2008年10月31日
◆Spurs announce new stadium switch◆
電撃的なラモス前監督の解任とレドナップ新監督の招聘、そして上向きつつあるチーム状態など、近ごろ話題の多いトッテナム。その一方で、新スタジアム建設を計画していることが明らかになった。2009年にも、自治体からの認可を目指す方針という。
この計画は“ノースアンバーランド・デヴェロップメント・プロジェクト”と名づけられ、ホワイト・ハート・レーンの近くに新たに収容人数60,000人の多目的スタジアムの建設を予定。このスタジアムは様々な機能を備えた複合施設となるほか、それに伴う周辺地域の整備や雇用の発生により、経済効果も期待できるとしている。まさに近ごろの新スタジアム建設プランの典型、と言って良い。
クラブ側によれば現在スパーズのファンクラブには70,000人が登録しており、キャパシティが36,000人あまりのホワイト・ハート・レーンでは、、毎年22,000人のファンがシーズンチケットを手に入れたくても入手できない状況にあるという。より巨大な新スタジアムを建設することにより、これらのファンに利益を還元するのが目的らしい。
またアーセナルのエミレーツ・スタジアムのように、ネーミング・ライツの売却も予定しているという。資金調達の面を考えれば、妥当な判断だ。
プレミアリーグでは先日リヴァプールの新スタジアム建設計画に待ったがかかったことが話題となったが、この他にポーツマスも新スタジアムの建設を計画しており、同じようなことを目論んでいるクラブは多そうだ。もっともそのスタジアム建設にかかる費用、それによって組まれることが予想される長期に渡るローンのことなどを考えると、これらの計画のうちどれほどが成功するかは、未知数といわざるを得ない。クラブ側にはより綿密なプランニングが求められる事となる。
◆Wenger: Gunners Were Naive◆
そのトッテナム相手に4点を奪いながら、まさかの引き分けに持ち込まれてしまったアーセナル。当然ながら、ヴェンゲル監督は選手に対しご立腹だったようだ。
「私は怒っている。我々はもう一度我々自身を見直し、改善していかなければならない。選手にはとても責任がある。熟成度の問題はインテリジェンスと共に改善するだろう。選手たちはこのミスから学ぶことになる。何故このようなことになったのか理解して、二度と起こらないよう念を入れなければならない」
やはりヴェンゲル監督も、アーセナルの当座の問題は精神面にある、と見ているようだ。選手たちはこのような試合運びをしないよう反省しなければならないが、幸い指揮官が問題点を理解し、しっかりと指摘しているというのは、良い事である。
◆Fergie: Villa Can Break Top Four◆
マンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督は“ビッグ4に割って入る存在”としてアストン・ヴィラの名前を挙げ、高く評価した。
「もし(ビッグ4に)割り込むのであれば、それはアストン・ヴィラだろう。他ではない彼らならば、やれる可能性はある」
アストン・ヴィラはここ2試合で7点を奪っており、攻撃陣が絶好調。ここまで6勝2分2敗で4位につけており、アーセナルと並走している。来る11月は15日にエミレーツ・スタジアムでのアーセナル戦、22日にヴィラ・パークでのマンチェスター・ユナイテッド戦を控えており、冬場に向けて上位争いに留まれるか、最初の正念場を迎える。
ファンや解説者からの評価は非常に高いアストン・ヴィラだが、もしCL出場権の4位以内を目指すのであれば、やはり直接対決でのポイント奪取は必須。先日のチェルシー戦ではほぼ成す術なく敗れてしまったが、あのようにあっさりやられてしまうようでは、やはりまだ上との間には壁がある、という事になる。上位の背後にピッタリつき、直接対決で自らの実力を示せるか。11月のアストン・ヴィラは、要注目だ。
posted by Alan Hetarade |19:31 |
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2008年10月30日
Arsenal 4-4 Tottenham Hotspur
【A:37.Mikaël Silvestre, 47.William Gallas, 64.Emmanuel Adebayor, 68.Robin van Persie】
