2011年02月26日

日産スタジアムに来ています

いま前座のUー18Jリーグ選抜vs高校選抜の試合が進んでいます。

25分、今のところJユース選抜が優勢かな?ただ、赤地に黒の背番号というユニフォームなので、ナンバーがぜんっぜん見えないのですが(苦笑)

風はあまり無く、気温も座っているとやや肌寒いものの、フットボールをやる上では申し分ないコンディションと言えそうです。

また帰ったら、ゲームの感想など書きますね。

posted by Alan Hetarade |11:00 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月21日

湘南の失敗繰り返した川崎 【横浜Fマリノスvs川崎フロンターレ】

Yokohama F Marinos 4-0 Kawasaki Frontale
【Y:8.Shunsuke Nakamura, 12,40.Koji Yamase, 60.Yuzo Kurihara】
う~ん。一言で言ってしまうと、川崎の研究不足。それで全てが終わってしまった感のあるゲームでした。


マリノスは2週続けての神奈川ダービー。スタジアムも、ホームの日産スタジアムという事で変わりなし。そして湘南も川崎も、フォーメーションは同じ4-3-3。選手の質は違えど、志向するフットボールの中身としては、似ている部分もあります。

先週のエントリーにも書きましたが、前節の湘南は前線と最終ラインの間の中盤がスカスカになってしまい、そこで数的有利を作ったマリノスに、好き勝手にやられてしまいました。4-3-3というフォーメーションの場合、MFが3人しかいないため、下手をするとミッドフィールドの攻防で人数が不足してしまう。さらにマリノスには中村俊輔というキープ力、展開力のある選手が加わったため、なおさらその点はケアーしなければならないわけです。

ところが、1週間前に湘南がある意味では良い“反面教師”になったはずだったのに、この日の川崎はその湘南の失敗を生かせず、逆に自分たちもほぼ湘南と同じような形で、マリノスに好き放題やられてしまいました。



まず最悪だったのは、川崎のMF3人が全員前がかりになってしまい、中盤のバランスが完全に崩れて、最終ライン前、1.5列目の辺りががら空きになってしまったこと。

序盤からアンカーの稲本が積極的に攻撃参加していて、それはそれで悪いことではないとは思いました。ただ、もしその稲本が攻め上がるのであれば、そのスペースをケアーしなければならない。ところが田坂も谷口もまるでその点を気にする素振りが無く、ここでポッカリとスペースが出来、そこをマリノスに好き放題に使われてしまいました。

これに関しては、明らかに川崎の戦略ミスでしょう。稲本個人にしたってやや攻撃参加が過ぎるところがあり、アンカーとしての本来の役割を果たせていない面がありました。これは中盤の厚みを持つマリノスにどう対抗するか、という点に於いて、全くの無策であった事を示しています。レナチーニョ、黒津はサイドに張り付いているわけですから、中盤のバランスを3人で如何に取るかということが重要だったはずなのに、まるでその点がケアーされていなかった。

さらに攻撃面でも、チョン・テセに単純に放り込むだけ、若しくはレナチーニョにボールを預けて1対1でどうにかしてくれ、という強引な攻撃ばかりが目立ちました。前者はフィジカルの強い中澤、栗原に潰され、後者は数的有利を作ったマリノスの前に為す総べなくボールを奪取されるばかり。そして一たびマリノスがボールを持つと、最終ライン前にある広大なスペースを使われ、攻め立てられる・・・・という、まさに1週間前の湘南戦とほぼ同じ光景が見られました。

湘南も田原という、ツボにはまればとんでもない爆発力を発揮する選手を擁していましたが、中澤の前に何もできず。サイドの馬場、新居も孤立しては潰される、という展開でした。そしてこの日の川崎のチョン・テセ、レナチーニョ、黒津という3人もまったく同じでした。

結局後半に入って、中盤の3人を3人ともよりディフェンスラインに近い位置で守らせることで何とか最低限のバランスは取り戻しましたが、守備の修正で手いっぱいだったのか攻撃に関しては何も改善点が見られず、マリノスに余裕の選手交代をされて逃げ切られてしまう始末。


ハッキリ言って、今回ばかりは川崎ベンチがあまりにも何も考えてこなかった事が、浮き彫りになったゲームだったのではないでしょうか。確かに川崎には、怪我人が多かった。しかし怪我人の有無と戦術面での指示、相手への対応策というのは別の要素です。むしろ怪我人が出ているからこそ、より戦術面でしっかり詰めてポイントを取れるようにしていかなければならないのに、その点が疎かになっていた。これは流石に、ベンチの失策と言えるでしょう。

再三繰り返していますが、何よりその前の週に湘南が一度失敗していた事の、まさに焼き直しのような事をした上で惨敗した事。これは流石にちょっとなぁ、と思わざるを得ませんでした。例えばレナチーニョ、黒津にもう少しチョン・テセに近い位置でプレイするよう指示を与えるだとか、田坂、谷口の2枚+SBが積極的にサイドで数的有利を作るようにするだとか、まず稲本には守備を重視させて、谷口にも稲本のサポートについて特に留意するよう伝えるだとか、そういったきめ細かな指示をしていれば、もっと試合の展開は変わっていたはずです。

マリノスからすれば順風満帆といった感じの2連勝ですが、今回の川崎はあまりにも無策で挑んできたので、もう少しきちんと対策をしたチームと当たった時にあのフットボールがどうなるのか、見てみたい気がしました。

posted by Alan Hetarade |09:44 | Jリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年03月15日

備忘録 【浦和レッズvsFC東京】

Urawa Red Diamonds 1-0 FC Tokyo
【U:19(PEN).Robson Ponte】
ブログの更新(特にサッカー関連)については今後どうしていこうかなぁと少し考えているところでありまして、どうも今見ている試合について全部長々と記事を書く余裕もありそうにない。しかし、せっかく見た試合について、な~んにも書かずにスルーってのもなぁ・・・・という気がして、あれこれ考えたりしていました。

ということで、今後しばらく、詳しい考察というよりは簡単な感想を書くような観戦記事では、タイトルを「備忘録」にして、少し短めの記事を書く・・・・というスタイルでやってみようと思います。とりあえず暫くやってみて、自分の中で考えをどれだけ消化できているか、或いは人さまに見せるに相応しい記事になっているかどうか・・・・という事を諸々考慮しつつ、また微調整を加えていくと思います。


