2009年06月22日
Egypt 0-3 United States of America
【A:21.Charlie Davies, 63.Michael Bradley, 71.Clint Dempsey】
例によって今朝はブラジルvsイタリアではなくこちらの試合を見ていましたが・・・・・ いやはや、凄い結果になったものです。
アメリカの方はこれまで2戦はアルティドアの2トップでしたが、この試合ではハンマルビー所属のデイヴィスを起用し、アルティドアと2トップを組ませることに。そしてこれまでトップ下に入っていたドノヴァンが左サイドに出て、デンプシーが右に。サスペンションからの復帰となるクラークがCHに入りました。
対するエジプトの方もジダンが負傷で使えないという事で、アブデルガニとエイドの2トップに。
という事で、お互い思惑は多少違えどこれまでの1トップから2トップの布陣に移行してきたのですが、その明暗がくっきり分かれるゲームの展開となりました。
エジプトは3分にロングボールをエイドが頭で落としてアブデルガニがシュートを放ちますが、これ以降まったくと言っていいほどチャンスを作れず、早くもここからアメリカが一方的にチャンスシーンを作ることになります。
5分にはデンプシーの強烈なFKが壁に当たりながらもゴールを襲いますが、イタリア戦で大活躍したGKのエル・ハダリがキャッチ。さらに13分にはデンプシーのスルーパスからブラッドリーが完全に抜け出しますが、ここも間合いを詰めたエル・ハダリが防ぎます。エル・ハダリはこの辺りの飛び出しの判断が絶妙。
しかし21分、左サイドからのスローインをアルティドアがキープし、低いパスを中へ送ります。これはエル・ハダリの守備範囲・・・・だったはずなのですが、倒れこみながらキャッチしようとしたエル・ハダリと足でクリアーしに行ったファティが味方同士で交錯し、抑えきれず。混戦となったところをブラッドリーが押しこみ、ゴールに押し込みます。アメリカが先制。
このプレイでエル・ハダリが頭から出血し、その治療にやや時間がかかります。バンテージをぐるぐる巻きにしてプレイを続けたエル・ハダリでしたが、その直後のプレイでバンテージはスポッと頭から外れてピッチに落ちることに。
29分、ドノヴァンが左サイドから単独でドリブル突破して中央に切れ込んできますが、エル・ハダリがまたも間合いを詰めてセーブ。この拍子に、バンテージは脱げてしまいました。エジプトにも久々にチャンス、エイドからのパスを受けたアブ・トレイカが強烈なシュートを放ちますが、この日ゴールマウスを守ったグザンがキャッチ。39分にはアブド・ラボウのシュートがクロスバーに当たるなど、エジプトは運に恵まれません。
後半からエジプトはファラグを入れて状況の打開を図りますが、アメリカが主導権を握る展開は変わらず。51分にはアルティドアが決定的なシュートを放ちますが、ゴールライン上でハニ・サイードがブロック。アルティドアはハンドを主張しますが、一度腿に当たったボールが勢いそのままに右手に当たったということで、レフェリーは不可抗力と判断。
エジプトは56分にファティが負傷、アフメド・サイードとの交代を余儀なくされます。62分にはアブデルガニを下げてアブグレイシャを入れますが、直後の63分、この試合再三左サイドからドリブルで中に新入してきたドノヴァンがまたもその動きを見せラストパスを送ると、中央に走り込んだブラッドリーが合わせて2点目。
さらに71分、右サイドからスペクターが上げたハイクロスに対し、中で合わせたのがデンプシー。身体の強いゴマーとの勝負となりデンプシーは半ば身体を吹っ飛ばされるような状態になりますが、それでも空中でうまく上半身を捻って合わせる辺り、流石泥臭いプレイを得意とするデンプシー。このヘッドが左ポストをかすめながらゴールに吸い込まれ、遂に3点目。この時点で、アメリカが暫定でグループ2位に浮上。
1点取ればグループ2位となるエジプトはようやくボールをキープできるようになりますが、前線の行き詰まり感が著しく、アメリカのゴールに迫れず。ようやく89分、シャウキが左サイドから上げたクロスに対し上がっていたゴマーが決定的なヘディングシュートを放ちますが、ジャストミートせずボールは無情にもバーの上を通過。ゴマーは天を仰ぎます。
こうしてアメリカが、戦前誰もが予想していなかったであろう準決勝進出を果たしました。
ひとまず言えるのは、やはりエジプトはブラジル戦、イタリア戦と激戦を繰り広げた疲労が如実に表れていたという事でしょうか。明らかに過去2戦で見せた躍動感がありませんでした。対してアメリカはようやく11人でプレイできるという事で鬱憤を晴らした、といったところでしょうか。
やはり1つ大きかったのは、お互いの2トップの出来でしょう。アメリカはよく2トップがボールをキープし、アルティドアはゴールこそ無かったもののその点で特によく貢献していました。これが1点目の形。
CHについても、積極的にボックスに飛び出していくブラッドリー、中盤の底をしっかり締めるクラークといったように、各々の役割分担がハッキリしていて、チーム全体で統一した意思を持って戦えていました。
さらに左サイドで起用されたドノヴァンがビンゴでした。勿論これまでトップ下でも質の高いプレイを見せてきたのですが、今日はエジプトのRBファティが積極的にオーバーラップした裏のスペースを突き、何度もチャンスを作りました。そこから先のキープ力、シュート力については言うに及ばず・・・・ いやはや、本当に素晴らしい選手です。この中盤の2選手で取ったのが2点目。
そしてエジプトがまずかったのは、運動量が低下したことによってラインの押し上げがまったく出来なかったこと。前線は孤立、ラインは上げられないという事で完全に中盤がスカスカになり、そこでアメリカに良いようにポゼッションされていました。3点目のシーンでも、右サイドでスペクターがボールを拾った段階で完全にノープレッシャーでした。あれくらいフリーならスペクターもそれなりに狙ったクロスボールも上げられたでしょうし、それに中で合わせるデンプシーとしても、分かりやすいというもの。
