2008年03月27日
イラクのワールドカップ出場に赤信号
お気づきの方も多いかもしれませんが、レスの方式を変えてみました。近ごろ長文のコメントを書き込んでくださる方が増えたので、必然的にこちらがお返しする文章も長くなり、これじゃあ読み難いなぁ・・・と思いましたので。 因みにコメントを書き込む際に文字列の入力が必要になったことは先日お知らせ致しましたが、文字列の入力を誤った場合、ページの「戻る」ボタンを押してしまうと404になってしまい、そこでリロードしてしまうと入力した文章を喪失してしまう恐れがあるので、ご注意ください。これは今現在、私(環境は OS : Windows Vista, Browser : IE 9.0)がテストした結果、ということになりますが。文字列の入力を誤った場合には、テキストをコピーした上でブラウザの「戻る」ボタンでコメント入力画面にバックするという方法が一番確実かと思われます。 万が一ページの「戻る」ボタンを押してしまい404になった場合でも、ブラウザの「戻る」ボタンでバックすれば文章を残したまま入力画面に戻れるので、そちらの作業を行ってください。間違ってもリロードしないようにご注意を。 さてさて、今回もワールドカップのアジア地区予選について取り上げてみます。ヨーロッパの方での親善試合については、たぶんまた別に記事にするでしょう。因みに括弧内の数字は、マッチデー2を終えての勝ち点です。 Group 1 China PR (2) 0-0 Australia (4) まぁ互いにとって悪くない結果でしょう。オーストラリアはケーヒルが怪我をしたこともあって、前回よりメンバーは落とし気味ではありますが。 オージーのヨーロッパ組で出場した選手は、シュウォーツァー、ニール、ボーシャン、クリーナ、ヴァレリ(セリエBのグロッセト所属)、ウィルクシャー、カーニー(チャンピオンシップのシェフィールドU所属)、グレッラ、ブレシアーノという9人。 9人もいたということより、あのデーヴィッド・カーニーが現在シェフィールド・ユナイテッドにいるということが気になったという(笑) クラブワールドカップ第1回大会に出場したシドニーFCでかなり頑張っていた選手なので、皆さんも名前を出せば思い出されたかもしれません。因みにシェフィールドではここまでリーグ戦20試合に出場して2ゴールと、なかなか活躍しているようで。 東アジア選手権であれだけ批判を浴びた中国代表ですが、この試合ではイエローカードが僅か1枚。さすがに出場した選手を比較する気にまではならないのでどなたかやってくださると有り難いわけですけど、こうして見ると物事って捉えようによっては大きく変わるのでは、なんて思ったりします。 因みに中国代表も、ソン・チーハイとチョン・チーはきっちりスタメンで試合に出ています。ってことで、両チームでヨーロッパ組は11人。やっぱり日本人の選手も見習うべきだな(笑) Qatar (3) 2-0 Iraq (1) なんか予想以上に中国vsオーストラリアについて長く書いてしまったので、ここから手短に・・・・ タイトルにしたのは、この試合についてなんですけどね(苦笑) マッチデー1では中国をホームに迎えて引き分けてしまい、早くも崖っぷちに立たされたアジアチャンピオンのイラク。で、最低でも1ポイント奪取がマストだったアウェーのカタール戦なわけですが、Fabio Montesin(なんて読むかワカラン)とアンドレス・キンタニアのゴールでカタールが勝利。 カタールはこの勝利で次の中国戦に賭けることができるわけですが、イラクは2戦を終えて1ポイント、しかもオージーとの2試合、中国とのアウェー戦を残しているわけで、ワールドカップ出場はかなり厳しくなってきたと言えるでしょう。前回もオリンピックで躍進した割にはワールドカップ予選ではあっさり負けてしまったわけですが、って事はトーナメントは得意だけどワールドカップ予選のような国としての選手層、底力が試される戦いではまだまだ、って事なんでしょうかね。 Group 2 Japan (3) 0-1 Bahrain (6) 試合があることなどまったく気にせず呑気に寝コケてしまい、起きてからあれそういえば、と思ってTVを点けたら、後半10分からでした。 まぁ1試合観たわけではないのであまりとやかくは言いませんが、一つ思ったのは、「どのようにすれば勝てるか」という点において、最善を尽くしていたのがバーレーンであって、その点日本はそういう意識が希薄だったんじゃないの、と。バーレーンのやったフットボールというのは要するにラインの裏に放り込みまくって1回くらいどうにかなるだろ、くらいの意識で、言ってしまえば格下のチームがやる戦い方なんですけど、それでも1点取れた。 じゃあ日本はというと、ディフェンスラインの裏にわざわざ相手とのフィジカル勝負にするような浮き球のパスを無造作に出すだけで、相手のディフェンスラインを崩すという作業をあまりに疎かにしていた印象が。