さて。まずピックアップするのは、浦和レッズのFC東京のゲーム。

開幕戦は内容はまずかったものの3ポイントを得た東京、対して内容的にも結果的にも惨敗してしまった浦和のゲームという事になりました。が、今回は浦和が3ポイントをゲットしました。


ひとまず勝った浦和に関してですが、内容に不満があるのは誰の目にも明らか。特に後半ですが、確かにFC東京には若く運動量のある選手が多いということはあるにせよ、攻撃に移った場面でほとんど数的有利を生かせず、手詰まり感のある展開で何人かの選手が孤立しながらFC東京の選手とマッチアップし、ボールを取られる・・・・というシーンがあまりにも多すぎた。

また戦術的にも、絶対的なエースのエジミウソンはともかく、新戦力の柏木が目の前にいる田中のせいで特にプレイゾーンを塞がれてしまい、どうにも機能していない印象を受けました。広島での柏木は、佐藤の1トップの下に入る3-4-2-1の2列目にいたわけで、そこから1列“下げる”以上は彼がプレイし易いゾーンをそれ相応に確保するとか、或いは田中、ポンテ、柏木の3人が流動的にポジションを入れ替えながらかきまわす、といった事が必要なはず。

ところが田中は前線にべったりで、柏木が彼の特徴を出せる余地を狭めてしまっている。柏木も柏木で、不慣れなサイドのワイドな位置に押し込められているような感じを最後まで打破できず、まったく機能しませんでした。

その上問題なのが、田中はそうやって前線を動き回る割にまるでゴールに直結するような決定的な飛び出しだの突破だのが出来る気配が無く、とりあえずエジミウソンさえ潰しておけばなんとかなるよねー、っていう状態になっていた事。結局田中が動き回ってるのって1.5列目が主で、そこでの崩しとプレイメイクは出来るけど、別段ゴール前に飛び出すのが上手い選手っていう印象も無いんですよね、個人的には。要するに上手いんだけど、恐くないんですよ。

ある意味その中で意外性を突いたのが宇賀神の突破という事になるのでしょうが、当然その動きを彼ができる回数にも限界がある。あとポンテも何だかんだでもう33歳、以前のように多少他がアレでも彼が無理やり何とかしてくれるって感じでも無いわけで、この辺り少し見直す必要があるのではないでしょうか。

個人的にはもし田中と柏木を併用するのであれば、いっそ広島の布陣に近い4-3-2-1のクリスマスツリー型を採用して、ポンテには少し低い位置でプレイメイクをしてもらう、という手も無きにしも非ずだと思うんですが、どうでしょうかね?なんて(笑)


FC東京に関しては、あんまり開幕戦と変わっていない印象でした。とにかく松下に大きな期待をかけていることは分かるのですが、現状彼が長友と左サイドをどうしたいっていうのがまったく見えてこないので、わざわざ羽生を中で使ってまで彼の左に拘る理由があるのかなー?というのは率直に言って疑問に思わざるを得ません。

それから最後に、レフェリーについて。今シーズンから手を使ったファイルを厳しく取る、という方針になったそうで、それが悪い事だとは思わないのですが、このゲームの扇谷主審のようにあまりにも過敏になるレフェリーが出てくるのは、一つ避けられないところですね。森重がPKを献上したシーンは、ファウルだけどカードを出すほどではなかったと思うし、その後平山がファウルかどうかすら疑わしい場面でカードを喰らったことを考えると、流石に神経質になりすぎではないか、と。

ルールを厳格に取るのは正しいことですが、それによってフットボールの醍醐味だとか、ゲームの流れが損なわれることは無いよう、願いたいものです。

posted by Alan Hetarade |18:43 | Jリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年03月13日

中村の効果と心配なベルマーレ 【横浜Fマリノスvs湘南ベルマーレ】

Yokohama F Marinos 3-0 Shonan Bellmare
【Y:21.Yuzo Kurihara, 61.Kazuma Watanabe, 90.Kenta Kano】
スタジアムに着いたらすごい人だったもんで思わず前回の日記のような事を書いてしまったのですが、最終的な入場者数は32,000人余りということで、そんなに凄まじく多いというわけではありませんでした(苦笑) とんだ見込み違いで・・・・

見たところ、自由席はほぼ埋まっていたものの、やはり指定席がそんなに入っていないかな、といった感じでした。まぁ、マリノスのホームゲームはチケット代もやや高め(自由席で2,200円)ですし、そもそもあのスタジアムはすごく見難いですからね。そんな中で3万人超えというのは、よく入った方でしょう。

キックオフ前のイベントでは、時速200kmのFKが放てるという、FKマシン「カストロール1号」が登場。レーシングスーツにヘルメット姿、という仰々しい人が3,4人くらい出てきて操作していましたが、いざボールを放つとこれがまーすごいスピードで吹っ飛んで行って、ピッチの対角線上に100mは飛距離が出てるんじゃないかというくらい飛びました。もっとも、こんなもの作っても実用性は全く無いんでしょうけど(笑)

