2008年06月09日
“得点王”が魅せた 【スイスvsチェコ】
Switzerland 0-1 Czech Republic 【C:71.Václav Svěrkoš】 Starting Lineup Switzerland GK : D.Banaglio DF : S.Lichtsteiner, P.Senderos, P.Müller, L.Magnin MF : V.Behrami, G.Fernandes, G.Inler, T.Barnetta FW : A.Fre, M.Streller Czech Republic GK : P.Čech DF : Z.Grygera, T.Ujfaluši, D.Rozehnal, M.Jakulovski MF : L.Sionko, D.Jarolím, T.Galásek, J.Polák, J.Plašil FW : J.Koller First Half 3m.:開催国でオープニングゲームを飾ることになったスイスが積極的に攻める。中盤の底でガラーセクがボールコントロールを誤ったところ、フレイがすかさず奪取。ワンツーで前進してシュートを放つ。これは左に外れたが、まずはエースとして威勢の良いところを見せた。 memo:チェコの攻撃は右サイドのシオンコが中心。対するスイスもベーラミが積極的に仕掛ける。特にチェコの方はこのあとも攻撃が右サイド一辺倒となることになり、シオンコとマニャンのマッチアップが熱を帯びることとなる。 16m.:右サイドでボールをキープしたベーラミがミドルシュートを放つも、これはチェフの正面。 19m.:スイスのFKはチェコがクリアーしたものの、こぼれ球をインラーに拾われてしまう。インラーはまたもゴール右側からシュートを放つも、これもチェフががっちり押さえた。 21m.:ベナグリオのロングフィードに対し、ロゼフナルとシュトレラーが競ったが、互いに触れず。そのためボールはラインの裏へ抜け、フレイがそこに走りこんでシュート。しかしチェフが抜群の反応で間合いを詰め、ブロックした。チェコとしては肝を冷やすシーン。 35m.:左サイドからプラシルがクロスボールを上げる。中央で待っていたのはコレルのみ。この1人に対してコレルのマークについていたミューラーはオフサイドトラップを仕掛けるが、逆側にいたセンデロスがこれを感じず留まったために、オフサイドにならず。コレルは頭で狙おうとしたがあと一歩ボールに届かず、クロスはそのまま流れた。スイスとしては救われた形。 43m.:ここまで良い形でシュートを放っていたフレイに、アクシデントが発生。グリゲラと競り合った際にグリゲラの膝が入ってしまい、膝を捻ってしまった。そのままピッチの外に出たフレイは、肩を担がれつつ涙を流しながらドレッシングルームに下がり、後半の頭から交代となった。 memo:序盤こそシオンコの突破からチェコがチャンスを作ったが、そのシオンコが封じられるとスイスが優勢に。チェコはボールを支配して右サイドに流すところまではいけるものの、シオンコとグリゲラが孤立してしまい、有効な形でゴールに迫れない。プラシルのサイドからは殆どチャンスは生まれず。
Second Half 46m.: A.Frei → H.Yakin 49m.:スイスにCKのチャンス。左からバルネッタが蹴ったが、ボックスの中には入れず、後方で待ち構えていたマニャンへ。これを受けたマニャンは思い切りシュートを放ったが、チェフがキャッチした。 50m.:ゴール正面からチェコにFKのチャンス。ヤキンがゴール左隅を狙ったが、惜しくもバーの上を越えた。 57m. J.Koller → V.Svěrkoš 59m.:右サイドからチェコのFK。ヤンクロフスキーが蹴ったボールにファーサイドでシオンコが合わせようとしたものの、あと一歩届かず。触れば入っていたという状況だっただけに、シオンコは悔しさを露にした。 66m.:スイスが完全にチェコのディフェンスラインを崩す。右サイドからのリヒトシュタイナーのクロスにヤキンがドンピシャのタイミングで頭で合わせたが、ボールは右へ。さらにそこにバルネッタが飛び込んだがあと一歩届かず、ゴール右へボールは外れた。ヤキンのヘディングは決定的だったが逃してしまった上、バルネッタが触っていても1点取れたはずだった。 71m.:GOAL!!!チェコのCKのボールはスイスがクリアー。その瞬間にスイスのDFはラインを上げたが、セカンドボールにガラーセクが飛び込み、頭で前へ。このボールがラインの裏へ飛び、真っ先に反応したスヴェルコシュが完全に抜け出す。GKと1対1になったスヴェルコシュは落ち着いて右足アウトにかけてゴール右にボールを転がし、ゴール。遂に待望の先制点がチェコに入った。 75m.: S.Lichtsteiner → J.Vonlanthen memo:先制したチェコは虎の子の1点を守るべく、完全に引くことに。スイスにボールが渡った時にはスヴェルコシュも右サイドに入って守備をし、前線には誰も残さないという極端な守り方に出た。 79m.:スイスにビッグチャンス。ボックス内での混戦からシュトレラーがヘディングシュート。