2008年05月07日
レスの返信が滞っております。ちょっとGW明けにドタバタしているので、あと1日か2日、お待ちください・・・・ 申し訳ございません。
さてさて。ちょっと個人的な話をしますと、私は現在、大学の商学部で勉強をしています。べつに公認会計士になりたいとかそういう希望があるわけでもなく、高校3年生時に留年のラインすれすれの点数で進級したがために、文系で行ける学部がここと文学部くらいしか残っていなかったから、という何とも打算的な理由で進学したわけですが(苦笑)
ともかくそんなこんなで商学部の授業を受けているわけですが、やはり商学部らしく、企業の経営云々についても学んでいます。その必修系の授業の一つに「商業学」という授業があるのですが、今日の授業で“マーケティング戦略プロセス”という図が出てきて、その中に「経営資源」というものがありました。
経営資源というのは、マーケティング戦略を立てる上で、企業のうちに蓄積された要素の事を言い(なにぶん授業で一度聞いただけですので、間違いがあったらすみません)、人的資源(ヒト)、物的資源(モノ)、財務資源(カネ)、独自能力(ノウハウ)の4つから成るようです。
さてタイトルにある話に戻るのですが、この表をパッと見たときに「あれ、これってスポーツのチームにも当てはまるのではないか?」と思ったわけです。ヒト、モノ、カネ、ノウハウ・・・・ どれも現代のスポーツを戦うチーム、組織には必要な要素なのではないかな、と。
マーケティングの場合はこの経営資源と、組織の外での“環境”がマーケティング戦略に影響を与えるようですが、スポーツの場合は環境の話まで入れるとかなり面倒くさくなりそうなので、さくっと経営資源だけの方がとっつき易いかなぁと思いました。
そしてパッと頭に浮かんだのが、昨日F1からの撤退を決断したスーパーアグリ。この経営資源を、現代のF1チーム間で比較した場合、スーパーアグリは明らかに劣っているのではないかなと思いました。
ここでの“ヒト”は、チームの構成スタッフ数やドライバー、エンジニアの質などが問題となります。“モノ”はファクトリー力。風洞、スーパーコンピューターなどを持つチームが有利でしょう。“カネ”はそのまま、スポンサーや親会社からの出資等、チームの財務基盤がどれほど安定しているかどうか。“ノウハウ”はそのままという事でいいでしょう、経験あるチームやスタッフがいるところほど評価は高くなります。総合的なマシン開発能力もコレに入りますね。
という事で、個人的なイメージでの判断ということになりますが、これら経営資源の4つの要素について、F1のチーム別に評価(◎、○、△、×)してみると
フェラーリ
ヒト・・・・◎
カネ・・・・◎
モノ・・・・◎
ノウハウ・・・・◎
BMWザウバー
ヒト・・・・○
カネ・・・・◎
モノ・・・・◎
ノウハウ・・・・○
ルノー
ヒト・・・・○
カネ・・・・○
モノ・・・・○
ノウハウ・・・・○
ウィリアムズ
ヒト・・・・○
カネ・・・・△
モノ・・・・△
ノウハウ・・・・◎
レッドブル
ヒト・・・・◎
カネ・・・・○
モノ・・・・△
ノウハウ・・・・△
トヨタ
ヒト・・・・○
カネ・・・・◎
モノ・・・・◎
ノウハウ・・・・△
トロロッソ
ヒト・・・・△
カネ・・・・△
モノ・・・・×
ノウハウ・・・・×
ホンダ
ヒト・・・・○
カネ・・・・◎
モノ・・・・○
ノウハウ・・・・△
フォースインディア
ヒト・・・・△
カネ・・・・△
モノ・・・・△
ノウハウ・・・・△
マクラーレン
ヒト・・・・○
カネ・・・・◎
モノ・・・・◎
ノウハウ・・・・◎
主観が入っているかもしれませんが、大体こんなものになるはず・・・です。ご意見等あったらコメントください(笑)
で、スーパーアグリについて細かく見てみると
ヒト・・・・×
ただでさえF1で最小規模のチームだったのに、資金難でオフにそこからさらにスタッフを解雇。エンジニア云々という以前に、まず絶対的なチームスタッフの数がぜんぜん足りない。
カネ・・・・×
サマンサタバサを除けば、ドライバーとオーナーの持込以外で開拓したスポンサーは皆無。昨シーズン頼りになると思われたSSユナイテッドには逃げられ、ホンダの支援で何とか運営できていたという状態。あまりにも不安定すぎる。
モノ・・・・×
自チームでマシンを開発するだけの資金が無いため、事実上ホンダのカスタマーシャシーを使用。1年落ちのため、前年度のホンダの出来に大きく左右される。一昨年のホンダのRA106はポテンシャルが高く、昨シーズンはポイントの獲得に成功も、ハッキリ言って失敗作だったRA107を掴まされた今シーズンは完全にスカ。おまけに資金不足からスペアパーツの作成すらままらない極限状態で、圧倒的に物量不足。
ノウハウ・・・・○
とはいえ、限られた予算とスタッフの中でのチームの仕事ぶりは、目を見張るものが。昨シーズンは上手く旧車をチューンナップしてポイントを獲得、今シーズンも極限状態ながら、開幕戦までにレギュレーションに対応したマシンを作り、酷暑のマレーシアで完走させたのは見事。
・・・・ということで、ヒト、カネ、モノの3要素について、どう考えても他チームと肩を並べられるレベルにはありません。フォースインディアも今シーズンはインドのオーナーが積極的に投資をしてそこそこの予算で活動しているようですし、レッドブルの傀儡トロロッソは、マシンが遅かろうがとりあえず親会社が安泰である限りは大丈夫。まぁ、そのレッドブルが売却先を探しているというのが現在の状況だそうで、今後どうなるかは分かりませんが。
ノウハウがあるのは素晴らしいのですが、ノウハウがあってもヒトがいなくてカネがなくてモノがなければそれを引き出すことも適わないわけでして・・・・ こう考えると、残念ながらスーパーアグリの消滅は避けられなかったのかなぁ、と言わざるを得ません。
厳しいことを言うようですが、ハッキリ言って彼らのマーケティング活動は、失敗続きでした。特にSSユナイテッドに逃げられたことで、ホンダ側の信頼も大きく損ねたと言えるはずです。もちろん今回のトルコでの騒動では色々と不運なこともありましたが、ここ2年間で大口のスポンサーを見つけることが出来なかったというのが、あまりにも致命的すぎたでしょう。これに関してはニック・フライの言うとおりで、2年間駄目だったものが2週間で突然契約がまとまるというのは、あまりに不自然な話です。