※実際のところ、「ワールドカップを盛り上げるために日本独自の挑戦として」作られたらしいです。つまり完全にネタモノってことですw

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中村は右サイド さて、両チームのスタメンについて。 湘南は、開幕戦と全く同じメンバー。フォーメーションは4-3-3で、GKは野澤。4バックは右から阪田、村松、ジャーン、島村。中盤は坂本、永田、寺川の3人で、前線は右に馬場、左に新居、そしてセンターに田原という3トップ。 対する横浜は、3人を入れ替え。GKは飯蔵、バックラインは中澤、田中に加え、CBには栗原が復帰、RBには波戸が起用されました。小椋は中盤にポジションを上げて兵藤と2センターを組み、左に山瀬、そして中村俊輔は右サイドでの起用。2トップは渡邉と長谷川アーリアとなりました。 高いライン下がらせた、中村の展開 TV放送でどの程度伝わっていたか定かではありませんが、今日の横浜は強い南風が吹きつけ、日産スタジアムの中もものすごい風でごみが舞っている状態でした。そしてその風は、前半で言うと湘南の陣からマリノスの方へ流れていました。 風上に立った湘南は、序盤ラインを高めに設定し、横浜のラインの裏へロングボールを放っていきます。開始10分くらいまでの横浜はこの風によるボールの伸びをいまひとつつかみ切れず、やや混乱するシーンが幾つか見られました。 しかしこれを打破したのが、中村俊輔の展開と突破。中村は技術力で湘南の選手を圧倒し、ドリブルすればかわせる、パスの展開は良いところに出せる、さらにタックルをすればボールを奪取できるといった感じで、ほぼやりたい放題にやっていた感がありました。6分には山瀬のクロスから珍しくゴール前に走りこんでシュートを打つなど、積極的な攻めの姿勢を見せます。 その結果、湘南のラインは徐々に自分たちの裏のスペースが気になったか、横浜がボールをキープするとずるずると下がってしまうようになります。一方で前線の3トップは生粋のストライカータイプの選手ばかりが揃っているので、そんなに極端に下がってくるわけでもない。その結果、中盤が完全に間延びしてしまい、かなり好き勝手にマリノスにゴール前までボールを運ばれてしまうようになります。 うまくいかない湘南の軌道修正 21分、右サイドで波戸が粘り、マリノスがこの試合初めてのCKをゲット。このボールを中村が蹴ると、ファーサイドで栗原がドンピシャで合わせ、マリノスが先制。攻めながらこれ以上点が取れないとすこーし嫌な感じがしてくる時間帯だっただけに、攻勢の中で良い時間帯に点を取ることができました。 26分、島村が突然強烈なロングシュート。枠をとらえた良いシュートでしたが、ここは飯倉がセーブ。31分には中澤のFKを渡邉がフリックオンし、裏へ抜け出した長谷川が決定的なシュートを放つも、果敢に飛び出してきた野澤が素晴らしいセーブを見せます。 湘南はロングボールが封じられ、今度は細かく繋いでマリノスを潰そうとしますが、如何せん守備に意識を取られ過ぎたがために3トップの選手にボールが入ったところで中盤の選手が殆どサポートできず、数的有利をまったく作れないままボールを奪われる、という展開が続きます。 前半のラスト15分ほどはマリノスもややペースダウンし、湘南も何度かチャンスを作ります。38分、島村のクロスに田原が頭で合わせるも、枠をとらえられず。これが初めてボックスの中で放ったシュートとなりました。41分には馬場が極めて消極的なプレイでカウンターからのチャンスを潰してしまいます。アディショナルタイムには、マリノスのミスを突いて高い位置でボール奪取に成功。馬場がクロスを上げ、ファーサイドでフリーになっていた新居がGKと1対1となる決定的なチャンスを得ますが、ここは飯倉が素晴らしいセーブで事なきを得ます。 ラッシュをかけるも・・・・ 後半開始の辺りから、やや風が舞い始めます。それを見ていた・・・・というわけではないでしょうが、後半開始後すぐに永田がロングシュートを放つなど、湘南が攻勢に出ます。 しかし49分に、カウンターから上がってきた栗原が枠をとらえた素晴らしいロングシュートでゴールを脅かすと、この湘南のラッシュはあっさり終了。また中盤でスペースが空き、そこをマリノスが支配する・・・・という前半の30分までと同じような展開になります。 61分、山瀬がドリブルで突っかけて阪田を振り切り、左足でシュート、一旦は野澤がこれをセーブしますが、そのこぼれ球を渡邉が押し込み、ゴール。その後も横浜がゲームを支配し続けます。 湘南は馬場を下げて中村祐、馬場を下げて阿部を投入しますが、まったく効果なし。対する横浜は80分前後に長谷川、栗原、そして中村俊輔を下げて阪田、金井、狩野を投入するという、余裕の交代を見せます。 もはや湘南の気力も尽きた90分、右サイドを駆け上がった狩野が「シュート!」というスタンドからの大きな声援と共に右足を振りぬくと、ボールは一直線にゴールネットに突き刺さり、スーパーゴールでダメ押し。結局マリノスが3-0で勝利しました。 中村の“生き方””活かし方” 中村俊輔が入ったマリノスがどうなるのか、という事がこのゲーム最大の見どころでしたが、まずは良いスタートが切れたと言えるのではないでしょうか。 まだチームに合流して10日余り、本人のコメントにもある通り綿密な戦術を練っているというよりはまだ何となくプレイしているという感じでしたが、それにしても相手が湘南だったという事はあるにせよ、技術面では相手選手を常に圧倒。代表戦を見る限りコンディションは悪くなさそうでしたが、Jリーグでも良いスタートをきることができました。 中村はポジション上は右サイドに入っていましたが、やはり代表と同じくほぼプレイメイクに徹している印象で、ある程度自由にポジショニングを取っていました。しかし今日のマリノスが良かったのは、決してその中村に依存して過度にボールを集めることなく、彼を経由せず山瀬のドリブル突破や中澤の展開によってゴール前まで攻め上がる形も作っていた事。 少し前の日本代表で起こっていた現象ですが、いちいち中村を経由させてボールを展開するために、そこでリズムの停滞、マンネリ感が起こり、相手からすると単調な守りやすい攻撃になってしまう。中村に依存するとそのような現象が起きがちです。確かに中村の展開力は魅力ですが、それだけに依存してはいけない事も重要。そういった点では、マリノスには突破力のある山瀬にボールを預ける方法、或いは長谷川や渡邉といった強い選手にボールを当てる方法・・・・などなど、その他にも攻めのオプションがあるだけに、今後如何にそういった攻撃手段を組み合わせていけるかという事が重要になっていきそうです。 技術的にも戦術的にも叩きのめされた湘南 対する湘南にとっては、全くと言っていいほど何もできなかった、悪夢のような90分となってしまいました。 手元の集計では、マリノスのシュートは26本(うち枠内シュートは10本)。対する湘南のシュートは、ゲームを通じて5本(枠内3本)。島村のロングシュートや新居が1対1となったシーンなど、まったくノーチャンスというわけではなかったものの、それ以上に内容的に叩きのめされてしまいました。 まず誤算だったのは、試合開始すぐに中村の展開力を恐れてかずるずるとラインを下げてしまい、中盤が完全に間延びしてしまったこと。引くなら引くで、前線の選手も引いてくればスペースを潰した守備ができるのですが、湘南の3トップはどちらかというと前線に張り付いているタイプの選手。その結果、前線とバックラインとの距離が非常に長くなり、中盤の選手たちはその間の広大なスペースでどっちつかずのプレイに終始し、ここで完全にマリノスに主導権を握られてしまいました。 今日のゲームを見る限り、1対1の場面で湘南の選手はマリノスの選手たちに圧倒されていました。このように技術力に差がある場合、如何に組織的に守っていくかということがまず重要になってくるわけですが、この試合を見る限り反町監督にどの程度のゲームプランがあったのか、疑問に思わざるをえません。 馬場、新居という新戦力を生かした3トップにしたい気持ちは分からなくもないですが、その3トップの生かし方もよく分からない。中盤でつなごうとしているようにも見えましたが、4-3-3というフォーメーションでの最大のリスクとも言える中盤の厚みの無さが、各選手の脚をさらに引っ張り、ただでさえ個々の技術的に厳しいのに各局面で数的有利も作れず、ただただボールを奪われるのみ・・・・という展開が続きました。 まだ開幕2戦ですが、昨シーズン15位の山形にホームで引き分け、そしてほぼやりたい放題に横浜にやられての惨敗ということで、戦術の見直しは避けられないところでしょう。ただ、今日のベンチ入り含めてのスカッドを見ると、そもそもストライカータイプの選手が非常に多い頭でっかちな状態で、中盤及びバックラインの選手層の薄さが、すでに致命的ともいえるような気が・・・・ 湘南にとっては、非常に厳しいシーズンとなりそうです。


