2007年02月02日
06~07 FAプレミア 第21週レビュー
Chelsea 3-0 Blackburn Rovers チェルシーはカップ戦で2試合連続得点したシェフチェンコがスタメンで、ドログバとの2トップ。これもカップ戦に出場していたディアッラが右SBに入り、CBは復帰したカルヴァーリョとエッシェンのコンビ。ミケルもスタメンで起用された。またリヴァプールから移籍してきたウォーノックが、ブラックバーンでのデビューとなった。 試合開始直後、連携が不十分なチェルシーの右SBをブラックバーンがつき、これはチェルシーの守備陣が崩壊するかと思われたのだが、その直後6分にカウンター一閃。ランパードのパスを受けたドログバが抜け出し、一瞬で先制点を奪ってしまう。 これで試合が落ち着く。そしてここから、チェルシーは何とかシェフチェンコに得点を取らせようと、彼にボールを集める。しかし彼が放つシュートはことごとくブラックバーンのGKフリーデルに止められてしまい、ゴールを割ることが出来ない。一方チェルシーの守備陣はと言うと、初歩的なミスから2度ほど致命的なピンチを迎えるが、無人のゴールへと転がりかけたボールをカルヴァーリョが弾き出すなどして、何とか無失点に抑えた。 55分、左サイドでボールを追いかけていたアシュリー・コールが、突然ひとりでに跳ね上がるような仕草を見せた後ピッチに倒れこみ、動けなくなってしまった。そのままブリッジと交代。明らかに左ひざに異常が起きていた。まだ正式な診断は出ていないようだが、今日現在モウリーニョによれば“歩けない”状態で、長期離脱は避けられない情勢だ。 試合はというと、67分にミケルがランパードへ良いショートパスを出す。するとランパードはミドルレンジから無回転キックを放ち、ボールは美しい放物線を描いてネットに吸い込まれていった。フリーデルがまったく反応できない、素晴らしいシュートだった。 ブラックバーンもマッカーシーが決定的なヘディングシュートを放ったものの、これはツェフがファインセーブ。終了間際にはシェフチェンコに替わって入ったカルーが抜け出し、ダメ押しの3点目。こうしてチェルシーが快勝した。 確かにランパードのシュートも素晴らしかったが、この試合もっとも印象に残ったのはシェフチェンコだ。彼は5度ほど決定的なシュートを放ったのだが、全てフリーデルに止められてしまった。チームメイトが何とかして彼に得点を挙げさせようとしてパスを出していた。また交代で下がった際も、モウリーニョがわざわざ肩を抱き寄せて長い時間言葉をかけた上、ベンチではテリーをはじめ選手一同が拍手喝采で向かえ、ハイタッチの嵐だった。 まずハッキリ言えるのは、何度も決定機に絡めるようになった点で、確実に進歩しているということ。あとはフィニッシュの精度だけの問題だ。まさにここで彼本来の得点感覚を取り戻せば、その後は一気に調子を取り戻してく可能性もある。それが分かっているからこそ、チェルシーともあろうチームが全面的に彼をバックアップしているのだろう。周囲に様々な噂が絶えないシェフチェンコではあるが、あそこまでチームが彼をサポートしている光景を見ると、なかなか感動的なものであった。シェフチェンコとてこのままでは終われないだろう。 Bolton Wanderers 1-1 Charlton Athletic FAカップで負傷したケヴィン・デーヴィスはやはり出場できず、ペデルセンが代役を務めた。対するチャールトンは、前週ポーツマスを相手に成功した4-5-1というフォーメーションを再び採用した。 試合はいきなり6分、ギャリー・スピードが左サイドからロングスロー。一度はクリアーされたが再びスピードの元にボールが戻ってきて、クロスを上げる。するとそれに合わせたのはペデルセンで、ボルトンが先制した。エリア内にチャールトンの選手は数多く居たが、ペデルセンは完全にフリーだった。 ところが直後に、チャールトンはFKを得る。少しボールをずらしてパワーショットを打ち込んだのはエル・カラクリ。低い弾道のシュートは殆ど回転しないボール。名手ヤースケライネンですらボールが正面に来たのにまったく触れない素晴らしいシュートで、これがネットに突き刺さりチャールトンが同点に追いついた。 ボルトンは前線のアネルカを軸に何とか勝ち越し点を狙うが、そのアネルカがハムストリングを痛めてしまったため、32分にイラン代表のティムーリアンと交代。MFのティムーリアンはそのまま中盤に入り、ケヴィン・ノーランがトップに上がった。 後半に入ると一方的にボルトンが攻め続けるが、ペデルセンらがディフェンダーを振り切って迎えた決定的なシーンではカーソンが身体を張ってボールを蹴り出すなど、守りを固めたチャールトンは何とか防ぐ。一方、交代で入っていたベン・ハイムが滑ってしまいピンチを招いたりもしたが、スコアは動かず。そのままゲームセットとなった。 ひとまずチャールトンにとっては、明るい試合だったと言える。既に後半途中からアラン・パーデューは選手に向けて、時計を指差した上で落ち着くようにする仕草をしており、その狙い通りになった。これでここ2戦で、ヨーロッパカップ出場圏内にいるチームからアウェーで4ポイントを奪ったのだ。遂にウェストハムと勝ち点で並び、17位のウィガンとも2ポイント差と、完全に射程圏内に捕えた。 ここからチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドと厳しい相手との戦いになるが、それを乗り切れば、ウェストハム、ワトフォード、ウィガンといった当座のライバルとの戦いの連続となる。まだディフェンスの組織に問題はあるが、ひとまずこの4-5-1というフォーメーションがはまっており、何とか強豪2チーム相手に食い下がりたいところだ。 Sheffield United 2-0 Fulham 23分、28分にステッドとトンゲが立て続けに得点を奪い、シェフィールドが快勝。ここ数試合何とか引き分けでしのいでいたフルハムが負け、少し後ろを気にする必要が出てきた。 West Ham United 1-2 Liverpool プレミアデビューとなったケパが得点を挙げたウェストハムだったが、それ以上にディフェンスラインが深刻。一方的な展開ながら前半せっかく無失点に抑えたというのに、後半開始わずか12秒でカイトに決められてしまうとは・・・・・・ Portsmouth 0-0 Middlesbrough ここのところ失速気味のポーツマス。カヌとベンジャニの2トップを採用したが、得点を奪えなかった。ミドルスブラはこれで11位と、じわじわ浮上中。 Reading 3-2 Wigan Athletic まさに昨年のウィガンのような勢いで勝ち点を重ねるレディング。3分にヘスキーに先制点を許したが、インジマルソンらの得点で快勝。遂に6位ポーツマスと1ポイント差というところまで来た。対照的なウィガンはこれで8連敗となり、いよいよ降格圏転落が現実味を帯びてきた。 Newcastle United 3-1 Aston Villa 7分までにミルナーとダイアーが立て続けに得点しニューカッスルが2点をリードするも、アストン・ヴィラでのデビュー戦となったヤングが決め1点差に。試合を決めたのは同じくヴィラで初出場したカリューのゴールが、ファウルがあったとして取り消されたシーン。かなり微妙な判定だった。 Manchester United 4-0 Watford 最下位ワトフォードにとって首位のチームとのアウェー戦は確かに厳しかろうが、PKとOGで2点をリードされては、さすがにどうしようもない。しかも試合後にブースロイド監督が「今日のユナイテッドには他のチームでも勝てなかっただろう」と言うようでは、行く末が心配である。
posted by s_co_log |23:43 |
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