2006年06月23日
”リアル”での水泳の練習が忙しかったため、更新が滞ってしまいました。すみません。
さて、日本代表はブラジルに敗れ、今大会から姿を消してしまった。
もっとも私はイタリアvsチェコの試合の方を見ていたために、日本戦が行われた時間は寝ていた。しかも今日の帰宅後も、むしろオーストラリアvsクロアチアの方を見たため、未だに日本戦は観戦していない。
今大会を通じてある意味で驚かされたのが、ジーコの采配がことのほか“まとも”だったことだ。小笠原から中田浩への交代は賛否両論あろうが、私としてはサイド攻撃を活用するという点では、この交代は“有り”だと思う。
しかし、試合を見ていないので、あまり詳しくコメントするのは避けておこう。
それより、終わったことは終わったこととして、次を見据えるべきだ。2010年ワールドカップ、ずばり現段階で私が選ぶイレブンを書いてみようと思う。
プランA (4-3-3)
平山
ハーフナー 田中達
松井 中村
阿部
相馬崇 徳永
茂庭 田中闘
西川
日本の得点力不足を解消し、よりアグレッシブに、前線に点が取れる選手を配置した布陣だ。各選手について、所属クラブ、現在及び4年後の年齢、更に一言コメントを書いてみようと思う。
GK
西川周作(大分 20歳→24歳)
昨年のワールドユースで大活躍し、Jリーグでも大器の片鱗を見せ付けている、次世代の日本の守護神。シュートへの反応が素晴らしいし、キックのフィードも正確だ。
DF
相馬崇人(浦和 24歳→28歳)
レアル・マドリードを震撼させたテクニックは見るものがある。守備面で不安は残るものの、素質が高いことは間違いない。問題はクラブでの出場機会の少なさか。
茂庭照幸(FC東京 24歳→28歳)
今大会ではあまり活躍できなかったものの、高さ、及び粘りがあり、これからの日本代表には不可欠なはずだ。
田中マルクス闘莉王(浦和 25歳→29歳)
高さがあるとともに、精神的な主柱となれる選手である。“大人”になった彼には期待していいだろう。
徳永悠平(FC東京 22歳→26歳)
バレンシアに入団直前まで行った素質は間違いない。今後の4年間で大化けする可能性が最も高い選手だ。個人的には、早くリーガ・エスパニョーラでプレーしてほしい。
MF
阿部勇樹(千葉 24歳→28歳)
ディフェンシブ・ハーフの核として働くことが期待される。ゲームを仕切ることが出来るし、献身的な守備も魅力的だ。更にFKという武器も有り、起用しない手はない。
松井大輔(ルマン 25歳→29歳)
4年後の代表チームの牽引役となるであろう。もはや彼について書くことはあるまい。
中村俊輔(セルティック 28歳→32歳)
年齢的なものはあるだろうが、彼のテクニックは日本代表には必須だ。センターハーフとしてではなく、セルティックで新境地を見出したウィングとして活用する方が、彼の良さが出ると思う。
余談だが、今日が彼の誕生日である。
FW
ハーフナー・マイク(横浜 19歳→23歳)
平山との“ツインタワー”としての活躍が期待される。高さのみならずしぶとさも持ち合わせており、絶対に代表で活躍するレベルまで成長して欲しい逸材だ。
平山相太(ヘラクレス 21歳→25歳)
絶対的なエースとして君臨するであろう。今シーズン中盤はスランプに陥ったが、終盤にかけてそれを払拭し、これからの爆発を期待させた。ぜひ頑張ってほしい。
田中達也(浦和 23歳→27歳)
怪我が無ければ今大会に出場していた可能性も高いだろう。一刻も早い完全復活が待たれる。そして高さがある他のFWの横で、その空いたスペースを活用することが出来る、彼の持ち味を発揮して欲しい。
更に順当に、守備も考えつつ中盤の数を増やし、攻撃に厚みを持たせる布陣も考えられる。
プランB (4-4-2)
平山 田中達
松井 中村
長谷部
稲本
相馬崇 徳永
茂庭 田中闘
西川
MF
長谷部誠(浦和 22歳→26歳)
松井とともに、ドリブラーとして相手ディフェンスラインをかく乱できる選手だ。これからますますの飛躍が期待される。
稲本潤一(ウェストブロミッジ 26歳→30歳)
守備的な貢献度としては、クロアチア戦で大活躍した。プレミアリーグでも今季は復調の兆しを見せており、4年後まで“生き残る”ことができる数少ない選手だと思う。
総括としては、アテネ世代を如何に起用するか、そしてその下の世代がどれだけ伸びてくれるか、にかかっている。もっとも昨年のワールドユースを見た限りでは期待できるのは平山、家永、西川くらいではあるが、ハーフナーなど、更なる新鋭の登場に期待する。