【T:12.David Bentley, 67.Darren Bent, 89.Jermaine Jenas, 90.Aaron Lennon】
◆攻撃的な4-2-3-1◆
スパーズは前節ボルトン戦から、ラインナップを2箇所いじってきた。出場停止から復帰したベイルが左サイドに入り、またフィットネスの問題から出場を見送ったキングに代わり、怪我から復帰したウッドゲイトがCBを務めた。しかし4-2-3-1というフォーメーション自体に変化は無く、やろうとしたフットボールも、同じだったはずだ。
TV中継のフォーメーション図では3センターの4-3-3のような形になっていたが、実際にはモドリッチがトップ下に入っての攻撃時4-2-3-1、守備時4-5-1のような布陣だった。
これはファンデ・ラモス体制での最後のリーグ戦となったストーク戦で用いられた布陣であったが、このときは開始僅か17分でベイルが退場したために、その真価を試すことは無かった。そしてやはり以前私が書いたように、これがラモスに継続性というものが無かったことをはっきり示していると思われるのだが、その後行われたUEFAカップのウディネーゼ戦では、ラモスはこれを破棄し4-1-4-1を採用している。そしてその試合に負けた後、ラモスは解任されたという事だ。
ハリー・レドナップ新監督は表向きはボルトン戦での布陣に関しては口を挟まなかったという事になっているが、やはり時間が無い中だったとはいえコーチ陣との間で協議を行い、その結論としての4-2-3-1の採用だったのだろう。ボルトン戦で“たまたま”上手くいっただけでレドナップ監督がこの形をアーセナル戦でも続けて用いたと考えるのは、不自然である。どちらにせよレドナップ監督は、前任者には無かった継続性を、既にチームにもたらしているのだ。
そしてこの“レドナップ式4-2-3-1”は、ラモス時代のそれとは違って、非常に攻撃的である。何より中盤の底の2枚がハドルストーンとジーナスという、より攻撃面での貢献が期待される2人になっていることがそれを示している(ストーク戦では、ジーナスとゾコラ)。またラモス前監督が一貫してLBとして起用してきたベイルを攻撃に専念させるポジションで使ってきたことも、興味深い。絶望的な得点力不足に喘いでいたチームを立て直すにあたり、まず何をもってスタメンを組むのかというレドナップ監督の意思が、はっきりと表れている。
◆早急に克服すべきはセットプレイのみ◆
このようにまずは攻撃的なメンバーで臨んでいる現状、ある程度後ろがお留守になることはやむを得ないだろうし、おそらくレドナップ監督もそれを承知でこのメンバーを組んでいるはずだ。もちろんジーナスにしろハドルストーンにしろ、守備が出来ないわけではない。しかしやはり理想としてはここにアンカーとして、ゾコラ或いはチョルルカを配するのが一番バランスが取れている。
しかし上述したとおり、今はそういった問題点にある程度目を瞑ってでも、得点力不足の解消が絶対に必要だった。そのため中盤と最終ラインの守備での連携が悪くなることもレドナップ監督としては覚悟していただろうし、技術の高い選手が集まり破壊的な攻撃をかけてくるアーセナルから流れの中で2失点というのは、もちろん失点が少ないに越したことは無いにせよ、許容範囲内だろう。
そのためより一層の課題となるのは、セットプレイでの守備だ。この試合では最初の2失点をCKからのヘディングで失い、その後もシルヴェストルにフリーで合わせられるシーンがあるなど、セットプレイでのハイボールの処理はボロクソだったと言ってよかった。特に悲惨だったのが1点目のシーンで、シルヴェストルをフリーにしたばかりか、GKのゴメスは味方のポジションを把握できておらず、ボールではなくジーナスの頭に向けてパンチングに行ってしまった。
これはまず勿論、マーキングの問題がある。ギャラスのシュートに関してはチョルルカが油断したと言えるが、シルヴェストルのマークが完全にお留守になっていたのは、頂けない。またゴメスのプレイに関しても、DF陣との間での“役割分担”が出来ておらず、この点で練習不足であることを露呈している。正直に言ってつまらないミスだし、このような失点を重ねていては上位進出はあり得ない。守備面での優先順位をつけるのであれば、まずはここが一番の課題となるだろう。
◆またしても気が抜けたアーセナル◆
さて対するアーセナルである。こちらは攻撃に関しては何も問題は無い。相変わらず各選手ともに見事な技術を持っているし、連携も抜群。また積極的にミドルシュートを打つ姿勢が見られた点は、評価に値する。
