブレセラシエのように、オリンピックで代表になってメダルを狙う事よりも個人で世界記録を出すことを優先させるような選手も中にはいるが、それは極めて特殊なケースであると考えていいだろう。

一般的にこのようなアマチュア選手を支援する企業の側からしても、代表というのは究極の目標であろう。もちろん実業団の試合において選手が好成績を残すことも大きなアピールになるが、"日本代表"として国際大会やオリンピックに出場することは、やはり格が違う。日本一を目指す、その先に代表というものがあるのは、間違いない。そもそも最終目的がそこにおかれている時点で、競技、及び選手がおかれた環境が、野球とは根本的に異なってくる。

では、野球と同じくプロのチームがリーグ戦を戦うサッカーでは、どうだろう。

サッカーの場合、代表に選ばれるのは"名誉"とされている。もちろん試合の規模によってはクラブの事情を優先し代表の試合に出ない選手もいるし、代表に呼ばれる事によって生じる怪我のリスク等に、クラブの監督がけちをつけることも多々ある。この辺り、確かに現在のWBC問題で議論されている「代表で怪我をした場合、チーム側にそれを補償できるのか」という問題は、存在する。

しかしユーロやワールドカップ、またその予選といった所謂"公式戦"においてクラブが選手を代表に送り出すことは、容認されている(もちろん、内心では嫌がっているだろうが)。次シーズンへの調整に影響が出るからワールドカップ出場を辞退する、などという話は聞いたことが無いし、そんなことを言う選手もまずいない。個人的に監督との確執を抱える選手や年齢のために代表を引退した選手はまた別だが、基本的には各選手とも、代表の試合には喜んで参加する。

これには、金銭的な面はまったく考慮せず、ただ単に「代表チームに選出され、自国のユニフォームに袖を通し、自国の名を背負って戦うことは、選手にとって最大の名誉である」という認識を、サッカー界が共有しているという大前提がある。サッカーファンからすれば何を今さら、という話ではあろうが、この大前提が現在WBC問題が起こっている野球とは、まったく異なるのだ。


◆"世界大会"の存在◆
ではなぜ、野球では代表に選出される事が名誉ではないのか。それは単純に、野球にはこれまで世界大会と呼べるものが無く、故に日本代表というチームが結成されること自体が無かったからである。

日本のみで行われていると思われがちな剣道にも世界選手権が存在するように、「世界選手権」「ワールドカップ」などと名称が多少異なるにせよ、殆どのメジャーなスポーツ競技には"世界大会"が存在する。個人にせよチームにせよ、各国の代表が集い、世界一を決める戦いが行われる。

野球と同じく基本的には各プロチームでの戦いが常となる自転車競技にも、「世界選手権」がある。年に一度、トラックとロードに分けて行われる。各国の選手が代表という名を背負うのは1年のうちでこの世界選手権のみであるが、それでも国別対抗で競技が行われる場は存在するのだ。

これまでの野球には、そのような場は存在しなかった。オリンピックはアマチュア選手が主体であり、またそもそも各国のリーグは独自に発展を遂げたような形になっており、リーグ間での選手に移動も近年まで殆ど行われなかった。FA宣言をしてのメジャーリーグへの移籍に関しては、現在でもその是非が問われる議論が行われることがある。

そのような野球であるからして、そもそも国別対抗で世界大会を行おうという発想自体が、このWBCが出てくるまでは皆無だったと言える。既に他の競技が国際大会の開催に関して形を見出し、それを軸に競技が行われている中、野球だけは特殊な環境に身をおいたまま、年月を重ねてきた。サッカーのワールドカップは既に75年を超える伝統を誇る。僅か3年前に初めてWBCが開催された野球とは、雲泥の差だ。


◆WBCは世界大会である◆
そもそも今回の議論においては「"WBC代表"は"日本代表"ではない」といった意見すら見受けられる。WBCがMLB主導の大会であり、その大会の制度に問題がある、というのがその理由らしい。

だが私から言わせれば、ハッキリ言ってこの意見はナンセンスだ。

MLBが主導するにせよ、かつて野球という競技においてこれほど大規模な国際大会が開催されたことは、無い。このWBCが初である。また第1回大会のその内容、雰囲気等を鑑みても、総合的にどう考えてみてもWBCは野球の"世界大会"だ。言葉尻だけをあげつらって現実から目を背けるようなこういった意見は、今後WBCがどのような方向に進むにせよ、議論の場から逃げ、野球という競技の今後について真面目に考えることを放棄しているとしか思えない。

その上で、WBCが野球という競技において行われるはじめての世界大会として、考える。確かに不備な点は多いし、MLB側の利権が絡んだ大会であることは間違いない。お世辞にも、立派な大会とは言えないだろう。しかしそういった要素があるにせよ、野球で世界大会を開催しようと彼らが言い出したことは事実だし、これほど大規模な大会を運営しているのも事実なのだ。今後のことを思えば、むしろその点を重視すべきである。

サッカーのワールドカップにしても、初期には予選すら行われず、渡航手段の問題から出場を辞退する国が相次いだり、或いは開催国の政治思想の下、参加国が限られたりといった問題が起こった。しかしそれでもワールドカップは回を重ねるごとにそういったハードルを乗り越え、大会の制度も順次改定され、現在では全世界が注目する一番のスポーツイベントとしての地位を確立した。

