2008年04月12日

プラハの2強が並び、ラストスパートへ 【ガンブリヌス・リーガ】

さて、最近あまり取り上げられませんでしたが、ガンブリヌス・リーガについて。

私が怠けている間に、第24節までを消化いたしました。今週末に第25節が行われるわけですが、それを含めてもいよいよ残り6試合。シーズンも大詰めとなってまいりました。

ということで、ちょっと全ての試合については取り上げていられないのですが、第23節、24節までをざっと振り返ってみて、順位表を見てみることにします。


23th Round
SK Slavia Praha 1-1 AS Sparta Praha
【SSP:58.David Kalivoda】
【ASP:74.Michal Kadlec】
両チームともチャンスを作る展開となります。スパルタは後半、ホルヴァースが決定的なFKを蹴りましたが、ゴールならず。映像が粗いのでヴァニアクが触ったのか触らなかったのかイマイチ分からないのですが、観客の反応を信じるのであればヴァニアクが触ってポストに当てたようで・・・・

その直後、スラヴィアお得意の流れるような展開から、左サイドからのグラウンダーのクロスを最後はカリヴォダが飛び上がりながら右足アウトで合わせ、スラヴィアが先制。ところがカリヴォダは興奮のあまりユニフォームを脱いで喜びどころか上半身まで露にしてしまい、2枚目のイエローで退場。直前まで喜んでいたのにうな垂れながら引き下がってしまいました。

すると74分、CKからカドレツが頭で決めて同点に。スラヴィアはこういう点の奪い方が出来ないのですが、スパルタはDFも得点しますからね。そんな感じで、試合はドローに終わりました。この結果、両者の差は2ポイントで変わらず。


FK Teplice 1-1 FC Banik Ostrava
【T:53.Tomas Jun】
【BO:33.Rene Bolf】
その裏で行われた3位の座を争うチーム同士、テプリツェとバニーク・オストラヴァの試合もドローに。ユンはテプリツェ加入後2点目ということになります。まぁ半年で5点とれればまずまずだと思うので、あと6試合で3点くらい上積みしたいところでしょうかね。


FK Mlada Boleslav 1-3 1.FC Brno
【MB:51.Milan Kopic】
【B:1.Marek Strestik, 57.Ales Besta, 89.Tomas Polach】
ブルノはムラダー・ボレスラフとのアウェー戦でしたが、見事に勝利。



24th Round
FC Slovan Liberec 1-2 SK Mlada Boleslav
【SL:81.Andrej Keric】
【MB:10.Jakub Reznicek, 89.Ivo Taborsky】
9試合負け無しと破竹の快進撃を進めてきたスロヴァン・リベレツが、ムラダー・ボレスラフの前に遂に撃沈。81分にケリッチのゴールで追いついたものの、終了間際にターボルスキーに決められ、今年に入ってから初の黒星を喫しました。まぁこれまでが驚異的だったので、ちょっと一安心、といったところなんですけれど。

しかし勢いが止まらないのはアンドレイ・ケリッチ。現在8試合出場で6ゴールを記録。まぁ1試合で2得点した試合が無いので得点王までは厳しいかもしれませんが、にしても猛烈な勢いでゴールを重ねています。ガンブリヌス・リーガでここまでコンスタントに得点を重ねるという選手はそう居ないような気が・・・・


FK Viktoria Plzen 0-0 SK Slavia Praha
首位争いをしているチームでは、スラヴィア・プラハがプルゼニを相手に痛恨と言って良いドロー。プルゼニのGK、クルベチェクは24節のベストイレブンに選出されているので、好セーブを連発したのでしょう。

にしてもスラヴィア、ドローは痛い。一方のスパルタは・・・・


AS Sparta Praha 1-0 SK Dynamo Ceske Vodejovice
【SP:55.Pavel Horvath】
ホルヴァースのゴールできっちりチェスケー・ブデヨヴィツェに勝利。この結果、スパルタとスラヴィアが同ポイントで並んだものの、得失点差によりスパルタが首位に立つこととなりました。


FC Banik Ostrava 3-0 FK Jablonec 97
【BO:49.Ales Neuwirth, 59,72.Vaclav Sverkos】
バニーク・オストラヴァは下位のヤブロネツを相手に無難に勝利。スヴェルコシュは2点を挙げ、得点ランク単独トップに躍り出ました。


1.FC Brno 2-1 FK SIAD Most
【B:8.Ales Besta, 88.Rene Wagner】
【M:3.Emil Rilke】
いきなり3分、左からのCKに対しニアにリルケが走りこんで頭で合わせ、ブルノが1点を失います。しかし負けるわけには行かないブルノもすぐに反撃。8分にはポラークが浮かせたボールにベスタが頭で上手く合わせ、同点。その後試合は激しくなり、ブルノが攻め立てるもモストも懸命の守備で耐えます。

しかし遂に88分、途中から入ったベテランのワグネルが頭で決め、ブルノにとって大きすぎる勝ち越しゴール。そのまま試合は終わり、ブルノもオストラヴァに続き3ポイントを挙げました。


