2008年04月30日
Manchester United 1-0 Barcelona
【MU:14.Paul Scholes】
◆大きな山を越えたユナイテッド◆
正直、後半の記憶が断片的なものしかないのですががが(笑)
まぁなんにせよ、ユナイテッドが勝利して決勝進出。国内では安定した成績を誇る一方、ここ数シーズン、CLでは苦杯をなめ続けていました。グループステージでの敗退も経験し、そしてあの最強と謳われた昨シーズンですら、ミランの前に完璧にしてやられました。
迎えた今回の試合も、バルセロナがここに来てメッシの復帰もありにわかに調子を戻してきたこと、そして直前のゲームでルーニーとヴィディッチという絶対的な選手2人が怪我をしてしまうという、ユナイテッドには不利な条件がいくつかありました。しかしそれを跳ね除けての決勝進出。今日の試合でも、新戦力のハーグリーヴス、ナニといった辺りが、怪我人の穴を完全に埋めるとまではいかなくとも、与えられた仕事は着実にこなしました。
昨シーズンはパク・チソンやネヴィルの離脱後は一部の選手が出ずっぱりになり、ミラン戦を迎えた段階で明らかにパフォーマンスが落ちていたのですが、こういったところで控えの選手がしっかりフォローできるようになったことが、この勝利に繋がったと言えるでしょう。
◆スコールズが挙げた“1点”以上の成果◆
開始直後はメッシを中心としたバルセロナの前にユナイテッドはたじたじ、攻めに移ろうにもボールの出しどころが無く・・・・といった状態でしたが、そんな状況を打破したのがスコールズの一撃でした。
あの得点シーンをミクロ的に見ると、まずロナウドがこの試合で前を向いてボックスに近づいていった、ほぼ初めてのシーンだったと言っていいでしょう。結果的にはつぶされましたが、しかし諦めずにディフェンスに行った。ロナウドは後ろ向きに下がりながらのディフェンスはやりませんが、前を向いてのディフェンスであるならばけっこうガツガツ行くんですよね。で、相手のクリアーミスを誘い、それを受けたスコールズがすばらしいミドルシュートを決めました。
このようなロナウドの積極的な姿勢が得点に繋がったと思うのですが、スコールズのシュートももちろん見事でした。正直、今シーズンのスコールズのパフォーマンスは昨シーズンほどではなかったように思えたのですが、やはり精神的な主柱となれる選手がゴールを決めたのが大きかった。昨シーズンも確か、どの試合かは忘れましたがCKからのボールが流れてきたところをボレーで叩いて決めたすごいシュートがありましたが、今シーズンはああいうミドルも影を潜めていましたからね。それがこの大舞台で出るとは、さすがと言うしかない・・・・
あれ以降、リオ、スコールズ、キャリックという、中盤以下でパスの供給源となる3人のボール捌きが、明らかに変わりましたからね。そういう点では、単なる数字上の“1”という数字より、もっと大きいものを、スコールズはユナイテッドにもたらしたと言えるでしょう。
◆名実ともにヨーロッパの頂点へ◆
バルセロナについてぜんぜん書いていないわけですが、まぁそれは筆者の趣向というか、普段見ていないってことで(笑) そういう人間があんまりごちゃごちゃ書くのも、おこがましいでしょうしね。
ただ一つ言えるのが、昨シーズンから最強といわれ、リーグ戦での2連覇にも手がかかっているユナイテッドが決勝に進出したというのは、至極妥当な結果ではないのかと。残念ながら今シーズンのバルセロナが頂点に立つような戦いをしていたかというと、それは違うでしょうからね。一昨シーズンのバルサなんかはまさしく名実ともにヨーロッパの覇権を握るにふさわしいクラブだったわけですが、今やその座にはマンチェスター・ユナイテッドが着こうとしている、となるでしょう。
となると、もう一つの試合ではチェルシーが勝つべき・・・・となるんですけどね。いやまぁ、私はリヴァプールを応援するわけですが、チェルシーが勝ったほうがあらゆる意味で自然な形となりますし、決勝戦も盛り上がりそうですからね。正直、レッズがユナイテッドに勝てるとは思えないので・・・・・
なので、心情的にはレッズ応援ながらも、興行的にはチェルシーが勝ったほうが良いかなぁと思っているのです。ま、こう思っておけば、勝っても喜べるし負けても諦めがつく、っていう補完ができるわけですけれども(笑)
posted by Alan Hetarade |12:27 |
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2008年04月30日
今、NHKスペシャル“ミラクルボディー”の第3回、ハイジャンプ 翼なき“天才”を見ました。