やはり課題となると、精神的な面だろう。以前から何度もこのブログでは書いているが、今シーズン全体を通してアーセナルの課題となるのが、経験不足の若手選手がいかにしてその“経験”を積み、自分たちにはない老練さ、ゲームの展開力といったものを身に付けていくか、ということになる。このゲームではまさに、そういった面で彼らがまだまだ未熟であることが出てしまった。
4点目を取った後、あまりにも気が抜けすぎた。確かに4点も奪えば勝った気にはなるだろうし、実際の所見ていた私なども、これで勝負が決まったと思ってしまったのは事実だ。
しかしよく考えてみれば、それまでに彼らは既に2点を失っているのである。確かに攻撃に関しては上手く行っている。だが、2点も取られているのであれば、気を抜いてしまえばさらにこれからも失点する可能性はあったのだ。4点取っていても、4-0ではなかったのである。ところが彼らがまるで4-0で勝っているかのような精神状態に陥ってしまったのは、画面を見ていても伝わってきた。
確かにこれは結果論ではある。しかしこの試合の結果は、4-4のドローなのだ。そうである以上、アーセナルの選手は精神的な緩みがあったことを反省しなければならない。彼らがこの種の油断から星を落としたゲームとしては真っ先にハル・シティー戦が挙がるが、この試合のアーセナルは4点目を取った68分以降、まさにこのハル戦と同じ状態になってしまったのだ。レドナップ監督がモチベーターとして機能し、最後まで競争心を失わなかったトッテナムとの差が、出てしまった格好だ。
◆試合の中で修正が効かない◆
心に隙があったため、アーセナルの選手は勝負に徹することができなかった。終盤の局面で、そこまで決定的なチャンスになっていないのにボールキープにいかずクロスボールを上げてボールを奪われてしまうのは非常に勿体無いし、優勝を狙うチームであればまずやってはいけないことだ。確かにゲームとしては面白いし、それがアーセナルのスタイルでもある。しかし時にはそれを捨ててでも、勝負に徹しなければならない。それでポイントを失っては、元も子もないのだから。
また4失点すべてがミドルレンジ以下のシュートから生まれた失点である。1点目の意外性のあったベントリーのロングボレー、そしてクリシーの不幸なミスから始まった3点目のジーナスのシュートに関しては、確かに彼らからすればどうしようもないものだったと言える。しかし4点目まで同じような位置からのシュートが元で失ってしまえば、これは不注意と言うほかない。
残念ながらこの日ピッチ上で、この点に気がついたアーセナルの選手は1人もいなかったようだ。あの位置でシュートを打たれてはいけない。にも関わらず、アディショナルタイムでモドリッチに打たれたのだ。確かにシュートは素晴らしかったが、それが出来るだけの技術を持った選手が敵に揃っている以上、やはりケアをしなければならない。
総じて言えることだが、アーセナルの選手はゲームの展開に応じたプレイ、またはゲームの中で修正を加えていく、ということが行えていなかった。4点取ったことに胡坐をかいてしまい、そこから先、時間を稼ぐプレイの選択、ポジショニングの修正、といったものを放棄してしまった。それが終盤にアーセナルが失点を喫した理由であり、また彼らが精神的な面でまだまだ成長しなければならないことを表してもいる。
共に評価すべき点は多かったが、その一方で課題がはっきりした試合でもあった。アーセナルは以前からの課題が浮き彫りになり、一方でスパーズの方は、これまでは見つかりすらしなかった課題が見つかった、即ち改善していく余地が生まれた。内容、性質ともまったく異なる課題が表れたこの試合は、両チームの現状が色濃く反映されたゲーム展開、そしてこの結果となった。
posted by Alan Hetarade |18:44 |
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2008年10月27日
というのは流石に言いすぎかもしれませんが、ファンとしてもなんだか狐につままれたような気分だというのが本心です。いや、そりゃあ文句なしに、最高に嬉しいことではあるんですけど(笑)
Chelsea 0-1 Liverpool
【L:10.Xabi Alonso】
