2008年03月17日
レベッリン悲願の総合優勝! 【パリ~ニース第7ステージ】
じつは放送直前に寝コケてしまいまして、起きてみたら23時48分。あああしまった、と大慌てでTVの前に転がり込んでいきましたが、そのときレースは幸い残り38km地点。そこから大幅に勝負が動きました。少なくともロテレリーのアタックは見られたわけで、そういう点では“間に合って”良かったなぁ、と(笑) 詳しいリザルト等は、CTさんにて。 さてと言う事で、上にも書いたとおり、1級のトゥルビ峠で山岳賞ジャージを着るロテレリー(スキルシマノ)が逃げ集団からアタックし、抜け出します。どんな形にせよ、とにかくこの選手は目立ちますねぇ。無駄な走りのようにも思えますが、何にせよスキルシマノのようなチームとしては、このような選手の存在はありがたいでしょうね。 この日は最終日ということもあって、完走する目的の無い多くの選手が途中でリタイヤ。たぶんその脚でホテルに帰っちゃったというやつだと思うのですが、ハイロードに至っては7人がリタイヤしていて、たぶん誰も完走してないんですよねぇ。まぁハイロードはこちらと言うよりむしろティレーノ~アドリアティコの方に有力選手が出ているようですし、今大会でも見せ場はアイゼルの逃げくらいでしたからね。とはいえ、これはさすがに酷い(笑) さてロテレリーがどんどん踏んでトゥルビ峠を越えるのとは対象的に、取り残された逃げ集団の選手はどうにも立ち位置がはっきりせず・・・ メイン集団は総合争いをしているレベッリン、ノチェンティーニがそれぞれ所属しているゲロルシュタイナー、アージェードゥーゼルの関係が注目されましたが、ゲロルシュタイナーはロテレリーの逃げを放置。よってアージェードゥーゼルの選手が集団をコントロールします。 トゥルビ峠を下ったロテレリーは、さぁこれから最後のエズ峠に向けて・・・と思われたものの、コース短縮であっさりとエズ峠に突入(笑) あれっ、と栗村さんも一瞬呆気に取られたような感じになっていましたが、気がつけばエズ峠、という状態。それもあってロテレリーは早めにアタックしたのでしょうね。 後ろの集団からはクネゴが追おうとするそぶりを見せるも上手くいかず、そうこうしている間にベニテス(サウニエルドゥヴァル)が一気に差を詰めていきます。メイン集団からもアタックしようとする選手が続出しますが、そこはさすがにレベッリンもケアー。 さてエズ峠の頂上付近でロテレリーとベニテスの差がつまり、ロテレリーは下りに入ったところでベニテスを待ちます。そしてメイン集団では、まるでゴールスプリントのような勢いでポポヴィッチ(サイレンスロット)がアタック!レベッリンも素早くカバーします。頂上が近くあまり可能性の無いアタックではありましたが、緊張感がある場面でしたね。 下りに入ったもののベニテスとロテレリーはどうも上手く回れず、後ろの集団が差を詰めてきます。さらに集団からはL.L.サンチェス(ケースデパーニュ)がアタックし、下りながら一気に前の集団に追いつきます。それを待っていたチームメイトのロサーダが一気にペースを上げ、遂にベニテスとロテレリーを吸収。 そして遂に下りが終わり、ニースの町に入ろうかというところで、サンチェスがアタック。ベニテスがすかさず反応しますが、サンチェスはモトGPのライダー並にバイクを傾けて右コーナーを高速で回り、後ろに着かせず! いよいよニースの町に入り、メイン集団も追走集団に追いつき、サンチェスに迫ります。対するサンチェスももはや踏むのみ。ラスト1kmを切り、後ろからモンフォール(コフィディス)とガラーテ(クイックステップ)が突っ込んできます。完全に勢いはこの2人で、サンチェスとの差はみるみると詰まりますが、しかしサンチェスも最後の踏ん張りで逃げ切った! 下りでアタックしたサンチェスが優勝!! そしてメイン集団でゴールしたレベッリンが悲願の総合制覇!! いやー、あのサンチェスのコーナーリングはすごかったですねぇ。同じサンチェス、エウスカルテルのサムエル・サンチェスがダウンヒラーとしてはすごい走りを見せるわけですが、このルイス・レオン・サンチェスもダウンヒルは得意ですね。というか、下りのアタックで集団をぶっちぎるなんて荒業、そうそうできるものではありません。 あのコーナーリングは、パリ~ニースの名場面に確実に入りましたね(笑) 栗村さんも仰っていましたが、実際に自転車に乗る人間からしても、あのコーナーリングはありえないもの。いやぁ、まさに世界トップクラスの技を見せてもらいました。 そしてレベッリンが総合優勝ですよ!ノチェンティーニが結局最後まで動かなかったというのは不可解ですが、とにかくここ数年来の残念な結果を、遂にレベッリンが払拭しました。この人は今年もまだまだ健在ですね。クラシックレースでも期待大でしょう。 今大会は若手の活躍も目立ちました。まぁサンチェスは昨年も総合で表彰台に乗っていましたが、ロテレリーとゲーシンクはこの大会で世界にその名をとどろかせましたね。いずれもツールなんかでは山岳賞、そしていずれは総合争いにも絡んできそうな面白い選手です。ロテレリーの積極的な走りは勿論、リーチの長いゲーシンクの姿も、印象的でした。 さぁ、ティレーノ~アドリアティコも行われているわけですが、いよいよこれから春のクラシックレースが始まりますね。とりあえずまずは無事にレースが行われると良いのですが(苦笑) 何にせよ、楽しみですね。パリ~ニースも素晴らしい内容となりましたし、最後の数日で太陽が拝めて良かったです。あのカンヌ、ニースの町並みを走る選手を見ると、今年もいよいよ・・・・という気になってまいりました。 という事で、今シーズンはよりきっちりとサイクルレースについても書いていくつもりですので、今後ともお付き合いください。もっとも、スポナビでここまで書いているのは私くらいなんですけど(笑)
posted by Alan Hetarade |20:14 |
サイクルロードレース |
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この記事に対するコメント一覧
レベッリン悲願の総合優勝! 【パリ~ニース第7ステージ】
初めまして。
サイクルロードレースを去年から見始めた初心者ですが、
今回のパリ~ニースは毎ステージいろいろな動きがあって面白かったですね!