・・・・という事で、アメリカの良かった点、エジプトの悪かった点がそれぞれの得点に凝縮されていた感がありましたので、このようなまとめをさせていただきました。ちゃんちゃん(笑)
posted by Alan Hetarade |19:51 |
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2009年06月21日
Iraq 0-0 New Zealand
ちょっと今週末は家でやらなければならない事がありまして、今日もJリーグを見に行こうかと思っていたのですが、雨も降っているしやめる事にしました。代わりに、と言っては何ですが、コンフェデはしっかり見ております。
さて今日は何といってもスペインvs南アフリカの試合が地上波放送されたので注目はそちらに集まったと思うのですが、ここは敢えてイラクvsニュージーランドを視聴。だって前者のゲームの方は言っちゃ何ですがどうせある程度結果が見えているわけだし、だったらイラクが準決勝に進出してもニュージーランドが勝ってもオイシイこちらのゲームを見よう・・・・となったわけです。
まぁ結果的に、見事に両チームとも敗退となってしまったのですが(苦笑)
因みにこのゲームのレフェリーは、ハワード・ウェブ。イングランドのレフェリーはレベルがどうこうと常々叩かれているわけで、まぁ実際そのとおりなんですが、やっぱり今イングランド人で一番というとこの人なのでしょうね。というか、他に思い当たらない・・・・
イラクの方のメンバーは分かりませんが、ニュージーランドは最終ラインを2か所テコ入れ。南アフリカ戦でチンチンにやられたRBのマリガン、さらに今大会を通じて絶不調だったCBのボーイェンスがサブとなり、代わりにRBにスコット、CBにシグムンドが入りました。
試合展開としてはイラクが前線からプレッシャーをかけ、それをかいくぐるようにしてニュージーランドが攻め手を探すという感じでスタート。10分にイラクはロングボールの落としから小気味よくボールを繋ぎ、最後はマフムードがペナルティアークからシュートを放ちますが、これはニュージーランドのGKモスがセーブ。イラクは右サイドからの攻撃が目立ちます。
しかしイラクの方はどうもピリッとしないというか、ここ2試合で見せていたという守備力が影をひそめ、ニュージーランドに押し込まれる展開。プレッシャーには行っているものの実際にボールを奪うまでの激しいものではなく、どこか後ろ髪を引かれているような感じでタックルに行けない。ボールの奪いどころをどこに設定したいのか分からず、ずるずると後退してしまい、ニュージーランドにチャンスを作られました。さらにビルドアップの局面で精度が悪く、ここでもニュージーランドに付け込まれることに。
ニュージーランドは左サイドのバートスが元気で、30分くらいになると再三彼のドリブル突破からチャンスを生み出します。イラクのディフェンス陣はバートスのキープ力の前に、まったく為す術なし。完全にゲームはニュージーランドのペースとなりますが、しかし如何せん最後の局面で・・・・
33分には右サイドからブラウンがアーリークロス気味のボールを放ると、中で完全にフリーになっていたキレンがヘディングシュート!も、GKのモハメド・カシドがセーブ。さらに44分には右からのCKに対し、後ろから走り込んだキレンが完全にフリーの状態で合わせることに成功しますが、ボールは上に大きく外れ、ニュージーランドに失望の色が広がります。
イラクは上述したとおりプレッシャーが中途半端で、攻撃の局面でも選手1人1人の距離が遠く、どうもその辺りに重大な問題がある模様。
後半に臨むにあたりイラクは選手交代をして、気合いを入れ直します。後半の開始直後にはまだまだ甘かったイラクのプレッシャーですが、時間をかけてこれを徹底すると徐々にニュージーランドにも疲労が表れ、今度はほぼ一方的にイラクが押す展開に。64分には決定機までは行かなかったものの、FKをきっかけに波状攻撃を仕掛け、完全にニュージーランドを押し込みます。
イラクは56分、67分にそれぞれエマド・モハメド、マフディ・カリームを下げてアブドゥル・ザフラ、サリフ・サディルを投入し早くもカードを切り終えます。対するニュージーランドは68分、ブロッキーがアウトでクリスティーがインという中盤の交代はまだ良かったのですが、その後71分にシグムンドが両足をつってしまい、ボーイェンスがイン。さらに85分にはスコットまで負傷してしまってマリガンが入り、結局テコ入れしたはずのDFラインが最終的には前の2試合と同じ面子になってしまいまいした。
もう完全にゲームはイラクが押せ押せという流れになりましたが、一方でイラクの方も懐が甘くなり、カウンターからニュージーランドも決定的なチャンスを作るように。83分には右サイドからクリスティーがグラウンダーの良いクロスを供給、中でキレンが合わせますがこれは右へ。
87分、攻勢に出たイラクはマフムードからのパスを受けたカラル・ジャシムがボックス内でマリガンをかわし、ゴールまで2mというところでGKと1対1の状態からシュートを放ちますが、何とこれがモスの顔面を直撃。モスも苦笑い。
その直後、今度はニュージーランドがカウンターから一気にイラクのゴールに迫り、最後はキレンから絶妙の浮き球のパスを受けたスメルツが胸トラップから決定的なシュート・・・・を放とうとするもジャストミートせず、完全にスカ状態に。結局最後まで、ニュージーランドのFWは不発でした。
そしてアディショナルタイムに入ったところで、立て続けにイラクに決定的なチャンスが。この時間帯元気だったカラル・ジャシムが左サイドを突破してパス、中央でアブドゥル・ザフラがこれを落とし、サリフ・サディルが強烈なミドルシュート。完全に枠を捕えていましたが、今大会大活躍のGKモスが横っ飛びでセーブ。
さらにそのCKから、またもサリフがシュート。至近距離からのシュートでモスも反応できず今度こそ決まったかに見えましたが、左側のポストに沿って立っていたロックヘッドが見事にブロックし、万事休す。