この番組は、各競技のトップアスリートを多角的に分析、解説するドキュメンタリーです。スーパースローカメラを使った、“瞬間”の技術の分析、また身体的なデータの計測、練習内容のピックアップ、そして各選手へのインタビュー等から、トップアスリートがどのようにしてその競技をこなしているのか、とても詳しく解説されています。
第1回は100m走にスポットを当て、アサファ・パウエルを中心に、タイソン・ゲイとの走りの比較や朝原宣治との身体的なデータの比較を行い、また身体能力でゲイを上回るパウエルがなぜ世界陸上ではゲイに負けたかということも、メンタル面から解説していました。第2回は水泳のマイケル・フェルプスの特集で、彼の泳ぎのメカニズム、その根底にティーンエイジの頃の厳しいトレーニングがあったこと、またフェルプスが行っているトレーニングに日本記録保持者である佐藤久佳がチャレンジした様子や、佐藤のストレートアームについても、スーパースローカメラを使って解説していました。
そしてこの第3回は、タイトルにもあるように走り高跳びの特集。アテネオリンピック金メダリストで、現役選手としては最高の記録を持つスウェーデンのステファン・ホルム、そして昨年、競技生活僅か1年半で世界陸上の金メダルを獲得したバハマのドナルド・トーマスの2人にスポットが当てられました。
あまり詳しい内容を書くことは一応避けておきますが、垂直飛びの比較、科学的な理に適ったホルムの跳躍の分析、一方自らの身体能力を生かして飛ぶトーマスの跳躍の分析、幼いころからハイジャンプに憧れてきたホルムの思い、そして直近の試合で自らのジャンプを改造しようと試行錯誤を重ねるトーマスの“変化”、・・・・などなど、とても興味深い内容でした。自分はハイジャンプという競技には疎いのですが、この番組は非常に楽しく見ることができましたし、第2回で水泳が取り上げられた時にも目からうろこの話の連続でしたから、その競技を知らない人でも経験者でも、誰もが楽しめる番組構成になっていると思います。
・・・・で、べつに私はNHKの回し者というわけではありません(笑) ただ、この番組は自分にとって、やたら新鮮なものだと感じられました。少なくとも、スポーツドキュメンタリーとしては、珠玉の出来とも言える番組です。
じゃあなんで、これまで見てきたスポーツドキュメンタリーと呼ばれる番組に比べ、この番組が優れているように思えたかという事を考えてみたのですが、それはこの番組が、心・技・体の全てをフォローしているからではないかと思いました。
この番組は、表向きはスーパースローカメラを使った“技”の解説、データの測定や同じくスーパースローカメラを使って示される“体”の解説がメインとなっています。しかしそこに上手い具合に選手のインタビューや試合の模様を取り入れることにより、“心”の部分も非常によくクローズアップされています。例えばパウエルの場合には、世界陸上前夜のプライベートな彼の映像や、走っているときに感じていた事をパウエルが応えるインタビューを元に、それらの感情が実際に世界陸上決勝での走りにどのような変化をもたらしたか、写真を通して解説することにより、“心”が“技”と“体”に与えた影響を解説しています。
スポーツではよく“心・技・体”という言葉が使われます。それは、スポーツでベストなパフォーマンスを発揮する上で、これら3つが全て万全な状態にあることが必須であるためです。いくらこのうちの一つが優れていたからといって、べつの一つが劣っていれば、勝利は遠のきます。この3つのバランスが取れ、いずれも高いレベルにある選手が、素晴らしい結果を残すのでしょう。
ただ、短い時間で視聴率を稼ぎたい場合、TVのドキュメンタリーというのは大抵の場合、“心”に入れ込みすぎる傾向にあるように思えます。先日、某深夜のニュース番組のキャスターが北島康介にインタビューしているものを見ましたが、アレなんかは完全に“心”の部分のみがクローズアップされているものの典型と言えるでしょう。まぁその心の部分でも、アスリートの思いとかを到底無視した質問をそのキャスターは連発していたわけで、こんなくだらない質問にもきちんと答える北島はやっぱり人間が出来ているというか、対応もプロフェッショナルだよなぁ、なんて感心したりしたわけですが(笑)
今回のNHKの番組は相当に手間とお金をかけているので、特に番組の制作費が著しく違ってくるであろう民放の番組に、このレベルを求めるのは困難なのかもしれません。ただ、どうにもお涙頂戴路線に大衆を導きやすく、それがためにスポーツの本質から離れているように思えるマスメディアの報道が多い中、この番組はスポーツドキュメンタリーの“あるべき姿”のようなものを体現しているのではないでしょうか。