最後に、私の友人がオーストラリア戦後につぶやいた言葉を紹介して、今日の結びとする。
「黄金世代とアテネ世代の力を合わせることが出来たなら、今大会の日本代表は史上最強だったんじゃね?」
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2006年06月19日
グループF
クロアチア 0 - 0 日本
なんだか見ていて歯がゆい試合だった。両チームの監督が、一番ストレスが溜まっていると思う。適切な采配をし、指示を出し、しかし点が奪えないのだ。
まず第一に言及しなければならないのが、日本のCBの2人、宮本と中澤の、ワールドカップのレベルとは思えない不安定さだ。何をしにピッチに立っているのか理解に苦しむような凡ミスを前半に連発した。しかも宮本は次戦は出場停止である。あのようなミスを見逃してくれるブラジルではない。逆に宮本が出場停止になって、ミスをする選手がピッチ上から去ることは、日本にとってプラスになるのではないかとすら思えてくる。というより、実際そうであろう。
日本では稲本の存在が大きかった。前半は福西が攻めあがってしまうとバックラインに人が殆ど残らなかったが、守備が安定している稲本を投入し、また稲本も自身の役割を理解してプレーしたことにより、少しは前半よりバックラインの枚数が増えた。またセットプレー時のプルソへのマークも上手かった。プルソは明らかに稲本を嫌がっていた。
更に中田英のミドルシュートも良かった。日本の一番決定的なシーンは彼の2回のミドルシュートである。やはり日本人の中で、彼は別格だと感じさせたシーンだった。如何せん、得点にはならなかったが。
更に言及すべきは、FW陣の不甲斐なさである。特にあれだけの決定機でアウトサイドキックを打つという彼以外の人間には全く理解できない行動に出た柳沢は、今後の試合で二度と起用されなくなっても不思議ではない。
一方のクロアチアは、あれだけ日本のディフェンスを崩しておきながら得点を奪えなかったのは、痛恨としか言いようが無い。川口の好セーブにあったことは確かだが、要所でクラスニッチが本来の決定力を発揮できなかったことが大きい。またスルナのPKであるが、あれは決めておくべきだった。
後半に両チームの体力が尽きてからは、まさに見ているだけで苦しくなってくるような展開だった。個人的には必死にカウンターを仕掛けていたクロアチアのほうが“頑張っている”という気はしたが、日本もそれなりの枚数を残していたために、もはや気力に体力がついてこない状態になっていたクロアチアの選手は為す術がなかった。モドリッチがもっと前線に飛び出して、得意のドリブルで仕掛けていけば、もう少し状況は違ったかもしれない。
とにかく、お互いに「勿体ない試合をした」という印象が残った。クロアチアは、この後のブラジルvsオーストラリアの試合でブラジルが勝ってくれればダメージは最小限に食い止められるが、日本にとってはどのようなケースに転んだとしても、1次リーグ突破は厳しくなってしまった。
posted by s_co_log |00:27 |
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2006年06月18日
試合毎の勝敗予想は決勝トーナメントに入ってからにしようと思っていたのだが、せっかくなので日本代表のに関しては、予想を立ててみようと思う。
因みに私は日本vsオーストラリアは2-1でオーストラリアが勝つなどと非国民的な予想を立てていた。日本にはその予想を覆してほしいと期待していたものの、結果としてはそれより悪いものになってしまった。
なお非国民と言われようが、私の個人的な感情は一切抜きにして、現実的な予想を立てようと思う。
今回の試合は、2-0でクロアチアが勝つと予想する。
クロアチアはテストマッチ終盤に調子を落としていきどうなるかと思っていたのだが、ブラジル戦を見たところ、完全に復調していた。特に左サイドのバビッチの働きが素晴らしかった。得意のサイド攻撃が機能していた。
となると、もちろん日本はそれに対策を講じなければならない。4バックを採用するというのは、その意味もあると思う。このシステムチェンジは、決して間違ってはないだろう。
しかし日本のSBは、加地とアレックスである。加地はまだしも、アレックスの守備には大いなる不安が残る。ブラジル戦ではさほど目立たなかったものの、スルナも突破力がある選手である、プルソも両サイドへ流れて起点を作る。どちらか一方だけではなく、両サイドに等しく注意を払わなければならない。
