2008年05月01日

赤と青の頂上決戦へ

Chelsea 3-2 Liverpool
【C:33,105.Didier Drogba, 98(PEN).Frank Lampard】
【L:64.Fernando Torres, 117.Ryan Babel】

◆記憶に残るゲーム◆
いや〜本当に凄いゲームでした。解説の川勝氏が「分析とかも出来るだろうけれども、とりあえず凄いゲームだったということで良いんじゃないか」みたいなことを仰っていましたが、まさしくそのとおりで。というか、粕谷さんならまだしも、川勝さんがあそこまで言うというのはよっぽどの事なんじゃないかなぁと思うわけでして(笑)

しかし本当に凄いゲームでした。特に延長戦の怒涛の展開、ランパードの涙のPK、そして冷や水を浴びせるようなバベルのとんでもない一発・・・・などなど、見所がたくさんありました。

ただ、やっぱり一番凄かったのは・・・・


◆真価を発揮したドログバ◆
とりあえず1点目にしろ3点目にしろ、なんであんな速いスピードで走っていって、そのまま踏ん張ってあんなに速く脚を振りぬけるんだ、と(笑) 並の人間がやるとまず体がついていかないであろう、とんでもない動きでしょう。足腰の筋力がよほどついていないと、まず無理なプレー。それを彼は普通にやってのけるんですから・・・・ ジェラードのアウトサイドのパスなんかも凄いですが、あのドログバのシュートスピードも半端無いですね。

今シーズンはネーションズカップでいない時期があったこともありますが、イマイチ得点が伸びず、本人の調子もどうもムラがあったドログバ。シーズンを通してとなると及第点にも及ばないであろう点数が付くでしょうが、このマンチェスター・ユナイテッド戦とリヴァプールとのセカンドレグの2連戦の働きは、文句のつけようが無いですね。まさに、これぞドログバ、というゴールでした。

これがスタンフォード・ブリッジへの置き土産となるゴールなのかどうなのか・・・・


◆微妙に歯車が狂ったリヴァプール◆
さて一方のリヴァプールですが、こちらも素晴らしい試合を演出してくれたという点では良く頑張ったと思います。ただ、1戦目から微妙に歯車が狂い、その歪みが最終的に1点の差となって現れた、といったところか。

ファーストレグでもアウレリオが負傷してリーセが出てきて、そのリーセがOGを献上してしまったわけですが、この試合でもシュクルテル→ヒーピアというチェンジをせざるを得なかった。あのPKのシーンに関しては致し方ないとは思うのですが、代わったヒーピアがPKを献上したことは事実ですし、そして何より延長戦に入って切れるカードが一つ減ってしまった。おそらくあとの1枚が残っていたら、マスチェラーノを下げてクラウチを入れていたんじゃないかと思うのですが、それが切れなかったですからね。

あの時間帯にバベルをセンターに置くという考えは間違っていなかったと思いますし、実際1点は取ったのですから、妥当な采配だったでしょう。ただゲームを通じて、中盤からのビルドアップの段階でパスミスが多かった。結局延長戦に入ってもそれが続いて、バベルの良さを引き出すに至らなかったですからね。こういうときはクラウチへの放り込みが有効になったはずなので、そういう点でも交代枠が1つ減ったというのは大きかったでしょう。

何より、得点に絡んだベナユンとトーレスという2人を下げざるを得なかったのが・・・・ まぁベナユンは得点シーンこそ良い動きをしましたが、前半からパスをカットされること数知れず、という状態でしたし、トーレスもボールが来ないと消えてしまう選手ですからね。まぁかといって今日は右のカイトも完全に封じられていたわけで、特にその2人を責めるわけにもいかないのですが・・・・


◆ライバル同士の覇権争い◆
さぁこれで、国内でもヨーロッパでも、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーのガチンコ勝負という事になりました。残り2試合の段階でポイント差なし、ヨーロッパでも頂上決戦を行うということで、名実ともに今のヨーロッパではこの2チームがトップレベルにある、という事でしょう。

プレミアという点では、両者とも今週末のリーグ戦が重要でしょう。ビッグマッチを2試合続けてこなし、ちょっとテンションが下がりそうなタイミングでの試合ですからね。しかもその相手が、ユナイテッドはここ2年ほどやたらと不得手にしているウェストハム、チェルシーの方もここ7試合負けていないニューキャッスルですからね。この2チームは先週末に当たって2-2の引き分け。どちらも悪くない気分で、週末を迎えるはず。ここが大きな鍵を握るでしょう。しかもチェルシーは、マンデーナイトですからね・・・・

ただチャンピオンズのほうはもうガチンコ一発勝負でカタがつくということで、こちらはもうそのまんま楽しみですね。先週のゲームを見ても分かるとおり、この2チームの対決はかなり面白いですからね。好ゲームが期待できるはずです。


・・・・・ってか、やっぱりイングランドのファンではこう言いたくなってしまうのですが、もうウェンブリーでやりませんかね、決勝(笑)

posted by Alan Hetarade |07:03 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(26) | トラックバック(3)
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