2008年06月29日
07~08プレミアリーグ総括 【マンチェスター・シティー】
Manchester City(マンチェスター・シティー) 勝ち点55 15勝10分13敗 45得点53失点 得失点差-8 監督:スヴェン・ゴラン・エリクソン
ベンジャニ エラーノ ペトロフ アイルランド フェルナンデス ハマン ボール チョルルカ ダン リチャーズ ハート
監督、攻撃、守備、補強、総合の各項目について、S~Dの5段階で評価 最優秀選手 Joe Hart(ジョー・ハート/GK/イングランド代表) 序盤からエリクソン監督の信頼を得て、レギュラーに定着。若干21歳ながら抜群の安定感で好セーブを連発し、堅守を支えた。終盤チームが失速しても黙々と好セーブを続け、イングランド代表でのデビューも果たした、次代を担うGK。キック等にまだ課題が残るが、セービングの安定性では今シーズンのプレミアでは一番と言える出来だっただけに、将来を嘱望される存在だ。 監督:A 後半大失速してしまったとはいえ、エリクソン監督は就任1年目としては、充分な働きをしたといえる。アイルランド、ジョンソン、ハート、シュマイケル、オヌオハといった若い選手たちが大きな飛躍を遂げたのは、エリクソン監督の手腕に因るところが大きいだろう。残念ながら僅か1年でクラブを離れることになってしまったが、彼ら若い選手たちにとっては、貴重な1年となったはずだ。 攻撃:B ストライカーの力不足は明らかで、後半失速する主要因となったのも、得点力不足だ。トップスコアラーが8ゴールのエラーノというのは、やはり物足りない。しかし昨シーズン、ホームで僅か10得点しか取れなかったという燦々たる状態だったことを鑑みれば、今シーズンの得点数は及第点ではないか。 もっとも来シーズンに向けて、この点が改善される余地は残されている。元々ペトロフ、アイルランド、ジョンソンといった得点力のあるMFがチームには多くいる。CFの選手が強さを発揮してボールをキープできれば、エラーノを含めた周囲の選手の得点数も増えるかもしれない。 守備:B 2月末にリチャーズが離脱してからは苦しくなってしまい、失点を重ねてしまった。そういった点ではCBのバックアッパーには苦労したが、リチャーズ、ハートを軸とした最終ラインは特に前半戦は安定感を見せていた。またアンカー的な役割はハマンが務めていたが、局面での速さを欠き、ファウルを与えてしまう場面が多かった点が気に掛かった。来シーズンに向けてはフェルナンデスの仕事ぶりが、鍵を握りそうだ。 補強:S 数多くの新戦力を獲得し、シーズンに臨んだ。もちろんビアンキらCFの補強は上手くいかなかったが、チョルルカ、ペトロフ、エラーノの3人は期待どおりの働きをみせた。また彼ら新戦力は、プレイ面での貢献ももちろん、チームが“生まれ変わった”という印象を内外に与える事ができた。 総合:A 若手の台頭と新戦力の活躍が、チームの急速な新陳代謝を促した。何よりシティー・オブ・マンチェスターの観客の様子を見れば、彼らがいかに今シーズンのチーム対し、希望を抱けたかということが伝わってくる。シーズン終盤に失速してしまい、やはり急造とも言えるチームの綻びが出た格好となったが、前半戦に見せたフットボールは、間違いなく魅力的なものだった。この下地を元にチームを作っていけば、来シーズン以降は実力でヨーロッパの舞台に立てる可能性も広がってくる。 それだけに重要なのが、タクシン氏のチームへの関わり方だ。ロナウジーニョの獲得を目指しているとされるが、現在のスカッドを見る限り、彼がフィットしそうなシステムは無い。左のウィンガーにはペトロフという絶対的な存在がいるからだ。 エリクソンが獲得した新戦力は、高いポテンシャルを持つ選手ばかりだった。“再生工場”の長であるマーク・ヒューズを持ってすれば、他のリーグからプレミアに来る選手たちを素早くフィットさせることも可能だろう。それだけにヒューズの意見を聞き入れた補強が出来れば、かなり面白いことになるはず。現場とフロント、どちらが主導権を握って移籍市場で動くかがチームを大きく左右するだろうが、それはこれから獲得する選手の名前を追っていけば、自ずと分かってくるはずだ。
posted by Alan Hetarade |04:39 |
FAプレミアリーグ |
コメント(3) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/s_co_log/tb_ping/521
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
07~08プレミアリーグ総括 【マンチェスター・シティー】
何よりもユナイテッド戦でのダブルが見事。サポーターもその点でも大満足でしょうね。ハートは確かにイングランドの若手GKでは図抜けた存在。攻撃陣もアイルランドの良くも悪くも奔放さが魅力。
タクシンが金だけを出すのならばビッグ4に迫る存在の一番手ではないでしょうか。
posted by ノディ | 2008-06-29 17:10
>ノディさん
ダービーでのダブルは「目に者見せてくれたわ!」って感じでしょうね。あの2試合は本当に見事でした。
このチームは若手選手に元気があるのが良いですよね。ま、アイルランドは仰る辺り奔放すぎる面もあるのですが、元気が無いのよりはマシでしょう。タクシンにはくれぐれも身をわきまえてほしいですねぇ。
posted by Alan Hetarade | 2008-06-30 23:08
07~08プレミアリーグ総括 【マンチェスター・シティー】
はじめまして。
おっしゃる通りやはりビアンキ、ベンジャニがハズレだっ
たこと、選手層が薄かったことが痛かったですね。後半はボロが出た感じでした。
前半の4-4-1-1が機能していただけにエリクソンはそれを続けたかったと思うのですが、上記の11人で試合をする機会が1度もなかったのが悔やまれます。理想のスタメンは上のようになるでしょうね。
posted by popplagid | 2008-07-15 18:46