フォーメーションについての見解は他所に譲りますが、最後の20分くらいになるまで、本当に“考えて”ボールを放っているのかな、と疑問に思うシーンが多々ありました。 もっとも次のオマーン戦で1ポイント取れればそれで充分この予選は突破できるわけで、浮き足立つ必要なんて無いですけどね。 Thailand (0) 0-1 Oman (3) ただオマーンで厄介なのが、何と言ってもGKのアル・ハブシでしょう。近ごろボルトンでも試合に出ているということで、あのチームの状態は悪いですが彼自身は試合勘を取り戻しているわけですし。それにまた、なかなか良いプレーを見せているんですよね。 なので、日本がシュートを打ちまくってもアル・ハブシが大当たりで好セーブを連発しまくって、今回のバーレーン戦のようにぽーんと一発やられて負ける、みたいな展開は充分にあり得るわけで。そこら辺、注意してほしいなぁと思います。 因みに寝ぼけ眼でTVを点けてバーレーンが相手だと認識したとき、「あぁ、アル・ハブシは出てるかなぁ」なんて思ってしまいました。いや、だからなんだと言われればそれまでなんですが。 Group 3 Turkmenistan (0) 0-2 Jordan (3) 南北朝鮮の突破が確実と見られるグループ3ですが、ヨルダンが勝利を飾りました。ただヨルダンはマッチデー1でホームに北朝鮮を迎えて敗れているので、どちらにせよ突破は無理っぽいわけですが。 Korea DPR (4) 0-0 Korea Republic (4) 北朝鮮がダダをこねて試合会場が香港に変更され、これは韓国有利かと思われたものの、スコアレスドロー。ってことで、北朝鮮の最終予選進出がかなり有力なものとなりました。 韓国はパク・チソン、イ・ヨンピョ、ソル・ギヒョンというプレミア3人集がこの日も試合に出たのですが、ノーゴール。まぁパク・チソンは今シーズンに関してはユナイテッドで完全に控え扱いですし、イ・ヨンピョはファンデ・ラモスの構想外っぽく、ソル・ギヒョンに至ってはおそらくLG電子絡みの最低試合出場数みたいなものをクリアーしたであろう後はフルハムで殆ど使われていないわけで。そういう点ではコンディションも整え難かったのでしょう。 Group 4 Singapore (3) 2-0 Lebanon (0) 初戦を落とした者同士の試合となったわけですが、シンガポールが勝利し3ポイントをゲット。シンガポールはマッチデー1でサウジアラビアに敗れていますがアウェーゲームだったので、まだ望みがあるかもしれません。 Uzbekistan (6) 3-0 Saudi Arabia (3) 大エースと言っていいであろうシャツキフのゴールもあって、ウズベキスタンがサウジアラビアを粉砕しました。最大のライバル相手に3ポイントをゲットしたということで、ウズベキスタンはかなり前進。 さすがにここまで一方的になるとは、予想外と言えば予想外でしたが、一方でアジアを出るとまったく通用しないサウジの姿ってのはこれまで何度も見せ付けられているので、案外こんなもんなんじゃないの、と。意外とシンガポール相手にも、危ないかもしれません。 Group 5 Syria (2) 1-1 United Arab Emirates (4) ひとまずUAEが一歩前進、といったところでしょうか。シリアはせっかくマッチデー1でイラン相手にアウェーで引き分けていただけに、出来れば3ポイント欲しかったところでしょうが・・・ まぁ1ポイント取れたということで、最低限の結果なのかもしれませんが。と言うのも・・・・ Kwait (1) 2-2 Iran (2) またイランが勝てなかったんだよなぁ(苦笑) まぁクウェートも超格下というわけではありませんが、なんか今予選のイランは著しく不安定ですねぇ。 何というか、開始4分で2点取っておきながら追いつかれるっていうのは、けっこう重症なんじゃないの、と。やっとヨーロッパに来たと思ったら中東にとんぼ返りしてしまったアリ・カリミあたりのプレーぶりは、どうなんでしょうねぇ。 まぁこの後残りの3チームが潰しあう可能性も大いにあるわけで、そういう点ではまだまだイランに可能性は残っていますが、最終予選のことも考えるとなーんか不穏だなぁと思わざるを得ません。
posted by Alan Hetarade |03:30 |
2010W杯 |
コメント(16) |
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この記事に対するコメント一覧
イラクのワールドカップ出場に赤信号
くわしいレポートありがとうございます。アジアのサッカーをよく御覧になるのですか
posted by もぐら | 2008-03-27 07:14
イラクのワールドカップ出場に赤信号
序盤から日本のグダグダっとした展開の中で睡魔と格闘しておりましたが、私は敗戦してしまいました(笑)。
皆さんの記事を見ているとその後も特に流れが変わったという感じではないですねえ。
ところでオーストラリア。
意外と苦戦していません?