2000年以降、F1に相次いで自動車メーカーが参入した事により、F1は「企業がやるスポーツ」へと様変わりしました。古参のオーナーたちが設立したチームである、ザウバー、ジョーダン、ミナルディといったチームは、2005年ごろに次々とメーカー系の企業に買収されていきました。これは私が昨年、卒業研究の文に書いたことですが、今のF1はまさに“ワークス時代”と言える状態になっています。
そんな中、古くからの行われてきたように、元ドライバーである鈴木亜久里がチームを設立しました。現代の流れに逆行する行為ではありましたが、今でもまだ彼のように熱意を持ってチャレンジすることが、F1では可能なのか・・・・と多くのファンが夢を抱いていた事も事実。しかし今回、その夢がこうして弾けた。スーパーアグリは、F1で生き残れませんでした。これが2008年のF1の現実、という事なのでしょう。
残念ながら、こればっかりは諦めるしかないですね。
posted by Alan Hetarade |23:55 |
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2008年04月07日
今回は圧倒したマッサ
予選までは完璧だったのに決勝で大失態をやらかしてしまった、マレーシアでのマッサ。レースのみに注目している人間としては当然ながらパドックでもこれが大きな話題になっているものと思っていたのだが、しかし川井氏のレポートによれば、それよりもマックス・モズレーのスキャンダルの方が騒がれていたとの事。たまたまこうして同じタイミングで起こったスキャンダルだが、それによってマッサへの批判のクッションになったという見方もできる。
本人も初日からタイムを出していくアグレッシブな戦略で、見事に悪夢を払拭した。マシンコントロールの安定性という点では難があるドライバーだが、昨日の予選では想定どおりのタイムを出せていた事が決勝で確認されたということで、ようやく自らの存在を示す事ができた。元々速さはあるドライバーなだけに、毎戦こういうレースが出来れば、ライコネンに続いてフェラーリ独走態勢を作り上げる事も可能。ましてマクラーレンがもたついているのだから、なおさら今後のマッサの働きは重要になってくる。
BMW、マクラーレンと並ぶ
そして今回のレースで何より印象的だったのが、BMWの2人、クビカとハイドフェルドの安定した速さ。クビカは序盤でマッサとライコネンにかわされたもののその後は安定したペースを保ち、3位の座を堅守。また予選ではマクラーレン勢の後塵を拝したハイドフェルドも、相手のミスにも乗じてすぐに4位に浮上し、その後は付け入る隙を与えない走りを見せた。
レースペースを見ていても、マクラーレンのコヴァライネンに対し、BMWの2人は終始より速いラップを刻んでいた。コヴァライネンはファステストラップを出して意地を見せたが、一方のハミルトンは後方に沈んだ後、佐藤に対して不必要なアクションを起こした上、ペースも不安定に。前を追うモチベーションを見失ってしまったその走りは、王座を狙える位置には居ないことを示したと言えよう。当然ながら、中堅チームが進歩してきたこの状況では、スタートで沈んでしまえばハミルトンといえど挽回はほぼ不可能である。
何よりBMWが素晴らしいのは、2人のドライバーにミスが殆ど見られないこと。開幕戦ではクビカがリタイヤしてしまったが、あれは中嶋に当てられたもらい事故。マッサやライコネンにヒューマンエラーが見られたフェラーリ、そして前回と今回、チームと共にハミルトンにミスが見られたマクラーレンがどうしてもごたごたしている印象を与えるのとは、対照的だ。ドライバーにまで、質実剛健主義が染み込んでいるあたりは、流石としか言いようが無い。
不穏なハミルトンとマクラーレン
オーストラリアでの勝利がフロックで無いことは明らか。コースによってはBMWを上回る速さを見せることは間違いないであろうマクラーレン。一方で、風に弱く見えるため苦しいのではと言われたBMWがこのバーレーンで勝ったことにより、コンストラクターズ2位の座も危うくなってきたと言わざるを得ない。
特に不安なのが、ルイス・ハミルトン。予選ではさすがの速さを見せたものの、決勝レースで見せた走りは不安が残る。スタートの失敗はともかく、そこからコンセントレートを欠いてのアロンソへの追突、そして佐藤へのアクション、積極的に前を追わず上がらないペース・・・・といったところだ。誰しもあのようなシチュエーションになれば、苛立つのは当然。しかし精神的な脆さが見られたという点が引っ掛かる。2年目のジンクスという言葉がそろそろ囁かれてきてもいい頃だ。コヴァライネンと比べ、ここまでは安定感で劣る印象がある。
イギリスのメディアでの評判はすこぶる良いものの、昨年の富士での一件、マネージャーを務める父親のわがままな行動、そしてGPDAへの不参加等、他のドライバーらから煙たがられる要因も多く持ち合わせているのがこのハミルトンだ。個人的にもまだどこか精神的に不安定なところがあるのではないか、と睨んでいるのだが、今回のバーレーンではその一部を垣間見たように思える。
まとまりのあるBMW
少なくともBMWの2人にはこの手の話が聞こえてこない。クビカはなどはインタビューを見ていても非常にアグレッシブな主張をするドライバーだが、しかしそれらは全てレースに向けられており、そこで安定感を見せることによってチームも納得させているのだろう。ダイエットの話にしろ、非常にストイックにレースに打ち込んでいる。チーム全体としてもピットストップでの仕事はBMWの方が優秀だが、ドライバーの姿勢からも、このチームの優位性のようなものを見出すことができる。
3戦を終えて、フェラーリとマクラーレンを従えての、堂々たるコンストラクターズランク1位。フェラーリにはさすがに劣るが、速さでも内容でも、優勝を狙える力を示しての、この位置だ。BMWというチームをいよいよマクラーレンと同列に扱う時が来た、と言うことができる。
posted by Alan Hetarade |00:59 |
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2008年03月23日
