2011年05月04日
タイトルは長くなりましたが、そんな堅い記事でも真面目な記事でもありません(笑)
CLでもクラシコが終わったということで、一応感想じみた事を書き残しておきます。普段はリーガを見ない私でも、さすがにここまでの大騒ぎとなると、少しは感じたところもあるわけでして。
戦術的なお話は他の方に譲りますが、ひとまずこのCLでは、2試合を通じてバルサの勝利に値する内容であった事には、殆どの人は異論が無いのではないでしょうか。それでもすっきり終わらなかった事も、また事実なんですけど・・・・
まずロナウドの話から。
率直な感想としては、この2試合を通じて、ロナウドには感心させられました。というのは、以前のまだ精神的に成熟していなかったロナウドであれば、きっとレフェリングに耐えきれなくなって何か言うなり何なりしてカードをもらったり退場していたのではないか、と思うわけです。
特に今日のセカンドレグですが、レフェリーはまるでロナウド家を末代まで呪っているのではないか、と思えるほど彼へのファウルをレフェリーは取ってくれませんでした。ディ・マリアの幻のゴールシーンにしてもそうだし、その後マスチェラーノか誰かに脚を突っかけられたシーンも、FKになっていれば得点チャンスだったはずです。
試合前からあれだけ両チームの対立関係がヒートアップし、なお且つ試合中にことごとく自分へのファウルを取ってくれない。精神的には相当苦しかったはずですが、この点に於いて、ロナウドは最後まで自制心を保ち続けました。
まぁ彼の場合、ユナイテッド時代に散々シミュレーションでファウルをもらいまくってその時にダーティーなイメージが付いてしまったわけで、こうやってレフェリングに泣かされるのも身から出た錆という言い方もできるかもしれませんが、ただ少なくともピッチ上でのパフォーマンスに、レフェリングの影響が出る事は無かった。この点に関しては、ここ数年で彼が大いに成長した部分であると認める事ができるのではないでしょうか。
対象的にとにかく論外だったのが、アデバヨール。
うーん、彼も以前から精神的にやや難のある選手だったとはいえ、ここまででは無かったはずなんですけれどね・・・・ シティー時代に気を腐して、心機一転マドリーに来たはずが、半年も経たないうちにどうしてこうなったんだ、と。
確かにレギュラーは取れなかっただとか、このままではローンから完全移籍に繋がらないだとか、色々と不安を感じていることは理解できます。ただ、こうして大事な試合で途中からとはいえゲームに出してもらっている以上、そこではプロフェッショナルとしてプレイすることが求められるわけで。それをあのような、自身をまったくコントロールできていないような無茶なタックルを繰り返すようでは、マドリーのみならず他のビッグクラブのスカウトからも、獲得を躊躇わざるをえないという目で見られることは明白なわけでして・・・・
彼はもう、自分が王様になれるようなチームじゃないと、やっていけないのかなぁ。アーセナルを出たことで気はせいせいしたんでしょうが、それ以降どうも自制心ってものをなくしちゃったような感じで、残念であります。
最後に、このクラシコが今後に残す影響について、少し斜めから見た見解を(笑)
この4連戦の中で、様々なコメント、報道がなされました。この中で、私が今後に影響を残すであろうと勝手に思っているポイントの1つが、
「バルサの若手選手によるシミュレーションが、公の下で声高に議論された、最初の機会だった」
ということです。まぁ、セカンドレグではマスチェラーノが標的になったわけですが、むしろそこではなくてファーストレグの後、マドリー側がシミュレーションの件でバルサを糾弾した事に、UEFAの裁定がどうあれ意味があったのかな、と。
ペドロやブスケッツ(とりわけペドロですよね)がちょっとしたコンタクトで派手なリアクションを見せて倒れる、手などまったく顔に入っていないのに大げさに顔を手で覆ってぶっ倒れる、ということは以前から行われていたわけでして、何も今に始まった話じゃないわけです。ただ、バルサにしろスペイン代表にしろ、内容で圧倒して勝ってしまうので、そういったことが話題になる事はこれまであまり無かった。デ・ヨンクのタックルのように試合後にも目に見えて影響が残る形のマリーシアではないですからね。
ところが今回、特にファーストレグで、ペドロやブスケッツが大袈裟に倒れるシーンは、全世界のサッカーファンが特に神経質にゲームを見つめる中で、放送された。そしてマドリーは、その件を糾弾した。これによって、彼らのマリーシアも、遂に大々的に暴露され、語られる機会を得たわけです。
まぁ実際問題、あんなことしなくてもバルサは勝てるわけだし、あんな倒れ方したって無駄に感情を悪くする人が出るだけで、ハッキリ言って何の得もないですからね。これ以後、ペドロやブスケッツがあれをやめてくれれば、それだけでも意味があったのかな、と思います。
わざわざそこでアルヘンの真似しなくっても、いいんですけどねぇ(苦笑)
posted by Alan Hetarade |22:06 |
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2010年04月08日
Manchester United 3-2 (AGG:4-4) Bayern München
【M:3.Darron Gibson, 7,41.Nani】
【B:43.Ivica Olić, 74.Arjen Robben】
というわけで、またしばし潜っておりました。すみません。今年はずっとこんな感じかもしれない・・・・
さて、このカードのファーストレグ、そして先週末のチェルシー戦と公式戦2連敗を喫していたユナイテッド。いちおうセカンドレグ単体で見れば勝利したものの、アグリゲートスコアーではタイとなり、アウェイゴールの差でベスト8敗退という事になりました。