私などは守備的な選手である中田浩二を起用しても良いと思っているのだが、それはまずない。となると、スルナvsアレックス、若しくはプルソvsアレックスということになるのだが、やはりアレックスが1対1で勝つシーンが想像できないというのが正直なところだ。
そして、中央のクラスニッチである。この選手の出来如何でクロアチアの得点力が決まってくるが、正直なところ、ブラジル戦を見た限りではなんとも言いがたい。ニコ・クラニツァルの調子も、良くも無ければ悪くも無いといった程度だ。オリッチも調子は普通程度であり、なんとも言いがたい。
しかしクロアチアには、控えにモドリッチがいる。ブラジル戦では登場しなかったものの、試合が膠着した場面でこの人が投入されれば、日本にとって脅威になることは間違いない。
一方クロアチアの守備陣だが、ブラジル戦を見た限りでは組織的なディフェンスが機能していて、大会前に言われていたほど穴というわけでもなさそうである。そもそも欧州予選での失点は少ないから、調子を戻してきたというべきか。
特にコバチ兄弟は素晴らしい活躍を見せていた。ニコ・コバチも出場するそうだし、あの日本の貧弱なアタッカー陣を考えると、とても付け入る隙はないように思えてくる。頼みはやはり、中村のセットプレーとなる。
とはいえ、それのみに期待するのはあまりにも可能性が低い。よって、2-0で“無難に”クロアチアが日本を下すのではないかと予想する。
posted by Alan Hetarade |01:08 |
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2006年06月18日
グループD
ポルトガル 2 - 0 イラン
アンゴラ戦もそうだったのだが、ポルトガルの戦いというのはどうも今大会では霞んでしまう。全体の攻撃として考えた時に、何かインパクトが無い。
とはいえ、試合としてはポルトガルが支配する試合ではあった。特に復帰したデコは、チーム内での存在感というものを見せた。またアンゴラ戦で殆ど見せ場が無かったロナウドだが、今日はまずまずの動きだったと思う。
しかし今日に関しては、アンゴラ戦勝利の立役者であるパウレタが、殆ど目立つところが無かった。彼の動きでロナウドあたりなどはだいぶ助けられては居るのだろうが、パウレタが点を取れないとポルトガルの戦いは苦しくなる。フィーゴはややムラがあったものの、PKを奪ったシーンはさすがであった。
一方イランは敗退が決定してしまったわけだが、メキシコ戦に続き“もったいない”という試合をしてしまった。チャンスが無かったわけではないし、ディフェンスもある程度まではしっかりしていた。しかしこのチームのディフェンスというのは、ある一点を通り過ぎると“切れて”しまう。そうなってしまうと、もはや反撃できるはずがない。
イランの課題は精神面であると思う。また、先取点が欲しかったところだろう。カリミの不調が残念な要素ではあったが、敗因は他にあるのではないか。
グループE
ガーナ 2 - 0 チェコ
昨日コートジボワールの敗退決定に際して“アフリカから決勝トーナメントに進出できるチームが出る可能性は低い”といった旨の事を書いたが、一転、分らなくなってきた。
アメリカ戦であれだけ完璧な戦いを見せたチェコをここまで追い詰めるとは、思っていなかった。互いにそこそこ決定機はあったものの、数としては圧倒的にガーナが上であった。チェフとキングストンの両GKの好セーブがあったからこのスコアだが、実際は壮絶な殴り合いに近い試合だった。とはいえ、チェコのあの流れるような攻撃をガーナが封じていたことは事実だ。
チェコにとっては初戦の勝利から一点、非常に微妙な状況になってしまった。しかも次戦ではロクベンツとイラネクを欠く。バロシュとコラー、更には大会前に登録を抹消されたスミチェルと合わせれば、ベストな状態から戦力を5人も失っている、非常に厳しい状態でアズーリに挑まなければならない。
ガーナの恐ろしいところは、急速に成長していることである。主力を欠いていたとはいえ、アフリカ・ネーションズカップでは1次リーグ敗退。ワールドカップに向けてメンバーを刷新するも、下部リーグのチーム相手の練習試合ですら苦戦するなど、対外試合でまったく結果を出せなかった。