そして試合終了。結局スコアレスドローという事で両チームとも1ゴールも挙げられずに大会から去ることとなったのですが、終了のホイッスルが鳴った瞬間、ニュージーランドのベンチは大喜び。ミルティノヴィッチ監督は飛び跳ねて他のコーチング・スタッフと抱き合い、選手も力強いガッツポーズを見せました。
という事で、正直イラク相手ならばニュージーランドも勝ちに来ているかと思いましたし、実際そういう姿勢は見せていたわけですが、事前の彼らの目標としては、コンフェデ初のポイントを国に持ち帰ることが出来ればそれで満足だったようで。確かにCWCに出たクラブもやられっぱなしなわけですし、まずはこういった年齢制限なしの国際大会でポイントを取るということが、大きな目標だったようです。
イラクとしては痛恨だったのは、やはり前半のプレッシャーのぬるさでしょうか。ゲームの入りでニュージーランドを叩けなかったという点が、やはりスペイン、南アフリカと比べた時のイラクの差と言えたでしょうし、それだけにニュージーランドの選手が元気になって「いけるぞ」と思えてしまった事で、前半の主導権を逃す形になってしまいました。後半は圧倒できていただけに、勿体ない。
ニュージーランドの方は最終ラインのメンバーチェンジがある程度奏功していた感はありましたが、ただ結局その2選手は90分持たなかったという事で、この辺りクオリティを重視するのか持久力を重視するのかで、監督は今後頭を悩ませそうであります。あとは決定力。前の2戦はストライカーにボールが入る機会自体が少なかったから仕方ないにしろ、再三もらったチャンスを無駄にし続けたキレンとスメルツのプレイにはガッカリさせられました。
しかしとにかくイラクと引き分けたことで、アジア5位との大陸間プレイオフに向けて、手ごたえを掴んだことでしょう。相手がバーレーンになるのかサウジになるのかは何とも言えませんが、中東勢で一緒くたにするのはどうかと思うけど正直今であれば中東のどこと当たろうが同じような感じだと思いますし。そういう点では、このイラク戦は良い予行演習になったのではないでしょうか。
そういやふと疑問に思ったのですが、実況で紹介されていた通りニュージーランド代表の主力選手が数多く在籍するクラブ、ウェリントン・フェニックスはニュージーランドのクラブでありながら越境してAリーグに参戦しているわけですが、もし彼らが上位に入ってACLへの出場権を手にするような事があった場合、どうなるのでしょうか?OFCに加盟する国のクラブがAFCのチャンピオンシップに参戦、なんて事が出来るのかどうか・・・・
似たようなケースとしては昨年のFAカップで、ウェールズから越境して参戦しているカーディフが決勝に進出した際、FAが「もしカーディフが優勝してもUEFAカップの出場権はやらん」と言ってカーディフが抗議した、なんて事がありましたが、あの時は結局ポーツマスが優勝して何事もなく終わったわけで。その辺りのグレーゾーンの解釈って世界的にはどうなっているんだろう、というのは気になるところであります。
posted by Alan Hetarade |17:38 |
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2009年06月20日
Best 11
- Manchester United
- Liverpool
- Chelsea
- Arsenal
- Everton
- Aston Villa
- Fulham
- Tottenham Hotspur
- West Ham United
- Manchester City
- Wigan Athletic
- Stoke City
- Bolton Wanderers New!
- Portsmouth
- Blackburn Rovers
- Sunderland
- Hull City
- Newcastle United
- Middlesbrough
- West Bromwich Albion
5月30日より、プレミア各チーム総括記事を、20位ウェストブロムから毎日更新予定。
posted by Alan Hetarade |23:00 |
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2009年06月19日
Egypt 1-0 Italy
【E:40.Mohamed Homos】
もうちょっと騒がれているかと思ったら案外ピックアップされていない、エジプトvsイタリア。まぁ、地上波放送が無いので仕方ないですかね・・・・
さてエジプトが第1戦からほぼそのままという陣容で来たのに対し、イタリアは変更を加えてきました。CBにカンナヴァーロが復帰したのはともかく、前回カモラネージ、ジラルディーノ、ヤクィンタだった前線は大幅にテコ入れされ、ロッシ、ヤクィンタ、クアリアレッラという3人に。しかし問題があったと思われた中盤3人(ガットゥーゾ、デ・ロッシ、ピルロ)の組み合わせはそのまんまで、若干「?」と思いつつ試合開始。
序盤はこの両チームの事、大味な展開にはならず落ち着いた入りに。エジプトは右サイドからファティが積極的にオーバーラップし、1トップのジダンに当てるという形での攻撃が目立ちます。対するイタリアは18分、3トップの鋭い攻撃。ヤクィンタがクアリアレッラに縦のパスを通してチャンスを作ります。
しかしどうもイタリアの攻撃は行き詰っていたというか、やはりアメリカ戦同様、中盤の運動量に不満が。攻撃の局面になったところでのガットゥーゾ、ピルロの動きの無さは致命的と言って良く、解説の山口氏も指摘していましたが、前線への飛び出しが持ち味の一つであるデ・ロッシをアンカーの位置にべったりというのが、どうにも腑に落ちない。結局攻撃は3トップだけで展開せざるを得ず、エジプトの側としても抑えやすくなっているような印象を覚えました。
25分ごろにヤクィンタが立て続けにミドルシュートを放ったものの、これもバイタルエリアまでイタリアがボールを運べていない証拠か。その後徐々にエジプトの側にもパス回しが見られるようになり、38分にはシャウキがボックス内でチャンスを迎えますが、これは間一髪のところでザンブロッタがブロック。