うーん。ファーガソンは負け惜しみじみた事を言ってるみたいですが(これからのプレミアの優勝争いに向けて、選手を鼓舞する意味もあるんだろうけど)、正直オリッチにやってしまったあのゴールが全てだったかなぁ、という気がします。あの場面は、明らかに気が抜けていたからなぁ・・・・
オリッチに簡単に競り負けたキャリックも勿論ですが、個人的にはあのシーン、リオの動きが気になりました。たしかオリッチにヘッドでボールを送ったのはミュラーだったと思うのですが、そのミュラーにパスが出た段階で、リオはハイボールをミュラーと競り合うでもなく、ただ漠然とシュートコースを塞ぐようなポジショニングを取ったという事。その時点でリオの頭には、ミュラーがあのような形でオリッチにヘッドでパスを繋ぐという事に対する備えは、“無かった”はずです。
もしミュラーがあのボールを胸トラップし、その後の展開を図るのであればあのポジショニングでも良いのですが、あの時のリオに関してはとてもそんな感じではなく、ただ単に気が抜けてミュラーと競り合うのを怠った、というように見えました。
まぁ結局ラファエルの退場にしろファーストレグでの失態にしろ、実力云々というよりは、とにかくユナイテッドの隙ばかりが目立った180分だったと思います。ユナイテッドがコンセントレーションを保ってゲームをしていたのは、このセカンドレグのキックオフから、ナニの3点目が決まる41分までの間だけだったのではないでしょうか。そのナニは、本当によく頑張ったと思いますが・・・・
そして個人的には、サー・アレックスの采配にも1つだけ注文をつけたいです。なぜマケーダを出さなかったのか。
確かにマケーダは、ベルバトフやギグスに比べれば経験も実力もまだまだ、バイエルン相手に通用するかどうかは疑わしいレベルでしょう。しかし、昨シーズンのアストン・ヴィラ戦、サンダランド戦で立て続けに決勝ゴールを決めてチームを優勝に導き、今シーズンもチェルシー戦でゴールを決めるなど、マケーダが“何かを起こす選手”であることは確か。かんっぜんに降着しきっていたあの展開では、ポストワーカーのベルバトフよりもマケーダの神通力に賭けてみる、という選択肢の方が良かったのではないか、と。
もしサー・アレックスが単なる戦術家ではなく、時には博打を打つような勝負師としての本領を発揮するのであれば、あの場面はマケーダ投入しかなかった、と個人的には考えています。そこでソリッドな交代に終始してしまったサー・アレックスには、正直少しガッカリしてしまいました。
うーん、これでプレミア勢は全て敗退。プレミア好きとしては残念ではありますが、そう5年、10年もプレミアのチームばっかりが勝ち上がってもCLがつまらないですし、他国もよく研究、強化を進めてきたという事なのでしょう。それについては、また今度書くかもしれません。
posted by Alan Hetarade |17:58 |
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2010年03月18日
Sevilla 1-2 (AGG:2-3) CSKA Moskva
【S:41.Diego Perotti】
【M:38.Tomáš Necid, 55.Keisuke Honda】
いやー素晴らしい!チェコ代表と日本代表がゴールを決める、1度のゲームで2度おいしい試合でした(笑)
やってくれましたね、本田。流石にこのゴールには、興奮せざるを得なかった・・・・ 中村俊輔がオールド・トラッフォードであのFKを決めた時も度肝を抜かれましたが、今回の本田のゴールはそれ以来の衝撃というか、名実ともに日本人選手として新たな領域に踏み込んだと言えるでしょう。
のみならず、1点目のネツィトへのアシストにしてもそうですが、要所でのフィジカルの強さ、及び彼のボールキーピング、そしてテクニックが通用するところを見せてくれたのが、非常に頼もしかった。2戦を通じて行われたゾコラとのマッチアップは本当に見応えがありました。流石に圧倒するところまではいきませんでしたが、でも贔屓目を抜きにしても、十分互角に渡り合っていたと言えるでしょう。
まだゲーム数はこなしていませんが、ファーストレグと比べると、本田はネツィトとの距離感が非常に良くなっていた印象を受けました。おそらくお互いに、ゲームをこなす中で徐々に動きがつかめてきたという事もあるのでしょう。ネツィトは割と何でもできるタイプのストライカーですから、リヴァプールのジェラードとトーレスのような関係を、本田とネツィトも築けるはずです。
試合全体の印象としては、CSKAモスクワはファーストレグと同じく、シェンベラス、アルドニンのCH2人はあまり攻撃には絡んできませんでした。ただ、クラシッチとマルク・ゴンサレスはある程度個の力でもって突破なりカウンターを仕掛けるなりできる選手ですし、SBのサポートも見込める。本田もある程度ボールキープはできる。そう考えると、バランスを崩してこの2人を最初から上げてアウェイゴールを奪いに行くよりは、まずバランス重視で入って行った事も納得できるところです。
セヴィージャの方は、ロシア人の屈強な選手たちに頼みのルイス・ファビアーノが潰されてしまい、このスカッド最大の弱点とも言える、その他の選手たちの決定力が試されるゲームとなってしまいました。それだけに、前後半の最初に訪れた大きなチャンスを逃したのは痛かった。上述した通りCSKAはかなりコンサバな戦い方をしてきたので、その後はあまりチャンスが訪れず、またその状況を打破することもできませんでした。おそらくもっとCSKAが前がかりに来れば、ペロッティ辺りの創造性ももっと生きたのでしょうが。
トータルとしては、CSKAの方が上手く相手を研究した戦術を立ててきて、セヴィージャの方はそれに乗っかってしまったのかなーと。ただ、やはりへスース・ナヴァスだけは潰そうと頭では思っていても潰せない存在であったことはこのゲームでも明らかだったわけで、もっと彼に頼っちゃえばよかったのになぁ、という気がしないでもありません。その点で言うと、後半開始時という早い段階でストライカーのカヌーテを入れちゃった事も、ある意味では悪いメッセージになってしまったのかな、という気がします。
