2008年07月03日

ホフがアメリカ記録連発で4冠 【アメリカ選手権4日目】

なんかこのままの体調でツール・ド・フランスに突っ込んだら、確実に氏にそうな気がします。しかも大学の試験も2週間後くらいには始まるわけで、本当に自分は大丈夫なんだろうか、と・・・・

まぁ、それでもスポーツを観てやるのが私というものです(笑)


4日目(7月2日)
◇男子100Frアメリカ記録ラッシュ、フェルプスは準決勝で棄権◇
これまで世界レベルでの争いからはやや置かれていると見られたアメリカの男子100m自由形。しかし今回は予選からハイレベルな争いが繰り広げられました。

まず予選、13組で登場したジェイソン・レザックが48.15と、自身が持っていたアメリカ記録、48.17を4年ぶりに更新。しかしその直後の14組で、ギャレット・ウェーバー・ゲイルが47.78と、アメリカ人選手では初めて48秒の壁を突破。続く最終15組で泳いだ超人、マイケル・フェルプスも47.92と、じつに3人もの選手が従来のアメリカ記録を上回るタイムを出しました。

さらに凄かったのが準決勝。レザックは前半の50mを22.83という素晴らしいタイムで折り返すと、後半も勢いは衰えず。なんと47.58と、アラン・ベルナールの世界記録に僅か0.08と迫るタイムを叩き出しました。ウェーバー・ゲイルは準決勝では伸びを欠き、48.35で3位通過。予選2位だったフェルプスは、準決勝に進んだ段階で棄権しました。

いやぁ~しかし、ここに来て32歳のジェイソン・レザックが伸びてくるとは思わなかった・・・ 今年に入ってアラン・ベルナール、イーモン・サリヴァンといった新鋭(と言っても25歳と22歳だけど)が記録を伸ばしている同種目ですが、このレザックが割り込んでくるとますます群雄割拠、面白くなってきましたね。決勝のタイムにも注目ですが、アメリカにとってはリレーのことを考えても、うれしいニュースでしょう。

◇ホフが2種目でアメリカ新◇
既に400m個人メドレーで世界記録を出し、400m自由形でも優勝しているケイティ・ホフ。この日はまず200m自由形に登場、終盤にアリソン・シュミットの猛追を受けたものの0.04差で何とか押さえきり、1:55.88のアメリカ記録で優勝。自身がミズーリGPで出していた記録を0.2上回りました。

さらにその直後、200m個人メドレーにもホフは出場。こちらではアメリカ記録を持っていたナタリー・コグリンとの一騎打ちが予想されましたが、平泳ぎでコグリンを圧倒し(というかコグリンのBrが遅かった)、2:09.71というアメリカ記録を打ち立てました。むしろ最後はコグリンの代表権のほうが危なくなったのですが、彼女も何とか2位で逃げ切り、代表権を獲得しています。

これで北京ではステファニー・ライスとの一騎打ちになるでしょうが、何だかんだでホフもリレーを含め7冠にチャレンジすることになりそう。まさに“女性版フェルプス”の状態です。フェデリコ・ペレグリーニ(400Fr)、ステファニー・ライス(200IM、400IM)辺りがライバルでしょうが、そこに全部勝てたらスゴイなぁ・・・・

◇フェルプス、世界新あと一歩届かず◇
“今日のフェルプス”の決勝種目は、200mバタフライ。前半から積極的に入っていきましたが、100-150のラップがイマイチ伸びず、タイムは1:52.20。自身の世界記録には惜しくも0.11届きませんでした。

これでひとまず3種目で優勝したフェルプスですが、今のところ世界記録は初日の400m個人メドレーのみ。もっとも本番は北京オリンピックなわけで、今の段階で世界記録に近いタイムが出ていれば充分でしょう。むしろおそらく調整という意味を含めて出場した、本来あまり得意ではないはずの100m自由形の予選であれだけのタイムを叩き出しているわけで、総じて調子は良いと言えるはず。北京では記録ラッシュも期待できますかね。運営に問題が無ければ、の但し書き付きではありますが(笑)

◇ハンセン、200mの準決勝で2分10秒カット◇
北島のライバル、ブレンダン・ハンセンは200m平泳ぎに登場。予選、準決勝と余裕を持って1位通過し、準決勝では2:09.60と2分10秒を切ってきました。

とはいえ、個人的に思うに、200mに関しては北島が心配する必要はまったく無いと思うんですがね。これはあくまでも持論で、また北京オリンピック直前のプレビュー記事辺りで改めて書こうとおもうのですが、おそらく現状の世界の平泳ぎ界では、200mは北島、100mはハンセンが頭一つ抜け出た存在かと。で、2番手には入れ代わる形で2人が入って、3番手争いがダーレ・オーエン、デュボス、ファルコといったヨーロッパ勢となるはずです。

