2008年03月18日

ボルトンに不安、ヤースケライネンが今季絶望

NEWS:Ramos Unhappy After City Loss
リーグカップ優勝でUEFAカップ出場権獲得、リーグ戦では4位以内に入る望みもなければ降格の恐れも無し、FAカップ敗退、UEFAカップ敗退。ということで、既に残りのリーグ戦がすべて“消化試合”になってしまったスパーズ。日曜日のゲームではマンチェスター・シティーに久々の3ポイントを献上した上、チーム内での不協和音を呼びかねない、ラモス監督の不可解な采配がピックアップされる事となった。

まず後半開始時に、前半積極的に動き回ってチャンスに絡んだレノンを下げ、ハドルストーンを投入。レノンはUEFAカップの試合で使われなかったことから、来季に関してはラモス監督の構想外になっているという噂が出ていたが、それを後押しするような采配となった。

さらに67分には、マルブランクとロビー・キーンに代えて、オハーラとダレン・ベントを投入。この日イマイチだったマルブランクに代えてセットプレーでもキッカーとして頼りになるオハーラを入れるのはまだしも、先制点を挙げ、ディフェンスラインの裏を取る動きで再三シティーを脅かしていたキーンの交代には、見る側も首をかしげた。当のキーンも怒り心頭、自分が交代と分かるや雄たけびを上げて乱暴にキャプテンマークを外し、スタッフに渡されたコートを地面に叩きつける始末。チームはその後オヌオハにゴールを許し、敗れる事となった。

「(交代時にキーンが示した反応は)普通だと思う。選手はプレーすることを望み、交代させられるときは残念に思うものだしね。それがフットボールと言うもの。私たちにはチームがあって、そこにはベンチに座る選手がいて、彼らの間で時間を分けあわなければならない」

レノンほどの選手を放出するのがチームにとって良い事とは到底思えないのだが、しかしもしそうだとするのであれば、ラモス監督が来季に向けてのチーム作りをする中で、これからの残り試合で色々と“試す”のは当然。しかしそんな中でもし選手のモチベーションを損ねるような事があっては、テストの効果も望めなくなる上、チームの雰囲気も悪くなってしまう恐れがある。このような状況下でもきちんと選手たちを掌握できるかどうかが、ラモス監督の腕の見せ所だ。


Jaaskelainen Ruled Out For Season
現在降格圏の18位にいるボルトン。シーズンの前半戦では、攻撃の要だったアネルカ、そして守備の要であるヤースケライネンの獅子奮迅の働きがあって、ボトム10の中でも15位あたりの順位をキープ出来ていた。しかし冬の市場でアネルカは移籍。未だ攻撃陣は頼りなく、チームにとってプレミア屈指の優秀なGKであるヤースケライネンがゴールマウスを守っている事が、最後の強みと言っても過言ではない状況だった。

しかしこのたび、ヤースケライネンは背中を故障。そして全治までには6週間かかる事が分かり、今シーズン中の復帰が絶望的となった。ヤースケライネンの代役としては、オマーン人のアリ・アル・ハブシがUEFAカップのスポルティング戦各2試合、そして先週末のウィガン戦と、ここ3試合ほどGKのポジションに着いた。

アル・ハブシもここまで大きなミスを犯したとは聞かないが、しかしやはりヤースケライネンと比べると、彼ほどの働きを望むのは酷というもの。メグソン監督はスポルティング戦では近ごろあまり使っていない選手たちで臨んで今後はリーグ一本に絞り残留を目指す方針を明確にしたものの、ウィガン戦ではヘスキーの一発に沈み、敗戦。試合開始直後の4分にウィガンのクーマスが退場となり、相手が殆どの時間を10人で戦った中で失点しての敗戦ということで、事態はかなり深刻なものとなっている。