ならば野球としても、このWBCという大会がある以上、それを利用しない手は無い。一方では野球の国際的な普及を掲げながら、他方でこのような規模の大会を潰してしまう流れになるのは、まるで矛盾している。

WBCが嫌なのであればそれに順ずる規模の世界大会を新設し、開催しなければならない。それは、現実的に可能だろうか?そのようなことを言い出せる人物は、野球界にいるのだろうか?それができるだけの権限、影響力を世界的に持つ人物はいるのだろうか?もしWBCという大会の存在自体を否定するのであれば、これらの疑問に全て答えをださなければならない。


◆WBCに参加する上での議論を行うべし◆
ここでは敢えてWBCという大会のディテイルには触れずに、野球という競技の現在の状況、そしてWBCの存在意義について、話を進めてきた。

結論としては、今回落合監督が行ったような問題提起は初期の国際大会については必然的に生じるものであり、その意見を祭り立てるでもなく全否定するでもなく、そのような見方もあることを理解した上で、WBCという大会への参加のあり方について各々が考え、議論を進めるべき、という事になる。

おそらくただ単に「WBCは嫌、代表になんて行かせたくない」という意見として今回の発言が取り上げられるのは、落合監督としても本意ではないだろう。落合監督が私のようなことを考えてこのような発言に至ったかということではないだろうが、しかし彼の発言とこの記事にあるような視点を織り交ぜた議論を行うことは、可能であると思う。

改めてという事になるが、まずはこのWBCという大会に"日本代表"として参加し、今後もそれを発展させていくことを前提に、話を進めていくべきである。代表チームを派遣することは、日本としてWBCに携わり、野球の国際大会を発展させていきたいという意思表示をする事にも繋がる。

その中で、他競技の世界大会の制度を大いに参考にすべきである。開催時期、トーナメントの構成、参加国数等々、大会の根本から議論を進ることが必要だろう。もちろん野球という競技は他の競技とは異なる独自の事情もあり、他の競技の制度をそのまま取り入れるということは不可能だろうが、それでも制度を改善させる上でのヒントは、大いに見出せるはずだ。国際的な統括団体の設立をWBCにひっくるめて考えることも、もちろんこれに含まれる。

WBCは、まだ産声を上げたばかりの赤ん坊の大会だ。これから如何様にも発展していく可能性があるだろう。それには当然ながら、周囲のサポートが必要だ。よりポジティブに物事を考えていかなければ、WBC、ひいては国際競技としての野球の成長は、到底かなわない事になる。

posted by Alan Hetarade |06:43 | その他国際大会【サッカー】 | コメント(18) | トラックバック(2)
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2008年11月21日

ネツィト初召集初ゴールでチェコ勝利!&ガンブリヌス・リーガ

では先週のガンブリヌス・リーガの結果とともに、サンマリノvsチェコのワールドカップ予選を振り返ってみることにします。


San Marino 0-3 Czech Republic
【C:47.Radoslav Kováč, 53.Zdeněk Pospěch, 83.Tomáš Necid】
ネツィトいきなり初ゴールキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

とりあえずチェコのファンとして、そして何よりスラヴィアのファンとして、ここは盛大に喜んでおきますですよー。スヴィエルコシュもそうでしたが、初の試合でいきなり点を取るとか、なかなか出来たモンじゃないですって。

まぁガンブリヌス・リーガでのあれだけの活躍を見るに点を取って当たり前といえば当たり前なんですけど、とりあえず今は喜んでおこう、うん(笑)


試合の方はというと、まず前半はFKのトリックプレイからシオンコが抜け出してシュートを打ったりしていたようではあるものの、結局ゴールは奪えず。で、後半になったところで困ったときの頭頼みといった感じで、ものの見事にFKからコヴァーチがヘッドで合わせてチェコ先制。まぁ変なバウンドになって右のポストに当たり、GKが面食らってるうちにボールがころころとゴールに転がっていった、あんまりカッコよくないシュートでしたが(苦笑) でもゴールはゴール。

次のゴールはカウンターから。左サイドで一気にパスを繋いでクロスを折り返すものの中央では両チームともボールに触れず、結局それが逆サイドに流れていったところで、後ろからものすごい勢いで突っ込んできたポスピェフがずどーん。さり気にポスピェフも、これが代表初ゴールらしいです。

そして最後は右からのCKをネツィトが胸でトラップして、冷静に流し込みました。ま、これに関してはネツィトにボールが渡る前に誰も触れなかったあたり相手がサンマリノだなぁという感じでしたが、ともかく今回に関しては、ネツィトが決めたことに意味があるかと。これで本人に自信が付く&今後も継続召集されることが確定したわけですから(笑)


いやぁ、監督がアレなだけに、目に見える結果を残さないと次に呼ばれる保証はありませんからね。そういう点では、本当に価値あるゴールだったかと。いくらなんでも、前の試合で点を取った選手を外すってことは無いでしょうし・・・・