これはシュトレラーと競ったウィファルシに当たって跳ね返されたが、そのこぼれ球を拾ったバルネッタがシュート。さすがのチェフもこれを押さえきれず、そこにフォンランテンがつめたが、何とシュートはポストを直撃。スイスはどうしても1点が奪えない。 84m.: L.Sionko → S.Vlček V.Behrami → E.Derdiyok 87m.: D.Jarolím → R.Kováč 89m.:引いて守るチェコを攻め立てるスイス。マニャンのクロスボールに直前に入ったデルディヨクが合わせたが、ゴール左に外れた。 Full Time:さいごはえっちらおっちらという感じではあったが、チェコが何とか逃げ切り3ポイントを確保。スイスは猛攻も及ばず、敗れることとなった。 Summary 何とか勝利を挙げたチェコだが、観たとおり課題も多く見えた試合だった。 まずスタメンを見た瞬間「ああ、やっぱりこうなのか」と思ってしまったのが、プラシルが左のウィングでスタメンという事実。この試合でも右サイドのシオンコは健闘し、マニャンとのマッチアップは見応えが合ったが、やはりプラシルを左で使うのは無理があるとは誰もが感じたはずだ。ウィンガーとして有効な形で攻撃に絡めたのは1,2度くらいだろう。 4-5-1、或いは4-3-3のような形で前線を組むのであれば、ヴルチェク、バロシュ、フェニンといったストライカー下りでの選手たちを使うべきだろう。どの選手にもスピードがあり、周りとの協調も取れ、ウィンガーとしての仕事も充分にこなす事ができる。。この辺りは、次戦でのブリュックネル監督の“善処”に期待したいところだ。 チーム全体としての閉塞感があった中、勝利に繋がる1点を挙げたのが、今季ガンブリヌス・リーガの得点王、スヴェルコシュだった。この試合、コレルもポストとしてはまずまずの働きを見せていたが、やはり得点を狙う上では変化がほしかったところ。あの一瞬の反応は、スヴェルコシュだからこそ出来たものだろう。シュートもミスキックに見えなくもない形だったが、あれが入るのも好調なストライカーの成せる業、といったところだろうか。 またこの日の殊勲賞は、ウィファルシだろう。スイスのクロスボールを跳ね返すこと数知れず。キャプテンとして立派なプレイを見せた。
posted by Alan Hetarade |19:24 |
ユーロ2008 |
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“得点王”が魅せた 【スイスvsチェコ】
まずは守備からということでこの人選だったから、まったく問題なし
posted by 1 | 2008-06-09 21:56
>1さん
いや~でも、やっぱり攻撃のときにあそこまで有効な形で参加できないと、やっぱり問題ですよ。何らか手を加えるべきですね。勝ち上がるに連れて辛くなると思います。
posted by Alan Hetarade | 2008-06-10 00:25
“得点王”が魅せた 【スイスvsチェコ】
親善で1対1を外したスヴェルコシュ。運を取っておいたとは・・・さすが(笑)。
チェコの攻撃は守備重視なんだからあれでいいって話もあるんですが、たぶんブリュックネルのアタマの中にはあの面子で華麗に攻め潰したスコットランド戦のイメージがあったんでしょう。単純に考えればスイス、トルコに劣らないそこそこの強国ですしね。
ただ、ミチョラと大差ない疑惑のあったシオンコ(笑)がいつの間にか良い選手になったのにはびっくりしました。彼の綺麗なドリブル突破で得たCKからのゴールですし、点を取ろう、最低でもセットプレーを取ろうという意識は良かったです。実際何本も上手いことセットプレーを取ってくれましたし。
ヤロリームって運動量といい地味キャラといい、やっぱりガットゥーゾに見えてくるんですよ。意外にパスはうまいけど、点取れないのを自覚してる選手(笑)。稀なゴールは、目の前に来たのを蹴り込むくらい・・・か?
私の希望も結構リヴァプール的というかプラシルをジェラードの位置に置いて、バベルのところにフェニンをもってくる4-5-1です。ただ、基本は7人が守備中心、1トップと両ウィングでできるだけ頑張れ!という(笑)。
posted by czechfan | 2008-06-10 09:10
“得点王”が魅せた 【スイスvsチェコ】
遅くなりましたが、勝っちゃいましたね。正直これで勝ってしまっていいんだろうかと、思いながら見ていましたが、翌日のクロアチアと、その次の日のフランスを見て、最初の試合だしこれでいいのかなと思い直しました。それに全体の開幕戦でしたしね。それにしても、チェフがいなかったら負けてましたよね。
それから、コレルを後半の早い時間に引っ込めたのにはびびりました。代わったスヴェルコシュがゴールするんだから、さすがブリュックネルというところでしょうか。
ブリュックネルが、第2戦ではメンバーを代えることを明言したみたいで、ヴルチェクがスタメンで出ることになりそうです。でも困ったことに明日に限って試合開始までに帰宅できるかどうかわからないんです。
posted by Olomoucan | 2008-06-11 06:35


