2009年06月22日
アメリカ大逆転で準決勝へ 【エジプトvsアメリカ】
Egypt 0-3 United States of America 【A:21.Charlie Davies, 63.Michael Bradley, 71.Clint Dempsey】 例によって今朝はブラジルvsイタリアではなくこちらの試合を見ていましたが・・・・・ いやはや、凄い結果になったものです。 アメリカの方はこれまで2戦はアルティドアの2トップでしたが、この試合ではハンマルビー所属のデイヴィスを起用し、アルティドアと2トップを組ませることに。そしてこれまでトップ下に入っていたドノヴァンが左サイドに出て、デンプシーが右に。サスペンションからの復帰となるクラークがCHに入りました。 対するエジプトの方もジダンが負傷で使えないという事で、アブデルガニとエイドの2トップに。 という事で、お互い思惑は多少違えどこれまでの1トップから2トップの布陣に移行してきたのですが、その明暗がくっきり分かれるゲームの展開となりました。
エジプトは3分にロングボールをエイドが頭で落としてアブデルガニがシュートを放ちますが、これ以降まったくと言っていいほどチャンスを作れず、早くもここからアメリカが一方的にチャンスシーンを作ることになります。 5分にはデンプシーの強烈なFKが壁に当たりながらもゴールを襲いますが、イタリア戦で大活躍したGKのエル・ハダリがキャッチ。さらに13分にはデンプシーのスルーパスからブラッドリーが完全に抜け出しますが、ここも間合いを詰めたエル・ハダリが防ぎます。エル・ハダリはこの辺りの飛び出しの判断が絶妙。 しかし21分、左サイドからのスローインをアルティドアがキープし、低いパスを中へ送ります。これはエル・ハダリの守備範囲・・・・だったはずなのですが、倒れこみながらキャッチしようとしたエル・ハダリと足でクリアーしに行ったファティが味方同士で交錯し、抑えきれず。混戦となったところをブラッドリーが押しこみ、ゴールに押し込みます。アメリカが先制。 このプレイでエル・ハダリが頭から出血し、その治療にやや時間がかかります。バンテージをぐるぐる巻きにしてプレイを続けたエル・ハダリでしたが、その直後のプレイでバンテージはスポッと頭から外れてピッチに落ちることに。 29分、ドノヴァンが左サイドから単独でドリブル突破して中央に切れ込んできますが、エル・ハダリがまたも間合いを詰めてセーブ。この拍子に、バンテージは脱げてしまいました。エジプトにも久々にチャンス、エイドからのパスを受けたアブ・トレイカが強烈なシュートを放ちますが、この日ゴールマウスを守ったグザンがキャッチ。39分にはアブド・ラボウのシュートがクロスバーに当たるなど、エジプトは運に恵まれません。
後半からエジプトはファラグを入れて状況の打開を図りますが、アメリカが主導権を握る展開は変わらず。51分にはアルティドアが決定的なシュートを放ちますが、ゴールライン上でハニ・サイードがブロック。アルティドアはハンドを主張しますが、一度腿に当たったボールが勢いそのままに右手に当たったということで、レフェリーは不可抗力と判断。 エジプトは56分にファティが負傷、アフメド・サイードとの交代を余儀なくされます。62分にはアブデルガニを下げてアブグレイシャを入れますが、直後の63分、この試合再三左サイドからドリブルで中に新入してきたドノヴァンがまたもその動きを見せラストパスを送ると、中央に走り込んだブラッドリーが合わせて2点目。 さらに71分、右サイドからスペクターが上げたハイクロスに対し、中で合わせたのがデンプシー。身体の強いゴマーとの勝負となりデンプシーは半ば身体を吹っ飛ばされるような状態になりますが、それでも空中でうまく上半身を捻って合わせる辺り、流石泥臭いプレイを得意とするデンプシー。このヘッドが左ポストをかすめながらゴールに吸い込まれ、遂に3点目。この時点で、アメリカが暫定でグループ2位に浮上。 1点取ればグループ2位となるエジプトはようやくボールをキープできるようになりますが、前線の行き詰まり感が著しく、アメリカのゴールに迫れず。ようやく89分、シャウキが左サイドから上げたクロスに対し上がっていたゴマーが決定的なヘディングシュートを放ちますが、ジャストミートせずボールは無情にもバーの上を通過。ゴマーは天を仰ぎます。 こうしてアメリカが、戦前誰もが予想していなかったであろう準決勝進出を果たしました。
ひとまず言えるのは、やはりエジプトはブラジル戦、イタリア戦と激戦を繰り広げた疲労が如実に表れていたという事でしょうか。明らかに過去2戦で見せた躍動感がありませんでした。対してアメリカはようやく11人でプレイできるという事で鬱憤を晴らした、といったところでしょうか。 やはり1つ大きかったのは、お互いの2トップの出来でしょう。アメリカはよく2トップがボールをキープし、アルティドアはゴールこそ無かったもののその点で特によく貢献していました。これが1点目の形。 CHについても、積極的にボックスに飛び出していくブラッドリー、中盤の底をしっかり締めるクラークといったように、各々の役割分担がハッキリしていて、チーム全体で統一した意思を持って戦えていました。 さらに左サイドで起用されたドノヴァンがビンゴでした。勿論これまでトップ下でも質の高いプレイを見せてきたのですが、今日はエジプトのRBファティが積極的にオーバーラップした裏のスペースを突き、何度もチャンスを作りました。そこから先のキープ力、シュート力については言うに及ばず・・・・ いやはや、本当に素晴らしい選手です。この中盤の2選手で取ったのが2点目。 そしてエジプトがまずかったのは、運動量が低下したことによってラインの押し上げがまったく出来なかったこと。前線は孤立、ラインは上げられないという事で完全に中盤がスカスカになり、そこでアメリカに良いようにポゼッションされていました。3点目のシーンでも、右サイドでスペクターがボールを拾った段階で完全にノープレッシャーでした。あれくらいフリーならスペクターもそれなりに狙ったクロスボールも上げられたでしょうし、それに中で合わせるデンプシーとしても、分かりやすいというもの。 ・・・・という事で、アメリカの良かった点、エジプトの悪かった点がそれぞれの得点に凝縮されていた感がありましたので、このようなまとめをさせていただきました。ちゃんちゃん(笑)
posted by Alan Hetarade |19:51 |
2010W杯 |
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アメリカ大逆転で準決勝へ 【エジプトvsアメリカ】
コメント投稿者ID :
エジプト 面白かったのになあ
ブラジルやイタリア みたいな既存のビッグネーム相手で燃え尽きちゃったんですかね
アメリカかい へえサッカーやってんだ みたいな
なにより乗ってるときには好セーブ連発だったGKが心配だった雑なところ全開でトホホ・・・
posted by candy | 2009-06-23 15:47
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