2007年12月20日

トルシエ就任の裏側に何がある

FC琉球の総監督に2002年ワールドカップ日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が就任した。先日、11人にも上る選手の事実上解雇に端を発したサポーターの抗議もこの発表により、一気に吹き飛んでしまった感がある。

昨日行われた会見によるとトルシエ氏は
「JFL17位のチームの形をしっかりつくり上げていく」「私の名前、イメージ、ノウハウが役立つならば」「FC琉球を完全なプロチームへと導き、同時に若者の才能をしっかりと伸ばしていきたい」
と述べているが抽象的な発言ばかりで何も見えてこない。

一方の野口代表は自身のブログに
「圧倒的なカリスマ性を持ち、絶対的な指導力と求心力を持つ強烈な指導者、沖縄の、FC琉球の未来へ続く道を指し示してくれる水先案内人としてトルシエ氏を選んだと」記している。
トルシエ氏の沖縄での活動は年間100~120日。その日数の基準は何なのか?何故活動日数を定める必要があるのか?トップチームが公式戦を戦うのは3月から12月の約10ヶ月間(中断期間あり)。もちろんオフシーズンにもクラブは活動しなければならない。そもそも彼は監督としての実績はあるがクラブ運営に携わるのは今回が始めてである。この職を任せるならば、腰を据えて活動でき、クラブ運営のスペシャリストを探すべきだ。

推測の域を出ないがクラブはトルシエの手腕うんぬんいいよりも彼の付加価値に着目したのではないか。彼が総監督に就任すればクラブの知名度が飛躍的に上がる。それは観光立県、沖縄にとってプロスポーツという新たな観光コンテンツを増やすチャンスでもある。クラブはそれを読み、準加盟の支障となっているスタジアム建設の後押しを得ようと考えているのではないか。実際、来沖初日にトルシエは県知事と対面し協力を要請している。
そして、彼のコネクション、知名度を利用した有力選手、監督の獲得(フランス人監督?秋田?)。この2つを実現させることによってJ入りを一気に実現させる。その目論見を可能にしたのがDSE元代表の榊原信行氏の資金力といったところか。彼はPRIDEに携わっていた頃、黒い噂が絶えなかった人物である。トルシエとの契約金が明らかにされていないのも何かきな臭い。

一時的なトルシエブームに踊らされてはならない。その裏側で何が動いているのか?沖縄県民、地元マスコミは冷静に対処し、内情を精査しなければならない。

posted by つばさ |20:14 | FC琉球 | コメント(18) | トラックバック(1)
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2007年12月19日

浦和レッズ 対 ACミラン ~93年間の差~

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一週間も前の試合の事をアップするのもどうかと思うが、そんなこと関係ない。なんせここは『自己満フットボール』なのだ。クラブワールドカップ準決勝『浦和レッズ対ACミラン』。海外チームを観戦するのは7月のマンチェスター、8月のバルサ、そして今回のACミランで今年3回目である。いずれも世界に名をはせるビッククラブ。海外へ出かけなくても向こうから来てくれる日本に生まれてよかったとつくづく思う。しかも今回はFIFA主催の真剣勝負。レッズにはミランを破って欧州至上主義のサッカー界に一石を投じて欲しい。

試合開始4時間前、トリコロールワンで開催されているミラノポイントでビックイヤーを見物し、スタジアムへ到着。会場にはミランのユニフォームを身に着けた数多くの日本人がいる。ワールドカップとは名ばかりで日本人だらけのこの試合に歯がゆさを感じる。売店に並んでいると数少ない本場のミラニスタが話しかけてきた。せっかくの国際交流の機会。拙い英語で話してみた。
ミラニスタ『どっからきたの?』
私『埼玉。東京の隣。浦和レッズのホームタウンだ』
ミラニスタ『・・・。あー、日本のチームは浦和レッズっていうのか。浦和はアジアのチャンピオンなの?』
私『・・・。ああそうだ今年のチャンピオンだ。じゃあ、グットラック。』
対戦相手のチーム名すら覚える気がないとは舐められたものだ。レッズよ、ミランに土をつけてこのイタリア爺を失意のどん底に突き落としてくれ!記念写真との笑顔とは裏腹に心の中で叫んでいた。