FK Teplice 1-1 SK Sigma Olomouc
【T:8.Michal Smejkal】
【O:70.Lukas Bajer】
一方テプリツェは先制点を挙げるも、バイェルのゴールで追いつかれてドロー。



この結果、順位表がどうなったかというと・・・・


1.  AC Sparta Praha 45:18 50
2.  SK Slavia Praha  36:15 50
3.  FC Banik Ostrava  40:23 42
4.  1.FC Brno  35:29 42
5.  FK Teplice   31:22 41
6.  FC Slovan Liberec 28:24 34
7.  FC Viktoria Plzen  22:28 31
8.  FK Mlada Boleslav  28:31 30
9.  FC Tescoma Zlin  22:27 30
10. FK Viktoria Zizkov  29:41 28
11. SK Dynamo Ceske Budejovice  25:29 27
12. SK Sigma Olomouc  15:20 27
13. FK Jablonec 97  16:23 26
14. SK Kladno  25:36 20
15. FK Siad Most  27:42 20
16. Bohemians 1905  17:33 18


得点:失点 勝ち点   という形式で表記しています。

スパルタとスラヴィアのマッチレースが白熱していて、遂に得失点差でスパルタが首位に立つ展開。スラヴィアは得点数が少なく、得失点差の争いではスパルタに勝ち目が無いため、なんとしてもポイントで上回る必要があります。今週末は、好調のスロヴァン・リベレツ戦です。

そしてもう一つ、熾烈を極めているのが、UEFAカップ出場権がかかった3位争い。バニーク・オストラヴァとブルノが42ポイントで並び、その僅か1ポイント差でテプリツェが続くという、三つ巴の争い。こちらもどうなるか、最後まで目が離せません。

その争いに関係してきそうなCMFSカップの方ですが、準々決勝の第1戦を終えて、それぞれアウェーで勝利を収めたスロヴァン・リベレツ、スパルタ・プラハ、ブルノの突破がほぼ確実に。もう1試合はジシコフとボヘミアンズ・プラハが1-1で引き分けているのでここはどうなるか分かりませんが、3チームの突破は間違いないでしょう。

となると、優勝争いを行っているスパルタは二兎を追って一兎も得られなかったという事態は避けなければなりませんし、ここのところ好調でもはやヨーロッパに行くにはカップ戦に賭けるしかないスロヴァン・リベレツあたりの動向もキーとなるでしょう。ブルノとしてもスパルタと同じく、目の前にニンジンが2つぶら下がっている状況ですが、さてどうなるやら。

また残留争いはクラドノ、モスト、ボヘミアンズの3チームに絞られた感がありますが、こちらは得失点差を含めても残り試合でどうとでもなる状況。1つの椅子を3チームで争うという点では、3位争いと同様の厳しさがあります。


う~ん、楽しみですねぇ。まぁ当然私はスラヴィアを応援するわけですが、どの争いも予想がつかない情勢だけに、最後まで目が離せません。

posted by Alan Hetarade |21:47 | ガンブリヌス・リーガ | コメント(4) | トラックバック(0)
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プラハの2強が並び、ラストスパートへ 【ガンブリヌス・リーガ】

管理人さん、プラハダービーの観客席の様子、ご覧になりました? あれを見ていると、結果なんてどうでもいいというか、引き分けでよかったのかなあという気がしてしまいました。スパルタ側も、スラヴィア側も、試合そっちのけで発炎筒を焚いたり、座席を壊したり、物を投げ込んだり、警官とけんかしていたり、試合をしている選手がかわいそうなくらいでした。乱入してコーナーフラッグを奪って走り回ったばか者もいましたね。
最近、チェコのサッカー関係者は、「スタジアムは安全になるよ。死人が一人出さえすればね」と、冗談とも本気ともつかないことを言っているみたいです。
サッカー協会は、アウェーの試合には、応援に(車、電車などで)行かないようにという通達を出したみたいですが、昨日スパルタのファンは、その通達に対して歩いてアウェーの試合を見に行っていました。(チェコ語は「歩いて行く」と「車で行く」か違う単語になるので、こんな冗談めいたことができてしまいます。)

ところで、カリヴォダの件ですが、彼の一枚目のイエローは、判定に抗議してもらったもので、2枚ともまったく無意味なイエローカードでしたね。
おまけに、次のプルゼニュ戦では、出場停止の執行猶予で出場できたのに、PKを止められてしまいました。(Bチームに降格させられたという話もあります)。彼のあの退場でスラヴィアにつきがなくなってしまったんじゃなければいいですが。ちなみにこの試合では、タバレスもPK止められてますし、昨日もシェンケジークが、思いっきり外してましたし、PKを3本連続失敗中です。