しかし40分、エジプトの右サイドからのCK。アブ・トレイカがアウトスウィングのボールを供給すると、ボックスど真ん中で合わせたのはホモス!デ・ロッシを越えたボールを頭で叩くと、これが左ポストを掠めながらゴールネットに転がり込みます。流石にブッフォンもどうすることができないシュート。アブ・トレイカのキックも素晴らしかったです。
前半の最後の方では、エジプトが引いたところからボールを奪ってはポンポンとワンタッチ、ツータッチでパスを繋ぎながら速く前線に展開する攻撃が目立ちました。このビルドアップの局面で自らボールを持って駆け上がっていたのは左サイドのモアワドで、プレイメイクが冴えていたのはシャウキ・・・・・まるでボロにいるときとは別人かのような素晴らしいプレイ(笑)
後半に入りイタリアが攻勢に出ますが、中盤を省略してヤクィンタへのロングボールを当てようとするなど、明らかにイタリア本来の形ではない攻撃が見えます。しかし54分にはクアリアレッラのパスからヤクィンタが完全に裏を取り抜け出しますが、距離を詰めたGKのエル・ハダリがセーブ。
エジプトがやや右足ハムストリングを痛めたジダンを下げると、58分にイタリアも選手交代。ガットゥーゾとロッシが下がり、モントリーヴォとトーニが入ります。アメリカ戦では活躍したロッシでしたが、この試合はほぼ見せ場なし。サイドでの起用はどうだったのか。さらにその5分後にはクアリアレッラを下げてぺぺを投入、リッピ監督はカードを使い果たします。
かなり利いたのがこのぺぺの投入で、彼がボールを持って一気に前線に上がり、一旦止まればそこをザンブロッタがサポートするという形で、右サイドが一気に活性化。前半活躍したエジプトのLHモアワドは疲れが著しくファラグと交代しますが、イタリア郵政は続きます。
70分、ぺぺのパスからヤクィンタがシュートも、エル・ハダリがブロック。エジプトは全体的に疲労が著しく、ポゼッションでは良辺りアガ圧倒しますが、モントリーヴォのシュートもエル・ハダリがセーブ。この辺りからエル・ハダリはアドレナリンがどばどば出ていたようで、好セーブを連発してはその後のパントキックで飛ばし過ぎて一気にブッフォンにボールを渡す、みたいな展開を繰り返すことになります。
しかしエジプトが良かったのは、疲労の中でも決して攻撃する意思を失わなかったこと。77分にはアブ・トレイカがイタリアの隙をついて高い位置でボールをカットしてシュートなど、何度かカウンターから人数をかけてイタリアのゴールに迫ります。得てして引きこもってしまうとこういったゲームでは押し切られてしまうものですが、それにとどまらなかった点は本当に素晴らしかったと思います。
イタリアの攻勢は続き、78分には右からのピルロのクロスに対しファーサイドでヤクィンタが完全にフリーになって走り込みますが、またもエル・ハダリの牙城を崩せず。86分にはヤクィンタのクロス性のボールがバーを直撃するなど、イタリアは運にも恵まれません。最後はトーニへのロングフィードを当てるパワープレイに出ますが奏功せず、エジプトもアディショナルタイムに入りながらもCK後に素早くラインを上げるのを忘れ無かったりと、へろへろになりながらも集中だけは失わず。
・・・・といった感じで、エジプトの勝利に終わりました。
エジプトは本当に誇って良い勝利というか、ブラジル戦でも見せた高い技術力に裏打ちされた魅力的なフットボールを崩さず、一方で守備でも90分集中を保って完封したという事で、理想的なゲームだったのではないでしょうか。やはり最終ラインの柔軟性という点では不安がある事は否めませんが、GKがハマればイタリアくらいの相手でも抑え込めることを示したわけですし。
とりあえずエジプトとすれば、このコンフェデは勿論ですが現在苦戦を強いられているワールドカップ予選にここでの戦いを繋げたいはずなわけで、そう考えるとブラジル戦、イタリア戦と良い感じで来ているのではないかと思います。少なくとも攻撃に関しては。
対するイタリアの方ですが、今日の前線は正直失敗だったというか、ヤクィンタとクアリアレッラはともかくロッシに関しては流動的にポジショニングして持ち味を如何なく発揮したアメリカ戦とは対照的に、プレイエリアが限られて非常に窮屈なプレイになってしまった印象があります。やはりスタートからやるのと途中から出ていく違いという点での難しさはあるのでしょうが、まだまだ理想的な形を見出すのは難しいかな、と。
ひとまずヤクィンタはセンターだろうがサイドだろうが出来るわけですから、リッピ監督の信頼も厚いでしょう。問題は他なわけで、この辺りトーニが2試合連続でサブからという点が気になります。スタートからトーニを中で使ってしまうと柔軟性が無くなるという思いがあるのかもしれませんが、現状やはりトーニの強さと決定力があった方がヤクィンタも周りで自由に動けている気はしますし、パワープレイをさせるのであればやはりヤクィンタよりはトーニでしょう。
この2人の共存がスタートからでは不可とみているのか、はたまたトーニをどうしてもサブからアクセントとして使いたいのか、いまいちリッピ監督の思惑が見えてこないのですが、やはり今後に向けてはここの起用法が注目されるところでしょう。
そして中盤の3枚はいい加減諦めないのかなぁ。だいぶ無理があると思うんですけどね。年齢的な事もあるのでしょうが、中盤の逆三角形の手前側の頂点にロッシを置いてしまうと、彼がパタッと前線に出てこられなくなってしまうんですよね。確かにピルロにはより高いポジションでのプレイメイクを、ガットゥーゾにはより高い位置からのプレッシャーを期待したいという意図は理解できるのですが、それ以上にこの2人は前線に走り出して数で3トップをサポートすることができない。唯一それが出来るロッシを中盤の底に閉じ込めてしまうこの形は、やはり良くないでしょう。
この中盤も良い形というのがイマイチ見えてこないところで、モントリーヴォ、デ・ロッシ、ガットゥーゾ、ピルロという4人を比べると、4人が4人それぞれ外し難い要素を持っている選手ですから、そう考えると確かにリッピ監督が手を変えるのを躊躇するのも理解できます。しかし今のままじゃ駄目だって事は確かなわけで、とにかくあてずっぽうでも良いとまでは言いませんが、色々試してみるべきじゃないですかね。