異次元の速さを見せたフェラーリだが・・・
マッサは消えてしまったが、レースを通じてフェラーリは他を寄せ付けない、圧倒的なレースペースを披露した。オーストラリアでは信頼性の問題もあって力を発揮できなかったが、これが真の実力だ、と言わんばかりの走り。ライコネンはまさに完勝だった。
しかしその一方、マッサが「やってしまった」事になる。予想通り予選でのタイム差ほど、決勝でのマッサとライコネンのストラテジーに違いは無かった。だがレースではライコネンのペースがマッサよりも良く、1回目のピットストップでも逆転。マッサの方も負けん気があったのだろう、2回目のピットストップは自分の方が1周遅いから、ついていけば逆転できる、という意識になったはずだ。
マッサ自身はそう思っていても、実際に第2スティントに入ってからは、両者のタイム差は開く一方だった。おそらくマッサがスピンを喫した際には5秒ほどの差になっていたものと思われるが、これではさすがに射程外。なんとしても差を詰めなければ、という焦りがあのような結果となってしまったのだろう。オーストラリアではマッサのマシンには信頼性の問題、そしてライコネンがコンセントレートを欠くということになったが、マレーシアでもヒューマンエラーが発生。速さはある一方、どこか波に乗り切れていないという印象は拭えない。
気味が悪いくらいの混戦
特に第2スティントの終盤にかけてであったが、ライブタイミングを見ていても、揃いすぎて逆に気分が悪くなるくらい各車のラップタイムが揃っていた瞬間があった。マッサが離脱したことでライコネンとクビカが既にペースを緩めていた事もあったが、14位を走行していたフィジケラまで、即ちレースを走っていた殆どの車が、1分37秒台で走っていたのだ。
スタート直後は積載燃料の差、スタート時のポジション関係による差というものも存在するため、各車のペースにはバラつきがある。予選のタイムも、1発を当てるのが上手いドライバーとそうでないドライバーがいるため、純粋なマシンのパフォーマンスを見るのに適切な対象とは言えない。各車がある程度同じ時期に2回目のピットインを行う直前、タンクが軽い状態で全力走行を行っている第2スティントの終盤こそが、まさに各々のパフォーマンスを比較するのにはうってつけのタイミングとなる。
そういう点では、今日のレースでのあの異様なタイミングモニターの光景は、まさに今シーズンのF1が大混戦になったことを象徴している。フェラーリはまったく速く、マクラーレンとBMWもやや抜けている。しかしそのほかのクルマは、潜在的なパフォーマンスには殆ど差が無い。前との差も小さい。つまり小さな要因でいかようにでも順位が変わることを、示しているのだ。
重要なのは予選と第1スティント
ではそのような混戦の中でポイントを得るには、何が必要なのだろうか。
一つは、スターティンググリッド。オーストラリアではあれだけ圧倒的な速さを見せたマクラーレンだったが、グリッド降格のペナルティを受けた今回のレースでは、3位と5位。ハミルトンはピットでのミスがあったとはいえ、お世辞にも良い結果だとは言い難い。コヴァライネンは第1スティントを終えた段階で既にクビカとは挽回不可能な差がついてしまったし、ハミルトンも第2スティントで前を抑えられた結果、トゥルーリに届かなかった。いずれもウェーバーがマクラーレンをブロックする形となったが、速さを持っているマクラーレンも、混戦の泥沼にはまれば容易に抜け出しがたいことを示していると言えよう。
そしてやはり、コヴァライネンもそうだったが、第1スティントをいかに良い順位で切り抜けるか。これにかかっている。ハイドフェルドはスタートでトゥルーリに押し出される格好となってしまったが、そのせいで重いクルサードに先行を許してしまった。その結果上位からは遅れてしまい、第2スティントではウェーバーに詰まり、ファステストラップを記録できるほどの速さを持ちながら、6位に甘んじてしまった。
何も今年に限った事ではないが、予選で上位につける事、そしてスタートをしっかりと決め、1周目が終わった段階で出来るだけ上位につけるということは、レースにおいて非常に重要である。しかし多くのクルマのパフォーマンスが揃ってしまった今年は、なおさらそれが大事になってきている。TC、エンジンブレーキコントロールが無い中でマッサのようにミスを犯さない事も勿論大事だが、それ以上にドライバーとしての技量の差が出やすい予選やスタートが、よりクローズアップされる事になるだろう。
posted by Alan Hetarade |20:29 |
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2008年03月22日
“ハマった”マッサ
車がキマった時はとてつもない速さを見せるものの、ムラが大きい・・・ というのが、一般的なフェリペ・マッサの評。だとすると、このグランプリはまさしく良いほうにマッサがハマったとしか言いようが無い。森脇氏が指摘したように、マッサとライコネンの間にタイム差ほどのストラテジーの差があったようには思えない。アタックラップ1周を見ても、ステアリングに殆ど修正が入っていない。路面温度が徐々に下がるという難しいコンディションだったが、それもまったく苦にしなかった。今回はまさしく、強いときのマッサが体現されている。
ライコネンを0.482秒、コヴァライネンを0.865秒引き離すこの結果は、まさに大差と言える。昨年はポールこそ取ったもののスタートに失敗、そしてハミルトンにあしらわれて沈んでしまったが、そのときとは2位以下とのタイム差がまったく違う(昨年は2位のアロンソと0.267秒差)。ブラジルでは2006年、2007年と予選でこれ以上の大差をつけ、決勝でも圧倒的な強さを見せたが、そう考えると明日のレース、天候に何か波乱が起こらない限りはマッサがぶっちぎって優勝してしまう可能性が高いと言える。
雨が降ったら・・・・
とはいえ、そこは熱帯、しかも雨季のマレーシア。天気予報などアテにならない。今日の予選セッションも雨が降るといわれながら、結局降らずに終わってしまった。この後夜にかけて雨が降ってラバーが流れるという事態も充分にあり得るし、当然ながら明日のレースが雨になるとの予報もあるそうなので、天候が勝負を大きく左右することに変わりは無い。