遂にあの、4年以上アウェイチームが勝っていなかったスタンフォード・ブリッジでチェルシーに勝ってしまいました。しかも今シーズンのリヴァプールらしくない、先制して粘って守りきる形で。
リヴァプールというのは元々大一番での集中力がすさまじいチームで、そうなってしまうともはやどんな不利な状況だろうが勝負を引っ繰り返してしまう底力のようなものはあったわけです。ところがそのモチベーションの維持が上手い事いかず、リーグ戦ではこれは勝てるだろうという相手にぐだぐだと引き分けたり、という事が多くて、なかなか成績が安定しませんでした・・・・というのが、昨シーズンまでのお話。
このチェルシー戦、フィジカル的に疲れが溜まってくる頃なのでどうかな、と思ったのですが、選手は予想を覆してはつらつとプレイしていました。逆にチェルシーの方が、いろんな意味でギクシャクしていたなー、という印象。
この辺りの差には、直前のCLでの戦いが影響しているのかな、と思いました。途中から思いっきり主力を下げてチェルシー戦にフォーカスを当てたリヴァプール、対してローマ相手に最後まで気の抜けない戦いを強いられたチェルシー。結果的にリヴァプールは追いつかれてしまい、一方チェルシーは逃げ切って勝利を得たわけですが、後半肩の力を抜くことができたのはリヴァプールの方だったのではないでしょうか。
そういう点で、リヴァプールの選手たちはより精神的にもフレッシュな状態でチェルシー戦に臨めたのではないか、という気がしました。監督の采配からして「次の試合が大事だぞ」というのが伝わってきたわけですからね。
アストン・ヴィラ戦でも、ラファの“引き分けでいいよ采配”は見られたわけですが、今シーズンはこういうモチベーションにメリハリをつけるようなマネジメントが上手くなったな、という印象があります。もちろん試合の中での選手起用も大当たりで、この日もトップに入ったバベルは身体を張ってよく健闘しましたし、ロングボールをはじき返しまくったヒーピアに関しても然りなわけで、ミクロとマクロ、両方の面でのラファのチーム管理が上手くいっていますね。
また守備陣は最後まで集中を切らずに戦えたわけですが、それはあのアトレティコ戦での教訓が生きたのかな、と。こういうところが良い循環になってくると、チームはどんどん勢いに乗れるのではないでしょうか。
それにしても、この試合はシャビ・アロンソに尽きますね。守備で多少のミスはありましたが、ラッキーとはいえ唯一のゴールを奪ったわけですし、あのFKも凄かった。ピッチを縦横無尽に走り回って、繋ぎ役という点ではまさに最高の働きでした。つくづくオフに出さなくて良かったね、ラファ。そしてこれからも出さないでくれよ(笑)
さて対して、チェルシーは遂に負けてしまいました。まぁ中堅チーム辺りにやられて「えーっ?!」ていう形で無敗記録が終わると後々に尾も引いたでしょうが、今シーズン絶好調のリヴァプールに負けるのは、納得とは言いませんがまだダメージは少なくて済むのかな、という気がします。とにかく、気を取り直して次から勝っていくしかないわけですからね。
次の相手はハル・シティー、さり気に勝ち点20同士のガチンコ対決です。シーズン前、こんな状況で第10節のこの試合を迎えようとは、世界中で予想した人が1人でもいたのだろうか(笑)
ただとにかく、もう一度気を引き締めることが必要でしょう。この試合、焦りから攻撃が殆ど機能しなかったわけですが、ハル相手にもそれをやってしまうとまずいですからね。さすがにいくらハルが絶好調とはいえ本来のチェルシーに勝てるはずなんてないとは思いますが、どこかに綻びがあればそれを突くことは出来るはず。
この試合みたく、アネルカへのロングボールが主体の攻撃になってしまってはいけませんね。勿論アネルカも強い選手なのでそこそこボールは収まってしまうのですが、それは本来のチェルシーの形ではない。やはり中盤でデコやランパードがボールをキープして、そこから両ウィング、或いはSB辺りの選手がどんどん走りだし、縦へのダイナミックな揺さぶりで相手を混乱させる、というのがチェルシーのスタイルですから。
決して焦らずにそれを忠実に実行できるかどうか。今シーズン最初の、踏ん張りどころでしょう。
posted by Alan Hetarade |16:05 |
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2008年10月23日
Atlético de Madrid 1-1 Liverpool
何だろう、この見てもちっともブログの更新意欲が沸かない試合は(笑)