因みに81分からベドナーシュも出場したみたいです。でも彼、この試合が代表初キャップかと思いきや、以前に一度出た事あったんですね。ウェストブロムでは正直近ごろパッとしない上に、エースの座もミラーに譲っている感があるベドナーシュですが、出来ればこれを発奮材料に頑張って欲しいところ。彼のビッグマウスっぷりには現地のファンもどん引き&でも他方、それなりに注目を集めているわけで、活躍してくれればメディア的にもけっこう面白いと思うんですが。

さて。チェコ代表のワールドカップ予選、次は3月、アウェイのスロヴェニア戦です。とにかくサンマリノ以外はぜんぶ拮抗した戦いになってるのでどの試合が重要とかクソもない、全部重要な試合なわけですが、何にせよとにかく頑張って欲しいところ。最悪、1ポイントだよなぁ。正直かなりギリギリの戦いになることは避けられないでしょうから、あんまり高望みはできないでしょうね。そりゃあ出来れば勝って欲しいけど。

ロシツキーは、その頃までには戻っているんだろうか・・・・



さて。ではガンブリヌス・リーガへ行ってみましょう。

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posted by Alan Hetarade |22:39 | ガンブリヌス・リーガ | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年11月20日

ワールドカップ予選、親善試合など諸々

とりあえず色々、書いてみることにします。チェコに関しては別記事で、また。


Qatar (4) 0-3 Japan (7)
【J:19.Tatsuya Tanaka, 47.Keiji Tamada, 68.Marcus Tulio Tanaka】
眠かったのとか色々あって、正直あんま真面目に見てませんでした(苦笑) まぁそういうこともあって、この時間に書いてるわけですが・・・・

分析とか何たらは他所さまのところでだいたい出尽くしていると思うのですが、一つだけ気になったのといえば、CHのところでしょうか。この日は遠藤と長谷部のコンビでしたが、なかなか上手くいっていたかと。稲本が使えなかったという面はあるにせよ、とりあえずアジアで戦う限りは、CHはこの2人がベストなのではないでしょうか。

遠藤はこの試合でも幾つか軽いプレイがありましたが、やっぱり守備に関してはちょっと不安がある。という事で、出来ればCHのうち1枚は守備ができる選手を置いておきたいわけです。ただ稲本だと、攻撃面での貢献は期待できない。日本はアジアの中ではトップレベルのチームですから、そういう試合で稲本を使ってしまうと“引き過ぎ”になってしまって、攻撃面で上手くいかない可能性がある。

長谷部ですと、稲本ほどガツガツ潰しにいくわけではないですがヴォスフブルクに行ってから随分と守備をするようになりましたし、その一方で前線にもたびたび顔を出す。そういう点では、バランスが取れるわけです。この試合ではそれがよく出来ていたと思います。

さてこうして岡田監督の首は何事も無く繋がったわけですが、対して一気にヤバくなったのがカタールのメツ監督。ただ、就任後いきなりオーストラリアと日本を相手にしたというのは、不運以外の何者でもないんですがね(苦笑) とりあえず次がアウェイのウズベキスタン戦ですから、そこでの結果次第・・・・ということになりそう。

しかし今さら地上波のサッカー中継に文句をつける気は無いのですが、あの聞かれる側も見ている側も苦笑せざるを得ないインタビューは、どうにかならんものですかね(笑) 無駄に長いし・・・


Bahrain (1) 0-1 Australia (9)
【A:90.Marco Bresciano】
後半アディショナルタイム4分にブレシアーノが決めて、オーストラリアが勝利。これはバーレーンとしては悔しいだろうなぁ(笑)

という事でオーストラリアは辛くも3連勝。日本もポイントを7に伸ばし、しかもアウェイでカタールをフルボッコにしたということで、なんだか予想通りの展開になってまいりました。

次は日本とオーストラリアがいよいよ激突。正直オーストラリアもあんまり世代交代が進んでいない感があるので、06年のワールドカップほどではないのかな、という気もします。それだけに、日本としては是非とも勝ちたいところ。アジアカップでやった時とはまた違った戦いになるでしょうが、頑張ってほしいですね。


Saudi Arabia (4) 0-2 Korea Republic (7)
【K:77.Lee Keun Ho, 90.Park Chu Young】
こちら韓国も、ライバルのサウジを下しました。


United Arab Emirates (1) 1-1 Iran (5)
【U:20.Abdulraheem Jumaa】
【I:81.Karim Bagheri】
これまでフルボッコ状態だったUAEはようやく1ポイントを手にしましたが、消化が他チームより1つ多い状態で1ポイントですから、やっぱり予選突破は絶望的。

韓国が7ポイントで頭一つ抜け出しましたが、5ポイントでイラン、4ポイントでサウジとこの日試合が無かった北朝鮮が追走する状況。という事で、こちらはまだまだ読めません。次節はイランvs韓国なので、韓国がもしここで3ポイントを取るようなことがあれば、ひとまず韓国は予選突破を確実にできるでしょう。ほかは最後までもつれそうですなぁ。


Honduras (12) 1-0 Mexico (10)
【H:51.OG(Ricardo Osorio)】
こちらは北中米カリブ海3次予選の最終節。グループ2で首位に立っていたメキシコでしたが、オソリオのOGでホンジュラスに敗れました。勝ったホンジュラスがポイントを12に伸ばして首位に浮上、メキシコは2位に転落。