posted by Alan Hetarade |01:47 |
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2008年04月28日
先週末はサークルの新歓やら某イベント(聖火リレーじゃないですよw)やら色々あって、結局帰宅したのが昨日の夕方。疲れから寝こけてしまい、結局チェルシーとユナイテッドの大一番を先ほど観た、という状態です。来週末も家の用事がちょっと入ってしまっているので、このシーズン終盤に来て殆どまともにフットボールを見られていないというのが、何ともはや・・・・
試合自体については開催から2日が経ってしまっているのであまりとやかくは言いませんが、まぁチェルシーが押していたわけですし、妥当な結果じゃないのですかね。同点になった時には「『このシーズン終盤に来て、カルヴァーリョのミスで4ポイント落とした(スパーズ戦のミスを含めて)のは痛い』って書くしかないかなぁ・・・・」と思っていたのですが、バラックの大爆発、そしてシェフチェンコのチェルシー在籍時における一番の大仕事、いやまだこれが一番と言ってはいけないのか(笑) まぁとにかくそんな感じで、チェルシーが勝ちました。
さてその試合、ユナイテッドはテヴェス、エヴラ、スコールズといったあたりを休養させ、ロナウドも途中から・・・・という策を採りました。ここで負けてもラスト2戦で勝てば良いわけですし、チャンピオンズの事も考えると、妥当とも思える采配でした。
・・・・が、その試合中に負傷した2人、ルーニーとヴィディッチについては、どうも状態が思わしくないようで。
◆Rooney and Vidic miss training◆
ゴールを決めた際に痛めてしまったルーニー、不可抗力とはいえドログバのニーキックをまともに喰らってしまい、口から大流血した上脳震盪も起こして退場したヴィディッチ。なんだか両者とも、パフォーマンスの割りに怪我に関して今シーズンは恵まれなかったなぁと思うほかないのですが、その2人が月曜日の練習をお休み。バルセロナ戦に出てくる可能性は低いようです。
となると、テヴェスの1トップでギッグスをその下に置く、という形が現実的か。ただ近ごろのサー・アレックスはロナウドをトップで使いたがる傾向があるので、テヴェスとロナウドの2トップかもしれません。個人的には前者の方が良いと思うのですが・・・ 最終ラインはまた右がハーブリーヴスということになるのでしょう。シルヴェストルはなかなか良いパフォーマンスを見せていたように思えましたが、バルサ戦はフィジカル勝負というよりは速さ勝負になるでしょうから、ここは順当にエヴラでしょうね。
ただ、本来戦力を温存したはずのユナイテッドの側にこうして2人も怪我人が出たというのは・・・・ 結果論的に、サー・アレックスの消極的な采配が失敗を招いた、みたいなことになりそうな気配も。これで公式戦3試合勝ち無し、次のバルサ戦を落とすような事があれば、週末はここのところ悪魔に取り付かれたかのように苦手としているウェストハムを相手にずるずると行く可能性も。一気に雲行きが怪しくなってくることも考えられますね。
対してチェルシーの側は、ランパードが復帰するのではないか、という話もあるようで。バラックとドログバの一件があったとはいえ、結果としてチームは勝利してランパード及びお母さんに勝利を捧げたわけで、雰囲気は良いでしょうね。ランパードの復帰を助ける薬にもなったでしょうし。何より、スタンフォード・ブリッジが今シーズン一番の雰囲気を作れ、そのままの流れでリヴァプール戦に行けそうなのが大きいです。
まぁそうかと思えばコロッと負けてしまうこともあるのが今シーズンのプレミア上位陣なんで、まだよく分かりませんけれど(笑) 個人的には当然レッズ応援で行くわけですが、ユナイテッド戦のようなテンションで掛かられると厳しいだろうなぁ、とも思います。もっともその逆、あれでちょっとした燃えつき症候群にかかることも考えられるので、この辺りはゲームの立ち上がりでチェルシー、及びスタンフォード・ブリッジがどんな感じになるのか、注目ですね。
posted by Alan Hetarade |22:20 |
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2008年04月24日
Barcelona 0-0 Manchester United
本当はこのまま粘るかどうにかしてUEFAカップを見たいのですが、ちょっと体力が限界に差し掛かりつつあるので、おそらくこのエントリーを書いてコメントにレスをつけたら寝ることになると思います。一応目覚ましはかけてみますが、まぁ残念ながら基本的に1人で起きられない残念な人間ですので・・・・
