2008年03月11日

ステーグマンス、力強い勝利 【パリ~ニース第1ステージ】

プロローグは見られませんでしたが、とりあえず今日からは見られます。いよいよ今年もサイクルロードレースのシーズンが始まりました。懸念すべき材料があまりにも多すぎるわけですが、とにかく選手はレースを走ると言う事で・・・・

正直、観るモチベーションがけっこう落ちていたのですが、こうして観てみるとやっぱり面白い(笑) こんだけ面白いだけに、とにかく一連の混乱は残念でなりません。まぁ気を取り直して、ひとまずレースについて語る事にしましょう。詳しい展開はCTさんをご参照あれ、と。


“太陽のレース”と言われるパリ~ニースですが、今回はどうにも天候が優れず、第1ステージはレース全体の約半分の距離がカットされ、残りの93.5kmを争う事となりました。

放送が始まったときにはすでに山岳ポイントは終えており、暫く状況が確認し辛かったのですが、アイゼル(ハイロード)とミルラムのベリトス、テルプストラの3人が逃げていました。激しい雨が打ち付け、選手は大きな雨具を着ています。ペースも見るからに遅かったですね。

で、そうこうしていると、集団で落車が発生。あろう事か、総合優勝争いの筆頭と見られていたエヴァンス(サイレンスロット)が巻き込まれてしまった!ロット勢はアシストを5人ほど戻し、何とかエヴァンスをメイン集団に復帰させます。ロットのこういうシーンと言うとやはり昨年のツールでの、マキュアン快調を思い出しますねぇ。

あの時はまさかのステージ優勝でしたが、それ以降会長はサッパリで、結局山に入ったところでタイムオーバーになって早々にツールを後にしてしまいました。とはいえ一応そのステージでは優勝したわけですが、似たようなシチュエーションになったヴィノクロフはアシストを使い果たしても集団に戻れず、そこから波乱万丈のツールを送ったわけですよね。あぁヴィノ、本当に引退はないだろ・・・・・


・・・・などと感傷に浸っていると、前の方でクイックステップやリクイガスの選手が積極的にペースを上げ、強烈な横風を受けたこともあって集団が散り散りになり始めます。ツアー・オブ・カタールでも風の影響をモロに受けて総合争いが左右されたようですが、今年はなんかこういうシーンが多くなりそうですねぇ。

この仕掛けによってエヴァンスが遅れてしまいますが、一方でリーダージャージを着たフースホフト(クレディアグリコル)はキッチリとメイン集団に残りました。放送上も、彼がメイン集団にいたことは大いに役立ったはずです(笑) クイックステップのガラーテやトザットあたりが積極的にレースを動かしますが、エース格と見られるステーグマンス(クイックステップ)やフースホフトなども含め、殆どの選手が先頭交代に加わり、集団が一体感を見せます。

さてそうこうしている間に先頭との差もどんどん詰まり、残り15kmを切ったあたりで先頭を吸収。しかしアイゼルはここで先頭集団に入り込み、その後驚異的な粘りを見せて最終的にステージ8位に入ります。ここら辺、昨年のパリ~トゥールでジルベールとポッツァートがスプリントに参加したシーンを思い出しましたね。こういう執念深い選手ってなんか憎めません(笑)


ここいらでようやく晴れ間が見えてきて、後方からジルベール(フランセーズデジュー)やシュレク(CSC)らが追いついてきます。そして残り10kmを切ってまずはシュレル(フランセーズデジュー)が仕掛け、集団は活発化。

その後ピノー(ブイグテレコム)が仕掛けた際に、なんとステーグマンスがマークに出てきます。このときは一瞬「え?」と混乱したのですが・・・・

そして右に曲がるところで、落車が発生!数人が巻き込まれ、有力選手の1人であるミラー(スリップストリーム)もあおりを食って落車。しかし素早く立ち上がり、すかさず集団につきました。ちょうどスピードが出ていないカーブでの落車だったので素早く立て直せましたが、良かったですね。


さて残り1kmというところで、シルヴァン・シャヴァネル(コフィディス)がアタック。そして残り800mの登りに入ろうかというところでシュレルがそれを捕らえ、一気に各選手がスパート!