何にせよ、本田とCSKAモスクワの冒険はまだ続くということで。やはりベスト16とベスト8とではまた1つ壁が違うでしょうが、ぜひここを突破して、PSV時代のパク・チソンのように大暴れしてもらいたいものです。
posted by s_co_log |04:29 |
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2010年03月17日
Chelsea 0-1 (AGG:1-3) Internazionale
【I:78.Samuel Eto’o】
■尋常ならざるテンション
ジョゼ・モウリーニョと、カルロ・アンチェロッティ。片やかつては相手チームを率いて頂点を極め、片やかつては相手のライバルチームを率いて覇を争った男である。
現在は立場を変えて対戦した両監督だが、唯一の共通項とも言えるポイントがある。どちらもCLのタイトルを取るために、チームに招聘された監督だという点だ。それは即ち、それだけ両クラブがこのタイトルを欲していることを意味する。既に近年、国内でのタイトルは欲しいままにした経験を持つ両クラブにとって、ヨーロッパの覇権こそが、まだ手の届かない唯一のタイトルであった。
そのような事情も相まって、勝負が掛かったこのセカンドレグは、並の試合ではありえない緊張感の中で行われた。ファーストレグのスコアーは、どちらに有利とも不利ともいえないスコアー。全てがスタンフォード・ブリッジでのゲームに掛かってくる。両チームの監督、選手、そしてファンがこの重みを理解し、噛み締め、戦いの舞台に立った時、見る者が目を離せない、まさに食い入るように見ざるを得ないような攻防が、90分間絶えることなく繰り広げられた。
■“ドログバ潰し”と意外性
フェイクかどうか定かではないものの、ファーストレグのビデオを「7回見直した」というモウリーニョ。しかし基本的な戦術はファーストレグとは変わらず、まずはチェルシーのキーマンであるドログバを徹底的に潰し、その上で他の攻撃を抑え込む、という対策を取った。
常人のそれではないフィジカルを持つドログバに対峙するのは、ルシオとサムエル。この2人も体格だけなら、ドログバに負けてはいない。だがドログバは、時にその身体能力でもって、相手の予測を上回る突破を見せる。これを封じる方法はただ一つ、ラインの上げ下げにはあまり拘らずとも徹底的にドログバに密着し、身体を当て、必要であればファウルになることをも厭わず、物理的に“止めて”しまうことだ。
並のDFであれば、それでもドログバはなりふり構わず吹っ飛ばしてゴールを決めてしまうところだろう。しかし上述した通り体格だけなら、ルシオやサムエルも引けを取らない。その2人が執念深く身体を当ててくるとなれば、どんなFWでも苦戦はまぬかれないだろう。CKの場面で、フリーになりけたドログバをサムエルが後ろから抱え込んで投げ倒すPKになりかねないシーンがあったが、あそこまでしてでも、ある意味ではPKになるリスクを冒してでも物理的にドログバを止めてやろう、という意図が伝わってきた。
その上で次は周りの選手という事になる。アネルカは、テクニックは優れているものの卓越した創造性があるわけではない。ゴール前でボールを持たれない限り、数的有利を作ってしっかり対応すればひとまず大丈夫だ。イヴァノヴィッチのクロスは、精度は悪くないが工夫は無いため、コースを切った上で上げさせ、中で屈強なCBが弾き返せば良い。ランパードとバラックの推進力は、MFらが人数をかけてスペースを潰し、縦への走りだしをさせないことで対応する。
だがこれらの対応策の中で唯一如何ともし難かったのが、マルーダの個人技による突破だ。数的有利を作っても、独特の距離感とリズムでもって撹乱してくるマルーダのドリブルに対しては、インテルの選手たちは長らく手を焼いていた。
■攻勢に転じる時
もちろんこのような対応をしたところで、チェルシーの攻撃の全てを防ぎきれたわけではない。たびたびゴール前に迫られ、あわやというシーンを作り出された。しかしそれでも方針を曲げず、集中を保って粘り強くこの対応を続けたことで、時間が経つにつれてチェルシーの選手は焦れ、徐々にミスが出るようになってきた。
後半開始から暫く経ったところで、インテルはポゼッションでリードし、試合を支配しはじめる。頑健なチェルシーのラインだが、今シーズンはLBに怪我人が続出してレギュラーを固定できなかった点、さらにはCBのアレックス、GKのターンブルと、レギュラーではない選手が起用された点など、ほころびが無かったわけではない。もちろんアレックスもジルコフもターンブルも、悪い選手ではない。ただ、普段から彼らでやっているわけではないのだ。
ここで生きたのが、スナイデルのイマジネーションだ。その視野の広さと絶妙なバランス感覚で持って、多少無理な体勢からでも決定的なパスを供給し続けたスナイデル。ある時はジルコフがラインを上げるのが遅れた瞬間を逃さず、ある時は自らのマークに熱心になるあまりスペースを作ってしまったチェルシーDFの背後を突いた。
そして78分、遂にその時は訪れた。スナイデルが見たのは、ぎりぎりのタイミングながらフリーランニングでイヴァノヴィッチの半歩前を行くエトーの姿。彼は体勢を崩しながら左脚を振り抜き、ここしかないというところにパスを通した。そしてそれを決めたのは、今年に入ってからここまでゴールが無かった、“眠れる獅子”エトーだった。
■モウリーニョが作った“戦う集団”
何よりこの試合で感心させられたのは、インテルが見せたチームとしての、そして選手個々が持っているメンタリティの強さだった。それはもちろん、異様な数に上ったシュートブロックに表わせるような各局面での執念もそうなのだが、1点リードを奪い勝負をほぼ確実にしてから見られた場面にこそ、象徴されている。