さてこの試合ですが、とにかくユナイテッドのフォーメーションばかり気になっていました。ブラックバーン戦がどうだったのかは知りませんが、ロナウドの1トップで、その下に右からルーニー、テヴェス、パク・チソンが並ぶという布陣は、初めて見ました。本来ルーニーやテヴェスが前にいて、彼らの動き出しと後ろから上がってくるロナウドとの連携が抜群なのが、ユナイテッドの攻撃。しかしわざわざその形を崩しての、ロナウドの1トップ。結果的にも攻撃では殆ど良い形を作ることは出来ませんでした。
じゃあなんでわざわざこんな形にしたんだろう、という事になるのですが、そこは守備面を重視したからではないかと。ロナウドよりはテヴェス、ルーニーのほうが丁寧な守備をするわけですしね。バルセロナもだいぶ駒が揃ってきましたし、ロナウドが守備に力を割かれるくらいなら、最初からルーニーを置いておけば・・・・というのがあったのかもしれません。まぁ、必ずしも成功したとは言いがたいですけれど、大分崩されかけていたとはいえ0点に抑えたということで、ひとまず悪くない結果なのではないでしょうか。
週末のチェルシー戦、そして来週のオールドトラッフォードでの試合・・・・ 絶対に落とすことが出来ない2戦が続くのがユナイテッドです。それを目前にして、このバルセロナで体力を浪費する戦いはしたくなかった、というのが正直なところではないでしょうか。メンバーを落とすとどうなるか分からないものの、最悪1-0で負けてもいいや、くらいの認識でゲームに臨んでいたとしても、おかしい話ではないでしょう。
・・・・とここまでごちゃごちゃ書いたものの、結局この結果だけでどちらが有利とかは言えないんじゃないか、というのが結論だったりするわけですが(笑)
バルサとしてもアウェーゴールを献上しなかったわけですし、内容で圧倒できた事は成果でしょう。レベルの非常に高いチームですし、徐々に駒も戻ってきた。あとは選手が自信を取り戻せば、調子がぐーんと上がることも考えられます。そういう点では、意外とオールド・トラッフォードでのアウェー戦ということは苦にならないのでは、とも思うわけで。
マルケスはサスペンションになってしまいましたが次はお互いなかなかのメンバーが揃いそう。今度はユナイテッドもロナウドの1トップなんてことはやらないでしょうから、ガチンコでの対決が見られそうで、楽しみですね。
あとこの試合には関係無い話題になってしまいますが、フラミニのインテル行きがいよいよ現実味を帯びてきたそうで。う~ん、給料という点はともかく、今はアーセナルでかなり上手くやっているのですから、選手の今後ということを考えると残った方が良いと思うんですけれどね・・・・ ま、ただ選手もフットボールを生業としているわけで、たくさんお金をもらえるところで働く、というのはある意味当然の帰結なのかもしれませんけど。
ただ何だかなぁと思うのは、昨年やれ背信発言をしたから干されただの何だのという騒動があって、そこからヴェンゲル監督と和解して今シーズン大活躍したのに、結局出て行くのかよ、と(苦笑) 本当にあの騒動が茶番になっちゃいますからね、これで・・・ フラミニというのも、なんだかよく分からない選手の1人です。
posted by Alan Hetarade |21:54 |
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2008年04月23日
Liverpool 1-1 Chelsea
【L:43.Dirk Kuyt】
【C:90.OG(Jon Arne Riise】
ここ10日ほどあまりフットボールとは縁の無い生活を送っておりまして、先週1週間で観た試合がフルハムvsリヴァプールのみ。なのであんまり偉そうなことは言えませんが、リヴァプールとしては内容で相手を上回っていただけに、ここはぜひ勝ちたかったところだったでしょう。
最後のリーセのプレーも勿論ですし、アウレリオが怪我をしたことも大きなファクターとなりましたが、それ以上にリヴァプールが1点しか取れなかったことがこのような結果を招いたと言えるでしょう。
トーレスは2回くらい決定機があったように記憶していますが、そこで決めきれなかった。ジェラードのシュートもチェフのファインセーブに阻まれた。特に後半はチェルシーにあまりいいところがなく、リヴァプールの方が押していてチャンスも多く作ったのですが、それでも1点しか取れなかった。結局、1点のリードってセーフティでは無いんですよね。しかしゲームが進むにつれ、相手があまり効果的な攻撃を出来ないことから、ピッチの選手にもアンフィールド全体にも、なんとなく「これで行けるだろう」みたいな雰囲気が漂っていた事は確かでしょう。