試合は序盤こそミランのパスミスもあり一進一退の攻防となるがミランは素早い寄せからボールを奪い徐々にリズムを引き寄せていく。このレベルのチームは驚くほど寄せが早い。少しでももたもたしていると必ず数的優位を作られボールを奪われる。とにかく考える時間を与えさせないのだ。それを試合が終わるまで続けるのだから脅威である。16分にはピルロのFK、23分にセードルフルの決定的なシュートを都築がなんとかセーブ。しかし後半22分、ついに均衡は破れる。左サイドにポジションを変えていたカカーにドリブル突破にされ、坪井、トゥーリオを引き付ける。そして中央で待っていたせードルフにラストパス、いとも簡単にゴールを決められた。カカーのドリブルはシザーズや細かいキックフェイントがあるわけではないが、加速力、スピードの強弱のつけ方が素晴らしい。1速から5速、5速から1速のようなスピードの変化をつけるのでディフェンダーはなかなか止められない。その後、負傷したトゥーリオに変わって入った山田のシュートが枠を捉えるシーンもあったがそのままミランが1-0でレッズを下した。

結果は1点差。だが内容では完敗。一人ひとりの質があまりにも違いすぎる。この差は一朝一夕に埋まるものではない。だが試合後、失望感を感じることはなかった。Jリーグが発足して15年。日本のチームがアジアを制し、世界一を決める大会で108年の歴史を誇るクラブと戦うまで成長した。この事実は大いに評価してよいと思う。あせらなく良い。このまま着実に成長していけば日本サッカーの未来は決して暗くない。93年の年月ほど両チームに差はない。

■クラブワールドカップ準決勝 浦和レッズ vs ACミラン
12月13日(木)19:30/横浜/67,005人
浦和 0 - 1 ACミラン 
得点者:68' クラレンス・セードルフ(ACミラン)

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posted by s0112193 |16:55 | クラブ・ワールドカップ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月18日

FC琉球総監督にトルシエ!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071218-00000020-spn-spo

あまりの衝撃に職場から初めてのアップ。沖縄にいるのは年間120日間だというがトップチームの指導だけでなくチーム全体の強化にかかわっていくとのこと。「トルシエ・アカデミー」を設立する構想も持っており、将来の日本代表選手育成にも力を注ぐらしい・・・。
総監督という立場上、現場は他の監督が勤めることになりそうだ。

2002年、トルシエの感情を爆発させる性格から日本代表の不協和音もささやかれた。トルシエにまかせるのは危険な賭けと言う気もするが・・・。

そもそもFC琉球、どこにそんな金があったんだ?

posted by s0112193 |11:57 | FC琉球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年12月06日

FC琉球vs横河武蔵野FC JFL最終節

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敵討ち

約一ヶ月前、私は迷っていた。仕事の休みについてだ。私の仕事は土日祝日が稼ぎ時の接客業。土日2日続けて休みをいただくことは職場の仲間に申し訳ない。12/2(日)FC琉球、12/1(土)浦和レッズともにリーグ最終戦となる大切な試合である。生まれ育った沖縄と上京して初めて住んだ街、浦和。ともに思い入れのある土地を天秤にかけるのは身が引き裂かれる思いであった。悩んだ挙句、結局は琉球を選んだ。やはり二十数年の重みは大きいし、「レッズはどうせ優勝するだろう。だがFC琉球はJFL下位に沈んでいる。今こそ私がサポートしないとどうする」という勝手な正義観が決断を後押しした。

試合当日。三鷹へ向かう中央線の車内。向かいに座っている乗客のスポーツ新聞に目がいく。見出しは『鹿島の奇跡』。前日、レッズは最下位の横浜FCに負け、優勝を逃がした。目の前で優勝を逃す場面を見せ付けられたらいったら私はどういうリアクションをしていたのだろう。狂ったようにのた打ち回り発狂していただろうか?クールに受け流した素振りをして、自宅に帰ってひっそり枕を濡らしただろうか?憂鬱な文字をぼんやり眺め、あれこれ想像する。私の打ちひしがれたこの思いを晴らすためにも是非ともFC琉球には勝ってもらわないと困る。レッズの敵を!押し付けがましく、かつ強引な願いをこめての観戦となった。