メキシコは3勝1分2敗ですが、3勝したのは全てホームで、アウェイではジャマイカに負け、カナダと引き分け、そして今回ホンジュラスに負け。完全な内弁慶チームと化しちゃってます。試合終了間際にはトラードが黄紙2枚で、さらにヴェラが一発赤紙で退場になったらしく、点の取られ方といい、まさにいろんな意味でボロクソとしか言いようが無い試合になってしまった模様。

因みにグループ2ではジャマイカがカナダを下してポイントを10に伸ばしメキシコに並びましたが、得失点差で辛くもメキシコがホンジュラスと共に最終予選進出。エリクソン監督が率い強豪というイメージもあるメキシコですが、今回は苦戦しているようです。


France 0-0 Uruguay
さて、最後にヨーロッパで行われた親善試合より。

“フットボール界のスピリチュアリスト”ことダメn・・・・もといドメネク監督が率いるフランスは、ウルグアイから1点も奪えずスコアレスドロー。後半にはことごとく前線の選手ばかり交代していたようですが、結局ゴールは奪えなかったようで。

う~ん、正直この監督が続投できてるのって、この監督によるごますりが利く協会の人たちと、代表チーム内での既得権益を守りたい一部選手の推挙の声によるものだと思うんで、成績がどんどん落ち込んでいく分には監督の手腕云々以前に、当たり前としか言いようが無いんじゃないかと思うんですがね。たぶんチーム内でも、モチベーションの差とかあるんじゃないんですか?推測になっちゃうけど。

別にフランスのファンってわけでもないのでどうでもいいんですが、なんかあまりにも流れが悪すぎじゃないですかね。完全に血の巡りが悪くなっちゃってるような。手遅れにならなきゃいいんですが。もう充分手遅れなのかもしれないけど。


Germany 1-2 England
【G:64.Patrick Helmes】
【E:24.Matthew Upson, 84.John Terry】
後半選手を代えまくって如何にもテストマッチという感じにしたドイツ、対してメンバーが欠けまくったせいで元々のスタメンからして如何にもテストマッチという感じになったイングランド。こんなベストからは程遠い2チームの試合ということで差っぴいて考える必要はあるでしょうが、何にしてもイングランドが勝利しました。

ただ点を取ったのがアップソンとテリーってのは、正直苦笑するしかないというか(笑) 好調ヘルメスがきっちり結果を残したドイツと、どちらのほうが実りある試合になったんだろう、って気はしますけどね。もっともカペッロ監督としては、内容以前にフレンドリーマッチとはいえ結果を残さないとすぐに風当たりが厳しくなる環境にいますから、そういう点では勝ったことをよしとすべきなのかもかも。

この試合あえてクラウチを使わなかった辺り、カペッロ監督もデフォー×クラウチという、ポーツマスの2トップというのは最終手段くらいに考えているのでしょうね。アグボンラホールとデフォーの2トップからスタートして、途中でベント投入。でも上手くいかず(苦笑) う~ん、この辺り、まだまだ苦労しそうです。

posted by Alan Hetarade |18:20 | 2010W杯 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2008年11月16日

磐石の強さ見せたトップ3 【FAプレミア】

3試合見たのですが、なんかどの試合も強豪チームが楽に勝っちゃって、正直あんまりコメントし難いです(苦笑)


Bolton Wanderers 0-2 Liverpool
【L:28.Dirk Kuijt, 73.Steven Gerrard】
ま、リヴァプールに関しては楽に勝ったとはいえ2点目を取るまでけっこう大変、というか決して油断はできない展開だったわけですが。それでも完封勝利ということで、一息つけましたね。

それにしても、トーレスが入ったとたんにがらっと流れが変わること・・・・ キーンもそこそこ馴染んできたとは思いましたが、やっぱりまだまだトーレスの域には達していないですね。確かにキーンは1トップ向きではなく、そういう点では気の毒ではありましたが、1つ1つのプレイの精度だとかチームメイトに自分の意思を伝えるところだとかが、トーレスと比べるとハッキリ差が出ちゃいますね。

同じディフェンスラインの裏へ出る動き1つとっても、トーレスの場合「ここに出してくれ」というのが分かりやすいポジショニングを取っているので、パスの出し手としてもそこにポンと放りやすい。ただキーンは変に動きながらそれをやる上に、タイミングとしても出し手からすると非常に難しいタイミングで走り出す。この辺り、なんだかチェルシー時代のシェフチェンコを思い出してしまいました。

ま、もちろんトーレスと比較するっていう時点で、酷な話ではあるのですがね。あの4-2-3-1のハマりっぷり、トーレスとジェラードの連携の良さを上回ることは、そうそう出来ることではないでしょう。いやぁ久々に見ましたが、ホント見とれちゃいますね。2点目のシーンなんか、喜ぶというより思わず声をあげて笑ってしまいましたよ。「こんなに上手くいくもんなのかー」って(笑)