短い残り時間で2点が必要になったチェルシーは、アレックスを前線に上げ、マルーダをLBに置くという捨て身の布陣で攻撃に打って出た。そうなった時間帯、プレイが切れるたびにカンビアッソやサネッティといった守備の要人たちはベンチの前に行き、モウリーニョと激しく言葉を交わしながらマーキングについて確認していた。この光景は、ドログバが退場し、インテルがほぼ勝利を手中に収めたアディショナルタイムになろうかという時間になっても、見る事が出来た。
これがあの、インテルの姿だろうか。他を圧倒する強さを持ちながら、常にチーム内でのいざこざが絶えず、CLではあまりにも淡泊なゲームをやってあっさり敗退し、セリエA衰退の象徴的存在としての烙印を押され、それでも奮起することなく毎シーズンのように同じことを繰り返す。それが2シーズンほど前までのインテルの、当たり前のような姿だった。
だがこの日のスタンフォード・ブリッジには、そのようなインテルはいなかった。選手、スタッフ、ファンが一丸となり、勝利に向かってまい進し、試合終了のホイッスルまで一瞬たりとも緊張を緩めない。まさに勝利に異常なまでに拘り、執念を見せ、そして勝ち取って見せた。勝気の塊のようなチームとなったのが、インテルだった。
もちろん戦術的にも精神的にも、随所でモウリーニョが選手にチェルシー対策のアドバイスを送っていたであろう事は、試合を通じて伝わってきた。だがそれより何より、モウリーニョが選手たちに教えた事、植え付けた事。それはまさしく、勝利に向かうメンタリティである。それがいかんなく発揮されたからこその、この大一番の勝利であった。
やはり今シーズンのインテルは、一味ちがう。
posted by Alan Hetarade |07:35 |
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2010年02月24日
VfB Stuttgart 1-1 FC Barcelona
【S:25.Cacau】
【B:52.Zlatan Ibrahimović】
試合を総括すると、シュトゥットガルトとしては痛恨のドローということになるのかな、という気がします。とにかくバルセロナは、内容がどうのと言われることは仕方ないにせよ、ベスト8進出に向けては全く問題ないスコアーとなったわけで。
シュトゥットガルトの方はとにかく前半飛ばしまくって、そこでバルサのとんでもない凡ミスの連発の助けもあって、怒涛の攻撃を見せました。ただその前半のうちに2点のリードを築けなかったのが運の尽き、結局後半は運動量が落ちて、逆にバルサにほぼ一方的に攻め込まれてしまいました。
なんかこういう展開って、日本vsオランダの試合を思い出しますねー。あの時も日本の健闘以上に、オランダの前半が最悪としか言いようがない出来だったわけですし。結局そこでドローになるか4点取られて負けるかというのは、得点力と選手個人の力という事によるのでしょうが。
さて、この試合でちょっと疑問だったのは、グアルディオラ監督の采配。
おそらく先週末、4点を奪って勝利したラシン戦の出来を考慮して、トゥーレをアンカーに起用したのでしょうが、結局マルケス共々散々の出来で、ブスケッツ、シャヴィ、イニエスタあたりもまったく機能しませんでした。そこから後半、ミリートとアンリを投入して修正を加えた辺りは、流石なんですが。
問題としてはシステム的な面も勿論なのですが、なぜトゥーレとマルケスを使ったのかという事が、最大の疑問点です。確かに苦しいチーム状態の中で、最終ラインを弄りたくない、前節よかった選手を使いたい、というのは分かります。ただこの試合のトゥーレとマルケスの出来を見る限り、両者ともコンディショニングの面で90分まともにプレイできる状態ではなかった事は明らかでした。
結果的にシュトゥットガルトの決定力不足もあって1点しか取られませんでしたが、一歩間違えれば致命的な点差をつけられていたかもしれなかったわけで、その辺りグアルディオラ監督は2人のコンディションをどう見ていたのかなー、と。シュトゥットガルトが疲れたタイミングでの交代も結果オーライとも言えなくもないわけで、決して最初から意図していた交代ではないですからね。
苦しい懐事情と、試合ごとにコロコロとパフォーマンスが変わってしまうというのは、シーズン中盤~終盤にかけての、最もコンディショニングが厳しくなる時期特有の現象と言えるでしょう。おそらくもう2,3週間すればまたバルサのパフォーマンスも上向くとは思うのですが、ただ昨シーズン、ターンオーバーの採用で名を馳せたグアルディオラ監督にしては、今回は選手のコンディションの把握、及びそのターンオーバーの取り方がお粗末だったかな、という気がします。
あと余談になりますが、フレブが元気なプレイを見せていたのは、嬉しかったですね~。アーセナルを出て以来パッとせず、このまま終わってしまうのでは・・・・と心配していたのですが、今日は1対1の場面ではほぼ全勝と言っていいくらいでしたし、カカウ辺りとのコンビネーションも良さそうで、完全復活という評価を受ける日も近いのかなーと。
さて、あとはフラミニなんですけどね(苦笑) いい加減、ミランに見切りをつけないのかなぁ・・・・
posted by Alan Hetarade |12:15 |
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2009年12月09日
Juventus 1-4 Bayern München
【J:19.David Trezeguet】
【B:30(PEN).Hans-Jörg Butt, 52.Ivica Olić, 83.Mario Gómez, 90.Anatoliy Tymoshchuk】
