2008年07月05日

ピアソル、フェルプス、そしてトーレス・・・ 【アメリカ選手権6日目】

では今日も行きますよー、アメリカ選手権も6日目、いよいよ残すところあと3日となりました。


6日目(7月4日)
◇男子50Frで8年ぶりにアメリカ記録誕生◇
男子50m自由形の予選で、カレン・ジョーンズが21.59を記録。8年前、シドニー・オリンピックの際にゲーリー・ホールが出したアメリカ記録21.76を、じつに8年ぶりに塗り替えました。また2位に入った世界水泳の金メダリスト、ベン・ウィルドマン・トブリナーも、21.68と従来のタイムを上回る記録で泳いでいます。

そして準決勝では、ウィルドマン・トブリナーが21.65を記録し、わずかながら自己ベストを更新して1位通過。差のない21.71でジョーンズが2位となっています。またゲーリー・ホールも21.94で4位となり、決勝進出。ほかにジェイソン・レザックも順当に駒を進めています。

ウィルドマン・トリブナーとジョーンズは世界水泳の1-2コンビですが、この種目は今年に入ってオーストラリアのイーモン・サリヴァンが21.28というとんでもない世界記録を出しているだけに、2人としても何とかそれに迫りたいところ。決勝ではアメリカ記録近辺が、優勝争いになるでしょう。

◇レベッカぶっちぎりで優勝も、2番手以下は低調◇
女子200m平泳ぎは、予選から強さを見せていたソニ・レベッカが2位以下を2.5以上引き離す圧巻の強さで優勝。そのタイム、2:22.60ということで、これはなかなか。ただ2位のアマンダ・ビアードは2分25秒台で、正直こっちはたいしたことありません(笑) どうも今回、タラ・カークの件といい、女子200m平泳ぎはパッとしませんでしたね・・・・

結局メーガン・ジェンドリックも、2:27.85というどうってことないタイムで5位に終わってしまいましたし。100mで代表権を獲得して、気が抜けたんでしょうか。

◇ピアソル、世界記録と同タイムで優勝◇
ミスター・バックストロークと呼んでいいであろうアーロン・ピアソルと、そのピアソルに昨年の世界水泳で何年かぶりに土をつけた上、世界記録で優勝したライアン・ロクテ。100mは混戦模様でしたが、200mはこの2人の一騎打ちになりました。

序盤からピアソルが積極的にレースを展開し、150mのターンで0.20ロクテをリード。ところが最後の50mでロクテが鬼神の追い上げを見せ、最後はタッチの勝負に。しかし僅か0.02の差でピアソルが逃げ切りました。そのタイム、1:54.32。なんとロクテの世界記録とまったくの同タイム。

う~む、これは北京でもこの2人の争いからは目が離せませんね。150mのラップまではピアソル、ロクテともに世界記録のペースからは遅れていたのですが、ラストに2人で叩き合ったせいか、そこから一気にピアソルが世界記録まで伸びてきました。本番でもおそらく他のヤツなんか関係ねぇ、って感じでこの2人の一騎打ちになるはずなんで、そこでの記録更新も期待できますね。というか、ぜひ見てみたい(笑)

◇フェルプス、今大会2つ目の世界新◇
この日のフェルプスは100mバタフライの予選をこなし、そして夜は200m個人メドレーの決勝レースに登場。相変わらず何も突っ込みどころがないくらいのばかっ速さで、1:54.80の世界記録を樹立し優勝。2位にはその僅か30分前に背泳ぎで死闘を繰り広げたロクテが1:55.22で続きました。おそらくこちらも自己ベストかと。

じつはフェルプスはこの30分後、100mバタフライのレースに登場し、51.10で余裕を持って1位通過しています。まぁこのレースに関してはイアン・クロッカーともども、まだまだ余力を残してのタイムですが、しかしフェルプスといいロクテといい、よくもまぁ30分の間に2つのレースをこなして、そこで最高レベルのパフォーマンスをそろえてきますわな・・・・ 常人には理解しがたい感覚です。

◇ダラ・トーレス、なんと優勝!◇
もはやおなじみ41歳のダラ・トーレスですが、女子100m自由形で53.78を叩き出し、優勝!すっげー、としか言いようがないんですが(笑)

よく水泳の選手というのは歳を取るに連れて、スプリンター方向にシフトしていくんですよね。50mのスプリンターというのは持久力がなくても瞬発力だけでこなせますし、筋力トレーニングが上手く行っていれば、水中練習の量を減らしても速さを維持できる。だから30代くらいのベテラン選手が、50m種目には多い。ところが100mとなると、スピードだけで押し切ることはできない。持久力が必要になってきます。こうなると、年齢の影響を受けやすい。

ところがトーレスの場合、41歳になっても持久力が衰えるどころか、むしろ増してるんですからね。普段どんな練習をしてるのか知りませんが、とにかく常識はずれとしか言いようがないんですよ・・・・ う~ん、ホント信じられないなぁ。もうとにかく驚くしかないですね。41歳にもなって競技へのモチベーションがあることだけでも、驚異的ですけど。

posted by Akan Hetarade |14:26 | 競泳競技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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