さてボルトンの方はけっこう粘り強い戦いは出来ているものの、やっぱりまだまだといったところか。前線の構成が、いまひとつ定まらないんですよね。開幕直後はエルマンデルをターゲットマンにしていましたが、近頃はそれをデイヴィスにしているようですし。その周りでエルマンデル、エビちゃんことスモラレク、一発屋テイラーあたりがどのような形で絡んでいくのか、まだまだ模索中といったところでしょう。それがハマれば、けっこう魅力的な面子が揃っている前線だけに、面白くなりそうですけど。

しっかし、ガードナーっていつからあんなネタ選手になったかなぁ(苦笑) 当たり外れのあるSBっていうイメージはあったにせよ、あそこまで笑わせてくれる存在ではなかったんですがね。スーパーサブとして攻撃的なポジションで起用することによって、これまでは90分プレイ、しかも守備を考えなければならないために抑えてきた持ち前のスピードを全面に押し出したがために、あそこまで目立った、という事なんでしょうけど。にしてもなぁ、ほんとトラップまでは完璧なのになぁ。



Manchester United 5-0 Stoke City
【MU:3,89.Cristiano Ronaldo, 45.Michael Carrick, 49.Dimitar Berbatov, 84.Danny Welbeck】
う~ん、ユナイテッド、良くないんですけどね。良くない中で5点取って勝っちゃうんですから、それはそれで凄いっちゃ凄いんですけど。

後半は点差が開いたことでイージーな展開になっちゃったから省くとしても、前半の戦いぶりが、どうも圧倒的な強さを見せていた昨シーズン、一昨シーズンのユナイテッドとは違うんですよね。もちろんゲームを支配していましたし、ストークは守るだけで精一杯ではありましたが、何かこう、スピード感ある畳み掛けるような攻撃ってのがまだ見られないんですよね。

ロナウドはFK2本は凄かったのですが、それ以外ではシーズンを通じて、まだまだ運動量が少ない印象があります。その分守備を頑張るようになった気がするのでそれはそれで良いのですが、手術明けでやっぱりまだ、スピードは戻りきっていないような。

テヴェスも空回りしていますしね。結局この試合でも、ゴールが無かったことといより彼自身が殆どシュートすら打てていなかったということは、問題でしょう。この試合ユナイテッドのシュートは22本あったわけですが、ロナウドが7本、キャリックが4本打っているのに対し、ベルバトフとテヴェスの2トップはそれぞれ2本ずつ。この辺り、まだ前線の連携に四苦八苦している様子が伝わってきます。

ここから3試合、アウェイのアストン・ヴィラ、CLのヴィジャレアル、そしてシティーとのマンチェスターダービーと、厳しい試合が続きます。今日勝てたのは良かったですが、長いシーズンのことを考えると、やっぱりまだまだ不安要素は多いですね。



West Bromwich Albion 0-3 Chelsea
【C:34.José Bosingwa, 38,45.Nicolas Anelka】
いや~ボシングワ、あのモリソンへのレイトチャージさえなければ、本当に褒めちぎってるところなんだけどなぁ(苦笑)

なんかあのタックルで、それまで見せていた素晴らしいプレイが全部台無しになったような気分。あの点差でリードしている側のチームがあんなタックルをする必要はないし、実際にモリソンは負傷退場してしまったわけですから。あれは猛省を促したいところ。正直、一発赤紙で3試合出場停止とか出ても文句言えないですよ、ボシングワは。慈悲深かったスティーヴ・ベネットに感謝すべきですね。

それにしてもアネルカは調子が良い。今シーズンは続けて起用されて、しっかり結果を出していますからね。あまり派手なゴールというのは無いですが、その分ゴール前での驚異的な決定力、ストライカーとしての嗅覚、またここぞという勝負どころでのスピードが際立っているように思えます。この日の1点目もメイテは完全に振り切られてしまいましたし、2点目にしてもあのボール1個分のシュートコースをカーソンが開けてしまったとはいえ、その隙を逃さずいとも簡単にボールを流し込むあたり、早々成せる業ではありません。

派手なゴールが無い、という事を書きましたが、それはその分周囲のサポートに恵まれているということを示すわけで。おそらく今、彼は現役生活をやってきた中で一番快適にプレイしていることでしょう。ボルトン時代なんかは今より「おおすごい」というゴールが多かったですが、それはその分、彼が個の力でどうにかしないといけない場面が多かったことを示しているわけで(それでも決めてしまうから凄いんだけど)。ただ今、ヨーロッパ一というところにいるチェルシーでプレイしていてチャンスをもらい、彼もそれを生かしている。まさに順風満帆、といったところでしょう。

しかしチェルシーが心配なのは、テリーの怪我ですね。まだ詳報は出ていませんが、あの分だと中足骨をやっちゃっている可能性は充分にあるでしょう。カルヴァーリョもアレックスもいなくてこの試合はイヴァノヴィッチがプレイしたわけですが、やっぱり一つ一つのプレイを見ていると、相手との駆け引きで出遅れたりパスを出す判断が間違っているシーンが多かったわけで。

相手がウェストブロムだから良かったようなものの、やはり強豪相手の試合では彼では厳しいのではないでしょうか。で、パウロ・フェレイラのCB起用時の不安定さは今さら言うに及ばないでしょう。まぁもう、他に出す選手がいないからしょうがないんだけど・・・・ う~ん、月末のアーセナル戦でCBがイヴァノヴィッチとフェレイラなんてことになったら、けっこう厳しいよなぁ。


