2009年02月22日

アストン・ヴィラ、上位争いの厳しさ糧に・・・・

Aston Villa 0-1 Chelsea
【C:19.Nicolas Anelka】
うーん、チェルシーは確かに良い試合をしましたが、何だか監督交代でモチベーションが上がるなら、誰でもいいから半年に1回指揮官を代えれば良いんじゃないかなんて気がしてしまいました(苦笑)

実際問題としてそういうわけにもいかないのでしょうが、ヒディンクだって今シーズン終わりまででしょ?次に誰を連れてくるのか分かりませんが、確かにヒディンクが選手を鼓舞していい采配をしたとはいえ、こうも監督交代で露骨にモチベーションを上げられるとちょーっと引っ掛かりますね。フェリポンも開幕後しばらくはリヴァプールと首位争いをしていたわけですから。

結局今のレドナップなんかも完全にそういう状態になっちゃってますが、監督交代直後の一時期でモチベーションが上がることはあれ、それを継続させることは非常に難しいわけで、それが出来てこそしクラブレベルでの真の名将と言えるのでしょう。そういう点ではモウリーニョは凄いと思うし、ヒディンクも恐らくそこら辺を上手くマネジメントできる人なんでしょうが、ただ繰り返しになりますが、彼も半年なわけでしょ?次に来る人のところで、またゼロからやり直しなんですよね・・・・

そう考えると、監督としてのキャリアは浅いとはいえゾラに対してチェルシーのファンの期待が高いというのも、何となく分かる気がします。また選手のプライドを尊重するという点では、案外ジーコなんかもトップレベルでは成功できる監督なのかな、と。勿論それだけじゃなくてそこに自身の戦術理論なんかを組み込んで引っ張っていける指揮官こそが真の名将で、そうなるとやっぱり現役の監督ではモウリーニョ、ヒディンクの2人に匹敵する人ってそうそういないんじゃないかという気がします。強いて挙げるとすれば・・・・カペッロ?(笑) ペップはまだ1年目なので、ちょっと比較の対象外ですが。

来シーズンどうするんですかね。ライカールトでも連れてくるのかなぁ・・・・


と話が脱線してしまいましたが、試合について。

前半はアストン・ヴィラのマーキングが混乱していたかな、という印象。ラウルセンが欠けた最終ラインもそうですが、2センターで挑んだ分、4-1-4-1で中盤を厚くし、しかもフレキシブルに各選手がポジションを入れ替えてきたチェルシーに対し、ミッドフィールドでうまくマーキング出来ず、そのままずるずるっと最終ラインにまで戸惑いが引きずられてしまっていました。

結果的には、ヘスキーとアグボンラホールの2トップで4-4-2というのは、失敗だったでしょう。シッドウェルを起用しての3センター、4-3-3にしていればもう少し守備は安定していただろうし、もしかしたらチェルシーを完封出来たのかな、という気も。また攻撃面に関しても、2トップが前線で孤立してしまい、中盤でもサイドでミルナー、アシュリー・ヤングが落ち着いてボールをキープするというシーンが皆無でした。中盤の薄さが、攻撃面でも裏目に出ていました。

ただ、相手がチェルシーとはいえ3ポイントを狙いに行ったオニール監督の積極的な采配を責めるわけにはいかないでしょう。結果的に失敗だったとはいえ、やはり4-3-3と4-4-2では後者の方が攻撃的な布陣ということは選手も感じるでしょうからね。ちょっと戦術的に攻撃の意図が見えなかったとはいえ、チェルシー相手に本気で3ポイントを狙いに行った姿勢は評価すべきでしょう。


むしろ問題だったのは、両SBの出来かと。シーズンを通してはよくやっているクエイジャルとルーク・ヤングですが、少なくともこの試合に関しては、本来CBだけどRBをやっているクエイジャル、本来RBだけどLBをやっているルーク・ヤングのデメリットの方が出てしまったかな、と。アップダウンはよくしていたとは思いますが、この試合はボールタッチとクロスボールの供給がちょっと酷すぎたというか、その点でボシングワとの差を感じずにはいられませんでした。どちらもボールが足もとに付かないシーンが多すぎましたし、クロスボールもふわっと上げる球しか無いんですよね。

