2008年05月16日

プリアーモ逃げ切り、マリアローザ移動 【ジロ・デ・イタリア第6ステージ】

という事で、ジロ・デ・イタリアは第6ステージ。本来ならば265kmという、とてもステージレースの距離とは思えないようなレースをこなすはずだったのですが、選手からの要望により最後の周回コースがカットされ、231kmに。まぁそれでも今大会最長、充分に長い距離なんですがね。

ってか序盤から移動でこんなに不満が出ているのに、中盤以降にあの厳しいドロミテ、アルプスの山岳ステージでしょ・・・・ なんかもう、ボロボロとリタイヤしていくんでしょうね(苦笑) 最後はクライマーしか残っていなかったりして。

そんな中、KYな発言をしているのがパオロちゃんことクイックステップのベッティーニだそうで。う~ん、ベッティーニの主張ですが、元選手で現在は解説をしている“あのお方”となんだか被っているように感じられるのは、私だけでしょうかね(笑) どちらもかなり個性が強い人ですが、対談とかやったら気が合うかなぁ・・・・なんて思ったり。


ではレースに行きましょう。詳しい展開等はCTさんで~。

この日は距離が短縮されたことはもちろん、そのおかげで選手のモチベーション(といっても逃げ集団に限って)が上がったのか、けっこうなハイペースでレースが進んだようで。放送が始まった段階で、すでに残り35kmくらいになっていました。

リクイガスが翌日以降の山岳ステージに備えて集団のコントロールを放棄したことにより、タイム差は13分くらい。完全に逃げが決まりました。マリアローザ争いは、ルス(ゲロルシュタイナー)とヴィスコンティ(クイックステップ)に。スタート時はルスがヴィスコンティを20秒リードしていたものの、ヴィスコンティが中間スプリントポイントを1位で通過してボーナスタイムをゲット、実質的な差が7秒となった状態で、最終局面を迎えます。


ラスト10kmほどで、まずマッカートニー(CSC)が仕掛けるも、これは吸収。その直後、プリアーモ(CSF)がアタックし、単独で逃げ始めます。これに続いたのが“オレンジが似合うバスク人”こと、エウスカルテルのアラン・ペレス(笑) 集団では知名度が低いと言っていい2人が先行したことで他の選手も躊躇。2人は強調してどんどん差を広げていきます。

そしてこのころには、ルスが完全にヴィスコンティをマークする形に。ヴィスコンティは苛立ちを見せますが、ルスは前に出ようとしません。

痺れを切らしたバックステッド(スリップストリーム)がアタックして前の2人を追いますが、勢いがなく、逆にどんどん差を広げられる状態に。完全に2人の逃げが決まります。


2人は協調体制を崩すことなく、ゴールまでのやや急な登りをこなしながらラスト1kmも突破。体形からするとスプリント勝負には持ち込みたくないはずのペレスですが、なかなか仕掛けられず、最後のコーナーを曲がって残り200m・・・・というところでプリアーモがスプリントを開始!ペレスも抵抗を試みますがここで力尽きた!

プリアーモが大金星のステージ制覇!!!

結局ペレスは逃げた段階で体力を使い果たしたのか、プリアーモに追いすがることができず、最後の直線だけでで8秒遅れてゴール。しかし、この2人の争いは清清しかったですね。変に後ろを気にしたりせずに、ひたすら前だけ見て、後先考えずに逃げ続けた。若手の選手がこういう走りをすれば、次につながるでしょう。


さて続いてはマリアローザ争い。と、最後の直線で何とヴィスコンティがスプリントでルスを引き離してきた!流石はスプリンター集団のクイックステップ、ラストの爆発力ではヴィスコンティが上回ったようで、そのままゴール。

しかしルスも7秒以内にゴールすれば、マリアローザ獲得。最後まで歯を食いしばって必死にゴール・・・・っと、えぇヴィスコンティから7秒遅れでゴール?!

これで完全に両者が総合で同タイムになるという、とんでもない事態に。しかしマリアローザは当然1人しか着ることができず、合計順位での比較の結果、ヴィスコンティがマリアローザに袖を通すことになりました。

ヴィスコンティはイタリアチャンピオンジャージの上からマリアローザを着ることになり、さらにマリアビアンカまで獲得。う~ん、これは大変な名誉ですね。まぁ総合力を考えるとどちらのジャージも守るのは厳しいでしょうが、しかしイタリア人として成し遂げたいことをほとんど同時に達成したと言いますか、とにかく大きいことをやってのけました。一方のルスの心境は、察するに余りありますが・・・


さて集団もラストの登りを駆けてきましたが、なんとラスト900mのコーナーを曲がったところでバイクが立ち往生するという事態が発生!これによって集団では中切れが発生し、総合優勝候補の1人であるライプハイマー(アスタナ)が23秒のタイムロスをするという事態になった模様。

う~ん、まぁ集団の前方に位置取っていなかったのが悪いとはいえ、これはちょっと不運ですよね・・・・ 救済措置があっても良いんじゃないかなぁ。

ただこのとき、集団の前方ではリクイガス先導の元、ベンナーティやペッリツォッティが先頭でゴールしたわけですが、アスタナのコンタドールが顔を見せたのは興味深かったですね。しっかり山に合わせてコンディションを上げてきたという事なのでしょう・・・・


さぁ今日からいよいよ山頂ゴールのステージに突入!総合争いが本格化します・・・・といった状況なのですが、私は都合によってネット観戦になる予定。うむむ、まぁでもやっぱり見たいもんですし、がんばって見ますよー(笑)

posted by Alan Hetarade |13:47 | サイクルロードレース | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
プリアーモ逃げ切り、マリアローザ移動 【ジロ・デ・イタリア第6ステージ】

昨日は展開が早くて日本時間で日付が変わる前に中継が終わったことに「ヴエルタみたい」って思ってしまいました(笑)。

今日が山頂ゴールのステージということもあって有力どころがあっさりと逃げが決まったのかな、と感じましたね。
で、誰がステージを取るか、というところで個人的にはヴィスコンティだと思ったんですが、プリアーモは出てこなかったですねぇ(苦笑)。
ただ、ラスト10kmでのアタックは実に切れ味が良かったですね。そのアタックが最後に実を結んだわけですから彼にとっては忘れられないステージ優勝でしょうね。
個人的に応援していたヴィスコンティも最後の頑張りでルスと同タイムながらマリア・ローザを獲得したわけですから彼にとっても良かったかな、と思います。

それにしても、メイン集団のゴール前でのバイク立ち往生による集団の中切れは・・・個人的には運営側がいただけないな~と思うんですがねぇ・・・。仰るとおり救済措置があってもいいと思いますね。

posted by M.Y.Prez. | 2008-05-16 21:50

>M.Y.Prez.さん

プリアーモもその後残念なことになってしまった選手の1人でしたが、ここからCSFの快進撃が始まりましたよね。本当にあれは良いアタックでした。

ヴィスコンティはその後目一杯粘ったといった感じで1週間くらいマリアローザを着ましたし、彼としては上出来だったでしょうね。この経験は着実に生きると思います。T.T.も速いということで、将来有望ですし・・・・

あのバイクが何だったのか把握していないのですが、あれはちょっと“無い”ですよね。よえいによってまた場所が悪かったのが、運のつきというか。

posted by Alan Hetarade | 2008-05-26 21:11

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