posted by Alan Hetarade |17:51 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(1)
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2010年03月13日

すごい人@日産スタジアム

いま日産スタジアムに来てるんですが、すごい数の人です‥‥

いちおう開門時間ぴったりには着いたのですが、その時点でどう考えても2万人超は並んでるんじゃないかという長蛇の列。スタジアムの敷地に入ってから最後尾につくまで、10分ほどかかりました。

今もどかどか人が来ていて、これはまともな席を確保するのはおろか、座れるかどうかも微妙かもしれない‥‥ とにかく、こりゃすごいとしか言いようがない状態になってます。最終的な入場者数は5万人越えても驚かないぞ、これは。


明らかに横浜の某選手の影響でしょうが、まさかここまでとは、個人的に思ってもみませんでした。これだけの効果があるのであれば、マーケティングの面でも獲得はうなずけるものです。そう思ってしまう(笑)

さて、私はいつになったら入場できるんでしょうかね‥‥

posted by Alan Hetarade |12:07 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月06日

偉大なる梶山と石川 【FC東京vs横浜Fマリノス】

F.C. Tokyo 1-0 Yokohama F. Marinos
【T:90.Sota Hirayama】
いよいよ2010年のJリーグ開幕戦。昨年は日産スタジアムに行きましたが、今年は味の素スタジアムから観戦をスタートさせる事にしました。

今日は雨がお昼頃一時的にやんだものの、キックオフ前にまた降り出して、席の確保には苦労しました。とりあえず、膝にだけ雨がかかる下の方の席に座って写真を撮ったのですが、この後ちょっと上の方で良い席を見つけたので、そちらに移動しました。

またスタジアムでは、先日脚に右大腿骨骨肉腫を患い長期療養に入る事が発表された大宮の塚本選手への、募金活動のブースが設置されていました。私はちょっと持ち合わせが無くて協力出来なかったのですが、FC東京では第3節のセレッソ大阪戦のときにも募金を受け付けるとのこと。塚本選手を支援する動きはJリーグの多くのクラブに広まっているようですので、私もどこかのスタジアムで募金するなり、大宮が設けた口座に振り込むなりして、塚本選手を支援したいと考えています。

試合前のセレモニーでは、胴着を着て首にFC東京のタオルマフラー、という出で立ちで柔道の福見選手が登場。「今日も兄夫婦がゴール裏のスタンドで応援しています!」と挨拶しておりました(笑) なお高山レフェリーは、この試合がJリーグで100試合目の笛だったそうです。