試合の内容も内容でしたが、レフェリーがあそこまで誤審を連続しちゃうと、ねぇ(苦笑) 見ているほうとしても萎えるし、やってる方もやる気を削がれちゃうんじゃないかな、なんて思いました。ハンドは取らない、かと思えばオフサイドじゃない場面でもオフサイドを取る・・・・ もし全ての判定が厳密に行われていたらもうちょっと大味なスコアーになったはずなんですがねぇ。そうすれば、選手も気合が入っていたかも。
もっとも怪我でいなくなったトーレスはおろかアグエロもフィットネスの問題でスタメン落ちってことで、その時点で熱戦を望むのは無理な話だったのかもしれませんがね。もちろん両チームとも他にも良い選手は揃っていますが、今回話題になるとすればやっぱりこの2人、だったでしょうから。
ま、ただ結果からすれば、リヴァプールは上手く選手をターンオーバーさせつつ1ポイントを確保、アトレティコとしても後半は攻め立てたので欲を言えば勝ちたかったところでしょうが、グループ一の強豪から1ポイントを取ってステージ突破の足固めをした、って事でOKなんでしょう。
しかし不可解だったのは、あのジェラードからの完璧なクロスボールに対し、なんでキーンはわざわざ右足ヒールの難しいシュートなんか狙ったのか、って事ですよねぇ(苦笑) あんなもん普通に蹴りこむだけで豪快なゴールとして映りも良いだろうし、そもそもキーンってプレイに無駄な装飾を施すタイプじゃないのになぁ。1点取って気分が良くなっちゃったんでしょうかね。
さて次のアンフィールドでは、シナマ・ポンゴルとルイス・ガルシアが“凱旋”ってことになりますね。トーレスほど騒がれないだろうけど(笑) 自分もここぞという場面では頼りになるプレイをしてくれたルイス・ガルシアは大好きだったので、アンフィールドのピッチに立つ彼を再び見られるのは嬉しい限りです。今日は出来が悪くて45分で代えられちゃったけど・・・・
posted by Alan Hetarade |21:30 |
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2008年10月20日
昨日から今日にかけてはセリエAを2試合見ました。ま、1試合目の方に関しては、途中で寝コケてしまったのですが、得点が全部入った後だったからOKってことにしてください(笑)
Bologna 3-1 Lazio
【B:5.Sergio Volpi, 12,26.Marco Di Vaio】
【L:51.Tommaso Rocchi】
どうやらラツィオが絶好調らしい。ので、どれどんなフットボールをやってるんだろう・・・と思って見てみたら、ボローニャにボロクソにやられてしまいました。
先日も「赤嶺ってのが調子良いらしいから見てみよう」と思ってFC東京の試合を見てみたら、それがあの清水戦で、FC東京の守備陣が大崩壊してしまい、赤嶺どころじゃなかった・・・なんてことがありました。どうやら私が興味本位で試合を見ると、対象にされたチームはボロ負けするようです・・・
なんてのはともかく。何でもアッリゴーニ監督の首が掛かっていたので気合が入っていたらしいボローニャがホイッスル直後からすっ飛ばして、5分にいきなりヴォルピが素晴らしいFKを突き刺してボローニャ先制。と同時にボローニャの各選手がベンチに座る監督の元に殺到、折り重なる選手に押し潰されて息が詰まり苦悶の表情を浮かべるアッリゴーニ(笑)
まるでリッピをビンタしたりのど輪を食らわせたりと大暴れしたガットゥーゾを彷彿とさせるようなシーンでしたが、それだけ監督と選手の絆が深いということなのか。正直アッリゴーニは迷惑そうな顔をしていました(苦笑)が、何にせよあの選手の喜びようは尋常ならざるものを感じさせました。
おそらく当然の如く勝つ気満々でアウェイに乗り込んだであろうラツィオはこの先制パンチで面食らってしまい、ヴォルピの左からのCKをディヴァイオが頭で叩き込んで2点目。さらにロングボールが一発ぽーんとボックス中央のディヴァイオに入ったと思ったら、トラップ一つでマークについていたDF2人を振り切り、次の瞬間には左足一閃。これで3点があっという間に入ってしまいました。
ラツィオはボールは支配できるものの、1トップのサラテがずるずると中盤に下がってしまうため、結局最後の突破口を見つけられず。ロッシ監督はイエローを1枚貰っていたにも関わらず危ないタックルを続けていたダボを前半のうちに下げてマウリを、さらに後半の頭からサラテに替えてロッキを投入。