そういう点では、最後デイヴィスを下げてカリューを前線に入れ、ミルナーをSBにするという采配は積極的でしたが、ドリブルで突っかけてスペースを作りリズムを変えたり、グランダーのアーリーを狙えるなど、豊富なクロスボールを持っているミルナーがその後ほとんど攻撃参加出来なかったのは、残念でした。カウンターという点でも、中にアグボンラホールがいた方が良かっただろうし。あのメンバーならいっそ思い切って3バックにして、アグボンラホールをトップ下にした3-5-2で良かったかな、という気がします。まぁこれも結果論だけど。


トータルで言えば、中継でも最後に触れられていましたが、ヒディンクとオニールの監督としての経験の差が出たのかな、という印象。55分にカルーに代わって入ったデコは、ボールキープという点で大いに勝利に貢献していましたからね。年齢としてはそんなに差がない指揮官2人ですが、やはりトップを争うステージでくぐり抜けてきた修羅場の数としては、今年がほぼ初めてというオニールに対して、ヒディンクの経歴は言わずもがなですから・・・・

とはいえ、トータルで言えばそんなにヴィラも、3ポイントはまだしも1ポイントは遠くなかったという気がします。ちょっと緊張していたのか選手はややミスが多かったですが、今シーズンこういう位置でこういう試合が出来ていることは、若いチームにとって必ず後々、生きてくることでしょう。むしろその点を、ヴィラはポジティヴに捉えるべきでしょうね。



Manchester United 2-1 Blackburn Rovers
【M:23.Wayne Rooney, 59.Cristiano Ronaldo】
【B:32.Roque Santa Cruz】
途中まではレッズファンとして「おお、ローヴァーズが2ポイント稼いでくれるか?」なんて思いながら、ここで2ポイント詰めればオールド・トラッフォードでの決戦で・・・・・な~んて皮算用してましたが、まー甘い考えでしたね(苦笑)

ユナイテッドも決して良くはなかったと思うのですが、何つってもあのロナウドのFKですよ、もはやありゃチートのレベルだよ・・・・

ただ彼が蹴る直前に、ローヴァーズの壁に入ったディウフがかなり中の選手に向けてどなり散らしていましたし、一方そのディウフの横にいた選手(誰かは忘れてしまいましたが)は、声を出すことに気を取られるディウフを力づくで引きずりながら壁の位置を修正していて、おいおいこんなので大丈夫かよ・・・・と思っていたら、見事にやられてしまいました。壁云々が関係ないキックだったとはいえ、もうちょっとチーム一丸となって防いでやる、という雰囲気は欲しかったよなぁ・・・・

とはいえローヴァーズも、かなり頑張っていたと思います。クロスの精度はなんだか一か八かみたいな感じで良い時と悪い時との差がむちゃくちゃでしたが、得点シーンに代表されるようにオーイェルが積極的にインターセプトを狙って、実際何度かおしいシーンを作りましたからね。ああいうアグレッシヴなディフェンスができればローヴァーズらしくなってくると思います。

あと最後、マッカーシーを入れてからのパワープレイはなかなか迫力がありましたし、ユナイテッドも手こずっている印象がありました。まったく、何でビッグ・サムのチームとなるとああパワープレイが上手くなるんだろう(苦笑) あれ見て次の試合からがちがちのパワープレイにはしてほしくないんですけどね、前半のように正攻法で・・・・

惜しむらくは、あのペデルセンがラファエルに倒されたけど、PKがもらえなかったシーン。確かにラファエルの手はかかっていましたが、ペデルセンがあまりにも簡単に倒れてしまったという点で、ハワード・ウェブは笛を吹きませんでした。もうちょっとペデルセンが粘っていればラファエルも強引に行かざるを得なかったかもしれない(そうなれば正真正銘のPKとなったはず)し、勿体なかったよなぁ。

ま、何にせよ、クシュチャクの出来がアレだったとはいえ、きっちり3ポイントを取ってしまうユナイテッドは見事なもんです。オールド・トラッフォード決戦までに2ポイント落とすことは、無いのかなぁ・・・・

posted by Alan Hetarade |15:07 | FAプレミアリーグ | コメント(11) | トラックバック(1)
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チェルシー アネルカの得点でアストン・ビラに勝利 【アマデウスの錯乱?】