リーセも勿論ミスをしましたが、それ以前にサイドでカルーに対してもうちょっとちゃんとチェックに行っていればクロスボール自体を上げさせなかった可能性もあるわけですし。相手がサイドに流れてくれた分には時間を潰せるチャンスだと思うのですが、アディショナルタイムも4分を経過しようとしていた中、「もうこれで終わりだろう」みたいにどこか抜けた雰囲気が、チーム全体にあったのかもしれません。
カルーのクロスは正直なところ苦し紛れでしたが、アネルカが中にいたために意外といいクロスボールになりました。そしてリーセは普段、あの位置で守備をする選手ではないですからね・・・ これは完全に推測になってしまいますが、左サイドからのクロスボールを戻りながら右足でクリアーできる自信が無かったんだと思います。まぁそもそもあんな位置でリーセがアネルカを背にして守備をしている事自体、案外チェルシーに守備陣を崩されていたんだな、ということになるわけで・・・・
何が言いたいかというと、リーセ自身はそんなに悪くないんじゃないかって事です(笑) まぁそれでも世間的な印象としては最悪でしょうし、あぁやっぱり出て行くのか、みたいなことになりそうですけど・・・・
しかしまあ当然と言えば当然ですけど、ゴールが入ったときの両チームの反応が対照的だこと。カルーが放ったクロスは「時間も無いし、とりあえず入れておくか」みたいな感じで無造作に放られたものでしたが、それだけになおさら喜びもひとしおというか。グラントが頭に手を当てながら「いやぁ入っちゃったよ」とでも言いたげな感じでニヤニヤ笑っていたのは、ちょっとかわいいな、と思ったり(ぁ
ただセカンドレグでリヴァプールがスコアレスに押さえ込まれるかと言うと、そうも思えないわけで。そして大して面白い試合になるとも思えないのですが、また1-1で延長戦、っていうのは充分あり得ることだと思います。結局この2チームが当たっても、明確な形で決着が付くことは皆無と言っていいですからね。競った試合になることだけは確かでしょうから、楽しみと言えば楽しみです。
あと本当にどうでも良い事なのですが、一ファンとして言わせていただくと、なんかトーレスがゴールを決めた時よりカイトが決めた時の方が嬉しかったり(笑) トーレスが入れてもまぁ当然というか「すごーい」といった感想になるのですが、カイトが入れると「よっしゃあああああ!!!」てなります。まぁこれは、カイトが毎試合ゴールを奪う選手ではないから、というわけではないはずですけど・・・・
posted by Alan Hetarade |10:48 |
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2008年04月23日
という事で、3日遅れながら何とか日本選手権のレビュー記事を書ききることが出来ました。ひとまず、完成させることが出来ただけでも成果かな、なんて(笑) 総括記事はまたこれから書きますけれどね。
3日目くらいまでは順調に更新していたのですが、その後はコメントを付けてくださった方のご指摘について自分なりに考えていたり、他にもちょっと思うところがあったりして、著しくモチベーションが下がってしまいました。結果として2日ほど更新が空くことになってしまったのですが、このまま投げ出すのも何か気分が悪かったので、残りの3日分についてもこうして書くことにしました。
元選手としていつも思っていることとして、水泳というのはとかく知名度の割には、その競技の実態が一般に知られていないスポーツである、というのがありまして。北島康介や柴田亜衣、山本貴司くらいになると誰でも名前は知っているでしょうが、これが例えば高桑健だとか中野高、種田恵くらいになると、国民的なスターとは言い難い状況です。
とかく日本代表にならないと注目が集まらないということもありますし、何より日本選手権の決勝に残るような選手であっても、それで飯が食えるわけではない、というのが水泳のシビアなところです。一部の選手はものすごく有名ですが、その数人を除いたほかの選手はトップレベルであろうと、世間的な扱いとしてはまだまだ小さいというのが現状です。
日本選手権にしたって、会場にはたくさん客が入っていてチケットもかなり売れていますが、その殆どはいわゆる“関係者”です。選手、スイミングクラブや学校のコーチ及びスタッフ、選手のチームメイト、選手の友人、選手の家族、そして私のような元選手。平日見に来ているのは全員がコレといって過言ではありませんし、土日にしても9割はそうでしょう。若干、土日のほうがジュニアの選手が多く観に来ているというのはありますが、水泳に直接関わっていない人というのは殆ど居ないはずです。
