2007年03月20日
06~07 FAカップ 準々決勝(リプレー)レビュー
Manchester United 1-0 Middlesbrough Starting Lineup 怪我人が増えてきたユナイテッドはギッグスをセンターハーフに回し、左サイドにはリチャードソンを入れた。ルーニーのパートナーはボルトン戦でアシストを記録したスミス。対するボロは温存させていた主力を一気に投入し、ベストメンバーで臨んだ。 First Half 月曜日という事で、さすがにオールド・トラッフォードにも空席が見える。しかしそんな事はお構いなしに、ゲームはユナイテッドが支配する。まずは8分、ミドルスブラのCKからボールを奪って得意の速攻を仕掛け、最後はロナウドがミドルシュート。これは右へ外れていった。またキャリックがスルーパスを出して左サイドでスミスが抜け出し、ディフェンダーの間を抜く面白いグラウンダーのクロスを返したのだが、アンドリュー・テイラーが何とかクリアーした。 16分、ミドルスブラがチャンスを迎える。右サイドからシャヴィエルがクロスを上げたのだが、これがユナイテッドの選手に当たってコースが変わり、ファーサイドで待っていたヴィドゥカの足元に転がってきた。ヴィドゥカは右足でシュートを放つ。コースは狭いながらもあったのだが、このシュートはポストの左へ外れてしまう。 するとユナイテッドも決定的なチャンスを得る。今度はギッグスがスルーパスを出し、ルーニーが抜け出した。ルーニーは完全にシュウォーツァーと1対1となり、出てきた彼をドリブルでこれをかわそうとボールを左に出した。しかしシュウォーツァーはこれを読んでおり、滑り込んでルーニーの足元にあったボールを押さえ、事なきを得た。
Second Half 後半に入り、当初はシャヴィエルが右サイドからいいボールを入れるなどしてミドルスブラもチャンスを得たものの、時間が経つにつれて完全に試合はユナイテッドの流れとなる。 60分にはロナウドが右サイドを抜け出した。シュウォーツァーが対応に出てきたものの、ロナウドはそれを振り切り、角度が殆どない所からシュートを放ったが、これはポストに嫌われた。68分、ルーニーが強烈なミドルシュートを放ったものの、これはシュウォーツァーが弾き返す。 その直後、またもルーニーが決定的な場面を得る。ロナウドのスルーパスに完全に抜け出し、前半の時とまったく同じようにシュウォーツァーと1対1となる。先ほどドリブルでかわそうとして失敗したためか、ルーニーは今度はグラウンダーのシュートを放ったのだが、これをシュウォーツァーが素晴らしい反応で右足に当ててコースを変え、ボールは外れていった。またもルーニーは決定機で決めることが出来なかった。 しかし遂に75分、ロングパスを胸で受けたロナウドが左サイドから完全に抜け出し、一気にボックス内にドリブルで攻めあがる。対応にいったのはウッドゲートだったが完全に遅れていた。ロナウドはゴールライン近くまで攻めあがったのだが、そこでウッドゲートが足を出し、ロナウドは倒れる。判定はPK。どう見てもロナウドの倒れ方は大げさなのだが、ウッドゲートの足が明らかにボールに届いていなかったのも事実だった。このPKをフェイクも入れつつロナウドが冷静に決め、虎の子の1点がユナイテッドに入る。 終了間際になるとミドルスブラの一部の選手が完全に苛立ち、ボアテング、交代で入ったロシェンバックが相次いでイエローカードをもらう。終いにはこれも交代出場していたモリソンがライン際で派手にロナウドを蹴り飛ばし、一発退場。ロナウド自身はモリソンのタックルを誘っていた節もあり、軽々と受身を取って無事だったのだが、ルーニーがこのラフプレーに激怒。シャヴィエルらが止めに入って事なきを得たものの、モリソンの首根っこを掴むなどしており、既にイエローカードをもらっていた彼にとっては危ない場面だった。やや後味の悪さを残しつつも、試合はそのまま終了した。 Summation 今日のユナイテッドは、前半からやや“抑えていた”印象があった。さすがにこれだけ試合が立て込めば、毎試合ブンブンと飛ばしていくことは不可能である。しかしそんな中でもボールを支配し、チャンスを幾度と無く作り出し、苦しみながらも最終的に勝ったというのは、やはり底力と言うべきか。 この試合ではリチャードソンとスミスが先発した。リチャードソンはまたもあまり目立つことなく、パク・チソンと交代になってしまった。スミスも無難なプレーはしていたものの、やはりラーションと比べると、どうしても劣ってしまう印象はある。ただスミスの方が可能性を感じさせるのは事実で、試合勘を取り戻した後に活躍できるかどうかだ。彼にとって本当の勝負は、これからである。 Tottenham Hotspur 1-2 Chelsea 前半はスコアレスで折り返したものの、55分、61分と立て続けにシェフチェンコ、ライト・フィリップスがゴールを奪った。トッテナムはベルバトフがPKを得てキーンが1点を返したものの、それまでだった。 これでチェルシーはブラックバーンと、マンチェスター・ユナイテッドはワトフォードと準決勝で戦う事となった。こう言っては何だがこれでユナイテッドの決勝進出はほぼ決定したようなもので、チェルシーとブラックバーンの試合が注目される。
posted by s_co_log |15:53 |
FAプレミアリーグ |
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