2006年12月27日
06~07 FAプレミア 第17週レビュー 12/26
Chelsea 2-2 Reading チェルシーが最近の試合とはメンバーを入れ替えてきた。まずブラールズが出場停止となったCBには、パウロ・フェレイラ(コメント欄で怪我じゃないかと書きましたが、普通に出てきました。すみませんでした)。SBもジェレミとブリッジで、中盤はマケレレを外してカルー。2トップにドログバとシェフチェンコという、4-4-2だった。 試合開始直後、レディングのハントが身体を動かしにベンチから出てきたのだが、スタンフォード・ブリッジのサポーターからは物凄いブーイングが浴びせられていた。コッペル監督の配慮で、ハントがこの試合、ピッチに立つ事は無かった。 試合はというと、チェルシーのペースであるものの、なかなかシュートが枠を捉える事ができない。しかし38分、ランパードのCKをドログバがヘディング。これが入り、チェルシーが先制した。レディングのGKハーネマンがボールよりドログバの方を意識してしまい、有効な守備が出来なかった。 後半に入ってもチェルシーが主導権を握っていたものの、なかなか点が奪えない。そんな中67分、右サイドでベテランのリトルがカルーを交わし、絶妙のクロスを上げる。パウロ・フェレイラはクリアーしようと身体を投げ出したが触れず、その後ろから走りこんだリタがダイビングヘッド。見事なゴールを奪い、なんとレディングが追いついた。 反撃に転じたチェルシーは72分、右サイドを駆け上がったショーン・ライト・フィリップスのクロスを、再びドログバがヘッド。チェルシーが1点を勝ち越した。ドログバのプレーも良かったが、またもハーネマンのポジショニングが悪かった。クロスボールをキャッチするような感じで入ってしまい、ドログバと接近しすぎてシュートに反応できなかった。 これで試合は決した・・・・と思われたのだが、85分にドイルが左サイドからクロスボールを上げた。中のリタには合わず、アシュリー・コールがクリアー・・・・したはずだった。ところがその瞬間、イラーリオが横っ飛び。しかしボールには触れず、転々とゴールに転がっていった。実はコールは横方向にボールをクリアーしたのだが、戻ってきたエッシェンの胸に当たってしまい、運悪くそのままゴールの方向に跳ね返ってしまったのだ。エッシェンにクリアーボールを避けるような時間は無く、まったく不運なオウンゴールだった。 「あと3分!」「あと1分!」「あと30秒!!」と実況がカウントダウン。チェルシーはパワープレーに出るが、ソンコらレディングの“壁”にことごとく跳ね返され、時計がどんどん過ぎていく。ロスタイムの3分間が過ぎ、無情のホイッスル。なんとチェルシーはホームで引き分けることになってしまった。勝てば暫定首位に立てたが、それもならなかった。 内容としてはチェルシーの勝利に値するゲームだったが、とりあえずオウンゴールは不運だったとして、今日は普段と違う布陣で挑んだことについて言及したい。久々に先発出場したシェフチェンコだったが、幾つか上手いスルーパスは出したものの、得点には絡めず。58分にライト・フィリップと交代となってしまった。まだレギュラー復帰には至らない。 また70分にも選手交代をしたが、ブリッジとアシュリー・コールは同ポジションの選手を代えたに過ぎない。もう一つの交代がジェレミに替えてミケルの投入で、これでエッシェンがライトバックに入った。当面は、このパターンでの交代が頻繁に見られるだろう。勿論、ミカ・リチャーズが加入すれば話は変るだろうが。 ブラールズが出場停止となってプレーしたパウロ・フェレイラだが、攻撃参加時はまったく働けなかったとしても、守備面ではまあまあではないだろうか。失点シーンではボールに触れなかったが、リトルのクロスが良かった。少なくとも、2試合に渡って非常に不安定なプレーを見せたブラールズよりは良いのではないか。 Blackburn Rovers 1-0 Liverpool スタメンにキャラガー、ヒーピア、アッガーと並んでいて「ん?」と思ってしまったが、なんとリヴァプールは3-4-3というフォーメーションを採用。3トップはマルク・ゴンサレス、クラウチ、ベラミーとなった。 ベラミーへ“歓迎”のブーイングが浴びせられつつ、試合は進行。