もし決勝スタート時に路面がウェット、などという事があれば、1コーナー、2コーナー、4コーナーあたりでクラッシュが起こる事態も充分に予想される。オーストラリアと同じく、そこいらでの危機回避能力が試されることになろう。となると、今日はミスをしてしまったが決勝ではクレバーな走りができるブルデー、またアクシデント時に他車をすり抜けるのが上手い佐藤琢磨あたりにも、チャンスは充分出てくる。こういった辺りのチームは、ウェットコンディションになることを望んでいるはず。
ウェットレースといえば昨年の富士が思い出されるが、BMWやトヨタといったあたりは、出来ればドライでレースが進んでほしいところだろう。アロンソ、ヴェッテル、フィジケラといったあたりのドライバーが一気にペースを上げることも考えられ、そうなると波乱の要素はより一層深まる。11位以下のクルマはそれを見越して燃料積載量を変えてくることも考えられるが、そういったストラテジーがハマるかどうかも勝負を分けるファクターとなる。
壁に当たったウィリアムズ勢
さてオーストラリアではロズベルグが表彰台に上り、中嶋も初レースで入賞という素晴らしい結果を残したウィリアムズ。しかし今回は中嶋がQ1で敗退、ロズベルグもQ2で波に乗れず16位と、厳しい結果となってしまった。ロズベルグのフライングラップはオンボードの映像が流されていたが、ステアリングに多くの修正が加えられており、セッティングを煮詰めきれて居ない様子が伺えた。
ロズベルグの方にはトラブル、また中嶋にはペナルティというマイナスの要素があったにせよ、ある意味ではライバルとも言えるトヨタ勢が素晴らしい結果を残したために、なおさら今回のウィリアムズの予選は大失敗だったと言える。ロズベルグは速いドライバーだが、何かのピースが揃わなくなると著しくスピードを損なうということが、昨シーズンから散見された。一発を決められない中嶋も相変わらず、である。
マシンのポテンシャルはこの程度のものではないだろう。だが、若いドライバー2人を揃えているため、このようにパフォーマンスが安定しない恐れがあるというのが、チームのウィークポイントだ。ましてや今シーズンはフォース・インディアもQ2に進出できる力を備えたために、なおさら競争が激しくなっている。少しのミスが命取り。2人のドライバーは、繊細な部分にまで神経を通わせて、マシンを扱わなければならない。序盤戦の課題はマシンというより、このドライバー2人にあると言えよう。
posted by Alan Hetarade |16:45 |
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2008年03月16日
“普通に走る”ことの難しさ
あまりに色々なことが起きすぎた開幕戦。ここ数年は静かな開幕となることが多かったが、2002年に完走8台という大荒れのレースがあったものの、それ以来と言っていい豪快な荒れっぷりだった。
そんな中、ポディウムに上がったハミルトン、ハイドフェルド、ロズベルグに関しては、中継を見ていても画面に映ることが少ないように感じられた。周囲で様々な車が何らかの問題を起こし、そしてピックアップされる状況で、普通に走っていれば画面に映らないのは当然。しかし、それこそが難しい事なのだ。今回のレース、予選、決勝を通じて“何も起こらなかった”3人が、上位に入ったと言える。
ライコネンは彼らしくもないミスが多かった。いずれも3コーナーでのミスということになるが、トラクションコントロール、オーバーランコントロールがあった昨年ならば、ああいった場面でも何も起こらなかったかもしれない。しかし今年は状況が違う。そういった点を疎かにしてしまったあたり、放送中でも触れられていたとおり、コンセントレートを欠いていたとしか言いようが無い。
マクラーレンのレースペースは安定
さすがにここまで様々なことが起こってしまうと各チームの力関係というものも見え難い部分があるが、そんな中でも分かってきたポイントが幾つかある。
まずフェラーリと比べるとレースペースが安定しないと言われていたマクラーレンだが、そんな事は無く、ライブタイミングを見ていてもスティントの後半になるに連れ、ハミルトン、コヴァライネンとも、着実に自己ベストのラップを更新していた。ファステストラップはコヴァライネンが第2スティントの終盤で記録、それまでのタイムはハミルトンが保持していた。コヴァライネンは不運もあって5位に留まったものの、安定感、レースペースとも今GPではフェラーリを凌駕した。
さて気になるその次、“3番手”の争いということになるが、今回はBMWの2人、そしてウィリアムズのロズベルグが、やや他を圧倒していた感がある。とりあえずはこの2チームに、展開によってはアロンソを加えた辺りが、2強の後を争うことになるだろう。アロンソに関しては、コヴァライネンにパスされたシーンは彼らしくもなかったが、コヴァライネンのミスに乗じて彼をパスするや、最終ラップで自己ベストを更新し、突き放している。こういった勝負強さはさすが。競った展開となると、やはり彼の経験が武器となることを印象づけた。
中嶋はしぶとく走りきってポイントを得たが、やはりレースペースという点でロズベルグと比べると見劣りした感は否めない。ファステストラップはロズベルグが1:28.090で5番手、対する中嶋は1:29.639で14番手。この差はさすがに厳しい。まだ開幕戦ということでエクスキューズもあるものの、元々ロングランのペースでもって評価を高めている彼だけに、この差は次戦以降で詰める必要があるだろう。
またクビカとのインシデントは、審議対象にならずクビカも怒っている様子が無かったことから純粋なレーシングアクシデントだと思われるが、昨年のブラジルでピットクルーに突っ込んでしまった件といい、まだF1のレースに不慣れな面も見せてしまった。
*中嶋はこの件について、次戦10グリッド降格というペナルティが科されたようです。
インテリジェントなブルデーに期待
