2007年01月03日
第83回箱根駅伝 復路
6区 ◎末吉翔(日大) ○藤井輝(駒澤) 松尾龍太郎(大東文化) △皆倉一馬(東海) 天野達也(中央学院) 山下りの経験があった末吉。昨年はやや失敗のレースになってしまったが、今年その借りを見事に返して、日大の復路へ勢いをつけた。また区間タイムとして1時間が一つの目安となる中で、それを切った藤井と松尾も評価できる。 出雲駅伝では活躍した皆倉だったが、区間10位と順天堂に引き離されてしまったのは誤算か。6位でスタートした中央学院の天野も、順位を落としてしまった。 7区 ◎鷲見知彦(日体) ○井野洋(順天堂) △柳沼晃太(法政) ここ最近は1区で失敗を続け、駅伝で辛い走りが続いた鷲見が、最後の最後に見事に活躍した。ようやく彼本来の走りが出来て、嬉しいはずだ。 井野は区間4位と好走。ハーフのタイムで勝る植木や秀島を相手に、ダメージを最小限に食い止めることに成功した。一方で昨年区間賞を取った柳沼は失速してしまった。 8区 ◎五十嵐真悟(城西) ○北島寿典(東洋) 笹谷拓磨(日大) 与那覇大二郎(亜細亜) 阿宗高広(国士舘) △黒田孝之(神奈川) 太田行紀(駒澤) 椎谷智広(学連選抜-東農大) 特に中位以下の各チームにおいて、浮沈を左右した区間と言える。唯一の例外は城西大学の五十嵐だが、彼は期待に沿った走りをしてチームをシード圏内へと浮上させたのは素晴らしい。 区間賞は北島だったが、東洋のエース格の選手の1人としての走りが出来た。笹谷や与那覇は順位を上げて残り2区間への流れを確かなものにしたし、阿宗が区間8位の走りをしたことで国士舘は完全に繰上げを心配する必要が無くなった。 一方、区間順位が下位のランナー達は完全に失速してしまっていた。それが上の3人で、太田は駒澤が6区と7区で稼いでいた順位を吐き出し、黒田と椎谷は繰り上げへ繋がる遅れを作ってしまった。 9区 ◎長門俊介(順天堂) ○菊池昌寿(亜細亜) 徳地悠一(中央) △土橋啓太(日大) 橋本圭史(城西) 高橋宏弥(日体) この復路のエース区間での長門の走りは素晴らしかった。すべてを熟知した走りで、文句のつけようが無い。追っていたチームに絶望を叩きつけた。 後がない順位で襷を受けた菊池は序盤から次々と前を捉える積極的なレースでチームを押し上げ、徳地も粘りの走りで順位をシード圏内へと上げた。その争いから脱落してしまった橋本は残念だった。また上位陣でも、2位が見える位置からスタートしたものの遅れてしまった土橋や、最後に失速してしまった高橋は力を発揮することが出来なかった。 10区 ◎松瀬元太(順天堂) ○阿久津尚二(日大) 治郎丸健一(駒澤) 米澤豪(学連選抜-青山) △尾田寛幸(東洋) 岡田晃(亜細亜) 得てしてトップで走る最終区間の選手というのは堅実に走るものだが、その鉄則を敢えて破った松瀬。結果が出なければ叩かれるところだろうが、区間記録を出してしまえば突っ込む余地が無い。 阿久津は区間順位は2位であるものの、タイムは松瀬から離されてしまった。しかし途中から完全に2位を確保する走りに切り替え、そのミッションを確実に果たしたのは評価できる。意地がこちらにまで伝わってくる走りを見せた次郎丸、学連選抜から健闘した米澤は同タイムで区間5位だった。 またこのほか、あの7~10位の集団にいた選手は良い走りをして、その座が危うくなることは無かった。但し岡田は亜細亜の4本柱の1人であることを考えると、あの集団から抜け出したかったところだ。
posted by s_co_log |15:23 |
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