しかしワールドカップ前最後の親善試合で、好調を維持していた韓国から勝利を奪った。ようやくチームの改革が奏功したが、まだこのチームはそれで終わりではない。イタリア戦からスタメンを3人も入れ替えて、この好結果だ。今年初旬に始まったチームの大改革は本大会開幕後も続き、ようやくゴールを見たのかもしれない。いや、もしかしたらまだ終わっていないかもしれない。この短期間でここまで劇的に進歩できるということは、末恐ろしい。大いなる可能性を感じさせるチームである。
イタリア 0 - 0 アメリカ
ダイジェストのみ観戦のため、ノーコメント。
posted by Alan Hetarade |00:44 |
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2006年06月17日
グループC
アルゼンチン 6 - 0 セルビア・モンテネグロ
一言。「見ての通り」である。
とにかくアルゼンチンは出場していた全ての選手が素晴らしかった。攻撃にしろ、守備にしろ・・・・・ リケルメが組み立てる攻撃は完璧であり、ソリンとともに攻守の繋ぎを見事に行った。ストライカーの決定力も言うまでもない。2列目からの攻め上がりも良い。サイドからも崩せる。中央突破もできる。個人技も、パスワークもある。ディフェンダーの能力も高い。
セルビア・モンテネグロは、やはりビディッチの欠場が響いているのか、鉄壁の守備を見ることは出来なかった。唯一得点のチャンスがあったのは後半の開始直後だが、あの数度の決定機をモノに出来なかったのがあまりにも痛すぎる。アルゼンチンに有利とも取れる判定が幾つかあったことは事実だが、ケジュマンの退場は残念なことだった。
しかし、セルビア・モンテネグロを批判することは酷であるとすら思ってしまう。前回大会ではドイツがサウジアラビアから7点を奪ったが、あれはサウジアラビアの不甲斐なさが目立った試合だった。今日のアルゼンチンは6ゴール全てがスーパーなゴールであり、セルビア・モンテネグロの不甲斐なさを指摘する前に、アルゼンチンへのため息が漏れる試合であった。
1次リーグ最高の決戦と言われるオランダ戦へのみならず、その先への大いなる冒険も期待できる6得点であった。
オランダ 2 - 1 コートジボワール
素晴らしい試合であった。
初戦のアルゼンチン戦についての記事でも書いたことだが、コートジボワールというチームは、負けてなおファンに印象を残すチームである。この試合にしろ、特に後半はほぼ一方的に攻め続けた。身体能力を生かしたスピードあるドリブル、細かいパス回し・・・・ 見る者を魅了する試合である。
それだけに、1次リーグで敗退が決まったことは残念でならない。今大会に出場したアフリカのチームでは実力、安定感ともに抜け出ていた。そのコートジボワールの敗退が決定してしまったということは、アフリカ勢にとってはかなり厳しい大会になってしまったといえる。現状、決勝トーナメントへ進める可能性が高いアフリカのチームは無い。
そういう点でもコートジボワールには期待していた。このチームが敗戦したということが、決してスコア上には表れないが、グループCが“死のグループ”であったことを裏付けると思う。
ただただ悔やまれるのは、アルゼンチン戦同様の2失点である。やはり“崩された”時、それをやや引きずってしまったようだ。
オランダについてだが、非常に危ない試合であったと言える。2得点は確かに素晴らしかったが、その前後においては、常にコートジボワールに試合を支配された。コートジボワールがよかったことは確かだが、しかし劣勢に立たされた時、それを覆すような決め手が無かったことも確かである。ロッベンのスピードが封じられた時、ファン・ニステルローイが潰された時、もう少しチームに打開策がほしいところだ。
グループD
メキシコ 0 - 0 アンゴラ
ほぼダイジェストのみの観戦のため、ノーコメント。
しかし、私が以前から気にしていたメキシコの“決定力不足”が現れてしまった試合だと思う。
posted by Alan Hetarade |00:55 |
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2006年06月16日
グループA
エクアドル 3 - 0 コスタリカ
ここまで一方的な展開になるとは、さすがに予想していなかった。
ドイツ戦で2ゴールを挙げたコスタリカだが、ディフェンスラインを下げた上で中央を固めるエクアドルの術中にまんまとはまった。攻撃のオプションを一つしか持っていなかったことが発覚し、それを封じられたチームに為す術は無かった。
