2007年03月25日
要所で働いたクラニー
Czech Republic 1-2 Germany Starting Lineup クローゼもゴメスも居ないドイツは、ポドルスキーとクラニーという2トップ。レフトバックにはヤンセン、ライトバックにはラームが入った。ホームのチェコはほぼベストメンバーと言ってよく、バロシュとコラーという2トップをロシツキーがサポートする形である。両者、4-4-2だ。 First Half いきなり開始1分と経たないうちにシュヴァインシュタイガーがシュート。チェコも3分にバロシュがまず一撃を放つなど、序盤から両チームが積極的に仕掛けていく。 徐々に試合のペースを握ったのはドイツ。20分には角度のほぼ無いところからシュヴァインシュタイガーがシュートを放つが、ツェフががっちりキャッチ。直後にはポドルスキーが強烈なブレ球のミドルシュートを放ったものの、これもツェフが横っ飛びではじき出す。そのCKからバラックがヘディングで狙ったものの、これは入らず。さらに41分、シュヴァインシュタイガーとのパス交換でポドルスキーがボックス左で完全に抜け出したのだが、トラップが少しだけ大きくなってしまい、出てきたツェフに防がれてしまう。 だがそのCKから最初の得点が生まれた。フリンクスが蹴ったボールを、やや戻りながらクラニーがヘッドで叩いた。このシュートが、ツェフの側から見ると完全にポドルスキーの影に入ってしまう。ポドルスキーはボールをバックヘッドで流そうとしたのだが触れず、反応が遅れたツェフも懸命に手を伸ばしたものの間に合わず、結局クラニーのシュートがそのままゴールへ転がり、ドイツが先制した。
Second Half チェコのブリュックナー監督は、後半開始時にシオンコに替えてプラシルを投入。そのおかげかどうかは不明だが、試合は完全にチェコがボールを支配する。ドイツの両サイドを崩し、59分にはヤンクロフスキーが上げた絶妙なクロスボールを、中でバロシュがヘディング。決定的な場面だったが、ボールは僅かにゴール右上を通過していった。しかしドイツもカウンターを狙い、ポドルスキーが完全に抜け出したのだが、シュートを打っていい場面で逆サイドのシュヴァインシュタイガーにパスを出してしまい、このチャンスは無駄になってしまった。 しかし直後の62分、またもカウンターのような形でドイツが攻めあがる。このシーンはやや時間がかかったのだが、一旦戻されたボールを右サイドでラームが拾い、クロスを上げる。これに中でクラニーが頭で完璧に合わせた。ツェフも防ぎようが無く、ドイツに2点目が入った。この後クラニーはハットトリックを狙って強烈なシュートを放ったものの、ツェフの正面であったためにセーブされた。 攻めるしかなくなったチェコは、ガラセクに替えてクリッチを投入。しかし守りを固めたドイツをなかなか崩せず、ロシツキーがパスコースを見出せずにボールを出せなくなる場面や、バロシュが他の選手が呼んでいるにも関わらずドリブル突破をしかけていくなど、やや歯車がかみ合わなくなってくる。 だがシュートとは打ってみるものだ。76分、ポラクがミドルシュートを放つ。これがバロシュの足元に来たのだが、バロシュは右足でこれに触り、シュートのコースを変えた。これが成功し、レーマンは完全に逆を突かれ、ボールはそのままゴールに転がり、チェコが1点を返した。 ここから一気に攻勢に出たかったチェコだが、コラーがメルテザッカーとメツェルダーのマークにあって潰されてしまう。最後はレーマンが時間稼ぎ目当てとはっきり分かる抗議を露骨に行い、即座に累積2枚目となるイエローカードを提示されるというお馴染みの場面もありつつ、そのまま試合は終わった。 Summation 前半の途中までクラニーはまったく良くなかった。いい形でパスをもらうのは殆どポドルスキーの方だった。しかし結果的にクラニーは勝負強さを見せて2点を挙げたのに対し、ポドルスキーはチャンスでことごとくツェフに阻まれたり、自ら得点機をフイにする場面もあってノーゴールに終わった。数少ないチャンスを確実にものにする辺りが、クラニーの老獪さというべきか。得点の決め方といい今日は彼の良さが存分に発揮された試合であり、“生き残り”をかける上でも強烈なアピールとなった。 一方のチェコにとっては悔しい試合だった。しかし試合開始から積極的に仕掛けていたのはドイツであり、その勢いの前に飲み込まれてしまったという印象がある。またコラーにいい形でなかなかボールが収まらなかったのが痛かった。良い選手が揃っているのだが、スピードのある選手が前線にいないのが、今日のドイツのように高さがあるチームを相手にした時に苦しくなってしまう要因ではないかと感じた。
posted by s_co_log |15:09 |
欧州サッカー全般 |
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Re:要所で働いたクラニー
携帯からのコメントが出来ないのでフルブラウザのアプリからお邪魔します。
無料版のため使えない時間帯があるので変な時に出没です!?
チェコ好きからしてみるとかなり悔しいですね。
こういった試合になるとネドヴェドがいたらなぁ、とかいまだに思っちゃいますし(笑)。
最近、ドイツは次々とFWにいい選手が出てきてますが、こういった場面で仕事を出来るクラニィがいるねが憎いわあ(笑)。
posted by がちゃ | 2007-03-25 18:13
Re:要所で働いたクラニー
初めてお邪魔します。
グループリーグ最大の難敵チェコを敵地で破ったことで本大会出場に大きく前進したと思います。ドイツは06年W杯と比べてFWの層が厚くなったように思えます。レーブ監督の采配もRSBにラーム、LSBにヤンセンと以前に用いたことのある布陣で、怪我人による離脱のダメージを最小限に抑えたという点は素晴らしかったと思います。
ただまだ他の強豪国と比べるとCBは見劣りします。メルテザッカーとメツェルダーのさらなる成長と、彼らに続く選手の成長が優勝の鍵を握っていると思いました。
posted by 学生 | 2007-03-25 19:01
Re:要所で働いたクラニー
コメントありがとうございます。
>がちゃさん
わざわざありがとうございます。スポナビも携帯用のテンプレを作ってくれると良いのですが・・・・たぶん無理でしょう(笑)
チェコも悪い試合ではなかったのですが、今一つインパクトが無かったですね。コラーもそろそろ歳ですし、若い選手が欲しいところです。今日はコラーよりクラニーの方が力強く見えました。
>学生さん
ドイツはワールドカップ前にあれだけ心配されていたのが不思議なくらい、ワールドカップ以降は安定していますね。実際、チームとしてよくまとまって、バランスが取れている気がします。昨日は出ていませんでしたが、カストロとかキースリンクとか若手も出てきていますし・・・・
あとはやっぱり、CBの層ですよね。そこさえしっかり出来れば、かなり良いところまでいけると思います。
posted by Alan Hetarade | 2007-03-25 23:05