前半から互いに五分五分の展開となる。クラウチがヘディングで枠に飛ばしたりするものの、フリーデルが正面でキャッチ。ベラミーのシュートもセーブされ、前半はスコアレスで終える。 ところが後半開始直後の49分、トゥガイがレッズの3バックの裏へ抜けるパスを出す。これに反応したのがペデルセンで、彼のクロスにあわせたのはマッカーシー。右足でゴールへと流し込み、ブラックバーンが先制した。 1点を追う展開となったリヴァプールは、戦略の変更を余儀なくされる。休ませるはずだったカイトを、クラウチに替えて投入。更にボールに触る回数自体が少なかったマルク・ゴンサレスに替えてファビオ・アウレリオを入れ、疲れが見えたベラミーもルイス・ガルシアと交代。システムを微妙に変えつつ、点を狙う。 しかしブラックバーンの方も決してリヴァプールばかりに攻められていたのではなく、ノーガードではないが試合は殴り合いのような展開となる。ボールポゼッションはほぼ同じ。こうして時間が経っていき、カイトなどがエキサイトするシーンも見られた。そしてシャビ・アロンソが素晴らしいミドルシュートを2本放ったのだが、1度目はポストに嫌われ、2度目はフリーデルのセーブにあってしまった。 こうしてゲームセット。ブラックバーンはリヴァプールの固いゴールを久々にこじ開け、残留へ向けて大きな勝ち点3を挙げた。一方のリヴァプールは無失点記録と連勝が共に止まってしまう、痛い敗戦となった。 今日の試合だけを見る限り、ブラックバーンはまったくリヴァプールに劣っていなかった。アーセナル戦で2得点したノンダは殆ど見せ場が無かったが、マッカーシーとセカンドトップのペデルセンの2人だけで、何度もチャンスを作り出していた。エマートン、トゥガイ、サヴェッジらも良いプレーをしていたし、もっと点が取れるチームではないかと感じた。 またGKフリーデルの再三のファインセーブについて、言及しないわけにはいかない。今日の勝利は彼の活躍があってこそだ。リヴァプールの側からすれば、相手のGKがあそこまで調子が良かったことを呪いたい気分だろう。 Watford 1-2 Arsenal この前に観た2試合が“波乱”と言える結果で、この試合も終盤まで同じような感じのスコアで「またか?」と思わせたのだが、最後はアーセナルの底力が波乱を許さなかった。 試合開始直後こそワトフォードがアーセナルを翻弄する場面があったものの、何とかジウベルト・シウバがカバー。そして徐々にペースを握ったのはアーセナル。セスクのシュートはフォスターにセーブされたものの、完全に攻勢に出た。19分、ロシツキーが蹴った左からのCKがトゥーレの頭に当たり、微妙にコースが変わって流れていった。と、ファーサイドでそこに待ち構えていたのはジウベルト・シウバ。落ち着いてこれを流し込んだ。 ところが直後の23分、中央でボールを持ったブアッザが強引に左サイドにドリブルでボールを持ち出し、マークについていたトゥーレも振り切って、クロスを上げる。ホイトが足を伸ばしたものの完全にはクリアー出来ず、そこに走りこんだのがスミス。見事にワトフォードが同点に追いついた。 この後、ボールポゼッションは50:50になってしまう。ワトフォードも惜しいシュートを放つものの、レーマンが数度にわたってファインセーブ。後半に入っても、ロシツキー、アデバヨール、ホイトらのシュートはことごとくフォスターにセーブされ、互いにCKを連続して得るなど、まったく互角な試合となる。 しかし83分、ワトフォードに一瞬の綻びが生まれる。FKを得てCBのシットゥを上げたのだが、そのボールがクリアーされ、すぐさまカウンターに移行。右サイドに入っていたウォルコットが素早いロングパスを出す。これを受けたファン・ペルシーはスピードに乗ってゴールに迫った後、冷静にディフェンダーを交わすとともに得意の左足にボールを持ちかえ、シュート。これがネットに突き刺さり、アーセナルが勝ち点3を手にした。 ワトフォードは大健闘したものの、リヴァプール戦と同じく、一瞬の隙を突かれての失点となった。今日のサッカーは本当に良く、あれを持続できれば中位のチームから勝利を得ることも出来るだろうが、90分間に渡って集中力を持続させる必要がある。それさえ出来れば、残留も夢ではないと思うのだが・・・・ 一方のアーセナルだが、若いディフェンスラインが時折見せる不安定さがやや気になる。