posted by Alan Hetarade |19:39 |
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2009年06月18日
コメントのお返事はもう少々お待ちくださいませ。時間が取れない・・・・orz
さて、ツール・ド・スイスは第5ステージ。いよいよ頂上ゴールがやってまいりました。
しかし登りに入っても集団は大きくは崩れず。タラマエやマルティンが積極的にアタックをしかけますが大きな動きにはならず、10人以上が先頭集団に残ったまま山を登っていきます。総合リーダーのヴァリャベッチも、しっかりついています。クロイツィゲル、クレーデンといった有力選手もそれに洩れず・・・・
そんな中、終盤にきてレースのイニシアティブを握ったのはサクソバンク。総合2位につけるアンディ・シュレクのために、兄のフランク・シュレク、さらにこのステージでは登りもこなしたカンチェラーラが引いていきます・・・・・
が、残り2kmになろうかというところで、それまで集団の後ろにつけていたセーレンセンかラーションかのどちらか(ちょっとどちらか分かりませんでしたが・・・・セーレンセンかな?)が上がってきて、フランクとカンチェラーラに一言二言耳打ち。するとコントロールをやめ、3人で後ろを見まわします・・・・
「おい、アンディがいねぇぞ」
「ええっ、マジで?!うわ、ホントにいねぇ!」
という会話がリアルに聞こえてきそうな切迫感ある状況(笑) ああいうのは久々に見ました。失礼になってしまいますが、笑いました。
結果論になりますが、アンディ・シュレクはトップから1分以上遅れてゴールしたとの事で、総合では2位から一気に13位まで落ちてしまいました。しかしまぁ、これがまだツール・ド・スイスで良かったというか、本番でこれをやっちゃったら洒落になりませんからね、アンディもアシストの方も。
まあなー、しかしフランクとカンチェラーラの気持ちも分からんでもないというか、彼らからすればフランクはともかく、カンチェラーラやラーションですら残ってるのに、まさかそれより先にアンディが切れてるなんて、想像だにしなかったのでしょう。もちろん常識的に考えればそういう事になるのですが、やはりきちんと確認しておかなければならないという事を再確認したはずです。
ともかくそんな感じで、サクソバンク勢もあきらめてステージを狙いに行きます。タラマエのアタックをカンチェラーラが潰して勝負あったかに思えましたが、それをかわすスピードでスプリントを決めたのは、コロンビアのアルバジーニ!見事なステージ勝利を挙げました。
これでコロンビアはアイゼル、カヴェンディッシュに続いて今大会3勝目。他にもモンフォール、キルシェン、マルティンがトップ集団でゴールしており、平地でも山岳でも走れる選手をそろえているということで、まざまざと層の厚さを見せつけております。ふ~む、このチーム力はツールでも猛威を振るう事になりそう。
その点スプリンターこそいないもののサクソバンクも4人が先頭集団でゴールしてはいるのですが、如何せん肝心のアンディ・シュレクが遅れてしまったことで、何の意味もないステージになってしまいました。まぁ、昨日に関しては笑わせていただいたので第3者的にはOKなのですが、ツールではこういう事は無いようにしてほしいものですね。
posted by Alan Hetarade |22:03 |
サイクルロードレース |
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2009年06月18日
South Africa 2-0 New Zeland
【SA:21,52.Bernard Parker】
スペインの決勝トーナメント進出に沸く今日この頃でありますが、今回ピックアップするのはこちらのゲーム。
まだ緒戦の南アフリカvsイラクの試合を見ていないので南アフリカの戦い方を比較できないのですが(スペイン戦までには見ておこうと思います)、イラク戦との何よりの違いが、現在南アフリカ最高のプレイヤーと言っていいであろうエヴァートンのスティーヴン・ピーナールが戻ってきたという事。
私が南アフリカの選手で知っているのというと、このピーナールに加え、ベニー・マッカーシーとアーロン・モコエナ。このうちモコエナはCBとして先発していましたが(ポーツマスへの移籍が決まったこと、中継で知りました・・・・)、マッカーシーは今大会のメンバーにも入っていないようで。
うーん、南アフリカの英雄というと彼なのですが、以前から代表に関してはさんざん揉めに揉めまくっていましたから、ワールドカップ予選は勿論この地元開催のコンフェデにすら呼ばれないとなると、本大会への出場も絶望的という事になってしまうのでしょうか。勿体ないと思うんだけどなぁ、南アフリカのチームにとっても、マッカーシーにとっても・・・・
さて、それはともかく試合に戻りましょう。
上述したとおりイラク戦との比較はできないのですが、ピーナールのキープ力を生かしつつ攻勢に出るのは南アフリカ。サイドでワンタッチ、ツータッチで素早く細かくパスをつないでの崩しを図っていきます。まるでどこやらの代表チームが目指しているような動き。
肝心のピーナールはというと、中継のフォーメーションでは右サイドという事になっていましたが、トップ下に入って流動的にポジショニングし、高い位置でのプレイメイクに徹していた印象。1トップ気味にパーカーが張り、最終的には彼や中盤から出てきた選手をターゲットにしていました。
特に元気なのがSBのマシレラだなぁ・・・・と思っていたら21分、マシレラがドリブルで左サイド深くからボックス内に切り込んできます。ニュージーランドのRBマリガンはかわされた途端にどこかを痛めたのか倒れ込んでしまうと、その間にマシレラは余裕をもってボールをキープし、中央へ。そのボールをパーカーが蹴り込んで南アフリカが先制!