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“コンバート”と新戦力 FC東京のスタメンは、GKが権田。バックラインは右から椋原、森重、今野、長友。CHに今日は徳永と羽生が入り、右に中村、左に新加入の松下。2トップは平山と鈴木。 対するマリノスは、今シーズンも飯倉がレギュラーとしてゴールマウスを守り、バックラインは新加入の藤田がRBに入り、CBに中澤と小椋、LBに田中裕。中盤はセンターに兵藤と金井が入り、右に狩野、左に山瀬。2トップで渡邉と、今シーズンからFW登録になった長谷川アーリア。共に4-4-2という布陣でスタートします。 FC東京は手術に臨むことが発表された米本を欠くほか、石川、梶山の2人がベンチスタート。対する横浜も栗原を欠き、中村俊輔はこのゲームには間に合わず。その結果注目を集めたのは、CHで起用された徳永、そして大きな期待を背負ってLHに起用された松下という事になりましたが、結果的にこの2人はゲームを通して大ブレーキとなってしまいます。 縦に速いマリノス、展開できない東京 試合開始直後の1分、右サイドでFC東京が得たFKを松下が蹴り、中村がヘッドで合わせポスト直撃、という惜しいシーンがありました。味の素スタジアムは早くも沸きましたが、この後あまりのFC東京の低調な試合内容に、ホームのスタンドは半ばお通夜状態・・・・とまではいかなくとも静かになってしまい、マリノス側のチャントのみが響き渡る、という時間帯が非常に多くなります。 FC東京は攻守の切り替えが非常に遅く、各選手がボールキープに走ってしまいなかなか縦に展開できないという、非常に消極的な試合内容に。特にブレーキになっていたのが松下で、サイドでボールを受けてもまったく突っかける事をせず、ボールキープのパスを回すのみで、まったく有効な展開にならず。しかもその割にサイドにべたーっと貼りついていたため、長友がオーバーラップするスペースも潰してしまい、完全にFC東京のボールの進路をふさいでしまいました。 とはいえ、これは松下のみの問題ではなく、FC東京のチーム全体の問題が大きかった。徳永、羽生の2センターは素早くボールを展開する事が出来ず、平山はボールをキープできない。中村はポジショニングがパスの出し手にとって不親切で、良い形でボールをもらえず。“パスをもらうため”だけのポジショニングを取ってボールを受け、じゃあどうしよう?と思って周囲を見渡すも誰も良い位置に動き出さず出しどころが無い、そしてほかの選手がとりあえずボールをもらいに来る・・・・といったパス回しが延々と繰り返され、一向にシュートまでいけません。 対するマリノスの方は、狩野のキープと展開が効き、山瀬と狩野はサイドを入れ替えるなど、中盤もフレキシブルな構成に。決定的にFC東京を崩すまでには至らなかったものの、要所でパス、ドリブルでもって縦に速い攻撃を見せることで、徐々にマリノスが試合のペースを握っていきます。 FC東京は守備のコンセプトもハッキリせず、中盤では相手がボールをキープしているときに守備側の数的有利を作れず、かなり好き勝手に展開されていました。最終ラインの選手が踏ん張って何とか耐えていたものの、後半に向けてかなり不安を感じざるを得ない・・・・という内容のまま、前半が終了しました。 空きだす1.5列目、そしてオープンな展開に 前半終了間際のFC東京は、松下がセンターに移動して羽生が左サイドに出るなどややポジションチェンジを見せていましたが、後半開始にあたってはスタートと同じフォーメーションでゲームに入りました。 試合は、マリノスのペースであることは変わらず。徐々にFC東京の最終ライン前にスペースができ始め、前半よりマリノスが高い位置でボールを回すようになります。50分の山瀬、55分の渡邉のロングシュートといった辺りは、まさにこのFC東京守備陣が空けたスペースを、マリノス側が有効に活用した攻撃でした。 しかし横浜も、やはり今日も90分持たなかった狩野が61分に交代すると、徐々に中盤にスペースができ始め、試合はオープンな展開になっていきます。 満を持して登場した主役たち、そして“一発” 68分、カウンターから中村が一気にドリブルで持ち上がり、ゴールに迫ります。寸でのところで田中が間に合って事なきを得ますが、マリノス側としても徐々に運動量が落ち、スペースが気になってくる・・・・ このタイミングでピッチに送り出されたのが、梶山、石川という、本来FC東京の“主役”たるべき2人でした。 いくらコンディションが整っていないとはいえ、流石はこの2人。梶山の展開力は羽生、徳永のそれとは比べ物にならず、たちまちFC東京はピッチを広く使い、スペースに選手が走りこむ理想的な展開ができるようになり、右サイドでは石川が突っかけてリズムが生まれてきます。ただし、長友だけはイージーミスを繰り返して、イマイチ乗り切れていませんでしたが。 マリノスも狩野に代わって入った坂田に加え、長谷川を下げて清水を投入。清水投入後は坂田がトップに上がり、中盤で清水の突破力を生かしたフットボールを展開。90分が近付く中、互いに徐々にゴールへの期待が高まっていきます。 そして90分。右サイドの深い位置をえぐろうとした坂田から梶山がボールを奪うと、長友が前線にフィード。途中出場していた赤嶺が上手くボールをキープすると、右サイドに展開。これを受けた石川は小椋を軽やかにかわすと一気に駆け上がります。そして決定的なラストパス。逆サイドに走りこんでいた平山がこれを流し込み、FC東京が劇的な勝利を飾りました。 内容見せたマリノス、結果残した東京 さて90分を通しての総括という事になると、やはりマリノスの方が内容としては見るべきものがあったという事は、否定できないでしょう。 少なくとも昨年の、何がやりたいのかまったく分からないまま広島相手に惨敗したゲームから比べると、今年は意図が見える戦いをしていました。最終ライン、中盤の底でボールを回しつつ、ここだ!というタイミングでハイボールにしろグラウンダーにしろ縦パスを通し、FW、及びサイドの選手が走って一気にゴールに迫る。そして中央はCHがサポートし、スペースがあればそこからシュートを狙う。 まだ開幕戦という事で今後のゲームを見てみる必要があるでしょうが、これが木村和司監督が志向するフットボールだとすれば、これは素直になかなか面白い戦い方だと思いました。山瀬、兵藤辺りの縦への動きをチーム全体で生かすような戦術を、チーム全体で練習してきているように感じました。問題は中村俊輔をここにどう入れていくかという事、あとは結局今日も決定的な働きはできなかった渡邉の内弁慶っぷりをどう克服できるかということが、序盤戦の注目点になりそうです。 対するFC東京は、やはり梶山、石川の2人がいてナンボという状態でした。しかし少なくとも、この2人が入ってからのフットボールはやはり魅力的でしたし、何よりまず3ポイントを取れた。平山はハッキリ言って得点シーン以外はまったく働いておらず、消極的なプレイばかりが目立っていましたが、まず結果を残せたということで、自信にしてもらいたいものです。 新戦力に関しては、松下は選手もチームも互いのスタイルを把握できていない感がありありと出ていて、これはちょっとフィットするまでには時間がかかりそうかな、という印象。対してお互いの最終ライン、マリノスの藤田、東京の森重は実力を発揮していて、期待が持てました。あとは、両チームとも新しい外国人FWが未知数なので、それがどうなるか・・・・という事でしょうね。


posted by Alan Hetarade |18:22 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年02月27日

両者手探りの中で 【ゼロックス・スーパーカップ】

今シーズン初の現地観戦は、昨年と同じくゼロックス・スーパーカップ。小雨が降る中、11時過ぎに国立競技場に着きました。

まず、前座試合のU-18Jリーグ選抜vs高校選抜のゲームについて、軽く。

ほぼ後半しか見ていないようなものなのですが、その範囲で言うのであれば、やっぱり両者ともまだまだな部分が目立つゲームでした。これといって目覚ましい活躍を見せた選手というのもいなかったですし、時折光る技術やフィジカルを見せる選手もいたものの、全体的には1つ1つのプレイの判断だとか、精度だとかを欠くシーンの方が目立ち、お世辞にも良い内容の試合とは言えませんでした。