エクアドルが優れているのは、まずもって運動量である。3点目などがそうだが、終了間際になっても走り回れるだけの体力がある。高地で鍛えた心肺機能が役立っているのであろうか。
そして得意のサイド攻撃だが、攻撃に緩急がつけることができるのがこのチームの強みだ。相手がコスタリカでは強豪を敵に回した時にあの攻撃が何処まで機能できるかは未知数と言わざるを得ないが、得点シーンは全て、攻撃の流れが“緩”から“急”に変った時に生まれている。そうなった時のドリブルの速さ、パス回し、及びそのパスの速さと正確性、更に決定力は抜群であった。
本大会では必ず1チームは、旋風を巻き起こすチームが出る。次のドイツ戦や決勝トーナメントからが本当の戦いではあるが、大会が終わった時、健闘したチームとしてエクアドルが我々の記憶に残っていたとしても、おかしくはない。
グループB
イングランド 2 - 0 トリニダード・トバゴ
最後の最後で結果を残せて、イングランドはホッとしているであろう。
堅守のトリニダード・トバゴを相手に随分と苦労した。特に後半開始直後は攻めあぐねていたが、レノン、ルーニーといった交代選手が精力的に動いたことにより、再び流れを手繰り寄せ、結果としてはいい試合になった。
クラウチはゴールを決めたことにより、前半終了間際に失敗した“罪ほろぼし”をした。結局のところ、彼がゴールを決めなかったために苦しくなった試合であるとともに、彼に救われた試合でもあった。更に要所でのベッカムの活躍も、チームにとっては明るい材料である。
しかしトリニダード・トバゴの健闘を決して忘れてはならない。スウェーデン相手に堅守で応戦した彼らだ。今日の試合も堅守が光ったが、一方でただ守っているばかりではなく、得点を奪いに精力的にカウンター攻撃を仕掛けたことを忘れてはならない。実力差は如何ともし難いものがあったが、リードされた後も攻め続けたそのスピリットは賞賛に値する。逆転された後は気持ちがすっかり切れてしまった日本代表も、こういったチームの精神を見習うべきではなかろうか。
スウェーデン 1 - 0 パラグアイ
未観戦のためノーコメント。
posted by Alan Hetarade |00:50 |
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2006年06月15日
グループH
スペイン 4 - 0 ウクライナ
スペインの充実振りがうかがえる試合だった。
予選では決定力不足に悩まされてきたスペインだが、ビジャの登場がそれを払拭させている。今シーズン躍進したバレンシアを支えたビジャだが、やはり伊達ではない。大舞台でも力を発揮できており、大会前から言われていたことではあるが、得点王の有力な候補であると見て間違いない。
また、セナとペルニアという2人の帰化選手の活躍も忘れてはならない。ペルニアは攻守にわたって堅実な仕事を見せ、セナも幾度かのミスはあったにせよ、サイドに流れての攻撃参加、及び中盤の底での仕事が見事だった。交代で出てきたセスクも持ち味を発揮した。トーレスも輝きを見せた。ラウルの調子が悪い点だけがマイナス要素だが、しかしそれすらかすんで見える。
プジョル率いるディフェンスラインも言うに及ばず。全てのポジションに有能な選手が揃っており、第1戦目では、チェコやイタリアと並んで完璧な試合を見せたといえる。今大会こそ、ベスト8の壁を破る可能性はあるし、もっと上の結果を期待できるのではないか。
対する初出場のウクライナだが、残念な結果になってしまった。ディフェンスについてはコメントを避けるが、気になるのはシェフチェンコの状態。今日に関してはボロニンのみが印象に残っており、シェフチェンコは孤立状態が続いていた。それがスタイルなのかもしれないが、やはり怪我の不安があって、大きな運動量は期待できそうに無い。とにかく彼のコンディションが上がらなければ、ウクライナにとっては厳しい戦いとなる。
サウジアラビア 2 - 2 チュニジア
未観戦のためノーコメント。
しかし、この結果はウクライナにとっては喜ばしいはずだ。
グループA
ドイツ 1 - 0 ポーランド
未観戦のためノーコメント。
posted by Alan Hetarade |01:09 |
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2006年06月14日
グループG
韓国 2 - 1 トーゴ