パーカーのシュートはボーイェンスにあたって微妙に軌道が変わり、そのせいでGKのモスは完全にリーチは届いていたにも関わらず、ボールが手の内側の方に入ってしまってきちんと弾くことができませんでした。
因みにニュージーランドはというと第1戦に続き駄目駄目で、中盤のビルドアップの段階で南アフリカの選手がプレッシャーをかけると慌ててしまい、ボールキーピングがおぼつかなかったりだとかパスが不正確になったりして、結局パスカットされたりGKに戻したり、という繰り返し。サッパリ2トップにボールが入らず、初のシュートまでに30分かかりました。32分には中盤でパスをカットしたパーカーが一気に駆け上がって決定的なシュートを打ちますし、何だかなぁといった感じ。
後半に入っても南アフリカのペースは変わらず、52分にはピーナールが左サイドにはたいたボールを受けたマシレラが素早いクロスを上げると、ニアサイドでパーカーが合わせてファーへのシュートが決まり、2点目!ただこのときのパーカーは合わせたというよりは「合った」という感じで、至近距離から放たれたあまりに速いマシレラのボールに対し何となく体を合わせたら、それが腿だか腰の辺りだかに当たって良い感じのシュートになった、というものでした。
因みに実況では「パーカーとマシレラがマッカビ・ハイファでチームメイトだから連携も良いのかもしれない」と紹介されていましたが、調べたところマシレラは2007年からマッカビ・ハイファに所属しているものの、パーカーはつい最近(2008年いっぱい)までは南アフリカ国内のクラブに所属しており、2009年に入ってから半年間、レッドスター・ベオグラードでプレイしていたらしい。という事は、この夏にマッカビ・ハイファへの移籍が決まったのではないか・・・・
という“wikipedia曰く”の情報を確かめるべくマッカビ・ハイファのOHPにアクセスしたのですが、アラビア文字ばかりで流石に検証のしようがありませんでした。どなたか南アフリカ、或いはイスラエルのフットボール事情に詳しい方、或いはアラビア文字が読める方、情報を補足していただけると幸いです(笑)
その後の試合は前半と同じような展開であまり盛り上がらなかったというか、交代で入ってきたマシェゴが何度もディフェンスラインの裏を狙って飛び出しますが、オンサイドに見えるような飛び出しがオフサイドと取られるなどして、ゴールは生まれず。ニュージーランドは最後まで無抵抗に終わってしまい、そのまま試合終了となりました。
ひとまず、やはりピーナールは効いていましたね。ニュージーランドのディフェンスがざるだったということもありますが、やはり彼なら高いレベル相手のチームでも前線でボールを持てるでしょうから、彼を軸にして攻撃を組み立て行くのかな、と。その戦いがスペイン相手にどこまで通用するのか、見てみたいところであります。あんまりピーナール1人でもどうにもならないと思うので、周りの奮起も必要だと思いますが。スペインも警戒してくるでしょうしね。
そしてこの試合で株を上げたのは、LBのマシレラでしょうか。2アシストという事もそうですし、運動量、技術力ともにSBとしては申し分ない感じでした。もしかしたらこの活躍で、どこかのクラブにも移籍出来るかも。攻撃面に関してはこの試合でそこそこ見せることができた感がありますから、今度はスペイン戦でその守備力が問われることになりそうです。そこでもまずまず通用することを証明できれば、今夏のお買い得物件として西ヨーロッパのクラブが触手を伸ばすことになるかもしれません。一応頭の片隅に名前を覚えておいた方が良い選手かも。
あとニュージーランドは、まぁスペインに負けたのは仕方ないにしても、やっぱりこんなものなのかなぁといった感じでしたね。あれが彼らの実力という事なのでしょうが、もう少しやってほしかったかなぁというのが正直なところです。
posted by Alan Hetarade |21:13 |
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2009年06月17日
Australia 2-1 Japan
【A:59,77.Tim Cahill】
【J:40.Marcus Tulio Tanaka】
さて、他の方が喜んでいる時には兜の緒を締め、他の方が非難ごうごうというときは敢えてそれを擁護するのが私の役割だと思っておりますので(笑)、当然今回も日本代表に優しく記事を書きたいと思います。
まず失点シーンに関してですが、これは完全にタイトルの通りだと思います。流石に1点目のシーンで誰もケイヒルを見ていなかったというのは論外ですが、少なくとも2点目の方に関しては阿部がやるだけやって負けたという感じでした。即ちこの失点に関しては、あれがケイヒルと阿部という選手の格の違いなのかな、と。本人がどう思っているかは別として、あれ以上の事を阿部が出来たとは思えませんし、少なくとも1点目と違って出来る限りケイヒルを潰そうと、全力を注いでいたことだけは確かです。その上でやられたのですから、もう仕方ないかと。
別にこれは阿部に力が無いことを批判しているのではなくて、事実としてやるだけやって負けてしまったのですから、むしろあそこまできっちり勝負出来たことを評価すべきだと思います。プレミアをよくご覧になる方はご存知かと思いますが、ああいうセットプレイの場面でケイヒルを潰せるDFなんて、世界中探しても本当に一握りしかいませんよ。そんな中で少なくともしっかり競るところまで出来ただけでも、私は評価して良いと思います。リヴァプールですら、どフリーにしてやられていましたからね。
逆に2点目のシーンでミスがあったとすれば、楢崎の動きの方でしょうかね。先日のFootで、ケルンのGKコーチ、ヘリングス氏が「セットプレイの際にはGKも自らの前に動けるスペースを確保することが肝要」という事を説いていましたが、その点でまさにあのシーンの楢崎は失敗していました。ケルンに行って学ぶことがありそうですから、いっそのこと行ってもらいたいものです(笑)
・・・・なんて冗談はともかく。
そんな感じでひとまず守備に関しては、まずまずだったのではないかと思います。阿部をCBの3番手と出来るかという事に関しては議論があるでしょうが、とにかく今日の闘莉王は素晴らしかった。フィジカルの勝負で負けていませんでしたし、オーストラリアのパスの読み、そこから前線へのフィードというところまで、しっかり俯瞰した創造性というものが感じられました。正直あそこまでやるとは思っていませんでした。
カタール戦はやる気が無かったのでお話になりませんが、守備に関しても攻撃同様、一貫したコンセプトを持ってやっているわけで、そんな中で長谷部、中澤がいない今日これだけ出来たということは、評価して良いでしょう。もっともCHが今日は橋本と今野という守備的なコンビで、ここに遠藤が入るとどうかという事はあるかもしれませんが、まぁそんなものはひとまず気にする必要は無いかな、と。今日ピッチに立った選手が良いプレイを見せたという事が、重要なわけで。
攻撃もこんなものというか、やろうとしていたこと自体は間違っていなかったと思いますし、それも岡田監督が指揮を執るようになってから一貫してやろうとしていることですから、アウェイでオーストラリア相手に臆することなくそれをやって、ある程度のチャンスを作り出せたという事で、3年前にチンチンにやられた時よりは進歩している事は確かでしょう。