チェルシー アネルカの得点でアストン・ビラに勝利

2009-02-22 21:20 | 続きを読む
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アストン・ヴィラ、上位争いの厳しさ糧に・・・・

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こんにちわ。

レッドデビルズ、順当な勝利でしたね。ブラックバーンもサンタクルスのゴールが入って、このまま引き分けてもいいかなみたいな空気になったのでしょうか。せっかくの勝ち点を取り逃しましたね。

リヴァプールは今晩マンC戦ですが、この試合で引き分けたりマンCに負けたりしたら、優勝危うくなってきますね。レッズの頑張りに期待ですね。

posted by mioeight17 | 2009-02-22 17:35

アストン・ヴィラ、上位争いの厳しさ糧に・・・・

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ドログバ、アネルカ、カルーと3人並べて攻め気分を前に押し出しつつヴィラのスピードのある攻めを許さないディフェンス振りに、刺激 あったのかしらと思いました
ヒディンク 嫌いだけどね
アシュリー・ヤングが左からもう少し崩せなかったかしら とか アグボンラホールがも少し突っ込める展開なら とか思うんだけど しっかり潰されてたからなあ
マンUは早い時期にスコールズが好いとこ少し見せてくれて満足ですが、あのMFの人気者、行儀の悪いの何とかならないかね  引っ掛けられてもないのに転んだり、マーカに蹴り入れたり 最高の点取り屋と最低のニンゲンが同居してて観たくないものを見せられすぎです

posted by candy | 2009-02-22 17:40

アストン・ヴィラ、上位争いの厳しさ糧に・・・・

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ライカールトのチェルシー行き、時々お話は出て来ますねえ。
人間的には好きなのでまたどこかでチームを率いて欲しい気持ちはあるんですが、やはり単独では…(ry
(・ω・;)(;・ω・)

なんだかんだでユナイテッドはほんと安定してますよねえ…。
バルサも選手の層は厚いとは言われますけど、それ以上にレギュラーとサブの差が少ないというか。
このところDFラインに負傷者が多いユナイテッドですけど、それはバルサも同じ傾向なのでピケが帰って来てくれて良かったです。
お調子者気味であっても(笑)。
(゜∀゜)

posted by がちゃ | 2009-02-22 20:24

>mioeight17さん

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ローヴァーズは良い戦いをしていたと思いますが、なんか精度がバラバラだったりペデルセンが小汚くファウルもらいに行ったりディウフが吠えたりと良い意味でも悪い意味でもローヴァーズといった感じで、最後はそれが裏目に出ちゃいましたねぇ(苦笑)

レッズはホント、ここで勝ってもらわないとコンペティションがつまらなくなっちゃいますからね。ぜひオールト・トラッフォード決戦で盛り上がれるよう、最低でも今の差をキープしてほしいところです。

posted by Alan Hetarade | 2009-02-22 22:35

>candyさん

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なんか突然、動きが良くなりましたよね。やっぱりヒディンクが“翼ある言葉”でもかけたのでしょうか。

素早く徹底したプレスでつぶされてしまったので、アシュリー・ヤングとアグボンラホールがスピードに乗るシーンが殆どありませんでしたよね。その辺の駆け引きが苦手なアレックスも頑張っていましたし、チェルシーの守備網には脱帽しました。

ロナウドはまぁ、もうあれは個性の一部として捉えてますが(苦笑) ダイブ、やめられないですよね。あのせいでオオカミ少年状態になっちゃってるので、それなりに因果応報という気はしますが、過去に随分とオイシイ思いをしてるからなぁ・・・・

posted by Alan Hetarade | 2009-02-22 22:41

>がちゃさん

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ここまで来ると他に選択肢が無くなりつつあるので、来シーズン開幕に際してまた有力候補として名前が挙がりそうな気がします。ただご指摘のこと、おっしゃる通りで(苦笑) バルサでも最後はアレでしたがカリスマ性もありますし、ブレインさえいればそこそこ上手くやりそうな気もするんですがね・・・・

バルサの選手層もなかなかですが、やはりネヴィル、スコールズ、ギッグスというチームの象徴たるベテラン勢が君臨し、その下に若手の強固な選手層が積み重ねられているのが、ユナイテッドの強さだという気がします。ピケは・・・・・ちゃんとプレイに集中すればおkなんですけどねっ(笑)

posted by Alan Hetarade | 2009-02-22 22:45

アストン・ヴィラ、上位争いの厳しさ糧に・・・・

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>ライカールトの補佐官
そこでオリンピアコスに水を開けられていて今季限りが濃厚なテン・カーテの復帰ですよ(笑)

