2009年05月30日
08~09プレミアリーグ総括 【ウェスト・ブロムウィッチ】
West Bromwich Albion(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン) 勝ち点32 8勝8分22敗 36得点67失点 得失点差-31 監督:トニー・モウブレイ
フォルテュネ ヴァレロ ブラント モリソン コレン グリーニング ロビンソン ザイフェルローン オルソン メイテ カーソン
監督、攻撃、守備、補強、総合の各評価について、S~Dの5段階で評価 最優秀選手 Jonathan Greening(ジョナサン・グリーニング/MF/元イングランドU-21代表) 前回の降格時にもチームに残留した、偉大なキャプテン。今シーズンも後ろに頼りないCBが控える中、守備面において孤軍奮闘した。攻撃での貢献度は物足りなく、上位チーム相手には技術で圧倒されるシーンもあったものの、中盤の底での彼のハードワークが無ければ、守備陣の崩壊はもっと顕著になっていたはず。魅力的なフットボールを影から支えるキャプテンの働きは、ザ・ホーソンズのファンからもそれ以外のファンからも評価されるに違いない。 監督:C 降格後のウェストブロムのチームづくりに貢献し、2シーズンでの昇格を成し遂げたイングランドの若手指揮官、モウブレイ監督。下位には沈んだもののレベルの高い中盤の構成力を基に、失敗を恐れず魅力的な戦いを挑んだ果敢な姿勢が高く評価されている。実際20位に沈んだものの、昨年のダービーと比べてもウェストブロムの試合内容は興味深いものが多かったし、自らのチームの確固たるスタイルを示したという点では、同世代の多くの監督が失敗した今シーズンのプレミアにあって、モウブレイ監督の手腕は光るものがあった。事実シーズン終了後の現在、セルティックの引き抜きが噂されている。 しかし、監督としてまだまだ物足りない部分があったのも事実。戦術指導では優れた部分を見せたがゲームでの采配はイマイチで、11月のマンチェスター・シティー戦ではベドナーシュの劇的なゴールで勝てたからよかったものの、83分にグリーニングを下げた直後にセットプレイから同点ゴールを喫するなど、明らかに彼の采配ミスで成績に影響が出るようなゲームもあった。 攻撃:C モリソン、ブラント、コレン、ヴァレロといった技術力のある選手が並んだ中盤の構成は非常に魅力的で、華麗なパス回しからの綺麗な崩しが光った。モウブレイ監督が目指した形がある程度実現していたと言えるし、ともすれば戦術が不明瞭で内容も寂しいものになりがちな下位チームの中にあって、ウェストブロムが展開したフットボールは非常に健闘していたと言えよう。 それでも1試合1点以下という低い得点率に終わってしまった要因は、ひとえにストライカーの不甲斐なさに尽きる。エースのミラーが12月に膝の靭帯を痛めて離脱してしまうと、ベドナーシュ、ムーアといった既存の戦力ではその代役は務まらず。冬にナンシーからローンで獲得したフォルテュネが一定の働きはしたものの、リチャードソンの再現を期待されたアーセナルの若手シンプソンは、プレミアレベルのプレイを見せられず。最後の数試合でメンセゲスを起用しようやく形を得たが、時既に遅し。それまでのストライカーたちがあまりに情けなかったことが、降格の決定的な要因の1つとなった。 守備:D ストライカーにも増して、DFの出来は悲惨の一語に尽きた。かろうじてオランダ期待の若手ザイフェルローンが健闘したものの、特にCBの情けなさは目を覆うばかり。プレミアでの経験があり軸になると思われたメイテがまったくの不発で、モウブレイ監督もメンバーを固定できないという状態に。レギュラーとしてただ1人固定されていたと言っていいオルソンもプレミアのアタッカー相手に通用していたとは言い難く、1列前でひたすらグリーニングが頑張る姿のみが目立った。 補強:C 1年を通して胸スポンサーを見つけられないなど、厳しい財政状況であったことを鑑みると、補強が思い通りに進まなかったことも仕方ない。しかしチームを残留に導く上では、獲得した選手の働きも不十分であった。ヴァレロ、ザイフェルローンはレギュラーとして一定の働きをしたものの、ポルトから獲得したチェフがポジションを獲得できなかったのが痛恨だった。 さらにストライカー、CBの補強には完全に失敗してしまい、あせって冬に多くの選手をローンで獲得してしまったが、結果的にそれが悪い意味での戦力の流動化に繋がった感もある。CB、CFという明らかなウィークポイントがあったにも関わらずそこで適切な補強がならなかったという点では、移籍市場での彼らの動きをあまり評価することはできない。 総合:C 上述したようにやっていた試合内容では他の下位に沈んだチームよりもウェストブロムはよっぽど魅力的で、また可能性を感じさせるものでもあった。ザ・ホーソンズのサポーターも、残留が確定してしまったリヴァプール戦でのスタンディング・オベーションに代表されるように常に温かく、また熱くチームをサポートし、観客数の減少や味方選手へのブーイングなどサポーター絡みで暗い話題が相次いだシーズンにあって、サポーターの模範となるような姿を見せた。 それだけに、返す返すもFWとCBの出来があまりに酷かったことが悔やまれてならない。事実上この2つのポジションのせいで降格してしまったと言っても過言ではなく、特に前線はシーズン最終盤の数戦でメンセゲスを起用して一定のレベルで戦えることを示しただけに、本当に勿体なかった。モウブレイ監督を含め、夏にスカッドの再編成を強いられることは避けられそうにないが、もう少し長くプレミアで見ていたいチームであった。
posted by Alan Hetarade |21:11 |
FAプレミアリーグ |
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08~09プレミアリーグ総括 【ウェスト・ブロムウィッチ】
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仰るとおりの体たらくだった訳で来季の好成績とその次のシーズンの昇格を期待しています
サポータの質で言えばマナーのホーソンズと熱気のブリタニアがどちらもチームを支えてそれなりに内弁慶振りを発揮させてますから どっちも好きです この際
posted by candy | 2009-05-31 14:45
08~09プレミアリーグ総括 【ウェスト・ブロムウィッチ】
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ベドナーシュ、やっぱりただの大口たたきだったんですね。別の意味で普通の選手じゃないってところは見せてくれましたけど……。
昔、ボヘミアンズで素行の悪さから戦力外になっていたのを、ボレスラフに引き抜いてくれたのが、もとゼニト監督のペトルジェラらしいんですが、この人も、去年オロモウツの監督を首になってから、実は賭け事依存症、アルコール依存症で(薬にも手を出していたのかな)更生プログラムに通っているなんてことを告白してましたけど、そんなとこまで師匠のまねをしなくてもいいのに。
酒と賭け事で問題を抱えていたシマークみたいに、復活の機会が与えられるといいんですけどね。
posted by Olomoucan | 2009-06-01 20:59
08~09プレミアリーグ総括 【ウェスト・ブロムウィッチ】
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ボルハ・バレロが左サイドをやっていたのっていつの試合ですか?
彼が左をやるとは知りませんでしたね。
ついでにブラントがトップ下をやることも。
posted by popplagid | 2009-10-08 19:01
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