と、ここでトップに躍り出たのはステーグマンス。大きい身体ながら登りを苦にせず、ぐいぐいと後ろとの差を広げていきます。集団は残り300mを切ったあたりから、ピノー、ジルベール、フースホフトらが懸命に前を追いますが、ステーグマンスの勢いは衰えず、逆にさらに差を広げた!

強い!ステーグマンス勝利!!


いやぁ、昨年ツールで勝ったときもそうでしたが、登り基調のスプリントでステーグマンスは強さを見せますね。大柄なので一見上りは苦手そうに見えるのですが、そういう点では得意とするコンディションは、ボーネンというよりむしろベッティーニの方に近いのかも。

ツールではボーネンをアシストするはずがそのまま逃げ切ってしまい、後にボーネンと口論になったりしていましたが、こんだけの実力があれば、そりゃあ本人も俺がエースだという気になりますわな(苦笑) いや実際、この選手をアシストにするというのはあまりに贅沢すぎますし、本人の心境も理解できますよ。ただ今年のツールあたりでそれをやっちゃうと本格的にボーネンとの仲がヤバイ事になりそうなんで、どうなりますかねぇ・・・・・

総合争いという点では、フースホフトが着実に3位に入り、リーダージャージを確保。出来れば勝ちたかったところでしょうが、最低限の目標は達したのではないでしょうか。またレベッリン(ゲロルシュタイナー)が9位に入り、ルイス・レオン・サンチェス(ケースデパーニュ)も総合でトップ10に入るなど、有力選手もリザルトに入ってきました。シューマッハー(ゲロルシュタイナー)とエヴァンスは遅れてしまいましたが、シュレク、ジルベール辺りは先頭集団で入りましたからね。あとは、クネゴなんかはどの辺でゴールしたのでしょうか・・・・

そして我らがfumyは、3分強遅れたグルッペットでゴール。まぁあれくらいの位置で入れたのならば、まずまずと言えるのではないでしょうか。体調が悪いということで今日のようなコンディションでは苦しい部分もあったでしょうが、走り自体は悪くなさそうなので、どこかのステージで見せ場を作ってくれることでしょう。

posted by Alan Hetarade |02:12 | サイクルロードレース | コメント(2) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/s_co_log/tb_ping/396
この記事に対するコメント一覧
ステーグマンス、力強い勝利 【パリ~ニース第1ステージ】

いよいよサイクルロードレースも本格的な開幕ですね。
もっとも、オフの一連の「ゴタゴタ」には私も怒りを通り越して呆れ、そしてゲンナリしています。

しかしながら、ライヴでレースを見始めるとやっぱり面白いと感じてしまうのは完全に性分ですね(笑)。

昨日は天候がものすごく悪かったですねぇ~。
しかも画面を通してでも寒く風も強そうでしたからこれでは距離の短縮もやむをえないのかな?と思いました。

落車が多かったですが、クイックステップを中心とした「仕掛け」やゴール前のステーグマンスは見ごたえがありました。
それにしても・・・いくら距離が短くなったとはいえステーグマンス、ものすごい余裕・・・。

posted by M.Y.Prez. | 2008-03-11 23:15

ステーグマンス、力強い勝利 【パリ~ニース第1ステージ】

コメントありがとうございました。

>M.Y.Prez.さん
見るとやっぱり面白いんですよねぇ(笑) 本当にこれだけ競技として楽しめるだけに、なおさら一連のゴタゴタが残念でなりません。まぁプロツアーのチームが結託してASOと組むというのなら、それはそれでアリだとは思います。
毎日この状況でレースをしなければならない選手たちは大変ですよね。皆よくやるなぁと感心します。
ステーグマンス、強いですねぇ。第2ステージも取りましたし。このフースホフトとステーグマンスの調子の良さは、ツールでも色々と何かを起こしてくれそうな期待を抱かせます。

posted by Alan Hetarade | 2008-03-12 19:59

コメントする