さて昨日も書いた新人という点では、中嶋は上記のように入賞こそしたものの、課題を多く見せた。またグロックもミスによってあのような形になったのだろう。ピケは序盤から1人だけずば抜けてペースが遅く、結局リタイヤ。おそらくマシンにトラブルが出ていたのだろうが、とにかく見せ場はまったく作れなかった。
そんな中、ブルデーが光る走りを見せた。ベストラップのタイムこそ遅いものの、他車が次々と消え行く間隙を縫い、するすると浮上。気づけば4位のポジションにいた。最後はエンジンが悲鳴を上げてしまったが、1レース目でディスタンスもまだまだとあっては、当然ながら機械の方の問題。ブルデーの責任ではない。
まず優れていたのが、彼のタイヤの使い方。セカンドスティントでソフトタイヤを使ってしまうというのは、セーフティーカーが多く導入されるコンディションを考えると、臨機応変に作戦を組み替える可能性を広げるという点では、非常に理に適っている。実際に彼はサードスティントを長めに走るという決断をした際に、ハード側のタイヤを使うことが出来た。
そして何より驚かされたのが、2回目のピットストップのタイミング。セーフティーカー先導中にピットレーンがオープンとなった瞬間を逃さず、すぐにピットに入った。アロンソ、クビカ、グロック、中嶋といった辺りがピットインしたのは、その1周後。レーンがオープンになったタイミングというのもあろうが、この辺りの冷静さはさすが。フルコースコーションが1レース中に何度も出るアメリカのレースで伊達に4年連続チャンプになってはいない、といったところだろうか。
アロンソに後ろにつかれてもまったく慌てず、逆に自分のペースを保ち続け、アロンソがタイヤの初期の“おいしい”部分を使い果たしてしまうと、逆にやや差を広げていた。そんな時にリタイヤしてしまっただけに残念だったが、あの様々なことが次々と起こる状況下でここまで冷静にレースを展開できるドライバーはそうは居ない。評判の高さを証明すると共に、今後非常に期待できるレースをした。課題は予選ということになるが、やはり他の新人ドライバーとは役者が違う。
posted by Alan Hetarade |17:45 |
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2008年03月15日
新人ドライバーは苦戦
TC、OCが禁止された事により、タイヤのウォーミングアップにも気を使うことが要求され、またミスをする可能性が高くなったことから、一発をあわせるのが難しくなった予選。今回初めてF1のクオリファイに臨んだ新人ドライバーの中では、グロックがトップ10入りを果たしたものの、中嶋は14位、ブルデーは18位、ピケに至っては21位という、いずれもチームメイトから大きく遅れてしまう結果に終わった。
ただ中嶋に関しては、FP3で予選を想定したフライングラップの途中でスピンしてしまい、プログラムを消化できなかったことを考えると、本人のコメントにもあるとおりQ2に進出したことで、最低限の目標は達したとも言える。ロングランのペースメイクには定評があるだけに、明日は是非とも巻き返したいところ。
背後からマッサ、ウェーバーという速いドライバーが追いかけてくるが、物怖じせずに立ち向かって欲しいところ。辛抱強く走っていればミスをするドライバーも上位で必ず出てくるだろうだけに、まずはノーミスでスティントをまとめる事が要求される。
僅かなミスが命取り
中位グループが大混戦になるといわれていたが、実際そのとおりとなった。例えばフィジケラはコンマ3秒差でQ2進出を逃したが、本人が語るとおりイエローフラッグによる影響がなければ、或いは届いていたかもしれない。アロンソはデフにトラブルを抱えていたとの事だが、そのせいで、僅かなところでQ3進出を逃した。
このように、混戦となっている現状では、些細なことで差が出てくる状態だ。ホンダがヘレステストの結果がフロックでないことを証明し、この中位グループに加わったため、5位あたりからそれこそ20位前後までは、どうにでもひっくり返りかねない状況にある。
レースペースでどのような差が出るかはやってみないと分からないが、どちらにせよドライバーがミスをしやすくなったこともあり、これまでより接近戦となり、そしてミスをすると一気に順位を下げかねない状況になったと言える。明日の決勝では、熱いバトルが期待できる。
“予想以上”のBMW
冬場から評判が良かったのはウィリアムズのロズベルグやトヨタのトゥルーリ、そしてこのアルバートパークではレッドブル勢が非常に速さを見せていた。そんな中で、BMWに関しては昨年ほどの速さは無いのではないかとの見方が一般的だったが、この予選では見事な競争力を見せた。ここら辺は、やはり昨シーズン上位争いをしたことから得ている自信も、影響しただろう。またテストでどうこう言いつつもやはり本番のレースになってみないと分からない要素も多々あるということを、見せ付けられた形だ。
昨年もハイドフェルドがファーストスティントを短めにする作戦に打って出て、見事に成功。そこから快進撃が始まったわけだが、今回もクビカとハイドフェルドで作戦を分けてきた事は明白。明日はどのような結果になるか楽しみだが、ひとまず中位グループの中で今年も先頭の方を走ることは、間違いなくなったと見て良い。
最後に、時間が改定された予選について。Q2がよりコンペティティブになったこともあり、Q3でソフトタイヤを使えなくなるチームも出てきた。となると、あまりラップを走らなかったり、或いはハードタイヤでQ3を走ることを前提に燃料を積むチームも出てくることが、今回分かった。Q3ではこれまで以上に様々なオプションが採られる可能性もあり、予選がより面白い、進化したものになったという印象を持った。バーンオフのラップがなくなったことも、当然ながら緊張感を生んでいる。
posted by Alan Hetarade |22:26 |
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2008年01月11日
近ごろ諸事情により情報チェックをまったく行えず、ブログ更新に割ける時間も少ない状態になってしまうので、昔を回顧するエントリーで穴埋めしたいと思います(笑)