現実的にはヒディンクを宥めてとりあえず来季もってなことが一番理想的なんですかね。ただ、CLでの結果如何なところもありそうですけれど。

スパーズはレドナップ効果が切れてへろへろですが、逆にR・マドリーはファンデのカンフル効果てきめんな状態ですからねー。ファンデはモチベーターというよりは戦術家タイプだという風に分類されているはずなんですけれど(笑)

posted by 川の果て | 2009-02-23 01:57

アストン・ヴィラ、上位争いの厳しさ糧に・・・・

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チェフが負傷明けヴィラ戦ということで昨季の悪夢がよぎり・・・ついつい途中から見てしまいました。よかったですよ、精神的にショックになるようなことがなかったみたいで。金子氏はすごいすごいと連発していましたが、あんなの普通すぎて別に・・・。私にとっては3点止めるのは当たり前のGKです。

フェリポンはちょっとデコ好きポゼッション好きの度がすぎたのかなという気はしていましたし、まず人間としてブラジルポルトガル人すぎたのかな、と。アーセナルのようにそもそもヴェンゲルありきでみんなが最初からフランス語圏のチームとわかって入ってくるならともかく、ジョゼが作った多国籍軍に露骨にブラジルポルトガル色が見える指揮官が来ると、色々亀裂も生じるんじゃないですかね?

それにしてもさりげなくチェコ好きなジョゼが恋しい私・・・。でも彼、ポルトガル色を出しすぎないというか、一人二人連れてきておしまい、あとは東欧だったりアフリカだったり多種多様で、同郷の選手にこだわるみたいなことをしないことが大きいんじゃないですかね?

posted by czechfan | 2009-02-23 06:40

>川の果てさん

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ああー、そういえば彼がいましたね(笑) まぁ今更テン・カーテがスタンフォード・ブリッジに戻ってきたところでそれはギャグでしかありませんが、ある意味チェルシーっぽいのかも。

ヒディンク慰留はどうなんでしょうねー。彼はどこかの赤黒クラブとそこにいるセレブと違って、初心を貫徹する人間のような気もしますが・・・・

マドリーに関してはラモス個人が云々というより、どうせまた来シーズンちょっと負けが込むと何だかんだで切るんでしょ、くらいにしか思ってません(苦笑) そう考えると、「チェルシーのレアル・マドリー化」みたいな言い方ができるのかもしれませんね。

posted by Alan Hetarade | 2009-02-23 23:34

>czechfanさん

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ぺトル・チェフここにあり、ということを見せてくれましたね。怪我は自分も心配しましたが、今シーズン序盤にちょっとあった不安定感がすっかり解消されていて、安心しました。やっぱり世界一のGKですからねー、彼にはあれくらいやってくれないと(笑)

フェリポンは方針としては決して間違っていなかったとは思いますが、ちょっと変革が性急すぎた感はありましたね。モウリーニョ、グラント時代の良さを残しつつ、そこに緩やかにデコも交えたパス回しを加えていけば良かったのかもしれませんが、仰る通りモウリーニョのメンバーのままそれをやろうとしちゃいましたからね。そういう点では、現実的なフットボールをやったグラントの方が対応はうまかったのかな、という気がします。

モウリーニョはインテルであのアドリアーノを飼いならしてしまいましたし、彼くらいになると国籍なんて些末なことに過ぎないのかもしれませんね。やっぱりコミュニケーション力が高いんでしょう、就任会見でイタリア語を話していたあたりを取っても。

posted by Alan Hetarade | 2009-02-23 23:40

アストン・ヴィラ、上位争いの厳しさ糧に・・・・

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なんでスコラーり解任しゃったんだろ・・・
リーグ最高得点という"結果"をだしてたのに
ビック4の負けなんて問題ないっすよ
ド口グバはもっと問題ない

つうか、デコどうすんだよっ!
あんなポンポン放り込むサッカーに戻っちゃって・・・居場所が

posted by ああ | 2009-03-10 08:52

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