そして対戦相手のウェストブロムですが、もうちょっと出来そうな気もするんですけれどね・・・・ 中盤ではモリソン、コレン、テイシェイラ、キム・ドゥヒョンと、技術力に優れてボールをキープできる選手がけっこう居るわけですし、前線に構えるミラーの身体の強さ、足の速さは魅力的です。SBにもザイフェルローンという有望な若手がいるだけに、彼らが上手く連携できればけっこう面白いと思うんですがね。

まぁテイシェイラとキム・ドゥヒョンは怪我明けということでどちらも90分使うにはフィットネスに問題があるのでしょうが、やっぱりこの2人を上手い事使わないことには、残留は難しい気がします。もっともそんなことを言っていたらこの試合では入れ替わりにモリソンが怪我をしてしまったわけで、こちらもなかなかベストメンバーが組めず、モーブレイ監督としては頭を抱えているところでしょうが・・・・

べつにウェストブロムのファンってわけではないんですが、何かこういうポテンシャルを出し切れないチームを見ていると、歯がゆくて仕方が無いですね。このままただ単に降格してしまうっていうのも気の毒なんで、ぜひ彼らには存分に力を発揮してほしいのですが。

posted by Alan Hetarade |21:34 | FAプレミアリーグ | コメント(4) | トラックバック(1)
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2008年11月16日

最後まで“マラソン”を見せてくれた「東京」 【東京国際女子マラソン】

◆マラソンの厳しさ象徴した、四谷の坂◆
本当にこの坂こそ、マラソンの厳しさ、俗に言う「30km、35kmからがマラソン」という言葉を象徴するような存在だった。選手の疲労が精神的にも肉体的にもピークに達する35kmから始まる、まさにその余力を試すような坂。まさにこれが、30年にわたって多くの選手の前に壁として、立ち塞がってきた。

ごまかしは、利かない。その選手にマラソンを走りきる、勝つだけの力が無いと見れば、この坂は牙を向き、選手を喰う。逆にそこに勇敢に立ち向かえるだけの力を残してきた選手たちは、この坂を一気に攻略する。

今日の尾崎好美は、その点まさしくこの坂を見事に制覇した。ずるずると遅れかけていたタイミングでひたすらマイペースを保つマーラ・ヤマウチと並走できたというある種の幸運はあったにせよ、息を吹き返してからはそれに安住することなく前を追い、最後の坂を一気に駆け上がった姿は、まさに彼女がマラソンを走る上での本当に力を備えていたからこそできたものだ。対照的に渋井陽子は30km辺りからペースを落としてしまい、見事にこの坂が壁となって、優勝への道を阻まれてしまった。加納も、ここに来るまでに力を使いすぎた。

選手の力を真に見極められるこのコースほど、選手たちのマラソンでの力を露にしてしまう場所は無い。近年はフラットなコースでのスピードレースが増えているマラソンだが、それだけにこのコースのように真の意味で“強さ”が試されるコースは、貴重だった。

谷川真理、浅利純子、山口衛里、高橋尚子、土佐礼子、そして野口みずき・・・・日本を代表するランナーたちが、このコースを駆けてきた。

確かにスピードレースでの速さを見せる選手たちにも感動はする。しかし、本当にアスリートとして、マラソン選手としての、我々には計り知れぬ「強さ」を見ることができたのは、この四谷の坂を含む東京国際マラソンのコースだった。彼女たち、そして昨年まで行われていた男子のレースでも強さを見せてきた選手たちの走る姿は、私の脳裏に深く焼きついている。


◆時流に淘汰された、東京国際◆
そんな大会も、今回を持って終了だ。昨年幕を降ろした男子のレースに続いて女子のレースも今年が最後となり、“東京国際マラソン”は正真正銘、消滅してしまった事になる。

私はこの事が、残念でならない。後述するが女子マラソン大会のパイオニアとして、この東京国際女子マラソンには独特の存在感、またその意義があり、コースもエキサイティングなものだった。これをさしたる理由も無く強制終了させてしまうという一種の暴挙とも思える結果になったのは、紛れも無く昨年始まった初春に行われる某巨大都市マラソンのせいであり、その開催を強弁に推し進めてきた、お祭り好きで見栄っ張りの某知事のせいである。

その某大都市マラソンに見るボランティアの質の低さ、随所に見える運営の稚拙さに、この東京国際マラソンの歴史が生かされていないことには、ファンとして憤りを感じる。

本来であれば世界に誇る大会として行政の側が保護、運営すべきこの大会を、自身の権威の象徴である大会のためにないがしろにした事、またそれを軽視するかのような発言、姿勢は、許し難きものだ。開催時期の変更を余儀なくされた某市民マラソン大会の存在と合わせて、如何に知事が利己的、独善的であり、都市マラソンが周囲をまったく鑑みない彼のエゴによって行われている大会であるかということを、今大会の消滅という一件は如実に示している。

