2007年12月03日

ジロ・デ・イタリアのコースが発表

・・・ということで、来シーズンに向けてブログを本格化させる一貫として、より積極的にサイクルレースについて取り上げていければな、と思っています。

因みにですが、今日ようやく、8月に注文したCannondaleのCAAD 9.5が届きました。初のロードレーサーにしちゃあちょっと高級すぎるかなという気もしますが、手にした瞬間は感動しました(笑) これから乗りまくりたいと思っています。


さてタイトルにあるとおり、来年のジロ・デ・イタリアのコースが発表されました。コースについての詳細はCTニュースにてご確認いただければ幸いですが、概要を見た限りでの感想を。

まず第1ステージは、パレルモでのT.T.T.。島でのスタートという点では今年と同じですが、ただ来年はどうも島から大陸への移動の際の休息日は無いようで。まぁ今年はサルデーニャ島で、本土イタリアとは距離がだいぶありましたが、来年はシチリア島ですからね。殆ど陸続きのようなものですし、移動にも問題は無い、という事なのでしょう。

全体を見る限り、まぁ見事に前半と後半で平坦と山岳が分かれているな、と(笑) 個人的に今年みたいに序盤で頂上ゴールを1つ持ってきて、その後も徐々に山岳ステージをはさむ事で盛り上げる、みたいな形も好きだったんですけどね。これだと、明らかに第13ステージあたりでスプリンターがごっそり帰ってしまいそうで・・・・ それも仕方ないんですけどね。

やはり目を引くのが、最終日がみんなで仲良くスプリント合戦ミラノゴールではなく、ガチムチT.T.最終決戦ミラノゴールになったという事ですかね。その前の第19、第20ステージで長距離を走ってのT.T.というのも、選手の状態に影響を与えそうな気が。展開にもよりますが、もしかしたらこのT.T.で大逆転、なんてことがあるかもしれませんね。

しっかし本当に、ラスト3ステージが鬼のような気がしてならんのですが。こりゃ相当なタフさが求められるレースになりそうですね。そして、スプリンターにとっても辛いレースになりそう。マリア・チクラミーノに執着しない限り、最終日まで走りきる意味は無いと言っても過言ではないステージ配置ですからね。意外とまた、ガルゼッリのようにステージ狙いのスプリンターじゃない選手がマリア・チクラミーノを獲得、なんてこともあるかも。

まぁ個人的には、ディ・ルーカが出られるかどうか、その一点のみが非常に気になります。流石に前年度チャンピオンですし、よほどの事が無い限りは出させてもらえるとは思うんですけどね・・・・ サヴォルデッリの鬼アシストにディ・ルーカが引っ張られる、なんてシーンは見られるのでしょうか。

posted by Alan Hetarade |02:00 | サイクルロードレース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年12月03日

佐藤敦之、遂に才能開花 【福岡国際マラソン】

スピードを意識した佐藤の成果
福岡は記録が出やすいコース。4年前の国近、諏訪、高岡の強烈な競り合いも勿論、昨年のゲブレシラシエ、ガリブ、バラノフスキーらも、ハイペースでの競り合いを演じた。そして今年も、ペースメーカーが機能し、記録、勝負ともに面白いレースとなった。

そんな中、佐藤が3位に入れたのには、理由がある。昨年から一貫して、世界の舞台で戦えるよう、スピードを磨こうとしていた。別大マラソンで敗退した後、出場こそ叶わなかったものの、ロンドンマラソンに挑もうとしていた。以前このブログでも取り上げたが、今年のロンドンマラソンには世界陸上にもまったく引けを取らないメンバーが集まり、ハイレベル、ハイスピードでレースが展開された。

そのようなマラソンにチャレンジしようという意思を持っていたということは、近年ますます加速しつつある、マラソンの“スピードレース化”に、佐藤が適応しようとしていた姿勢の表れである。そういった意思を明確に持ってトレーニングを積んだ結果、それがハーフの日本記録に繋がり、そして今日の福岡で、あのハイペースの中、日本人で唯一失速しなかった、力強いレースに繋がった。

ワンジルは世界トップレベルの走り
ただ佐藤も、世界的に見れば、そのスピードはまだ“普通”。日本記録を出した世界ロードでも、順位は平凡なものだ。その際に佐藤自身が、数年前に出場していたときと比べて明らかにスピードが速くなっていると感じたそうだが、トラック競技を経てマラソンに転身するのがトレンドとなりつつある今、爆発的なスピードを持つ選手でないと、世界トップレベルのマラソンランナーとは言えない。佐藤は札幌ハーフで、山梨学院大学のモグスに太刀打ちできなかった(もちろんマラソンでは佐藤の方が強いだろうが)。世界的に見ても、ゲザハン・アベラやエリック・ワイナイナがタイトルを縦にしていた頃とは、明らかに変わりつつある。

そんな中、今日のワンジルの走りは、昨年のゲブレシラシエと充分に比肩し得るものだった。ハーフでは抜群の実績がある彼だが、見事にそれをマラソンに繋げた。ケニアは選手層が厚いが、しかしハーフ世界記録保持者が2時間6分台で優勝した、というニュースは、他のケニア人選手にとっても充分に脅威となるはずだ。

何より、マラソンで実績のある森下監督が指導しているし、チームメートにも日本屈指のスピードランナー、三津谷がいる。チームメートと競ってスピードを磨き、監督からマラソンのノウハウを伝授される。今日も30kmまでは待機しろという森下監督の指示を忠実に守り、そこからスピードアップして勝負をつけた。ロンドンはかなり難しいレースになるだろうが、この素晴らしい環境を、ワンジルにはぜひ生かしてもらいたいものだ。

遅れた選手、健闘した選手
このようにスピードレースとなったため、それに対応できなかった選手は必然的に遅れてしまった。ただそんな中でも、自分の持てる力を発揮した選手もいた。

まず松宮だが、30km付近での腹痛が痛恨だった。わき腹の痛みは少しペースを落として暫く走っていると和らぐケースがあるが、今回の松宮も、おそらくわき腹の痛みは一時的なものだったはず。体調に左右される部分はあるもののこればかりは運が悪かったと言うべきだろう。

油谷も残念だった。これで2戦続けてマラソンで遅れてしまったことになる。前回は故障もあったが、やはりここまでペースが上がってしまうと、中程度のレースペースを得意とする油谷にはきつかったのかもしれない。また藤田と高岡は、スピードに対応できなかった。高岡は昨シーズンを棒に振ってからの厳しい挑戦だったが、しかしきちんとこの福岡で勝負をしたその姿勢は、改めて賞賛に値する。

健闘した選手としては、折り返し付近まで勝負に絡んだ高橋謙介。順天堂大学時代の箱根での走りがどうしてもキャリアのハイライトになってしまう彼だが、これまでもマラソンに挑戦してきたとはいえ、あそこまで人数が絞られた状態で先頭集団に残っていたのは、おそらくこれが始めてのはず。最後は遅れてしまったが、勝負がかかった場面で彼の姿を見る事が出来たのは、個人的に嬉しかった。

また三代直樹が9位に入っている。一時期は東京国際マラソンで2時間9分台のタイムを出すなどマラソンでも期待された彼だが、その後はまた怪我で苦しんでしまっている。今日は苦しみながらもきっちり完走できただけに、ぜひもう一度、輝ける舞台に戻ってもらいたいものだ。さらにもう1人挙げると、旭化成の清水将也。惜しくも自己ベストには30秒ほど及ばなかったようだが、早々に脱落しつつも自分のレースはしっかりできたはずだ。

posted by Alan Hetarade |01:02 | 陸上競技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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