うーむ。ユーヴェは元々イタリア・ダービー後に下がっていたモチベーションやら守備時における統率が全くなっていなかった事やらがあって、前半からバイエルンに圧倒されてしまったわけですが、後半さらにフェラーラ監督の交代がまさに火に油を注いでしまい、このような惨状に。
ユヴェンティーノからすれば「どうしてこうなった・・・・」としか言いようが無いゲームになってしまいましたね。
モチベーションについてはもはや言うまでもありませんが、まずもって大崩れしてしまうチームの典型と言っていい「どこでどう守りたいのかまったく分からない」状態でしたし、それをフェラーラが小手先の選手交代だけで修正しようとしたもんだから、余計にバイエルンに付け入るすきを与えてしまった、という事でしょうか。戦術的にノープランならば、守備の枚数だけ厚くしたってどうにもならないという事の、典型と言っていい試合だったでしょう。
前半あまりに一方的にやられた事から、2トップの一角であるデル・ピエロを削ってポウルセンを入れて、前半のアンカー1人の体制から2センターにしたわけですが、まったく効果無し。そもそも攻撃→守備の切り替えが致命的に遅く、バイエルンに圧倒的なポゼッションを許すのみならずさっさと最終ライン手前までボールを運ばれてしまうという致命的だったポイントが改善されず、その点をフェラーラ監督がハーフタイムで指摘したのか甚だ疑問。
ポウルセンが自分の役割を果たそうとしている様子は見てとれましたが、彼がボールを追いかけても周りがまったく反応していないので、結局はたかれるとそこからは前半と全く同じ展開になってしまいました。
とりあえずチーム全体の問題ではありましたが、個人で見てもフェリペ・メロのプレイは「最悪」としか言いようがありませんでしたね。一番の問題はフェラーラ監督にあったと思いますが、ピッチ上で一番問題があったのは彼でしょう。ポウルセンに替えて下げるとしたら、デル・ピエロじゃなくて彼だったんじゃないかなぁ。
その後のヂエゴを下げてアマウーリを入れた采配はもはや論外としても、プラニッチに代えてロッベンを投入し、最後まで「攻撃」の姿勢を貫いたファン・ハール監督の姿勢と比べ、ハーフタイムの時点で既に逃げ切りを図るかのような守備的な采配を取った時点で、フェラーラ監督は大失策を犯したと言えるのではないでしょうか。
じりじりとした緊張感の中で1点を争うゲームになるのならばそういう交代もありでしょうが、どう考えても前半は、そういう展開ではありませんでしたからね。消極的だった上に、ゲームの流れを読まずに机上の空論でもって選手交代をしてしまったことが、フェラーラ監督の最大の失策でしょう。
解説の鈴木良平氏が「今シーズンのバイエルンでは一番の出来」「こんなに良いシュヴァインシュタイガーはここ2,3年見た事が無かった」と言ったように、バイエルン側の出来が非常に良かったという事もあるでしょう。でもなー、それ以上にユーヴェが自滅してるからなー。うーん。
何にせよフェラーラ監督としては、イタリア・ダービーの結果を全てチャラにするばかりか、それを差し引いてもあまりあるくらいの大ダメージを受けたゲームとなってしまいました。まぁ、こんだけ酷けりゃ解任云々という話にもなると思いますよ。そうやって毎年のようにコロコロと監督を代えてるのが、このチームの一番の問題のような気もしますけどね・・・・
あぁそうだ。あと書き忘れるところでしたが、ブットのPKは見事としか言いようがありませんでしたね。ブッフォンはPKストッパーとしてはそれほどでもないとはいえ、フェイントのモーション1つであそこまで完全にタイミングをずらすとは・・・・ 結局、1歩も動けませんでしたからね、ブッフォン。
ちょっと気になったのですが、ああやってフェイントを入れるタイミングだとかその入れ方だとかって、ブット自身がGKとして日々キッカーに対して持っている感覚とかが反映されているのかな?と。勿論ブット自身がクレバーで、かつよく研究していることは間違いないのでしょうが、もしGKとしての体験がPKに生かせるのだとすれば、これからちょっと器用なGKにはPKの練習をさせてみると、意外と良いキッカーになるのかも・・・・なんて思いました。
そこら辺、GK経験者でPKを蹴ってた、なんて方がいたら一度お話を伺ってみたいものです。
posted by Alan Hetarade |16:54 |
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2009年05月28日
Barcelona 2-0 Manchester United
【B:10.Samuel Eto’o, 70.Lionel Messi】
「勝ったチームからバロンドールが出る」と言われた対決でしたが、バルセロナが勝利。ということで、これでイニエスタはバロンドールにまた一歩近づいたわけですね(笑)
・・・・というのはともかく。事前には書きませんでしたが、やはり私も大勢と同じような予想をしつつ決勝戦を迎えました。で、8分でロナウドがシュートを3本放ったときはどうなることかと思いましたが、一方で最初のFK以外のシュートはすべてショッツ・オフだったので、「あれ?これはひょっとしたら・・・・」という思いもふっと脳裏をよぎりつつ・・・・とやっていたら、あのエトーのゴールが入ったわけです。
その後の試合については、完全にバルセロナが支配していました。ポゼッションの数字自体はユナイテッドもそこそこだったのですが、ゲームのテンポという点では圧倒的にバルサだった。即ちボールを持つ時は一方のチームが長い時間ポゼッションをして、その中でどちらが崩していくか、というリーガ・エスパニョーラ風の試合内容になっていました。プレミアの、こういう表現があるかはわかりませんが、それこそボックス・トゥ・ボックスで激しく展開するというのは、後半ほんの少しだけ見られましたが、ゲームを通じてあまり見られませんでした。