まぁそれだけで大半のチケットが売れてしまうのですから、関係者の間では非常に熱があると言えるのですが、一方で違った言い方をすれば、世間一般に向けて競技的なアピールが充分とは、まだまだ言えないはずです。
練習環境やその内容、時間、競技としての強度等についても、なかなか経験者以外には伝わり難いものがあると思います。かく言う私も、選手のレベルとしては端くれ以下の存在でしたので、あまりこの点については自信を持って語れないのですが・・・・ ただ、日本選手権に出るような選手も同じスイミングクラブにはいて一緒に練習していたこともありますし、そういう点では彼らのストイックな部分の一部なら垣間見ることは出来たかな、とも思うわけで。
日本選手権に関するエントリーはスポナビでもおすすめエントリーになったものが幾つかありましたが、それのみに限らず他のブログを見ていても、まだまだ競技としての内実は知られていないのだな、と感じざるを得ませんでした。
かといって、じゃあ元選手の私がそこら辺をきちんとエントリーで表現できているかというと、そう言い切れる自信も無いわけでして・・・・ 私などは選手としての経験がぜんぜん薄っぺらなものしか無いので、そういう点でもあまりとやかく言えない部分は多いのですが、ある意味で“持っている”ものを出し切れないという点で、悩んだりしました。これについては、これからも色々と模索していくことになるでしょう。
そしてちょっと思ったのが、おそらく私のエントリーというのは、かなり読み難いのではないかと。
近ごろあまり自分の文章に自信が持てなくなっている、というより以前ほどすらすらと文章が書けなくなったとは思っていたのですが、今回の日本選手権のエントリーについてもそれが言えるな、と。他のブログさんには幾つもコメントが付いているのにこのブログには付いていなかったりしましたからね。単純に書いているトーンだとかが違うので取っつき難いというのはあるでしょうが、ちょっとこの点に関しては自分が悩んでいるところでして。
べつにアクセス数を稼ぐつもりはないのですが、むしろアクセス数というよりコメントが多く付いているブログさんについては、それ相応の理由があるはずなわけで。まぁあんまりエントリーの内容と乖離したコメントばかりついているブログ(大抵そういうところはアクセス数が多いのですが)については、何だかなぁと思うのですが、今回水泳のエントリーで自分の記事にコメントが殆ど付かなかったというのは、ちょっと自分が遺憾と言いますか・・・・ これじゃ駄目だな、と思うところがありました。
そんな事をここ何日かごちゃごちゃ考えていたわけですが、くよくよしていても始まりませんし、またこれから突っ走って行きたいと思います。今年は色々チャレンジすることにしていますし、夏に向けて色々と準備もしていかないといけないので・・・・
とりあえず今後、数日に渡って何らかの大きな大会が開かれる際には、今回のように“特集”を組む形式で、レビューしていくつもりです。次回はサイクルロードレースのジロ・デ・イタリアを予定。その後はユーロ2008、ツール・ド・フランス、そして北京オリンピックの競泳競技、と続けていきたいと思っています。
posted by Alan Hetarade |01:39 |
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2008年04月20日
◇女子100m自由形◇
上田春佳 55.60
現状では世界と大きく離されてしまっており、萩原智子の日本記録からも遠く離れた戦いとなってしまっているこの種目。しかし大会前の自己ベストを0.5秒も更新した上田の泳ぎは、見事だった。元々リアクションの良い選手では無いが、リアクションタイムが0.9秒台というのは、このレベルは愚か高校の県大会レベルでも相当遅い部類に入るタイム。完全なミスだったが、その後の泳ぎは完璧だった。リレーでは止まった状態からスタートするわけではないので、そういった点でもメドレーリレーでは好記録に期待したい。
2位の山田、また200mに続いて4位に入った山口といった辺りも、自己ベストを大きく更新するレースとなった。まだまだ世界的に見れば厳しい情勢が続いている女子自由形短距離陣だが、着実に歩を進めつつあることを示すレースとなった。
◇男子100m自由形◇
佐藤久佳 49.70