タイトルにもあるとおり、F1の2004年ヨーロッパGP。このときは最終的にフェラーリがワンツーを達成したわけですが、その一方で、レースの主役は完全に佐藤琢磨でした。その後佐藤はアメリカGPで3位入賞するわけですが、個人的にはそのレースよりも、このヨーロッパGPでの激走の方が、鮮明に記憶に焼きついています。
まずは予選。1回目でトップに立った佐藤。2回目の本予選ではミハエル・シューマッハーに及ばなかったものの、それでも2位に入り、フロントロウを確保します。
そしてレースがスタート。イン側でグリップがなく不利なスタートを強いられた佐藤はスタートで3番グリッドのトゥルーリに先行を許すも、1コーナーの進入でインを押さえ、2位の座を死守。しかし続く4コーナーでトゥルーリと接触し、ライコネン、アロンソの先行を許して4位に甘んじます。
ところがライコネンのペースがまったく上がらず、団子状態に。佐藤はピットストップを引っ張り、26周目で1回目のストップ。
先にピットに入っていたバリチェロの先行を許すも、まだ逆転は可能な位置。しかしバックマーカーに引っかかり思うようにペースが上がらず、38周目に最後のピットストップを終えたバリチェロと、見えないところで激しく火花を散らします。このときの期待と緊張が入り混じった感覚は、本当に言葉に出来ないものがありました。
そしていよいよ44周目、佐藤は最後のピットストップ。ピットを終えて出てくると・・・・僅かにバリチェロが前!ここで勝負あったかに思われましたが、しかし佐藤は諦めませんでした。
翌周の1コーナーで、佐藤がバリチェロのインに突っ込みます。上空からのカメラで映されたこのシーン、前に出たのは佐藤。しかし直後にオンボード映像が映し出されると、佐藤のマシンのフロントウィングはありませんでした。インを閉めた、或いはミラーを確認しなかったのか、とにかくそのバリチェロと佐藤は接触し、結果的に佐藤の方が手負いの身となってしまいました。
1周を終えてピットに入り、ノーズを交換した佐藤。しかしその僅か2周後、ストレートにもうもうと立ち込める白煙。その先に、佐藤のマシンが・・・・
誰もが言葉を失ったその瞬間。佐藤はマシンから降りると、怒り、そして悔しさを露にするように、その場に立ったまま、何度も何度も手を振り挙げていました。そしてかなり長い時間、国際映像のカメラも彼を映していました。普通、チャンピオンシップには何ら関係ないドライバーをあそこまで長く映すことは無いでしょう。またあそこまでエキサイトした佐藤を見たのも、この時だけです。
その後の記者会見も、優勝したシューマッハーよりも、佐藤との接触についてのバリチェロへの質問の方が、ピックアップされました。バリチェロは佐藤はまだ自分を抜ける位置にはなかったと批判。そして3位に入ったのは、この日は佐藤の速さにまったく敵わなかった、チームメイトのバトン・・・・ この日の主役は記者会見に参加することもなく、完走することもなく、レースから去っていました。
とにかくこのレースでの佐藤琢磨の鬼気迫る走りは、目を見張るものがありました。予選からの流れ、第2スティントでの“見えざる敵”との壮絶な戦い、彼のレーシングスピリットに基づいて仕掛けたバリチェロへのチャレンジ、そして最後のリタイヤ・・・・・ すべてがあまりにドラマティックでした。
このレースで、改めて佐藤琢磨のドライバーとしての凄さ、というものを実感しました。正直に申し上げて、佐藤はバトンに対し、安定感という点では劣っているでしょう。しかし彼が時折見せる一閃の速さ、どこか危ういながらもこちらの胸を躍らせ、引き裂かれるような想いをさせてくれる・・・・ そんなドライバーは、今のF1では佐藤琢磨を於いて他には居ないでしょう。
2002年の日本GPでの感動的な入賞、そしてアロンソを豪快にオーバーテイクした2007年のカナダGP等、佐藤は時折ものすごい存在感を放ち、こちらに強烈なインパクトを残す時があります。バトンやアロンソも速く優秀なドライバーですが、しかしもっとも私を興奮させ、レースの面白さを見せてくれたドライバーは、間違いなく佐藤琢磨です。
だからこそ私は、これからも佐藤琢磨を応援し続けます。それは単に日本人のドライバーだからというだけではなく、彼がレースにおいて見せてくれたものに惹かれたからです。2008年には31歳になり、彼もF1界ではベテランの域に入ってきました。しかしこれからも、他とは違う存在、“佐藤琢磨”であり続けて欲しいと思っていますし、彼なら何かをまた見せてくれるのではないか、とわくわくしながらレースを見ることが出来るでしょう。
posted by Alan Hetarade |02:21 |
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2007年12月27日
たまにはこういうニュースも良いかな~、と思いまして。
この頃ドイツテレコム社が、新たにF1のBMWザウバーのスポンサーになるのでは、という報道が出ました。現在のBMWザウバーは、ペトロナス、クレディ・スイス、インテル、デルという、数は少ないながらも質としてはF1界でも最高レベルにあるスポンサー陣を揃えているのですが、そこにドイツテレコムが加わればまさに鉄壁とも言える布陣。ここまで大企業をスポンサーに抱え込めるBMWのコネクションも凄いなぁ、と思うわけです。
まぁBMWザウバーに関しては、ペトロナスとクレディ・スイスはBMWが買収する以前のザウバー時代からのスポンサーですし、そういう点ではドイツ、スイスの合弁体制が非常に上手く行っているな~、というのがスポンサーからも読み取れるわけです。
さて話をドイツテレコムに戻すと、主に「T-モバイル」のブランドが有名で、F1にもこれで参入するのでは、との事。T-モバイルと言えば今年まで自転車の名門チームの一つ、ハイロードのメインスポンサーとしてチーム名にその名を冠していました。またドイツテレコムはサッカーのバイエルン・ミュンヘンのメインスポンサーでもあります。あちらでは「T-ホーム」のブランドのようではありますが、胸のロゴはドイツテレコム社のものです。
で、ところがその自転車なんですが、ドイツテレコムは今シーズン限りでハイロードのスポンサーを降り、完全に撤退してしまいました。
ドイツテレコムと言えば1991年にスポンサードを開始し、ビャルヌ・リースやヤン・ウルリッヒ、エリック・ツァベルといった選手が大活躍してきました。近年もキム・キルシェンや若いリーナス・ゲルデマンがツールでステージ優勝を果たすなど、存在感は抜群でした。