ユナイテッドはミスでボールを失いまくっていましたし、シャヴィ、イニエスタ、メッシらに対しては、彼らの圧倒的なキープ力の前に委縮してしまって、タックルにいけませんでしたよね。試合途中に彼らの実力をまざまざと見せつけられたというのが大きかったのでしょうが、そのあたり、彼らをいかに組織的に潰していくかというコンセンサスがとれていなかった点では、事前のプランニングにも問題があったのかもしれません。その辺の意図は、チェルシーの方が強く持っていたでしょう。
あと、ルーニーをサイドに置くというのはサー・アレックスが近頃よくやる手ですが、もともとサイドの選手ではないルーニーのこと、特にポジショニングの柔軟性という点では、トップに置いたときのそれとは明らかに悪い意味での違いが出ていたと思います。ロナウドがサイドをやる時なんかはその点慣れていますから、けっこう攻撃面では自由にポジションをとれるのですが、ルーニーは「サイドでいくぞ」と言われたら、彼の生真面目な気質もあるのでしょうが、それに拘っちゃうんでしょうね。
それで結局ロナウドが孤立してしまって、後半はそれを解消するためにテヴェスを入れたのでしょうが、終始ルーニーはサイドのまま。そこの判断は、ちょっと「?」でした。
さてバルサの方ですが、上述したシャヴィ、イニエスタらは勿論、レギュラーの2人が欠場してどうかと言われた両SB、プジョールとシウヴィーニョの活躍がとにかく素晴らしかった。
プジョールはまずは守備面でがっちりとユナイテッドのアタックを封印。的確なポジショニングとフィジカルの強さでもってキャリックからのロングボールを何度も跳ね返していた姿が、印象的でした。2点目の起点も、ファン・デル・サールのフィードに対しユナイテッドの選手がお見合いしてしまったところを見逃さず、彼がそれをカットしたことでしたからね。いやはや。
正直チェルシー戦でダニ・アウヴェスが散々な出来だったことと、昨年のユーロ決勝でのプジョールの不安定極まりなかったパフォーマンスからするに、大舞台では彼がRBをやればいいんじゃないかとつい思ってしまいました(笑)
またシウヴィーニョも、こちらは攻守のバランスをよくとって、ちょうどユナイテッドの選手がボールを取りに行けないような絶妙なポジショニングからボールを展開するいやらしさが光っていました。バルサの選手というと足元に目が行きがちなのですが、そうして左サイドにスペースができるとそこにすっとシウヴィーニョが上がってきて、クロスを上げる。バルサの他の選手とは少し違った形での攻撃を演出していましたし、それが故にユナイテッドの選手としても手こずっていた印象があります。
結局前述したルーニーのように、ユナイテッドが常にぎこちない印象だったのに対し、バルサのサイドは代役の選手たちでもしっかり機能していて、そのあたりの差がゲームの展開にも影響したのかな、という気がします。もっともそれを言ったら、中央もそうなんですけどね。
メッシやエトーについては、さすがとしか言いようがないですね。エトーのあのゴールに直結したテクニックもそうですし、メッシは得点シーンでは完全に身体が流れながらも、彼の柔軟性と運動能力でもってしっかりゴールの隅を狙ったヘッドを放ちました。ひたすら脱帽、としか言いようがないです。
・・・・とまぁ、こんなところですかね、だいたい。バルセロナの素晴らしい勝利でありました。
まぁこれがバルサの美学の勝利だとか攻撃的な姿勢が報われただとかなんだとかいう人がいますが、べつにゲームをどう見ようがその人の勝手だとは思いつつも、正直くだらないことをのたまってるなぁと思いますね、そういうのを見たり聞いたりするたびに。
放送中でも少しふれられていましたが、別にバルセロナは美しいフットボールをする為にピッチに立っているのではなくて、勝つためにフットボールをやっていて、勝つためにあのようなフットボールをしているのですからね。それはマンチェスター・ユナイテッドもチェルシーも同じですし。彼らなりに勝とうとした結果やったフットボール、彼らの選手で勝つためにやったフットボールがあれだったというだけで。それだけの、単純な話だと思うんですがね。
たとえばバルサのフットボールをチェルシーやユナイテッドがやれと言われてもそれは不可能な話ですし、逆にバルセロナにプレミア勢のような戦いをやれと言っても、それは不可能でしょう。またスペクタクルをどこに見出すかなんてのも人それぞれの話で、べつにバルセロナが悪だとは言いませんが、決して正義でもない。そういうのは、個人の心の問題です。
私などはあのリヴァプールの豪快なフットボール、ジェラードとトーレスの縦への突進力、マスチェラーノのカマのように鮮烈なタックル、シャビ・アロンソのピッチをいっぱいに使った展開力などに、スペクタクルを感じます。別にそれがバルサやアーセナルのようなパス回しであってもいいし、ユナイテッドの剃刀のように鋭い攻撃であってもいいし、チェルシーのドログバのようなゴツゴツしたものであってもいい。某解説者の方がやっているサイトでの話まんまになってしまいますが、スペクタクルなんてのはその人の心の中にあるものなんですよ。それを他人に、世間に押し付けるなっての。
私がビッグ・サムを批判しているのは、べつに放り込みが嫌いだからというわけではなくて、彼がスカッドを無視してそういうフットボールをやっているから、ですからね。そのチームがどういうフットボールをやるかということは、監督の指導、スカッドにいる選手、そこから組める陣容やベンチのオプション、さらに相手のやってくるであろうフットボール等々を総合的に判断して決めるものであり、それをピッチでどう体現していくか、という事なのですから。ここを適切にやれなかったチームは弱いし、やっているチームは強い。強いチームってのはそういうことだと思いますし、その点を無視して単純にバルサのフットボールが面白いわーこれはいい、みたいな風潮になると、これはちょっと嫌だなぁと思わざるを得ません。