ポテンシャルが高い選手の集まりだし、機能さえすればなかなか突破はされないのだが、こちらも集中力を失って凡ミスをする時間帯があるのだ。ジウベルト・シウバがカバーしているおかげで何とか失点は増えていないが、ギャラスの復帰が本当に待たれるところである。 Tottenham Hotspur 2-1 Aston Villa デフォーの2得点、ベルバトフの2アシストでスパーズが勝利。ヴィラはチームの顔であるバリーが一矢報いるも、8戦勝ち星なし。バロシュはフル出場したが、得点できなかった。 Sheffield United 0-1 Manchester City コラッディに替わって入ったサマーラスのアシストからアイルランドが得点し、シティーが5試合ぶりの勝利。一方シェフィールドは17位に転落した。 Everton 0-0 Middlesbrough 引き分けとなったが、トッテナムが勝っただけにエヴァートンとしてはついていきたかったところ。 West Ham United 1-2 Portsmouth メンデスのクロス→プリマスのヘッドという形で2点を挙げ、ポーツマスが勝利。“御大”シェリンガムが一矢報いたものの、ウェストハムは降格圏脱出とはいかなかった。なお後半の45分間、テヴェスがプレーしている。 Bolton Wanderers 2-1 Newcastle United 8分にダイアーのゴールでいきなりニューカッスルが先制するも、オウンゴールとアネルカのゴールでボルトンが勝利し4位に浮上。アネルカは今季6点目で、単独でボルトンのトップスコアラーとなった。 Manchester United 3-1 Wigan Athletic 前半はスコアレスも、後半開始直後にロナウドのヘッドでユナイテッドが先制。更にパク・チソンがPKを得て、ロナウドが入れ、3点目はスールシャール。ロスタイムにウィガンにPKを献上して1失点するも危なげなく勝利し、チェルシーと4ポイント差となった。なおロナウドは2ゴールで今季10得点とし、カヌを抜いて得点ランク2位となっている。
posted by s_co_log |22:49 |
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すべてが裏目に。対ブラックバーン戦。 【merseysideに佇んで】
どんなにスケジュールが過密でも、12月26日のボクシング・デーには必ず試合が行わ
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Re:06~07 FAプレミア 第17週レビュー 12/26
チェルシーはブラールズとジェレミが不安定ですね。フェレイラもCBは本職ではないし、テリー
の復帰が遅れるようだときついですね。
posted by ヘルス | 2006-12-27 23:34
Re:06~07 FAプレミア 第17週レビュー 12/26
コメントありがとうございます。
とにかく、ライトバックの獲得は急務ですね。ジェレミはロングスローを除けばイマイチですし、エッシェンなんかを無理やり使うあたりモウリーニョもあんまり信頼してないんだと思います。
テリーは手術とかいう話も出ているそうですし、状態がまったくわからないというのがけっこう恐いですよね。気になります。
posted by Alan Hetarade | 2006-12-27 23:38
Re:06~07 FAプレミア 第17週レビュー 12/26
ジェレミ、ブラルーズ、フェレイラははっきりいって信用されていないと思う。
posted by こけ | 2006-12-28 08:28
Re:06~07 FAプレミア 第17週レビュー 12/26
どうなんでしょうね。ジェレミはともかく、テリーとカルヴァーリョというコンビが鉄板なのは確かですが、ブラールズは不用意なファウルが明らかに多すぎましたし・・・・
テリーの穴を埋めるのは不可能としても、パウロ・フェレイラならモウリーニョとはポルト時代からの付き合いですし、分かってるはずなんですけどね。
posted by Alan Hetarade | 2006-12-28 20:00