スタジアムにて

この日も琉球サポは遠路はるばる大勢駆けつけている。鳴り物の使えない武蔵野陸上競技場だがそんなことは関係が無い。応援ではホームチームを圧倒していた。話は少しそれるが横河のウルトラス?はなぜバックスタンドにいるのだろうか?バックスタンドにいたのは10人ほどで大勢観客がいるメインで応援したほうが一体感があり、凄みのある応援が出来ると思うのだが・・・。
琉球のスタメンは次の通り

         19蒲原  14石井(豪)

              7秦

    26鎌田          13杉山

           20栗田  33佐藤(拓也)

    15石井(雄)  23三好   4佐藤(真也)
            
                 1野田

開始1分キックオフ直後、いきなりの先制点が生まれる。右サイドからのクロスに走りこんできた秦が豪快に合わせゴールを叩き込む。その後は一進一退の攻防が続く。攻守の切り替えが早く、両チームパスが面白いようにつながる。カウンターの応酬のようなスリリングな展開。しかし前半20分、ロングボールの処理を石井が誤り、横河FW高橋にカットされ、キーパーと一対一。あっさりとゴールは決まった。
いつもの琉球ならズルズル悪い方向にいってしまうのだがこの日は違った。前線から積極的にプレスをかけ、相手のミスを誘発し相手ゴールに迫る。そして前半30分蒲原のドリブル突破をゴールエリア内で思わず相手が手をかけPK。それを佐藤拓也が落ち着いて決め、琉球が横河を突きはなした。最終戦で負ける訳にはいかない横河は何度も琉球ゴールに襲い掛かる。太田のループはポストに跳ね返され、原島のシュートはゴールを割る直前でクリアされた。そのままなんとか逃げ切り2-1で琉球が勝利を収めた。

私があげるMOMは秦。前線からの積極的なチェイジング、ボールをキープし攻撃に繋げる展開力、得点シーンに代表される2列目からの飛び出し。攻守において圧倒的な存在感を示していた。彼は琉球のロブソンポンテだ。来期もこのチームの中心として活躍してもらわないと困る。
一方でこのチームは1点目に代表されるようなつまらない失点シーンが多すぎる。相手には崩されるのではなく自滅するパターン。ロングボール・クロスの処理、軽率なバックパスも多い。この試合も不用意なプレーがきっかけでキーパーと一対一のシーンが3度ほどあった。こう考えると運も味方につけての勝利といえる。この辺はシーズン当初から全く進歩が無い。
敵討ちは達成できたが来期に向けて課題の残る結果となった。

琉球の未来とサポーター

先日、琉球は来期、監督解任と11人もの選手と契約しないと発表した。この試合の先発メンバーの中にも該当する選手が3人いる。サポーターの中には「クラブ立ち上げ当初からのメンバーを事実上解雇するのは許されない」と声を上げている方もいるようだが私の考えは少し違う。今のメンバーのままでは到底、Jリーグ入りの夢は達成できない。感情論だけで物事を進め、新陳代謝を怠るとそのチームは病気になってしまう。新しい血を入れ、戦える集団にすることは当然のことだと思う。

しかし、

フロントはここまできた功労者とも言える選手達に配慮、サポーターにきちんとした説明をする責任がある。
サポーターは選手一人一人がピースとなり、一つとなったチームを愛している。そのピースが11枚も抜けてしまったら違うパズルになってしまう。サポーターが不信感を抱くのも当然のことであろう。琉球はサポーターとの座談会なんたるものを開催していたがそれは何の意味があったのか?サポーターと良好な関係を保つためのパフォーマンスだったのか?意見を聞く素振りだけしてサポーターの感情は何も理解できていない。

この日の先発11人のうちレンタル移籍の蒲原を含めると4人も選手がいなくなる。来期は新しい監督の下、新しい琉球が躍進してくれることを祈る。

■JFL最終節 12月2日(日)13:00KICK OFF
横河武蔵野FC 1-2 FC琉球 (武蔵野陸上競技場/ 934人)
得点者:1'秦賢二(琉球)、20'高橋周大(横河)、30'佐藤拓也(琉球)


posted by つばさ |19:50 | FC琉球 | コメント(2) | トラックバック(0)
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