・・・・と、今まで書いてこなかったチェルシーvsバルサでの一件に関する見解なんかも書きつつ、今シーズンのCLの結びといたします(笑)
posted by Alan Hetarade |15:06 |
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2009年05月07日
Chelsea 1-1 Barcelona
【C:9.Michael Essien】
【B:90.Andrés Iniesta】
いーやー、やってくれましたイニエスタ。とりあえず、私の予想ははずれましたよ、という事で(笑)
ただやはりバルサは本来の攻撃は出来なかったというか、ショッツ・オンが0本のままずーっと試合が進んでいって(メッシのクロスがディフレクトしたヤツがありましたが、あれはカウントされてなかったみたいですね)、イニエスタのミドルもあんまり脅威になってなくて、あぁそういう事をブログに書くのかなぁ・・・・と思いながらアディショナルタイムに入ったのですが、そこであの1発ですからね~。いやホントすごい。
あのシュート自体はかなり高度というか、確かにバラックの寄せが甘くてシュートコースは空いていましたが、ほぼノーステップで打ったシュートですからね。それできちんとミートした上でしっかり枠に飛ばしたのですから、いやぁ大したものです。
結局もう戦術的には完全にチェルシーがしたりというか、ほぼ完璧と言っていいくらい抑え込んでいたとは思うのですが、それでもやっぱりバルサが10人になった後も変わらず受身のフットボールをしてしまったこと、また終始攻め続けたバルサの執念が最後に実ったという事なんでしょうか。
ところでこの敗戦で、2006年のワールドカップを思い出しました。あの時もマテラッツィが退場になったイタリアを相手にオーストラリアは押しこめず、最後は敗れ去ったわけですが、ひょっとしてヒディンクは、受け身の姿勢で試合をしている中で相手が退場になった場合、その後の展開に対応するのが下手なんじゃないか、と。
アビダルの退場後もバルセロナは「1点を取らなければならない」という状況に変わりは無かったわけで、ピケを前線に上げたりボヤンを投入したりして、ディフェンスを削りながら押し込んできたわけです。これがスコアレスの状態だったら押そうか引こうか迷うところだったのでしょうが、逆に1点を取られていた分、やる事ははっきりしていた。対してチェルシーの方は、ドログバが下がってしまったこともあってか、イマイチ方針がハッキリしないというか、数的有利を生かせないままの展開に終始してしまいました。その辺りの曖昧さが、最後バルサに付け入るすきを与えてしまったのかな、という気もするわけで。
退場というと韓国代表を率いていたときの2002年のワールドカップの時にもあって、あの時は勝てていたわけですが、あの時は半ばヤケクソ気味に最後FWをぽんぽん入れては相手を押し切る、という戦いでしたからね。2006年、そして今回の時とは少し状況が違うのかな、と。そう考えるとその辺り、監督ヒディンクの数少ないウィークポイントが出てしまった試合なのかな、という気がします。
しかしまぁ、レフェリーについてはいろいろ言われそうですね(苦笑)
アビダルの退場は、あれこそまさにイエローで良かった(若しくは警告なしでも良かった)と思うのですが、その前にダニ・アウヴェスの再三のタックルがイエロー1枚で済んでいたという経緯もあったので、まぁ仕方ないかな~と思っていました。マルーダが倒されたシーンは微妙だったけど、人によってはPKを取りそうな感じでしたし。
そしてあのピケのハンドもあったわけで。終了間際にバラックのシュートがブロックされたあれは不可抗力でしょうが、ピケのは正直、まともなジャッジしてればハンドだからなぁ。そのままチェルシーが勝てば何事もなく済んだのでしょうが、最後イニエスタがあの1発を決めてしまったわけで、そういう点ではイニエスタのゴールを疎ましく思っているのは、チェルシーの選手というよりはレフェリーなのかもしれません・・・・なんて(笑)
まぁ何にせよ、イニエスタのゴールが素晴らしかったことに変わりはないですし、両チームとも本当に良い試合を見せてもらいました。決勝がユナイテッドvsバルサってのも、面白いんじゃないでしょうか。
しっかし、チェルシーはCL取れませんね・・・・ ヒディンクという人も、トーナメントで強さは発揮するけど“惜しいところで終わる“人だといえばそうなんですけど、しかしヒディンクでも取れなかったかぁ。モウリーニョ、ヒディンクで駄目で、その後を継いで悲願を達成できる指揮官っているんですかね。そうしたら、文字通り“偉業達成”という事になるのでしょうが。
あと、解説の川勝氏と倉敷アナの「誰も言ってくれない」「すみません、倉敷が忘れておりました」のやりとりには笑いました、川勝さんもユーモアがあるじゃないですか(笑)
そうそう。書こうと思って忘れていたので追記しますが、ヴァルデスは本当に良いGKになりましたね。このファーストレグ、セカンドレグを通じてつくづくそう思いました。普段自分がバルサの試合を見ていないから、今更こういう事を言ってるだけなのかもしれませんが。
2~3シーズンくらい前までは、ファインセーブはするんだけど時に随分と不安定だったというか、リヴァプール戦でミスを連発したときとかは、大舞台では厳しいんじゃないのかなぁ・・・・と思っていたものです。しかし今回のチェルシー戦ではノーミス、セービングも安定感があって、技術的にも精神的にも大きくなったんだなぁ、と実感させられました。
posted by Alan Hetarade |13:27 |
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2009年05月06日
正直このエントリーを書くのはいろんな意味で地雷なんじゃないかと思うわけですが、敢えて書いてみようと思います(笑)