もっとも今日のベンチ入りメンバーでは、そこから“違い”を出せる選手がいなかったわけで、本大会に向けてはここが課題になるでしょうね。やはり今日もそうでしたが、後半になって運動量が落ちてくると、どうしてもパスを回すだけというか、動き出しが少なくなって自然足元だけで繋ぐのみにとどまったり、せっかく工夫したクロスが上がっても中が反応していなかったり、という事が起きます。
残念ながら今日のベンチ入りしていたメンバーには本田がいなかったので、そこら辺で1つリズムを変えられる選手がいなかったのかな、という事になるでしょう。矢野が随分と批判されているようですが、彼に関してはもう少しテストマッチでプレイする機会を与えれば良くなるような気もしますし。
その辺り、本番での“違いをもたらせる選手”に該当するのが本田になるのか森本になるのか、或いは小川、菅沼といった辺りになるのかは現段階ではわかりませんが、少なくとも2,3人はそういう選手を選考出来るのかな、ということが気になります。その点が、ピッチ上に同じタイプの選手を並べたがる岡田監督に関しての最大の心配事とも言えますし、逆に言うとこういう選手さえベンチで良いので置いてくれれば、ひとまずそれで良いと私は思うんですが。
むしろどうだかなぁと思ったのは、興梠投入後のフォーメーションです。橋本を下げたことでCHを1枚減らすのかと思いきや、興梠がトップに入って玉田、中村がポジションを下げて結局同じ形。あれにはちょっとガッカリしたというか、そこは監督、強気に行きましょうよ・・・・と思いました。まぁ、この手の采配で岡田監督に完璧を求めるというのも、無理な話だとは思いますが。あまりそこは上手くないですからね。
まぁ何にせよ、べつにこの1試合で岡田監督をどうこうというほど悪い試合ではなかったと思いますし、あと本大会まで1年しか無い中、ここまで岡田監督の下で浸透させてきたコンセプトを捨ててまで他の指揮官にシフトできるほど、今の日本代表に柔軟性も適応性も無いでしょう。
ワールドカップでベスト4を目指すという点でもって厳しい声が出るのはやむを得ないと思いますし、安閑として監督の椅子に鎮座する状況というのもよろしくないとは思いますが、本気で解任だ云々という声がちょっと内容がよろしくない試合をするたびに出るのはどうかと思いますがねぇ、正直に申し上げて。
posted by Alan Hetarade |22:23 |
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2009年06月16日
Bolton Wanderers(ボルトン・ワンダラーズ)
41ポイント 11勝8分19敗 41得点52失点 得失点差-11
監督:ギャリー・メグソン
エルマンデル
テイラー デイヴィス
ガードナー マッキャン
ムアンバ
サムエル ステインソン
オブライエン ケイヒル
ヤースケライネン
posted by Alan Hetarade |19:57 |
FAプレミアリーグ |
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2009年06月16日
United States of America 1-3 Italy
【A:41(PEN).Landon Donovan】
【I:59,90.Giuseppe Rossi, 72.Daniele De Rossi】
色々と荒れていたらしいブラジルvsエジプトの試合は、ツール・ド・スイスと被っていた後半をまだ見ていないので、そちらは見てから書くことにします。ひとまず、アメリカvsイタリアの試合から。
さて、前回ワールドカップの時にはもう皆様ご存知の通り、大荒れに荒れた試合を繰り広げた両チームが、再び激突。イタリアの方はいろいろと試行錯誤をしているとの事でしたが、スターティングメンバーを見る限りあんまり新鮮味は無くて、あれっ?て感じでした。むしろアメリカの方が、若いアルティドアのトップ起用なんかで、ちょっと楽しみに思えたり。まぁCBは普段と少し違ったメンバーになったわけですが、それだってレグロッターリエ&キエッリーニというユーヴェのコンビですからねぇ。
両チームの国歌。アメリカの選手は個々が胸に手を当てて厳粛にやっていたように見えたのに対し、イタリアは肩を組んで大合唱。同じ気合いを入れるのでも1人でぐーっと表情を引き締めていたドノヴァンの次に肩を組んだイタリアのイレブンを見ると、チームによって随分あり方が違うんだなぁと思いました。やっぱりこの辺りは、代表戦ならではの光景で良いですよね。
キックオフからゲームを押し気味に進めたのは、イタリア。ポゼッションで勝り、1トップ気味に張ったジラルディーノにボールを納めようとします。
序盤こそ上手くいきますが、時間が経つにつれてこの攻撃はやや行き詰まり感が。というのも、中盤の底からパスの出し手となるSBやCHのパスの精度がいま一つで、ぴたっと足元に収まるシーンが少なかったり。そんな感じでなかなかリズムを掴めず、途中からはなんとな~く前線に放り込むような浮き球のパスも見られるようになりますが、これも特に工夫が無いため、アメリカのDFがゾーンで守っておけばとりあえず跳ね返せるや、という状態。
むしろカウンターから可能性を見せていたのはアメリカの方で、26分と29分に、ドノヴァンがボールを持って前を向き、それぞれブラッドリーとアアルティドアにほぼ同じような形で決定的なスルーパスを出しました。もっとも、これまた2人ともほぼ同じ形で飛び出してきたブッフォンを眼にして委縮したのか、シュートがジャストミートしなかったのかドノヴァンにリターンを返そうとしたのが弱くなったのかよく分からないようなボールタッチでイタリアは事なきを得たのですが、ひやっとさせられました。
そして32分、ゲームの流れを決めるプレイが。ルーズボールにクラークが飛び込みますが、先に足が届いたのはガットゥーゾの方。クラークは勢いあまってガットゥーゾの脛を払うような格好になってしまいます。
このプレイに対し、レフェリーはレッドカードを提示!あーあ、また出ちゃったよ・・・・ まったく、何でこのカードは荒れる宿命にあるんだか(苦笑)
確かにクラークは勢いがついていたので、強くガットゥーゾの足を蹴ったように見えたのですが、リプレイを見る限りべつに足の裏を見せていたわけではありませんでしたし、どちらかというと故意のタックルというよりは不可抗力のような感じ。ファウルはファウルですし、何より勢いがあったのでイエローカードはやむを得ないかもしれませんが、どう考えても赤ではないなぁというプレイ。
赤紙が出た瞬間、よくある確信犯的な「そりゃないでしょ」という表情ではなく、クラークは明らかに素でビックリしていました。あの表情が変わる刹那を無駄にスーパースローカメラで流してくれた現地映像は、実にナイスっ(笑)
その後38分には、世にも珍しい幻のゴールならぬ“幻のオウンゴール”が。ピルロからカモラネージに出たスルーパスを、ボーンスタインがクリアーミスしてOGに・・・・かと思いきや、カモラネージのポジションがオフサイドでこのOGは取り消しに。