今回活躍した選手がツールで活躍するか、楽しみに待ちたいと思います。
それにしてもL.L.サンチェスのあのコーナリングは、素人の僕が見ても鳥肌モノでした。
ロードバイクに乗りたくなっちゃいました。
ドシロウトなのにwww
posted by シゲ | 2008-03-17 21:57
レベッリン悲願の総合優勝! 【パリ~ニース第7ステージ】
私もプレミアリーグとサイクルロードレースが大好きな19歳です。
特にサイクルロードレースはなかなか情報を得られないため、非常にありがたくブログを拝見しています。
これからもブログの更新頑張って下さい!
posted by JSV | 2008-03-17 22:05
レベッリン悲願の総合優勝! 【パリ~ニース第7ステージ】
今回のパリ~ニースはロテレリーやゲーシンクといった若手の活躍が目立ちましたが、総合優勝したレベッリンをはじめとしたベテラン勢の頑張りにも目を惹きました。
内容の濃いいい大会だったと思います。
さて、最終日のステージですが、すでに山岳賞を確定させているロテレリーの積極的な走りには共感を覚えましたね。彼がスキル・シマノを「目立たせた」といっても過言ではないでしょう。
是非ツールでも見たい選手でありチームですね(フミが所属していることもありますが)。
それにしても、最後の下りでのルイス・レオン・サンチェスのアタックとそのあとの「高速コーナリング」は「ありえない」くらい「スゲー」走りでしたね。「アレ」はまさに「永久保存モノ」ですね。
ゴール直前、後続に追いつかれそうですが何とか逃げ切っての勝利にはあまりのことにしばし思考が止まりました。
やっぱりサイクルロードレースって、本当にいいものですね。
次のミラノ~サンレモから始まる春のクラシックレースも楽しみです。
posted by M.Y.Prez. | 2008-03-17 23:45
レベッリン悲願の総合優勝! 【パリ~ニース第7ステージ】
皆様コメントありがとうございます。
>シゲさん
私もちょうど昨年から見始めたばかりなんです(笑) 今回のパリ~ニース、面白かったですよね。ステージ毎に、それぞれ見るべきところがあったと思います。
サンチェスのコーナーリングはヤバかったですね。もはや“ライダー”と呼びたくなりますよ。
因みに私はキャノンデールのロードレーサーを買ってしまいました。まだまだ乗りこなせているとは言い難いですし、色々と手入れ等も難しいですが、いざ乗ってみるとやっぱり楽しいもんですよ。
>JSVさん
おお、ほぼ同世代、好みも似通ってますね。宜しければぜひご贔屓にしてやってください。
サイクルロードレースって日本じゃまだまだメジャーなスポーツとは言い難いですが、ヨーロッパの人々が熱狂するだけのことはある、面白いスポーツですよね。時間の流れ方とかが他のスポーツにはない緊張感があって、良いと思います。
基本的にフットボールのブログというイメージを皆さん持っていそうですが、個人的にはそういうわけでもないというつもりで運営していますので、これからも色んなスポーツを観ていきたいと思っています。
>M.Y.Prez.さん
ベテランではジュリックの走りも目立ちましたね。仰るとおり、若手もベテランもよく頑張っていた、見所の多い大会でしたね。
日本人としては、スキルシマノには「頑張れfumy」という思いが強くなってしまいますが、今回ロテレリーは非常に目立ちましたからね。ツールの出場がどうなるかは分かりませんが、これでスキルシマノにロテレリーあり、という事を世界に示しましたし、ASOへの大いなるアピールにもなったでしょうね。
サンチェスは下りでのアタックも勿論、最後の“追いつかれるか、逃げ切るか”の攻防も見応えがありました。若い選手ですが本当に可能性を感じさせてくれます。
今年は面白いレースが多くなりそうですね。クラシックシーズンも期待大です。ミラノ~サンレモは翌日更新になってしまいそうですが(汗)
posted by Alan Hetarade | 2008-03-18 23:12