これが当たって後半開始直後にロッキが1点を返し、その後もラツィオが優勢に試合を進めましたが、ボローニャも何とかしのぎきりそのまま3-1で勝った模様。
とりあえず両チームの特徴とかよく分からんのであまりどうこうとは言えないのですが、試合の入りの段階でモチベーションの差が如実に出ていた気がします。あの1点目が入ったときの喜びようといい、アッリゴーニは選手に愛されているんだな、と。このご時勢、なかなか珍しい光景にお目にかかれた気がします。
ラツィオはこの試合、完全に“やってしまった”といったところでしょうか。まぁボールは支配できていたわけですし、ロッキが入った後半はそこそこ形も作れたのですが、ディフェンスがなぁ。ミラン戦でも大量失点していましたが、こういう気の抜けた内容でコロッと負けてしまう辺り、まだまだトップを狙うには足りないものが多いのかな、という気がしました。
Roma 0-4 Internazionale
【I:6,47.Zlatan Ibrahimović, 54.Dejan Stanković, 56.Nsofor Obinna】
う~ん、これはチーム状態の差が如実に表れた試合になってしまいましたね。ローマのインテルに対する苦手意識というものもあるでしょうが、それだけでは片付けられない差をインテルが見せ付けたというか・・・・
ローマのほうもトッティが復帰したということで攻撃でそこそこ形を作ってはいましたが、それでも良い場面でのシュートが枠に飛ばないというのは、不調なチーム故の悪い循環か。ま、形は見えていたわけで、これから良くなっていくとは思いますがね。もっとも、高齢のトッティへの依存度が相当に高いものではありますが。
さらに問題なのは、やっぱり最終ラインでしょう。よりによってパヌッチとメクセスという大黒柱2人をこの試合で欠いたのは不運としか言いようがないですが、フアンにしろロリアにしろ、この2人からはだいぶ落ちるパフォーマンスといわざるを得ない状態でした。せっかくシシーニョとリーセという、素晴らしい攻撃力を備えたSBを揃えているのに、後ろが不安では彼らもおちおち上がれませんからね。というかこの2人を使う以上、CBの能力が高いことは必須条件になるわけですが。
という事で、長いシーズンを見据えた場合、この最終ラインはあぶなっかしいなあ、と。攻撃面でもトッティへの依存度が高いわけですが、あまり戦力を入れ替えなかった今シーズンこうして苦戦しているわけですから、ローマも過渡期に差し掛かりつつある、という事でしょうかね。
さて対するインテルですが、こちらからすればまさに余裕の勝利。ただクアレスマとオビンナに関しては課題が多かったというか、前者はゴールを狙う積極性は光るもののまだまだ周りが見えていないのでそういった動きがスタンドプレイのように映りましたし、後者はパスやトラップのミスが多い上に判断の遅さが目だってブレーキ状態に・・・・なんて思っていたら、とんでもないゴールを決めたのですが(笑)
要するに2人とも爆発力はあるわけで、あとはどう地に足をつけて、周りと合わせていくか・・・・という事になりそう。マンシーニにしろアドリアーノにしろそうですが、モウリーニョ式の3トップを体現する両サイドのウィンガーに関しては良くも悪くもアクが強い人が多いので、彼らをどう使いこなせるか、というのがシーズンの良し悪しを左右しそうですね。
・・・とはいえ、ローマがこれでユーヴェもイマイチ、ミランはなかなか安定せずラツィオも優勝は狙えそうに無いライバル不在の今、よっぽどへまをしない限りスクデット獲得はほぼ間違いないんですよね。という事で、モウリーニョのスタイルに変貌したインテルを見る上では、やっぱりCLの、それも決勝Tに入ってから当たる強豪チーム相手にどこまでやれるか、ということが楽しみになりそう。
今はまだサイドアタッカーも横一線といった扱いになっていますが、これからのシーズンで誰が彼のスタイルにフィットしていくのか、見ものですね。
posted by Alan Hetarade |19:23 |
セリエA |
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2008年10月19日
今回は特に下調べとかするでもなく(陸マガは買ってるけど、積んでます・・・)ただ“見ただけ”といった感じだったので感想程度にとどめますが、一応見るには見たので記事を書いておきます。
