2008年03月15日

アグレッシブなBMW 【オーストラリアGP予選】

新人ドライバーは苦戦
TC、OCが禁止された事により、タイヤのウォーミングアップにも気を使うことが要求され、またミスをする可能性が高くなったことから、一発をあわせるのが難しくなった予選。今回初めてF1のクオリファイに臨んだ新人ドライバーの中では、グロックがトップ10入りを果たしたものの、中嶋は14位、ブルデーは18位、ピケに至っては21位という、いずれもチームメイトから大きく遅れてしまう結果に終わった。

ただ中嶋に関しては、FP3で予選を想定したフライングラップの途中でスピンしてしまい、プログラムを消化できなかったことを考えると、本人のコメントにもあるとおりQ2に進出したことで、最低限の目標は達したとも言える。ロングランのペースメイクには定評があるだけに、明日は是非とも巻き返したいところ。

背後からマッサ、ウェーバーという速いドライバーが追いかけてくるが、物怖じせずに立ち向かって欲しいところ。辛抱強く走っていればミスをするドライバーも上位で必ず出てくるだろうだけに、まずはノーミスでスティントをまとめる事が要求される。


僅かなミスが命取り
中位グループが大混戦になるといわれていたが、実際そのとおりとなった。例えばフィジケラはコンマ3秒差でQ2進出を逃したが、本人が語るとおりイエローフラッグによる影響がなければ、或いは届いていたかもしれない。アロンソはデフにトラブルを抱えていたとの事だが、そのせいで、僅かなところでQ3進出を逃した。

このように、混戦となっている現状では、些細なことで差が出てくる状態だ。ホンダがヘレステストの結果がフロックでないことを証明し、この中位グループに加わったため、5位あたりからそれこそ20位前後までは、どうにでもひっくり返りかねない状況にある。

レースペースでどのような差が出るかはやってみないと分からないが、どちらにせよドライバーがミスをしやすくなったこともあり、これまでより接近戦となり、そしてミスをすると一気に順位を下げかねない状況になったと言える。明日の決勝では、熱いバトルが期待できる。


“予想以上”のBMW
冬場から評判が良かったのはウィリアムズのロズベルグやトヨタのトゥルーリ、そしてこのアルバートパークではレッドブル勢が非常に速さを見せていた。そんな中で、BMWに関しては昨年ほどの速さは無いのではないかとの見方が一般的だったが、この予選では見事な競争力を見せた。ここら辺は、やはり昨シーズン上位争いをしたことから得ている自信も、影響しただろう。またテストでどうこう言いつつもやはり本番のレースになってみないと分からない要素も多々あるということを、見せ付けられた形だ。

昨年もハイドフェルドがファーストスティントを短めにする作戦に打って出て、見事に成功。そこから快進撃が始まったわけだが、今回もクビカとハイドフェルドで作戦を分けてきた事は明白。明日はどのような結果になるか楽しみだが、ひとまず中位グループの中で今年も先頭の方を走ることは、間違いなくなったと見て良い。

最後に、時間が改定された予選について。Q2がよりコンペティティブになったこともあり、Q3でソフトタイヤを使えなくなるチームも出てきた。となると、あまりラップを走らなかったり、或いはハードタイヤでQ3を走ることを前提に燃料を積むチームも出てくることが、今回分かった。Q3ではこれまで以上に様々なオプションが採られる可能性もあり、予選がより面白い、進化したものになったという印象を持った。バーンオフのラップがなくなったことも、当然ながら緊張感を生んでいる。

posted by Alan Hetarade |22:26 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)
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