最後に順位の決め方ですが、けっこうややこしくて、シーズン中の暫定順位は、勝ち点が同じ場合には、得失点差で決めることになっていますが、シーズン終了後の最終的な順位は、勝ち点が同じの場合は、当該チームの直接対決での成績で決められます。だから、このままいけば、スラヴィアが、1勝1分ですので、優勝するはずなんですが、いいところで勝ちきれないのがスラヴィアなので……。

posted by Olomoucan | 2008-04-14 23:21

>Olomoucanさん

私はスラヴィアのOHPにアップロードされていたハイライト映像しか見ていないので、観客席の様子は分かりませんでした。が、なんか大きなゲームだとそこら辺が大荒れになるのが恒例になっているみたいですね・・・・ なんかもう悪い意味で慣れちゃってるんでしょうか。

そういう点だと日本の観客は、マナーが良いように思えますよね。まぁ今年に関してはゼロックスで某チームのファンがピッチに乱入したりと、ちょっと不穏な感じになっていたりもしますが・・・ 世界に誇れる安全なスタジアムであってほしいものです。チェコは若干手遅れ感が・・・・ よほどチームや協会に自覚が無いと、事態は良くならないでしょうねぇ。

近ごろちゃんと情報チェックが出来ていないので試合の詳細までは調べきれていないので、PKに関するお話、ありがたいです。う~ん、PKのキッカーが、ですか・・・・ シュミツェルなんかが居れば彼に蹴らせれば良いのかもしれませんが、いくらローテーション大好きなヤロリーム監督とはいえ、PKのキッカーまでローテーションしなきゃならんのは苦しいですね(苦笑)

最後は当該成績で、というのはちょっとややこしいですね。まぁスラヴィア有利みたいなんで、ちょっと嬉しかったりしますが(笑) 得点力不足で勝ち点を逃すスラヴィアと、良いかと思うとコロッとコケるスパルタ。どちらが尻尾を出す事になるでしょうかね。

posted by Alan Hetarade | 2008-04-16 02:21

プラハの2強が並び、ラストスパートへ 【ガンブリヌス・リーガ】

カリヴォダの馬鹿。ユニ脱いで退場するんなら終了間際にしましょうね、て話です。まあ馬鹿といえばヤロリーム息子はもっと馬鹿なことをやってくれたんですが・・・(苦笑)。何やってんだよ、ってかチェコのイメージを汚すのはほんとに勘弁してもらいたいですよ。

実はヤロリームもかなり当落線上というか、微妙な位置にいると思うんですけどね。攻撃的な選手としては爺さんにあまり買われていないというか、重要な試合ではマテヨフスキーらが優先されるようですから、使ってもらえそうにないですよねえ。まあそれは不当な評価とも思わないんですけど。毎年ゴールの数が非常に少ないのが痛いですし。

守備的な選手としては実際ガラーセクなんか見るからに限界に来てるわけで、ヤロリームももっと評価されてもいいと思うんですが、ポラークのほうがなぜか優先順位が上ですし、プラシルのセンターハーフは守備面でも素晴らしい出来だったので、厳しいのかなあと。それにまず守れる右サイドのプレーヤーとなるとポスピェフがめちゃ上手いんですよね。

結局ドイツW杯のように中盤が崩壊しているのに使われもしない、ベンチウォーマー扱いで連れていくんなら、選ぶ意味はないわけで・・・。

早期国外移籍の問題点でもあるんですが、若くして才能や血筋を買われて名門クラブに入った選手は語学力なんかでも有利なので地道に頑張ればレギュラーに定着できたりするわけですが、肩書きは素晴らしい割にどうもぱっとしない場合が多いのは偶然でもないような気がします。

マテヨフスキー、シオンコ、ポラークとか完全なチェコ育ちの選手はガンブリヌスで大活躍しないと国外からオファーすら来ないわけで、そこそこにゴール量産することが求められるし、大手柄を立てないと代表のスタメンも勝ち取れない。そこを彼らはクリアしているわけで、だからきっちりと数字を残しているような気がします。どうもそこらへんが気になるんですよね。

日本の若手選手も例外ではないと思います。まずはJリーグでぶっちぎらなくては。

posted by czechfan | 2008-04-16 23:18

>czechfanさん

ヤロリームのはちょっと・・・・ねぇ(笑) お父さんからも教育的指導をしっかりしてほしいものです。ちょっと前にマテヨフスキーも退場になりましたが、なんというかレッドの原因が原因なだけに、フォローのしようが無いというか何というか・・・・・

そういえばヤロリームに関してはちょっと前に、「ブンデスリーガでプレーする地味な選手」ランキングみたなので上位に入っていたというニュースがあった気が。HSVというそこそこ強いクラブにいるのに、どうにも影が薄いんでしょうねぇ。だからといってあんな形で自己アピールする必要なんて、まったく無いんですけど。

まぁ何というか、これもちょっと前にも書きましたが、まず外に行くにしても身の丈にあったクラブを選ぶことは重要でしょうね。これも何度も書いていますが、その点フェニンはフランクフルトからスタートしているので・・・・ CSKAモスクワなんかもビッグクラブではありますがいわゆる西欧のメガクラブではなく、行けばそこそこ扱ってくれるチームでしょうからね。そういうのをしっかり考えれば、と思うのです。VVVの本田あたり、残留できれば非常に大きいはずなんですけど・・・

posted by Alan Hetarade | 2008-04-17 05:02

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