2009年06月14日
08~09プレミアリーグ総括 【ポーツマス】
Portsmouth(ポーツマス) 41ポイント 10勝11分17敗 38得点57失点 得失点差-19 監督:ハリー・レドナップ(1~8) トニー・アダムズ(10~24) ポール・ハート(25~38)
クラウチ クラニチャール ニュージェント ベルハジ マリンズ デイヴィス フレイダルソン ジョンソン ディスタン キャンベル ジェイムズ
監督、攻撃、守備、補強、総合の各評価について、S~Dの5段階で評価 最優秀選手 Glen Johnson(グレン・ジョンソン/DF/イングランド代表) 飛躍のシーズンとなった。以前から潜在能力の高さには定評があったが、それと同じくらい凡ミスの多さが取りざたされていた。しかし今シーズンはそのムラッ気が影を潜め、攻守に安定したプレイを披露。相変わらずシュート力も魅力で、ゴールを挙げにくいSBながら3ゴールを挙げた点も評価できる。イングランド代表でも近頃はRBのレギュラーとして定着しており、移籍金の高騰が噂されている。 監督:C レドナップの衝撃的なスパーズへの引き抜きが、尾を引く結果となった。後任となったアダムズは、現役時代に自身が務めた最終ラインを締めることができず、敢え無く解雇されてしまった。しかしチームの財政状況が芳しくなく、冬の移籍市場でデフォーとディアラという主力2人を放出せざるを得なかったこと、また指揮を執った最後の試合となったリヴァプール戦の内容は決して悪くなかったという点では、やや気の毒な形での解雇であった事は間違いない。 もっとも、現地での評価は最悪のようだ。というのも、後を受けたポール・ハートはスカッドに落着きをもたらして14試合で17ポイントを挙げ、残留にこぎ着けたからだ。最後の数試合ではさりげなく失速していたが、苦しいチーム状況下にあって崩壊していた守備陣を立て直した功績は大きい。実際、アダムズ時代には15試合でクリーンシートは僅か1試合だったが、ハート就任後の14試合では4試合と、監督交代の効果が如実に表れている。 攻撃:C デフォー離脱以前はクラウチとデフォーの凸凹2トップが機能し、素晴らしいコンビネーションを見せていた。それだけにデフォーの離脱後はクラウチが孤軍奮闘する形になってしまい、後半戦ではスペクタクルも破壊力も欠くことになってしまったのは残念だった。クラウチもデフォーとの別れを惜しむコメントを残していたが、長身でポストプレイも上手いクラウチのまわりを、セカンドボールを拾うポジショニングが上手く得点感覚に優れるデフォーが走りまわることで、相手はマークを分散せざるを得ず、この2人を抑えることは困難を極めた。 それだけにデフォーがいなくなった後半戦は、クラウチ1人を潰せばよくなったため、相手チームも対応がし易くなった。その状況を打破するためには周囲の奮起が必要だったが、怪我明けのクラニチャールはコンディションを上げるのに時間がかかってしまったし、イングランド代表歴もあるニュージェントは決定力の欠如が著しく、デフォーの穴は到底埋められなかった。 守備:B アダムズ時代は崩壊した守備陣だったが、上述したとおりハートの監督就任後には落ち着きを取り戻した。ジョンソンは勿論、全試合フル出場を果たしたディスタン、相変わらずベテランの味を発揮しラインを統率、空中戦での変わらぬ強さを見せたキャンベルや、未だにトップクラスである事を見せつけたGKのジェイムズなど、総じてよく奮闘していたと言える。デイヴィスを筆頭とした中盤の守備力も、低くは無かった。 しかしディスタン、フレイダルソン、キャンベルといったベテランが多く並ぶ最終ラインは若さとスピードを欠いており、この手の勝負に対しては著しく弱かった。その点をカバー出来るはずだったカブールは安定感がイマイチで、定位置奪取には至らず。さらにジョンソンの移籍も予想される現在、若くて動けるDFの補強は必須である。 補強:D デフォー、ディアラという大物2人の損失を補填する補強は、ならなかった。若くスピードのあるトラオレ、ベルハジの2人を獲得した点は興味深かったが、冬に獲得したペナントは期待に添えず、またさり気なくローンで加入していたゲカスも僅か1試合の出場に留まり、しっかりとレギュラーに定着できたのはマリンズだけという体たらくだった。 もっともクラブが深刻な財政難に陥り、選手獲得どころではなかったという事情もある。残念ながら、移籍市場で“戦う”以前の問題だったと言えよう。 総合:C 結局大きな転機となったレドナップ監督のスパーズへの売却を含め、常に財政的な問題が付きまとったシーズンとなってしまった。本来であればアンタッチャブルな存在となるべきデフォー、ディアラをあっさりと売却してしまった事からも分かるように、とても上位進出が望める状況ではなかった。そんな中でハートの監督就任により残留にまでこぎ着けたのだから、それだけでも良しとすべきだろう。 オフに入りアラブの資本が入ることが発表されたものの、未だ先行きは不透明だ。クラブが財政破綻に陥る危険性は回避されたかもしれないが、マンチェスター・シティーとの兼ね合いもあるため、ポーツマスにどれだけ補強の資金が回ってくるかは未知数。現状では選手獲得のウワサは無く、むしろジョンソンの移籍金が話題になっているくらいだ。 チームにはあまり試合に出ていないベテラン選手も多く、ひとまずは余剰人員を整理しつつ若い選手の獲得を目指す事となりそうだ。だが補強のポイントが多い割にはそれだけの資金を確保できるか微妙なところで、むしろ相変わらず引き抜きに関する噂は絶えないだろう。チームの前途は、未だ不透明である。
posted by Alan Hetarade |18:33 |
FAプレミアリーグ |
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08~09プレミアリーグ総括 【ポーツマス】
コメント投稿者ID :
レドナップがあっさり逃げた
デフォーが後追いしたがって結局出さざるを得なかった
カネが切れちゃって移籍市場で売り一方になっちゃった
UEFAの遠征でドイツバス旅行なんてのもあった
その辺からディフェンスが破綻してて(ディスタン成敗)、おまけにアダムスは『いつでもクビになってやるぜ』みたいになって地蔵さん状態(動かない)になっちゃった
それでも南岸にひとつ残ってほっとしてます
posted by candy | 2009-06-14 23:54
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