チェコvsアメリカを録画観戦していたため、この試合は前半のダイジェストと後半しか見ていない。
その中では、韓国というチームに対し、特に強い印象はない。特にディフェンスラインは穴だらけだ。自らボールを失い、トーゴにあわやという場面を提供していた。失点シーンも、半ば自滅的である。
それでも韓国が勝てたのは、ひたすら勝負に徹するしたたかさを持ち合わせていたことに限る。2点リードした段階でディフェンダーを投入し、自らのチャンスを棒に振ってまでボールキープに専念し、退場で生じた人数差も最大限に生かし、無難に勝ち点3を取りにいった。ワールドカップのような大舞台では、自ら点を得ることも勿論だが、それ以上に“取れる勝ち点をしっかり取り、無駄に勝ち点のロスをしない”ことが重要である。その点において、韓国はチーム全体に意思疎通がとられていた。そこが昨日の日本との差である。リードした時間帯に差はあれど、試合終盤で守りきれた韓国の方が、チーム戦術という点では日本より上手である。
フランス 0 - 0 スイス
未観戦のためノーコメント。
グループF
ブラジル 1 - 0 クロアチア
なかなか見応えのある試合だった。
内容としてはブラジルの勝利に値する試合だったが、やや不安な面も垣間見えた。
何といってもロナウドである。彼はあまりにも酷すぎた。ディスコ通いがたたったのか、まず運動量がいくらなんでも少なすぎる。パスを出されても対応が遅れ、味方の動きについていけない。見せ場はフリーで放ったミドルシュートくらいであり、あれならば素早いロビーニョを先発で起用した方が良いと思われる。
またクロアチアがディフェンスを固めたせいか、ロナウジーニョもドリブルはあまり見せなかった。CL決勝でもそうだが、とりあえずしっかりマークについてスピードを殺しておけば、致命的なシーンを一瞬で演出されることだけは避けられそうである。もっともロナウジーニョにはキープ力があり、それが脅威であることに変わりはない。しかし同時に、ややコンディションが悪いのかとも思わせた。
クロアチアは健闘したと思う。特に後半は、時間帯によって攻め込まれていたとはいえど、4つに組んで戦っていたと思う。今日は右サイドのスルナはいまいちだったが、逆に後半の立ち上がりなどは、バビッチが精力的に動き、プルソもサイドに流れる得意の動きで、チャンスを演出していた。あとはゴール前での精度である。クラスニッチ、プルソともに、本来の決定力が発揮できなかったのが敗因だ。逆に言うとフィニッシュさえ冷静に決められれば、脅威あるチームになれる。
posted by Alan Hetarade |00:39 |
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2006年06月13日
グループF
オーストラリア 3 - 1 日本
今大会ここまでで最もエキサイティングな試合だった。
日本の1点目はキーパーチャージと取られてもおかしくないプレーだったが、シュウォーツァーがミスをした事は確かであり、前後のプレーを考えてみても1点を取るにふさわしい場面だったといえる。
それにしても、つくづくヒディンクという監督には驚かされる。もはや神がかった采配だ。交代選手がことごとく得点に絡んでいる。ケーヒルの同点弾は、オランダとのテストマッチでのゴールを彷彿させた。あのようなルーズボールを落ち着いて決められるというのは、やはりケーヒルという選手に確固たる技術に加え、強い精神力があるからだろう。
2点目のシュートも素晴らしい。あれはキーパーには取れないボールである。またアロイーシの3点目も、ディフェンダーとの1対1をしっかり決めている。取るべき時に点が取れており、そこが日本との勝敗を分けたと言える。
とはいえ、圧倒的にボールを支配していたのはオーストラリアだった。しかし日本にチャンスが無かったわけではない。特に後半に入っても駒野から何度か決定的なクロスボールが供給されていたりした。また福西のミドルシュートも、枠に飛ばしていれば得点の可能性は高かった。あれを外してしまい、直後に同じくMFのケーヒルがミドルシュートで得点したことに、今日の試合の全てが凝縮されていると思う。
日本のGK川口は、何度も決定的なシーンでファインセーブを見せたものの、1点目の失点シーンではミスをしてしまった。また日本のチーム全体が、1点を返されたことで意気消沈してしまったこともまずかった。
オーストラリアは決勝トーナメントへの道を開いたが、不安材料はイエローカードの数。主力選手の殆どが警告を受けており、肝心なクロアチア戦の際に戦力が骨抜きにならないかが心配である。
