2008年05月11日
いよいよ今シーズンのプレミア最終週のゲームスタートが、5時間後に迫った。
優勝争い、UEFAカップ出場権争い、そして残留争いと、それぞれのレースが最後まで縺れた展開となった。泣いても笑ってもこれで全ての決着がつく。
~To the TITLE~
1 Manchester United +56 84
2 Chelsea +39 84
Wigan Athletic - Manchester United
Chelsea - Bolton Wanderers
チェルシーの猛追があって、終盤戦一気に熱を帯びたタイトルレース。前節、ユナイテッドは自慢の攻撃力を生かしてウェストハムに、チェルシーはお得意の堅実なフットボールでニューキャッスルに、それぞれ勝って最終週へ臨む。互いのチームを象徴するかのようなゲーム運びは、最終節まで変わることはないだろう。
ユナイテッド、チェルシーとも、ウィガンとボルトンという格下を相手に一抹の“不安要素”があった。ウィガンのホームであるJJBスタジアムはラグビーチームとの兼用、その荒れたピッチにはこれまで数多くのチームが苦しめられてきた。ユナイテッドとて例外ではない。またチェルシーの対戦相手ボルトンは、残留争いの真っ只中。モチベーションの高い相手となれば、当然厄介になってくる。
ただこの2つの要素は、ここに来ていずれも優勝を争う2チームにとって、“好ましい状況”になりつつある。
まずJJBのピッチだが、週末に行われる予定となっていたラグビーのゲームが、プレミアを考慮して月曜に延期となった。基本的にピッチコンディションが悪いことに変わりはないが、これで大一番の直前に著しくピッチが荒れる恐れは無くなった。また残留争いをしていたボルトンは先週サンダランドに快勝。最終週では18位のレディングに得失点差11を逆転されない限りは残留できるため、ほぼ降格の恐れは無くなった。
得失点差の関係上、ユナイテッドが勝てばほぼ間違いなくユナイテッドが優勝。但しボルトンがこのような状況になった以上、相手としてはユナイテッドと対するウィガンの方が厄介と言える。今シーズンのウィガンは4強への苦手意識を完全に払拭しており、先週もアウェイでアストン・ヴィラに勝利。オールド・トラッフォードでの対戦ではユナイテッドが4-0で一蹴しているが、そのときとは状況がまるで違う。最後まで油断できない展開、スリリングな試合が期待できる。
~To UEFA Cup~
5 Everton +20 62
6 Aston Villa +20 59
Everton - Newcastle United
West Ham - Aston Villa
両チームとも前週敗れてしまったことでやや興醒めした感があるUEFAカップ出場権が懸かった5位争いだが、現在エヴァートンとアストン・ヴィラの得失点差は、共に+20。即ち、エヴァートンが負けてアストン・ヴィラが勝てば、アストン・ヴィラが逆転で5位となり、UEFAカップ出場ということになる。
逆に言えばそのパターンのみが5位逆転の条件であり、本来であればなかなか成立するのが難しい状況なのだが、今回ばかりは話が別。というのも、ここのところエヴァートンの調子が悪く、ここ8試合で僅か1勝(その1試合もホームでダービーを1-0で下したもの)に留まっている。そして相手は、甦ったニューキャッスル。チェルシーに敗れこそしたものの、マルティンス、オーウェンといったストライカー陣のコンディションが良く、エヴァートンとは対照的なチーム状態と言える。
またアストン・ヴィラもアウェイ戦とはいえ、相手がウェストハム。ここのところモチベーションの低下が著しく、前週のマンチェスター・ユナイテッド戦は酷い内容であった。またザモラとアシュトンという2トップは基本的にフィジカルで勝負をしかけてくるため、こちらも鋼のような肉体を誇るラウルセン、ザット・ナイトのCBで臨むであろうヴィラからすれば、比較的組し易い相手だ。
この勝負に関しては、エヴァートンがニューキャッスル相手にどの程度戦えるか、ということが鍵となりそう。グディソン・パークで意地を見せられるだろうか。
~To SURVIVE~
16 Bolton Wanderers -18 36
17 Fulham -23 33
18 Reading -29 33
19 Birmingham City -19 32
Birmingham City - Blackburn Rovers
Chelsea - Bolton Wanderers
Derby County - Reading
Portsmouth - Fulham
昨シーズンはウィガンとシェフィールドが壮絶な戦いを演じ、決着がついた残留レース。シェフィールドではチーム一の功労者であったジャギエルカのハンドで勝敗が決するというドラマティックな展開となったが、今シーズンは当事者同士の直接対決はない。
一応ボルトンにも降格の可能性は残っているが、レディングに得失点差11を引っくり返されない限り残留できる。さすがにこの数字が逆転されることは非現実的であるため、実質上はフラム、レディング、バーミンガムの3チームが1つの椅子を争うこととなる。
まず勝てばほぼ自力で残留を決められる状況にあるのが、フラム。対戦相手はポーツマス、それもアウェイ戦ということでなかなか厳しいが、ポーツマスとしてはもはやFAカップ決勝に全力を投入するしかないため、このリーグ戦を精神的にもメンバー的にも軽視してくる可能性が高い。調子も落としており、ここ4試合勝ち無し、しかもその間奪った得点は僅かに2つ。守備に不安を抱えるフラムだけに、相手の攻撃陣が今ひとつというのは好ましい状況だ。あとはやはり、マクブライド、ブラードの2人でゴールを奪えるかということになりそう。マクブライドとコンビを組むカマラ、ネヴランドの起用法も重要となってくるため、ホジソン監督の仕事も注目される。
終盤戦になって一気に調子を落としてきたレディングは、アウェイでダービーと対戦。一見すると楽そうな対戦であるが、レディングのアシスタントコーチを務めるケヴィン・ディロンがダービーを軽視する発言をしたため、ダービーのジュウェル監督は激怒。選手に発破を掛けているものと思われる。またプライド・パークは雰囲気の良いスタジアムで、6試合ゴールが無いレディングとしては決して侮る事のできない状況だ。現地でもピックアップされているが、今シーズン見事に期待を裏切ってチャールトンにレンタルしていたリタを呼び戻しており、彼のプレイ振りが鍵を握ることになる。
最も厳しい立場にあるのがバーミンガム。しかし得失点差では優位に立っており、フラムとレディングが共に敗れてバーミンガムがドロー、となれば、バーミンガムは残留できる。相手は今シーズン、プレミア屈指の活躍を見せたサンタ・クルスを擁するブラックバーン。怪我の影響も懸念されたリッジウェルはゴーサインが出ているようだが、この相手を0点で抑えることは、残念ながら現実的ではない。となると、ゴールが欲しいところ。フォルッセル、マクファーデン、サラテ、ジェロームといったストライカーは勿論、カポのオーバーラップ、ラーションのセットプレイなど、なりふり構わず得点を奪うことが求められる。
posted by s_co_log |17:24 |
FAプレミアリーグ |
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