だがその一方、この東京のような“マラソンの厳しさ”を示すレースが世界から消えつつあるのも、また時代の流れというものである。近年はアメリカやヨーロッパで行われてきた大都市マラソンが世界のマラソン界の中心である。また好記録を生み出すフラットなコース、プロの選手たちにとっては生活の糧ともなる賞金レースが、殆だ。30年前には世界を引っ張る存在だった東京国際マラソンは、今や“クラシックレース”とも言えるような状態になっていた。

昔ながらの形態を守り続けてきた日本でも大都市マラソンが行われ、その一方で歴史を作ってきた東京国際マラソンがその終焉を迎える。これが今のマラソン界の流れであることは理解はできるが、やはり長らくマラソンを見てきたファンとしては、幽愁の思いを感じずにはいられない。


◆初代“女子マラソン”としての東京◆
この東京国際女子マラソンは、世界で初めて行われた、女子選手のみの大会である。「女性にマラソンは走れるのか」といった、それまで議論されてきた疑問を払拭し、いまやオリンピックでも男子のマラソンと同じく花形種目として世界中が注目するようになった女子マラソンの歴史は、紛れも無くこの東京から始まったのだ。

初期に大会を連覇したジョイス・スミス女史を筆頭に、その後もカトリン・ドーレ、ロザ・モタ、ワレンティナ・エゴロワ、デラルツ・ツルといった有力な海外の選手がこのコースを走り、長年に渡り世界のマラソンシーンをリードする大会として、存在感を示してきた。

今後も女子マラソンでは、数々の好記録、好レースが見られるに違いない。男子ほど急激にではないが女子のマラソンも近年スピード化が進んでいる。高橋尚子が女子選手として初めて2時間20分を切り、ポーラ・ラドクリフが驚異的な世界記録をたたき出して以降、今や2時間20分カットが当たり前の時代になってきた。しかしその全ての原点は、この東京にある。

移り行く時代の中でこの東京国際女子マラソンの存在は徐々に忘れられていくだろう。だがその“始まりの地”は、紛れも無くここ東京、そして四谷の坂を駆けた選手たちだった。文字通り女子マラソンの歴史を作った大会が、東京国際女子マラソンだった。その事実だけは、未来永劫変わることは無い。

posted by Alan Hetarade |15:20 | 陸上競技 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年11月15日

チェコ代表&ガンブリヌス・リーガ

また1ヶ月近く空いてしまいました。土曜日に先週の試合の結果を書く時点でもう終わっとるんですが、気づけばもうすぐウィンターブレイクじゃないですか。まずいまずい(苦笑)

来週ちょっと時間が取れそうなので、その時に過去の結果も追いかけようと思います。

その前に、まずは来週サンマリノに乗り込んでワールドカップ予選を戦う、代表メンバーから。


GK
Petr Čech(ペトル・チェフ/チェルシー/26歳/65-0)
Daniel Zítka(ダニエル・ジートカ/アンデルレヒト/33歳/1-0)

DF
Zdeněk Grygera(ズデニェク・グリゲラ/ユヴェントス/28歳/59-2)
Marek Jankulovski(マレク・ヤンクロフスキ/ACミラン/31歳/71-11)
Zdeněk Pospěch(ズデニェク・ポスピェフ/コペンハーゲン/29歳/12-0)
David Rozehnal(ダヴィド・ロゼフナル/ラツィオ/28歳/52-0)
Tomáš Ujfaluši(トマーシュ・ウィファルシ/アトレティコ・マドリー/30歳/75-2)

MF
David Jarolím(ダヴィド・ヤロリーム/ハンブルガーSV/29歳/21-1)
Radoslav Kováč(ラドスラフ・コヴァーチ/スパルタク・モスクワ/28歳/27-1)
Jaroslav Plašil(ヤロスラフ・プラシル/オサスナ/26歳/44-3)
Jan Polák(ヤン・ポラーク/アンデルレヒト/27歳/43-6)
Jan Rajnoch(ヤン・ライノフ/ムラダー・ボレスラフ/27歳/2-0)
Radek Šírl(ラデク・シールル/ゼニト・サンクトペテルブルク/27歳/5-0)
Libor Sionko(リボル・シオンコ/コペンハーゲン/31歳/36-8)

FW
Milan Baroš(ミラン・バロシュ/ガラタサライ/27歳/69-32)
Martin Fenin(マルティン・フェニン/フランクフルト/21歳/7-1)
Tomáš Necid(トマーシュ・ネツィト/スラヴィア・プラハ/19歳/0-0)
Václav Svěrkoš(ヴァーツラフ・スヴィエルコシュ/バニーク・オストラヴァ/25歳/6-1)



という事で、遂に、遂に、遂にガンブリヌスリーガ・ウォッチャー待望のトマーシュ・ネツィト代表初招集です今夜は赤飯を炊けーいお祝いじゃー(笑)

ここまで13試合を消化したガンブリヌス・リーガで9得点。もういつ呼ばれるんだ、いつ呼ばれるんだという状態でしたが、ついに呼ばれました。コレル引退後のチェコ代表、トップの人選に関してはバロシュ1トップの1択といった状態が続いていましたが、確かに監督のチョイスがアレという事はあれど、現実的にそのほかにあまり手が無いのも事実。ネツィトにはぜひその状況を打破してほしいものです。

