2009年11月03日
“スカッドとして”のクオリティ 【FC東京vs川崎フロンターレ】
F.C. Tokyo 2-0 Kawasaki Frontale 【T:22.Takuji Yonemoto, 59.Sota Hirayama】 いやま、一番目を引いたポイントは、カボレのユニフォームを着て表彰式に出てきた羽生なんですが(笑) それはともかく、FC東京が完全に川崎フロンターレを凌駕したゲームでありました。いちおう先週の清水vs東京のゲームをTV観戦していたのですが、石川がいなくなってどうなるかなーと思ったものの、平山と赤嶺がゲームを通して徐々にコンビネーションを良くしていって、想像以上にチームとしてのバランスも取れていたので、これは良いかな、と。 石川が離脱していきなりナビスコの決勝というのではなく、この清水戦で予行演習というわけではありませんが、しっかりゲームを組み立てられたことで、ナビスコの決勝でも臆せず戦えたのかな、という気はします。 ひとまずゲーム全体を通して言えば、タイトルにも書いたとおり、スカッド全体としてのクオリティで東京が川崎を上回っていたかなー、という印象。 FC東京の選手の「中村を潰せば・・・・」という趣旨のコメントがピックアップされていましたが、確かにその通りと言いますか、今日の中村はポジションが低かった。それでも流石は中村で何度か良いパスを出してはいましたが、より高い位置で、シュート、ゴールに直結するようなパスを出せていたかというと、これは否。そういった点では、潰すとまでは言わずとも、FC東京は中村を抑え込むことにはある程度成功したと言えるでしょう。 そして結局今の川崎フロンターレというのは、中村というコンダクターを欠いてしまうと、各々のパートが好き勝手に音を出してしまい、到底美麗なハーモニーは奏でられない、という状態になってしまいます。確かにジュニーニョやレナチーニョの突破力、チョン・テセの強さというのは驚異的でしたが、まるでチームとして、コンビネーションでどうしたいという事が見えてこなかった。特に最悪だったのはSBの使い方で、前後半を通じて森も村上もほぼ死んだ状態でしたし、交代で入ってきた田坂に至っては、実況で1,2回くらいしか名前が呼ばれなかったんじゃないかというくらいの体たらく。 1対1であれば、ブルーノには強さとリーチがありますし、今野や徳永にはしつこさがある。椋原にはスピードがある。それを前では鈴木や平山、羽生、後ろでは米本と梶山がサポートするといった形で、数的有利も作れる。完全に川崎の攻撃は封じられてしまいました。 対してFC東京の攻めはどうだったかというと、まず梶山がほぼやりたい放題と言っていいくらいにボールを持てていたのが大きかった。それからサイド攻撃という点でも、鈴木や羽生はいつも通りやや流動的にポジションを取って、生かすときには椋原や徳永を使っていました。 そしてやはり、今シーズン終盤にかけて大きく進歩してきた鈴木、平山、米本の3人が、如何なくその実力を発揮していたな、という印象を受けました。序盤戦は運動量こそあったものの空回りしていた鈴木は、ハードワークを生かしつつサイドに中にと自在にポジショニングして相手を混乱させる術を掴んだようで、この試合でも川崎のDF陣を掻きまわしていました。平山は攻守の切り替えとハードワークができるようになり、キープ力にも磨きがかかっています。 米本は、出てきた当初は守備の人といった印象でしたが、やはり巷で言われている通り、攻撃面でも脅威になれたというのが大きい。今日あのような形でゴールを奪った事は、一つ今シーズン彼がやってきたことの象徴のようなシーンだったのではないでしょうか。同じく大活躍した権田と共に、まだまだ荒削りな部分もあるけれど、頑張っていってほしい選手です。 あとは・・・・再び川崎に話が戻りますが、怪我人がいたとはいえ、やはり最終ラインとベンチ入りメンバーという点で、FC東京に劣っていたかなぁという気がします。より攻撃的な選手をベンチに置く川崎、より守備的な選手をベンチに置く東京が、各々その選手たちを投入したことになりますが、川崎の方はやはり戦術的にどうこうというより、半ば個人の力に頼って博打を打つような交代をせざるを得なかった感は否めないかと。登里は頑張ってましたが、田坂は本当に何もしなかったからなぁ・・・・ あと、今日の川島はどうしちゃったんだろうってくらいダメでしたね。 結局ハマれば強いけどそれを封じられた時の危うさが出てしまった川崎、シーズンを通して着実にスカッドの底上げを図ってきたFC東京の差が、この決勝の舞台で出たのかな、という印象です。なんか普通の結論ですが(笑) 以上。
posted by Alan Hetarade |16:20 |
Jリーグ |
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“スカッドとして”のクオリティ 【FC東京vs川崎フロンターレ】
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お久しぶりです。現在私、スカパーが見られないので見ることが出来るものが制限されているもので(苦笑)。
確かに今日の試合FC東京は憲剛にこれといったマーカーをつけませんでしたが、言われてみると確かにそうでしたね。高い位置で決定的な仕事は出来ませんでしたね。
それと仰るとおりFC東京の「スカッド」のクオリティの高さが勝負を分けた部分は大きいですね。
川崎は決定的な場面を外してしまったことも大きいのですが「いつも言われている問題」が今回も表に出てしまったということでしょうね。憲剛が押さえられたときにどう戦うかという部分とカウンターの弱さを解決しないといけないと思います。
posted by M.Y.Prez. | 2009-11-03 17:42
“スカッドとして”のクオリティ 【FC東京vs川崎フロンターレ】
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石川の離脱によって、FC東京は危機感的なものを実感、一丸となれた、それも大きいんじゃないですかね。
良きにつけ悪しきにつけ今季積み上げた諸々を、リーグ残りと来季に活かしてもらいたいもので。
posted by マティヒェン | 2009-11-03 18:04
>M.Y.Prez.さん
コメント投稿者ID :
お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。
以前はともかく、近ごろの憲剛はクラブでも代表でも、高い位置でのチャンスメイキングをする事でチームに貢献していましたから、それを“潰した”FC東京の戦術は適切なものでしたね。
あんまりJを見ていない者が言うのもなんですが、FC東京はシーズン序盤と比べると、選手個々の技術は勿論、それらが上がっていく中でシーズン終盤にかけて、チームとしての戦い方を確立できたのが大きかったのかな、という気がします。もっとも翌週のリーグ戦では東京、川崎の結果はナビスコとは逆に明暗分かれてしまったわけで、その辺りがフットボールの難しいところなんでしょうけどね(苦笑)
posted by Alan Hetarade | 2009-11-14 05:52
>マティヒェンさん
コメント投稿者ID :
お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。
石川の離脱、藤山の退団など、直前でショッキングなニュースがあったとはいえ、それが一層モチベーションを上げる事に繋がったという面もあるでしょうね。川崎は逆に、「今度こそ勝たないと」というプレッシャーがありましたし・・・・
1年通して積み上げたものが翌年シーズンが始まってるとパーになってるところがけっこうありますが(苦笑)、東京にはそうはなってほしくないですね
posted by Alan Hetarade | 2009-11-14 05:55
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