注目された柴崎ですが、鹿島のサポーターから「柴崎!柴崎!」としきりにコールが飛んで、本人もそれに応えるべく何度かおっと思わせるようなスルーパスなりシュートなりを見せていました。が、それ以外では特段目覚ましい活躍を見せていたというわけでもなく・・・・・

考えてみれば、昨年のこのゼロックスでは鹿島の大迫はすでにベンチ入りメンバーに入っていたわけで、ポジションが違うと言えど今回の柴崎はそこには入っていないのですから、昨年の大迫と比較してもまだまだこれからの選手なのかな、というのが現実でしょう。(柴崎選手は、現在まだ2年生でした。大変失礼いたしました)もっとも、じゃあこのゲームを見て誰が一番うまいかと思ったかといえば、それは柴崎なんですけど(笑)

まぁ、高校選抜は高校サッカーを終えた直後で、おそらくその後に受験をした選手もいたでしょうし、Jリーグ選抜の方も開幕に向けてコンディションを上げている最中。そういう点を考慮すると、こういう内容になるのも致し方ないかなーという感想を持ちました。



さて、それでは本編へ(笑)

Kashima Antlers 1-1 (PEN:5-3) Gamba Osaka
【K:26(PEN).Marquinhos】
【O:45.Akira Kaji】

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単調な鹿島の攻撃 選手紹介では、鹿島側はいつものように全ての選手に対しブーイング。対するガンバ側は、新井場に対してのみ凄まじいブーイング。そして今シーズンのJリーグのチーム紹介の際、セレッソのところでまたブーイング(笑) 試合はというと、まずは開始20秒ほどでその新井場のボーンヘッドからルーカスがシュートを打ち、ガンバが勢いに乗ります。最初は右にルーカス、左に二川という布陣でスタートしましたが、早くも6分ほどでこの2人はサイドをチェンジ。ガンバの中盤はかなり流動的に動いていました。 全体的な攻撃の組み立て方としては、ガンバは中盤の選手がワンタッチでボールを繋ぎつつ、リズム感を持ってサイドに展開。それも完全な横パスというよりはサイドのスペースにパスを出してSBを走らせる、というイメージのパスが多く見られました。遠藤や橋本にダイナミックな展開をさせるというよりは、密集してパスを繋ぎつつスペースにどのタイミングで出していくか、という事を重視していたと思われます。 対する鹿島の方は、序盤はイマイチ狙いがハッキリせず。何となく裏を狙いたいんだろうなーというのは分かったのですが、それがただ単に1本縦パスをぽーんと放り込むだけで、綿密なビルドアップというものができていませんでした。この辺りはガンバのディフェンス陣も上手く対応していた・・・・というより、まったく捻りが無い攻撃だったので、簡単に対応できたのではないでしょうか。 16分になると、ルーカスと二川は再びサイドを入れ替え、試合開始時のポジションに戻りました。 不意の失点、フェリペ・ガブリエルの躍動 そんな中18分、右サイドから鹿島のFKというシーンで、高木が岩政を倒して鹿島がPKをゲット。スタジアムで見る限り明確なPKかどうかは分かり難かったのですが、すぐさまワンセグの映像で確認したところ、確かに岩政の肩に高木の手がかかっていて、不当判定とも言えないかなぁ、と。要するに、岩政が上手くやったという事なんですけど(笑) このPKをマルキーニョスが入れて、鹿島が先制。しかしこれで鹿島が良くなったかというと全くそういう事もなく、上記のように煮え切らない攻撃に終始。 そんな中、20分過ぎから目立ち始めたのが、左サイドでスタートした新戦力フェリペ・ガブリエル。こう着状態にあったゲームの中で、新井場や中田と上手く連携して、左サイドからチャンスを作ります。余談ですがこの選手、序盤にクロスボールを全身でブロックした際にガッツポーズを見せてスタンドを沸かせ、なかなかファンの心を掴みそうな選手だなぁという印象を持ちました(笑) そして前半終了間際の45分、まるで降ってわいたかのように加地が左足で見事なミドルシュートを決め、ガンバが同展に追い付きます。ただこの前に、新井場・・・・だったと思うのですが(違ったらごめんなさい)、鹿島の選手がルーカスのプレッシャーの前に簡単にボールロストしてしまい、そこの展開から平井が決定的なシュートを放つ、という“予兆”とも言えるようなシーンがあった事も、留意しておかねばならないでしょう。 機能する鹿島の縦パスと遠藤康の投入 前半は手元の集計で鹿島がシュート2本、ガンバが4本と共に攻めあぐねた展開となりましたが、後半になるとマルキーニョスにボールが収まるようになり、鹿島が徐々にリズムを掴み始めます。 1つのポイントとなったのが、65分にフェリペ・ガブリエルに代わって投入された遠藤康。健闘していたものの決定的な崩しにまでは至っていなかったガブリエルに代わった遠藤は、ガブリエルのようなサイドに開いてのプレイはあまり無かったものの、2列目の効果的な位置でボールを受けると、思い切った縦への展開で何度もチャンスを演出します。 この時間帯、同じ縦に向かうのでも前半の鹿島と決定的に違ったのは、ただ単に放り込むだけではなく、きちんと手順を踏んでガンバを崩しにかかっていた事。まずキープ力のあるマルキーニョスにボールを預け、それを落とす形でMFがボールを受ける。そこからサイドが空いていればSBらの上がりを生かし、ここぞという場面では縦パスを通す。前半の縦へのパスは最終ライン近くからのロングフィードが中心であったのに対し、後半はよりピッチの中央で、余裕を持ってボールをキープしたMFがパスを出せた点が、決定的に違っていました。 さらに本来こういった“出し手”の役割は小笠原のみが担っていたものの、この時間帯に遠藤が投入された事により、その供給源が2人になりました。さらに遠藤が左サイドにとどまらず自由なポジショニングを取ったため、ガンバ側の対応は後手に回り、結果的に小笠原の負担も軽くなり、より有効な形で攻撃に絡む事が出来ました。 オープンな展開も・・・・・ そんなこんなですっかり押し込まれてしまったガンバでしたが、決してノーチャンスだったというわけでもなく、カウンターになった際にはルーカスにボールを預けて遠藤が展開する、という形で何度か鹿島のゴールを脅かしました。 ただし両チームとも、まだまだコンディションが整わないためか、或いは日本人選手の傾向としてありがちなプレイの判断の誤りからか、凡ミスを連発してチャンスをゴールに結び付けられない場面が目立ちます。81分、内田が二川のプレッシャーの前に簡単にボールを失ってしまい、ガンバが決定的なチャンスを迎えるものの、二川はまだ余裕があったにも関わらず中の宇佐美へパス。まずこれで攻撃が1つ遅れてしまった上、宇佐美は余裕が無い体勢でボールを受け、しかも逆サイドから遠藤が良いタイミングで上がってきていたにも関わらずシュートを打ってしまい、しかもそれが枠から大きく外れるという体たらく。 最後の10分ほどはかなりオープンな展開になり、両チームとも何度もゴールに迫りましたが、それでいてイマイチ大熱戦とも言い難い印象になってしまったのは、度重なる両チームの単純なミスが多かったからでしょう。 PK失敗による不安、そして試行錯誤の成果は? PK戦に関しては、今更私が言及する事もないでしょう。割愛します(笑) ただ、遠藤がシーズン1発目のPKを外しちゃったというのは、日本代表的にもちょっと不安になってしまうのは否めないところでしょうか。昨シーズン辺りからコロコロをやめた遠藤、もちろん日本屈指のPKキッカーである事に変わりはないのですが、ただ今年はしょっぱなでこれだと、悪いイメージが付きかねない。代表でのキックの際にも、そういった点が払しょくされているかどうかという事が、カギになってきそうです。 試合全体の評価としては、ガンバは後半失速してしまったものの、それぞれ試したいことはそこそこ試せていたのかな、という気がします。奈何せんチョ・ジェジンは流れの中では殆ど機能せず、期待された宇佐美もあまりにサッパリだったのが何だかなぁといった感じでしたが、その一方で選手個人で言えば、遠藤康に関しては今シーズン、かなり期待できるのではないか、という印象を持ちました。 何にせよ、やっぱり今年もこの2チームがJリーグを引っ張っていくことになるのでしょうね。まだ仕上がりきってはいませんが、選手のクオリティ、戦術面での熟成度といった辺りはさらに高めてきそうな気配は見てとれましたし。開幕が楽しみです。 とりあえず、内田、新井場、安田あたりは早々に試合勘を取り戻す必要があるでしょうけどね(苦笑)