今回は相手がサンマリノということで、アウェイとはいえ流石に3ポイントの奪取は確実でしょう。まぁ最初は例によってバロシュ1トップだとは思いますが、2点くらい取ったら色々試してほしいですね。もちろんバロシュとネツィトの2トップってのもあるだろうし。

ネツィト以外には堅実としか言いようが無い面々というか、まぁ如何にもブリュックネル路線を継承したラダっぽい人選ですが、とりあえずもうネツィトを使ってくれればそれで文句は無いよ、うん(爆) 最低でも20分以上は出してくれ。というか、そうじゃないとこのタイミングでサンマリノ戦がある意味が無いじゃないか。


・・・・では、ガンブリヌス・リーガへ。

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posted by Alan Hetarade |18:29 | ガンブリヌス・リーガ | コメント(11) | トラックバック(0)
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2008年11月14日

マラドーナ、テヴェスに“力の示し方”を指南?

Police probe Drogba incident
既に日本でも報道されているが、カーリング・カップのチェルシーvsバーンリーの試合で、チェルシーのディディエ・ドログバがスタンドから投げ入れられたコインをそのまま投げ返すという事件が起きた。流石にドログバも試合後すぐに謝罪をしたが、現在警察とFAがこの件を調査中。何らかの処分が課される可能性がある。

イングランドでは今シーズンに入ってから、レフェリーや選手に向かって観客がコインを投げる事件が続発している。先日はピッチサイドでウォーミングアップをしていたジョーイ・バートンにもコインが投げられた。過去にもこういった事件は散発的に起きていたものの、今シーズンはそれが断続的に起こっている。

フーリガン発祥の地として知られ、しかしその後の努力によって国内リーグ戦のスタジアムの治安では規範的と言っていいレベルになっているプレミアリーグ。それだけに観客によるこのような行為が続けて起こっていることは残念でならない。FAはドログバへの処分を検討するだけでなく今後このような事が起こらないよう努力することが求められるし、また選手の側も、冷静に対応しなければならない。


Tevez Worried About United Future
今シーズン、ディミタール・ベルバトフを獲得したマンチェスター・ユナイテッド。ファーガソン監督も彼を積極的に活用し、近ごろはルーニーとの2トップで試合をスタートする事が多くなった。その一方で出番が減っているのが、カルロス・テヴェス。アルゼンチン代表のマラドーナ監督は、そんなテヴェスがチーム内での自身の立場を憂いでいると語った。

「テヴェスは自分がチームの中でファーストチョイスになっていない事について、心配している。彼はベルバトフ、ルーニーを含む多くの有能な選手たちとのポジション争いに勝てるよう、前進しようと試みている。」

その上で、マラドーナはテヴェスにこんな助言をしたそうだ。

「でも彼の状態は良さそうだったから、僕はこう言ってやった。君の能力を示す最善の方法は、腕相撲で他のチームメイト全員に勝つことだ、ってね」

マラドーナの冗談はさておき、テヴェス、ルーニー、ベルバトフのローテーションに関しては、今後ファーガソン監督も気を揉むポイントとなるだろう。いずれの選手もあまりにも存在が大きすぎるため、簡単に優劣をつけてしまえば控えに回った選手が腐るのは間違いない。以前は3トップも試していたが、近ごろはやはり4-4-2での形を模索している。

テヴェスの場合、ピッチ外でも完全移籍のために生じる莫大な移籍金が問題となっている。おまけにピッチの中での立場も微妙となれば、メンタルが乱れることも懸念される。ファーガソン監督はこれからのシーズン、非常に難しいマネジメントを強いられる事になるだろう。


Kinnear sorry for Mouse rant
そのあまりに奔放な発言で有名な、ニューキャッスルの暫定監督を務めるジョー・キニア。就任した際にはノッティンガム・フォレストの監督時代に受けたベンチ入り禁止処分のために最初の数試合ベンチに座れない事が話題になり、また就任会見では記者を相手に“Fワード”を連発するなど、まさに奔放な発言を繰り返してきた。

そんなキニアが、また事件を起こした。先週末のフラム戦で敗戦を喫した際、キニアは自チームにFKを与えなかったレフェリーのマーティン・アトキンソンに激怒。試合後のインタビューで「あのレフェリーは何もしないミッキーマウスだ!」などと発言し、当然ながらFAからこのコメントについて取調べを受けた。

今度ばかりは流石に分が悪いと思ったのか、ここに来てキニアは自らの過ちを認め、謝罪している。

「試合後の私のコメントがフラムに対する侮辱になった事については、謝罪する。またマーティン・アトキンソンには自分から電話するつもりだ。日曜日にクレイヴン・コテージで私がした発言のいくつかは不適当なものだったと認め、アトキンソンにもそのことを伝えるつもりだ」

FAがキニア監督に処分を課すかどうかは、来週決定するとの事。もしこれで再びベンチ入り禁止の処分が課されるようなことがあれば、キニアは就任僅か2ヶ月ほどで2度目のスタンド観戦を強いられる、前代未聞としか言いようが無い事態に追い込まれる。すっかり迷走を続けるイメージが定着してしまったニューキャッスルだが、キニアが暫定監督を続ける限り、まだまだ色々な事が起きそうだ。

posted by Alan Hetarade |20:02 | FAプレミアリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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