まずはレースの方から。何と言っても優勝した東農大の外丸!この選手は本当に安定感があるというか、駅伝にしろこういう箱根の予選会みたいなのにしろ、ロードでは本当に安定して強さを発揮しますよね。勿論トラックでの実績も素晴らしい選手ではありますが、昨年の箱根2区や都道府県駅伝、そして今回の予選会のようなレースを見せられると、この人はロード向きなんだなぁ、と思ってしまいます。
何にせよ、順調に力を伸ばしているようで良いですね。今日のコンディションで1時間カットは素晴らしい。箱根の2区では、日本人トップも狙えるでしょうし、ぜひそこにトライしていってほしいですね。
続いて2位に入ったのは城西の田中でしたが・・・・スミマセン、正直知りませんでした(汗) 城西といえば高橋や伊藤が力のある選手ということでトップ争いをするかなぁと思っていましたが、2年生にして並み居る強豪を下して2位に入るとは。箱根の区間配置についてはなんともいえませんが、この選手を2区に置ければ、スパート力のある高橋を1区に配する事ができるので、そうすれば相当面白いのではないでしょうか。
3位に専修の五ヶ谷、その後は高橋、伊藤、出口、吉田、野口、松本、小野、北条、清水・・・と知った名前の選手が続きました。要するに、各校のエースといわれる人たちが順当に上位に来たわけで。佐藤を除いて、という事になりますがね(苦笑)
今回は松本が積極的にペースを作ったことにより序盤から集団の人数が絞られたわけですが、それゆえに各々の意地の張り合いといいますか、気持ちと気持ちがぶつかり合うレースが見られた気がします。そういう点では、最後アクシデントに見舞われたものの、このレースを作ってくれた松本がトップ10でフィニッシュしたのにはホッとしたり。いずれにせよ実力に関しては折り紙つきですから、箱根ではぜひ会心の走りをしてもらいたいものです。
ではここから、学校別の結果について。
城西はついに1位突破しましたね~。ここ数年は、予選をトップ通過できるだろうと言われつつ毎回思うようにいかず3位くらいで突破しては、本戦で11位・・・・という形でしたが、今回はきっちり1位。まぁ例によって伊藤が失速したりということはありましたが、田中と高橋をトップ5に送り込んだわけですし、10人が力をそろえて走れたというのは大きいでしょう。来年こそ届くんじゃないんでしょうか、シード。
シードという点では、2位の東農にも期待がかかりますね。エースの外丸や清水は勿論、10位の選手はちょっと遅れてしまいましたが、8人がトップ100以内でフィニッシュ。力が揃っていますし、エースに関しては充分トップで争える実力を持っていますからね。これはチャンスでしょう。あとは今回不発だった椎谷がもうちょっと頑張ってくれればな~、といったところでしょうか。
そして初出場を決めた上武!いや~、ついに来ましたね。1500mで強い長谷川はさすがに距離が長すぎたのか、集団走から1人抜け出すところまではいかなかったようですが、それにしても見事な集団走でしたね。今日のこの上武が典型的でしたが、集団走が機能したチームって、後半になるにつれてどんどん順位が上がっていくんですよね。この特殊な箱根駅伝の予選会では、言葉は悪いですがいかに落ちこぼれを防ぐかが勝負の一番重要なポイントですから、そこをしっかり抑えてのこの上武の走りは本当に見事でした。
一方、突破はしたものの・・・といったのは、日体大、東海、順天堂辺りでしょうか・・・
日体大と順天堂はここ1,2年で力のある選手が抜けてしまって、正直ちょっとスケールダウンした感は否めないですね。それでも本戦では頑張って欲しいのは勿論ですが、ちょっと今は厳しい時期にあるのかな、という気がします。
それは東海も然りで、今日沈んだのは勿論佐藤の失速という事もありますが、ちょっと総合力では厳しいよなぁ、と・・・・ 佐藤はもちろん力がありますし、急成長した吉田も区間賞争いできるだけの力を持っていますが、他はちょっとなぁ・・・・といったところでしょうか。出雲を取った勢いがある頃からするとだいぶ選手も入れ替わりましたし、こちらも今年、そして佐藤と吉田が抜ける来シーズンはもっと厳しくなるだろうなぁ、と。
・・・・といったところですが、何にせよ良いレースでした。あーっ、今から箱根が楽しみだなぁ。まだ2ヵ月半も先なんですけど(笑)
posted by Alan Hetarade |02:50 |
陸上競技 |
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