持ちタイムから判断するに、何も起こらずに泳ぎきれば、北島が200mで負ける心配はまず無いでしょう。もちろん本番では何が起こるかわからないのですが、北島の世界記録はハンセンのベストを1秒上回っているわけで、これだけの大差があれば力の差は相当でしょう。一方北島の100mのベストとハンセンの世界記録も0.3くらいは差があるわけで、こちらも結構なものかと。

ま、もっともアテネの時みたくハンセンが自滅してくれる可能性もありますが、個人的にはハンセンの4年間の苦労も報われるべきなのかなーと思うので、100mと200mで金メダルを分け合うのが妥当なシナリオなのかな、という気はしますよ。こんな事書くとまた「非国民だ」とか言われそうですけど(苦笑)

posted by Alan Hetarade |23:19 | 競泳競技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月03日

背泳ぎでダブル世界新 【アメリカ選手権3日目】

ユーロとツールの“谷間”のこの1週間くらい、ゆっくり過ごそう・・・と思っていたのですが、現実はなかなかそうはいかず。結局、朝になってからの更新になってしまいました。やっぱり授業が1限~5限までフルコンプリート(ふぃぎゅ@的な意味ではなく)だと、キツイですねぇ。

さてさて。競泳のアメリカ選手権は3日目の競技が行われました。


3日目(7月1日)
◇ホフが2種目で準決勝トップ通過◇
個人メドレーと自由形を両立しているホフ。この日は200m個人メドレー、200m自由形の予選、準決勝ということで4レースを泳ぎましたが、いずれのレースでも1位になり、磐石の態勢で決勝進出。オリンピックでの個人4種目出場は目前に迫っています。

しかも最後のレースとなった200m個人メドレーの準決勝では、2:09.94とナタリー・コグリンのアメリカ記録まで0.17に迫る好タイム。100m背泳ぎの準決勝直後のレースとなったコグリンが3位通過しているので決勝では分かりませんが、どちらにせよホフは順調に記録を伸ばしているようです。

◇フェルプス、200Frを制す。Flyも磐石のトップ通過◇
超人マイケル・フェルプスは、200m自由形の決勝に挑みました。タイムは惜しくも世界記録には届きませんでしたが、1:44.10ということで、自身の世界記録からは0.24落ち。但しアメリカの国内最高記録は更新しています。また2位にはピーター・ヴァンダーカーイが入り、400m自由形に続いて代表権を得ました。

フェルプスはそのほかに、200mバタフライの予選、準決勝に登場。準決勝では自身の世界記録からは2秒近く遅れる記録ながら、“楽々”トップ通過しました。元水泳をやっていた人間からすると、その記録ももちろん驚異的ですが、日々これだけの数のレースをこなす事、それだけでもはや手の届かないところに居る気がします。

◇コグリン、世界初58秒台へ◇
ある意味予想通りではありますが、ナタリー・コグリンが女子100m背泳ぎを制しました。タイムは58.97と、女子選手としては世界で初めて58秒台に突入。ミズーリGPから立て続けに世界記録を更新しまくっているコグリン、前人未到の領域に踏み込むだけの資格を持っているといえるでしょう。

注目された2位争いですが、予選で当時のコグリンの世界記録を上回るタイムを出したヘイリー・マグレゴリーは59.42と悪くない、というかおそらくアメリカ人以外の全選手を上回るであろうタイムを出したのにも関わらず、マーガレット・ホールザーが59.21というタイムを出したために3位に終わり、泣く泣く代表権を逃すことになりました。シビアすぎる・・・・

◇さすがピアソル、世界新◇
混戦となり易い男子背泳ぎですが、そんな中でも終わってみれば文字通り頭一つ抜け出しているのがアーロン・ピアソル。52.89と、自身の記録を0.09更新しました。やはり北京でも、背泳ぎはこの人を中心に展開していきそう。少なくとも100mでは、抜け出た存在と言えるでしょう。

毎回熾烈を極めるのが、そのピアソルの次の2位争い。今回はランダル・バルが序盤から積極的に展開し、50mのラップではピアソルを0.02上回ったものの、最後に失速し4位。また200m自由形を棄権してこちらに絞ってきたライアン・ロクテは後半追い上げたものの、届かず3位。マット・グリーヴァーズが53.19で2位となりました。

◇タラ・カークが敗退◇
女子100m平泳ぎでは波乱。ジェシカ・ハーディーが1:06.87で優勝したのはまあいいのですが、昨年の世界選手権で銀メダルに輝いたタラ・カークが3位となってしまい、オリンピック出場権を逃しました。2位に入ったのは、シドニーオリンピックの金メダリスト、メーガン・ジェンドリック。昨年の世界水泳では200mに出場して銀メダルでした。

ま、そう考えるとあながち波乱と言い切れない部分もあるのでしょうが、何だかんだで世界2位に昨年なった選手が負けたことに変わりはないわけで。う~ん、やっぱり一発選考というのは厳しいですねぇ・・・・

posted by Alan Hetarade |07:43 | 競泳競技 | コメント(2) | トラックバック(0)
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