2007年05月23日
我が故郷、沖縄への思い ~FC琉球 対 流通経済大学~
愛するクラブと愛する場所 プロフィールにもあるが私は好きなサッカークラブに浦和レッズとJFLのFC琉球を挙げている。理由は簡単。前者は上京して初めて住んだ町が浦和だったから。後者は生まれ育った故郷が琉球、すなわち沖縄であるからだ。サッカークラブは企業主体の運営を行う日本のプロ野球とは違い、よりローカルで地域に根ざした身近な存在である。愛する町の愛するクラブがもたらす地元への忠誠心と連帯感の共有。それが他のスポーツにないサッカーの大きな魅力だと思う。 しかし、しかしである。 私は浦和レッズの試合は何度も見てきたが、人生のほとんどをすごしてきた沖縄のクラブ。FC琉球の試合をまだ見たことがなかったのである。なんせ東京で仕事している上に土日祝日が稼ぎ時の接客業のため、なかなかチャンスがなかったのだ(言い訳)。選手名もプレースタイルもあまり分からないが私の愛する故郷、沖縄からJリーグを目指すFC琉球のことはいつも気になっていた。 初観戦 5/2(水)、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場。今日は公式サイトから発信される試合経過速報を何度も確認する必要はない。そう、FC琉球を始めて観戦するのである。 スタンドにはクラブのTシャツやタオルマフラーを身につけた20人程の琉球サポーターが駆けつけていた。太鼓を叩き、応援歌を歌い、チャントをコールする熱い応援を見せている。都心から電車やバスを乗り継いでトータル1時間半かかる。ましてや琉球のホームは当然のことながら沖縄。はるばる遠路駆けつけてきたサポーターには頭が下がる思いである。JFL第9節、流通経済大学対FC琉球。海からの強い風の中、待ちに待った一戦が始まった。 立ち上がりは琉球ペース。素早いパス回し、7番秦のドリブル突破から崩し、相手ゴール前に迫る。しかし最後の最後のところで相手のDFに前を防がれシュートまで持っていけない。それどころか徐々にカウンターをくらいい始め、逆に防戦一方の展開となる。相手チームは高い位置から積極的なプレッシングを仕掛けていたこともあり、琉球のディフェンスラインは自陣へズルズルと下がってしまっていた。全体が間延びし、中盤の底には大きなスペースが生まれ、バイタルエリア付近で自由にプレーさせるシーン目立つ。そして前半13分、喉から手が出るほど欲しかった先制点を奪われてしまう。琉球ディフェンダーがブロックしたミドルのこぼれ球が相手選手に渡り、キーパーと一対一。ボールはあっさりとゴールネットに突き刺さった。 琉球は、中盤を省略しロングボールを前線に放り込み、劣勢を跳ね除けようとするが、海からの強い風の影響もあり、パスがつながらない。後半に入り、監督の指示もあったのだろう、ようやくロングボールを捨てショートパスを主体とした攻撃を仕掛け始める。「やれるなら前半のうちに修正しろよ」と思ったが、監督も変わり新加入の選手も多い。このチームは選手間でのコミュニケーションが足りないために、ゲームを立て直していく修正能力、要するに俯瞰的に状況を捕らえ、自ら打開していく力がまだ乏しいのだろう。 積極的にプレッシングしていた相手チームの疲れも見え出し、終盤は琉球がクロスバーに当たる不運なシュートを放つなど怒涛の攻めを繰り広げるが、時すでに遅し。そのまま流通経済大が逃げ切り、1-0でThe Endとなった。 FC琉球の未来 試合が終了し、選手がサポーターに挨拶をしにきている。負けてしまったにもかかわらず、選手に激励の声を送り、90分戦い抜いた選手を暖かく迎えていた。昨年、FC琉球はJFLでベストサポーター賞を受賞している。暖かく、そして熱いサポーターとともにホーム、沖縄ででいつか応援してみたいものである。 帰りの電車の中で今日の試合とはるばる遠くまで駆けつけたサポーター、FC琉球の未来について考えてみた。JFLからJ2、そしてJ1へ・・・。躍動する選手と歓喜に沸く弁柄色のスタンド。あれこれ妄想すると自然と顔が緩んでくる。山手線で一人、にやつく25歳。さぞかし近寄りたくない存在だっただろう。 周りからどう見られても構わない。私はFC琉球が愛しくてたまらないのだ。 ■JFL前期第9節 5月2日(水)13:00KICK OFF 流通経済大学 1-0 FC琉球 得点者:13' 武藤雄樹 ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観衆:211人
posted by s0112193 |12:00 |
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