2006年12月10日
Auckland City FC 0-2 Ahly Sporting Club
結果としては妥当なところに落ち着いたのではないか。オークランドシティもよく健闘したと言えよう。
前半のアル・アハリはどうにも硬くなっていた印象を受けた。下馬評どおりとまではいかなくても、流石にアフリカを代表するような選手が居るチームと、セミプロ集団では、実力の差は明白。しかしどうにも攻撃が組み立てられず、球際ではすぐにアル・アハリの選手は吹き飛ばされてしまっていた。
アル・アハリには背負うものが沢山あったはずだ。昨年の惨敗はもちろん、亡くなった選手への思いも、重くのしかかった。早めに来日して、アフリカ全体の支援を受けて大会に臨んだ点も、前半では逆にプレッシャーになってしまっていた。ボールをキープするだけの状態に陥っていた。
しかし後半、ようやく少しは“らしい”プレーが見えた。1点取ってからは落ち着いてプレーし、2点というのは少し物足りない気もするが、まずは勝利を収めたことが、アル・アハリの選手にとっては何より大きいはずだ。今日の内容ではインテル・ナシオナル相手に通用するとは言い難いが、2年越しの勝利を挙げたアル・アハリをひとまず称えるべきだ。
5位決定戦に回ることになったオークランドシティだが、やや後半はプレスが弱くなっていた。しかし評判どおりフィジカルは強く、技術面ではまだまだ劣るものの、メンタリティなど非常に魅力溢れるチームだった事は間違いない。今後オセアニアを背負うことになるニュージーランドのチームだが、この大会でああいう試合が出来れば、国民へのサッカーのアピールになるかもしれない。
途中出場した岩本だが、何度か蹴ったプレースキックの精度はなかなかに高かった。そして前への姿勢も、オークランドシティの中では際立っていた。もう全盛期の輝きは無いとはいえ、彼なりの良い戦いをしているという印象を受けた。枠に飛ぶシュートを蹴ったのは、オークランドシティでは彼くらいだったのだから。
個人的には全北現代の実力にもかなり疑問を持っている。明日の試合次第ではあるが、オークランドが今日のようなサッカーをして、岩本のFKが決まれば、或いは、というシーンが見られるかもしれない・・・・・などと、ちょっと期待を抱いてみたりした。
posted by s_co_log |21:38 |
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2006年12月10日
Manchester United 3-1 Manchester City
数あるダービーマッチの一つ、マンチェスター・ダービー。その名に相応しい好ゲームとなり、両チームよく健闘したのだが、残念ながらマンチェスター・シティの方に重要な場面でミスが出て、スコアとしては開いたものになってしまった。
バートンの激しいアタックから始まった試合だったが、いきなりルーニーが先制パンチを食らわせた。まずロナウドのクロスが速く、精度もある球であった。そしてその速いクロスに身体を投げ出して合わせることが出来る、ルーニーの強さは流石としか言いようが無い。このシーンでダンが空振りをしている。このクロスのみに関しては確かに難しい球ではあったが、その後のシティーの失点の仕方を見ると、この処理も問題であったといえる。
2点目は、トラベルシの完全なミスから生まれた。エインセから折角ボールを奪ったのに、中途半端なバックパスをあっさりエインセにさらわれ、クロスをサハが押し込む形となった。1点目以上にまったく不要な失点であり、好ゲームにやや水を刺した。
しかし後半に入り、2点を追う厳しい形となったシティーが積極果敢に打って出た点は、このゲームを引き締めたものにする要因となった。中盤の主導権を握り、上手く左右へ展開した。
ここでトラベルシが汚名返上という形で1点を返す、見事なシュートを放った。クロスが上がると思ったファンデルサルが、ファーサイドの方に体重をかけた瞬間、シュートがニアに飛んできた。流石のファンデルサルも、防げなかった。
しかし終了間際、ルーニーのクロスボールをまたもダンが空振りした。しかもボールに触ってしまい、ロナウドがよく反応してボールを押し込んだ。まったく防げた点である。こうしてマンチェスター・シティーは3失点を喫したわけだが、全てディフェンダーの個人的なミスから失った点であり、非常に勿体ない。これでは上位進出は厳しいといわざるを得ない。
シティーの2トップに関しては、今日の試合を見た者全てが苦言を呈するだろう。コラッディはまったく機能していなかった。殆ど印象が無い。しかも最後に退場し、ケチをつけてしまった。
サマーラスは、中央でのプレイよりも、ビーズリー投入後に右サイドでトラベルシと連携していた時の方が、より機能していたように感じる。シュートレンジにおいて、彼は一瞬の判断が遅かったり、1テンポ動きだしが足りなかったり・・・・と、惜しいプレーばかりだった。もう少し進歩し、彼に最適な働き場が確立された時、シティーの前線はもっと活発になるだろう。