そして直後の41分、ボックス内でパスを受けたアルティドアが、左に切り返してキエッリーニを抜きにかかります。たまらずキエッリーニがこれを倒し、アメリカにPKの判定!キッカーはドノヴァン、冷静に右側に流し込んで決めました。アメリカが先制して後半へ。
後半も開始からイタリアが攻め立てますが、ピルロ、ガットゥーゾ、デ・ロッシという中盤の閉塞感は半端なく、ポゼッションこそするもののゴールに迫れず。カモラネージを含めてそうですが、やはりベテラン選手が多いだけに、どうしても縦への運動量を欠いている印象がありました。
この状況を打破したのは、リッピ監督の交代策。56分、一気にカモラネージとガットゥーゾを下げて、モントリーヴォとロッシを投入。ヤクィンタをよりジラルディーノと並べるようにして、モントリーヴォを右サイドに、そしてロッシにはトップ下である程度自由にポジショニングをさせます。
その効果がいきなり現れたのが、直後の58分。中盤でボールをカットしたロッシがそのまま一気に左足を振りぬくと、弾丸シュートがハワードの壁を突破して文字通りネットに突き刺さります!あまりにあっという間の出来事で声を上げる間もなく呆気に取られてしまいましたが、とにかくこれでイタリアが先制。
とにかくこのロッシの投入は大成功で、前線を神出鬼没に動き回るロッシに対し、アメリカは完全に後手に回ります。しかも右サイドからもモントリーヴォが、前半には無かった縦の運動量を生かして攻め立てるものですからここにも手を焼き、2トップも自由に動けるように。そして何より中盤が良い意味で流動化したことにより、前半は底に引きこもっていたピルロも前線に顔を出してはシュートを打つなど、完全に良い時のイタリアに戻りました。
こうなるともうゲームはイタリアのもの。72分、これまたデ・ロッシが20m以上はあろうかという距離から右足でシュートを放つと、意表を突いたタイミングだったためかアメリカのDF2人が止め切れず、ハワードも抜いて今度はゴール右に転がります。オニェウなんか、身体の左側をボールが通ったにも関わらず、思わず右足を出してましたからね(スライディングなどではなく、完全に立った姿勢で)。それくらい、意外性のあるタイミングでのシュートでした。
駄目押しはアディショナルタイム。ピルロが左サイドでちょいちょいとアメリカのDFをかわしてクロスを上げると、後ろからものすごい勢いで突っ込んできたロッシがどーん!
終わってみればイタリアが順当勝ちという結果になりました。
イタリアの課題とロッシ&モントリーヴォ投入がもたらした効果については大体触れましたのでこれ以上は余計なことは書かずにおきますが、何にせよロッシは本当に大きくなったなぁ、と思いました。あと上手かったのはドノヴァンですかね、流石に後半はアメリカ自体がチャンスを作れなかったこともあって消えてしまいましたが、やっぱりあのセンスには感心させられました。
しっかしまぁ、なんだかこの2チームの対戦にはケチがつくというか何というか(苦笑) おそらく今回のコンフェデでレフェリーがどうこうという話題のハイライトとして、あのクラーク退場の判定は挙げられるでしょう。直後にはドノヴァンがグロッソのひじ打ちを喰らって激怒する、なんてシーンもありましたし、どうもギスギスするよなぁこの試合は。
アメリカ側からすれば、ロッシとモントリーヴォの投入に対して後手に回ってしまったという事になるのでしょうが、それを敗因とするのは気の毒というか、流石にイタリア相手に60分を10人でというのは、あまりに厳しすぎましたね。身体の強いアルティドアのすぐ下でドノヴァンが走りまわる、という構図はなかなか面白かったので、ブラジル戦で一杯食わせられるかどうか、楽しみにしたいと思います。
posted by Alan Hetarade |09:06 |
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2009年06月15日
ドーフィネ・リベレの段階で何となく「これはイケるんじゃないか」みたいな感じにはなっていましたが、Bボックス・ブイグテレコムがツール・ド・フランスに出場する6人を発表。トマ・ヴォクレール&ピエリック・フェドリゴ、ピエール・ロラン、ウィリアム・ボネ、ユーリ・トロフィモフと来て、6人目のところに
YUKIYA ARASHIRO
やったあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!うおおおおお、日本人がツールに出るぞ新城よくやったあああああああああ!!!!!
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*
キタ━━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)゚Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━━!!!!
って事で、やりましたよ!夢じゃないよ!夢じゃないよ!(大事なので2回繰り返しました)
これがどれくらい凄い事かというと、日本人でのツール出場は、1926年と27年に出場した川室競、1996年に出場した今中大介に続いて、史上3人目。ただし川室が出場した当時はレースとしての形態が整っておらず、今中がツールに出場した際には“日本人初出場”という扱いを受けたらしいので、実質的に日本人としては2人目、実に13年ぶりの出場という事になります。
さらに新城が加入したブイグテレコムは、名前からも分かる通りコテコテのフランスのチーム。当然ながらチーム内ではフランス人が中心です。そしてさらに、新城は昨年まで日本のエキップアサダチームに所属しており、今年がブイグテレコム、プロツアーチームでの1年目。年齢こそ24歳ですが、ルーキーなわけです。
即ち、シーズンが始まってからここまでの3か月あまりで、これらのハンデを乗り越えるだけのアピールをレースでして、チームに認められたという事になるわけです!クラシックレースのアムステルゴールドレースで逃げを決めて、その逃げ集団の中でも目立つ走りをしたり、近頃はスプリントのエースとしてステージなどでも上位に顔を出すなど、結果を残し続けたからこその今回のメンバー入りなわけです。
いやーこれは凄い!繰り返しますがこれは凄い!いざ決まってみると本当に凄い!まさに快挙としか言いようがありません。これで完走でもしようものなら、もう今年の日本人アスリート全体のMVPをあげてもいいくらいの快挙です(笑)
とまぁこうして喜んでいるわけですが、因みに今年のツールに関しては、スキルシマノのfumyこと別府史之も出場選手の候補になっていて、こちらも近く発表があるものと思われますが、メンバー入りできるかどうかというところにつけています。
う~、しかし新城、凄いなぁ。ブイグテレコムに移籍した時にも、まさかこんなに早くツールに出るとは思いませんでしたよ、正直・・・・ それだけ関係者も舌を巻くくらいの今シーズンの活躍ぶりだったということで、これは凄いインパクトだなぁ。
いや~、嬉しい嬉しい嬉しい。本当にうれしいです。ということで皆さん、今年はぜひツール・ド・フランスを見ましょうっ(笑)
posted by Alan Hetarade |22:02 |
サイクルロードレース |
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