2008年07月21日
ツール大混戦、シュレクがマイヨジョーヌ 【ツール・ド・フランス第15ステージ】
いや~、それにしても混戦すぎるっ! もうタマランですな、この興奮は(笑) 色々いやなことはありましたが、やっぱり残った選手が頑張ってくれているというのは素晴らしい事です。昨日も大興奮のレースを見せてもらいました。 そしてスプリントで圧倒的な強さを見せていたカヴェンディッシュ(コロンビア)が出走しませんでした。まぁ彼の場合、あの山岳での走りを見せられるとどっちみちラルプデュエズには登れなかったんじゃないか、という気もしますけれどね。グランツールでのジャージ獲得のためには、せめてもう少し上りを走れる力が必要でしょう、あれだと会長のグルッペットの中でも最下層の山岳力しかありませんよ(笑) まず逃げ集団を捕まえるためにランプレがトレインをつくり集団をコントロールしましたが、ロータリーで落車が発生!そこにエースのクネゴが巻き込まれてしまったため、ランプレは追走を諦めました。ここがレースのターニングポイントの一つになりましたね。あのままランプレが引き続けていたら他の選手の消耗具合も違っていたでしょうし。 それにしてもクネゴは、いいところを見せなれなければツキも無いですね。なんか完全にステージレーサーと言うよりはクラシックレーサーになった感がある(ジロではブルセギンが総合3位になってるわけだし)のですが、今後の山岳ステージで一泡吹かせられるでしょうか。 そしてレースはいよいよ最後の1級山岳、プラート・ネヴォーゾに突入。まず先頭ではマルチネス(エウスカルテル)がアタック。ペイト(ガーミン)は付いていき、ジェラン(クレディアグリコル)はひーひー言いながら何とかくっ付いている状態。アリエッタ(アージェードゥーゼル)は脱落してしまいました。 先頭はCSCがコントロール。カンチェラーラ、フォイクトといった選手が平坦、下りの区間を引き、上りに入るとアンディ・シュレクがコントロール。もうこの時点で集団は殆ど総合争いの選手しか残っていない状態。フランク・シュレク、サストレのCSC勢は勿論、メンショフ(ラボバンク)、コール(ゲロルシュタイナー)、ヴァンデヴェルデ(ガーミン)、そしてエヴァンス(サイレンスロット)といった上位陣は順当に。またヴァルヴェルデ(ケースデパーニュ)、クロイツィグル(リクイガス)、サムエル・サンチェス(エウスカルテル)といった辺りも集団に含まれています。 逆に遅れた勢力というと、ニバリ(リクイガス)、クネゴ(ランプレ)、キルシェン(コロンビア)といった辺りか。クネゴは前述したとおりですが、やっぱりキルシェンもグランツールの山岳を全てこなすのはキツイって事なんでしょうね。コレは仕方ないですけれど。 まずサストレがアタックして様子を見ますが、この時点で脱落者は無し。仕方が無いので、唯一残ったアシスト選手、アンディが集団を引いてペースを作ります。アンディの直後にはフランクが付き、サストレは一番後方に下がって様子を伺う展開。そこからいくらか仕掛けはありますがなかなか決定打にはならず、結局アンディが引いていきます。 そんな中、メンショフが遂に今大会初めて仕掛けた!のですが、何と直後の左コーナーで落車っ!おまけにチェーンが外れてしまいタイムロス。う~む、けっこう良い感じで差を広げていましたし、アンディ以外の選手が反応できていなかっただけに、あそこで決めていれば分単位で差を広げられた可能性があったと思うのですが・・・・ ただ何にせよ、メンショフの状態はアルプスに入って上向いていることは確かでしょう。 そして遂にアタックを決めたのがサストレ!ここにメンショフ、コール、ヴァルヴェルデが追いついて4人で駆けていきます。いずれもエヴァンスとややタイム差があるため、ここはもう牽制もせずに一気に加速。一方1秒差のフランクは徹底してリーダーのエヴァンスをマーク。ヴァンデヴェルデはいつものように堅実に踏んで行きます。 さぁ先頭がゴール前へ!と、うわージェランが飛び出した!あの一番苦しそうだったジェランがステージ優勝! う~む、流石はクレディアグリコル、スプリント勝負になったら一日の長がある、といったところでしょうか。それにしても、マルチネスは途中やろうと思えば残りの2人を振り切れそうだったのに・・・・ 変にちぎれかけた選手に付かせてしまったのが、痛恨になりましたね。ペイトには完全に脚が残っていませんでしたし。 そして総合争いの選手もゴール前へ。前の4人からはメンショフが遅れ、ヴァルヴェルデもゴール前で力尽き、サストレとコールが一気に駆け込みます。ヴァルヴェルデがこの2人から9秒、そしてメンショフは20秒遅れてゴール。さぁ、そしてエヴァンスとフランクがどれくらいのタイミングで来るか・・・・ と、後ろの集団でもゴール手前でアタックがかかり、シュレクとヴァンデヴェルデが抜け出した、うわあああエヴァンスが遅れた!!! フランクはコールから38秒差でゴールし、マイヨジョーヌ獲得!エヴァンスは37秒遅れてしまいます。 なおこのとき実況では「コールがマイヨジョーヌ獲得?!」と盛り上がっていましたが、「フランク!フランク!」とTVの前で叫んでいたのは私だけではないはず(笑) 何にせよ、これでフランク・シュレクがマイヨジョーヌを獲得!7秒差でコール、8秒差でエヴァンスとなったほか4位メンショフ、5位ヴァンデヴェルデ、そして6位のサストレまでなんと49秒差という超大混戦状態に! いやぁ~、これはエラいことになってきましたね。ここに来てエヴァンスの調子がやや下降気味なのか・・・・ 個人的にはメンショフの状態が良さそうなのが、今後のキーになりそうな気もしますけれどね。この日最後に遅れたのは、落車の影響と見て良いでしょうし。 あと不気味なのは、ヴァンデヴェルデでしょうかね。ジロのときのブルセギンと同じ作戦で、山岳ではただひたすら付いていくことに専念してゴール前だけ頑張り、最後のT.T.で一発大勝負を打ってきそうな感があります。あの走りを見ている限り到底山岳で勝負する気は無さそうですが、逆にそれが体力をセーブして奏功する可能性もあるのかな、と。 しかしコール辺り、本格的に総合争いをするとなるとどうなのかな~と思っていましたが、強かったですね。サストレともども山岳で勝負しなければいけないはずですが、このレースでは最も調子が良かった2人ですし、今後のステージでも仕掛けてきそうな・・・・ うむむ~、いやしかしこれは勝負が読めないですね。メンショフ優勝と予想した自分としては彼の力に期待しているのですが、さてどうなりますか。
posted by Alan Hetarade |13:57 |
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