一方、女子とは対照的に厳しいレースとなってしまったのが男子。佐藤は本人も話すとおり自己記録から大きく離れたタイムに終わってしまった。後半明らかにピッチが落ちてしまったあたり、やはり本人が言うように、前半から変な力が入り、疲労してしまったのだろう。今大会では精彩を欠いた細川、50秒を切る自己記録を持つ伊藤や小島といった辺りが沈んでしまったのは残念。
その一方、奥村は僅かながら準決勝でマークした自己記録を更新。またスイムオフを勝ち抜いて決勝に残った葛原も、50.34秒と大きく記録を伸ばした。葛原のほうは200mは悔しい結果になってしまったが、元々は400mと200mを主戦場としていたものの、この頃は100mにも積極的に取り組んできている。こうしてスプリント力も徐々につけているという事で、ベテラン勢が多い男子自由形陣にあって、今後の活躍が期待される。
◇女子200m背泳ぎ◇
中村礼子 2:08.80 (派遣標準Ⅰ突破)
伊東華英 2:09.41 (派遣標準Ⅰ突破)
序盤から記録を狙って積極的にトライしていった中村だったが、それだけに最後のラップは残念だった。しかし150mまでのタイムは完璧と言ってよく、オリンピックでラストの50mを失速することなく泳ぎ切れれば、メダルがぐっと近くなってくる。さすがにコヴェントリーの力は突出しており、ホールザーも良い記録を持っているが、その次を狙う勢力争いは混戦。ぜひそこで一歩抜け出し、メダルを取ってもらいたいところだ。
自己ベストにほぼ並ぶタイムを出し、派遣標準Ⅱを突破して意地を見せた寺川だったが、2強が強すぎたといったところか。また2分11秒台を出したもう1人、安部の泳ぎも光るものがあった。200mは距離的にやや厳しくなる酒井も自己ベストを大きく更新。その一方で2分10秒台の記録を持つ福田、実績のある五十嵐にとっては、残念なレースとなってしまった。
◇男子100mバタフライ◇
岸田真幸 51.86 (日本新記録、派遣標準Ⅰ突破)
藤井拓郎 52.25 (派遣標準Ⅱ突破)
急激に記録を伸ばして代表となった2人だが、2人とも22歳で今春に大学を卒業した選手。遅咲きという言い方が出来ようが、それにしても見事な記録である。準決勝で日本記録を出し、決勝でも最後に素晴らしいスパートを見せた藤井、そしてスプリンターらしく前半からガツガツ行って後半もスピードを維持した岸田。この種目に関してはフェルプスとクロッカーの力が世界的にも抜けているものの、その他の選手は51秒台後半にひしめいており、残りのメダル1つから準決勝敗退まで、どうにでも転びかねない情勢だ。そこにこの2人は飛び込める可能性があり、本番に向けての調整が重要となる。
敗れた選手についても、非常にファンとして思うところの多いレースとなった。どうしても山本に注目が行きがちだが、前回僅か0.02秒差で代表を逃した高安が3位。自己ベストタイの記録を出したが、派遣標準には届かず。しかし本人が非常に清々しいコメントを出してくれたのが、こちらとしても安心できる。ここ数年、日本のバタフライ陣を引っ張ってきた功労者。今後については休養した後に決めるとの事だが、本当に素晴らしいレースを見せてくれたことは確かである。
そして引退を表明した山本。アテネで全てをやり尽くした感があったが、その後しっかりモチベーションを戻し、昨年の世界競泳での活躍等、再びトップフォームで活躍したことは驚異的だったと言える。本人のコメントではアテネ後の経験はそれまで無かったものだということがよく伝わってきた。それだけでも、現役に戻ってきた意味があるというものだ。
2000年代に入りずっとトップを走ってきた2人に変わる、新たな選手の台頭。まさしく世代交代を印象付けるレースとなったが、勝った側にも負けた側にも拍手を送りたい、今大会のハイライトとなる場面だった。
◇女子200m平泳ぎ◇
種田恵 2:24.54 (派遣標準Ⅰ突破)
金藤理絵 2:26.28 (派遣標準Ⅱ突破)
150mまでは3者が並ぶ、レースとしては面白い展開となったが、記録としては低調なものに終わってしまった。田村を破り躍進したと思われがちな金藤だが、本人のコメントにもあるように自己ベストからは0.65秒遅い記録に終わっており、本番に向けての課題は大きい。最後のスパートで分かったように、種田のスタミナは抜群。日本記録を出せばメダルも狙えるが、100mでも優勝したようにスピードは着実についてきており、本番ではぜひ200mのレースでもそれを生かしてもらいたいものだ。
また中学生の福留が自己記録を更新して5位に入った。ラップタイムのバランスは非常に良いだけに、この勢いで夏にむけて記録を伸ばして欲しいところである。
posted by Alan Hetarade |23:58 |
競泳競技 |
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2008年04月20日