残りの9試合で4強との対決を3つも残しているが、まずはその初戦として、明日オールド・トラッフォードに乗り込む。ユナイテッドもファン・デル・サールとクシュチャクを欠き、控えGKのフォスターがゴールマウスを守るという点ではボルトンと同じだが、ダービー相手にもたついたとはいえ首位に立ったユナイテッドとどん底状態のボルトンとでは、チーム状態があまりに対照的。リーボックで勝っているとはいえ到底望み薄としか言いようが無い状態で試合に臨むボルトンだが、何とか収穫のある試合にしたいところだ。

posted by Alan Hetarade |21:40 | FAプレミアリーグ | コメント(3) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/s_co_log/tb_ping/404
この記事に対するコメント一覧
ボルトンに不安、ヤースケライネンが今季絶望

レノンに関してはメディアがちょっと騒ぎすぎな気がします。今のスパーズはレギュラークラスが5人(レノン、ジーナス、ハドルストン、マルブランク、ゾコラ)いるので、ただ単に平等に使い分けてるだけだと思いますね。それにこう言ってはなんですが、スパーズはもうリーグ戦は目標ないですからね。結果にこだわる必要はあんまりないですし。色んなプレイヤーを試してるのも、そういう背景があると思います。

ただ、個人的に来シーズンはゾコラは戦力外になると思います。攻撃面も守備面も何の貢献もできてませんから。ジーナスも微妙だと思うんですど、ラモスは気に入ってるみたいですね。

ボルトンはビッグサムが辞任した途端にこれですからね。結局ビッグサムはボルトンとマグパイズ両方を低迷させる原因になってしまいましたね(苦笑)

posted by ホワイト | 2008-03-19 00:43

ボルトンに不安、ヤースケライネンが今季絶望

キーンの反応と同じようなものがバーミンガム×ニューカッスル戦でもありましたね。マルティンスはキーンのようにアクションを起こしませんでしたが、怒りを押し殺したような表情とキーガンに背を向けた態度は明らかに不満があったことを示しています。

その後キーガンはベンチに座るマルティンスの頭に手をかけ、何か言っていましたがマルティンスに通じたかどうか。辛うじて勝点1を手にしたニューカッスルですが、本当の正念場はこれからかと。

余談ですがマクファーデン、いいですね。

posted by so-ma | 2008-03-19 02:56

ボルトンに不安、ヤースケライネンが今季絶望

コメントありがとうございます。

>ホワイトさん
SHとして使う選手となると、レノン、マルブランク、ベイル、オハーラといった辺りになるのでしょうが、レノンとベイルはキレと若さはあるものの壊れやすい、対してマルブランクとオハーラは丈夫という事で、ここいらのやりくりはどうなんでしょうね。ただレノンはああいったタイプの選手には珍しく試合毎のパフォーマンスにあまりムラがありませんから、そういう点では使うべきだと思うんですけど・・・
あんまり色々試しすぎて負けが込むと選手のモチベーションも下がってしまうでしょうし、その辺り難しいところだと思います。ゾコラは仰るとおり、あまり立場が無いように思えますね。
結局のところアラーダイスは、ボルトン以外じゃいけなかったということになるんでしょうね(苦笑) このまま2チームを降格させることになったら、それはそれで快挙でしょう。

>so-maさん
マルティンスの件は、色々とニュースでも取り上げられているみたいですね。如何せん映像を見ていないので何とも言えませんが、少なくともマルティンス本人はメディアに不満を言っているわけではないみたいですし、この試合ではようやくマルティンスとヴィドゥカを使ったので、まだ良かったのかなぁ、という気がします。それでも勝てませんでしたが・・・
エヴァートンにいた頃のマクファデンはあまりフィットしていませんでしたが、バーミンガムに行ってから良いですよね。スコットランド代表でも1トップの放り込みサッカーでフランスを負かしたようですし、「俺にどんと預けろ」みたいな環境が良いのでしょうね。

posted by Alan Hetarade | 2008-03-19 16:07

コメントする