posted by Alan Hetarade |16:32 | Jリーグ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年11月03日

“スカッドとして”のクオリティ 【FC東京vs川崎フロンターレ】

F.C. Tokyo 2-0 Kawasaki Frontale
【T:22.Takuji Yonemoto, 59.Sota Hirayama】

いやま、一番目を引いたポイントは、カボレのユニフォームを着て表彰式に出てきた羽生なんですが(笑)

それはともかく、FC東京が完全に川崎フロンターレを凌駕したゲームでありました。いちおう先週の清水vs東京のゲームをTV観戦していたのですが、石川がいなくなってどうなるかなーと思ったものの、平山と赤嶺がゲームを通して徐々にコンビネーションを良くしていって、想像以上にチームとしてのバランスも取れていたので、これは良いかな、と。

石川が離脱していきなりナビスコの決勝というのではなく、この清水戦で予行演習というわけではありませんが、しっかりゲームを組み立てられたことで、ナビスコの決勝でも臆せず戦えたのかな、という気はします。


ひとまずゲーム全体を通して言えば、タイトルにも書いたとおり、スカッド全体としてのクオリティで東京が川崎を上回っていたかなー、という印象。

FC東京の選手の「中村を潰せば・・・・」という趣旨のコメントがピックアップされていましたが、確かにその通りと言いますか、今日の中村はポジションが低かった。それでも流石は中村で何度か良いパスを出してはいましたが、より高い位置で、シュート、ゴールに直結するようなパスを出せていたかというと、これは否。そういった点では、潰すとまでは言わずとも、FC東京は中村を抑え込むことにはある程度成功したと言えるでしょう。

そして結局今の川崎フロンターレというのは、中村というコンダクターを欠いてしまうと、各々のパートが好き勝手に音を出してしまい、到底美麗なハーモニーは奏でられない、という状態になってしまいます。確かにジュニーニョやレナチーニョの突破力、チョン・テセの強さというのは驚異的でしたが、まるでチームとして、コンビネーションでどうしたいという事が見えてこなかった。特に最悪だったのはSBの使い方で、前後半を通じて森も村上もほぼ死んだ状態でしたし、交代で入ってきた田坂に至っては、実況で1,2回くらいしか名前が呼ばれなかったんじゃないかというくらいの体たらく。

1対1であれば、ブルーノには強さとリーチがありますし、今野や徳永にはしつこさがある。椋原にはスピードがある。それを前では鈴木や平山、羽生、後ろでは米本と梶山がサポートするといった形で、数的有利も作れる。完全に川崎の攻撃は封じられてしまいました。


対してFC東京の攻めはどうだったかというと、まず梶山がほぼやりたい放題と言っていいくらいにボールを持てていたのが大きかった。それからサイド攻撃という点でも、鈴木や羽生はいつも通りやや流動的にポジションを取って、生かすときには椋原や徳永を使っていました。

そしてやはり、今シーズン終盤にかけて大きく進歩してきた鈴木、平山、米本の3人が、如何なくその実力を発揮していたな、という印象を受けました。序盤戦は運動量こそあったものの空回りしていた鈴木は、ハードワークを生かしつつサイドに中にと自在にポジショニングして相手を混乱させる術を掴んだようで、この試合でも川崎のDF陣を掻きまわしていました。平山は攻守の切り替えとハードワークができるようになり、キープ力にも磨きがかかっています。

米本は、出てきた当初は守備の人といった印象でしたが、やはり巷で言われている通り、攻撃面でも脅威になれたというのが大きい。今日あのような形でゴールを奪った事は、一つ今シーズン彼がやってきたことの象徴のようなシーンだったのではないでしょうか。同じく大活躍した権田と共に、まだまだ荒削りな部分もあるけれど、頑張っていってほしい選手です。