アジア的な気候が合わないのか、それとも、他の国が敵対心剥き出しで本気モードになるのか…。
久々にキューウェルのイケメンっぷりが見たくなったんですが(笑)、最近姿を見られませんねえ…。
posted by がちゃ | 2008-03-27 08:53
イラクのワールドカップ出場に赤信号
何の気なしにお邪魔させてもらいましたが、各リーグの(ここ重要)
詳しいレポートありがとうございます。
Y○HOOとス○ナビ(取り敢えず伏せ字)だと、グループ2以外の情報が
載っていないので…。
ざっと見るとイランとイラクが苦戦してますね。
グループの組み合わせを考えると万が一もありえると思います。
日本って中東のチームにいいようにやられるイメージがあるので
日本にとっては朗報なのかもしれませんが…。
posted by 葉っぱの河流れ | 2008-03-27 09:59
イラクのワールドカップ出場に赤信号
全体の情報が知りたっかったので見てよかったです。コメントもGUー
posted by NOGU- | 2008-03-27 10:32
イラクのワールドカップ出場に赤信号
カタールではエメルソンがちゃっかり出ていました。相変わらず切れ切れのドリブルでファールを誘い、2点目はそのフリーキックからでした。
イラクも決して弱くないのでオーストラリアも油断できないと思います。
posted by kuma | 2008-03-27 11:54
イラクのワールドカップ出場に赤信号
非常に分かりやすかったです。意外とこういう情報って少ないので、有難いですw
posted by kkk | 2008-03-27 12:31
イラクのワールドカップ出場に赤信号
オーストラリアは公式サイトにシュウォーツァーがヒーローだって書いてましたから、かなり押されてたんでしょうね。
さすがにその展開で中国が荒れる理由もないという感じだったんでしょうか。
選手についてはオーストラリア戦のメンバーは分かったのですが、日本との試合に出てたメンバーが分からないので比較しようがありませんでした(笑)
ウズベキスタンは個人的には期待しているんですけれど、サウジがアジアを出るとダメなのと同様に、ウズベクはアジアに来るとダメなので中東での戦いぶりが鍵になるんじゃないかなと思ってます。
posted by 川の果て | 2008-03-27 17:10
>もぐらさん
じつはあんまり見ないんですけどねぇ(笑) 昨年のアジアカップは学校の旅行と被ったこともありましたが、1試合もまともに見ませんでしたし。
ただ、人と違ったエントリーを書きたいなぁ、とはいつも思っていることでして。そういう点だと、この予選については皆さん日本代表のことについては書かれているので、それ以外の情報をピックアップしようかなーと思った次第です。
posted by Alan Hetarade | 2008-03-27 22:17
>がちゃさん
私の場合は格闘する以前にぶっ倒れていたので、何だかなぁといった感じではありますが。ただ倒れている間のことも想像できるようではあるので、まぁそれで良いかな、って感じです。なんかすごく適当ですけど(笑)
キューウェルに関してはベニテス監督が「中国でコンディションを整えてきてね(本音は戦力外だからもうどうにでもしなよーフフフ)」みたいな感じで送り出したと聞いていたのですが、結局試合に出てませんでしたね。また怪我でもしたのかなぁ・・・
何にせよレッズを放逐される可能性はけっこう高いと思うので、今後の動向には注目でしょうね。
posted by Alan Hetarade | 2008-03-27 22:21
>葉っぱの河流れさん
まぁどうしても自国の代表が分かれば・・・・といった気になるでしょうし、ウズベキスタンや中国が順調だと書いたところで見る人はやはり少ないでしょうからね(苦笑) 逆に小生のような一介のブロガーの方が、こういうのを気軽に取り上げやすいってのはあるかもしれません。
イラクはもうちょっとやってくれるかとは思ったもののまぁ相手が厳しいので仕方ないかという気もしますが、イランがここまでスタートで躓くとは思いませんでしたね。まだ試合はあるので大丈夫だとは思いますが、次ぎあたりでも勝てないようだとちょっと危機感を持った方が良いでしょうね。
まぁグループ5に関してはどこが勝とうが中東のチームしかいないので、どちらにせよ日本には厳しい相手となりそうですね(笑)
posted by Alan Hetarade | 2008-03-27 22:25
>NOGU- さん
いえいえ、情報量が少なく雑談みたいなことばかりぐだぐだ書いてしまって、申し訳ないです。