ただその撤退の原因はやはりドーピング騒動だったそうで。このオフになってもイバン・マヨのドーピング違反が確定したり、ツールで失格になったアレクサンドル・ヴィノクロフが引退を表明したりと、ドーピング関連の動きで揉めている自転車レース界。T-モバイルも今年は、リースがツール総合優勝時のドーピングを認めてマイヨ・ジョーヌの返還を求められたり、ツァベルやアルダグといった名OBがドーピングを認めたり、パトリック・シンケウィッツがドーピング違反になったりと、その渦に確実に巻き込まれていました。
やはり昨年のオペラシオンプエルトでのヤン・ウルリッヒの一件以来、ドイツテレコムとしても快くは思っていなかったでしょうが、遂にそれが限界に達した、というところでしょうか。じつに17年にも及んだサイクルレース界での活動から、あっさりと撤退してしまいました。
ところがその途端、今度はF1に出てくるということで。これは事実上、自転車からF1への鞍替え、と見て間違いないのではないでしょうか。まぁ自転車の一件とは別にF1への参入も計画されていたのかもしれませんが、しかしサイクルレースからの撤退と今回のF1参入に接点がまったく無いかといえば、そうも思えないわけです。
おそらく正式にスポンサーに決まれば、ドイツテレコムからの技術支援についても発表されるはずです。やっぱりF1は最先端の技術を使っているわけですから、通信や機械関連の企業にとっては、イメージアップに繋げやすい。地元ドイツのBMWを支援するということも、プラスでしょう。近ごろはF1もヨーロッパのスポーツというだけではなくかなりグローバルなものになってきましたから、そういった点で宣伝効果は抜群でしょう。
まぁF1というスポーツ自体の将来性という点に関しては疑問の余地もあるわけですが、それでも今のサイクルレース界の惨状に比べれば遥かにマシなわけで、今回のドイツテレコムの決断も理解できるな~、と思うわけです。改めてF1って企業にとって魅力があるものなんだなぁと思うと同時に、サイクルレースは真剣に改革を迫らないと、これからもどんどんスポンサー離れが進んで競技レベルが後退してしまうのでは、と心配になったりします。
posted by Alan Hetarade |12:25 |
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2007年12月13日
昨日まで立て込んでいたといいますか、まぁ計画的に事を進めなかったという点では自業自得なのですけれども、とにかく追い詰められた生活をしていました。今でも家に帰るとすぐ寝てしまうあたり、不規則な生活をした影響がまだ残っていたりします。
何をやっていたかと言いますと、ひたすら文章を書いていたわけで。小生が通う学校は高校のくせに、卒業するにはまぁ卒論とまではいかなくても何か研究をしなければならないのです。で、その提出が昨日の5限だったので、それに間に合わせるようにひたすらキーボードを叩いていた、というオチです。
実際のところ、字数制限は最低12,000字だったのですが、調子こいて書きまくった結果、最終的に50,000字を超える大作になってしまいまして。まぁそんなこんなで提出直前になっても終わらず、午前中の授業まですっ飛ばして無理やり完成させていた次第です。何とか間に合ったので良かったですけれど(笑)
何について研究していたかですが、タイトルが「F1での市場戦略について」というもので、スポンサー、バーニー・エクレストン、あとはチームの財政状況とか、そういうものについて諸々調べて、考察をしていました。このブログではF1の記事は私のサボり癖故に殆ど書いていませんが、これだけサッカーの事ばかり書いていても、自分で言うのもなんですが私がどのスポーツに一番精通しているかと問われれば、それは間違いなくF1です。
まぁ内容自体は過去15年分の雑誌の記事、その他数冊の文献を読んでそこから拾っていたものに過ぎないので、F1ファンの方からすれば「その程度かよ」というものでしょうが、色々風呂敷を広げすぎた結果、収拾をつけるのが大変な状態になってしまいました。それでも何とかまとめて、自分なりの意見(最後は徹夜でテンパって何を書いているのか分からなくなっていましたがw)も盛り込むことが出来たので、個人的にはそこそこ満足しています。
せっかくなので公開したいなぁとも思っているのですが、何せ量が量なので、一つの記事では無理です。連載形式にしようか、それともどこかのサーバーにpdfファイルをアップロードしてそのリンクを貼るという形にしようか、そこは現在検討中です。まぁまだ公開すると決めたわけでもないですし、そこは慎重に検討しますが、とにかく高校を卒業するためにそんなことをやった、という点だけはここに書いておきます。
ま、基本的にこのブログで書いてる記事の延長のようなテンションで書いたので、どちらかというと自分の趣味でやっていたような色合いが濃かったのですけれどね(笑)
posted by Alan Hetarade |22:19 |
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2007年10月02日
さてさて。というわけで、富士スピードウェイへF1日本GPを観に行ってまいりました。
このブログは現状殆どがサッカーの記事となっていますが、私自身は物心ついたときから見ているのが相撲とマラソン、実際に競技活動をしているのが競泳とトライアスロン、そして競技的に一番本気で研究しているのがF1だったりします。
というわけで、Jリーグの試合はまったく観に行かない私でも、F1の日本GPは2002年、2004年、2005年に続き、今回が4回目の参戦です。2002年からF1を見始め、過去3回は全て鈴鹿で見てきたのですが、今回は富士スピードウェイ。ということで、期待と不安が入り混じっていました。
本来なら土曜日から行きたかったのですが、諸事情で行けず、日曜のみの参戦となりました。レースについてはともかく、巷で言われている運営面での問題について、私からも一言。
1.チケット&ライド
