2008年03月02日
自転車レース界よ、もういい加減にしてくれ
CTさんのニュースを見て愕然としました。 ディ・ルーカがドーピング違反? UCIとASOが対立してアスタナが省かれる? いい加減にしてくださいよ!!! もうね、私もかれこれサッカーやらF1やら色んなスポーツを観てますし、それぞれのスポーツの悪い面もよく知っているつもりですけど、このサイクルロードレースが一番酷い!これは間違いないでしょう。これほど人気があって、これほど内情が荒れているスポーツはありません。他の追随を許さない状況です。 まずディ・ルーカの件についてですが、これに関してはツールのラスムッセンの件のときもそうだったんですけど、なんで今さら出て来るんだ、と。ドーピングの検査にどんだけ時間かけてるんですか。ジロは昨年の5月だから、もう9ヶ月は経ってるんですよ。ドーピング検査ってそんなに時間かかるんですか?ツール・ド・フランスでヴィノクロフは2,3日で失格になりましたよ?何百倍の差があるんですか??? 昨年もディ・ルーカについて完全に黒とは言い切れない状況なのにやっつけ気味に処分を下した上、今度はこの仕打ちですか。これじゃあんまりだよ!もしディ・ルーカが本当にドーピングをしていたらそれはそれで問題ですが、しかしなんでこのタイミングで?これだけ時間が経った中でディ・ルーカがやってると言うんなら、他の選手もやってるんじゃないの? 結局ドーピング検査って何のためにやってるんですかね?誰が管理してるんですかね?あれだけアンチドーピングを唱える主催者がこれじゃ、誰もついてきませんよ! その次はASOとUCIの対立ということになりますが、これに関してはもう明白な問題として、今の自転車レース界が統一された管理機構を持たない事。これに尽きると思います。 サッカーは一応、国際的な機構としてFIFAが存在し、その下に各地域ごとにAFCやUEFA、そしてさらにその下に各国協会が存在する、というように、ピラミッド型の統治体制が出来上がっています。まぁ形だけかもしれませんが、少なくとも形はある。 F1にしたってFIAが管理していますし、チームの代表なんかも意見は出しますが、レースのルールについてはスポーティング・レギュレーションで、そして権利等に関してはコンコルド協定で、きちんと取り決めがなされています。決める際には毎度のように揉めますが、少なくとも各チームがこれに従うという形で、ハッキリと示されています。レースの開催には主催者もいますが、そもそもがFIAがその主催者を選定するわけで、運営にさしたる問題は起きていません。 ですが、自転車の方は本来元締めとなるべきUCIにリーダーシップが無く、ASOを始めとした各主催者との権限の境界が非常に曖昧なものになっている。これが最大の問題で、だからこそ互いに権益の取り合いとなり、結局のところチーム、選手が板ばさみにあって弾き出される。これだけ統治機構の体制がなってないスポーツって、他にありますか?以前日本ではテコンドーの協会が分裂して大問題になった事がありましたが、自転車もまさしくそれと同じ状態で、ハッキリ言って今現在、まともに競技が行われる状態にあるとは言えません。 これに関しては自転車のレースが、世界規模でのレースと地域ごとのレースの境界が曖昧だという特殊な事情もありますが、しかしそれにしても、これは何なんだ、と。 あのね、F1も金にまみれたそれはそれは汚い世界で、一時はシリーズ分裂かとも言われるような時期もありましたが、あの世界が何とかレースをまともに開催できる状態を保っていられるかというと、ハッキリ言って頭の良い連中が集まっているからなんですよ。FIAのバーニー・エクレストンやマックス・モズレーにしろ、チーム代表のロン・デニスやフランク・ウィリアムスにしろ、それぞれの道ではトップクラスの頭脳の人間の集まりで、何やかんや言いつつ最終的には落としどころを見出せる。 ところが自転車のレースと来たら、結局その落としどころを見出すようなこともなく、ただいたずらに互いの主張を述べまくった挙句、運営側が自らの都合でレースの根幹に関わる部分まで選手をコントロールしようとする。“疑惑の判定”というものはどんなスポーツにもありますが、ここまで透明性が無く、傍から見てバカだなぁと思うことをやってるのは自転車しかありません。 もうこれは、UCIにしろASOにしろ、色んな意味で頭の悪い人間が管理してるとしか思えない。或いは、自転車のレース自体には興味が無く、ひたすら権利権益関係とビジネスだけで動いている、と。そうじゃないと、ここまでの惨状は説明が付きませんよ。 自転車レースを愛するが故に、この件は残念至極どころではありません。強力なリーダーシップを取れる人もいるとは思えませんし、どちらにせよこれは競技の体制自体が崩壊しかねない自体と言って良いでしょう。ここでどうにかしないと取り返しのつかない事になる可能性があります。一競技の瓦解する瞬間というのを目の当たりにすることも一生のうちにあるか無いかだとは思いますが、今のサイクルロードレース界は、このままだと本当に競技体制がぐちゃぐちゃになってスポーツとしての価値を著しく損ないかねない状況にあると言えることは、間違いないでしょう。
posted by Alan Hetarade |03:26 |
サイクルロードレース |
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