◆ズバリ、チェルシーが勝つ◆
結論から言ってしまえば、セカンドレグはチェルシーに有利な状況が揃っており、バルセロナが勝つ姿を想像することは、私には難しい。
ファーストレグのカンプ・ノウではチェルシーが自陣に引きこもって徹底的に守備を固め、スコアレスドローに持ち込んだ。その姿勢を巡ってはグアルディオラ監督をはじめバルセロナの選手、スタッフが批判し、またそれに伴って日本でもチェルシーの姿勢が是か非か、バルサ側の発言は適切なものかどうか、激しい議論が巻き起こった。
当ブログでは、いまさらこの問題を取り上げるつもりはない。だが重要な事実として、その引きこもり作戦の結果チェルシーがバルセロナを0点に抑えることに成功し、セカンドレグに勝負を持ち越したという点のみは、留意しておく必要がある。
posted by Alan Hetarade |16:33 |
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2009年05月06日
Arsenal 1-3 Manchester United
【A:75(PEN).Robin van Persie】
【M:8.Park Ji-Sung, 11,61.Cristiano Ronaldo】
「タイトルを取るチームってのは、こういうものなんだぞ!」という事をユナイテッドがアーセナルに叩き込んだような、そんな試合でした。
まぁメンバー見てると仕方ないかな、っていう気もするんですが、それにしても格の違いみたいなものをまざまざと見せつけられました。ファーストレグが終わった段階では「あれだけ押してて1点しか取れなかったという事は、逆にユナイテッドにとっては嫌な感じがするのでは?」なんて思ってましたが、そんなの関係ないくらいユナイテッドが上でしたね。残念ながら。いや、べつにガナーズを応援していたわけではないんですが(笑)
ここ数シーズン、タイトルから遠ざかっているアーセナルですが、その間にアンリやピレス、ヴィエラといった選手がいなくなり、今の選手たちは完全に“栄冠知らず”な状態。ナショナルチームの方ではセスクがユーロを取ったりしましたが、クラブレベルで見ると経験が不足している選手ばかりです。
この試合もキックオフ直後から積極的に出たのは分かったのですが、ここぞという場面での迫力とか決定力が、ユナイテッドに比べるとまだまだかな、という気がしました。それは故意でないにしろ起こってしまったギブスのスリップに限らず、という事になるわけですが。
結局ロナウドの何が凄いって、あのアンストッパブルなキックを蹴る圧倒的な技術力も勿論ですが、“モード”に入った時の集中力だと思うんですよね。その分ふ抜けている時は本当に抜けているというか、ゲーム毎にパフォーマンスのバラつきがあるのはいけない事ですが、でもあのFKを蹴る前のロナウドをいつも見ていると、本当に鬼気迫る迫力というか、集中しているなーっていう様子が伝わってくる。
ボールをセットして歩数を計りながら下がり、両足を開いてぐっとゴールを見据え、背筋の上の方を曲げてやや前傾するような姿勢で走って行っての、あのキック・・・・ 繊細なインパクトが求められながらも且つ豪快な弾道を描くあのFKは、相当な集中力をもって蹴らないと、あさっての方向に飛んで行ってしまうでしょうからね。
また、それこそウォルコットを完全に封じ込めてしまったルーニーだとか逆サイドのパク・チソンだとか、中盤の底を締めたアンデルソンやフレッチャーにしてもそうですけど、ああいうハードワークにしても徹底していますよね。緩む時間が無い、常に厳しいプレッシャーを相手にかけ続ける。
その点が本当にユナイテッドの選手たちというのはどのチームよりも徹底されているし、アーセナルはそのユナイテッドを上回れるだけのものを出せなかった。それに尽きると思います。勿論プロフェッショナルたるもの、各々が常人では考えられない精神状態でもってゲームに臨んでいるのでしょうが、やっぱりチャンプはその中でもまた1つレベルが違うって事なのでしょう。
一言でいうなら“厳しさ”ですかね。技術とか戦術より何よりアーセナルの選手に足りていないのはそこだし、その厳しさを身につけられるだけの経験が圧倒的に不足している。
そういう点では、負けたとはいえ良い勉強になったのではないでしょうか。リーグ戦でもあれだけもたつきながら、11月のマンチェスター・シティー戦以来負けが無くなったアーセナルのこと、必ずやこの敗戦も肥やしにして、来シーズン以降の大舞台で一回り大きくなった姿を見せてくれることでしょう。期待したいものです。
・・・・そのためには、オフに現有戦力の流出を防がなければならないんですけどね(苦笑)
さて最後に、フレッチャーの退場について。
あれはちょっと厳しいんじゃないかなぁというか、イエローで良かったのでは、と思います。ボールに触ったのとは反対側の足で結果的に挟むような形になったのがまずかったのでしょうが、そんなに悪意があるタックルというわけではなかったし、一応曲がりなりにもボールには触っていたわけですからね。ヴェンゲルですら「フレッチャーに同情する。退場は厳しかったと思う」と言ったくらいですし。
とはいえ決勝にフレッチャーは出られない、という事になるとは思うのですが、さてこれが試合にどう影響しますやら。基本的にはスコールズでOK、という事になるとは思うのですが、フラム戦でもやっちゃったように、スコールズはテンションがおかしくなると突然信じられないことをやらかしちゃう、ってことがありますからね。ファイナルのステージでそういう点が若干不安といえば、不安要素になりそうな気がします。ま、気にするほどのレベルではないのでしょうが・・・・
posted by Alan Hetarade |12:09 |
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