とはいえ、長きに渡るオーストラリアの“忍耐”の歴史が遂に花開いた。この意義は大きいとともに、新たな時代の幕開けを感じさせる、劇的な試合だった。
グループE
チェコ 3 - 0 アメリカ
ひたすらチェコの強さのみが目立った試合だった。
アメリカも連携には自信を持っていただろうが、チェコのそれはアメリカを寄せ付けなかった。とにかくボールが良く動き、選手が互いの動きを熟知している。殆どのパスが1タッチか2タッチくらいで回されている。その核に居るのがネドベドであり、ロシツキーでもある。彼らを止めるのは容易ではなさそうだ。
しかしコラーの負傷は痛い。そもそもチェコはスミチェルを欠き、バロシュも怪我でどれくらいプレーできるか分らない。その上大黒柱のコラーをも失うとなると、やや厳しくなる。但し交代で入ったロクベンツがまあまあの動きを見せたのはプラス材料だ。コラーほどの得点力は無いにせよ、“的”の役割ならば充分に果たせそうである。
イタリア 2 - 0 ガーナ
未観戦のためノーコメント。
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2006年06月12日
グループC
オランダ 1 - 0 セルビア・モンテネグロ
“ロッベンさまさま”である。今日は彼のショータイムだったと言える。本当に素晴らしい。スピードも速いし、シュートも鋭く、決定力がある。今大会、大いに暴れることを予感させてくれた。
しかしそのほかに幾つか決定機があったものの、オランダがそれをものにできなかったのは、やはりある程度はSCGの守備も機能したのだろう。但し失点した時間帯。あの前後だけは、明らかにロッベンにしてやられていた。そのただ一点のほころびをつかれたことは、悔やまれる。また、ビディッチの出場停止の影響も考えられる。
あと気になったのは、やはりFW陣の運動量。もう少し精力的にボールを追っていれば、オランダのラインを崩せたかもしれない。ケジュマンは不振を極めたアトレティコでのシーズンを引きずっている。本来の彼の姿は今大会中に見られるのだろうか。
グループD
メキシコ 3 - 1 イラン
私が“波乱”を予想したグループであり、試合途中まではそのような展開になっていたのだが、最後に自力の差が出た形となった。
前半は、今大会ここまでの試合では一番、見ごたえがある展開となった。イランの力強い攻撃が見られ、ゲームが非常に面白かった。がっぷり四つに組んでおり、イランが決定機を逃したものの、1-1というスコアーは後半に期待を持たせた。
その後半だが、2つのポイントが勝負を分けた。
まずは、選手の体力。暑さが響いてか、イランの選手は足が止まった。逆にメキシコの選手は試合終了まで走り回り、ゲームを圧倒的に支配した。失点シーンも、集中力を途切れさせてしまったイランのディフェンス陣の自滅である。
もう一つは、選手交代。イランの選手交代が遅きに失した感があったのに対し、メキシコは早い段階で選手を代え、それが効果的に機能した。ボルヘッティの交代はイレギュラーなものであったが、前半たびたびチャンスを作り出した2トップを代えるという勇気ある決断が、良い方に作用した。またジーニャの起用法も、はっきりと分かった試合だった。
ポルトガル 1 - 0 アンゴラ
ポルトガルが先制したときには、これはどうなるのかなどと思ってしまったのだが、その後の展開には肩透かしを食ったような気分となった。
観客のブーイングが、全てをあらわしている。ポルトガルは単調な攻撃に終始し、決定機を殆ど作り出せず。一方のアンゴラも、攻め込みはすれど、最後の最後で精度を欠き、得点の匂いはしなかった。しかしポルトガルの攻撃を良く凌いでいたことは確かであり、それだけに“地に足が着いていない”序盤での失点は、悔やまれて仕方ない。
ポルトガルは、メキシコとの対戦でチームの真価が問われるであろう。マルケスを中心とした堅守の相手を崩せれば、決勝トーナメントでも上位に進出できる。今日の試合でのプラス材料とすれば、取るべき人=パウレタが、しっかりと結果を残したこと。パリSGでも孤軍奮闘したパウレタだが、ポルトガルの代表チームにおいても、彼が背負うものは大きいようである。
posted by Alan Hetarade |01:35 |
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