あとは・・・・再び川崎に話が戻りますが、怪我人がいたとはいえ、やはり最終ラインとベンチ入りメンバーという点で、FC東京に劣っていたかなぁという気がします。より攻撃的な選手をベンチに置く川崎、より守備的な選手をベンチに置く東京が、各々その選手たちを投入したことになりますが、川崎の方はやはり戦術的にどうこうというより、半ば個人の力に頼って博打を打つような交代をせざるを得なかった感は否めないかと。登里は頑張ってましたが、田坂は本当に何もしなかったからなぁ・・・・ あと、今日の川島はどうしちゃったんだろうってくらいダメでしたね。

結局ハマれば強いけどそれを封じられた時の危うさが出てしまった川崎、シーズンを通して着実にスカッドの底上げを図ってきたFC東京の差が、この決勝の舞台で出たのかな、という印象です。なんか普通の結論ですが(笑) 以上。

posted by Alan Hetarade |16:20 | Jリーグ | コメント(4) | トラックバック(1)
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2009年05月24日

1プレイで引っくり返った勝敗 【FC東京vs川崎フロンターレ】

F.C. Tokyo 2-3 Kawasaki Frontale
【T:29.Yasuyuki Konno, 55.Naohiro Ishikawa】
【K:59(PEN).Juninho, 66.Hiroyuki Taniguchi, 69.Renatinho】
ということで先週のショックから何とか立ち直り(?)、味スタへ行ってまいりいました。

今日は多摩川クラシコということで、ゲーム前には東京スカパラダイスオーケストラの演奏が。

まぁ盛り上がって大変よろしかったとは思うのですが、You'll Never Walk Alone をスカパラが演奏してFC東京のサポーターが大合唱した直後、“Now, it's your turn”という声とともに、“いつもの”YNWAが流れてくるという一連の展開には、FC東京のサポーターの方々ともども笑わせていただきました。「えー。またやるのかよ」って、スタンドがどよめきましたからね(苦笑)

キックオフ
BSでも放送したことだしレビューは簡易にしようと思っていたのですが、なんか凄くいい加減なレビューを某所で目にしてしまったので、いちおう試合の展開をきちんと書くくらいの感じでいきます(笑) FC東京は、GKが権田。RBは徳永、LBは永友で、CBは今のとブルーノ・クアドロス。中盤は右に怪我明けの石川、左に羽生で、センターに米本と梶山。2トップはカボレと平山。 川崎はGKに川島。バックラインは森、井川、菊池、伊藤という4人。中盤は右から田坂、谷口、中村。3トップでジュニーニョ、、チョン・テセ、レナチーニョ。


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posted by Alan Hetaraade |18:41 | Jリーグ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年05月10日

攻めに出て、粉砕された浦和

Urawa Red Diamonds 2-3 Kawasaki Frontale
【U:32.Edmílson, 65.Marcus Tulio Tanaka】
【K:58.Juninho, 73.Renatinho, 77.Chong Tese】
印象としてはタイトルの通り。その一語に尽きますね。

浦和が自分たちの姿勢を貫いたのかどうかは定かではありませんが、完璧と言っていい川崎封じに成功した横浜のスタイルをまったく踏襲せず闘莉王を上げるなどして攻めまくって、結果見事に玉砕・・・という表現は何かおかしいですが、とにかくやられることを覚悟してかかっていって、見事に返り討ちにあったという感じになってしまいました。

この辺り、先日のチェルシーvsバルセロナの試合の時にもやたらと話題になっていましたが、「攻撃的に行って敗れることを良しとする」のか、「守備的でもいいからとにかく勝とうとすることを良しとする」のかという事になりそう。なんだか信念めいた話になりかねないので個人的には避けたい話題なんですけど、でもまず守ることを徹底して勝った横浜と、それをあんまり考えず攻めて負けた浦和を比較すると、その辺りどうなのかなぁと思わざるを得ません。


横浜が先日の試合で行った川崎への対応については、再記述するのが面倒くさいので詳しくはこちらのエントリー下部をご覧になっていただければと思うのですが、一言でいえば引いてスペースを潰して速攻を封じる、というもの。

ところが浦和は、中村へのプレッシャーはかけていたものの全体として引いてからカウンター、というほど徹底して守備を固めていたわけではありませんでしたし、後半スコアーが動いたところで上述したとおり闘莉王を上げて阿部をバックラインに下げるという布陣の変更を行ったわけで。結果的にその後カウンターからレナチーニョにボールをキープされてチョン・テセに逆転弾を喰らったわけです。

もちろん浦和と横浜ではチームの置かれた立場だとか戦績が違うので一概に比較できないというのは分かるのですが、ただ同じホームで見せた対照的な戦い方、そして結果を見ると、う~んと思わざるをえません。


闘莉王が与えたPKは浦和側からすれば予期せぬものだったのでしょうし、その後なに畜生という感じで攻勢にかかりたくなる気持ちも分からないでもないのですが、それまでのプランを崩してまで前に人数をかける必要があったのかな、とも思うわけで。川崎も選手交代等々含めてかなりバックライン付近のメンバーが不安定になっていたわけで、そのままの布陣でも押して押し切れないことは無かったと思うんですけどね。

3点目を取られてからカウンターの応酬みたいになったのはやむを得ないことですが、そういうゲーム展開こそまさに川崎の得意とするもの。横浜はトコトンそういう試合にならないよう注意を払っていたのに対し、浦和はあまりにもその点に対するケアーが無かったように思えました。

今首位にいるだとか、失点が少ないだとかいう事での、慢心とまではいかないまでもどこかに心の隙があったのかどうかは分かりません。ただなりふり構わず勝ちに行くという姿勢を徹底できていなかったことに関しては、単純な戦術云々以上にちょっと怖いな、と思うわけで。新潟戦、柏戦と最後には押し切って勝っていた浦和でしたが、今後優勝争いを進めていく中では、真の意味で勝利に拘れるかどうかということが問われていきそうです。


・・・・しかし、ヴィトール・ジュニオールの退場は気の毒でありました。まぁあの倒し方でカードを出した判定自体は間違っていませんが、あそこで浦和がボールを返す必要があるかどうかという事も含めて、もうちょっとレフェリーが選手とコミュニケーションを取っておく必要があったんじゃないかと思います。

ま、全体を通しては概ねまともなジャッジではあったのですが。

posted by Alan Hetarade |16:04 | Jリーグ | コメント(4) | トラックバック(0)
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