ただこうして俯瞰して記事にしてみると、色々と分かってくることもあって良いですね。ということで、マッチデー3以降もこの方式でまとめてみることにします。
posted by Alan Hetarade | 2008-03-27 22:27
>kumaさん
ほほう、エメルソンが。あんまり彼のことは意識して追っかけてはいないのですが、ひとまず国際舞台では元気そうなのですね。色んなところで悶着を起こしましたし、そろそろちゃんと腰を落ち着けて活動してくれてるといいのですが・・・
イラクは突破という点では厳しくなりましたが、他のチームを苦しめるだけの力は持っているでしょうから、オージーも油断できないでしょうね。彼らの意地も見てみたいものです。
posted by Alan Hetarade | 2008-03-27 22:33
>kkkさん
まぁ私もFIFAとAFCのサイトを見ながらスコアーを書いて、それにいい加減にコメントをつけただけなんですが(笑)
多くの方は日本戦について論じていらっしゃいますからね。当事者である以上、他のところに目が行きにくくなってしまうのも仕方ないのかな、という気はします。
posted by Alan Hetarade | 2008-03-27 22:35
>川の果てさん
なるほど、試合展開というのも影響しそうですね。あと中国に関しては、チョン・チーがいるのといないのとでは別人になるのでは、という気もします。昨シーズンも半年間しか彼のプレーは見ていませんが、闘志に溢れつつも冷静さを持ち合わせた良い選手でしたので、そういう選手がチームにいると他の選手の落ち着き具合も変わってくるのかもしれません。
しかし何というか、あれだけ一時期騒がれたのにこうして比較しようと思っても出来ないというのはなんか虚しいですねぇ。探査ご苦労さまでした(笑)
ウズベキスタンはそういう点では、サウジとレバノンが同じ組にというのは好都合だったかもしれませんね。シンガポールとのアウェーゲームで1ポイント持ち帰れば良い状況ですし、とりあえず最終予選でどうなるか、でしょうね。
posted by Alan Hetarade | 2008-03-27 22:40
イラクのワールドカップ出場に赤信号
「僕たちの代表」に関してなるべく簡潔に。
昨日の試合に関しては全てにおいて「中途半端」だったように感じました。
監督が決めたスタメンの11人にしても、ピッチに立った選手たちの試合運びや判断の一つ一つをとっても、見ていて明確な「ベクトル」を最初から最後まで感じることがありませんでした。仰るとおり明確な意識づけが希薄だった様に思います。
但し、この一戦だけで私たちが「浮き足立つ」必要は全くありませんし、6月のオマーンとタイに3連勝すれば「何の問題もありません」。あとは岡田さんの「決断」と選ばれた「僕たちの代表選手」たちがいい意味で「開き直る」ことかと思います。
他の組を見ると、グループ1は個人的にはとにかく中国が消えてくればそれでいいので(笑)。ところで、キューウェルは出場したのですかね?
それにしても、カタールの存在は「いいもんじゃないですね」(苦笑)。
グループ3は北朝鮮消えて欲しいんだけどなぁ(笑)。現状は「残る」だろうなぁ・・・。
グループ4はシャツキフ元気ですね。サウジは穿った見方をしているものからすれば「いいグループ」に入っているわけですから残るとは思いますけどね。
グループ5は・・・う~ん、イランは今ホントに重症かもしれませんね。アリ・ダエイがドロワーとして参加して移動が楽なこの組に入ったというのにこの結果はどうなんですかねぇ。次がUAEとの直接対決ですからここは彼らのほうが正念場でしょうね。
posted by M.Y.Prez. | 2008-03-27 22:41
>M.Y.Prez.さん
私は試合全部見たわけではないのですが、イマイチ相手を崩す具体的なイメージが描けていないような印象がありましたよね。まぁ準備も短いということもあるでしょうが、バーレーンが見ていて「こうするんだ」みたいなのが伝わってきただけに、ちょっと歯がゆい部分もありました。
ただ6月は中村俊輔や松井も呼ばれるはずなんで、そういう点では攻撃で取りえるオプション、アイディアは増えると思います。何だかんだで彼らに期待しちゃうわけですけど、他の国を見ているとヨーロッパ組がいないほうがむしろ珍しいくらいですから、気にせず彼らに頼っちゃえば良いでしょう。
キューウェルはたぶん出てないはずです。近ごろリヴァプールでは殆ど戦力外みたいな扱いですし、たぶんシーズン終了後に移籍するんじゃないでしょうか。まぁ如何せん怪我が多すぎますからね。コンスタントにプレーできるようになることが復活への最低条件ですけど・・・
posted by Alan Hetarade | 2008-03-29 00:00