私などは今日の試合を見ただけだがマンチェスター・シティーにも魅力的な選手は多い。“尻出し男”のバートン、攻撃から守備まで精力的に身体を張るヴァッセル、驚異的な身体能力を持つイングランドの新星リチャーズ、そして交代投入後に攻撃のリズムを作ったアイルランドや、後半から出場というGKとしては難しい状況でルーニーの決定的なシュートを超ファインセーブしたイサクソン・・・・・
しかしフォワードの得点が圧倒的に少なく、その上に最終ラインがミスをすれば、マンチェスター・ユナイテッドのようなチームは見逃してくれない。どちらも深刻な課題だろうが、これを克服しなければ、“ヨーロッパ未満”の戦いを強いられる事は必至だ。
Liverpool 4-0 Fulham
リヴァプールはこれで2試合連続で4点取ったことになるわけだが、見た方としては、先制点までの時間があまりにもかかりすぎ、そして圧倒的にボールを支配し、30本を越えるシュートの雨を浴びせたもののことごとく決定機を外し続けたため、スコアほどすっきり、というわけにはいかない試合だった。
とにかく1点取るのが大変だった。カイトが2度(或いは3度)の決定的なシーンを外した。序盤で大苦戦したリヴァプールを献身的に支えたカイトだが、今日に限ってはブレーキだった。フリーの状態でシュートを外したのだから。さらにシャビ・アロンソのフリーキックなど、惜しいシーンは幾つもあるものの、やはりリヴァプールらしく、ゴールをなかなか割ることが出来ない。
結局はカイトのシュートがハンドとなり、得たPKを、1度はとめらるもののジェラードが押し込み先制。後半9分の先制ながら、“ようやく”という印象しかない。
しかし波に乗ると手をつけられないのがリヴァプール、と言わんばかりに猛攻は続き、CKで誰かに当たってややコースが変わったボールを、ファーサイドで待ち構えていたキャラガーが押し込み2点目。実にプレミアで7年ぶりのゴールというキャラガーだったが、この時のキャラガーは完全にフリーであり、フルハムのマークの甘さが目に付いた。
波に乗ればスーパーゴールも生まれる。ルイス・ガルシアのヘディングはまさしくそれだ。とにかく見事としか言いようが無く、GKにとっては気の毒なシュートとなった。さらにロスタイムには復活したマルク・ゴンサレスもFKからゴール。これもギリギリのコースに蹴られた球で、素晴らしいFKだった。
そんなリヴァプールで光っていたのは、ペナント。精力的に走り回り、右サイドから再三クロスを上げ、攻撃のリズムを作っていた。得点にこそ絡まなかったが、前半のカイトの決定機を演出したし、彼のおかげでリヴァプールはゲームを通して攻め続けることが出来た。
しかし、スコアでは完勝でも、どうにもリヴァプールの危なっかしさのようなものを感じずには居られない。一度リズムに乗れば、手のつけようが無い強さを発揮する。しかしながら上手くいかないときは、逆にフラストレーションのみが溜まっていく展開になる。それが延々と続く。それが打破できれば良いが・・・・
それはシーズンを通しての戦いでも、同じである。おそらく昨年と同じく、ここでリーグ戦を続けて快勝したリヴァプールが、今後もの凄い勢いで勝ち続ける可能性は高い。しかしもはや1,2位との差は開きすぎている。要するに、手遅れなのだ。
思えばウィガン戦でも4点取ったとはいえ、全て前半で挙げた点だった。そして今日は、後半のみで4得点・・・・ 相手のペースの問題もあるとはいえ、決定機を外すのはあまり見ていて良い気分にはならない。1試合の中でも、そしてシーズンでも、ムラが大きすぎるのだ。
Tottenham Hotspur 5-1 Charlton Athletic
キーンとジェナスという大黒柱2人を欠いたスパーズだが、ベルバドフが2得点、レノンが2アシストと、出遅れた選手が調子を取り戻してきたのは好材料か。
Watford 0-0 Reading
Portsmouth 2-0 Everton
テイラーは先週に引き続きの得点ということで、波に乗ってきただろうか。カヌも得点を上乗せした。
Middlesbrough 1-1 Wigan Athletic
Blackburn Rovers 1-3 Newcastle United
マルティンスが2試合連続の得点で、ニューカッスルは2連勝。この勢いで早く降格争いから脱したいところ。
Bolton Wanderers 4-0 West Ham United
レディング戦では守備が崩壊していた印象を受けたボルトンだったが、無失点に抑えたということで持ち直しただろうか。
posted by s_co_log |02:26 |
FAプレミアリーグ |
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