◇女子800m自由形◇
柴田亜衣 8:28.69 (派遣標準Ⅱ突破)
前後半のラップタイムからするとベストとは言えないレースだったが、春先からの流れを考えると、派遣標準を突破しただけでも素晴らしい結果と言えよう。やはり後半は、柴田の「何としてもオリンピックに行きたい」という思いが伝わってくる泳ぎだった。400mの結果も芳しくなく、精神的に弱ければそのままずるずるといってしまいそうなところを食い止めたあたり、さすが金メダリストである。4年前は勢いで金メダルを取った感もあったが、その後の4年間で着実に実績を重ねてきた経験が、この窮地に立たされた段階で生きたということだろう。
2位に入った矢野も前半のペースはちょうど良いくらいだっただけに、非常に残念だった。やはりプレッシャーの中、やや硬くなってしまった反動が後半に出たのだろうか。その矢野にあと一歩というところまで迫った3位の藤野は、大会前の自己記録を8秒縮める好タイム。個人メドレーでの泳ぎといい、全体的に良い練習が積めていることを示す、800mでの躍進だった。
◇女子200m自由形◇
中西悠子 2:06.28 (日本新記録、派遣標準S突破)
星奈津美 2:07.28 (高校新記録、派遣標準Ⅰ突破)
中西のさすがの泳ぎだった。2分6秒代前半のこの記録は、昨シーズンの世界ランク2位に相当するタイム。短水路選手権からの好調を維持し、見事に記録更新となった。100m、200m共に日本記録を出したということで、バランスよく実力が上がってきていると言える。北京でのメダルが期待される選手の1人だ。
2位の星も昨年自らがマークした記録を更新。実力がフロックではないことを示した。最後は秋山とのデッドヒートを素晴らしいスパートで制した。前半のラップをもう少し速くできれば2分6秒台も見えてくる。北京での目標は、決勝進出。3位の秋山も自己ベストは更新したものの、最後に星にかわされあと一歩届かず。50m~100mのラップは中西をも上回るものだったが、そこでの影響が最後に出てしまった。しかし順調に記録を伸ばしていることは素晴らしい。まだ高校2年生、次のオリンピックに向けてこの調子で頑張ってほしいところだ。
◇男子200m背泳ぎ◇
入江陵介 1:57.33 (派遣標準Ⅱ突破)
中野高 1:58.22 (派遣標準Ⅱ突破)
記録としては全体的に低調なものとなってしまったのが残念だった。ただ、このレースにかけるしかなかった入江と中野としては、やはりまず代表権を獲得することが第一。特に若い入江はこの修羅場を経験したことで、精神的には大きく成長できたはずだ。本人のコメントでは100mのレース後には何回も泣いてしまったとあったが、最後は堂々とインタビューを受けることが出来たあたり、一つの試練を越えたという言い方が出来よう。
3位の渡邉、4位の森田も自己ベストには及ばず。森田は精神面で乗ってこなかったということだが、元々200mのレースの際に彼はよくそういう発言をしていた辺り、オリンピックに向けて大きな影響は無いものと思われる。むしろ200mに出られない分、しっかりと100mのレースに集中して、良い記録を出してくれる可能性もあると言える。
◇男子200m平泳ぎ◇
北島康介 2:08.84 (日本新記録、派遣標準S突破)
末永雄太 2:10.17 (派遣標準S突破)
今年に入り、ファルコ、ダーレ・オーエン、デュボス、リッカードといった辺りが続々と2分10秒をカットしてきたこの種目。しかし北島はそれらを大きく上回る2分8秒台のナショナルレコードを出した。勿論数字の上で優位に立つだけではなく、「やはり北島は強い」という思いを相手の心に植えつけられるという、精神的な効果も期待できる。何にせよこのタイミングで2分8秒台に突入したことは大きい。ハンセンが選考会でどのような記録を出すのかも注目されるが、現時点で金メダルの最有力候補、それも頭一つ抜けた存在、と言うことが出来る。
熾烈を極めた2位争いだが、立石は大会前の自己記録を2秒更新する素晴らしいタイム、前半のスピードアップを狙った泳ぎが奏功しただけに、非常に残念な結果となってしまった。その分、末永が強すぎた、という言い方が出来る。こちらも大会前から2.4秒ほど記録を縮めた。2分10秒となると決勝進出なるかどうか微妙なラインだが、2分9秒台をオリンピックの決勝で出す事ができれば、メダルの可能性も出てくる。ここはぜひとも期待したいところだ。
posted by Alan Hetarade |22:40 |
競泳競技 |
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