私は新松田駅からのルートでした。行きは7時30分ごろに新松田を出たのですが、バスにもスムーズに乗れ渋滞も殆ど無く(サーキット手前で若干混んだようですが)9時前にはサーキットに着けました。これくらいなら全然、許容範囲内でしょう。
さて帰りはと言いますと、私はウィニング・ランを見届けた直後に席を後にし、警備員の制止を振り切って(あの警備員は本当に何のために居たのか分からなかった・・・・)30度バンク公園内を突っ切り、列に並びました。その甲斐あって17時半くらいにはバスに乗ることが出来、18時半過ぎくらいには新松田の駅から電車に乗ることができました。
ところが私が並んでいた時点から既に後ろにはとんでもない長蛇の列ができていまして、こりゃあ何時まで掛かるんだろう・・・・と思っていました。案の定やはり時間がかかりまくったようで、私の友人(ルートがどれかは把握していませんが)は、土曜日よりもむしろ日曜の輸送の方に対して「4時間待たされた」と憤怒しておりました。
道路が陥没した土曜は論外ですが、まともにやった日曜でこれでは、チケット&ライドは失敗だったと言わざるを得ないでしょう。原因としては、まずそれぞれのルートについて発車場所が1箇所しかなく、ためにそこに大量の人間が集中したこと。またバスの発着も普通の道路に横付けする形で行っていましたが、時折バスが途切れたり、或いは車間が詰まりすぎて発車できなくなったりと、スムーズに行っていたとは言えませんでした。そこら辺のバスを牽引するシステムをどうにかしないといけないでしょうね。
2.コースが見えないスタンド
さてさて。今回はチケット料金の払い戻しがあったことで話題になった富士スピードウェイ。私、まさしくそのC席で観戦しておりました(笑)
事前に情報を知らなかったので、席に入場する際に払い戻しの旨を書いた紙をもらい、えーっと思ったのですが、席に座ってみてやっぱりこりゃ払い戻しだなと確信しました。何せ、本来の最大の見所である、ストレートの終わりから1コーナーへの進入がまったく見えないんですもん。まぁ下の方の一部の席の方々は見えていたようですが、上半分の席に座った人は完全にアウト。マシンが1コーナーに進入してきたところでようやく見える、という状態でした。
C席の売り文句はストレート最後の部分でのオーバーテイクポイントが見られるということでしたから、その最大の見所がなくなったのでは、払い戻しは当たり前でしょう。原因は、富士のストレートは1コーナーにかけて微妙に下っているにも関わらず、メインスタンドと同じ角度でC席を設計してしまったことだそうで。確かに鈴鹿と比べるとスタンドの確度も緩やかでしたし。施工ミスではなく設計ミスですから、これは糾弾されてしかるべき事態と言って良いでしょう。
しかしつくづく思ったのは、金曜日にクレームをつけてくれた観客の方に感謝したいなぁ、ということです。富士側も払い戻しという形で応えてくれたので、クレームを自カトするよりはまだ良かったですけどね。
3.スタンドにスタッフが居ない
さり気に気になったポイントがこれですね。スタンドに入る時のチケット確認も鈴鹿に比べるとずいぶんいい加減だなぁという印象を受けましたが、スタンドに入っても席案内等をするスタッフが居なかったのは、残念でした。
鈴鹿の際にはスタンドにスタッフが待機していて、席が分からなくなっている客を案内していました。まぁ私は2004年の際に見事に間違った席を教えられてしまったのですが(笑) それでも、居ないよりは居てくれたほうが心強いことは事実ですし、誠意も伺えます。
ま、チケット&ライドの方にスタッフを多く割かねばならず、こっちまで手が回らなかったんでしょうかねぇ(苦笑)
4.ショップが物足りない
今回は物販エリアがいくつかに分かれていたこともあり、鈴鹿のようなコミック・マーケット張りの大混雑、というようなことはありませんでした。
まぁそれはそれで良かったのかもしれませんが、しかしショップの内容はというと、至ってショボかったような・・・・ オフィシャル系の小奇麗な店ばかりで、鈴鹿のように雑多なグッズを棚にどっかと積んであるような店がありませんでした。おまけに、これはあくまでも私が見た範囲でということになりますが、レッドブル系のグッズ(オフィシャルの“レッドブル”の販促は別にしても)を売っている店が1店も無かった。いくら日本で人気が無いとはいえこれはあまりにも酷すぎます。レースで活躍しただけになおさら可哀想です(笑)
お菓子のようなお土産物を売っている店も殆どありませんでしたしね。フードショップについても不満が出ているようですが、まぁそこまでは把握していません。そうそう、トークショーとかもあんまりやっていませんでしたねぇ。
その他の特徴としては、まずグッズの無料配布が増えたな、と。ホンダ、トヨタ、スーパーアグリと3チームもやっていました。あとは、鈴鹿のときと違って周辺の地方自治体がブースを出していたりしましたね。鈴鹿なんかはモロに鈴鹿市だけが恩恵を受ける形になっていましたが、富士は開催地の地方自治体の色は薄いので、逆にその分周りの市町村もアピールできるようになったというのは面白い現象だなぁ、と思いました。
ま、だいたいこんなところですかね。ショップ云々についてはまぁ我慢できる、というよりは個人の好みの問題でしょうが、スタンドとチケット&ライドの件に関しては本当にどうにかしてもらいたいものです。来年も行くつもりではいますが、もし来年も二の轍を踏んでしまうようなことがあれば、ファンの人気が鈴鹿に集中する恐れもありますし、富士とすれば来年が正念場でしょうね。
因みに私はザウバー時代のハイドフェルドのキャップを被り、ザウバーのTシャツを着て、ザウバーのザックを背負うという完全旧ザウバー装備で臨んだのですが、BMWザウバーのキャップを被っている人は居れど、2年前には少数ながら存在した同士が今回は壊滅状態になっておりました。ザウバーがBMWに買収されてはや2年、時代の流れを感じるばかりです。なんだか日本最後のトキみたいな状態になっている私ですが、来年も1人で頑張りたいと思います(笑)
posted by Alan Hetarade |02:15 |
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