2009年12月17日
最高だったスパーズ、最低だったシティー 【トッテナムvsマン・シティー】
Tottenham Hotspur 3-0 Manchester City 【T:37,90.Niko Kranj?ar, 54.Jermaine Defoe】 ■圧倒したスパーズ ゲーム開始直後には気合いの入ったプレイを見せたシティーですが、10分ほどするとすぐにゲームはスパーズのペースになり、その後もシティーを圧倒し続けました。 37分、その前から再三良い突破を見せていたレノンが一瞬の加速でもってものの見事にシウヴィーニョを振り切り、クロスを上げます。中でクラウチが頭で合わせ、そのシュートはアイルランドが胸でブロックするものの、セカンドボールはクラニチャールの元へ。ギヴンはクラウチのシュートの段階で反応してしまっており、クラニチャールは空いたコースにボールを蹴り込んでスパーズが先制。 後半に入り54分、ゴメスが自陣深くからのFKを一気に相手のボックスまで蹴り込むと、オヌオハを全く寄せ付けないクラウチが頭で叩き落とします。トゥーレがこのボールをクリアーしようとするも空振り、その後ろから詰めていたデフォーがゴールに蹴り込み、ものの見事に3人だけで追加点を奪ってしまいます。 シティーはほぼ手も足も出ないという状態。アディショナルタイムに入り、スパーズは時間を稼いでいましたが、ショートコーナーからクラニチャールが不意にドリブルを見せ、アデバヨールをあっさりかわしてGKと1対1となると、トーキックでギヴンの股を抜くシュートを決め、駄目押しの3点目を奪いました。 ■スパーズの“軸”と流動性 この試合、攻撃面でスパーズがシティーを圧倒できた要因として、私は上記の2つのポイントに着目しました。 まずは、クラウチ、デフォーという2トップを起用する事によって、攻撃に軸が生まれたということ。クラウチの高さは相手にとって脅威ですが、近ごろの彼はそれのみならず、以前から高かった足もとの技術力にも磨きがかかり、また競り合いの中で相手と対したときにも自らの意図したところにボールを落とせるようになるなど、ポストプレイヤーとしての懐が非常に深くなりました。 ゴメス、クラウチ、デフォーの3人だけでゴールを奪った2点目のシーンがその象徴ですが、とにかくクラウチにボールを入れればそこからの展開がある程度期待できるので、ピッチに立つ選手全員が、1度クラウチに当てた後の展開というイメージを共有できます。それに伴って各選手の動きにも連動性が生まれます。この試合、単純にクラウチがフィジカル勝負に勝つというだけではなく、その後周りの選手たちがどのようにそれを生かしていくかということも重要になるわけですが、今日のスパーズはそちらもお見事でした。 レノンのサイド突破などはもちろんですが、スパーズの中盤で特によかったのが、いい意味での流動性があったということ。レノン、クラニチャールの両SHは単純にサイド突破をするだけではなく、中央にドリブルをつっかけるなり中盤の選手にボールを預けて別の方法でビルドアップを委ねたり、クラニチャールはサイドからワイドな展開をするなりして、バリエーション豊富なプレイをしていた。 さらにパラシオス、ハドルストーンの両CHもお互い頻繁に前線に顔を出し、シュートを打った。そしてクラウチ、デフォーも単純に前で待ち構えているだけではなく、サイドに流れてのチャンスメイクも見せた。これに両SBも絡んできた。 要するにスパーズは、クラウチの強さという軸を生かしつつ、各々が各々の特徴を生かすありとあらゆる攻撃オプションをすべて見せ、まさにあの手この手でシティーを攻め立てました。これだけ攻撃オプションが豊富だと、シティーの側としても容易に対応できるわけもなく、ただただ圧倒されてしまいました。 ■互いに安定しない戦いぶり さてこのように、スパーズの側としてはまさにやる事為す事全てが上手くいくという喜色満面としか言いようがないゲームで、シティーの方はまさに手も足も出ないという、今シーズン最悪としか言いようがないゲームとなってしまいました。が、これは負けたシティーのみならず勝ったスパーズの方としても、まだまだトップ4を狙う上で、安定感という点で課題を残すことを象徴するゲームだったといえるでしょう。 まずスパーズの側は、これだけ良いフットボールができるのに、なぜ先週末はホームで降格ゾーンに沈むウルヴズに負けたのか、ということになってきます。もちろん全てのゲームで良い試合ができるわけがないのですが、スパーズの場合その前にヴィラと引き分け、エヴァートンにも試合終了間際の劇的な展開でもってドローに持ち込まれている。 一方シティーの方も、連続引き分けの後チェルシー相手に素晴らしいゲームをして勝利を収めるも、その後はボルトン戦でクラスニッチのオフサイドが取られなかったという不運はあったものの、締まらないゲームをしてしまいドロー。そしてこのスパーズ戦では、手も足も出ず完敗。 要するに両チームとも、ポテンシャルとしては非常に高いものを持っているものの、それをコンスタントに発揮することができない。ある意味では、非常に場当たり的なテンションでもってゲームに臨むものだから、文句のつけようがない素晴らしいゲームを見せることもあれば、とんでもない凡戦をしてしまうこともある。 スパーズの場合、ただ単に本当に場当たり的なテンションで戦っている感がありますし、シティーの方は強豪相手のゲームに高いテンションで突っ込んでとんでもない爆発力を見せることもあれば、あまりテンションが上がらない相手との試合ではある意味試合開始時から萎えているような状態で、よって凡戦をしてしまう。 やや両チームとも要因は異なるものの、単純に勝った方がよくて負けた方が悪かったというわけでもないのかな、ということを感じたゲームでした。
posted by Alan Hetarade |14:47 |
FAプレミアリーグ |
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最高だったスパーズ、最低だったシティー 【トッテナムvsマン・シティー】
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マンCは、単にアイルランドやベラミー、ライトフィリップスなんかを観てるのが楽しいんで期待してるんですが、未だに『あ、繋がってるなあ』って思える展開が少ないんですよね
まだ 他人行儀 って言うか・・・
ホットスパーはもうワケわかりません ウィガンから9点取った と思ったら、マンUにはなにひとついいところなし(だったかな?)ウルヴァーハンプトンにホームで完封負けでしょ
隙間を縫うようにアストン・ヴィラが上へ行く
posted by candy | 2009-12-17 16:57
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